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【ミ】『黄金町の終わる夜』 第三幕
150
:
『黄金町の終わる夜』
:2014/06/20(金) 00:07:10
■『電波塔』 屋上(青田、フェリシア、吉本、新妻)
>>116
>>127
>>128
>>137
>>146-147
(青田)
貝橋に問いつつ周囲を見回す青田だがが、
置かれていた『お茶』も『ピッチャー』も、すでにない。
時間制限によって『解除』されてしまったのだ。
ドナートに『アンテナ』をゲルに触れさせるよう、伝えた。
一番乗りで空洞に入ったドナートの見た『卵』の映像を、
他の仲間に共有させる。
また、リンの向かわせた『アンテナ』の行方も把握する。
ズギュン ズギュン!
新妻の顔に浮かぶ『血管』が脈打つ。
急速に血液を奪われている・・・・その視線が、眼鏡越しに青田を射た。
「・・・・ここまで、ですか。ですが私は『護り屋』。
護り抜く為に、命を賭す覚悟はすでに出来ています」
ジャラッ
青田の手を取り、6本の『体温計』を握らせる新妻。
「青田さん。残りの『体温計』は貴方に預けます。
一本は『超高温』、残りは『絶対零度』。
『突き刺した対象』には、温度が働かないことに注意してください。
直接ではなく間接で使用するんです・・・・」
ズギュ!ズギュ!
「私は・・・・『体温計』の維持に努めます。
次は、『月』のない夜にお会いしましょう」
微笑すると、女は床に崩れ落ちる。
だが、力尽きたのではない──
床に伏せた状態で最後の『体温計』を取り出すと、屋上の床に突き刺した。
ピキッ パキ パキパキ
新妻の被さった床から冷気が立ち昇り、
空気もろとも、急速に女の体を『凍結』していく。
「・・・・『コールド』・・・・『スリ』」
「『プ』・・・・」
南極で見つかった『マンモス』のように、
ものの数秒で『氷塊』に変わった。
青田の持つ『体温計』はそのままだ──死んではいないらしい。
>>133
(フェリシア)
落下する『月』は、『電波塔』が伸ばした腕が支え、
屋上から『50m』上で、かろうじて停止した。
『月』の穴の下に『バリア』を敷き詰め、
さらにその下に自身が待ち受ける二段構えで『流星』を待つ。
吉本には『スプリンクラー』を要請する。
だが、そこで新妻に限界が訪れた。
自身を『凍結』させ、青田に『体温計』が渡される──その時。
ヒュ! ゴォオオオオオオオ
穴から巨大な『流星』が飛び出し、まっしぐらに屋上に突っ込んできた!
距離が近くなったため、誤差が生じないのは救いだ。
バリィ イ イ イ ン ンン ン
フェリシアの頭上で『バリア』がまとめて割れ、
部屋ほどもある『流星』を食い止める。
割れた破片が『流星』に突き刺さり、『青い炎』を帯びて飛び散る。
ズ・・・・
『流星』が再び『自由落下』を始める──!
>>117
>>141
(吉本)
咆哮とともに、両腕を振り上げる。
『タイタン・スタイル』の腕が持ち上がり、
緩やかに堕ちて来る『月』を受け止めた。
ズズズ・・・・ ォン
『月』は、屋上から『50m』上で停止する。
同時に・・・・吉本の両腕は、早くも震え始めた。
街一つ分はあろう『月』を、単身で支えたのは『上出来』だ。
だがこんな『超重量』を、いつまで支えられるのか?
気を抜けば、即座に押し潰されそうだ・・・・!
ズズズ ズズズズズ・・・・
体内の構造を変化させ、『水道管』を左腕に集約させた。
これも今だからできること。すぐに支えることで精一杯になりそうだ。
■『電波塔』 居住区(小角、ピエール、有馬、四季、鶴山、砂原、太田垣)
>>125
(小角)
四季の後を追いかけ、再び屋上に戻ってきた。
グ オ ォオオオオ・・・・
悪夢のような光景に、軽く眩暈を覚える。
巨大な鋼鉄の腕がかろうじて支えている『月』は、上空『50m』ばかり。
もはや空には『月』しかない。
仲間が穿ったであろう大穴も、その傍に立つ人間も、目視できる距離だ。
新妻は倒れたまま凍り付き、屋上と『月』の間のそこかしこに、
『セイヴ・フェリス』の『バリア』が張られ、
戦場の最前線のような緊迫感に満たされていた。
思わず、唾を飲む小角。四季もそれは同じだった。
気圧され、設備から外に出るのを躊躇う・・・・も。
「青田さん!
私に出来ることがあれば何でもします。言ってください」
すぐに飛び出し、青田に尋ねた。
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