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【場】『倉庫街』
29
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2012/01/17(火) 22:26:03
「まったく」
スパー
ブハー
「寒いぜ」
30
:
錏葉九郎『ザ・シグマ』
:2012/01/18(水) 00:22:38
>>29
「ッたク」
クシュ
タバコを踏み消し、立ち去った。
31
:
ようこそ、名無しの世界へ…
:2012/01/18(水) 00:23:18
>>29
「あの……」
唐突に、後ろから声がかかる。
32
:
ようこそ、名無しの世界へ…
:2012/01/18(水) 00:28:41
>>30-31
小さな声は、届かなかったようだ。
追うことも出来ず、やがて声の主の立ち去った。
33
:
神山挫『J・V・phase1』
:2012/02/25(土) 22:04:37
「そういえば。
『生きた肉体』は生み出せても」
ザッ ザッ
「死者と生者、その垣根を越えさせられんのか?
俺一人だとどうなんだ……?」
人気の無い倉庫街を、うろついている。
34
:
神山挫『J・V・phase1』
:2012/02/26(日) 23:38:35
去った
35
:
羽黒剣『モンセギュール』
:2012/03/21(水) 22:19:29
「わーお、こりゃ酷いであります」
こんな治安の悪い所に一人の小学生がin!
干からびた血の後だかを、そこらで拾った鉄の棒でつっついてる。
36
:
須磨『ズーマ』
:2012/03/21(水) 23:25:33
>>35
「あれれ〜〜〜、おっかしいぞ〜〜〜〜」
血溜りの痕跡を一瞥し、やたらと間延びした声で話しかける。
37
:
羽黒剣『モンセギュール』
:2012/03/21(水) 23:30:30
>>36
「おのれ何奴!でありますッ」
バーンッ
迷彩模様の上着を着た、多分上級生っぽいのが『須磨』を指差す。
「探偵気取りでありますか!」
ついでに、その口調に何か感じる物が有ったようだ。
38
:
須磨『ズーマ』
:2012/03/21(水) 23:47:44
>>37
「探偵? イヤだなー、君ってば。
あーんな人のプライバシーに首突っ込む上に、
頑張ってる刑事さんをバカにするよーなヤツと一緒にしないでよねー」
血の痕跡をマジマジと眺め、フームとしたり顔で考え込む。
「ボク、どっちかというと怪盗の方が好きだぜ。
てかこれ何? 何か零したの?」
39
:
羽黒剣『モンセギュール』
:2012/03/21(水) 23:54:44
>>38
「現実には浮気調査がメインでありますしね。
ドラマやらの事件解決よりは何でも屋的であります」
尋ねられると、ゴソゴソとポケットに手を突っ込み、取り出す。
新聞の切り抜きだ……ちょっとばかり前の物。
『今度はミンチ殺人事件。
また倉庫街か!黄金町に戦慄走る──』
と見出しに書かれている。
「キャッスルロックではなくて、黄金町ではありますが。
『死体を見つければ英雄になれる』とか、そんな感じのストーリーをなぞってる訳であります」
そして、どうやら此処がそうだったようだ。
染みこんで落ちなかった血がドス黒くこびりついてるのをつっついてるという事だ。
40
:
須磨『ズーマ』
:2012/03/22(木) 00:08:14
>>39
「何それ、……あッ ひょっとしてッ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『またしてもイケメン激写!
S市の隠れアイドル、ファン急増中』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「……いやー、マスコミも不躾だよねー。
そーやってコソコソとプライバシーを嗅ぎ回るところは嫌いだけどさ、
目の付け所だけは評価してるんだよね、ボク」
新聞記事の内容も読まずに勝手な勘違いをして、
一人鼻高々とさせて妄想を膨らませている。
「オセロを操る占い師とかいいから、
もっとボクみたいな『輝き』を特集すべきだと常々」
<チラッ>
>『今度はミンチ殺人事件。
> また倉庫街か!黄金町に戦慄走る──』
記事の内容を目にした途端、表情から血の気が失せる。
「ま、マジモンかよこれェェ〜〜〜〜〜〜ッッ!!
ボクてっきり、探偵ごっこでもやってるのかと思ったよォォ〜〜〜〜ッッ
ごっこ遊びなのに、何でそこだけリアルな小道具使うんだよォォ〜〜〜〜ッ」
驚愕の余りに腰を抜かし、
<ドサッ>
尻の落ちたところは血溜りの跡。
41
:
羽黒剣『モンセギュール』
:2012/03/22(木) 00:18:42
>>40
「何を言ってるでありますか……」
一瞬で気分を良くした『須磨』を見て、
『あれ、記事間違えたかな?』と何度か表裏返して見てる。
「やっぱり、殺人事件の記事でありますよな」
「あ、オセロの占い師は確かに個人の勝手でありますなー。
メンタル擦り切れならベトナム帰りのが重大であります」
ゴリッ ゴリッ
ベリィッ
おっと、乾いた血の欠片が少し剥がれたぞ。
「血くらいで脆弱であります!」
その欠片を突き付けてみよう。
「どうせ人間、血と糞尿の詰まった生きた肉の袋であります!
GUNG-HO!……って、あっ」
乾いているから水気は無いけど、ザラリとした感触に触れるんだろうな……
ケツをついた『須磨』を哀れそうな目で見る訳です。
42
:
須磨『ズーマ』
:2012/03/22(木) 00:24:26
>>41
「ば、バカ、バカバカバカッ!
鼻血さえ出さないイケメンのボクの前に、
なんてモノを突き出してくれて……」
ベタッ!
「う、ウッギャアア!!
触った、触っちゃったよ! た・た・ら・れ・るゥゥ〜〜〜〜ッッ!!」
可哀相な視線を一身に浴びながらも、ケツをズリズリと擦りながら後ずさる。
43
:
羽黒剣『モンセギュール』
:2012/03/22(木) 00:31:39
>>42
「別に血なんて大した事無いであります……」
『須磨』の慌てる様子を見て、
ふと『羽黒』のトラウマが想起された。
「目の前で自分の指ヘシ折り始められたり、
血塗れになっても迫ってくるとか、そういうのを怯えるのなら分かるであります」
異常経験を例に出してきたぞ、この上級生。
「あっ」
カランッ
『須磨』の指に触れる、何か乾いた感触……!
