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【供】『Force of “D”Evil』 〜Tres〜

542灰羽『アクエリアス』:2015/07/23(木) 01:48:51
>>540
「す、するどい!」


わりと血を吸うとか直球で言ってたけど、
灰羽的にはぼかしたつもりだったらしい。
バレてて焦った。

>>541
「あら〜、そうなんですか。
 じゃあまた、ですねェー。
 できれば味方探しておきますー」


というわけで少女も退室するのだった。


質問レスで一緒に質問していい感じですか?>吸血鬼について
それとも、後日なにかイベントがある?

543土川嵐『スロー・バーン』:2015/07/23(木) 02:02:00
>>542(灰羽)

「まあ…そこの女性は全然ボカす気なかったからなッ!」

彼女の話を訊きゃ簡単に予想が着くわい。

「君はそんな事しないと!信じてるぞッ!」



>>541(ココ)


  ニマァ…
      「了、解」


あの青年には本当に感謝だな…
『為すための力』も、『為すための機会』も与えてくれた!


 「ここまで期待されちゃあな…!」
 「…次ここに来るときには、良いお土産を持ってこなくては!」
    
   
     「良いゼリーと!」「良い『土産話』を、な!」


シュッ!

  「とぉう!」


   バァン!

内開きのドアをぶち破って、ムームーを翻して帰って行った…

544【The Outfit】:2015/07/23(木) 02:52:33
>>542(灰羽)

『ココ』:
「後日、そのコたちから連絡させるわ〜。
 ホントならアルくんがやるべきなんだろうけど」

「仲間が見つかったら教えてね。
 こっちの情報部員から接触するわ」

君はカフェから立ち去った――後日。
メールで、こういった連絡があった。

――――――――――――――――――――――――――――――

『吸血鬼』化に関する情報

1.生存のみを考える場合、『輸血用血液』でも代用可。
2.ただし、生存のみ。長期的に続けることは不可能。
3.吸血行為の意味は『生命エネルギー』を摂りこむことにある。
  よって、『生血』でなくては、『生命活動の停滞』を生む可能性大。
4.簡単に言えば、『昏睡状態』になり、『再起不能』となる。
5.『生血の吸血』によって再起することは可能。

PS:仲間が増えることは個人的に望ましいと考えます。
   気になることがあったら、こちらのメールアドレスに連絡を

――――――――――――――――――――――――――――――

差し出し人の名前は『RYU-KO』とあった。

>>543(土川)

『ココ』:
「はいはい……ちゃんとお仲間を探しなさいね。
 そこから先はアタシでもどうにでもならない領域なんだから」

君はカフェから立ち去った――後日。
ネット上で、こういった目撃例があった。


――――――――――――――――――――――――――――――
ムームー男あらわる!

半ケツで疾走! ストーリキングか!?
詳しくは以下のURLをクリック――

――――――――――――――――――――――――――――――

黄金町の都市伝説として、君は認知されたようだ。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――

灰羽 ⇒ 『潜む死神』に参加確定
土川 ⇒ 『炎の口づけ』に参加確定

共に、『仲間』を一人だけ連れてくることを許可。
単独での参加も可能。後日告知スレッドにてミッション内容を開示。

545ようこそ、名無しの世界へ…:2015/08/07(金) 02:07:16
『氏名』:鳶原 健作(とびわら・けんさく)
『年齢』:32
『性別』:男
『来室時刻』:11:46
『手土産』:銀細工の腕輪
『スタンドを求める理由』:
ストレスフリーに生きるため、かな。
誰だって幸せに暮らしたいでしょ? ストレスなんて感じたくない。
じゃあどうすればいいのかっていうと、ストレスの素をぶっ飛ばせる力があればいいと思うんだよね。
我慢するとか失敗するとか不安だとか、そういうこと全部ぶっ飛ばせるパワーが欲しいのサ。

546『財産目録』:2015/08/10(月) 22:08:07
>>545

『ピシ ン』

「残念だけどね〜……『この力』」


    『 バ ボ ァ ッ  』

      『 ドボ ボン
         ドボ ドン 』


「『厄災を呼び込むだけ』。
 覚悟もないなら――『門前払い』よね」

547ようこそ、名無しの世界へ…:2015/08/11(火) 20:00:19
『氏名』:綾瀬壮介
『年齢』:24
『性別』:男
『来室時刻』:09:44
『手土産』:缶コーヒー
『スタンドを求める理由』:『カタルシス』

548ようこそ、名無しの世界へ…:2015/08/11(火) 22:23:19
『名前』:行待 由(ゆきまち よし)
『年齢』:21
『性別』:男
『来室時刻』:22:19
『手土産』:出身地の銘菓『十銭饅頭』
『スタンドを求める理由』:人生の幅を広げるため

549ようこそ、名無しの世界へ…:2015/08/11(火) 22:41:54
>>548

550【The Outfit】:2015/08/11(火) 23:47:32
>>548-549(行待)

       『ガタ  ガタガタガタガタ』

君は――案内された個室の扉の前に立っている。

  その扉は揺れ続け、異様な音を発している。
  さながら裏から誰かが身体を打ちつけているようにも見える……が。


         『ガ オォォォォォ――z____ッ』

  異様な咆哮……と思しき唸りが轟いた。
  入っていいものか、君は逡巡するかもしれない。
  引き返すことも、今なら出来るだろう。

551547:2015/08/11(火) 23:57:38
>>547
可能であれば訪問時刻を>>548氏と同時刻にします。

552【The Outfit】:2015/08/12(水) 00:00:41
>>551(鳶原)
許可。
君も>>550の情景を目撃した。
その旨を前提にしたレスを。

553548:2015/08/12(水) 00:09:01
>>550
なんだってカフェの奥から獣の咆哮がするんだ!?
僕──行待は考える。
明らかに普通じゃない。
部屋に入った途端に『ガブリ』とやられるんじゃあないか? そんな気さえする。
だが、今までのありきたりな生き方を変えたいからこんな場所までやってきたのだ、ここで退いたら嘘だろう。

風呂敷に包んだ菓子折を抱え直し、扉を開ける。

554547:2015/08/12(水) 00:13:19
>>550
ゴクリ

生唾を飲みこむ。

「お、おいあんた…行くのか?」

手土産に持ってきた缶コーヒーを握ったまま、
『548』と共に扉を開け、中へと入る…。

555【The Outfit】:2015/08/12(水) 00:20:51
>>553(行待)

  『ガチャリ』

君は扉を押し開け――

        『 ゴッ  ゴゴゴッ 』

  『扉が重い』。強い圧力がかかっている。
  身体ごと寄りかかるようにして、やっと開く。


       『ブワ ッ
         バサササァァ――z____ッ』

  顔に細かな粒子が吹きかかる。
  眼に鋭い痛みが走り、眼が塞がってしまった。

>>554(綾瀬)
君は遅れて中に入ろうとし――

      『バッササァァアアア――――ッ』

  黄色い粒子が個室から飛び出してきた!
  細かな粒子が廊下に散り、煙幕のように周囲を覆う。

  君が直撃を受けずに済んだ……粒子の正体が解る。


         『ジャリ  サラサラ……』

  僅かに君の肌に付着したそれは……『砂』だ。

(※双方共にPC名『一般人』と名前欄に書いてほしい。)

556行待 由『一般人』:2015/08/12(水) 00:28:08
>>554>>555
「うん。どうせ普通じゃない世界を見てみたかったんだ」
その意味では、むしろ幸先はいいくらいだ。

背後の男に頷いて、扉を……「なんだこりゃ滅茶苦茶重いぞ……」

!!!

反射的に下を向いてしまう。きっと涙もボロボロ出てしまった事だろう。
なんてこった。それなりに用心していたつもりだが、これは流石に予想外だった。
手土産の箱を取り落さないようにしっかり抱え直して、背後に居るであろう男に声をかける。

「なあ君、悪いけど店の人に言って、水を貰ってきてくれないか!
何かが目に入り込んじまったようで、洗い流したいんだ!」

557綾瀬壮介『一般人』:2015/08/12(水) 00:35:24
>>555>>556
「げっ、なんだこれ…。
      ――『砂』!!」

カシュッ

砂が目に入らないようにしつつ
持っていた無糖の缶コーヒーのプルタブを起こし、
行侍に渡したい。

「わかった!代わりになるか微妙なところだが、
 ちょっとこれ使ってみてくれ!お店の人ー!
 砂が!部屋の中がサハラ砂漠なんだけど!水持ってきてくれ!」

558【The Outfit】:2015/08/12(水) 00:44:28
>>556(行待)
君は『綾瀬』に呼びかけ、その位置を保った。

   『 ブワアアアアアァ――z___ッ 』

  君は巨大な扇風機の前に晒されたように、風を受け続けている。
  ちくちくと肌に刺さる感触。先程から砂が身体に叩きつけられているせいだ。

  体勢を立て直したいのなら、扉の前からいったん引いたほうがいいかもしれない。


          『 ト ッ 』

ふいに君の手に何かが触れた。『綾瀬』の声だ。

  何かを手渡されたようだ。感触で判る。
  これは『飲料の入った缶』だ。

>>557(綾瀬)

君は『行待』に缶コーヒーを渡し、店員に向かって呼びかけた。

『店員』:
「は〜い〜」

        『カランコロンカローン』

下駄を鳴らしながら、店から和装のウェイトレスがやってくる。

  ただいま『SLAYGROUND』は夏季限定コスチュームフェアだ。
  大正のカフェをイメージして内装も変えている――といったことを思い出すだろう。多分。おそらく。



             『バサササン  バササァァア――ッ』

  砂嵐でも吹き荒れているのか、風がひっきりなしに飛んでくる。
  砂も一緒に、だ。扉の向こうの様子は未だにしっかりと伺えない……


              『ズ  ォ  ォ ・・・・・』

    いや……君は何かを見た。
    『吹き荒れる砂』が空中に留まり……『何かの輪郭』を描いている。
    まるで透明な像がそこにあるかのように。結ばれている像、それは。

                      『ズズズ ズ』

    『腕』だ。透明な腕が――扉の向こうから『行待』に向けて伸ばされているッ!

