[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
【場】メインストリート その2
359
:
望月円華『一般人』
:2013/05/24(金) 01:02:51
>>358
「『尋常ならざる手段』ですかぁ〜」 ニ コ ニ コ
望月は相変わらず笑みを浮かべている。
荒唐無稽な話を聞いて呆れるといったフウな感じも見せない。
「いやいやいや」「ありがとうございます」
「こういう一見すると『有り得ない』情報も、何かしら真実に繋がるものなんですよ」
「噂に尾ヒレがついていった『過程』を逆算したりすることで」
べらべらと、望月は得意そうに嘯いている。
明寺のうそっぱちを嘘だと理解した上で参考にしようとしているのか、はなから聞く気などないのか。
「ところでちなみに」 「その『噂』というのはどこからお聞きに?」
「訪問販売の先で聞いたのか……」 「あるいは同僚から?」
360
:
明寺悟『タウン・ヴァン・ザント』
:2013/05/24(金) 01:08:27
>>359
「その辺の飲み屋さ、もうどの店だったか忘れちまったがね…。
で、そろそろ僕は行きたいんだが、情報の内容に関わらず、僕のお願いも聞いてくれるんじゃなかったのか?」
そろそろ離れたい。
作り話にツッこまれても痛い人を演じるだけだ。
361
:
望月円華『一般人』
:2013/05/24(金) 01:29:20
>>360
「ああいやすみませんねえ〜でも『情報の出所』は『内容』と同じくらい大切なんです」
「尾ヒレがついた情報だとしても……『誰が尾ヒレをつけたか』で情報の優劣は変わってくるのですよ」
そこまで言って、やっと明寺の態度に気がついたというような反応をする。
「ああっと」 「すみませんねわたしばかり」
「んん? 『人妻』……じゃなかった。『既婚女性』の情報は良いんです?」
「ギブ・アンド・テイクじゃなかったでしたっけ〜? まあいいですけど」
ふっと明寺から視線をそらす。
そこで思い出したように明寺の手にある名刺を指差し、
「名刺にはアドレスが書いてあります」
「『不審火』について何か情報を聞いたり」 「『既婚女性』の話を聞きたい場合は連絡くださいね〜」
「個人的に……」 「あなたとはもうちょっとお話したい」「で」「す」「しィ――」
ペコォリ
そう言って、頭を下げる。
『ご協力ありがとうございました』という……つまり、『お話はこれで終わり』のサインだ。
362
:
明寺悟『タウン・ヴァン・ザント』
:2013/05/24(金) 01:53:38
>>361
「どうも」
ツカツカと立ち去る。
(フゥ〜…随分疲れたな…情報は得られなかったが、僕の世渡りもなかなかどうして、サマになっているじゃあないか?
しかしあの女………もう二度と会いたくないな。今日は公園へ行こう、僕の荒んだ心を天使たちに癒してもらおう…)
363
:
望月円華『一般人』
:2013/05/24(金) 02:02:43
>>362
スォオオオ――
頭を下げたまま、明寺を見送る。
そして明寺が見えなくなったあたりで頭を上げ、 バッ
(あの男…………)
(あの荒唐無稽な話は本当に『噂として聞いたのか?』
それともこの場限りのでまかせなのか…………)
(そこのところはどーでもいい) (どっちにしたって大した情報じゃあない)
(『不審火』の情報収集は大事だが、この情報には見切りをつける)
望月は思考する。
(それ以上に興味があるのは……あの男の……『既婚女性』への興味)
(『本当に訪問販売員ゆえの努力からなのか?』)
(あるいは別の理由があるのか。別の理由からだとしたら……)
そう考え、ほくそ笑む。
(何にせよあの男…………) (もう一度くらい会ってみたいな)
バァァアアアア―――ッ
364
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/02(日) 01:13:26
「むう。なんという値段。
この値段ではあのスーパーの利用も控えるべきですわね」
《ママン、私は業務用スーパーのが好きよ!
お菓子とか沢山買えるから!》
「買いませんわよッ」
シャ――ッ
エコバッグを自転車のカゴに入れて進む銀髪金瞳の少女。
その肩には『小鬼のようなモノ』が乗っている。
ギシッ
「……え?」
《あ、ブレーキ! ブレーキ!?》
ガン
ガラガッシャアアアアンッ
365
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/02(日) 01:31:53
>>364
カラカラカラ(車輪の回る音)
「・・・ガクッ」
衝突の衝撃で体が痛むと同時に気を失ってしまった。
366
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/02(日) 01:36:39
>>365
「――――おかしいですわね。ひっくり返っておりませんわ。
しかし、まさかブレーキワイアが緩み切っていたとは……」
《ママンッ! アレみてアレ!》
「ノ、ノン! そんなバカなッ!」
ゴ ゴゴ ゴゴゴ
まさかまさかの衝突事故であった。
自転車もカゴの品も無事だが、『クッション』がよかったからだろう……
「大丈夫ですの?! 起きてくださいまし!」
367
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/02(日) 01:52:15
>>366
(誰かに呼びかけられている気がする)
「いてててて、・・・ん?」
(ここはどこだ?おれは何をしていた?)
「・・・わからない」
少女がこちらを見ている。
(おれの知り合いか?・・・)
「すまない、ここは何処だ?」
368
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/02(日) 01:57:31
>>367
ビシ バシ
軽く頬を叩かれた。
「しっかりしなさい! ここは黄金町ですわ!
メインストリート、住宅側のポイントですのよ!」
《ママン、ママン。ギらないの?》
「弱っている人から盗ることはしませんわ!」
369
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/02(日) 02:15:13
>>368
彼女の肩に乗っている小鬼のことが気になったが、
今はそれのことを聞いている暇などない。
自分の着衣をまさぐると財布が出てきた。
「モイズ・R・キング・・・」
免許証にはその名前が書かれていた。
「おまえはおれの知り合いか?」
彼女に尋ねてみた。
370
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/02(日) 02:20:27
>>369
「…………いえ、違いますけれど???」
「どうなさいましたの? とにかくそこに掛けてくださいな」
手を引いて近くのベンチに座らせよう。
自転車は一時打っちゃっておく。
「自己紹介いたしますわね。
アラベル・メスリーヌ=スパジァリと申しますわ」
「先程少々事故がありまして、アタクシがアナタを助けましたの。
頭を打ったのかしら? 冷やしてさしあげますわね」
羽織っていたパーカを脱いで、持っていたドリンクのボトルを包む
コブとかないかを探しておこう。気を失ったりしたら危険なのだが……
371
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/02(日) 02:36:11
>>370
「おお、ありがとな」
「おれはモイズ・R・キングっていう名前らしい。
さっきの様子でわかっているかもしれないが、全く記憶がないんだ」
372
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/02(日) 02:42:37
>>371
「…………え、ええええ〜〜〜〜ッ。
ポフト・ムネ
少々お待ちくださいな。お 財 布 を拝借」
ちょっと借りて、免許証の名前を確認。
住所を書いてある欄などがあるはずだ。
それさえ判るなら、まだどうにかなるはず。
「ふむふむ……」
モイズと名乗る男の外見を確認してみよう。
どんな姿や格好をしているのだろうか。
373
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/02(日) 03:28:31
>>372
「トイレに行ってくるから待っててくれ」
そう伝えて便所に駆け込んだ。
「ふー、もうちょっとで漏れるとこだったな」
手を洗って顔を上げると鏡には免許書で見た男の顔が映っていた。
髪は黒毛で長くばさばさしており、目は青色をしていた。筋肉質の体ではないが、
太ってもいない。身長は178センチくらいだろうか。服はなぜか病衣を着ている。
入院でもしていたのだろうか?