「きっと骨片でありますな、取り残しであります」
人のか、獣のか分からないが『白い何か』だ!
44
:
須磨『ズーマ』
:2012/03/22(木) 00:39:46
>>43
「そんな、ヤクザや兵隊じゃないんだからさ、
ボクってばちょっと顔が賀来賢人に似てるだけのイケメンだぜッ!?」
恐怖に駆られながらもイケメンっぷりを主張する須磨回造(身長145cm)。
ちなみに一世を風靡した有名バンドのボーカルは162cmである。
ゾ
ゾ
ゾ 「うわきゃッ!?」
触れた白いモノを見た瞬間ッ
―――バギュンッ!
掃除機のホース程もある豪腕が、それを叩き潰すッ!
45
:
羽黒剣『モンセギュール』
:2012/03/22(木) 00:45:50
>>44
「善良な合衆国市民でも、ロスでは日常茶飯事だぜ!」
※ここは日本です
……ああいや、『黄金町』だった。ロス以下です。
「!?」
よく見ると、『須磨』と『羽黒』は身長が同じようだ。
上級生なのにソレって事はあまり発育は良くない訳だな。
大体0.9hyde。
「す、『スタンド』………でありますか?」
ザザッ
と、思わず一歩下がる『羽黒』。
46
:
須磨『ズーマ』
:2012/03/22(木) 00:58:28
>>45
『ズーマ』の一撃は“何か”を壊すに留まらないッ
/ ┃i l
/ | ツ
..
━┓ /
━┛ オッ ・
コンクリート舗装の地面を砕き、蜘蛛の巣状のひび割れを走らせていく!
「フゥー、フゥー、……あー、ビックリしたッ!
と、とにかく、こんな危ないところに居られるか!
ボクは先に帰らせてもらうぞ」
立ち上がるとクルリと回れ右、さっさと帰ろうとする。
47
:
羽黒剣『モンセギュール』
:2012/03/22(木) 01:04:41
>>46
「な、なんという『パワー』……!
無茶苦茶であります!」
圧倒的に罅割れた地面に絶句。
これはまた明日新聞が賑わうな、とか考えながらも。
「待つであります!」
「『スタンド使い』だなんて、
名前を聞いておかなければならないであります」
ズギュンッ
『モンセギュール』を発現。
『都市型迷彩の人型』が『羽黒』の傍らに立ち、自分も『そう』であると示す。
「あと、その台詞は死亡フラグであります。
雷雨の夜に言って、翌日部屋で刺されて死ぬのが見える訳です」
48
:
須磨『ズーマ』
:2012/03/22(木) 01:10:06
>>47
『スタンド使い』の名前を聞きたい→『特別な人種』の名前を聞きたい→
『イケメン』の名前を聞きたいッ!
バ バァーz__ ン
「そ、そのヴィジョン、君もスタンド使い!?
ちょっと待って、今準備するから――――」
いそいそとシャツの前ボタンを開けて、胸元を肌蹴させるイケメンポーズ。
「ボクの名前は須磨回造!
この街の人全てからキャーキャー言われる男だ!」
49
:
羽黒剣『モンセギュール』
:2012/03/22(木) 01:15:19
>>48
「えっ」
主従諸共『えっ』という表情になった。
『モンセギュール』が凄いダレた様子になってしまったぞ。
「さっきまで血痕でキャーキャー言ってたでありますが……
殺人鬼なんかも魅了する、という覚悟でありますな」
まあ、さっきの『スタンド』のパワーなら無理でもなさそうだ、と思った。
ただし……目の前でセットするのはどうかとか思っても居るのだ。
「本官は『羽黒 剣』、
『トラップ』によって時代に新風を切り込む風雲児になるであります」
似たような野望だが、どちらかというと悪事的な趣味である。
50
:
須磨『ズーマ』
:2012/03/22(木) 01:23:46
>>49
「だってさー、ゴキブリって気持ち悪いけど別にビビらないっしょ?
それと同じ。触ったら気持ち悪いけど、砕いちゃえば怖くないし」
表層が粉々に吹っ飛んだ地面を指差し、ニヤリと笑う。
「オッケー、ケンちゃんね!
まー、ボクほどのイケメンなら殺人鬼なんて怖くないけど、
もしやってきたとしても、こーやってッ」
バヒュッ
「抉っちゃえばいいし!」
51
:
羽黒剣『モンセギュール』
:2012/03/22(木) 01:32:18
>>50
「発想のスケールが違うでありますよ、ソレは!
ネズミ見つけて地球破壊爆弾を持ってくるような物であります!」
改めて、地面を見る。
もう血痕も破片も何もかもミックスされて砂のようだ……!
ブンブンと撃ち出される『ズーマ』の拳を見て、
目を白黒させている。
「まあ、通り魔に襲われた事も有ったのでありますが。
そんなのも居そうで、物騒な町でありますな」
「精神に余裕が無い町には、ちょっとした緊張感がやはり必要であります。
しかし、学校に仕掛けた落とし穴はあまり成果が出ないんでありますよなー」
52
:
須磨『ズーマ』
:2012/03/22(木) 01:38:15
>>51
「ひょっとして、穴だけ仕掛けてる?
それじゃあ駄目駄目、ちゃんとエサも用意しないとさ」
『ズーマ』を解除し、尻のホコリをパッパと払う。
「通り魔だか何だか知らないけどさ、
この街の人達を『キャーキャー』言わせるのは、このボクだぜッ
イケメンに楯突いたこと、ゼッテーに後悔させてやるぜ!」
かるーいノリでそういった後、ブラリと倉庫街から出て行った。
53
:
羽黒剣『モンセギュール』
:2012/03/22(木) 01:42:13
>>52
「むむ……ブービー化でありますか」
しかし、小学生の懐には厳しい所だ。
仕掛けられて引っ掛かりやすい所を探さなくては!