559綾瀬壮介『一般人』:2015/08/12(水) 00:58:42
>>558
「    ッ!!何か『腕』が迫ってるッ!
 ええッと!お代はあとで払うぜ!
 俺、チョコレートパフェな!!」

咄嗟にやってきたウェイトレスが持っている
お冷やらトレイをひったくり、

「伏せろ!」


行待に迫りくる腕めがけ投擲したい。

560行待 由『一般人』:2015/08/12(水) 01:07:39
>>558
「ありがとう!」
『背後の男』に礼を言い、缶を受け取る。
(しかもちゃんとプルタブを起こしてくれている。良い奴の上に気が利くんだから有り難い)

しかしこんな向かい風では顔を洗った端から元の木阿弥だ。
一旦数歩後ずさる。
こちらが力をかけて扉を押し開けていたということは、退けば勝手に閉まってくれるはずだ。

>綾瀬壮介
ん?伏せろ?
今『背後の男』は自分に伏せろと言ったのか?
だとすればきっと、何か自分の正面から襲い掛かるものが『居る』って事なんだろう。
(後ろから来るなら『男』が先にやられているだろうからな)
彼の指示に叛意を抱く理由はどこにも無い。
言われたとおりにその場に屈み込む。

561【The Outfit】:2015/08/12(水) 01:18:00
>>559(綾瀬)

『ウェイトレス』:
「あ、ちょっと、お客さ」

     『ブオンッ』

君はウェイトレスからお盆をひったくり、投げつけた!
無防備だった腕はそれをそのままに受け――

       『バシイッ』

  …………いや、『弾いた』。
  腕が力強く動き、お盆を床に叩き落とす。
  そこで『行待』が扉から離れ、吹き込む風が扉を圧す。


          『  ギイー ン バダムッ  』

  再び扉が閉ざされた。風も砂も、これ以上入り込まない。
  それ故に……『透明な腕』も見えない。周囲に居るのか……?

>>560(行待)
君は目が塞がったまま、扉から後退する。


          『  ギイー ン バダムッ  』

  扉が閉じた音がした。吹き込む砂の感触や風の感触もない。
  そして、その場に屈みこむと――

               『カランコロン』

『ウェイトレス』:
「お客様? 眼ェ痛むんです?
 ちょっとこちらへ、はいはい、顔向けて、はい」

              『グィィ――ッ』

                   『ゴシゴシ』

  『下駄の鳴る音』と共に君の顔が掴まれて横を向かされた。
  眼の周囲に濡れた何かが当たる感触がある。目元の砂を拭われているようだ。

562行待 由『一般人』:2015/08/12(水) 01:27:33
>>561
>ウェイトレス
「ちょっと目ぇ開けてられない位に痛いです……あ、自分で拭いますんで、ありがとうございます」
役得と思えばいいのかもしれないが、女の子にされるがままになる照れくささが勝ってしまった。
少し迷って手土産の箱を床に置き、拭ってくれている布地(おしぼりか何かだろうか…)を受け取って
自分で目元と目の中の砂をすっかり取り除いてしまいたい。

>綾瀬壮介
(こちらに伏せるように声をかけてから、何かを投げつけて来た……これは……)
考える、考える。少なくとも背後の男から悪意はうかがえないし、そもそもそうされる心当たりが無い。
「──聞きたい事が有る! もしかして俺は今、『何か』に危害を加えられかけていたのか?
そして……君がそれを防いでくれた、そう思って構わないか?」

563綾瀬壮介『一般人』:2015/08/12(水) 01:28:04
>>561
「おい!あんた(行待)、それにあんた(ウェイトレス)!
 今、『透明な腕』がッ!襲い掛かろうとしていたぞ!
 気狂じゃねえ、しっかりこの目で見た!気を付けろ!」

バッ

扉を中心に、周囲を警戒する。

564【The Outfit】:2015/08/12(水) 01:38:27
>>562(行待)

『ウェイトレス』:
「いえいえ、これぐらい手間でもなんでも」

      『ガシッ』

         『ゴシゴシゴシ』

  君は頭をヘッドロックされたようだ。
  そのまま無理やりに顔を拭われている――

  まるっきり出来の悪い犬か悪童に対する扱いだ。
  善意から出た行為かもしれないが、抗議するかは君の自由だ。

>>563(綾瀬)

『ウェイトレス』:
「透明な腕ェェ? ああ、……『悪霊』ですか?
 ん? お二人とも個室に来たお客様ですよね」

「この時間帯は『ココさま』は居りませんよ。
 今の時間帯は確か……えーと、弟さまかアルさまか」

「どっちゃにしろあれです。出直したほうがよいような」

ウェイトレスは客に対するとは思えないぞんざいな口調だ。

  しかし、『腕の存在』は理解しているようだ。
  『行待』の顔を濡れたお絞りでガシガシ拭っている。


「今居ないですよ〜、『悪霊』。
 私これでも一応見えるようにしてあるんで〜」

565綾瀬壮介『一般人』:2015/08/12(水) 01:47:11
>>564
「弟様、アル様?
 どっちゃにしろちょっと手荒すぎねーか。
 悪霊使える奴が、使えない奴相手に優位に立つってのはわかるが」

ウェイトレスを行待から放したい。

「お、おい兄さん大丈夫か・・・?
 俺ぁ『綾瀬壮介(アヤセソウスケ)』っていうんだが、
 このおねーちゃんの言う通りここは引き返すか?
 せっかく同じ時間に尋ねた『縁』だ。俺ぁ兄さんに合わせるが」

566行待 由『一般人』:2015/08/12(水) 01:50:06
>>564
「ギブ、ギブギブ」
精一杯の抵抗として弱弱しく床をタップする。
女性を無理に引きはがすのも……気が引ける……。

ところでそろそろ視界は戻ってくるのであろうか。

>綾瀬壮介、ウェイトレス
位置関係的に両者の会話も聞こえたはずなので、やり取りに割って入る。
「『透明な腕』……えー、『悪霊』?
なんにしても『例の女性』に会えないのなら出直すしか無い……かな?
少なくとも、『歓迎』はされていない事であるし」

567【The Outfit】:2015/08/12(水) 02:13:22
>>565(綾瀬)

『ウェイトレス』:
「いや、襲うようなことは……

 あー、そうかそうか。
 今、多分そのお二人は居りませんね」

「『涅槃』さまと『地母神』さまがいらっしゃる……はず。
 あの二人も『悪霊』の『斡旋』や『覚醒』はしてくれるはずですが〜」

『ウェイトレス』は『行待』を放した。

>>566(行待)

『ウェイトレス』:
「いえいえ、『超歓迎』してますよ。
 『憑く相手』を探して回ってるんだと思いますけどー」

「だから中に連れ込もうとしたというかァー」

君は『ウェイトレス』から解放された。

>>ALL

『ウェイトレス』:
「えッとォー、何から説明しましょうかね。
 とりあえず、今この中は『悪魔の手のひら』ていうところになってます。
 ついでに、『鳴り損ない』の『悪霊』が沢山彷徨ってる『墓場』でもあります」

「『悪魔の手のひら』は乗り越えられた人に『呪いの力』をくれます。
 これは『悪霊』が憑くのと同じことでェー……うーんうーんうーん」

「で、でぇ、『鳴り損ないの悪霊』と相性がよければァ、『悪霊憑き』にもなれてぇ」

『ウェイトレス』は説明しようとしているが……当人も理解が完全ではないようだ。
何かから引き写したような言葉で、言っている事柄をよく理解していない。


「あ、そうだそうだ。コレあげますコレ。『悪霊見えるようになる眼鏡』」

                   『ゴソゴソ』

『ウェイトレス』はエプロンポケットから何かを取り出そうとしている。

568綾瀬壮介『一般人』:2015/08/12(水) 02:38:10
>>567
「要するにだ。
 ジャンプの修行シーンのテコ入れよろしく、
 『悪霊』を手に入れるにはこの中に入って、ああと『試練』を受けねーといけないわけだな。
 大体わかった。あん?そんな便利なもの貸してくれるのか?」

ウェイトレスから何かを受け取る。

「さっきの砂…もしかして砂漠か何かか?
 だったら、おねーちゃんちょっと借りていいか?」

店内を見渡し、テーブルクロスなどの長めの『布』などがあれば
(ウェイトレスの許可を取ってから)『2人分』拝借し、
1つは自分の体に衣服のように巻き付けたい。

569行待 由『一般人』:2015/08/12(水) 22:53:32
>>567
「試練、試練かぁ……
そういう事なら、中へ向かおうと思います」
ウェイトレスから『何か(メガネ?)』を受け取る。

>綾瀬
「おっ『アラビアのロレンス』」

「しかしその、行きがかり上、色々と助けてもらっちゃって、なんだかすみません。
どうもありがとう」

570【The Outfit】:2015/08/12(水) 23:11:32
>>568-569(ALL)
君たちは揃ってウェイトレスから件の『眼鏡』を受け取った。

  『眼鏡』のデザインはいわゆる『ロイド眼鏡』。
  丸いレンズフレームとつるを繋ぐ箇所に『HM』のロゴが刻まれている。


『ウェイトレス』:
「それ私使ってないんでェー。
 重いから、コンタクトにしてもらってるんです」

「紫外線カットレンズなんで、眼にも優しいらしいですよ〜」

君たちのうち、『綾瀬』は更に手近に放置してあったテーブルクロスを身体に巻いた。
これで砂漠に赴く支度は出来た――と思ったところで。

            『ガシャン ガシャン』
                           『ガシャッ』

「はい、これ水入りの水筒に双眼鏡。
 手回し式のラジオに通信機に寂しいときのクマちゃん人形」

『ウェイトレス』が大量にお土産をくれた……!


