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【ミ】 【護り屋】『ゲートブリッジ』
241
:
【護り屋】の風景
:2011/10/05(水) 00:41:20
>>239
(伊吹)
「残念、ハズレだ。
あの時、アタシには投げた『カバー』は見えてなかった。
逆光で見えにくかった上に、高遠を見ながらだったし、
自然に落とす感じだったんだろ、音にも気付けなかった」
「じゃあ何故?って思うだろ?
理由は二つさ。
一つは、あんたが天井で『十字』を用意してるのを見たから。
当然、アタシはそれを投げてくると思った。
あの時は見えなかったが、『投げたかも』と予想した。
もう一つ、これはタイミングの問題だ。
『ベッド』を投げたことで、照明カバーの『十字』が飛散した。
確認する余裕はなかったが、無事に残った『十字』が、
あたしの見えない死角に落ちるかもしれない。
それをあんたが利用するかもしれない・・・・そう思った」
「だから、あたしは『保険』をかけたんだ。
高遠へのおとりに使った『マット』の一撃は、
その前に、空中で思い切り『ブン回した』。
劣化したカバーや破片が落ちてきても、
『風圧』で砕いて、『十字』dなくなるようにね。
今回は『保険』が効いた・・・・それだけのことさ」
ズズ、とお茶を飲み、締めくくる。
「戦闘のプロなら、『十字』を作る時点から隠す。
連想すらさせない。
そして、投げるにせよ、注目されないタイミングを測るか、
あらかじめ、注目を反らす工夫を凝らしておくのさ。
『トップガン』を目指すなら、覚えておおき」
>>240
(高遠)
高遠の説明を聞きながら、自分ならどうかと考えを巡らせる・・・・
242
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/05(水) 00:50:01
>>241
「っと、おお……ッ」
「『ファーストルック・ファーストシュート・ファーストキル』………
──まあ、俺はラップップーじゃねぇし、キルって訳にもいかねぇけどなぁ。
とにかく空戦は攻撃も『ステルス』の時代っつー事かよぉ」
ボリボリボリボリ
知恵熱でも出たかのように頭を掻き毟る。
「投げる前に『光撃』って散弾に変えておくべきだったぁなぁ。
どーせ一瞬だし、それなら風圧でも砕けねぇくらい小さな十字にできてたかもよぉ……」
グィィイイッ!
と紛らわすように茶を呷る。
今後の仕事で使えそうな手が浮かび、訂正を重ねては放棄したり採用されたりしているらしい。
243
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/05(水) 00:54:26
>>241
>高遠の説明を聞きながら
!?
(やっぱり、既に察知というか、予想してた……。
だから『風圧』で割って、防いだのね)
「……『隠す』、かぁ」
『私』だったら……。
『踊る』ということはもう隠しようがない。『コイツの踊り、中断されたら……』
という発想はよほどのマヌケでもない限り、誰でも浮かんでしまうだろう。
だから、踊っているときの『完全防御』と、『パートナー交代』による『拘束力』が隠しうる鍵。
……最初のあたりであれば『ティーヌさん』で捌いて、
『強撃』や、これで決めたいときに使う、かなぁ。
後半戦
『休憩の後』に生かすとしたら、『注目されないタイミング』、或いは『注目を逸らす工夫』……。
「〜〜〜〜……」
目を瞑り、うつむいて唸っている。
244
:
【護り屋】の風景
:2011/10/05(水) 01:05:00
>>242
(伊吹)
「・・・・例えの意味はわからないけど、
手の内を簡単に読ませるな、ってトコさ」
「あんたのスタンドは、初めて戦う相手には『効果絶大』だ。
よほど間抜けしない限り、瞬時に接近・攻撃できる。
初撃はたいてい、当たるだろうねえ。
でも・・・・それで戦いを終わらせられなかった時や、
敵に仲間がいる時、あんたはまっさきに警戒される。
その時のための訓練が、今だと思いな。
『十字』を巧妙に隠して、敵を奇襲するんだ。
あたしから、今日中にボールを奪うんだね」
励ますように言われた。
>「投げる前に『光撃』って散弾に変えておくべきだったぁなぁ。
> どーせ一瞬だし、それなら風圧でも砕けねぇくらい小さな十字にできてたかもよぉ……」
「そんな小さな『十字』は二階から見えやしないし、
『風圧』で散らされるだけさね。マイナス10点。」
あっさりと減点された。
>>243
(高遠)
「さて、次は高遠」
自分に置き換え考えているところで、名前を呼ばれた。
「採点は・・・・『70点』」
245
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/05(水) 01:17:32
>>244
「は、は っい」
『70点』。 『可』。
不可ではないが良でもない。
大学の単位じゃ、このラインに来ているものは向かうべき二つの道を考える。
このセーフラインを維持するか、さもなくば上を更に目指すか。
でも……『此処で立ち止まるべきではない』。 それだけは確か。
「……げ、減点内容、と課題……は」
緊張からどもりながら、続きを訊いてみる。
246
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/05(水) 01:17:48
>>244
「まー、戦闘機乗りの憧れの話よぉ
アメ公以外は乗れねぇんだけどな〜〜」
と、空に思いを馳せるが今は別の戦場。
狙うべき目標は『ボール』、守る敵軍は頼もしく厄介な隊長。
「見つけ、隠し、んでもって決める……かぁ
初撃で終わってくれりゃぁ良いがぁ、まあ無理だぁな。
文字通り大砲の弾みてーな物だぜ」
「ンな!?
おいおいおいおい、減点とか勘弁してくれ!」
あっさりとした減点にツッコミを入れ。
「……っとぉ、やるもんだな『嶺』ぇ」
そして自分よりもずっと高い点に、素直に賞賛を送る。
247
:
【護り屋】の風景
:2011/10/05(水) 01:38:19
>>245
(高遠)
「減点内容は、
直接攻撃を繰り返したこと。
意表をつく発想が足りないこと」
「最初に言っておくけど、あんたの『クレモンティーヌ』は『強い』。
あたしと『ウィンター・ブランケット』だからあしらえてるだけで、
そこらのスタンド使いなら、『リズム』を読まれても何とかなるはずさ。
高い『パワー』と『精密動作性』・・・・この二つが要求されるからね。
あたしのスタンドはその点、あんたの『天敵』みたなもんで、
そこは自信をなくさなくていい。
伊吹と同じで、『あしらえる相手』と対峙した時のために、
訓練してると思えばいいよ」
「『リズム』に乗った『クレモンティーヌ』の蹴りは、
直接受けた感じだと、『ウィンター・ブランケット』より強烈だね。
最初に蹴りを手で受けた時、足を『掴まなかった』んじゃない。
痺れて、『掴めなかった』のさ。
『パートナー』での渾身の一撃なら、カウンターも無関係だしね」
「でも、『踊り』ながら攻撃してるだけに、連続攻撃は『遅い』。
同じスピードの相手なら手数で負けるさね。
防御と攻撃のバランスを見切って、切り替えるのが大事と見た」
「攻撃時はテンポを上げて、防御時は下げる、とかね」
「それと、直接攻撃にこだわりすぎないこと。
単調な『リズム』は、必ず付け入られる『隙』になる。
他に有効な攻撃手段を考えておくといいね。
あたしのスタンドも『近距離パワー型』だ。
応用できることがあると思うよ。
強力なパワーってのは、それだけで使いでがあるのさ」
「あと、あたしの『足狙い』には気付いてたね?