「イケメンってのは凄いでありますな……」
まるで寺生まれのような扱い方になっている。
とはいえ、『ズーマ』の凄さはパワーだけでも理解できた訳だ。
「また学校でー、であります!」
そう言うと、『羽黒』は『羽黒』で奧の方へ。
何かと仕掛けておくと面白そうだ、と思ったらしく廃材を拾いながら。
徐々に、姿が消えていった。
54
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/13(金) 23:43:15
「……しまった」
道に迷う男が一人。
倉庫とコンテナが延々と並んでいるからだ。
「どうやればメインストリートに抜けられるんだろうか」
55
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/13(金) 23:49:11
>>54
「まったくです。どうしたらいいのか」
段ボールを羽織いながら答える。
「……自分の人生」
ヒュゥ――z ッ
うすら寒い風が一陣吹いたさ。
56
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/13(金) 23:52:34
>>55
ジャケットを着た男は、菱屋の発言に振り向くと
「……寒い?」
半目になって聞く。そのダンボールのことだけれど。
57
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/13(金) 23:56:55
>>56
「いやちょっと迷って三日目で、あ、魚食べます?」
パチパチ
足元にはたき火が燃えているのだ……
そう、ここは『倉庫街』。うらぶれた黄金町のはぐれモノが集う場所。
まあ、それは関係なく。
「どこも同じ倉庫ばかり経ってるんで距離感が。
あと迷いの森っつーか、同じところグルグル回ってるよーな」
58
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/14(土) 00:00:16
>>57
「み、三日……」
菱屋の言に衝撃を受け、絶句するしかなかった。
(……最悪、『ギアーズ』で跳んで行けばいいか)
気を取り直して足元の焚き火に当たろうとする。
「魚はいらない。隣良い?」
59
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/14(土) 00:16:55
>>58
「ええ、どうぞ。嬉しいなあ、四日ぶりのお客だ。あれ五日ぶり?」
ウケケケケケケケ
ちょっとおかしくなっているのかもしんない。
魚をムシャリムシャリと食べている。
「で、今日はどうして我が家に?」
60
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/14(土) 00:19:36
>>59
半目のまま、目の前で手を振る。
気は確かかと言わんばかりに。
「……迷った。出口はどこだろうな」
ついでに受け答えだ。
61
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/14(土) 00:23:40
>>60
「あ、おさかなだー、うふふー」
振った手を目で追いながら。
「まあ、大丈夫なんじゃあないっスかね。
自分も一週間ここに居るけど生きてるし。死にゃしませんよ」
別ベクトルのアドバイスを送った。
いかん! コイツに関わると同じレベルまで堕ちるぞ!
62
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/14(土) 00:29:57
>>61
「……」
沈黙して、菱屋に顔が見えない方向に向く男。
隠した表情は凄まじい渋面だったりする。
「……出たくないのか? それなら別に良いんだが」
戻した時には先ほどまでの半目な無表情。
63
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/14(土) 00:35:25
>>62
「えー、出ようとしてますよ?
でも、十日間ずっと歩いてたけど出れないんですよねえ、不思議」
「おっと魚がかかってる」
設置しておいた釣竿にダッシュだ。
魚を釣り上げよう。
「とりあえず地場を固めるというのも選択肢としてアリかなーっと。
あ、そうだ。ネズミは食べれませんよ? やっぱり養殖して臭みを抜かないと……」
コイツ、完全にここに住む気っぽい。
64
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/14(土) 00:41:10
>>63
「雑食や肉食生物の肉は臭くて喰えたもんじゃない
とは聞いたが……君みたいな実体験をするつもりは無いぞ……!?」
眼元とか口の端が釣りあがってたりヒクついてたりして。
ダメだコイツ、早く何とかしないと、とか思ったりしたそうな。
「……いや、まぁとりあえず塩辛いが水はあるから、
住めなくは無いんだろうが……」
不条理には弱いんです。
65
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/14(土) 00:48:32
>>64
「……イイですか、おにいさん。覚悟が必要な時もあるんですよ?
水は蒸留して作るんですよ。あと、そこに有り余るほど伯方の塩が」
指差した先には『伯方の塩』(業務用特大サイズ)があった。
米袋ほどのサイズのがいくつも山と積まれている。
「それと、そこに怪しい白い粉もありました。舐めると幸せになれます」
ヘラヘラ笑っている。
66
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/14(土) 01:09:00
>>65
「……そういう覚悟はいらない、
そしてそういう幸せもいらない……」
もうダメだ、コイツはもうダメだ、などとつぶやきながら男はのた打ち回る。
「……まぁ、なんだ。強く生きるといいと思うよ」
しばしのた打ち回った後、おもむろに立ち上がり、
傍らに『首のない機械恐竜』を携えて、
男は菱屋におさらばを告げるのだ。
67
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/14(土) 16:35:41
>>66
「なッ! それは、その形あるパワーの像はッ」 ←(説明的なセリフ)
『みえるひと』でした。
思わず後ずさるぜ。ついでに眼に正気の色も戻る。
「ちょ、おまちょっと助けてくださいよマジで」
ガシイッッ
袖擦り合うも多生の縁だから絡みつく。
それはもう静電気で絡みつく布の切れっぱしのようにしつこく。
「ここから連れ出さないと釣った魚で作った醤油をぶっかける!!!」
クリーニング屋のお世話になりたくはなかろう!
68
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/14(土) 16:59:04
>>67
ガシイッッ
「……出たくないかどうかは訊いたと思うんだが」
男はあくまで冷ややかな目線。
つかまれるままだよ。
離せとは言わないけど目線は冷ややかだよ。
「………もう一度だけ訊くが」
冷ややかなまま(三度目)また口を開く男。
「ここを出たいんだな? それでいいんだな?」
なんだかんだで見捨てると後味悪いのだ。
69
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/14(土) 17:06:00
>>68
「当たり前じゃあないっスか!
もう二週間もここに居るんスよ! 耐えられるはずがッ!」
「焼き魚と雑草を食べる日々にはウンザリですよ!」
力強く答える!
ようやく見つけた脱出の糸口ッ! 逃がしてたまるかッ!