自分の顔を知って少し安心し、ベンチに戻って免許書を見ている彼女に話しかけた。
「この住所どこなのか知ってるか?」
374
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/02(日) 21:53:30
>>373
「ぐぬぬ」
どう見ても病院から抜け出した病人というか……そんな感じに見える。
このまま放置も出来ないし、どうしたモノだろうか。
「この免許証を観れば――
いえ、お待ち下さいませ。そもそもアナタはこの国の生まれでは」
改めて免許証を確認する。
外国の免許だったら自国の住所は解るが、現行の住所は解らないかもしれない。
375
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/03(月) 23:58:47
>>372
「ちょっと見せてくれ」
確かに外国風の装飾が施されており、出身地が海外であることが確認できる。
だが、どこの国から見て海外だと思ったのかは不明である。
少なくともこの文字を読むことができないということは、自分がその地で
長く生活をしたことがないということが分かった。
「これじゃあ住まいまでわからないな」
非常に困った状況に陥ってしまった。
だが男は冷静であった。
「住むところを探したいんだがどこかいい場所を知らないか?」
376
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/04(火) 00:09:26
>>375
「……ぬぬぬぬ……超困りましたわね」
一応英語圏なのかしら。名前からすると。
とはいえ――住む場所? どーにも脱走テイストですわね。
「アタクシに聞かれましても困りますわねッ。
あ、こーいう時は……少々お待ちくださいませ」
スマホを取り出すと、先輩の番号をコール。
こういう時は相談に乗ってもらおう。
ちなみに子鬼がずっとそっちの顔を見つめている。
なんか面白そーだな、という眼の色だ。
377
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/04(火) 00:38:44
>>374
彼女が電話を始めてしまったので暇になってしまった。
前の自分は暇を潰すのが苦手だったのだろうか、などと考えていると
彼女の連れていた子鬼と目が合った。
「おれの顔に何かついてるか?」と、ありがちな質問をしてみた。
378
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/04(火) 00:51:27
>>377
《うん! 額のそれなあに?》
《落書? ママンと同じやつ?》
トントン
『眼帯の子鬼』が自らの額を叩いて示す。
その眼に映っているのはモイズ自身の顔。
そして、×の字の刺青が額にあるのが見える。
《もしそれがそーなら、私たちの兄弟が居るのね!》
《スタンド使い、なんでしょ?》
ドドドドド
ドドド
379
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/04(火) 23:18:34
>>378
突然、服のなかを何かが這っている感覚に襲われた。
慌てて病衣のなかに手を突っ込んでまさぐると何か硬いものをつかんだ。引き抜いてみるとそれは工具でできた蟻だった!
「スタンド…?」
「こいつがおまえの言う兄弟なのか?」
瞬間、服のなかから同じような蟻が沢山這い出てきた。
「なんなんだ!こいつら……」
(まて……、おれはこいつらのことを知っている気がする……
名前は……エイリアン・アント・ファーム!)
380
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/04(火) 23:41:09
>>379
キャッキャッと手を叩いて喜ぶ『眼帯の子鬼』。
出てきた『蟻のスタンド』に触れようと試してくる。
《やっぱりそーなのね! でもキモーい。
そういうのが兄弟なのはヤダから親戚ってことにしてあげるわ!》
ビシイ!
エラそうに宣言してきた。
「……今話がつきましたわ……ッてッ!? スタンド!?」
本体の方は今さら気づいた。ビックリしている。
381
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/06(木) 23:05:32
>>380
ザザッザザザッザッザッザ!
蟻たちは男の周りを囲むようにして並んだ。
(こいつらの名前は知っているがスタンドとは一体何なのだろうか・・・?)
「子鬼はこの額のマークのことをお前と同じものと言っているが、もしかしてお前にもこれがあるのか?」
前髪を上げながら男は聞いた。
382
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/06(木) 23:11:54
>>381
「……? マーク?」
「ああ、コレの事ですわね。
入れると痛いですわよね〜」
左腕の袖をめくり上げるアラベル。
そこには『絡みつく蛇』の意匠の刺青があった。
「……ん? ということは。
アナタも刺青師さまにスタンドを目覚めさせられたということに?」
383
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/06(木) 23:44:08
>>382
「それは刺青なのか・・・」
(刺青師にこの刺青を入れられるとスタンドに目覚めるだと?
スタンドというものがこいつらのことを示すのならば、目覚めるという表現から推測すると・・・
スタンドには何らかの能力があるということなのだろうか・・・少し探りを入れてみるか)
ニコッ
子鬼に向かって男は微笑んだ
「君は何という名前なんだい?あと・・・能力は?」
384
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/06(木) 23:47:09
>>383
「ええ、一応……こうやると」
ズギュギュッ
アラベルの周囲に涌いていた『小鬼』たちが消える。
それと同時に肌に沈むようにして、刺青の色が失せる。
表にしても裏に返しても真っ白い肌だけが残った。
「特別にこういう仕様にしたんですのよ。ほら、プールの授業とかありますでしょ?」
「あ、アタクシはアラベル・メスリーヌ=スパジァリ。アラベルでいいですわ。
能力はさっきの子鬼たちですけれど、……それだけしか教えませんわね〜」
能力は秘密にしておく……初見の相手に気安く教えるモノでもない。
385
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/06/06(木) 23:52:38
>>383-384
(モイズ、アラベル)
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1331990770/97-102 より
「 おぉ〜い! 」
「アラベルぅ〜!?」
遠くから響く声。
メイドと森ガールを足して二で割ったようなファッションの少女が、小走りでこちらに向かってくる。
386
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/07(金) 01:25:35
>>385
「!?」
先ほどの電話の相手だろうか?アラベルの名前を呼んでいる。
「彼女は誰かな?」
アラベルに聞いた。
387
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/07(金) 01:31:04
>>385
「こっちで すわあああってオマエたちィーッ!?」
《 《 《 《 メイドのお姉ちゃああああああんッ 》 》 》 》
ドドドドドドドドド
ドドドドドドドド
お子様たちが駆け寄ってきた。
ギブミーチョコレート。ギブミーチューインガム。
「……あァンのガキども……ッ」
「お呼び立てして申し訳ありませんわ。こちらが……えー、と。
ムッシュウ・モイズ、でよろしいのかしら。モイズ氏ですわ」
>>386
「アタクシの先輩の『貝橋詩織』さまですわ。
近くに板から助けに来て下さったの。心強いですわね」
388
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/06/07(金) 01:42:53
>>387
(DtF)
「そっちの人が……」 「って うォおおおおッ!?」
ドバアッ――
だ、『ダウンタウン・フィクション』……!
前回会ったときはこれより落ち着いていた印象だったけど……
よく考えたらあのときは『落ち着く』効能の『お茶』を飲ませていたっけ。
ともあれ……、
ギャーンッ!
『バベッツ・ギャスタブッド』!
猫めいた小動物の侍女のヴィジョンの、あたしのスタンドを発現するわ。
『フギャウッ!』
(お静かにッ!)
『ニャウニャウ、フミャーウ』
(良い子にはおいしいお菓子を差し上げますよ)
現れた『バベット(愛称)』はまず『ダウンタウン・フィクション』達を一喝!
『お菓子をもらう為には、お行儀よくしていないといけない』という鉄則を教え込もうというハラのようね。
で、あたしは、
>>386-387
(モイズ、アラベル)
「はじめまして」 「そこのアラベルの先輩の、貝橋詩織(かいばし しおり)です」
「なんでも記憶喪失だとかで……」 「きっと、とても心細い思いでしょう……」
開口一番、慈しむような調子で声をかけるわ。
まあ、言うほど混乱している様子でもないけど。
「(……それで、身元の方は?)」
アラベルの方に、小声で問いかけてみる。何か進展あったかしら?
389
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/07(金) 01:57:29
>>388
(先輩・・・?)
「初めまして、モイズ・R・キングだ」
ぶっきらぼうな挨拶をしてしまった。どうも自分は初対面の人間が苦手らしい。
390
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/07(金) 21:13:46
>>388
(貝橋)
ザ
ザ
ァ
呼びかけを受けて緊急制動。
長女をフロントに、残り三人が綺麗に並んだ。
。
ヒ
タ
ア
《 《 《 《 ウィ! マドモアゼル・バベット!! 》 》 》 》
お菓子の効果は絶大なようだ。
『バベット』の足元で整列し、手を後ろで組んで指示を待っている。
モン・デュー
「 お お、よく言うことを聞いてますわ」
「(……と、それがですわね)」
免許証を見せながら『貝橋』に耳打ち。
外国籍らしいが、この格好からしてどっかに入院していたのかもしれない。
それと――『スタンド使い』であること。それも伝えておく。
「(という感じですわ〜。おそらくは刺青師さまに関わりがあるのかと思いますが)」
>>389
(モイズ)
「ムッシュウ・モイズ。アナタは刺青師、という名前に聞き覚えはなくって?