誉めてあげよう。カンのよさは強みだよ。
見た場所に能力を発現する――
『認知発動』っていうんだが、あたしの奥の手さ。
前に『セージ』からあんたを助けたのもこれだ。
今日も一度使ったけど、流石にこれは気付かなかったみたいだね」
248
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/05(水) 01:50:00
>>247
「二人共発想力不足、かよぉ……
マジに厳しいなあおぃい」
ゲフッと茶を飲んだ後に息を吐きつつ、内容を聞いて。
『セージ』との戦いでアレだけ有効打を出した『高遠』でもこう、か。
「その点慎重なのが美徳ってかぁ〜〜
あーあーダンスとか堅苦しいのは俺は苦手だよぉ」
問題は攻め手の緩急や表現の手札の枚数か……
と自分と『高遠』の両方にかかる問題点の一つを見据える。
249
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/05(水) 01:54:45
>>247
「『意表をつく発想』」
ルーキー二人の課題だなぁ、これ。
「防御のときにテンポを下げる、ですか……」
『直接的な攻撃』以外に、間接的。遠距離からでもできる『攻め手』かぁ……。
強力な破壊力、『ウィンター・ブランケット』より強力…… あっ。
「……『認知発動』ってのも出来るとは、盲点でした」
浜岡さんの『今日も一度使った』という発言に、
先ほどの攻防を思い出そうと上を向きながら返す。
確か伊吹の天井からの攻撃への対処を見て推測したとき、
自動で動かせる力もあるのかな、と思っていたけれど、そうではなかったのだった。
どうも、思考がごっちゃになったり、目の前の危機が迫ると
前の事象は記憶のタンスにしまってしまう癖がある。 拙いなぁ、これ
250
:
【護り屋】の風景
:2011/10/05(水) 02:07:41
>>248
(伊吹)
「気を悪くしたらすまないけど。
現状を突きつけるのが、隊長の仕事だからね」
口で謝る浜岡だが、悪びれた様子はない。
「タイプが違うんだから、スタンドも違って当然さ。
自分のいいところを伸ばすようにしな。
何ができて何ができないか。限界は破れないか。
前向きに考えるのがまず大事だよ」
>>249
(高遠)
「まあ、いきなりやれるとは思ってないさ。
これも気付いてるだろうが、あたしは今回、
なるたけ、あんた達に怪我をさせないつもりでいる。
だから遠慮なく、向かっておいで。
試せることは今のうちに試しておくんだ。
【殺し屋】たちは、待っちゃくれないからね」
お茶を飲み干し、浜岡が静かに息をつく。
「突っ込んできた伊吹に、振り向きざまに『マット』で返したろ?
あれが『認知発動』だった。
『ウィンター・ブランケット』じゃ間に合わなかったからね」(
>>208
)
「さて・・・・最後に、あんた達ペアの点数だけど」
「・・・・ま、見たところ、『20点』ぐらいだね。
一番の課題って感じだ。
今日は最低限、そこンとこは覚えて帰ってもらうよ・・・・!」
251
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/05(水) 02:19:13
>>250
「ノーミソ捻るだけだよぉ〜〜
やる事やらんと寝付きが悪くならぁなぁ」
と、そこまで気落ちした様子ではない。
むしろ課題を解こうとしている、という様子だろう……
「必要なのは騙す手管と探す目だよなぁ〜〜
ふう、難しいぜったくぅ」
「ぅガっ」
「に、二十点ン〜〜〜〜!?
ひええ、俺の点が良く見えるレベルだよぉ!」
252
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/05(水) 02:25:49
>>250
「…………」 ポリポリ
見落としていた認知発動のシーン、
そしてコンビネーションの成績に汗を浮かべながら無言で帽子をかく。
一番の課題というだけあって、点が酷い。
『戦闘者』としての単体の技術も修練が必要だし、
ましてペアとしての動きは……文字通り暗中模索レベルだ。
『どう』組んだものか……。
考えながら、置きっぱなしだったお茶を手に取り、呑む。
しかし……
(恐ろしい反面……やっぱり、『有難い』なぁ)
渋面と笑顔のない交ぜになった表情が知らぬうちに浮かぶ
253
:
【護り屋】の風景
:2011/10/05(水) 02:37:29
>>251
(伊吹)
「いい返事だ。
その調子で、後半戦も頭に汗かかせるんだよ」
言うと、浜岡は立ち上がる。
腰に手をあて、何度か身を捻ると、バスケットボールを拾い上げた。
バム バムッ
「あんたらのペアが、お互い気遣ってるのはわかるよ。
でも、やってることはねえ・・・・
バスケの試合で言えば、
『高遠がボールを投げて、伊吹が走って拾いに行く』、こんくらいだ。
『パス』にさえなってない」
高校時代はバスケ部だったのさ、と
聞いてもいない過去を付け加えながら、浜岡が言った。
「もしあんた達が連携して、二人同時に攻撃してたら、
幾らあたしでも、あそこまで余裕じゃいられない。
先手先手を打たないと危なくなる」
>>252
(高遠)
「・・・・『ヒント』をあげようか」
高遠の思案顔を、浜岡が覗き込んだ。
「『十字』を敵の前で用意するなと、伊吹に言ったね。
なら、相棒のあんたは・・・・どうすべきだい?」
254
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/05(水) 02:53:36
>>253
覗き込まれた目を見返しながら、考える。
カバーするわけだから……。
伊吹の『用意』を、敵に見られ、悟られたりしないように
「……『陽動』、とか、『オトリ』?」
(投げて、走って拾いに行く……投げた後で走り出したってこと?)
一応考えてはいたけれど……この例えってことは、
タイミングをきっちり図らないといけない、ってことかな。
こちらが十字を用意するってのもあるかもしれないけれど……
255
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/05(水) 02:54:59
>>253
「準備不足はテメぇの所為だかんなぁ〜〜
ま、俺には俺に出来る事を探すだけよぉ」
「沸いたらノーミソ冷やさねぇとなぁ、
終わったら季節外れにカキ氷とでも行ってくっかよぉ〜〜」
ダタンッ
よっと、と掛け声混じりに立ち上がる。
「同時攻撃なぁ、テキトーにシグナルが必要になりそうだぁなぁ。
ま、何とかしてやろうたぁ思うんだぜぇ。
俺ァ犬っころっつー訳でもねーからよォー」
256
:
【護り屋】の風景
:2011/10/05(水) 03:02:42
>>254-255
(全員)
ダム ダムダム
シュッ
パス ゥ
ゴロロロ・・・・
浜岡の手を離れたボールが、
ゴールポストのリングを潜り抜け、浜岡の元に戻る。
「答えは、行動で見せてもらおうかね。
さ・・・・後半戦を始めようか」
(TO BE CONTINUD)
(次回は5日23時)
257
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/05(水) 22:56:12
>>256
「さぁて〜〜座学と休憩は終わりかよぉ〜」
ゴキ ゴキリ
「──『アレキサンダー・スペンス』」
ズギャン!
骨を鳴らして構える。
今度は自分も前衛だと言わんばかりに『浜岡』に接近した状態で。
「っとぉ、前半戦散々やって今更だけどよぉ。
ここの物とか好きに使っても良いんだよな〜?
建物とか道具とか派手に抉ったりブッ壊したりしてもいーのかぁ?」
散々照明だとかを破壊して、ふと思ったようだ。
258
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/05(水) 22:59:24
>>256
「……了解」
答え合わせも、ってところか。
立ち上がって……カップはワゴンにでも片しておこう。
……さて
開始の宣告を待ちながら、浜岡さんや周りの状況を
見直し、自分の体を確認しよう。
『踊り』を見切り、あしらってしまえる相手との戦闘訓練
直接攻撃を行うのは分が悪い、か……
どこまで通用するか、あがくとしましょう。
「ふぅぅぅ……」
259
:
【護り屋】の風景
:2011/10/05(水) 23:13:14
>>257
(伊吹)
ゴキ ゴキリ
「──『アレキサンダー・スペンス』」
ズギャン!