「もし出してくれたのならお礼もしましょう……」
お礼:性別を無視して誰でもキスさせられる権。
だが、このタイミングで言うと引かれる可能性もあるのであえて言わない。
70
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/14(土) 17:24:43
>>69
「わかった。準備するから、離して二十秒待て」
離してくれないと脱出のための準備ができない、と
いうことが、菱屋に分かるかどうか怪しい(小学生扱い)ことを男は分かっていたかどうか…
離させたら『機械恐竜』にまたがり、前足に両手を差し込んで……
右手のひらから生えるようにエンジンを取り付け…右腕を振り回す。
エンジンの稼働には熱と冷却が必要だからね
なんかややこしいけど、人乗せるなら馬力上げる必要があるからね、仕方ないね。
「野獣の膂力なら人乗せて倉庫の上を走るぐらい出来る……と思う」
71
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/14(土) 17:27:24
>>70
「よっしゃアアアアアーッ!
これで一カ月ぶりにおうちにかえって白いご飯とみそ汁と漬物が食べれる!」
いくらガンマンを気取ろうと純日本人の限界である。
というワケで二十秒間正座して待った。
待った。
待った。
待った。
「はーやーくしーろよー!!」
ジタバタ
待てない。
寝転がって手足を振り回す駄々っ子ムーブ。
72
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/14(土) 17:32:40
>>71
「……魚醤ぐらいもって帰れ」
ジタバタする菱屋に、跨った上から言うのだ。
ともあれ、そろそろエンジンも動き出したところか。
「……よし、止まってやるから10秒で後ろに乗れ」
背を向ける。
『ギアーズ』の胴体はバイクのそれなので、いわゆる2ケツ体勢だ。
待てない犬の首をつかんで持って行ってもいいかなと、一瞬思ったが。
73
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/14(土) 17:35:55
>>72
「それもそうですね」
ドラム缶を背負った。
そのまま持って帰っておうちで食べよう。
「さあ、無限の彼方を目指しましょうッッ!」
脱出できるのが嬉しくてヒャアたまんねえ。
さようなら焼きネズミの日々! こんにちは、白いご飯とみそ汁の毎日!
「とりあえずメインストリートまでお願いします」
74
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/14(土) 17:36:36
>>73
「……ドラム缶とお前どっちを載せたい?」
定員オーバーにも程がある
75
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/14(土) 17:41:50
>>74
「……………………」
ドラム缶を眺める。
思えば長い日々……ここに居た気がする。
そう、思えば一年前ここにたどり着いた時には何もなかった。
流れ着いた網を拾って解いて棒に括って釣竿を作った日。
偶然落ちてたガス切れのライターを集めて種火を作った時もあった。
塩の山を見つけた日。
一緒に白い粉を見つけて幸せになったけど後でダウナーになって二度とやるもんかと思い結局常用することになったりもした。
そんな中せめて文明の証を思って作ったこの醤油…………
「…………この子を頼みますッ!
せめて、せめてこの子だけには広い世界を見せてやってくださいッ!」
「どうせ老い先短いこんな年寄りが……ゴッホゴホッ」
咳き込みながらずっしり重い我が子(醤油入りドラム缶)を渡す。
(多分)泣くもんか。これでも男の子(醤油))。
76
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/14(土) 17:42:02
>>75
「…………そうか」
おもむろに、ドラム缶を担ぎ上げる。
右腕を振り回しながらのっしのっしと後にしようとするぞ
……いいのか? いいんだな?
77
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/14(土) 17:47:39
>>76
「ううううう。元気にやるんだよ……ッ。
ちゃんと頑張っていれば報われる日もあるからねッ」
報われる日:使い切られて詰め替え。
ドラム缶一杯だから大体一年ぐらいかけりゃ使い切れますよね。
「さよーならー! また会う日までー!」
手を振って見送った。
78
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/14(土) 17:53:54
>>77
「……可哀想に、危ない白い粉が彼を狂わせてしまった……」
そのままドラム缶をひっくり返さないように
倉庫の上を駆けて帰宅。
……手作り魚醤はフリマで売りさばきました。
いいお小遣いになりました。
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』 ⇒ 面白い奴に出会った
菱屋『キスキス・バンバン』 ⇒ 今もあの倉庫街に…
79
:
波除 楼子『モンド・デュ・シランス』
:2012/04/18(水) 23:31:29
「……海は、いいわね」
油の浮いた港の海を眺めている、妙齢の美女一人。
ここが危険と評判な『倉庫街』であることを
知らぬかのように、ワンピース一枚の服装、無防備さだ。
80
:
ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』
:2012/04/18(水) 23:34:39
>>79
コツ コツン
「ええ、そうですねえ。」
後方から、コンクリと靴底の触れ合う足音が聞こえて来るだろう。
そして――それは間違いなく、貴女へと近付いている。
81
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/18(水) 23:36:39
>>79
「うう、あの子は無事だろうか」
あの子=醤油。
スレの上の流れとか読むと意味が解るかもだけど読まないほうがいいです。
というワケで目の前を通りがかったり。
82
:
波除 楼子『モンド・デュ・シランス』
:2012/04/18(水) 23:39:53
>>79
「あら、こんにちは」
降り注ぐ陽光を片手で遮りながら振り返る。
緩いウェーブヘアが揺れ、白い横顔と細い頤(おとがい)が覗いた。
瞳は――不思議な光彩を湛えて、揺れている。
『極上の宝石』のようにも、『ガラス玉』のようにも、それは見える。
「砂浜があると、もっといいんだけど。
こんな海も私は好きよ……あなたは?」
微笑して、問い返す。
83
:
波除 楼子『モンド・デュ・シランス』
:2012/04/18(水) 23:40:47
>>81
「あら、もう一人……
あなたも、海が好きな人?」
84
:
ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』
:2012/04/18(水) 23:56:29
>>82
振り向けばそこには一人の少女。
黒い髮と涼しい顔立ち、白いカッターと黒いスカートという服装。
「どうも、こんにちは。」
ニコッ
魅力的な微笑みに返すように、笑みを浮かべる。毒は無いが薬にもならない。
「ええ、良い海です。」
「然し、こんなところに女性一人では、何が有るかわかりませんよ?」
自分の事は棚に上げている。
治安の悪さに定評が有る黄金町でも、此処は特に危険だと聞くが――
>>81
「ほら早速、怪しい奴ですよ。」
聞こえない程度の声で、呟く。
聞く限りは、どうも、待ち合わせか何かのようだが……
然し、わざわざ『こんなところ』でとなると、少々不審だ。
――まさか、ヤバイ組織に『IN』してる奴でしょうか?