アナタがスタンド使いなら、それはおそらく……刺青師さまに与えられたものと思いますわ」
再度、改めて確認をしてみる。
391
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/06/07(金) 21:35:50
>>389-390
(モイズ、アラベル)
『ニャウニャウ』
一粒サイズのチョコレート菓子が入った袋を取り出して、一粒ずつあげてるわね。
静かにしてればさらに――といったところかしら。
そんな光景を尻目に……、
「(なるほど……)」 ボソボソ
「(…………)」
……『刺青師』? 『財産目録』じゃあなくって?
疑問に思ったけど、先輩が何も知らないとか思われたら恥ずかしいから黙っておこう……。
「そうねえ〜〜っ」 「『スタンド』にまつわる記憶が残っているんなら、それも覚えているかも……」
言いながら、モイズの服(病院着)をじっと見つめる。
…………。
392
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/07(金) 22:08:08
>>389-390
刺青師という名に聞き覚えはあったのだが、会った記憶がない。
おそらく、自分は出来事の記憶を忘れているのだろう。
「覚えているのはこいつらの名前だけだ。能力もわからない」
残念そうな顔で答えた。
「悪いんだが、住居が欲しいんだ。どこかいい場所を知らないか?」
393
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/07(金) 22:15:03
>>391
(貝橋)
モッ モッ モッ
モッ モッ
四人でチョコレートを頬張っている。
食べている時は真剣かつ大人しいぞ……
《…………(ジーッ》
『瓶底眼鏡の五女』は一歩遅れたのか、アラベルの足にしがみついている。
アラベルはそれに気付かず、貝橋との会話に夢中だ。
「(あの病院に連れて行くのも手ですけれど……何か不思議ですわよね)」
「(……危険なタイプのスタンド使いだったら。いやいや、それはないかしら)」
最近『極めて危険なスタンド使い』を撃退してきたばかりだ。
そういう懸念もうっすらと脳裏に浮かんでくる。
>>392
(モイズ)
「――なるほど、能力も解らない。これは真正ですわー」
親指の爪を噛んだ。
どうしたものだろうか。住居……は。
「ちょっと思いつきませんわねー。
普通のマンションやアパートは住ませてくれませんわよね」
家賃を支払えないと無理だろう。
と、なると――
「…………まさかアタクシの家に連れて帰って一つ屋根の下!?
いやしかし自由に使える使用人とかちょっと欲しかったですわね」
妄想が炸裂していた。
394
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/06/07(金) 22:30:25
>>393
(DtF)
『ンミャーオ』
おや、あれは……引っ込み思案の『ヴァン』ちゃん。
手招きをして、近づいたらチョコをあげましょう。
来れないようでしたら……こっちから近づくまで。
>>392-393
(アラベル、モイズ)
「(そう。まずそれが第一)」
ボソ 「(記憶がないってだけで、元は危険なスタンド使いかもしれない……)」
ボソ ボソ 「(記憶を取り戻すのは『NG』な可能性もある)」
住居……居場所も分からない、しかも外国籍となると身内もいない=捜索願が出ることもない……。
なるほど、完全に現代社会で孤立した状況って訳……。……この町の警察は経験上頼りにならないって感じがするし……。
「って」 「待て待て待て待て待ちなさい!」
「使用人ってあんた……」 「もーちょっと常識的な発想をね」
『あんた』呼ばわりになったわよ。
「……でも」 「そうね」 チラァー
もう一度病院着を一瞥。
「その服装から察するに……」 「モイズさん、あなたタブン『入院』してたのよ」
「ワカる?」 「『入院』」 「病院の中で生活していたってことよ」 「『松前総合病院』かしら?」
そこに行ってみれば、とりあえず当座の住居は確保できそうだけど……。
気になるのは『病院着のまま外に出ている』こと。もしかしたらのっぴきならない事情があったのかも。
でも、『病院』はこの人の過去に何か重要な気がするわ。なんとなくだけど。
395
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/07(金) 22:43:21
>>393-394
「なぜかはわからないが、病院には行ってはならない気がするんだ。ただの勘なんだけどな」
蟻たちも病院という言葉に反応を示していた。
とりあえず・・・・・・
「住まわせてくれるのなら、家政婦くらいやってもいいよ」
396
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/07(金) 22:50:47
>>394
(『バベット』)
《…………》
ソ〜ォ
足首にしがみついた状態で顔だけを半分覗かせて、『バベット』を見ている。
他の『姉妹』がチョコに夢中なのを確認すると近づいてきた。
コソコソ
何故か、警戒している様子だ。
>>394
(貝橋)
オ ラ ラ
「あらまあ、淑女のアタクシとしたことが。失礼いたしましたわ」
深々ー、と頭を下げた。
さすがに出会ってすぐに使用人はなかった。
まずはお友達から始めるべきだった。
《ママン、それ絶対に違うと思うぞ》
「アタクシの考えを読むんじゃありませんことよ!」
『次女』のツッコミを受けてから、首を傾げて考え込む。
「あの病院に連れて行けば――確かに……」
>>395
(モイズ)
「……とと。なるほどなるほど。
まあ、アタクシの家に連れて行ってもいいんですけれど」
「パパ、ママン、おじい様、おばあ様、大爺様、大お婆様。
姉さま二人はまあ、なんとでもなるでしょう。お菓子でも上げておけば」
「でも、この六人を説得するのは至難ですわね〜。
パパは特に怖いですわ。男の子の友達連れてくるだけで怒りますわ」
色々と考え込んでいる……
「ムッシュウ・モイズ。アナタ……能力は思い出せませんこと?
それ次第で、なんとかしてさしあげられるかもしれませんわ」
397
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/06/07(金) 23:16:57
>>396
(DtF)
『…………?』
どうしたのでございましょう……。
ヴァンさま(
>>394
の呼称は『ミス』でございます)は
わたくしにここまで警戒心を抱いていたでしょうか……?
ともあれ、警戒しているのならこちらからアクションをするのはよくないでしょう。
ヴァンさまのしたいことを見届けますわ。
ヒョロ ヒョロ(尻尾が揺れる音)
>>395-396
(モイズ、アラベル)
「そうね……」
『病院』がダメだと言うのならば、それは尊重すべきかもしれない。
記憶喪失とはいえ『スタンド使い』よ。何か『マズイこと』に対する嗅覚は侮っちゃあいけないわ。
「アラベルの家が大丈夫っていうんなら」 「それが一番なんじゃあないかしら?」
あるいは、白亜荘あたりで住み込み従業員にしてもらうというのも手な気がするけど。
あそこけっこう緩いし。…………ああでも、あかりさんがいるから従業員とかいらないかしら。
398
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/08(土) 00:29:50
>>396-397
「能力については本当に思い出せない。それだと無理かな・・・?」
「病院には絶対戻りたくないんだ。」
ぎゅるるるる〜
お腹が鳴った・・・
「あのさ・・・何か食べないか・・・?」
399
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/08(土) 00:45:46
>>397
(『バベット』)
シタタタタッ
『ヴァン』がゆっくりと近づいてくる。
そして、少し顔を赤らめながら……
《……》
アーン
口を開けた。
『五女』は物を持っても動かせず、その場に取り残される。
なので、道具は使えないので、誰かに食べさせてもらう癖がついている。
>>397
(貝橋)
「お爺様か大爺様が『遣ってくださる』なら、どうにかなる気もいたしますわ」
「家の仕事に使えるスタンドなら、という条件付きですけれど……」
>>398
(モイズ)
オ ラ ラ
「……おやまあ」
お腹が空いては仕方がない、か。
とりあえずスーパーのレジ袋から手頃な菓子パンでも渡そう。
脇に置いておいた自転車を押して運び……
ギシ ギシ
「…………いけませんわね。完全にブレーキワイアが切れてますわ。
これ、どうにかならないかしら。自転車屋に持っていくべきかしら」
困り顔で溜息をついている。
400
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/06/08(土) 00:54:48
>>399
(DtF)
『…………』 ニコリ
本来こういった行動はお行儀が悪いのですが……。
スス
チョコを手ずから食べさせてあげましょう。
何か『手を使えない理由』があるような気がしましたので。
一流の侍女は空気を読むのです。
>>398-399
(モイズ、アラベル)
「能力が思い出せない…………か……」
でも、スタンドヴィジョンは出せる様子なのよね。
使い方が思い出せないとなると……うーん。
考え込んでいるところで、アラベルの言葉を聞くわ。
「あちゃー」 「ダメねこれは」
「自転車屋に行かないと直せないんじゃないかしら……」
自転車を見て一言。
「モイズさんの能力が、自転車の修理ができる能力とかだったらいーのにね」
401
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/08(土) 22:35:23
>>399-400
貝橋の一言を聞いて少し思い出したことがある。
自分はかつて、自転車の修理をしたことがある。そんな気がした。
「ちょっと見せてくれ、おれでも直せるかもしれない」
自転車に近寄ると蟻たちもついてきた。
「しまった。工具が無いな・・・」
どうしたものかと悩んでいると・・・
ガササササッ!!