指の骨をゴング代わりに鳴らすと、構えを取った。
ゴール前に立つ浜岡の北側、『4m』まで接近する・・・・
「壊そうが何しようが、好きに使って構わないさ。
それであんたたちが成長するんならね」
ダン ダン ダン ・・・・
ズギュ!
規則正しいドリブルの向こうに、『ウィンター・ブランケット』の姿が浮かび上がった。
>>258
(高遠)
カップをワゴンに片し、コートの端に押していく。
それだけで、体育館は再び『戦場』となる。
その状況を、あらためて、確認する高遠。
(ttp://fukujuso.jp/images/gym.jpg)
浜岡は、地図右手の円(ゴール前)の中。
伊吹と高遠、両方をけん制できる半身に構えている。
伊吹はその北側、『4m』。
高遠はその西側、『4m』。
筋肉痛は、動くたびに鈍痛が走るレベルだが、
動き出せば、じきに忘れてしまいそうだ。
床の破片はこちらにはなく、埃も落ちていない。
浜岡から3mばかり東にバスケットのゴールがある。
回廊の壁に設置されており、手すりを乗り越えれば2階に上がれる。
「準備がよければ、開始するよ?」
260
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/05(水) 23:36:37
>>259
「景気いいねぇ〜」
太っ腹、という言葉を言おうとしたが女性に掛ける言葉じゃなかったなと、言葉を飲み込む。
誤魔化すようにその場で数度小さく跳ねると。
「んじゃぁあ、始めよぉぜぇ」
懐に手を突っ込んで『カバーの破片』を一つ取り出し、口に含む。
261
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/05(水) 23:39:28
>>259
この『場』に、生活の象徴であるワゴンが存在することに
ちょっと、奇妙な感覚を覚えずに居られなかった。
いや、考えてみればどこであろうと『戦場』になりうるのだけれど……。
そういえば、『強制解除』からは5分経過しているか。それも問題だ。
そこのところを確かめて、準備がよければ浜岡さんに返事しよう。
距離を少々開ける。……およそ、6,7mぐらい。
そしてドリブルのリズムを見ておく。
262
:
【護り屋】の風景
:2011/10/05(水) 23:48:13
>>260
(伊吹)
ア グ
取り出した破片を、おもむろに口の中に入れた。
「ふうん・・・・面白そうじゃないか」
浜岡が楽しそうに笑みを浮かべた。
高遠の返事を受け、左手を上げる――後半戦開始の合図。
ズギュンッ!
スタンドの右手に、大き目の『枕』が現れた。
いかにも柔らかそうな様子は、『羽枕』のようだ・・・・・
>>261
(高遠)
慎重に、浜岡から距離を取る・・・・これで『6m』。
そして、五分はすでに経過したようだ。
返事をすると、浜岡が片手を上げる。
それを合図に、
スタンドの右手に、大き目の『枕』が現れた。
いかにも柔らかそうな様子は、『羽枕』のようだ・・・・・
ダム ダム ダム ダム
『1,2,3,4』・・・・ドリブルのリズムは、まだ遅い。
平常運転というところだ。
263
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/06(木) 00:05:19
>>262
モゴモゴ
「ま〜乞うご期待ってぇ奴だなぁ」
話易くするために口の中の破片を落ち着かせる。
そして、発現された『羽枕』に目を見張った……
「っとお、『枕』かよぉ〜〜」
『浜岡』の動きを睨みながら、ジリジリと間合いを詰める……
264
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/06(木) 00:20:06
>>262
羽枕。
「セージのときのアレ、か……」
……そういえば、『アタシにしか破壊できない』といっていた筈だが、
破壊された後は、消えるのだろうか。それとも、素材(――ハネ――)はのこるのだろうか。
残る場合、いろいろと不味いことになるかもしれない。
『クレモンティーヌ』を発現させ、南南東の方向へ移動。
即座に接近しなおしたいという気持ちを押さえ込み、距離を維持。
先ほどの足元狙い……場所を変えたとはいえ、警戒はしたいところだ。
265
:
【護り屋】の風景
:2011/10/06(木) 00:31:53
>>262
(伊吹)
「そうさせてもらおうかねえ」
浜岡のスタンドが、『羽枕』を横に構える。
左手は浜岡の右肩辺り。
相変わらず、本体の背後に立つスタイルだ。
ジリ ジリ・・・・
ゆっくりと彼我の距離が詰まる――後、『3m』。
>>264
(高遠)
脳裏に浮かぶ、能力への疑問。
答えが出るわけではないが、常に計算しておくべき事柄だろう。
ズギュッ
スス――――ッ
『クレモンティーヌ』の手を取り、滑るように『南南東』へと移動。
距離は『6m』をキープしたまま、やや東の壁寄りの場所へ移る。
浜岡に動きは見えない・・・・現時点では。
266
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/06(木) 01:10:21
>>265
「この後、どう来るか……」
両方へのけん制。これが厄介。
けん制を押しとおる動きがあれば、即座に対応してくるだろう。
……では、『同時』であれば……
『伴奏』、コレを一旦大人しめの旋律に。
……全休符を挟んで盛り上げさせる技法と同時に、二人手を取り合って地面をスライドし、接近。
伊吹へ、『あわせた動き』を喚起しながら、距離をつめたい。
267
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/06(木) 01:17:12
>>265
サザンクロス エンゲージ
「『南十字星』、『交戦開始』
んでぇヘッドオンっとぉ〜〜」
キッ
どことなく抜けた相変わらずの喋り方から眼光を鋭く尖らせ。
「一手目だ」
グ
ン ッ
『高遠』の『クレモンティーヌ』、その伴奏を『感じ』。
勢いよく踏み込む……方向は左側、『ウィンター・ブランケット』の居る方向だ。
『浜岡』の左側には『高遠』が行く、ならば恐ろしくとも踏み込むのは右側へ!
『クレモンティーヌ』と『アレキサンダー・スペンス』の速度差、
現在の三者の位置関係を考えれば到達はほぼ同時………さて、『浜岡』はどちらを狙いに来るか。
268
:
【護り屋】の風景
:2011/10/06(木) 01:22:35
>>267
(伊吹)
狙いの位置関係は以下で構わないか?
伊
浜
ウ
高
269
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/06(木) 01:39:31
>>268
>伊吹はその北側、『4m』。
>高遠は距離は『6m』をキープしたまま、やや東の壁寄りの場所へ移る。
と有ったので、
東
北 南
西
ウ
伊 浜
テ
高
浜岡の向きにもよるが、こういう構図ではないだろうか?
伊吹は『ウィンター・ブランケット』へと、
高遠は『浜岡』へと向けて接近する形になると思う。
270
:
【護り屋】の風景
:2011/10/06(木) 01:58:08
>>269
(伊吹)
浜岡が、
>浜岡のスタンドが、『羽枕』を横に構える。
>左手は浜岡の右肩辺り。
>相変わらず、本体の背後に立つスタイルだ。
高遠は、
>『クレモンティーヌ』の手を取り、滑るように『南南東』へと移動。
>距離は『6m』をキープしたまま、やや東の壁寄りの場所へ移る。
とあるので、
東
北 南
西
――――壁――――――――
ゴール テ
高
ウ
伊 浜
というのがGMの認識だが、変更があれば受け付ける。
ちなみに現時点の伊吹と浜岡の距離は『3m』。
>ゆっくりと彼我の距離が詰まる――後、『3m』。
271
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/06(木) 02:07:16
>>270
失敬した、位置把握が曖昧だったようだ。
という事で
>勢いよく踏み込む……方向は左側、『ウィンター・ブランケット』の居る方向だ。
>『浜岡』の左側には『高遠』が行く、ならば恐ろしくとも踏み込むのは右側へ!