視線を女(波除)からそちら(菱屋)に少しばかりずらす。
85
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/19(木) 00:00:28
>>83
「え、あ、自分っスか。自分は荒野とかのが好きです。
でも、釣りで食糧ゲットできるのがいいですね、海は」
いきなり聞かれたよ!
ドギマギだよ! 答えたけど変なやつとか思われただろうか。
「今日はなんでここに?」
>>84
「…………」
ヌヘェ〜
曰く言い難いへつらいの笑み。
何だろう。自分、ここに居ないほうがいいのか。
こっちはロングのダスターコートにテンガロンハットにブーツのガンマンスタイルです。
86
:
波除 楼子『モンド・デュ・シランス』
:2012/04/19(木) 00:06:53
>>84
「ありがとう」
どちらへのお礼か、ニコリと笑う。
「フフッ、大丈夫よ。
『海は危険なもの』だって知ってるから」
「それにあなただって、女の子……でしょう?」
>>85
「あら、ホント。
少なくとも、『マリンルック』じゃないわねえ」
菱屋の外見をじろじろと見た後、
「……あなた、『怪しい奴』なの?」
ゼンチの疑問を、改めて菱屋にぶつけてみた。
悪気がまるでないのは、その表情から明らかだが。
『本当に悪気がない』かは、定かではない。そんな感じ。
87
:
ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』
:2012/04/19(木) 00:22:01
>>86
「あ、どうも。」
――『どちらに』対する返礼か――まあいいでしょう、気分が悪い話では無いし。
「いや、そうでは無くて、海っていうかこの倉庫街が危険だと――」
「――ああ私は大丈夫です、特別な護身術がありますから。」
口で効果音を付けながら、ジャブのような動作。
素人染みたフォームも相まって、子供っぽく映るかもしれない。
>>85
――悪気はなさそう、ですが……
然し、その内に何を秘めているかは分からない――それは『彼(菱屋)』だけに言える事では無いが。
「…………」
さて、聞きにくい事は『彼女(波除)』が聞いてくれた。
気になるのはその『ガンマン』染みたスタイルと――好きな場所『荒野』だ。
特に分かりやすい帽子とか――『踏ん付けてやりたい』くらいに――
「……カウボーイですか。」
ふん、と――鼻で笑ったようにも見える。
あくまでも見えるだけで、確証は無い。余程耳が良くないなら。
余程良いなら、答えはイエスだ。
88
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/19(木) 00:35:28
>>86
「いいえそんなことは。
RPGに出てくる村人Aばりに無害ですが何か?」
すらすらと答えよう!
こういう質問には慣れているんだ! よく職質されるし!
「ああ、この格好は最近流行りなんですよHAHAHAHAHA」
アメリカンな笑い。
内心冷や汗ものである。いきなり殴られたりしないだろうか(被害妄想)。
>>87
「いいや、『ガンマン』さ!」
力強く答えた。
ここはレーゾンデートルなので嘘をつくわけにはいかないな。
「………………フッ」
このカッコよさがわからないなんてお子様め、とこちらも鼻先で笑おう。
89
:
波除 楼子『モンド・デュ・シランス』
:2012/04/19(木) 00:50:49
>>87
「護身術……
えーと……『空手』とか?」
顎に指を当て、再び尋ねる。
くるくると色を変える眼差しには、
遊んでいるのでは、という雰囲気さえ感じられる。
『ボクシング』を知らないはずはないのだが。
「フフッ。あなたとは気が合いそう」
>>88
「ああ、村人A……A……」
わかったようなわからないような顔だが、納得したようだ。
「とにかく無害なのね。
なら、よかったわ――お互いに」
視線を海に向けて、付け加える。
「……こんなに綺麗な海ですもの」
ゴミがあちこちに浮いた海だが、その目には映っていないようだ。
90
:
ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』
:2012/04/19(木) 00:59:44
>>89
「空手では無いですね。」
「で……合いそう――ですか? それは光栄です。」
――ううむ、困った。この人は中々掴み所に欠けますね。
今の動作の何処に『気に入る』ポイントが有ったのやら――?
もしや『芝居』だと気付いてる? そんなハズは無いですけど……
>>88
ムカッ
その態度に(もっとも仕掛けたのはゼンチだが)腹が立った。
「……『銃』は?」
「ガンマンなら――『銃』を持ってるでしょう。無いなら貴方はただの『マン』ですよ。」
――まあ、(銃を)持ってないのは一目瞭然ですがね。
つまらない挑発を投げ掛けてみる。
自分は『持ってる』という優位性がゼンチをやや強気にする。
91
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/19(木) 01:03:01
>>89
「…………はあ。
海好きなんスね……あ、魚食べますか」
実は釣りをしていたんでバケツを持ってました(言い切り)。
なんか不思議な人だなー、と思いつつ、釣った魚を見せよう。
ピチピチ
「雑魚ですけど、結構いけますよ。潮汁とかにすればいいらしいけど」
味噌がないんだよな……、というところに思い当たってへこむ。
塩はあるんだ。醤油……はもってかれたんだっけ。へこむ。
>>90
「フッ……」
やれやれと解ってねえなあとばかりに首を振ろう。
まあ、解らないんだろうから気にしないけどな!
メ ギャアンッ
「これ見よがしに見せつける必要もないし……解らないと思うけどね」
菱屋の腰にガンベルトが発現した。
『紅と黒の二挺拳銃』。うっすらと透けた『スタンド銃』だ。
92
:
波除 楼子『モンド・デュ・シランス』
:2012/04/19(木) 01:11:16
>>90
年齢には合わないが、まさに『不思議ちゃん』の空気だ。
そんな彼女は、今は菱屋の釣った魚に夢中になっている。
>>91
「あら、かわいい」
小さな魚を手で掬い上げては、はしゃぎ始める。
ワンピースに水しぶきが飛ぶが、まるで気にしていない。
接近した胸元がやけにセクシーだ。
メ ギャアンッ
菱屋の腰に現れた『ガンベルト』に、その瞳の色が仄かに変わった。
はしゃぎ声はそのまま……ちらりと、ゼンチの方を振り返る。
93
:
ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』
:2012/04/19(木) 01:27:57
>>91
――ほう?