「たまに遭難するスタッフ出るんでェー、救護用に持たされるんですー」

571行待 由『一般人』:2015/08/12(水) 23:18:23
>>570
「ありがとうございます」
本当に『砂漠仕様』なんだなあ、等と考えつつ眼鏡を身に着ける。

「──ええと、本当に至れり尽くせりで、ありがとうございます」
あまりの用意周到ぶりに少々ひるみつつ、しばしクマちゃんと見つめ合う21歳男性。

>綾瀬
「……そのテーブルクロス、余った方を貰えるかな」
受け取れたなら、先ほど手渡された『お土産』を風呂敷包みの要領で収納して
肩から下げるようにしておこう。

572綾瀬壮介『一般人』:2015/08/12(水) 23:22:43
>>569(行待)
「いや、俺も『悪霊』が欲しかったしな…。
 例なら生きて『霊』を手に入れた後に言ってくれ。

 これ兄さんも羽織っておきな。
 鳥取砂丘くらいしか行った事ないが砂漠の人達って、
 布きれ纏ってるし、なんかそれっぽくなるよ」

行待にテーブルクロスと、
ウエイトレスに渡された土産のうち『水筒』と『双眼鏡』を渡す。

「扉開けてくれな」

>>570
「これダッセ…
 いやいやいや。せっかく貸してくれるんだから、
 そんなこと言っちゃイケねーよな!うん!
 
 悪霊を得られなきゃ死ぬって聞いていたんだが…まあいいか!」

眼鏡をかけて、ウエイトレスから土産を受け取る。
土産は二人分あるのだろうか?

573【The Outfit】:2015/08/12(水) 23:39:35
>>571(行待)
クマちゃんは……何も言わなかった。
ただ、困ったような顔で君を見上げている……

『ウェイトレス』:
「抱きしめると『アイヘイチュー』って鳴きますよ?」

>>572(綾瀬)

『ウェイトレス』:
「だから、私たちが巻き込まれ時は扉の近くから離れないようにするんです。
 風で身体持ってかれそうになったら伏せて、その場を凌ぐんです。
 その間に仲間が助けに来てくれるのを待つ感じで。

 お客様方の場合は――その奥へ進まないといけませんけど。
 中に『涅槃』さまと『地母神』さまがいらっしゃるので、そこまで」

「辿り着けたのなら、多分『悪霊憑き』になれるんじゃないですかねー?」


>>ALL


            『オオオ  オォォオ――ッ』

不意に、扉の向こうから雄叫びが轟いた。
しかし、それと同時に……先程から揺れていた扉。

            『 ガ タ タ ・・・・・ 』

  揺れているのが、止まった。風が止んだのだろうか。 

『ウェイトレス』:
「お、『悪霊』が離れましたかね。さあ、今がチャンスです早く早く」

574綾瀬壮介『一般人』:2015/08/12(水) 23:52:45
>>573>>571
「兄さん、行くぜ!」

行待が扉を開けたのならば、
それに続き『悪魔の手のひら』に進入する。
(行待が開けないのならば自分で開ける)

575行待 由『一般人』:2015/08/12(水) 23:53:28
>>573
なんてこった、はなから嫌われている……!
若干ションボリしつつ荷物の中にクマちゃんもしまい込む。

「田舎町のカフェから砂漠探検へ向かうことになるとはね……。
ともかく、やれるだけやってみます」

扉を開け、内部(外部か?)へと踏み出す。

>綾瀬
「確かに、貴方の言う通りだ。
即製ではあるけど、ともかくよろしく」
扉に手をかける前に声をかける。

テーブルクロスは勧めに応じて、なんか『それっぽく』なるように羽織っておこう。
こうなってくるとターバンも欲しくなってくるな……。

576【The Outfit】:2015/08/13(木) 00:05:41
>>574-575(ALL)
君たちは砂漠で遭難セットを一式を携えて、扉の中に踏み入る。

  『行待』が先行し、砂漠へと一歩進んだ。

          『ザク  ザク ゥ』

              『  ズ ズ  』

  一歩踏み出した足が『沈む』。周囲一面が砂に覆われている。
  確かにこの部屋の中は――『砂漠』。生命感のない『死の土地』だ。

        『ォ  ォ  オォォ  ォォ  ォ ォ』


  周囲には植物の類はなく、遠目に巨大な岩塊や岩山がある程度。
  そして、比較物がないので距離が解りづらいが――『建物』が見える。


       『 オ  ォォ  オォォ   ォォオ  ォォ 』

  砂漠のど真ん中に――ゴシック様式の一軒家が建っている。
  如何にも違和感のある『モノ』だが、あれを目指すべきだろうか。

577綾瀬壮介『一般人』:2015/08/13(木) 00:14:07
>>576>>575(【The Outfit】・行待)

「ああ、一緒に頑張ろう」


       『 オ  ォォ  オォォ   ォォオ  ォォ 』

扉を潜ったら案の定、『砂漠』。
そしてその先にある『一軒家』。
とりあえず、一軒家を目指し歩く。

「あの中にその『なんとか様』と『なんとか様』がいるのかもな…。
 『蜃気楼』というオチは勘弁願いたいが」

578行待 由『一般人』:2015/08/13(木) 00:17:41
>>576
荒涼とした光景にしばし呆ける。
テーブルクロスの前をかき合わせて周囲を見回し、『一軒家』に目を留めた。

確か、『涅槃さま』か『地母神さま』に会え……とあのウェイトレスは言っていた。
立地の不自然さは有るにせよ、女性が住まうには岩穴よりふさわしく思える。

「あの建物をとりあえず目指してみようと思うが……どうする?」
綾瀬へ提案し、同意を取れるようならまっすぐ建物へ向かう。

579【The Outfit】:2015/08/13(木) 00:28:10
>>577(ALL)
君たち二人は『一軒家』を目指して移動を始めた。

     『 ザクッ  ザクザクッ 』

  思った以上に砂に足を取られる。
  歩きなれなければ、走ることも容易ではなさそうだ。

  屋敷までは障害物や遮るモノはない。
  距離は――よく判らない。地平線の向こう……という距離ではないが。


  強すぎる陽射しに照らされた地面が、蜃気楼で揺らいでいる。
  時折、地面に光るものがあるが、あれはきっと逃げ水の類だろう。


             『ヒュォォ――ッ』

一陣の風が砂漠を渡り、君たちの纏うクロスを揺さぶった……

               『 ォ  オォォ――ッ』

  風が身体を強く揺さぶってくる……
  強く強く、殊更に君たちへと吹き付けてくるように……

     
       『  ゴ
                   ゴゴ  』

580行待 由『一般人』:2015/08/13(木) 00:38:14
※遭難セットは1セットずつ行待と綾瀬が持っているということだろうか

>>579
「やれやれ……結構かかりそうだ」
ぼやきながら水筒を取り出して水を一口あおる。

「さっきの『悪霊』が、またおいでなすったようだな!」
足を止め、周囲を警戒する。

581綾瀬壮介『一般人』:2015/08/13(木) 00:41:31
>>579

      『  ゴ
                   ゴゴ  』

「この『風』、来るッ!」

しっかり大地を踏みしめ、
襲い掛かってくるであろう『悪霊』に備える。

582【The Outfit】:2015/08/13(木) 01:19:55
>>580(行待・回答)
その理解でよい。一セットずつある。

>>580-581(ALL)

  『 ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ――z_____ッ 』

君たちに向けて……風が強く吹き込んでくる。
周囲の砂も巻き上げられて、空中へと散った。

     『ザザ  パラ
              パラ  パララ・・・・・』


  砂の粒子が身体に当たるが、クロスのおかげで支障はない。
  眼鏡もあるので、眼の中に砂が入ることもないだろう。


        『  ザ   ザザザ  ザウゥゥゥゥ――――ッ  』

空気の唸る音が、『君たちの背後』から聞こえてくる。

  轟々と吹き荒れる風が、君たちを背後へと……


            『ズザ  ザザ ザァ』

  引きずり込まんとしている! このままでは危険だ!
  まだ確認出来ていないが、何かが起きている!