の
>>267
の部分を
勢いよく踏み込む……方向は右側、『浜岡』を挟んで『ウィンター・ブランケット』の反対側だ。
『浜岡』の右側には『高遠』が行く、ならば踏み込むのは若干隙が有ると言えるであろう左側へ!
と訂正したい。
この部分以外はそのままでいい。
272
:
【護り屋】の風景
:2011/10/06(木) 02:36:59
>>271
(伊吹)
了解。
>>266
(高遠)
『伴奏』が静かに、矯めるような旋律に切り替わる。
それに伴い、『クレモンティーヌ』も、速度を落とす――
ス スス ・・・・
そして、接近。
しようとしたその時、浜岡がこちらを見た。
一瞥――視線の先は、『床』。
ズギュッ!
高遠とスタンドの出鼻を挫くように、
『ダブルベッド』が発現――浜岡への最短距離を邪魔する。
高遠に近い頭側には、
高さ『1.5m』の半円型、分厚い板の『仕切り』がある――
その向こうで、浜岡はすぐさま、伊吹に向き直る。
ダ ダムッ
心なしか――ドリブルが『揺れた』気がした。
>>267
(伊吹)
スタンドに遠い右手(西側)へと、踏み出す伊吹。
浜岡が背後を一瞥した瞬間、そこに『ダブルベッド』が置かれた。
高遠への障害のつもりなのだろう――つまり。
「・・・・そう。
今回は、あんたから捕まえようか」
ダ ダムッ
『2m』に縮まった距離に自ら踏み出し、
『ウィンター・ブランケット』が、豪腕を振り抜いた!
バ ォ オオン!
『羽枕』が風を巻き、伊吹の顔面を薙ごうとする!(スC)
>>267
(伊吹)
273
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/07(金) 23:03:15
>>272
『ダブルベッド』の縦横の大きさはいくらぐらいだろうか。
また、高遠と浜岡との間の距離と、
その間のどの辺りにベッドが出ているか知りたい。
274
:
【護り屋】の風景
:2011/10/07(金) 23:10:11
>>273
(高遠)
>『ダブルベッド』の縦横の大きさはいくらぐらいだろうか。
>また、高遠と浜岡との間の距離と、
>その間のどの辺りにベッドが出ているか知りたい。
縦『2m』、横『1.5m』ばかり。
現時点の高遠と浜岡の距離は『5m』。
『ベッド』が出ているのは、浜岡(とスタンド)のすぐ手前。
高遠からベッドまの端までの距離は、『3m』。
275
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/07(金) 23:42:12
>>272
「お、おお!?今度は俺からかい隊長ぉ!」
どうにも人気者はぁっ………」
ギャッ!
「辛いねぇっとぉ!」
ワァンッ!
踏み込みに対して踏み込み!
間合いを更に詰める大きな一歩によって片手を床につく程に姿勢を下げ、もう片方の手で弧を描くように上を払う。
『ウィンター・ブランケット』の『羽枕』ではなく『前腕』を下から払い上げ、
できれば更に押し出す事で薙ぐ勢いを後ろから押し出して体勢を乱させたい。
「『地上の星』って奴かぁ!」
上手く弾けたようなら『バスケットボール』を弾き飛ばそうとする。
しかし、拮抗できるのは唯一速度だけ、それ以外は圧倒的にこちらの負けだ。
『浜岡』が弾く動作を征してくるようなら、追撃ではなく防御の姿勢に入りたい。
276
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/07(金) 23:47:11
>>274
回答感謝。
>>272
「……うっ、まただ……伊吹のときはマット……
私のときはベッド。この『分断作戦』っ」
どうする? 飛び越える……論外。
回り込む……蹴り飛ばす……。どれも既に想定されている可能性がある。
どうするか。ドリブルが『揺れた』ような……
つまり、ドリブルをする浜岡さん自身が動き出したわけだ。
なれば、こちらを見ていないだろう。
……音を立てず、『静かに』。 旋律はおとなしくとも、『リズム』は激しく。
ベッドを、蹴る。……いや、脚を当てて『押す』といった方が良いか。
脚を 振り上げ、横向けに押しこくる蹴りは、ベッドを回転させながら浜岡さんのほうに向かわせてくれるはず。
277
:
【護り屋】の風景
:2011/10/08(土) 00:30:02
>>275
(伊吹)
バ ォ オオン!
ワァンッ!
スピードは同等、しかし、浜岡は見え透いた『大振り』――
『状況』は伊吹の有利に働き、
身を沈めた伊吹の頭上を、唸りとともに『羽枕』が通過した。
続いて、低い姿勢から振り抜かれた腕を弾こうとする。
少し考えればわかることだが、
頭上を抜けていった腕に追撃が届くわけもない・・・・はず、だが。
パ ァアン! ガ ィイン!
何かの破裂音に同着して、拳が固い手応えを感じた。
まるで太い幹でも殴ったような感触。
動かせはしていない。
そもそも、動いていない――『停止』している?
耳が痛い・・・・破裂音が鼓膜に残ったままだ。
ダム ダ ダムッ
誘うようなドリブルの音が、手を伸ばした先にある。
だが・・・・これは『誘い』なのか?
注がれる浜岡の視線。
ワ
フワ
突然、視界に白い小さなものが入り混じる――
>>276
(高遠)
旋律を押さえ、リズムを激しく――
『クレモンティーヌ』にそう伝えるも、自然と『旋律』は盛り上がる。
やはり、『リズム』と『旋律』の高低は同調するらしい。
気配を気取られぬため、高遠は『リズム』を落とす方を選んだ。
タ タ タ
静かに回りながら接近し、ベッドの『1m』前に到達。
浜岡の様子を確認しながら、
『蹴り』の間合いに入ったその時。
パ ァアン! ガ ィイン!
『ウィンター・ブランケット』の向こうから轟く『破裂音』。
そして、雲霞の様に広がる白い物体・・・・
それは――高遠の予想通り。
『羽枕』の中身・・・・無数の細かな『羽』が、伊吹を包み込むように広がっている!
だが、高遠の目を引いたのは、それだけではなかった。
『熊戦士』のスタンドの、開いた左手。
無音で、振り上げられたそれが、
次の瞬間、伊吹に振り下ろされる――
278
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/08(土) 01:25:17
>>277
「───ギっ!!!」
まるで戦車をブン殴ったような頑強な衝撃!
走る反動と苦痛に声を上げそうになるが。
上に何が有る?
──決まっている、あの屈強な『蛮族の如き人型スタンド』。
上に何故有る?
──決まっている、狙ってるんなら俺に振り下ろす為だ。
何時だって狩られる側は何かを狩る瞬間を殺られる。
釣りだって、猟だって、それこそ戦争だってそうだ……
「っそがぁあ!」
ズダンッ!
とにかく、視界が塞がれつつあるこの状況、継戦は難しい。
屈んだ身体という溜めに近い姿勢から獣の如く四つ足で、『浜岡』から離れるように少し大きく飛び退く。
同速ならば離れる動きで間合いを外せば一撃を貰う事は無い筈だ。
279
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/08(土) 01:27:38
>>277
……戦慄。
『破裂音』は、おそらくハネ枕を『破壊』したもの。
そして、飛び散るハネ……、――やはり、破壊しても消えはしなかった!
つまり不味いことになると―
伊吹の能力は、確か目で見ることで発動するはず。
それを封じられてしまう可能性がある。と
―恐れていたことが現実のものとなった。
「……ッ」
伊吹は、つかまってしまうか……!?
いや、だがそうだとしても……背中から一撃くれるしかない。
蹴り飛ばし、敢行。回転の勢いで、脚を振り上げる。
横にスピンさせながら浜岡さんに激突させたい。
280
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/08(土) 01:30:47
>>279
つ、追記っ
リズム加速をして、蹴り上げる。
出来れば、リズムをドリブルに合わせたい。
281
:
【護り屋】の風景
:2011/10/08(土) 02:09:41
>>278
(伊吹)
危機的状況を肌で察知し、大きく飛び退く伊吹。
ダ ザザッ !