蟻が一斉に自転車に群がった。
402
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/08(土) 22:49:54
>>400
(DtF)
《…………(モムモム》
パァア〜ッ
表情が一転して明るくなった。
身をよじらせながら、頬張った頬を落ちないように抑える仕草までしている。
《あ、ヴァンだけズルい! クチンッ》
《メイドのバベットさん、もう一個ちょーだい!》
《うむ、私も欲しいぞ》
アァア〜ンx4
ひな鳥のようにチョコを求める姉妹たちであった。
>>400
(貝橋)
「そうなりますかしらね〜。ワイヤの交換となるとすごく高いんですわ。
これなら新しいのを買った方がいいかしら……」
乗るだけでも危険となれば、押して帰るしかない。
多い荷物を運ぶのも自転車なしとなれば手間だ。
「うう〜ん、いい気分で帰れたというのに残念ですわね」
>>401
(モイズ)
「あら、出来ますの? ではお願い――」
ザッ
フォミ
「……『蟻のスタンド』が、『群がってきた』!?」
思わず自転車から手を離した。
スタンドとなればどんなことをしてくるか解らない。
「一体なにを――」
403
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/06/08(土) 23:11:16
>>402
(DtF)
『フニャウ!』
はしたなく口を開けている姉妹達に、一喝いたします。
ヴァンさまに手ずから食べさせて差し上げたのは、末っ子を甘やかす意図などではありません。
『手が使えない理由がある』ような気がしたからそうしたまで。
きちんと手を使ってものを食べられる方々にまでお行儀の悪い行為を許す道理はないです。
そこははっきりとさせておきましょう。
とはいえ――
『ニャウニャウ』
ここまで大人しく待っていたのはエライです。
みなさんを一列に並ばせて、ご褒美にチョコをあげましょう。
順番は年功序列です。年上は敬うのが『礼儀』ですので。
>>401-402
(モイズ、アラベル)
「な」 「なァに言ってんのォ?」
「あなた……直せるって言っても工具も持ってないじゃあないの」
「それに記憶もない……自分の出身地も思い出せない人が自転車の修理なんて、」
ガササササッ!!
|
「 ・ 」
『スタンド能力』! まさかあたしが何気なく言った言葉が原因で記憶の一端が……!
固唾を呑んで事態を見守るわ。
404
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/08(土) 23:32:01
>>402-403
「ん・・・?」
よく見てみると、蟻たちは、工具のような体を使ってみるみるうちにブレーキワイヤーを接着してゆく。
さらに、油のような体液をハンドルやサドルにさして動きを良くし、
フレームをピカピカに磨いてしまった。(勝手に病衣の袖をちぎって雑巾にされてしまったが・・・」
ここまで五分もかからなかった。
今はおれの前に「どうだ!」と言わんばかりにピシッと整列している。
405
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/08(土) 23:43:30
>>403
(バベット)
《怒られたわ! いけない、ほらみんな》
ジュ シュ イヴレマン デゾレ
《 《 《 《 本当にごめんなさいッ 》 》 》 》
一列に並んで頭を下げて、丁寧に謝罪をした。
『お菓子をくれるひと』=『怒らせてはいけない人』の構図があるのだ。
ちゃんと謝ってから一列に並び、チョコを行儀よく貰う。
《メルシー! マドモアゼル・バベット!》
>>403-404
(貝橋、モイズ)
デュー・ド・デュー
「な ん と ま あ! こんなに正確に、しかも調整までしてくれるなんて」
自転車を直す様に驚嘆し、ブレーキワイアを引いて確認。
シャーッ キキィッ
回転するタイヤがピタリと止まった。
買った時と同じぐらいに調子がいい。
メ ル シ ー ・ ビ ア ン
「ありがとうございますわッ!
これならお爺様に使っていただけるかも知れませんわね〜」
406
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/06/08(土) 23:51:41
>>405
(DtF)
『フニャーウ』
満足げに頷きます。
みなさん、ちゃんと話せば理解できる良い子ですね。
……今はまだ、お菓子をもらうことが敬意に繋がっているだけですが、
そのうちきっと、他人に敬意を示すという行為の大切さを理解できるはずです。
>>404-405
(モイズ、アラベル)
「おお」 「おおお……」
「スゲー……」
思わず感嘆の声を上げちまうわ。
「修理だけじゃなく、調整までできるなんて」
「『職人』の能力」 「スゲーわ」
「あたしのこの『スマートフォン』も直せるのかしら?」
「最近電池の消費が激しくて……」
……いま、『そりゃただの使い過ぎだ』って声が聞こえた気がするけど気のせいね。
だって! 買った当初はもっと電池の消費だって少なかったのよ。これは完全に老朽化の影響だわ。
407
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/09(日) 00:11:24
>>405-406
(アラベル、貝橋)
蟻たちは褒められたおかげか嬉しそうにしている。(ように見える・・・)
(いい流れになってきたな、早速住まいが見つかりそうだ。
だが、こいつらの能力はこんなもんじゃないんだがな・・・・・・)
「!?」
いきなり驚いた表情をしてしまったので二人を少し驚かせてしまった。
「すまん、急に寒気がしたんだ。」
平静を装い謝っておいた
(しかし・・・「こんなものじゃない」とはどういうことだ・・・?)