583行待 由『一般人』:2015/08/13(木) 21:52:36
>>582
慌てて水筒を取り落さないように抱え込み直す。

「何か……風か!? 『引き込まれている』ッ!
おいっ! そっちは大丈夫か!!?」
、同行者へ声をかけ、引き込まれている方向へ振り向く。

584綾瀬壮介『一般人』:2015/08/13(木) 22:08:34
>>582
「この『風』ッ!
 あのウェイトレス!何が今は安全だ!
 俺は平気だ!兄さんは!?  くっ!」

思わず背後を振り向く。

585【The Outfit】:2015/08/14(金) 23:35:28
>>583-584(行待、綾瀬)
君たちは揃って振り返った。

     『グラ グラ ァ 〜 ッ』

     『 ズサ  サッ 』

  振り返って体を動かすほどことが大儀なほどの『吸引力』。
  たったそれだけのことで、足場の悪さもあって、転びそうになる。

  そして君たちが観たのは――


     『 ゴ  ゴゴゴゴォォォ――z____ッ 』


  『渦巻』――いや、『つむじ風』という形容が適切だろうか。
  轟々と空気が渦を巻いて……いや。違う。希薄なのか、おぼろげにしか見えないが……
  渦を巻いて動いているのは、半透明の像だ。形を持つエネルギーが動いているかの如く。


       『 ゴ        ゴゴ
             ゴゴゴ    ゴゴゴゴ  ゴゴゴ  』

    …………機械の腕、魚の頭、鳥の尾、植物めいた質感の頭部……
    無数の鱗を備えた翼、刀剣の如く鋭い脚、節足動物の爪、多足動物の触腕が無数。
    ロボットの如き部分もあれば、生物めいた部分もある。『百鬼夜行』、『魑魅魍魎』。
    しかし、どれ一つとして『欠けていないモノ』、『完全な姿』のモノが存在しない。


               『ルロオオオオオオオオオォォオォオン』

    『悪霊の破片』が群れを成して動くことで渦を発生させて……君たちを引き込まんとしている!
    彼我の距離は5メートルほど! 君たちに近づこうとしているようだ!

586行待 由『一般人』:2015/08/14(金) 23:43:47
>>585
「なんてこった……うっかり巻き込まれたらひき肉にされそうだ!」

身体に巻きつけていたテーブルクロスを外し、
大きく広がる形で 『悪霊の破片』の渦めがけて投げつける。
視界をふさぎ、あわよくば吸引力を弱める狙いだ。
その隙に体制を立て直しておく。

587綾瀬壮介『一般人』:2015/08/14(金) 23:47:47
>>585
「ファック!
 なんだよこの化けもん!
 俺が小6の時に黒歴史ノートに描いてた
 『僕の考えたモンスター』にそっくりだぜくそ!」

行待と同じく巻き付けていたテーブルクロスを
悪霊めがけ投げつける。

588【The Outfit】:2015/08/15(土) 00:05:40
>>586-587(ALL)
君たちは揃って、かぶっていたテーブルクロスを放り投げる!


       『 『 バッ バオォーz_ッ 』 』

  渦巻く『悪霊群』に引き寄せられて、クロスが取り込まれた!
  予想していた通りに引き千切る……ということはなかった。


            『グオルルルルルルウウ――ッ』

               『バサ バサバサ』

  渦に巻き込まれて、中ではためいている。
  個々の悪霊の欠片が蠢いて、突いて回っているようだ。
  それ故に周囲を引き込む吸引力は衰えた……が。


             『ブヂ  ブヂブヂ』

  少しずつ、『毟られて』ボロボロになっていく。
  餌としては働いたが、どれほど気が惹けるか……
  君たちとの彼我の距離は変わっていない。『行待』は体勢を立て直した。

589綾瀬壮介『一般人』:2015/08/15(土) 00:12:36
>>588
「ヤバイッ!
 俺たちアレに対抗できる手段が一切ねえッ!
 兄さん、ここは布きれに夢中になっている間に、
 『家』までダッシュってのはどうだ?」

体勢を整え、『家』めがけ駆ける。

590行待 由『一般人』:2015/08/15(土) 00:13:15
>綾瀬
「なあ、少し気になる事が有るんだ」
傍らにいるであろう同行者へ話しかける。

「あのウェイトレスさんは
"『鳴り損ないの悪霊』と相性がよければ『悪霊憑き』になれる"
と言っていたが……実際どうしたら相性が図れるんだろうか。貴方はどう思う?」
あのシーツの様に自分も毟られる所だったのかと思えば冷や汗ものだ。

591行待 由『一般人』:2015/08/15(土) 00:14:10
>>588
「っと、確かに考えるのは後の方が良いか!」
慌てて綾瀬に続いて駆けだす。

592綾瀬壮介『一般人』:2015/08/15(土) 00:16:00
>>590
「あ、ああ…
 確かにそうだよな。
 まさか『相性テスト』なんてするわけじゃねーし、
 なんか、こう『スピリチュアル』な感じかもな…。
 とりあえず!」

とりあえず行待の手を掴んで家めがけ駆けて、
いったん悪霊との距離を取りたい。

593【The Outfit】:2015/08/15(土) 00:22:49
>>589(綾瀬)
君は『家』に向けてのダッシュを始めた。

         『 ダダダダダッ 』

              『ザグッ ザグザグッ』


  砂を蹴散らし走る! 足を取られるが、走れないことはない。
  とはいえ、慣れない足場に、足の負担も大きい。

  『行待』が何かを話しかけていたようだ。何とか聞き取ることは出来た。

>>590-591(行待)
君は『悪霊群』を観、思案した。

  『悪霊群』は寄せ集まったまま、クロスを弄び続けている。
  まるで大口の魚かガマが、手当たり次第に口に入れる様にも似ている。
  『余裕』や『知性』といったモノがなく……如何にも『醜悪』だ。

  あれを手にする価値は……本当にあるのだろうか?
  どれもこれも『部分だけしかない』。如何にも『悪霊』と言えるが……


             『ザッ  ザムザム ザザッ』

  そして君も走り始めた。『悪霊群』から距離を取る――


二人揃って、『悪霊群』との彼我の距離は――『8メートル』まで開いた。
『ゴシック調の家』との距離は、蜃気楼に霞んで解りづらいが……


              『ザク  ザク  ザクザクッ』

  『100メートル』ということはない。『数十メートル内』だろう。
  とにかく今は、走って移動していくしかない。あそこに到達せねば――

594行待 由『一般人』:2015/08/15(土) 00:25:43
>>593
とにかく、まずは館に着くのが先決だ。
水筒を握りしめ、ひたすらに走る。

595綾瀬壮介『一般人』:2015/08/15(土) 00:30:57
>>593
「うおおおおおお!!」

全力疾走は勿論続けるが脳裏にある疑問がよぎる。
てっきり『布』はズタズタに引き裂かれるものかと思ったが…
『悪霊群』は知育玩具を買い与えられた幼児のように、
投げ込まれた『クロス』を弄んでいる…これは何だ。

走りながら、背後を振り向いてみる。

596【The Outfit】:2015/08/15(土) 00:46:21
>>594(行待)
君は一目散に走る。走る、走る、走る――――

      『 ザンッ  ザザザッ
          ザザッ  ザムザムザムッ 』

  動き続けることをやめない。
  『悪霊群』との距離は大きく開き、十数メートルになる。

         『ゴ  ゴゥゥゥ――ッ』

――――渦巻く音が大きく響いた。
どうやら『悪霊群』も動き始めたようだ。

>>595(綾瀬)
君も全力疾走を止めない! が――

         『チラッ』

  振り返って確認する。しばらく見ていると……


         『ブヂ  ブヂブヂッ』

  『悪霊群』の動きの意味が判った。
  簡単に言えば動きの統率がとれていないようだ。
  放り込まれたクロスを確認しようとして群れの一部分がそれぞれ触れようとしている。
  確認した『悪霊』は再び渦を起こそうとしているが、確認してない個体がそれを邪魔する。


              『ブヂブヂブヂッ』

  だが、『悪霊の欠片』も互いにひったくるのをやめて、再び動きが一つになる。
  クロスはその場に放り捨て、渦を巻いて動き始めた――


         『ヒュドロロロロロロロロロルルルゥゥ――ッ』

  さながらエンジンが始動する唸り。君たちの気配を求めて、動き始めている!

597【The Outfit】:2015/08/15(土) 00:47:09


             「…………ぬうん」

「どしたのコッホ。
 双眼鏡でなんか見える?」



             「客が来た……が。死にそうだな」

「マージーでー?
 まあ、仕方ないんじゃない?」



             「アレに捕まれば、な。少なくとも『一人』は……」

「すぐには死なないでしょ。
 どっちにしろ、『もう一人』はこっち来れるかも?」



             「運だのう、それは。
              まあ、これも『試練』と思って――」


「『堪えてくれ』……って感じィ?」

598行待 由『一般人』:2015/08/15(土) 00:54:06
>>596
「思ったほどは保たなかったか!」
尚も走りながら手にしていた水筒を背後へ向けて放り投げる。

館が近付いている様子は有るだろうか。
目算でどの程度の距離なのか確認する。

599綾瀬壮介『一般人』:2015/08/15(土) 00:55:05
>>596
「ああ畜生ッ!
 兄さん大丈夫かっ!?
 
