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【場】『私立秋映学園』 三学期
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>>171
>「……どうでしょうか?
きれいに、みえますか?」
(中々難しい問いかけだ)
綺麗に見えるか。それは主観的要素が多様に散りばめられた回答の含む
文法であり、まぁ客観的な要素及び状況的な事を含めれば
僕が彼女に対して言うべきは『勿論! こんな綺麗なものは初めて見たなぁ』
と答えるのが無難なのだろう。
そう、後藤は思考をする。周囲に密集し始めた鶴達を見ながらだ
だが、これは総合的な一般評価であり、彼女自身が求める回答は個人としての
感想なのだろう。
そうなると多少意味合いも異なってくる。自分自身の感想
(自分自身の感想…か)
漠然と『綺麗だ』と長年の経験に照らし合わせた感情と思えるものは存在してる。
だが、それは本当に自分自身の『綺麗』と思える『感覚』なのか?
統計学的にまとめあげれば確率はいまの鶴を見たゆえの感情は『綺麗』と
反射的に思えるように化学物質が放射してるのだろう。
だが、本当にそれは自分自身の基底となる部分は『綺麗だと理解』してるのか…?
「… あぁー、うん。とても、ね」
思考に数秒を費やして、彼女『月宮』に対し微かに微笑を浮かべ後藤は告げる。
「こんなに綺麗なものを見るのは、生まれて初めてかもしれないな」
そう、付け加えて鶴の群体を見る。
「千羽鶴…紙で、この鶴達を作ったのかい?」
鶴達を見つめつつ月宮に後藤は質問するだろう。
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