「こいつらの能力は修理する能力らしいな。これで使用人として役に立てるといいんだが・・・」
408
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/09(日) 00:20:43
>>406
(『バベット』)
モギュモギュ
《おいしーのよ! クチンッ》
《たまにはチョコもいーんだぜ》
至福の時を過ごしている姉妹たちであった。
「ほら、オマエたち。話は終わりそうですわ。
もう一回、マドモアゼル・バベットにご挨拶なさい」
自転車を押す本体から指示が出た。
今一度、揃って頭を下げてくる。
>>406
(貝橋)
「電子機器も治せるんだったらアタクシのMP3プレイヤーも」
《欲をかくといい事ないのよママン!》
「……わ、解ってますわよ!」
まあ、いずれ機会もあるだろう。そう思うことにした。
「(なかなか便利な能力ですわねー。
……危険な方ではないのかしら?)」
こっそり耳打ちはしておく。
>>407
(モイズ)
「使用人だなんてとんでもない。ちゃんと雇ってもらえると思いますわ。
お爺様は今、輸入雑貨やアンティークの販売をしてますの。
古い時計や道具なんかがあるので、レストアしなくてはいけないんですわ。
サ・ヴァ
その能力ならきっと役立つと思いますの。よろしくて?」
微笑みながら尋ねてくる。
『モイズ』が何を考えているかは気づいていないらしい。
409
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/06/09(日) 00:47:48
>>407-408
(モイズ、アラベル)
コクコク
幸せそうにしている姉妹達をこれまた幸せそうに『バベット』が眺めているわね……。
ま、あれが『バベット』にとっての生き甲斐みてーなもんでもあるわけだし。
お辞儀に対しても、こっちもご丁寧にどーもって感じでにっこりと笑い返してるわ。
(獣なのに笑みの表情が良く分かるっていうのも奇妙だけど)
……で……、
「(……そーね)」
「(少なくとも、『記憶を失った彼』は悪い人じゃあなさそうカモ)」
「(上手いこと、やっていけるんじゃあないかしら?)」
「こほん」 「それじゃあ……話は大体まとまったわね?」
二人を見据えるわ。
ほとんど役に立たなかったけど、ここらで話をまとめておくことで、
『先輩が全部の流れを仕切ったのよ!』って感じの印象をつけておきたいわ。
410
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/09(日) 23:44:34
>>408-409
(アラベル、貝橋)
「二人とも親切にしてくれてありがとう。何でも直すからいつでも持ってきてくれ。」
蟻たちも張り切っている。(ようにみえる・・・)
「今から案内してもらえるかな?それと・・・」
ぐるるるるるるぅ〜
「その菓子パン下さい・・・」
411
:
アラベル=メスリーヌ=スパジァリ『ダウンタウン・フィクション』
:2013/06/10(月) 21:39:11
>>409-410
(ALL)
アラベルはニコニコと笑っている。
『姉妹たち』を手招くと肩に、頭に載せていった。
メルシー・ビアン・ユヌ・ミルフォワ
「ええ、問題なしですわ! 深く感謝いたします」
パ ル ド ン
「と、失礼いたしましたわ。
さあ、我が家に参りましょうか。ついてきてくださいませ」
モイズを先導し、先に進もうとする。
と、気付いた『四女』が『ハーゲンダッツ』を持ってきた。
《おれいなんだぜ!》
412
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/06/10(月) 21:47:03
>>410-411
(モイズ、アラベル)
「それじゃ、あたしはこのへんで帰るわ。
なんか、胸騒ぎがするし……」
『ニャウニャウ』 ペコォー
二人に手を振って帰るわ。
……なんか、嫌な予感がする。今日は急いで帰ろう。
413
:
モイズ・R・キング『エイリアン・アント・ファーム』
:2013/06/11(火) 01:00:39
>>411
「お、ありがとな」
お礼に対してなにか安心感のようなものを感じて、少し頬が緩んだ。
>>411-412
(アラベル、貝橋)
貝橋に手を振って別れた。
今はアラベルの後について行き、新たな拠点へ向かっている。
服の中に蟻たちが沢山入っているのでくすぐったい。
新居はどんな場所だろうか。うまくやっていけるのだろうか。
新生活にはよくある、期待と不安に似た心持ちになっている。
だが、その中に何か他に暗い感情が隠れているような・・・
(そんな気がした・・・・・・)
414
:
鷲ノ巣『ゴールディー』
:2013/06/19(水) 23:15:48
ザ
ァ ア ア ア ―z_ ッ
「………………」
降りかかる雨の中を歩いている。
濃紺のレインコートを羽織って、雨をしのいでいた。
415
:
明寺悟『タウン・ヴァン・ザント』
:2013/06/19(水) 23:22:06
>>414
ザアアーーーーッ………
ふと、雨が止んだ。いや、これは…。
「お急ぎかね、お嬢さん」
紳士が、鷲ノ巣の頭上に傘を掲げていた。
416
:
トニー・ラギュラー『ワシントン・アップル』
:2013/06/19(水) 23:28:28
>>414
「雨雨触れ触れ母さんが蛇の眼でお迎え嬉しいな」
「蛇の眼でお迎えとはこのお母さん何者ッ」
星条旗柄の傘をくるくる回しながら歌う男が現れた!
>>415
あ 紳士だ野生の紳士が居るぞ!
そんなことを思いながら二人に目を向けるぞ
417
:
鷲ノ巣『ゴールディー』
:2013/06/19(水) 23:34:04
>>415
(明寺)
「……?」
怪訝な顔で、足元に落ちた『影』を観る。
スイ、と反射的に退き、影の主を観た。
「あ。…………いえ、はい、ええと、その。……
な、なんという、か……あ、こんにちは」
ペコリ
挨拶を済ませた。
善意の行為――そう思って、『抑えた』。
>>416
(トニー)
遠目にちらりと見た。
派手な人だな、と思う。
418
:
明寺悟『タウン・ヴァン・ザント』
:2013/06/19(水) 23:45:06
>>416
気づいていない。
>>417
鷲ノ巣
「徒歩ならレインコートはおすすめできない。
意外と顔に雨粒が当たるし、結構蒸れるからな。
自転車なら分かるが…」
話していて、自分の言葉で疑問を感じたようだ、少し考えている。
「君は変わっているね、その歳で、なにか色々な経験をしているようだ」
そうだ、雨の日に傘を差さずにレインコートで外出するのは滅多にない。街を歩いても、そんな人間は皆無と言っていい。
傘の方が圧倒的に手軽で簡単で快適だからだ。
となると、レインコートでなければならない理由があるはず、それが何かは分からないが僕のセンサーはその辺の機微を敏感に感じ取った。
「良かったら送っていこうか、どこへ行くんだい?
ああ、勘違いしないでくれよ、下心なんかはない。いくらレインコートといえど、女性が雨に打たれる絵に、僕が耐え切れないだけだ。」
どうか人助けと思って、僕に君の供を務めさせてはくれないか?
極めて紳士的な対応だ、見た目も悪くない。
419
:
トニー・ラギュラー『ワシントン・アップル』
:2013/06/19(水) 23:53:34
>>417-418
いい人だ 子供にやさしい人に悪い人はいない、
グランマが言っていた…。
完全に通りすがりの自分だがこのままでいいのだろうか?
このまま何もしないただの一般人でいいのだろうか?
そんなことを考えながら傘をくるくるさせている。
が周りから見たらただの星条旗を回転させている不審者だ。
420
:
鷲ノ巣『ゴールディー』
:2013/06/20(木) 00:02:03
>>418
(明寺)
小首を傾げて考え込む。
マトモそうな人だ。善意から来たと考えれば、まあ、悪くない。
とはいえ、とはいえ――『傘は嫌い』だ。
「…………お供、だけ……でしたら、いい、かな?」
「傘は、どうぞ。……あなた、が」
>>419
(トニー)
遠目からでも目立つので、気に懸かる。
こちらから働きかけない。
421
:
明寺悟『タウン・ヴァン・ザント』
:2013/06/20(木) 00:12:51
>>420
「ありがとう、君の優しさに感謝するよ。
ああ、望むところだとも、傘は僕が持つ」
ウキウキと足取り軽く、鷲ノ巣のお供をする。
「それじゃあ、どこまで行きましょうか?
ああ、先にレインコートを脱いではいかがかな、この街の夏は蒸し暑い。不快じゃあないかい?
おや、あんな所にカフェがある、着替えるついでに、冷たいものでもどうだろう?」
自然に誘導する話術の巧みさ…ただものではない。
422
:
トニー・ラギュラー『ワシントン・アップル』
:2013/06/20(木) 00:22:06
>>420
違うだろう!そうじゃあないだろう!
自分はただの不確定多数になりたいのか!
否!
自分が目指すべきは荒野を開拓した『英雄』!
己を犠牲にしてでも施しを行ってしかるべき!
ならば今行うべきは一つッ!
「うぉぉぉ!
これを使えええい!」
(気分的には)三メートル以上の跳躍ゥッ!
そこから叩きだされる傘の譲渡ォッ!
スッゴォォーイ!まるで押し売りの様だ!
トニーは自分が濡れることもいとわず二人に傘を差し出すゥッ!
「傘一本で二人は意外と濡れてしまう!
遠慮せずにこの傘で一人一本ずつ挿すと良い!」
423
:
鷲ノ巣『ゴールディー』
:2013/06/20(木) 00:36:01
>>421
(明寺)
「…………あ、はあ。……」
困ったな。どう反応をすべきか。
言ってることも解るのだけど……私にも個人的な理由はある。
「つ、冷たいモノ、でした……ら。も、もうそこのコンビニとかでもッ」
フードコートじみたスペースのあるコンビニを指す。
>>422
(トニー)
「……ッ!? えッ? えッ?!」
よく解らないまま、後ずさる……
ズ
ル 「あッ、わッ……わッ!?」
パシャアンッ
「あ。……あー。……」
すべって尻もちをついてしまった。
424
:
明寺悟『タウン・ヴァン・ザント』
:2013/06/20(木) 00:54:11
>>422-423
「!」
ズ ギ ュ ン !