 布きれ遊びは飽きたってか畜生!
 じゃあ次はこいつでいつまでも遊んでろ!!」

手巻き式ラジオを『悪霊群』に投げつけ、
行待と共にダッシュ!

600【The Outfit】:2015/08/15(土) 01:07:09
>>598-599(行待、綾瀬)
君たちは走りながら、それぞれ水筒と、ラジオを背後に放った。

       『ブンッ!』  『ブオオッ!』


              『 『 ガシュッ ガシュッ 』 』

  『悪霊群』が受け止め、それを先ほどのように触れて回る。
  これで群れが動く若干スピードは落ちたが……

                  『ズズ  ズズズズ』


  『動き続けている』。そのスピードは『早歩き』程度(スピード:C相当)。
  しかし、どれほどの時間稼ぎになるのかは判らない。

その間も走り続ける君たち。『悪霊群』との距離は20メートルまで広がる。
『屋敷』までの距離は『蜃気楼』も晴れてきて、明瞭に判るようになった。

『50メートル』。これを走り切れるのなら、きっと到達できる……!

601行待 由『一般人』:2015/08/15(土) 01:14:42
>>600
「──だったらコイツならどうだ!」
荷物から『クマちゃん』を取り出し、ハンカチか何かを持ち歩いているならそれで、
無ければシャツでも上着でも脱いで、縫いぐるみの胴体部分をきつく縛る。

>『ウェイトレス』:「抱きしめると『アイヘイチュー』って鳴きますよ?」
という言からして、これで音声が鳴るようになるはずである。

そして『クマちゃん』を、自身の真横(綾瀬が居るのとは反対側だ)へ放り投げる。
音に反応してそちらへ釣られてくれればもうけものだ。

602綾瀬壮介『一般人』:2015/08/15(土) 01:17:55
>>600
「ああっ!投げるもの投げるものッ!
 もうひとっ走り・・・!」

ポケットの小銭でもなんでもいい。
とにかく悪霊の気を引くものを探しながら走る。

603【The Outfit】:2015/08/15(土) 01:29:32
>>601(行待)
君はウェイトレスの言葉を思い出し、クマちゃん人形をハンカチで縛り上げる。

        《ァァアイ ヘエエエエイチュウウウウウ》


  長押しされて声が間延びしているが――とにかく君の図に当たった。
  それをそのまま真横へと放り投げる! 『悪霊群』の反応――は。


       《ウァアアアアイヘイチュウウウウウウウウ》

                     『!?』

             『ギュルギュルギュル 
                ルルルルルラァア――ッ』


  予想通りだ! 移動速度は上がっているが君たちより人形を優先している!
  高速で移動(スピード:B相当)して、人形へと向かっている! 軌道が大きくずれた!

>>602(綾瀬)
君はポケットを探るが、目立った何かはない――が。

          『ボスッ!』


       《ウァアアアアイヘイチュウウウウウウウウ》

                     『!?』

             『ギュルギュルギュル 
                ルルルルルラァア――ッ』

  『行待』が機転を利かして、人形を投げて気を惹いてくれたようだ!

>>ALL
その間にも君たちは走り続ける――全力疾走をやめない。
さすがに足に疲労がたまり、息も切れてきたが――。


     『ザッ  ザッザザ ザッザッ』

  『35メートル』ほどまで、家への距離が縮まった。
  『悪霊群』との距離は『20メートル』程度から変わらぬままだ。


        『ギュルルルルルッ』

                 《ウァイヘッ ヘッ  ヘッ ヘッヘッヘッ》

  『悪霊群』に取り込まれた『クマちゃん人形』が弄ばれ始めた。
  声を発するのが関心を惹くのか、手あたり次第に捕まれて弄られている。

604綾瀬壮介『一般人』:2015/08/15(土) 01:37:58
>>603
「でかしたッ!
 うおぉぉっ!!」

(後投げれるものと言うと
この水筒と眼鏡くらいか…あのウェイトレス、
この眼鏡がないと『悪霊』は見えないと言っていたが、
よくよく考えたら、俺うっすら『腕』見えていたよな…)

走りながら、何気なしに眼鏡を額にずらし、
悪霊の姿を捉えられるか確認してみる。

605行待 由『一般人』:2015/08/15(土) 01:43:21
>>603
「よしッ!
済まないがもうこれ以上のアイデアは在庫切れだ──走ろう!」

『クマちゃん』を信じて館へ向けて全力でひた走る。

606【The Outfit】:2015/08/15(土) 02:00:10
>>604(綾瀬)
君は走りながら、眼鏡をずらして『悪霊群』を見た。

    『 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  』


  ――――『見えない』。正確には輪郭がおぼろげに判る程度だ。
  それは砂が『悪霊』に引っ掛かり、空中に留まる故だ。
  その為、透明なそれが砂に汚れたように、宙に浮いて見えるだけだ……

  眼鏡を掛ければ明瞭に見える。『悪霊を見る眼』があるワケではない。

>>605(行待)
君は脇目も振らず走り続ける。

           『ギュルルルルルルルル』

  『クマちゃん人形』は気に入られたようだ。
  手あたり次第に掴まれて、毟ろう、引っ手繰ろうと、文字通りの引く手数多。
  移動スピードは目に見えて落ちている。彼我の距離『20メートル』は維持されたままだ。


>>ALL
『家』までの距離がだいぶ縮まった――『20メートル』!

  家は森閑としており、静かだが、二階の窓に何か見える。
  君たちの目に映ったのは――


                    『 ゴ   ゴゴゴ 』

    『双眼鏡を構えた少年』と『ポニーテールの少女』。
    年の頃は共に14、5を出ない程度だろう。
    窓を開けて、ほとんど関心のない様子で君たちを見ている。


『少年』:
「………………ぬうん。意外や意外」

『少女』:
「意外に行けるみたいだね。
 でも、大丈夫かなァ? まだ持つかな……?」



                           『(ブヂッ  ブヂブヂブヂッ)』

607行待 由『一般人』:2015/08/15(土) 02:04:45
>>606
人が居る……という事はあの『館』へ向かう道でビンゴという事だ。

>綾瀬
「『クマ』をもう一匹! 貴方の荷物にも入っていたはずだ!」
同行者へとそう呼びかけ、背後の様子をチラリと伺う。

608綾瀬壮介『一般人』:2015/08/15(土) 02:05:33
>>606
「チッ」

眼鏡をかけなおし、
窓から見下す少女と目を合わせる。

「なぁ!まさか家の鍵が開いてないってオチはねーよな!
 俺ら必死こいて逃げてるのにそんな寒いオチは待って

                   何?」

何か、音がした。
音の方へと目を向ける。

609綾瀬壮介『一般人』:2015/08/15(土) 02:10:53
>>607
「了解だ!何か変な音がした!気を付けろ!」

610【The Outfit】:2015/08/15(土) 02:18:37
>>607-608(ALL)
『少女』:
「言っておくけどー、あれ、『全速力』じゃないぜー」
                . . . . . .. ..
「本気だしてないから、『気が逸れてないなら』」


          『ビュルルルルルォォォォ――z__ッ』

              . .
             「すぐに追いつくぜー」


君たちが聴きつけた『異音』の正体は――


          『ヒラ  ヒラヒラ』

  無数に千切れて散った、『ハンカチ』。
  手当たり次第に引かれて、ハンカチが破れてしまった。
  固定が解けてしまっている――故に。


                《………………》

  クマちゃんの声が途絶えたッ!
  『悪霊群』が一気に接近してくるッ! その速度は凄まじい。


            《ギュルルルルルルルルルルルアアアアアア――z__ッ》


  周囲の砂を巻き込んで、瞬く間に接近してくる!(スピード:A相当)
  全速力だ。距離は一気に縮まり、『10メートル』まで接近してきた!

家までの距離は――『15メートル』。『少年』がニヤリと笑う。


『少年』:
「辿り着けるか? 待ってはやるが……
 それが出来ないなら、相当に『痛い目』を見るぞ?」

                    『 ド  ドドドド 』


「鍵は開けておいてや……

 …………開いてたっけ、メイヤ。
 ほら、さっき出たの最後はオマエで……」

『少女』:
「………………あ、ヤバ」

                       《ススス》

『メイヤ』と呼ばれた『少女』が窓際から離れた……


『少年』:
「い、急げ早くッ! 急ぐんだ!」

「そっちはほどほどに急げ! こう鍵開いたタイミングに間に合うように!」

『少年』は都合のいいこと言ってきやがった!

611行待 由『一般人』:2015/08/15(土) 02:32:04
>>610
「ちょっと待て!
こっちは命がかかってる──も、同然なんだぞッ!」

手回し式ラジオをONにする!
音声やノイズが流れるようなら真後ろ……『群れ』の頭上を越して放物線を描く軌道で放り投げる!