背中にちらちらと、軽く、何かが当たる感触がある。
だが、それよりも驚くべきは――
ズギュ! ビュオオ!
振り下ろされた『ウィンター・ブランケット』の左手。
ここまでは伊吹の予想通り。
同じスピードなら、伊吹が逃れる目もあった。が。
バサ
バサァア!
その手に現れた、『シーツ』状の物質!
長く広いそれが、後退する伊吹に追いつき、
上から背中に被さる・・・・
>>279-280
(高遠)
――ギャン!
伊吹の危機を感じ取り、決断する高遠。
リズムを急激に上げ、横薙ぎに『ベッド』を蹴り飛ばす!
しかし――その前に。
フシュッ
蹴りを察知したかのように、『ベッド』は解除された。
「・・・・焦りが出たね、高遠。
そんないきなり『リズム』を上げたら、
『これから蹴ります』って言ってるようなもんだよ?」
ちらりと振り返り、浜岡が言った。
ドリブルはテンポが速い・・・・『余裕』はなさそうだ。
見れば、対岸の伊吹は、
白い布状の何かをすっぽり被せられてしまっている。
282
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/08(土) 02:15:03
>>281
『シーツ』は今完全に頭からスッポリ覆った後なのか?
こっちの視界はどうなっている?
283
:
【護り屋】の風景
:2011/10/08(土) 18:32:09
>>282
(伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』)
>『シーツ』は今完全に頭からスッポリ覆った後なのか?
>こっちの視界はどうなっている?
低姿勢で飛びのいた腰〜背中が、
頭ごとシーツ状のそれに引っかかった状態。
視界は『羽』に邪魔された上、前方からすっぽりと覆われたため、
かろうじて床との間に、わずかな隙間が見える程度。
そこまでは『1m』ばかり。
284
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/08(土) 22:23:32
>>281
『布状の何か』の端っこは、内(下)側にたたまれて見える?
285
:
【護り屋】の風景
:2011/10/09(日) 01:55:22
>>284
(高遠)
>『布状の何か』の端っこは、内(下)側にたたまれて見える?
その認識で正しい。
が、それを確認できるのは、『高遠のみ』。
286
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/09(日) 02:07:39
>>285
回答感謝。
>>281
「……っ!?」
『伴奏』の特性を誤認していた。
一度『見て』いれば解除するまで『聞こえ』続けるとは……
けれど、蹴り足の狙いは別にある。
横なぎ、下から『振り上げ』ての横なぎ。(
>>279
)
リズムを上げることはこのためにどうしても必要だった……。
その勢いと威力の乗った超破壊力とハイスピードの振り上げは、『暴風』を発生させて
ハネ枕のハネを奥に追いやってくれるはずだ。
伊吹の視界を回復させるために、振り上げて、ハネを吹き飛ばす。
問題は見えている『白い布状の何か』。内側が畳まれるように見えているってことは
「伊吹ぃ! シーツ『じゃない』! 多分『カバー』!」
『破壊されない』という能力が厄介すぎる。丸め込まれてしまったら逃げようがない!
自らは膝立ちとなり、
先ほどの風圧の為に振り上げた『クレモンティーヌ』の脚……振り上げた脚を、
回転の勢いのままに『クレモンティーヌ』自分の背後に回らせ、下ろす。
地面に叩きつけるために。『爆発力』をもって、、
局所的な『地震』を起こし、浜岡さんの動きを阻害させるために。
287
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/09(日) 02:16:36
>>281
「うおおぉ!?」
み、見えない。
視界が殆どゼロになっている!
寝具…………『シーツ』だろうか?
「だったらはね除けて一丁スプラッシュワンと行こうかぁ!
──んだとぉ!」
と、勢い良くはね除けようとしていたが、『高遠』の言葉で状況が変わる。
よくよく考えれば『浜岡』は『今回は、あんたから捕まえようか』と言っていた。
視界を潰しただけで移動可能な状況を許すだろうか………
「っつーと、ロクなこっちゃぁねーよなぁ!」
『カバー』なら『シーツ』と違って『返し』が有る。
はね除けても引っ張られれば首と胴体がオサラバ、とまでは行かなくともキュッと行ってしまうだろう。
ババッ
元々低い体勢から這うようなポーズで顔を両手でガードし、引っかかりを無くすように。
視線は『浜岡』の居るであろう方向だ……
288
:
【護り屋】の風景
:2011/10/09(日) 02:41:57
>>266
(高遠)
ベッドを解除されつつも、蹴りのモーションは止まらない。
一瞬の隙が生死を分かつ戦いの中で、この空振りは『致命的』――
――『では、ない』。
ド ド ド ド ド
横から高らかに振り上げたその脚は、伊吹を襲う『羽』を吹き飛ばすため!
同時に、いち早く察知した、
『シーツ』状の物体の違和感を、伊吹に伝えた!
助言を信じ、這うように身を沈める伊吹。
「いい判断だよ、高遠・・・・っと!」
ア
ア
ビュオ オ ォ ア
浜岡の向こうにわだかまっていた『羽』の群れが、
突風に巻かれ、上方に舞い飛ばされる。
さらに、狙った以上の効果――
シーツならぬ『カバー』と床の隙間に風が吹き入ったことで、
内側から『カバー』が膨らみ、伊吹の脱出の一助となる!
さしもの浜岡と『ウィンター・ブランケット』も、これは『想定外』だった。
伊吹がただ逃げようとしただけなら、その『精密さ』!
『いかようにも絡め取れる』と踏んでいた油断を突かれ、
――バォ オ オ!
引き寄せた『カバー』が、『すっぽ抜ける』・・・・
『カバー』内側に取り込まれた『羽』も除かれ、晴れやかな視界が広がった。
ズ ズゥ ゥン!
さらに――床を聾する、打ち下ろしの『一撃』。
ドリブルと『リズム』を合わせたその振動・・・・その成果は。
「・・・・っと、と!」
バイン! バイン バイン
浜岡の手を離れ、ボールが転がった。
跳ねながら、浜岡の右手(北東)の方角へ、離れていく・・・・!
「はっはは。
こりゃあ、『やられた』ねえ!」
289
:
【護り屋】の風景
:2011/10/09(日) 02:42:53
>>288
>>286-287
(両方)
290
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/09(日) 02:55:29
>>288
ボール、現在はどの辺まで転がってるのだろうか。
大体『フリースローライン』周辺での攻防だったが、
コートの外縁との位置関係で知りたい。
291
:
【護り屋】の風景
:2011/10/09(日) 03:05:09
>>290
(伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』)
>ボール、現在はどの辺まで転がってるのだろうか。
>大体『フリースローライン』周辺での攻防だったが、
>コートの外縁との位置関係で知りたい。
ttp://fukujuso.jp/images/gym.jpg
ww.sports-rule.com/basket/about/index.html
浜岡の現在位置は地図右の円(フリースロレーン)内。
ボールは北東へ、現時点で『3m』離れたくらい。
まだ『ツーポイントエリア』から出ていない。
なお、這うような姿勢のため、伊吹にボールの正確な位置は見えない。
バウンドの音で、方向が感じられるのみ。
292
:
【護り屋】の風景
:2011/10/09(日) 03:06:40
>>291
リンク先訂正
ttp://www.sports-rule.com/basket/about/index.html
293
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/10(月) 22:43:10
>>288
高遠と、浜岡さんの距離はベッドの幅であった2m少々、という認識でよい?