飛びかからんとするトニーを見た瞬間、『タウン・ヴァン・ザント』が発現する。
半径15m以内の全ての動くものに、『残像』が残る。
『さっきまでいた所』と『今いる所』に二人の『自分』がいると考えればいい。
飛びかかったトニーと、驚いて転んだ鷲ノ巣にも、『残像』が残る。
「世界は『焼き付け』られ…僕の思うままに、『タウン・ヴァン・ザント』 『解除』だ」
ヴヴン!
突如として現れた『もう一人の自分』は、驚く間もなく消え失せた。
後に残るのは…。
跳びかかる前の位置まで『戻された』トニーと、
転びそうになる『前の』鷲ノ巣。
まるで世界を映画に見立て、『巻き戻した』ような現象だった。
「行こう」
鷲ノ巣の手を取って、コンビニエンスストアへ向かう。
425
:
トニー・ラギュラー『ワシントン・アップル』
:2013/06/20(木) 01:01:51
>>423
「あ」
不味ーいッ!
女の子が尻もちをついてしまったぁ!
これでは『英雄』になれ
ズ ギ ュ ン !
る!
一体どういうことだ。
自分は確かにダイナミック譲渡を行い、
女の子は尻もちをついた。
所が尻もちをついた女の子どころか、
『英雄』になろうとした自分さえいないではないか。
「おいアンタ」
「マチな」
「アンタだよ」
女の子の手を取ってコンビニへ向かう明寺を呼びとめようとする。
「アンタ…どうするつもりだ?」
426
:
鷲ノ巣『ゴールディー』
:2013/06/20(木) 01:08:33
>>424
(明寺)
見えたのは――自分の後ろ姿。
それに驚くが、それよりもおかしいのは。
ズギャ!
「――――もど、った。……」
『倒れ込んでいたはずの私』が『立っている』。
これは、どういうこと、……だ?
「……あ、あ。……」
困惑しながら、そのまま手を引かれていく。
>>425
(トニー)
「…………あ、……あー。……
え、と……なにが、ど、ういうこ、と?」
よく考えたらだ、この人もよくわからない。
いきなり跳びかかってきたので、何をするつもりなのか。
「……そ、の。……落ち着いて、いただけます、か?」
427
:
明寺悟『タウン・ヴァン・ザント』
:2013/06/20(木) 01:19:25
>>425
トニー
「こっちのセリフだ、女性におかしなマネをするんじゃあない」
鷲ノ巣をコンビニへ連れて行く。
>>426
鷲ノ巣
「可哀想に、怖かったろう。
大丈夫だ、さすがに店内までは追ってこないだろう。
少し急げるかな?」
最小限の言葉のみを伝える、混乱している人にはあまり話しかけるものじゃない。
鷲ノ巣の手を引き、コンビニへ急ぐ。
428
:
トニー・ラギュラー『ワシントン・アップル』
:2013/06/20(木) 01:25:15
>>426
「HAHAHA!」
「大丈夫 大丈夫だ
俺は落ちついて居るぜ」
冷静 カッコいい
「何時だって『COOL』で『COOL』さ!」
>>427
「お前まさか…!」
ググッ
「その女の子に傘を買うつもりだな!」 「ホラ」
「何て奴だ!」 「カサヤルヨ」
「どうして俺が傘を譲るって言っているのにッ!」 「ウケトレッテ」
「わざわざ傘を買おうとするんだ!」 「ホラホラ」
「遠慮しているのか!?気にするな俺のことは構わない!」 「ウケトレッ」
「もらえ!貰ってくれ!」 「キミニエイコウヲ」
傘の持ち手を二人に交互に差し出しながら横に並んで移動している。
「よしそうだ!だったら傘代を払おう!
これなら俺も濡れないから君たちが心配することは無い!
さあ 遠慮するな!」
財布を取り出して付きまとってくる…!
この男ッ…しつこいッ!
429
:
鷲ノ巣『ゴールディー』
:2013/06/20(木) 01:29:32
>>427
(明寺)
とにかく、現状の情報について考えよう。
この人は私を助けた――悪意はない、と思う。
警戒心は捨てないが――
「……」 「わかりました」
頷くと、コンビニの方へ急いだ。
>>428
(トニー)
よし、理解した。
――――これは傍迷惑な人種だ。
シ ハ"
ィ ツ !!
『ゴールディー』が、素早く足を刈る。破ス精BBB
その場に転んでもらえば、ついてこられなくなるだろう。
430
:
明寺悟『タウン・ヴァン・ザント』
:2013/06/20(木) 01:35:36
>>428
トニー
「目を合わせないで、聞こえないフリをして」
鷲ノ巣を気遣う。
>>429
鷲ノ巣
「 ! よせ!」
素早い攻撃は『タウンズ・ヴァン・ザント』では止められない。
鷲ノ巣の手を掴んだまま、走りだす。
「君も『スタンド使い』か! なら覚えておくんだ、必要な時しかこの力は使うべきではない!」
コンビニに逃げ込んだ。
流石に店内までズカズカと来ないだろうと思いたいが…。
431
:
トニー・ラギュラー『ワシントン・アップル』
:2013/06/20(木) 01:45:43
>>429-430
シ ハ"
ィ ツ !!
「あ」
ド
ッ ジ
ャ − −
/
/
− − ン
盛大に転んだ。
「うう…お前達…意地でも俺に傘を譲らせないつもりだな!」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「な」「なんてひどい奴らだ!」
「こうなったら意地でも傘を受け取ってもらうぞッ!」
ゆっくりと立ち上がりながら二人をにらむ。
「僕の名前は『トニー・ラギュラー』」
「覚えておくと良い」
「君たち二人に傘を買う物の名前だッ!」
ド ン
そのままコンビニの中へ走るッ!
432
:
鷲ノ巣『ゴールディー』
:2013/06/20(木) 01:50:16
>>431
(トニー)
「………………」
これは……顔面に一発叩き込まないとダメな人種なのかもしれない。
諦め顔で『ゴールディー』が拳を振り上げんとして――
>>430
(明寺)
「…………あ、……あ?」
見られていた――ということは、この人もスタンド使い。
それならさっきの現象も納得はいくのだけれど。
「ぅ……ぁ。……」
「ど、どうします、か。……
先回りされましたけ、ど……もう、別のところで」
徒労感を覚えてきた。
どこかで座って落ち着きたい気もする。
433
:
明寺悟『タウン・ヴァン・ザント』
:2013/06/20(木) 01:59:56
>>431
トニー
「くっ…こいつしぶといな…」
サッ
トニーから傘を取り上げる。
「ありがとう、良い傘だな、大事に使わせてもらうよ」
トニーに背を向けて歩き出す。コンビニは諦めよう。
>>432
鷲ノ巣
「私も疲れたよ、どこか静かな場所で休みたいな」
「どこか、静かな、場所でね」
「僕の家は実はこの近くなんだけども、ココアでも飲んで行くかい?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
434
:
トニー・ラギュラー『ワシントン・アップル』
:2013/06/20(木) 02:08:46
>>432-433
「マスター そこの二人に傘を…」
サッ
「HAHAHAHA」
「良いんだ 礼は要らないよ」
「名乗るほどのものじゃないよ」
先ほどまでの執着が嘘のように、
いやあれほど執着したからだろうか。
傘を受け取ってもらった瞬間に態度が切り替わった。
「足元に気を付けて
困ったことが有ったら何時でも言ってくれ!」
「HAHAHAHAHAHA」
男は雨に濡れながらどこかへ消えて行った。
「Haa--Hachoo!」
どこかでくしゃみが聴こえた気がした
435
:
鷲ノ巣『ゴールディー』
:2013/06/20(木) 02:12:43
>>434
(トニー)
「………………」
『変人』。
そう認識した。しっかりと覚えておこう。
ああいった強引な人種……
あまり関わり合いになりたくない。
>>434
(明寺)
「あ、それは結構です」
ハッキリと断った。こればかりはダメだ。
誘われて家についていくのはNGだと思います。
「…………、でも、ありがとうございます。……」
おそらくは善意の人。
そこだけは……信じてあげよう。
436
:
明寺悟『タウン・ヴァン・ザント』
:2013/06/20(木) 02:21:48
>>435
トニー
「ああ、肺炎をこじらせろよ」
安らかな眠りを祈りつつ、見送りはしなかった。
>>436
鷲ノ巣
「ですよねー」
当たり前だ。我ながら事を急ぎすぎた。バカバカ! 僕のバカ!