612綾瀬壮介『一般人』:2015/08/15(土) 12:16:51
>>610
「ふざけろッ!!
 大物ぶるなら最後まで大物ぶれよッ!
 散々「走れ」と煽っておいて「鍵閉めてました」だと!
 ああ畜生!もう弾がねえ!頼むぞクマ!」

熊のぬいぐるみを鳴かせてから、
行待のラジオとは別の軌道。真正面に投げる。
注意が散乱して、動きを止めてくれればいいが・・・

613【The Outfit】:2015/08/15(土) 22:34:21
>>611(行待)

『少年』:
「……そッ、そもそも時間外に来る貴様らが悪いッ!
 個室の前の看板も読めぬのか――ッ!」

『少年』は逆ギレして返してきた!
君はラジオをONにし、『悪霊群』を超えて投げようとしたが――

         『  ガ ピ  ガ ガガ ガ ・・・・・  』


  音がすぐ途絶えた――『バッテリー』が充電されていないのだ。
  『手回し式ラジオ』はどこでも使えるように、充電器のダイナモが内蔵されている。
  逆に言えば、常に『充電された状態』を維持する必要がないのだ……!

>>612(綾瀬)

『少年』:
「大物ぶるって、組織の『大物』なんだよ私はッ!
 まだ『大幹部見習い』ってだけだ! 私のミスじゃないしッ」

君はクマちゃんを強く握りしめてから、投げたッ!


         『ブンッ』
                     《アイヘイチュー……》

  だが、『鳴くのは一度だけ』。
  押しっぱなしにして、固定しなければ『鳴き続けない』。


>>ALL

           『ビュオォアアアアアアア――z____ッ』


最初と同じく、足元の砂が浚われて、『悪霊群』の元へと巻き込まれていく。
風速は最大。速度も最大――君たちまで、あと2メートルもない位置まで到達する。

『少年』:
「――――――――これが『試練』ならば……」

                『  ド  』

                      『  ドド
                        ド   ドドド  』


「『失った者が最後に全てを得る』。

 貴様らのどちらでもいい……『飛べ』ッ!
 ソイツに飛び込めッ! その間にもう一人に私たちが――」


                   『バダンッ!』


『家』の扉が大きく開かれた――


『メイヤ』:
「『目覚めさせてやる』。上手いこと『スタンド使い』になれたら――
 そんな『成り損ないの群れ』、敵にもならないんだから」



              『  ド   ドドドドドドド  』


【選択肢】
1.君たちのいずれかが『悪霊群の渦』に飛び込む。
  そうすれば、残った一人が『スタンド』を獲得できる。

2.飛び込んだ一人はダメージを負う可能性があるが――『可能性』はある。

3.二人で相談して決めてもよいし、自分から率先して飛び込んでもよい。
  逆に逃げ出すことも可能。選択肢が被った場合、レスが早い方が優先される。

4.第三の選択肢を提示出来るなら、提示したPCに若干の特典を用意する。

614綾瀬壮介『一般人』:2015/08/15(土) 22:54:10
>>613
「ああ、なんだそりゃあ!
 一か八かを取るか、安全を取るかっ!
 デスゲームじゃねえんだから、んな簡単に選べるかっつーの」

背後に向き直り、『悪霊群』を見据える。

「なんつー理不尽な選択・・・!
 兄さん先に『部屋』に入ってろ!
 此処は俺が人柱になってやるッ!
 
 なんつーか『天の声』っていうか、
 兄さんは此処で死ぬのはマズイって、俺の中の第六感が、
 いや別に電波を受信したわけじゃねーんだが・・・、
 ああ!うまく説明できねえ!それじゃあ上手くいったらまた後でな!」

意を決し、『悪霊群』の中へと飛び込む。

615行待 由『一般人』:2015/08/15(土) 23:16:20
>>613
「なっ!……くそッ」
止める間もなく飛び込まれてしまったのを目の当たりにし、様々な感情が去来する。
それでも後悔する間も惜しい。同行者を後に残し、館へ飛び込む!

「早く、頼む! こんな所で死なせるわけにはいかない!」

616【The Outfit】:2015/08/15(土) 23:44:29
>>614(綾瀬)
君は――あえて『悪霊の渦』へと飛び込むッ!

         『 ド バォ――ッ 』

  内部は――風が渦巻き、砂塵が吹き荒れ、眼も開けられない状況だ。
  更に、君に向けて悪霊の欠片が触れんと一斉に蠢く。

             『  ボヒュッ
               ヒュボボボボボボッ 』

  掴まんと、触れんと、潜り込まんと――一斉に君に縋りついてくる。
  おぞましい感触が襲ってくる。しかし、そのパワーは強くはない。
  問題は、渦の最中でグルグルと回り続けていること。それ自体。


                『ギュルルルルロォォォ――z___ッ』

  洗濯機の中に放り込まれたようなモノだ。
  前後左右天地が入れ替わり、意識もシェイクされるッ!

>>615(行待)
君は『悪霊の渦』に背を向けて、家に向かって走る!


            『ダッ  ダッ  ダッ  ダッ』

                   『ザンッ』


  『到着』――君の前に、『少年と少女』が立っている。
  『少年』はニヤリと笑うと、自らの背に手をやった。


『少年』:
「よくぞ来た。私のことは『コッホ』と呼べィ。
 ここは私が呼び出した『土地』。そしてこの土地には力が眠る」

               『ジャ  キィン』


  引っ張り出したのは――『木剣』。
  精妙な細工が施された、木製の剣の彫刻とでも言うべきモノだ。

  片手で掴んだ剣の切っ先を、『コッホ』は君に突き付けた。


「ここに眠るのは力の強さのあまり本体を憑り殺し、主持たぬ者どもだ。
      ヴィジョン           ス タ ン ド
 『力ある  像  』……私たちは『立ち向かう者』」と呼んでいる。
 その主になる『覚悟』はあるか? 一歩間違えれば死ぬぞ――?」


「恐れず力を求めるならば――『叫べ』、『己が望み』を!
スタンド
 力が望みを気に入ったのならば、それに応えるッ!」

617綾瀬壮介『一般人』:2015/08/15(土) 23:55:11
>>616
「うおおおおおぉぉぉッ!!
 前後左右もわからねぇこの状況――ッ!!」

                『ギュルルルルロォォォ――z___ッ』

「俺はどうすればいいっ!?
 なあ悪霊さん達よ!
 俺はどうすればいいよ!」

「何であんな大見得切ったのかわからないし、
 何でこんな事になってるのか、
 何をすればいいのか全くわかんねーけど、
 試練を乗り越えた先にこそ『カタルシス』がある、
 それだけは知ってるさ・・・ああ、糞!マジこえーな!」

今この状況何もできる事はない。
腹を決め、悪霊達に闘志に満ちた眼差しを向ける。

618行待 由『一般人』:2015/08/16(日) 23:23:50
(昨日はすみませんでした)

>>616
「最初はただの好奇心だったんだ。
『自分という人間はどこまでやれる? どんな可能性を持ってるんだ?』
それを確かめてみたい。それだけだ。
何も……上等な理由や動機がある訳じゃあ無い。

だが今は!
ただの行きずりの、初対面の僕みたいな奴の為に、躊躇なく危険に突っ込んでいけるような!
あの青年を助けるための力が欲しい!

お願いだ『コッホ』……さん! もしも資格が有るのなら、僕に力を!」

『コッホ』のもとへ歩み寄り、両腕を広げる。

619【The Outfit】:2015/08/16(日) 23:39:24
>>617(綾瀬)
君は悪霊に呼びかけ――こんなことになった理由を考える。

          『グォロルルルルルルルルル』

             『ドッ!

                    ドンドドドッ! ドンッ!』

  『悪霊群』は君を突き、叩き、打ちあげては巻き上げてを繰り返す。
  いっそ意識を失えれば楽だろう――だが、君の『闘志』がそれを許さず……

             『ビシッ  ビシシッ』

  『闘志』が、質量を持ったかのように、頭の中に渦巻いている。
  こんな状況なら本来なら、もう気絶していてもおかしくないはずだ。
  『奇妙な感覚』がある。頭が重い。『何かが溢れだしそうだ』。


            『バギイッ!』

『悪霊群』が君の顔をしたたかに強く打った!
眼鏡が吹き飛ばされる! 吹っ飛ばしたのは『機械の腕』らしいが――??


                    『 ゴ   ゴゴゴゴゴ 』


  君はあることに気づいた。『眼鏡がなくても見える』。

>>618(行待)

『コッホ』:
「資格があるかどうかを決めるのは私ではない……」

「そして、それに応える力は……『居た』。
 足元を見てみろ。ソレはオマエと同道するのが望みらしい」


              『ガ シィィ ン』

君は足を掴まれる感触を覚えた。反射的に下が目に入る。


          『 ゴ   ゴゴゴゴ 』

  『奇妙なマネキン』――いや、『コッホ』の表現に準じるなら『ヴィジョン』がある。
  下半身は完全に、上半身は半ばが砂の中に埋まっている。出ているのは顔と腕だけ。
  まるで『クリームのような純白の奇妙な人型』。如何にも柔らかそうな質感だ。
  それが、砂中から突き出した腕で、君の足を掴み、顔を見上げている。

