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【ミ】『黄金町の終わる夜』 第三幕
148
:
『黄金町の終わる夜』
:2014/06/20(金) 00:05:58
■『月』 中心核(アダン@幽霊)
>>126
(アダン@幽霊)
カモンカモン ベイベッ
『卵』を相手に、シャドーボクシングで挑発するアダン。
──意外にもこれが『効いた』。
ス ゥオオオオオオ
『波』は滑るように広がり、アダンに向かってくる。
目視する限り、『黄身』の部分は『80m』に存在する。
本物の『卵』同様に、『上半球』の部分は、
『ゲル状』の『白味』から露出している・・・・
『白身』最前線が、『20m』まで接近してきた。
『黄身』の位置は変わらないが、広がった分、『ゲル』の厚みは減っている。
■『月』 穴の底(ドナート、石綿、リン、高遠、薬師丸、ロイド、山田、
天野、斎藤、赤木、春上、鷲之巣、座木、伊吹、ネリー)
>>122
(天野)
タクトを上げて『演奏』を止め、『木炭化』を解除した。
鷲之巣の『楽器』をなくさぬよう自身の体内に収めると、
壁を掴み、薬師丸の元へと昇り始める。
重力が軽い分、昇るのは容易で、すぐに薬師丸の傍に到達する。
(穴底から20m上の地点)
>>123
(薬師丸)
『炭化』で一気に掘り下げた底ではなく、
薬師丸は壁際に一部残された出っ張りで動かずにいた。
「そうッス!
この土壇場で閃いたオレ!スゲェー!」
穴底でガッツポーズを取る春上は、
『幸運』にまだ気付いていないようだ。
底に穴が開き、天野が登ってくるのが見える。
『幸運』の『鈴』をつけられることを、周囲に呼びかけた。
>>126
(ドナート)
チュスはその『触手』を使って、
重力の反転する『空洞』へと仲間を橋渡しする。
まずはドナート、そしてブラスが空洞に渡った。
『シアンの死体』も、問題なく持ち込んだ。
続く仲間へのサポートも、抜かりがない。
>>134
(ロイド)
チュスのサポートを受けつつ、空洞に入った。
地面に背中をつけ、頭の向きの微調整に入る。
『ゲル』は波のように静かに、けれど素早く
挑発するアダンの方に向かって、広がっていく。
>>135
(リン)
無明に声をかけた後、穴から身を乗り出す。
天地が逆になる妙な状態だが、チュスが手助けしてくれた。
『アンテナ』を外し、小さな『泡』に入れて、『黄身』へと飛ばす──
途中までは『ゲルの海』上を迎撃なく突き進んでいたが、
後『10m』というところで、
ビュ!
『ゲル』が盛り上がり、急速に壁を成して立ち塞がった。(スB)
壁に当たった『泡』は、『最大径』まで『ゲル』を吸い込み、
空中で『直径10m』まで『膨張』するも、
その穴はすぐさま塞がる・・・・それほどに『ゲル』の量は『桁違い』だ。
『アンテナ』は『泡』の中で、設置するには至らない。
高遠は何とか自力で立てそうだ。
>>136
(高遠)
自身を鼓舞し、何とか自力で立つことが出来た。
>>138
(石綿)
『帯』をうまく使い、
穴底の裏側──空洞の地面へと、着地を果たした。
彼方に見える『卵』の海。あるで悪夢の世界だ。
>>144
(山田)
アダンの助けを借りつつ、裏側へと出た。
『空洞』は、さながら『地底世界』だ。
とてつもなく広い──壁はなく、天井は遥か彼方。
『滑車』の使いようがない場所だった。
>>140
(伊吹)
『体温計』を取り出した。
目盛りは『絶対零度』を指している。
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