「あ、ああ、いや、その、こちらのせ、セリフだ。
お、おや、どうしたことだろうな、どうにも、話しづらい」
『ありがとう』だと? 今まで散々少女に付きまとい通報も何度もされかけた僕に『ありがとう』だと!?
「オ…オフッ オゥフ…す、すまない。体調が、優れないみたいだ。
君を送れないことが残念で仕方ないが…これ以上、みっともない姿を晒すのも、かなり、とても、恥ずかしい。
そ、それじゃあ!」
顔を見せないように、脱兎のごとく駈け出した。
余りに慌てていたためか、傘がその場に残されていた…。
437
:
明寺悟『タウン・ヴァン・ザント』
:2013/06/20(木) 02:25:58
鷲ノ巣とトニーと別れてから数分後…。
「マズい…これは…立っただろう、完全に立った。
見本のようなフラグだろこれ、レストランのショーケースに入ってるスパゲティの模型レベルのお手本通りのフラグだ…。
って模型だったら食べられないじゃないか! って、なんて、僕ってば下品、フヒ、フヒヒヒ、フヒィ」
その日からしばらく、明寺悟はとてもたのしい日々を過ごしたとさ、めでたしめでたし。
438
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/07/09(火) 00:43:02
住宅街の片隅にある公園――
「出張ダイナー、でぇ〜す」
ガラ ガラ
ミニ屋台を引いて、出張ダイナー『Straits』登場!
※許可は当然とってあるものだとあたし(貝橋)は思って動いているけど、
ダイナーが法に則った営業をしているわけがない! と思っていただきたいわ。
439
:
無明『ビザール・インク』
:2013/07/09(火) 22:55:32
>>438
「………………ダイナー、ねェ」
遠巻きに見ている、赤毛の男が一人。
目つきが悪く、殆ど睨みつけるような視線を注いでいる。
「(『アレ』が屋台引いてるわけじゃねェか)」
440
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/07/09(火) 23:12:49
>>439
(唐突に三人称)
ダイナーはわりと盛況のようだ。
今も、休日の学生が屋台の前に並んで……、
ゴソゴソ
店員(メイドさんのつける『ホワイトブリム』のようなカチューシャをしている。制服なのかもしれない)が屈み、ミニ屋台から何かを取り出している。
ミニ屋台は単に中身は棚のような構造になっているらしい。普段の出張ダイナーのような屋台スタイルではない。
(むみゅがダイナーを知っているかどうかは定かではないが)
他に誰かがいる様子もない。そもそも中には成人男性はおろかあの店員が入り込めるようなスペースさえなさそうだ。
店員はサンドイッチを手渡している。
他の客もサンドイッチを食べているから、どうやらこの屋台には
『ハンバーガー』などの暖かい食べ物は置いていないらしい。
そういえば、ミニ屋台の外装もどことなくおしゃれな様子になっている。イメチェンだろうか?
アリガトゴザイマシター
店員は見事な営業スマイルだ。
ふと、店員と目が合う。
|
バッ ・
スゴイ勢いで逸らされた。完全にビビられている。
441
:
無明『ビザール・インク』
:2013/07/09(火) 23:17:57
>>440
「………………」
ス
無言でその場から立ち上がった。
立つと長身なのが目に見えて判る。
威圧感もバッチリだ――
ザム ザム ザム
――近づいてくる……
442
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/07/09(火) 23:38:38
>>441
(そして戻る)
……! ち、近づいてきたァァ〜〜ッ!
あいつ、完璧! カタギの人間じゃあないわ……。
アヴェルスとかレインみたいな『プロ』の人間に決まってる! 威圧感がそうだもの!
ゴ ゴ ゴ
まさか……『新手のスタンド使い』か……!?
店員として、最低限の体裁は保つ(保ててない)けど、警戒は続けるわ。
「…………いらっしゃいませ……」
「『ご注文』はいかがいたしますか……!?」
ゴ ゴ ゴ
返答次第じゃ、『「バベット」の不意打ち』を無料でサービスすることになるけどね……!
443
:
無明『ビザール・インク』
:2013/07/09(火) 23:43:42
>>442
ズ
ォ
近づいてきた――射程距離内だ。
少し、屈み加減で貝橋の顔を覗き込んでいるッ。
ジーッ
無言だ……
思案顔でアゴを撫でているが、ふと口を開き、
「サンドウィッチ――種類は?」
「ドリンクは、アイスコーヒーを一つだ」
444
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/07/10(水) 00:01:01
>>443
ガクゥゥ――ッ
思い切りズッこけそうになるわ。
445
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/07/10(水) 00:14:14
>>444
途中送信
>>443
ガクゥゥ――ッ
思い切りズッこけそうになるわ。(むろん、物理的にじゃなくて気分的にだけどね)
な、なんだただのお客さんだったの……。紛らわしすぎるわ。もうちょっと愛想よくしなさいよね!
「サンドウィッチの種類はこちらになります……」 ササ
メニューを取り出す。あたしがささっと手書きで書いたものよ。
あたし、字の綺麗さにかけてはけっこう自信ありだから読みやすいと思うわ。
〜 〜 〜
[ メニュー ]
サンドウィッチ:300円
(トッピングは ベーコン、レタス、チキン、トマト、オニオン、チーズ、ピクルス、パイン、全て50円)
フライドエッグ:200円
フライドポテト:300円
オニオンフライ:300円
フレンチトースト:200円
フライドチキン:600円
オムレツ:400円
パンケーキ:300円
コールスロー300円
ミートパイ:300円
日替わりフルーツパイ:300円
チョコレートクサンダークロスバナナスプリット:300円
アイスクリーム:200円
コーヒー:150円
各種ソフトドリンク:200円
(コーヒー及びお茶類は+200円で『超・健康に優しい』ものをお出しします)
〜 〜 〜
「いかがなさいます?」
危険じゃないと分かったし、完璧なる営業スマイルを継続するわ。
446
:
無明『ビザール・インク』
:2013/07/10(水) 00:28:28
>>445
「ンじゃベーコンレタス、トマトとチキン。
両方ともチーズは入れておいてくれや」
「……なンかオレの顔にでもついてるかよ」
さっき顔を逸らされていたのには気づいていたらしい。
頬を撫でて、確認している。
「『Straits』……でイイよな。この屋台はよォ」
屋台を改めて眺めた……
女一人が引くにはこのサイズが限界らしいな。
447
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/07/10(水) 00:40:21
>>446
「……・・…」
何か話を逸らさないと……。
っと、向こうから新たな話題を送って来てくれたわね。
「はい!」 「ダイナー『Straits』の出張版でございます!」
ニコニコ
もはや笑顔は完璧水準よ……。
「店舗が急な事故で全壊したので、仕方がなく屋台営業となっております」
「ちゃんと行政の許可はとってある(と思う)のでご心配なく」
そう言って、『品物』を取り出す為に屈む。
ゴ
ゴゴ
パ カァ ・・・
屋台のフタを開けると……中には『バベット』がいる。
そう! これこそ、ミニ屋台でもちゃんと営業できている理由。
ついでに言うなら、この屋台に客がちゃんと来るほどの品質を保てている理由ね。
「注文は……ベーコン・レタスチーズとトマト・チキン・チーズのサンドウィッチ、
それとコーヒー……で良いですね? コーヒーに『オプション』はお付けいたしますか……?」
屈んだ状態から顔をあげて問いかける。
448
:
無明『ビザール・インク』
:2013/07/10(水) 00:49:13
>>447
貝橋の問いには答えない。何故なら――
「…………店が、全壊だァ〜〜ッ?」
「冗談じゃねェ。店員はどうなった?