「これはこれは――」
メギャァ――z___ン
「『イースト・ミーツ・ウェスト』」
ド ド ド ド ド ド ド ド
少女ゼンチの右手に『発現』される――鱗に覆われた『拳銃』ッ!!
くるり、と手の内で一回転。
>>92
ド ド ド ド ド ド ド ド
「……『見えない』ですか?」
「いや……『見えない』なら――このタイミングでこちらは見ませんか。」
推測、だが――偶然にしては『タイミングが良い』話だ。
「まあ、どっちでも良いんですが。」
顔には笑顔を保っている――毒気が『浮かんで』いるが、矛先は『彼』だ。
94
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/19(木) 23:30:37
>>92
「ぬ!」
おっと、こちとら花の十代だぜ。
胸元に目が行くのはいけないことでしょうかぁ〜〜?
「と」 「あ、ヤバ」
が、気付かれたことに気付かれた。
あ、ヤバいなコレ。大体このパターンだと……
>>93
「…………あーあ。マジかよ」
グイ、と帽子を下ろして、庇で表情を覆い隠す。
しくじったかもしれない。やだなー、大体このパターンだと『痛い目に遭う』。
「…………でも、『拳銃使い』、か」
……ちょっとだけ興味がわかないでも、ない。
95
:
波除 楼子『モンド・デュ・シランス』
:2012/04/19(木) 23:41:48
>>93-94
「大丈夫よ……しっかり『見えてる』から。
確かに、『空手』じゃなかったみたい」
笑顔で告白すると、二人を見比べる。
「二人の『ガンマン』……
場所は人気のない『海辺』……」
「……これって、『勝負』の流れ?」
面白がるように言うと、口元に手を当てた。
96
:
ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』
:2012/04/20(金) 00:15:34
>>94-95
波除の提案に――菱屋の『銃』と、波除の顔を何度か見比べる――それなりに、『迷い』が有るらしい。
「決闘なんて――馬鹿らしい。そんな事で命を落としたくはありませんよ。」
ふん、と再び鼻を鳴らす。
「――と言いたい所ですが。」
「此処で『逃げる』のはどうも悔しさがある。『西部のガンマン』気取りには負けたくないですし――」
『イースト・ミーツ・ウェスト』の銃口を菱屋に向ける――引き金に掛かる指に、力は入れていない。
「いいでしょう――その『決闘』受けてたちましょう。」
97
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/20(金) 00:34:03
>>95-96
「んー、あー。別にかまわねーっスけど。
……この距離だとお互いズドンで面白みもなく終わるんでー」
ブラフだ。膝がガクガク震えるのを隠す。
ヤバいな。逃げるか。逃げたいな。逃げたいが……
「ちょい距離取りませんか。どーせなら、猶予欲しいでしょ?」
――――退けないな!
『黒の拳銃』を抜き出して、周囲を見渡す。
遮蔽物と周囲に何があるか。あ、そういや釣り針とかあったよな。
「準備終えてから始めてもいいっスよ?」
98
:
波除 楼子『モンド・デュ・シランス』
:2012/04/20(金) 00:40:33
>>96-97
「二人ともやる気まんまんねえ」
「それじゃ、私が審判をしましょうか?
本気で殺し合いされても困るから……」
「うーん、そうねえ。
『相手を先に海に落とした方が勝ち』、ていうのは?
もちろん、『自分で海に落ちたって負け』ってルールなの。
せっかく海なんだし、もう暖かいから風邪も引かないわ」
「あ、もちろん、『ギブアップ』とか、
『これ以上はダメ』って私が思ったところでも仲裁するけどね。
大怪我する前くらいで止めとくつもりよ」
「……どう?」
ワンピースの裾を翻しながら、二人に尋ねる。
99
:
ゼンチ『イースト・ミーツ・ウェスト』
:2012/04/20(金) 00:58:57
>>97-98
「……ふむ。」
――海に落ちたら負け、シンプルに思えて中々『面白い』ルールです。
「それなら『死ぬ』事は無いでしょう、良かったですね『ガンマン』さん。」
挑発的な笑みを、菱屋に向ける。
つまり――この少女ゼンチには『勝算』があるらしい。
「ああ、ご安心を。特に『準備したい』物はありませんし――」
勿論、距離は離すつもりだが――
「貴方は? 何かあるんですか?」
辺りを見渡す。
『自販機』は流石に無いだろうし、『ライター』や『マッチ』もなさそうか。
100
:
菱屋『キスキス・バンバン』
:2012/04/20(金) 01:00:40
>>99
あ、コイツ殺そう。
そう思った。
――――『キスキス・バンバン』の恐ろしさ、とくと教えてやる。
>>98
「いいっスよ。それで。問題ねっス」
遮蔽物さえあれば真正面からの打ち合いは避けられるかな。
ドラム缶とかあれば……って辺りを見渡し続けよう。
101
:
波除 楼子『モンド・デュ・シランス』
:2012/04/20(金) 01:14:27
>>99
自販機は道路沿いに見つけられた。
ちょうどここから東へ離れた場所だ。
ライターやマッチは、流石に見当たらない。
>>100
ドラム缶やコンテナは、すぐにも見つけられた。
西側に行けば、廃材が山と積まれているのが見える。
『重量物』には困らない場所のようだ――
「それじゃ、二人とも離れて。
あなたはあっち、あなたはそっちへね」
道の東西を示すと、自分は中央に立つ波除。
十分に移動したところで、片手を上げる――
「――それじゃあ、始めましょうか」
【戦】『無限軌道』
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1316795076/408-
102
:
天野織彦『シンフォニティ』
:2012/04/23(月) 22:29:55
「…………」
癖の強い髪を所在無げに掻き回しながら、
一人の男が倉庫街を歩いている。
「妙なところに出てきてしまったな……えーと、駅はどっちだ?」
103
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/23(月) 23:06:27
>>102
そんな天野の少し前に、これまた男が一人
タオルで顔をぬぐっている。
針のような短髪は一本の癖も無く地に向けて伸びており、