「名前――は、まだわからんな。
 それが文字通り、『貴様の力』になる。なんでもいいから『望め』」

「真に『悪霊の使い手』になっているなら、お前の意思に応じて動く」

620綾瀬壮介『一般人』:2015/08/17(月) 00:00:39
>>619
「んがッ」   「ひぎぇッ」

            「おヴぇッ」

「ぎゃっ!」   「なむちッ!?」

「ちょ、ちょっとタンマ!
 心の準備はできてはいるけど


                     ―――あ」

眼鏡を通さずに『悪霊』を見れた、という事実に気付き、
心なしか(おそらく気のせいだろう)全身の痛みが鈍る…。

「なんだ、この『感覚』。
 語彙が少ないから上手く例えられないが
             ――『何だこれ』」

      ギラァァ

瞳に宿る『闘志』を遮断するものはもう無い。
より強く、煮え滾った『熱意』を『悪霊群』へと向け。
この何かがあふれ出そうな『感覚』に身を委ねる。

621行待 由『一般人』:2015/08/17(月) 00:06:36
>>619
ヴィジョンを見下ろし、目を見張り、そして屈み込む。

「『望み』…望みかあ」
今一番やりたい事ならもう決まっている。
館の外で己を待つ同行者のため、『悪霊の群れ』を蹴散らす事、それだけだ。

本当に自分にそれが出来るのかを知りたい。
まずは『悪霊』がその場に立ち上がれないかを試す。
可能なようなら拳を握って地面を叩いてみる。

622【The Outfit】:2015/08/17(月) 00:19:35
>>620(綾瀬)
君は『熱意』を抑えず――開放する。


       『  ズギュゥゥゥン  』


  ――――『感覚』が変わった。
  無数に迫る夥しい『悪霊群』の動きが……『詳細に見える』。
  そして、『身体が軽やか』なのも感じる。まったく新しい『感覚』。


            『ヒュドオッ』

君の完全に、先程顔を突いてきた『機械の腕』が飛んできた!(破ス精:CCC相当)

  普段の生活ではまず見ないであろう、人の全力の殴打にも似た速さ。
  だが、それすらも『今の君にとっては遅い』――その『確信』があるッ!


>>621(行待)
君は『白い悪霊』が動くことを、強く念じた――

         『 バサ  サンッ 』

            『ヒュバ  アアッ』

  覆い被さっていた砂を蹴散らし、『白い悪霊』が速やかに立ち上がる。
  生きてきたこれまで、観たことのない『速い動作』だ(スピード:A相当)。

更に君が地面を殴打することを念じる。


          『 グォンッ

             ドシャアアアッ! 』

  『白い悪霊』が地面を強く叩くと、砂に拳が埋められた。
  しかし、その威力は取り分けて優れたモノではないようだ。
  先程見せたスピード、それと精密な動きが出来るようだが――(破ス精:CAB相当)。

  その時、君はある異常を目にする。

                 『  パ
                     キャ  』

   

『コッホ』:
「……なッ?! これは――!」

    『白い悪霊』が振るった腕が、メレンゲ細工のように『へし折れた』。
    肘から先の前腕が丸ごと、千切れて落ちたような形だ。

623綾瀬壮介『一般人』:2015/08/17(月) 00:26:40
>>622


            『ヒュドオッ』

「なんだそりゃあ…。
 なんてゆーかさ」

己の中にある『確信』。
己の外へと湧き出た『力』。
身体を捻らせ、ボクサーの様に寸前の所で、
その『機械の腕』を回避したい。

「凄いよく見えるッ!
 何だこの感覚はっ!今まで味わった事がねぇ!超・感・覚ッ!
 何か!何か!こいつを打ちのめせねーものかな!」

624行待 由『一般人』:2015/08/17(月) 00:32:19
>622
人知を超えた素早さ、そして精密さ……これなら戦える!
そう確信した矢先に……

「お、折れたァ!?」
思わず自分の腕(『白い悪霊』のへし折れた腕と同じ側)を押さえる。

625【The Outfit】:2015/08/17(月) 00:49:33
>>623(綾瀬)
君は迫る腕の動きを見――――『躱す』ッ!

        『 ヒュオッ 』

                 『バオオーッ』

  もはや当然といったところだが、『機械の腕』を避けられた(ス:B相当)。
  しかし、当たると幸いとばかりに突っ込んでくる『悪霊群』。
  さながら『突きの乱打』を避けるが如く――回避が難しい。

           『 ゴッ   ゴンゴンッ 』

                 『ガッ  ガッ ガッ』

  見えている故に急所への当たりは躱せるが、ちくちくと痛い。
  抵抗して弾くことも出来るだろうが、すべて捌き切れるかは疑問だ。

>>624(行待)
君は己の従える『白い悪霊』の腕が折れたことに、驚いた。
しかし、思わず抑えた君の腕には何の影響もないようだ。

    『ガタ  ガタガタガタ』

『コッホ』:
「おおおおおおおおちつくのだだいじょうぶだいじょうぶもんだいいい」

               『ゴッ』

『メイヤ』:
「お前が落ち着け。まったく……大丈夫、心配ないから。
 アナタの腕は『へし折れてない』。『悪霊の傷』は『使い手の傷』。
 影響がないってことは、これは『自分からへし折った』ってこと」

「ていうか、『切り離した』って感じなのかな。『能力』で」

『コッホ』:
「そ、そうだ。『能力』に違いないぞ! 『スタンドは一人一能力』!
 一つ他のスタンドとは類のない、『特殊な性質や能力』を持つのだ!」

  動揺を抑えた『コッホ』が涙目で剣を振りながら、君に説明する。
  『白い悪霊』は千切れた腕をもう片腕で拾い上げた。すると――

            『シュウ  シュウウ  シュウウウ』

  『千切れた腕が発泡し始めた』。クリームの質感の腕が膨らんでいる。


『メイヤ』:
「…………ン。あ、ヤバいヤバい」

                『サッ』

『メイヤ』が君の背後に気づき、慌てて家の中へ引っ込んでいく……

626【The Outfit】:2015/08/17(月) 00:54:03
>>623(綾瀬)

        《…… spirant》

           『ボソ ボソボソ』

君は――不意に誰かに何かを囁かれたような……気がする。


        《Please spirant》

627綾瀬壮介『一般人』:2015/08/17(月) 00:55:12
>>625

             ヒュオッ

バオオーッ!

「凄い身軽だッ。
 インチキしてるみたいで申し訳ねぇが、
 やばい!肝心の『弾』がないッ!!」

          「こういうのは出来るのか!?」

回避しつつ、向かってくる『腕』を一つ掴み、
『武器』として『悪霊群』をしばきたい。

628綾瀬壮介『一般人』:2015/08/17(月) 00:57:50
>>626

   「な、なんだ」

「よくわかんねーが」

       スウゥゥゥゥゥゥ―――――

思い切り『息』を吸う。

629行待 由『一般人』:2015/08/17(月) 01:03:50
>>625
自らの腕に影響がないのに気づき、プラプラと振ってみる。
「ああ、なるほど。必要だから切り離した、と。
そして『能力』? 具体的にどんなものか……は実地で試す他ないか」

「何と言うか、君は──お菓子の様だねえ」
『白い悪霊』へ話しかけ、背後を見る。
十中八九『悪霊の群れ』が迫ってきているのであろう、
『発泡している片腕』を、それ目掛けて投げつけてみる。

630【The Outfit】:2015/08/17(月) 01:36:17
>>626-627(綾瀬)
君は迫る『悪霊群』のうち一つを掴み――

         『ガシイッ』

  掴んだ――のは、奇怪な食腕――ままに、振るうッ!
  凄まじい膂力と速度、そして的確な軌道で振り回せるッ!(破ス精:BBB相当)


        『 バグシャアア ッ 』

  軽々と吹っ飛ばせた! そして、『囁き』に従い『息を吸う』。

           『ヒュゥゥゥゥゥゥゥ――ッ』

  『吸える』――『どこまでも』。『肺活量』はどれぐらいだったか?
  それを優に超えているのが判る。というか、『人間の限界』すらも越えている。

         『『『ヒュウウウウウウウウウウウウ』』』

  君は違和を覚えた――何かおかしい。
  息を……口だけで吸いこんでいる、だけではない。
  どこからか……『他の部位』からか……『吸った空気が肺に流れ込んでいる』。


>>629(行待)
君が背後を振り返ると――


          『ギュルロロロロロロロロォ――z__ッ』

  『悪霊の渦巻』が高速で回転しながら迫ってきていた!
  これも君の予想通りだ! そして、『白い悪霊』に腕を放り投げさせるッ!


          『 ギュ オアア ッ 』

  放り投げられた腕は更に膨らんで――――

                       『 ボ  ワワ ァ ン 』


『コッホ』:
「あれは――――『綿』か? いや、『形状』からすれば、あの形は……」


  『悪霊の渦』に真っ向から突っ込む形で放られた『片腕』。
  それは膨らんで元の形状を失い、空間上に浮いている。
  大きさは人間一人分ぐらいあり、フワフワと分厚い綿菓子のように浮いている。


「『雲』――それだけではない。『積乱雲』だなッ! アレはッ!」



       『  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  』



「…………ってそれだけか!? 『身体を雲に変えるだけのスタンド』!?
 ちょ、ヤバッ……ハズレか!? ハズレなのか!? しくじったのか私は!???」


                  『   ド   ドドド   ドドド  ド  』


『コッホ』が動揺している――が。『白い悪霊』は身じろぎもしない。
迫る『悪霊の渦』に対し、一切動かない。『雲』と『渦』とが衝突する――


              『  ドドド         ドドド  ドドド  』

631行待 由『一般人』:2015/08/17(月) 01:42:26
>>630
「んんっ! ちょっと間違えたか……?」
多少心配になりつつも、ここは自分と、自らに従った『白い悪霊』を信じるほか無い。
成り行きを見守る。

632綾瀬壮介『一般人』:2015/08/17(月) 22:18:38
>>630
「よし、なんとかな



       『『『ヒュウウウウウウウウウウウウ』』』

「な、なんだこれ・・・
 掃除機になった気分だが・・・
 コレどこからだ・・・?」     チラリッ

自分の身体を確認する。
一体、どこからだ・・・?