犠牲者とか居るンじゃねェだろうなァ――ッ」
ギン、と目つきが鋭くなった。
背丈もあるのでやはりプレッシャーには充分だろう。
屋台のカウンターに手を掛けて、身を乗り出しても来る。
バンッ
バンッ
「冗談じゃねェぞ……こっちは済ンじゃいねェってのによォーッ」
449
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/07/10(水) 00:53:03
>>448
「えッ」 「店員は全員無事……ですけ、」
「あ」 「そんなに身を乗り出しちゃ……」
ヤバい。『バベット』の隠れている棚の中が見えちまうわ……。
咄嗟に体で隠すけど……
ゴ ゴ ゴ
『(ニャニャ!)』 スス
『バベット』の姿は見えちゃうかも……。
ま、そもそもスタンド使いじゃなけりゃ見えなくはあるんだけどね。
「店員は無事ですよ……誰かお知り合いでも?」
なんとなく直感的に錏葉の知り合いな気がする……。
450
:
無明『ビザール・インク』
:2013/07/10(水) 01:02:14
>>449
ス
「フン、ンなら構いやしねェ。
テキトーに壮健にしとけッつッといてくれや」
「……別に心配してるわけじゃねェ。
ソコんトコは勘違いすンじゃねェぞ」
カウンターからあっさり退いた。
顔を背けて、適当な方向に視線を投げている。
見たかどうかは、判断がつかないだろう。
「『オプション』はいらねェ。早く頼まァ」
451
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/07/10(水) 01:19:28
>>450
み、見られた……? 『オプション』がいらないっていうのは警戒されてるってこと?
でもでも、スタンド使いならすぐにもっと露骨な警戒行動に移るはずだし……。
か、考えても仕方ないか。
「承りました」 ニコリ
とりあえず、形だけ笑みを返しておく。
『バベット』に注文通りのサンドウィッチ一つずつとコーヒーを『テーブルセッティング』で発現させる。
棚の中は狭いとはいえ一人分を用意する程度なら容易(ギャグじゃないわよ)。これなら数秒で注文を全部出せるし……。
「お待たせいたしました。ご注文の品は以上でよろしいでしょうか?」
注文を受けてからすぐ、出来たてのサンドウィッチと冷たいコーヒーが出てくるわ。簡単に捨てられるような紙のバスケットに入ってる。
サンドウィッチは紙に包まれていて食べやすくなってるし、コーヒーもそこらのごみ箱に捨てられるような材質の器よ。
ちなみにゴミ箱は公園の隅にある……。
お客さんはみんな、そっちに食べ終わったゴミを捨てているわね。
452
:
無明『ビザール・インク』
:2013/07/10(水) 01:27:07
>>451
「おォ。悪ィな」
受け取ったサンドイッチに齧りつき、コーヒーを啜る。
炎天でアイスというセレクトは間違ってなかった。
グビグビ
一気に飲み干してしまい、追加を頼む。
「アイス。『オプション』付きでだ」
「フン…………ところでよォ〜」
「『事故』で潰れたのかァ? 『Straits』は――」
人の店だろーが気になりはする。
この間見た限りじゃ無事だったからな。
あの黒装束も――同僚だよな。
「アソコって『合法の商売』してねェだろ。
まさかよォ〜、潰れたンじゃねェだろうなァ〜?」
453
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/07/10(水) 01:38:10
>>452
「はい」 「450円になります」
そんなことを言いつつ、『バベット』にコーヒーを発現させるわ。
効能は――『疲労回復』と『消化促進』よ。主に『夏バテ対策』ね。
(ttp://www.cafegoju.com/coffee/coffee_02.html)
さて、どうやらお客さんも他は小休止っぽいし、このお客さんと会話する余裕はあるわ。
「潰れてなんていませんよ〜。店舗は壊れちゃいましたけど、今もこうして屋台営業して、」
、 、 、 、 、 、 、、、
「……『合法の商売』してねェ?」
「と」 「とと」 「ととととんでもない」
「『Straits』は合法も合法! ただの闇医じゃなかった軽食店ですよ!」
「清く正しく営業中でございます!!」
目に見えて狼狽しはじめる。
え? もしかしてコイツダイナーの裏事情知ってる?
だとしたら……!!
454
:
無明『ビザール・インク』
:2013/07/10(水) 01:47:39
>>453
「アリガトなァ」
コーヒーを受け取り、口に含んだ。
少々重たさを覚えていた胃が、軽くなった気がする。
「……ワルかねェな、オプションとやらも」
そして、店員の反応に手を振って応じる。
「あァ、勘違いすンじゃねェ……
あそこ、ガキを働かせてンだろ? 黒装束の、チマいヤツをよォ」
「労働基準法を平気でブッチ切ってるからよォ〜〜ッ
さすがにお上が見逃さねェかと思ったンだよ……無事ならイイがねェ」
『非合法』というのはそこまでしか知らないようだ……
455
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/07/10(水) 23:38:43
>>454
「え……」 「ああ」
「勘違い……アハハ、別にやましいことがあったわけじゃあないですけどね」
「ただちょこっと、いきなり物騒な疑いがかかったから動揺しちゃっただけで……」
や、ヤベェーッついうっかり『闇医者』とか口走りそうになったわ!
コイツに『闇医者』のことを教えるのはヤバい……。
いけないわけじゃないけど何か『面倒くさい』気がするわ。このことは禁句にしておきましょう。
ついでに、このまま『黒装束のチマいヤツ』(リンちゃんのことよね)関連の話でお茶を濁しておくことに……、
……でも、結局ダイナーは非合法営業ということになるのね……。とほほ。
「え? 確かあの子は高校一年生だったはずだけどなぁ〜」
「自己紹介のときにそんな話をしただったはずだけどなぁ〜」
「あ、コーヒーお替りいかがです?」 「サービスにしときますよ」
自然な風を装って嘘の情報を伝えるわ。
ついでに『自己紹介のとき』、と言うことでリンちゃんとの間に微妙な距離感を演出し、
いざというときに『あんまり詳しく知りませんでした』という逃げ道を作っておくわ。
(あたしはリンちゃんからじきじきに実際の年齢聞いちゃってるからね…………)
456
:
無明『ビザール・インク』
:2013/07/11(木) 21:59:30
>>455
「…………まァ、深くは聞きやしねェよ。
お替り? 貰えンのなら貰っておくか」
「なンせ暑すぎるからよォ――ッ
こーいうトコじゃ長生きは出来ねェなッ」
紙コップを差し出しつつ、軽口を叩く。
随分と気安い口調になってきた。
「アンタ、あそこの新入りかよ?
バイトとはいえ屋台引くのも大変じゃねェか?」
457
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2013/07/12(金) 00:16:23
>>456
「かしこまりましたァ――ッ
(ほっ、上手く誤魔化せたわ)」
『バベット』にコーヒーを発現させる。
「そうです? この黄金町……というかS県は
『日本茶の県』ですから……長生きすると思いますよ」
「『お茶』の力はスゴイですから……」
そんなことを言いながら『バベット』からコーヒーをもらい、赤毛の男に手渡すわ。
「新入り……そうですね。今年度から始めたんですよ。
……え? 屋台? ああこのくらいなら……」
だって中身空っぽだし、と言いかけて、あわてて口を噤むわ。
そ、そーいやそうだった……。フツーの女子高生が屋台引くのって、相当パワー要るでしょうに……。
「こ、ここに運んでからは休憩みたいなモノですし、そこまで大変じゃあないですよー」
「あ、でも暑いのは大変ですかねー」 「ど、どーせならお客さんに運んでもらうの手伝っちゃおうかな? なんてーハハハ」
迫真の演技で軌道修正をはかるわッ!
ま、屋台引くのなんて普通のお客さんなら絶対イヤだろうし、ここは小粋なジョークが決まって話がそれるはず……!
458
:
無明『ビザール・インク』
:2013/07/12(金) 00:27:09
>>457
「はッ……かまやしねェが……チィと高いぜ」
「まァ、茶を一杯タダで貰ったと思や、サービスぐらいしてやるがね」
冗談に軽く笑って応じてくる。
コーヒーを受け取り、更に一口啜った。
「それなら相当に『カルく』見えッから……」
スイ
「あそこまで『持ってけるぜ』」
男は指を指して、方向を示す。
しかし、位置が高い。人家――というか、その『屋根の上』を指している。
「『安全確実』……たァ、いかねェがね」
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板