ジャケットと分厚そうなジーンズは、バイク乗りか何かを思わせる姿だ。
104
:
天野織彦『シンフォニティ』
:2012/04/23(月) 23:10:24
>>103
「ん、君ちょっといいかな」
『嶋野』に近づいて声を掛ける。
「ちょっと道を教えてもらいたいんだが……」
105
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/23(月) 23:15:40
>>104
「……?」
タオルを拭く手を止め、天野に振り返る。
「道……か」
うーんと、といわんばかりに首をひねる男。
3秒ほどそのままの体制だったが
「……あっちの方向がネオンストリート。
ここのあたりはまだ奥地ではないから、
2……いや、10分も歩いていけば出られる、はず」
大雑把な方角を指差す。
先は天野の後ろ方向だった。
106
:
天野織彦『シンフォニティ』
:2012/04/23(月) 23:22:31
>>105
「最近この街に越してきたばかりなんで、まだ土地勘が掴めてなくてね。
あっちか……失礼、どうも」
軽く会釈して、指さされた方に歩いて行く。
107
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/23(月) 23:25:36
>>106
「……」 コクッ
会釈する天野に首肯し、見送る。
……かと思いきや、
ヌゥッ
すたすた
隣を無言で歩き始める男。
こやつも、倉庫街を出る途中、かもしれない。
108
:
天野織彦『シンフォニティ』
:2012/04/23(月) 23:33:06
>>107
ガサ ガサ
歩き出すと、『天野』はすぐに脇に抱えていた紙束を取り出した。
「…………」
険しい表情で紙上を睨みながら、ろくに前も見ずに歩いて行く。
隣の『嶋野』にも全く反応していない。
109
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/23(月) 23:35:59
実は、私はシマノではなくシギノだ。
>>108
「……?」
天野が男に反応していないのを良いことに覗き込もうとする。
睨まれたりしたら止めるつもりで、そォっと。
大体、こういうのは趣味のものと相場が決まっていそうだが……。
110
:
天野織彦『シンフォニティ』
:2012/04/23(月) 23:45:10
>>109
覗きこんでみると、紙には『楽譜』が記されていた。
鉛筆で手書きされたもので、何度も書き直したような跡が見受けられる。
「〜♪ 〜♪ ……いや、このイメージではないかな……」
『天野』は胸ポケットから鉛筆を取り出しい、
何やらメロディを口ずさみながら、更に楽譜に音符を書き込んでいっている。
111
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/23(月) 23:49:08
>>110
「…………」
「……」
首をひねる。
「音楽家……?」
天野にとっては唐突の、
男にとっては熟考の末の一声だった。
天野がこちらに振り向いた場合、
首をひねった頭が近い。驚くかもしれない。
「……覗き見は謝罪する。
ついつい気になって覗き込んでしまった」
尚、男は無表情である。
112
:
天野織彦『シンフォニティ』
:2012/04/24(火) 00:06:51
>>111
「――うおッ…と」
『鴫野』の言葉に反応し、振り向く。
案の定、顔の近さに驚いて少したじろいだ。
「……ああ、僕は作曲家でね。ただ今ちょっと行き詰まってるんだ。
曲の終盤がどうしても書けなくてね……」
頭をかきむしりながらその場にしゃがみこんだ。
「う〜む、どうするべきなんだ?
ちょっと最初から見直してみるか……」
そのまま紙束をパラパラとめくっていく。
113
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/24(火) 00:11:52
>>112
「……いや……失礼した」
そう言いつつ、天野の視界に映らず、
邪魔にならない程度に下がる。
音楽は聞くが楽譜なぞ中学校以来とんと見ていない男には
楽譜は読めなかったりするのだ。
したがって、手伝えもしなければ邪魔にしかならない。
「……」
でも、なんとなく『作曲』というものに興味があるので
その場を去ることもせず、少し遠巻きに見よう。 男はそう結論付けた。
黙るのは得意だ。
114
:
天野織彦『シンフォニティ』
:2012/04/24(火) 00:21:00
>>113
しゃがみ込み、鼻先が楽譜に触れるくらい顔を近づけて
紙面を睨みながらブツブツと呟く『天野』。
「最初の主題部分がこうだろ? だから……」
その時、
『天野』の傍らで何にかが『蛍』のように小さく光るのが見えた。
115
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/24(火) 00:27:01
>>114
「……?」
天野の声はともかく、光る『蛍』のような何かが気になるところだ。
向こうが集中しているようなので
この際だ、まじまじと見てしまおう。
3mぐらいの位置からじーっと。
116
:
天野織彦『シンフォニティ』
:2012/04/24(火) 00:45:32
>>115
やや離れた所から光る何かに目を凝らす『鴫野』。
そこで『鴫野』は気づいた。
『天野』の傍らに『人型の像』が立っていた。
『星空』を人の形に繰り抜いて、その上に『タキシード』を羽織らせたような異質なヴィジョン。
手には『タクト』を持ち、その先端が淡く光っている。
「一回、頭の中で整理してみるか……まず、最初の一音から――」
先ほどまでと変わらない様子で『楽譜』しか見ていない『天野』。
その横で『人型の像』は目も鼻もない空虚な顔面を『鴫野』の方へと向け、
ド ド
ド ド
ゆっくりと、『タクト』を掲げた。
まるでコンサートの開幕を告げる『指揮者』のように。
117
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/24(火) 00:57:28
>>116
「……!」
声を出さずに戦慄。
こいつ、スタンド使いか……。
タクトと、作曲家。
確かに相性はよさそうだが、さて、どんなコンサートが始まるのか?