また、高遠からはボールはどの位置に見えるだろうか。
動いている勢いも知りたい。
294
:
【護り屋】の風景
:2011/10/10(月) 23:10:28
>>293
(高遠)
>高遠と、浜岡さんの距離はベッドの幅であった2m少々、という認識でよい?
その通り。
>また、高遠からはボールはどの位置に見えるだろうか。
>動いている勢いも知りたい。
『北北東』というところ。
勢いはかなり速く、人間が走る速度をやや上回るほど。
295
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/10(月) 23:34:52
>>294
感謝。
>>288
「っ、よし……!」
思いの外、高い効果を上げた風圧拳、
そして震撃によるボールこぼしの成功。 顔に喜色が混じる。
ようやく取れた『一本』だ。無駄にはしたくない。
こぼれ玉が浜岡さんの手に渡れば、『やり直し』だ。
「伊吹! 北北東、勢い速いよ!」
言いながらも、自身も動く。
警戒ガ必要なのは『視認発動』による、ボールと伊吹の分断だ。
その暇を与えないために、今。動く
接近するということは、相手自身のこちらへの攻撃に対する警戒も必要。
この場合、視認発動か手からの発動で、シーツやカバー……マットといった壁を出す可能性がある。
床をすべるように移動し、『クレモンティーヌ』は後ろから左手側を通って前へ。
しっかと、地を踏み込んだ高遠を支点に、
浜岡さんの上体を狙って、なぎ払うように左手による一閃を放つ。
296
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/10(月) 23:37:47
>>291
回答感謝
>>288
>>295
「ナイスだぜ嶺ェ!
そして、『理解』させて貰った!」
1対1だったら終わってた状況、『2人だから助かった』。
しかしまだまだ『浜岡』も余裕の様子だが…………『ド肝を抜いてやろう』。
──キッ
眼球と顔面、必要ならば首から肉体まで移動する事による視点変更。
それによって『バスケットボール』を視界に捉え………… ヒ ャ ォ ァ ァ ア
「『アレキサンダー・スペンス』!」
『伊吹』は回避姿勢に入る時、『掌を外側に向けている』!(
>>287
メ欄)
そして、『1Fにはない』と言われていた『十字』。
それは無数に有った!
ぶっちがいの床の木目に期待をせずとも、
それが見える程に個々の『床材』が見えるなら、『床材』自体が『一つの直線』!
そう……『バスケットコート』を描く外縁の『ライン』と『床材』その物とが『十字』を描いている!
『バスケットボール』の行く先の軌道上、そこの『床の十字』へと『光速移動』!
──ボールはかなりの速度のようだ、視点を合わせるまでの間に『コートの外縁』のすぐ傍にまで行く筈。
『光速移動』終了時の体勢は『二足で立ち』、受け止める姿勢……即座にキャッチする!
無論、不発のようなら『クラウチングスタート』のように獣の膂力で床を蹴り、飛び出す事とする……
297
:
【護り屋】の風景
:2011/10/11(火) 00:22:41
>>295
(高遠)
視界内の情報を伊吹に与え、動き出す高遠。
『クレモンティーヌ』と手に手を取り、
左手側(浜岡の西側)を素早く駆け抜け、前に出ようとする――
まさに、そのタイミングを狙って。
バ ォ オ ン!
空気の塊を弾き飛ばして、
『ウィンター・ブランケット』が左手で裏拳を放つ。
体は前を向いたままの『バックブロー』。
だが、その手に握られているのは・・・・
伊吹から外れたばかりの、『布団カバー』!
巨大な『捕虫網』のように、
口を広げ、直進する高遠と『クレモンティーヌ』に迫る!(スC)
>>296
(伊吹)
高遠の声を受け、ボールの行方を追う伊吹。
上半身をねじる様に振り向くと、転がるボールを確認できた。
バイン バイン!
すでに『4m』近く離れているが、伊吹は『気付いていた』。
南北に長く並べられた床材の板が、
コートのラインと交差して『十字』を形作っていることを。
今しもボールの向かう先、サイドライン上に『十字』を認め――
シュオッ!
『光速移動』しての、先回り!
両手を広げ、後はボールを受け取るだけの状態に持ち込んだ!
だが、しかし。
「ギリギリ・・・・『5m』」
ギィン!
浜岡の眼光が、ボールの行く先を『睨む』。
突如、出現した『マット』・・・・壁のように屹立したそれが伊吹の視界を塞いだ。
そればかりではない。
タン! バイン バイン ・・・・
『マット』の裏から聞こえる音は、
ボールが『マット』に跳ね返され、方向転換したことを伝えていた。
手を伸ばせば届く距離だった『ボール』は、
浜岡の機転で、予想外の方向へ転がっていく・・・・!
298
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/11(火) 00:41:02
>>297
左手側を通って前に出る、という一文に主述が抜けていました。
クレモンティーヌが、高遠の左手側を通って前に出て、
浜岡に向かう、という想定。
高遠らが浜岡を通り過ぎるという意図はなかったので、訂正をお願いしたい。
299
:
【護り屋】の風景
:2011/10/11(火) 00:46:49
>>298
それでは、訂正。
>>295
>>298
(高遠)
視界内の情報を伊吹に与え、動き出す高遠。
『クレモンティーヌ』を自身の左から前方に回した、その時。
バ ォ オ ン!
空気の塊を弾き飛ばして、
『ウィンター・ブランケット』が左手で裏拳を放つ。
体は前を向いたままの『バックブロー』。
だが、その手に握られているのは・・・・
伊吹から外れたばかりの、『布団カバー』!
巨大な『捕虫網』のように、
口を広げ、『クレモンティーヌ』と高遠に迫る!(スC)
300
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/11(火) 00:51:08
>>299
現在の浜岡・高遠間の距離をお願いしたい。
また、浜岡、W・ブランケットの姿勢はどうなっているだろうか。伊吹のほうを向いている?
301
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/11(火) 22:38:26
>>299
すまンが、俺からも質問させて貰うぜぇ。
・『マット』のサイズはどの程度だ?
シングルか?ツインか?クイーンか?キングか?
・『ボール』の転がっていく方向、音で大体分かるだろうか?
302
:
【護り屋】の風景
:2011/10/11(火) 23:03:06
>>300
(高遠)
>現在の浜岡・高遠間の距離をお願いしたい。
>また、浜岡、W・ブランケットの姿勢はどうなっているだろうか。伊吹のほうを向いている?
N
W E
S
浜
ウ
カ
カク
高
カ:布団カバー
『ウィンター・ブランケット』(ウ)と『クレモンティーヌ』(ク)の距離は『1m』。
(回転し、左から前方に出たところを攻撃されている)
浜岡、高遠は互いのスタンドに隣接している。
浜岡は完全に北側を向いている。
『ウィンター・ブランケット』は背中を向けたまま、
左手を『バックブロー』(カバーを持っているが)として繰り出した状態。
>>301
(伊吹)
>・『マット』のサイズはどの程度だ?
> シングルか?ツインか?クイーンか?キングか?
ツインサイズ。
縦『2m』×横『1.5m』。
現時点では縦に屹立している。
>・『ボール』の転がっていく方向、音で大体分かるだろうか?
浜岡よりやや右(西側)に向かっているようだ。
303
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/11(火) 23:13:19
>>302
感謝。追加で質問。
カバーの広げられた口幅はどれほどで、
クレモンティーヌにはあとどれぐらいまで迫っている?
304
:
【護り屋】の風景
:2011/10/11(火) 23:23:59
>>303
(高遠)
>カバーの広げられた口幅はどれほどで、
>クレモンティーヌにはあとどれぐらいまで迫っている?