633【The Outfit】:2015/08/17(月) 23:27:46
>>632(綾瀬)
君は改めて自分の姿を確認した。

  『 キシ キシ ィン 』

             『キラッ キラッ』

  『身体に何かを纏っている』。『昆虫の甲殻』のような――
  半透明で透けて見える。これも『悪霊と同じエネルギー』らしい。

  そして、際立った変化は脇腹だ。脇腹から『パイプ』が生えている。
  左右にそれぞれ三本で計六本。L字型で、背後へと伸びている。
  形状としては『バイクの排気管』に似ているが、『ここから吸っている』。

         『『『ヒュウウウウウウ――――ッ』』』

  このパイプが肺へと繋がっているようだ。
  それでも肺活量が増大した理由は判らないが……


        『バギャ!  ギャッギャッギャッ
           ギャリリリリルルルルルゥゥ――z___ッ』

                  『ドンッ』

唐突に渦の外から音がした。渦と何かがぶつかっている。
その隙に君は地面に着地した。今なら逃げ出すことは容易だろう。

>>631(行待)
君は己のスタンド――『白い悪霊』を信じて任せた。
『白い悪霊』は動かない。『雲』も空中に固定されたままだ。


      『ドヒャッ』

  唐突に『雲』から地面に向けて、白い何かが伸びた。
  実体ある何かではない。『回転する気流のエネルギー』。
  『雲』は空中に留まったまま、エネルギーと『悪霊の渦』と衝突する!

             『ギュルンッ ギュルルルゥゥ――ッ』

『コッホ』:
「な、なんだと……そうか。『積乱雲』ならば、あれはッ」

              
            『 ヒ″
               ユ
                コ″
                  オ
                    \
                      ツ』

                   トルネード
            「 『 竜 巻 』かッ」


        『バギャ!  ギャッギャッギャッ
           ギャリリリリルルルルルゥゥ――z___ッ』


『竜巻』と『渦巻』が衝突するッ! 『竜巻』の規模は小さい。
『竜巻』の高さ三メートルほどで、太さも1メートルほど。
サイズでは『悪霊の渦』が勝るが……パワーで拮抗している。

              『バチイッ バチバチ』

                    『ズギュウッ』

  渦から離れた『悪霊』が、『竜巻』の中に吸い込まれている。
  また、『竜巻』それ自体がなぜか……『黄色く染まっている』。

634綾瀬壮介『一般人』:2015/08/17(月) 23:34:28
>>633
「なんだ、

       ――これは」

異形に身を包んだ己の姿を確認する。
バイク?昆虫?モチーフが混濁としている、が。

「行き当たりバッタリな俺そのものだなァ。
 それにこのスゲー音。もしや兄さんか?」

   バヒュンッ

天の声に従い、その場を離脱。
行待の元へと向かいたい。

635行待 由『一般人』:2015/08/18(火) 22:15:34
>>633
「この『竜巻』、
ナリは『運動会のグラウンドにいきなり現れて先生や生徒を慌てさせる』のが関の山なサイズだが、
パワーは見た目より結構あるようだ……

というか、『同行者』の彼は大丈夫なのか!?」

『積乱雲』を動かしたりは出来ないものだろうか?
悪霊の渦の中へと押し込む様に念じてみる。
それと共に、五体満足な人物のシルエットが見えないものか、
少し脇へ移動して渦の中へ目を凝らしてみる。

636【The Outfit】:2015/08/18(火) 23:27:09
>>634(綾瀬)

         《クルゥゥーァ》

君は天の声――あるいは『虫の報せ』か?――に従い、跳躍。

          『 ドン バォッ 』


  跳躍――常よりも高く、獣の如き脚力を示した。
  若干跳び過ぎてしまったようだ。『悪霊の渦』を高々と越す。

    前方に先ほどの少年と『行待』が居るのが見える。
    『行待』の傍らには『白い人型の悪霊』が居る。
    そして、君と『悪霊の渦』と彼らの間には『大きな雲』があった。
    あれから地面へと伸びた『竜巻』が、『悪霊の渦』と圧し合っている。

            『  ヒ  ゥ  ゥゥ ―――― ッ  』


君は宙に浮いてしまったような形だ。空中では為す術もない。
自由落下するのを待つよりほかない――


                  《Pincillum spiritus》

  再び、何者かが囁いた。何となくだが、感覚で解る。
  今君がなすべきことは、すなわち……

>>635(行待)

『コッホ』:
「ふふふ、それは違うぞ。通常校庭などに現れるあれは『塵旋風』と呼ぶのだ。
 『辻風』とも呼ぶが、『竜巻』とは大きく異なり、条件が揃うと生じるただのつむじ風に過ぎぬ。
 『竜巻』は『積乱雲』から生じる上昇気流が地面と接することで生じ、規模も大きく……」

『コッホ』が講釈を垂れる間も、君は『雲』を動かすことが出来ないか思案する。


          『ビュルルルルルルルゥゥゥオオオオオオ――――z___ッ』

                『バヂバヂバヂイイッ』

  『悪霊の渦』と『竜巻』がぶつかり合うのが続く。
  先程と起きる現象は変わらない。『雲』は自由に動かず、その場に留まっている。
  そして、『竜巻』が黄色く染まっているのはどうやら、『砂』を吸い込んでいるかららしい。


          『 ドン バォッ 』

  不意に、『悪霊の渦』から何かが垂直に飛び出した。
  その姿は、『昆虫人間』とでも言うべきだろうか? あれも『悪霊』らしい。
  垂直に飛び上がり、渦より高い高度に達したが、自由落下を始めている……


『メイヤ』:
「ありゃ、あっちはボクの領分か。どれどれ……?」

637行待 由『一般人』:2015/08/18(火) 23:39:19
>>636
「成程……ええと、理科の授業を思い出すな……」
後で教科書を掘り返しておくか、等と考えつつ『白い悪霊』の、残った方の腕を振ってみる。
同様に『積乱雲』へと変化させる事は出来るだろうか?
可能であればそうしたい。

「とにかく一つずつ、どう動くのかを確認していくしか無いか──おや」
『昆虫人間』の様子を目で追っていく。

638綾瀬壮介『一般人』:2015/08/18(火) 23:39:59
>>636

             「おッ」

「どうやら兄さんも、
 無事『悪霊』にとりつかれたみてーだ。
 じゃあお次は――」

迷いは、もうない。
『虫』の知らせに従い、思い切り


           『ブ
              オオオ  ォォ―――ッ』

『息を吐く』。

639【The Outfit】:2015/08/19(水) 00:04:38
>>637(行待)
君は『白い悪霊』に残った片腕を振らせた。

        『ビュ  オォアア ッ』

            『モ ァ アア ァ 〜〜ッ』

  前腕から切り離されて、そのまま吹っ飛んでいくようだ。
  発泡が始まり、『積乱雲』へと変化していくのが判る。
  (※腕を飛ばした方向や位置などの指定を。)

その時――君は見た。『昆虫人間』が動くのを……

>>638(綾瀬)
君は『虫の知らせ』に従い――思い切り『息を吐き出す』ッ!

           『ブ
              オオオ  ォォ―――ッ』



          『
            『
              『
                フ″ 
                  ア
                    ツ
                       ヒ 
                         ユ
                           ツ 
                               』
                                 』
                                  』

  脇腹の『パイプ』から一気に『呼気』が噴出ッ!
  凄まじい推進力を瞬間生み出し、君を『行待』の元へと運ぶッ!


             『 ビュウォォオ――――ン 』


                        『 ズ  ン ジャッ 』

  君は『行待』の傍らに着地した。
  『悪霊の渦』と『雲と竜巻』がぶつかり合ってるのが見える。

>>ALL

          『ル  ルルルル  ル・・・・・』

                          『ピ タア』

君たちは、『竜巻』が止んだのを見た。
『コッホ』もその様子を見、浮かんだ『雲』の様子を眺めている。

『コッホ』:
「『竜巻』は上昇気流であり……それが止んだ、ということか?」


                『シュウシュウシュウ』

『雲』が縮み始めている。明らかに消えようとしているように見える。


「『減衰期』に入ったのか……ん? 『減衰期』?
 『積乱雲』が『減衰期』に入る時、『下降気流』が生じるよな。
 『雲は消える』として……もし、『アレ』が起きるなら……ッ!?」


                  『ド   ドドドド』


                「本物なら『飛行機』も落ちるぐらいやばいぞッ!」

640行待 由『一般人』:2015/08/19(水) 00:42:30
>>639
「この現象、もしかして『NHK』か『ナショジオ』で観たことが有る……『アレ』か!?

──伏せろッ!」

第二の『積乱雲』は最初の雲の丁度手前に来るように配したい。
自身はその場に伏せる。
上手い事竜巻が壁の役割を果たしてくれれば良いのだが……

641綾瀬壮介『一般人』:2015/08/19(水) 00:44:38
>>640
「俺だよ俺!って伏せろ!?!?」

行待の側でこれから起こるであろう自体に備えて身体を伏せる。


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