などとのんきなことを考える男である。
……もっとも、天野のスタンド能力は当人には知る術も無いのだが。
118
:
天野織彦『シンフォニティ』
:2012/04/24(火) 19:55:53
>>117
瞬間、驚愕するも声は出さず無言で様子を見守る『鴫野』。
現れた『天野』のスタンドはクっと『タクト』の先端を振り―――
『ガチャン』
ふと、
『鴫野』の体の奥で、何か『鍵が開く』ような音が聞こえた。
空耳? だが次の瞬間、
―――ズ、
『鴫野』の胸から、『光り輝く物体』がゆっくりとせり出してきた。
ズ、ズズズズズズズズ……
よく見ると、それは『楽器』。
光り輝く一挺の『楽器』だった。
119
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/24(火) 23:08:24
>>118
ズ、ズズズズズズズズ……
「……ぉ?」
何だ これは。
アレを見たからか? それとも、謎の音のせいか?
自分の体から出てきたぞ。
ガシッ
慌ててつかむ。 なぜか、非常に大切なもののように思える。
「……聞いて良い? これ……何?
なにか、すごく『手放したり壊したらいけないもの』の匂いがするんだが……」
男は困惑した表情で天野に問いかける。
出てきたのはビューグル。いわゆるトランペットから音調整機構を抜いた
シンプルな楽器だ。 ……またの名を、突撃ラッパ。
120
:
天野織彦『シンフォニティ』
:2012/04/24(火) 23:25:36
>>119
「ん?」
『鴫野』に質問され、『天野』はようやく顔を上げた。
「それか? それは『ビューグル』という『楽器』だな。
ナチュラル・ホルンの一種で、主に軍隊の号音で使用されている」
平然とした表情でそう応える『天野』。
「……ちょうどいい、一曲付き合ってくれ」
『天野』の背後でスタンドがタクトを振る。
と、同時に『鴫野』は『指揮者』に忠実に従う『奏者』のようにごく自然に先端に唇をあてがうだろう。
まるで『そうせずにはいられない』かのように。
121
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/24(火) 23:40:38
>>120
「そういうことを聞いてるわけでは……」
ぷァ〜〜
付きあわされはじめた。
ビューグル自体は調音機構が無いので
唇の形でしか音程を変える事はできないが。
(妙なことになってきた……。
危険が及ばないうちは、満足するまでやらせるべきか……?)
※演奏の腕は当人のそれに依存するのだろうか?
122
:
天野織彦『シンフォニティ』
:2012/04/24(火) 23:52:06
>>121
混乱しつつも素直に『ビューグル』を吹き鳴らす『鴫野』。
「…………あ、」
だが、最初の一音を吹いた直後、
タクトを持ったスタンドの手が止まり、同時に『鴫野』に対する『演奏の強制』も効果を失した。
「しまった……『ビューグル』では出せる音階の数が少なすぎて
とてもじゃないがこの曲は演奏できないじゃないかッ!!」
『楽譜』を小脇に抱え、頭をかきむしる『天野』。
どうやら手にした『楽譜』に書かれた曲を演奏させたかったようだが、
『鴫野』の手元に現れた楽器では原理上不可能だった、というようである。
……相変わらず、この『楽器』がどこから出てきたものなのか?という疑問は棚上げされたままだが。
※それに関しては未確認でした。後日質問します。
123
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/24(火) 23:58:46
>>122
「……演奏は中断?」
なんだか知らないが、演奏させるつもりだったが
頓挫した……ということのようだ。 と男は納得する。
ぷァ……
自分でもちょっと吹いてみる。が、すぐに止めた。
『とてつもなく大事なもの』を吹くこと自体、なんか怖い。
「これ、仕舞ってくれない? 心臓に悪い」
無表情だが、汗が浮き出ているのが、少し離れた位置の天野からでも分かるかも。
124
:
天野織彦『シンフォニティ』
:2012/04/25(水) 00:16:20
>>123
「おっと、失礼」
『天野』の背後のスタンドが消え、それと同時に
『ビューグル』も『鴫野』の胸の中に吸い込まれるように消えた。
「仕方ない、また家に帰って練り直すとするか……。
それじゃ」
そう言うと『天野』は立ち上がり、そのまま『鴫野』が示した駅の方へと歩いて行った。
125
:
鴫野 天龍『ブラッド・スウェット&ギアーズ』
:2012/04/25(水) 00:23:42
>>124
吸い込まれるように戻るビューグルに胸をなでおろすが
続く天野の発言に
「……、 あぁ」
呆然と、応だけ返す。歩いていく天野を見送ることになるな。
とんだ恐怖体験だった。
あれも一種の、職人とでもいうのだろうか。
良いものの為にはなんでもするといった具合の。
「……物騒なことだ」
嘆息して、歩き出す。
……向かう方向は別にしよう。湖とか。
126
:
佐波 要『スラップ・ショット』
:2012/05/11(金) 22:24:06
夕暮れ時の倉庫街。
そこに、不安げな足取りでうろつく子供の姿が一つ。
「ううう……ここ、何処でしょう……」
絶賛遭難中だった。
127
:
ようこそ、名無しの世界へ…
:2012/05/11(金) 23:00:35
>>126
(佐波)
カァ――ッ
カカァ――ッ
日も暮れて、夜の帳がゆっくりと降りつつある倉庫街。黄金町でも屈指の治安の悪い地域だ。
カラス共も円を描いて、不気味に鳴いている。一人歩きには向かないどころか、格好のエジキになる。
「I get a cicada♪」 「I must get you♪」
「I get a spider♪」 「I must get you♪」
いくらか歩いた時、『佐波』の耳に歌声が届いた。
鈴の鳴るような愛らしい声音。聞こえてくるのは倉庫と倉庫の間の細い路地の間からのようだ。
「道を聞くふーりしてー♪」 「エーテルをかがせて♪」
「トランクにー、おーしこめちゃうわ」
「ボクの愛 拒んだ罰だぜ」
ズルズルズル・・・・
128
:
佐波 要『スラップ・ショット』
:2012/05/11(金) 23:12:01
>>127
「ううん……歌……?」
それも、酔っ払いががなり散らすようなそれとは違う。
剣呑さを孕む倉庫街の空気とは似つかわしくない、可憐な響き。
「何なんだろう。人気がない場所だし、歌の練習かなぁ」
そんなことはないだろうと思いつつ、不意に浮かんだ想像を口ずさむ。
ならばこの歌はなんなのだろうか、と。
興味を掻き立てられ、自然と足は歌声の鳴る方へと向く。
「人がいるなら、道も尋ねられるかも知れないし……」
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