口幅は、人二人が入りそうなサイズ。
気付いた瞬間には、『クレモンティーヌ』まで『60cm』。
305
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/12(水) 00:32:45
>>304
回答感謝。
>>297
>>299
「げっ!」
カバーは飛んで行ったわけじゃなかった。
そして、この速さ……読まれていたか……。
強引に突破……いやこれは絡めとられて哀れな蝶だ。
思いつく手は……リスクが高くて少し出来ないことばかり。
……あぁ、一つ手があった。
迫り来るカバー、この中に高遠の左側に躍り出た『クレモンティーヌ』を突っ込ませ、
そして、外側方向(高遠の左後ろ)へ身を翻し、引っ張る。
本人でなければ『破壊されない』のなら、『破壊』してもらえばいい。
クレモンティーヌの体全体と、『ウィンター・ブランケット』の掌。『圧力』の差は明白だ。
布の破け方は、力が入っている側の掴んでいる側に近くなる。
『W・ブランケット』が握りこんだ拳の近くで破けてくれるはずだ。
そうでなくても、カバーが完全に破け取れれば、『ウィンター・ブランケット』の制御下から外せる。
更に、引っ張っての抵抗は、多少なりとも姿勢を崩すことを狙えると思う。
306
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/12(水) 00:36:24
>>302
回答に感謝だ
>>297
「オぉ!?こ、このぉ…………!」
目の前に現れた『マット』の壁!
手に入る筈だった『ボール』を土壇場でカットして来やがった!
だが、音は西方向に変わっている……
『ボール』の速度がどれだけだか分からないが、『マット』の横を通り過ぎて追う!
「ま〜〜〜〜〜ただじゃ行かせてくれねぇよなあおいいいっ」
ピンッ!
その途中、胸にしまっていた2個の『十字の破片』のうち一つを『浜岡』目掛けて投げつけ、
かつ拳を『浜岡』の足下へと向ける…………
「『アレキサンダー・スペンス』──『プラネタリウム』」
『『『『『『『『カッ────!!』』』』』』』』
『浜岡』よりも北側の『フリースローライン』に対して直角に交わる『床板』、『床板間の溝』の全てに対して。
それらの『十字』全てに『光速打撃』を繰り返し、
至近部の床を打撃で震動させ、移動に向けての重心移動を邪魔させ。
かつ、獣の力で破壊した『床板の破片』を散弾のように『浜岡』の方向へと弾け飛ばさせる!破スBC×『交点の数』
『床の破片』に専門対処するなら『カバーの破片』が迫り、その逆なら足下を掬われる。
どちらにしろ『高遠』への攻撃や、『ボール』を追う事への邪魔程度にはなる筈だ。
307
:
【護り屋】の風景
:2011/10/12(水) 01:17:53
>>305
(高遠)
迫り来る『破壊不能』の大網。
対する、高遠の『選択』は――
――ガボォオオ!
『クレモンティーヌ』自ら飛び込み、
全力をもって、後方に『カバー』を引っ張る!
『クレモンティーヌ』と『ウィンター・ブランケット』のパワーはほぼ互角。
ならば、『全身』が『左手』に負けるはずもない・・・・
その意味では、確かに高遠の狙いは正しかったが――
「――それはそれで、構わないともさ!」
『クレモンティーヌ』の全力が、『カバー』に張り詰めた、その瞬間。
パ ッ
浜岡の恐るべき『機転』・・・・!
――『手放した』のだ。
『ウィンター・ブランケット』が、『カバー』の端を。
『全力』を空振りされ、ひどく後方によろめく『クレモンティーヌ』。
それを尻目に、浜岡は西へ――ボールを追って走り出す。
>>306
(伊吹)
突如立ち塞がった『マット』に驚きながらも、
ボールの音を頼りに、ラインを西へ走る伊吹。
すぐにも『マット』の端に到達し、ボールを発見する――
小さくバウンドしながら、センターサークルに向かっている
ボールまでの距離は、自分からは『5m』。浜岡からも『5m』・・・・
だが、ボールの方向的に、浜岡が若干有利な位置にある。
取り出した破片の『十字』を、浜岡に投げつつ、
足元にあるだろう『十字』を狙った伊吹だが、
またしても、『十字』は見当たらない・・・・!
少し考えればわかることだ。
東西に伸びた『サイドライン』に交差する向きで、板は並んでいる。
ならば、南北に伸びている『フリースローライン』に、
板が交差するはずもない・・・・
加えて、ラインと板は同程度の幅しかなく、
東西の向きである『板の隙間』も、『十字』になりえない。
そんな脳裏の結論を、浜岡が待つはずもなく――
ダ ダッ!
投げた『十字』を意に介さず、『カバー』すら投げ出して、
ボールに向かって走り出した!
丸っこい外見に漏れず、決して足は速くないが、
『十字』を投げたモーションと、思わぬ空振りから、伊吹に遅れが生じている。
このまま追うだけでは、再びボールを奪われそうだ・・・・!
(TO BE CONTINUED)
(次回は13日23時)
308
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/12(水) 02:23:27
>>307
「……うわ ッ!?」
解除どころか手放してきた……!
そこまでくるとは……思って居なかったよ。
回っていくことでカバーから抜け出しつつ、よろめきを立て直したい。
そして……
折角、取った一手。此処で仕切りなおしに
されるわけにはいかない。 けれど……
「……ぞっとしないよねぇ、『ティーヌさん』がいつも
守ってくれていた、それを、あえてこんなことをするなんて……」
『クレモンティーヌ』と、高遠。回転し、立て直せたら、
いきおいのままに『高遠を投げる』 パス精ABB(力加減)
狙いは『ボール』。体全体で地面スレスレを向かっていく勢いをつけて、体全体でこぼれ玉を奪う。
壁に激突、或いは床を転がることも辞さない。
309
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/13(木) 22:34:37
>>307-308
「……Goddamn...」
「縦肋骨構造たぁ、ひでェ体育館も有ったもんだぜ。
足引っ掛かったりしたンじゃねぇのかぁ!?……っとぉ!」
ド キ ュ────z___
地図の中央上部、その辺りの『サイドライン』と『床板』の交点への『光速移動』。
南北方向の位置合わせをするのに必要な時間を考慮し、少し『バスケットボール』の西方向に出て。
そして、『高遠』の動きを『浜岡』と『ボール』を一気に視認する。
(ったく、一番フツーなキャラしてッ癖によぉ〜〜〜〜
随分気合い入れてんじゃァねぇかあっ)
ピシュッ
懐に有る分としては最後の『十字破片』。
これを『浜岡』へと投擲しながら、『ボール』へ……と見せかけつつ『浜岡』へと接近。
『破片』を対処するにはどうしても一瞬注意が逸れるだろうし、そうでなければ『光速打撃』のチャンスになるだけだ。
動きを妨害して意識を引きつける事に特化したい。
310
:
【護り屋】の風景
:2011/10/14(金) 00:25:43
>>308
(高遠)
予想外の対応に、完全に虚を突かれるも、
ここで転倒しては『終わり』だ・・・・
慌てて、姿勢を立て直そうとする高遠。
ギャルル! ギャ! ギャンギャンギャン!
引っ張ることに全力を注ぎ込んだだけに、
その反動は計り知れなかったが、
『パートナー』である高遠の支えと『踊り手』の意地をもって、
かろうじて転倒せず、バランスを取り戻すことに成功した。
無茶な挙動に床板は煙を上げ、
板目に交差した丸い焦げ目がついている・・・・
だが、その代償は存在した。
立ち直るまでの時間、実に『3秒』――!
転がるボールに鈍足の浜岡が追いつくか、きわどい線だ。
すでに手遅れか、それとも予定通り身を投じるか。
高遠は浜岡の姿を探す。その結果は――
>>309
(伊吹)
(体育館の板目についてはGMの調べ漏れのよう。
申し訳ないと思うが、
>>296
の行動を通すために決めたことなので、
以後もこの設定のまま継続する)
ド キ ュ────z___!
再び、『サイドライン』と板の交差地点を狙い、『光速移動』する伊吹。
閃光が走り、次の瞬間、コート中央北側(やや西)に、その姿が『移る』。
浜岡がボールを追っているのが見えた。
速度差のせいか、何ほども追いついていない。
あの調子では、コート端までかかるのではないか・・・・
そんなことを考えながら、懐の『十字』を取り出し、投げかけたその時だった。
一瞬だが、浜岡がよそ見した――こちらを見たのだ。
「おやま、『光速移動』したのかい?
おかげで『助かった』よ」
額に汗をかいたまま、浮かべるは安堵の表情。
そして――
「――『ウィンター・ブランケット』」
ズギュン!
スタンドの伸ばした腕の先に現れるは、『簡易ベッド』!
ソファと兼用するタイプの小さなもので、
見かけはソファと大差ないが、しっかりした『キャスター』がついている。
カララ! カラララララ――――ッ
そして、当然――浜岡が、『飛び移る』!
ギャンッ!!
一蹴りくれるなり、加速する『ソファ』。
寝転がりながら、ボールに追いつく浜岡。
『十字』を投げるか?
いや、まだ『2拍』は過ぎていない・・・・
今投げても無駄になるだけだ。
浜岡の指摘は、これを意味していたのだ・・・・!
――バシィィ!
「ふううう〜〜〜、
・・・・汗かいちまったよ」
南側壁の前で止まったソファに寝そべったまま、
しっかとボールを取り戻した浜岡が、大きく息を吐くのが見えた。
311
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/15(土) 22:00:49
>>310
・『ソファーベッド』ならクッション部の溝で『十字』が出来ていたりしないだろうか?
・この体育館内に『鏡』は置いて有るだろうか?
312
:
【護り屋】の風景
:2011/10/15(土) 23:09:17
>>311
(伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』)
>・『ソファーベッド』ならクッション部の溝で『十字』が出来ていたりしないだろうか?
十字はあるが、曲線のため『完全』ではない。
>・この体育館内に『鏡』は置いて有るだろうか?
見回す限りは、『ない』。
313
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/15(土) 23:34:08
>>310
投じようと捕捉した時には、取り戻されていたか。
「……いやぁ……参ったな」
ボールを取り戻されたとすると、仕切りなおしとなってしまう。
夜中、帰ってきた部屋でようやく掴みかけた電灯の紐が、スルリとどこかへいってしまった気分だ。
こちらも焦ったのは確かだが、やはり一筋縄ではいかない。
だが、後悔しているヒマもない。時間はあとどれぐらいだったか……。
一旦解除して、状況を見る。現在の距離関係とか。
特に、足元の『跡』。板目に交差した跡だ。
交差しているようだが、『十字』にはなっているのか。
そして、同じように擦らせれば他の箇所にも跡は付けられるだろうか。
……そういえば、『用具室』があるといっていた。
念のためだ、思いつく限りを試すために、場所を確認しよう。
314
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/15(土) 23:38:29
>>312
回答感謝。
>>310
「『助かった』だぁ〜〜〜〜?
一体何を言……イぃぃ!?」
『ソファーベッド』!確かにコレも寝具だ・
しかも利便性のためにキャスターまで付いているのか!
「まるでカートにでも乗って…………しまったぁ!」
先程までの低速進行とは違う、一転しての高速運動!
直線だけの動きはカモだろうが、今の状況では好手・・・
『取り返されてしまった』。
「ぐ………く……クソがぁ〜〜〜」
数手、自分の手を振り返る。
『高遠』はボールを弾かせたが、それを掬い取れなかったのは自分のミスだ。
投げつつあった『十字片』を握り直し、『浜岡』へと接近していく。
周囲、『十字』が増えてはいないか確認しつつだ。
『ソファーベッド』の骨格でも何でも良い。
315
:
【護り屋】の風景
:2011/10/16(日) 00:24:37
>>313
(高遠)
「惜しかった・・・・いや、『危なかった』かね?
どっちかが『一手』間違えてなければ、
一本取られてただろうよ」
ソファを解除し、再びドリブルを始めながら、
そんな、励ましとも慰めともつかない台詞を言う浜岡。
とはいえ、仕切り直しなのは間違いない。
三度目の機会を掴むべく、高遠はスタンドを解除し、
再び状況を分析する・・・・
現在の位置関係は、
浜岡が南壁付近(左入口のやや西)。
高遠は東の『フリースローサークル』から『1m』南。
伊吹は北サイドラインと、中央センターラインの交差点。
互いの距離は、
浜岡〜高遠で『12m』。浜岡〜伊吹で『14m』くらいだ。
何気なく見た足元には、急速度で刻まれた軌跡が、
轍のように残っていた。
『十字』には程遠い角度だが、
『クレモンティーヌ』のパワーがあれば、
似たような傷は幾らでもつけられるのではないか。
用具室は、地図右の『倉庫』のこと。
女子トイレの隣に扉があり、そこから入れるようだ。
>>314
(伊吹)
ここまでの互いのやり取りを反芻する伊吹。
「どちらかが一手間違えなければ」、と浜岡は言った。
それはつまり、どちらも一手間違えたことに他ならない。
投げ損ねた『十字』を握り直すと、
壁際でドリブルを始める浜岡に近づいていく。
周囲に『十字』が増えた様子はない。
投げた『十字』も砕けたのか、見当たらなかった。
ソファもマットも、解除されたようだ・・・・
浜岡との距離――『10m』。
「残り時間は、あと『7分』。
このまま試合を続けるかい?」
316
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/10/29(土) 23:48:46
>>315
「むぅ……」
『間違えて』。 ……あぁ、判断ミスだ。
のるかそるかの手を誤り、気が付けば仕切りなおし……。
訓練ですらこのざまというべきか、訓練であってよかったというべきか。
ともあれ、続ける意志はもちろんある。策は……今、考えて、いる。
かり かり
「……伊吹。 ちょっと戻っておいで」
かり かり
手指の爪先を犬歯で削りながら考える。
倉庫に何があるか、見ておきたいところだ。
……伊吹が単体で突っ込まないようび戻しながら、用具室へ駆け足で向かいつつ考える。考える。
伊吹が使う十字の元になりそうなもの、そして自分の能力でも使用できえそうなものはないか、探す
317
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/10/29(土) 23:58:32
>>315-316
「まだ半分過ぎた所だろぉが。
無論続けるに決まってンだよぉ〜〜〜」
構える。
『身一つ』でも立ち回れるようになっておかねば、戦場を越える事は出来ない。
究極の速度と獣の膂力だろうと、制約が大きい分装填に手間の掛かる列車砲のような物だ。
「………あいよ。
悪ぃな隊長、ちょいと作戦タイムっつー事だ」
『高遠』の呼びかけに答え、『浜岡』へと声を掛けると倉庫の方へと向かう。
……実戦ではそんな悠長な仕込みは出来るまい、次からは最初から簡略化する手段で対策しなければ。
318
:
【護り屋】の風景
:2011/10/30(日) 00:16:25
>>316-317
(高遠・伊吹)
「そうだ。道具は確保しておくもんだよ。
行っておいで。時間はおまけしておいてあげよう」
浜岡に言われ、二人は倉庫に入った。
埃っぽい室内には、古めかしくはあるものの、
屋内運動や球技に使う道具が、ほぼ揃っていた。
跳び箱、マット、様々なボール(大半が空気が抜けかけているが)、
バレー用のネット、ポール、卓球台。
各種ラケット、綱引き用の綱、フープ、平均台。
探せば他にも色々ありそうだ・・・・
ぱっと見て、十字が使えそうなのは・・・・まず『ラケット』。
これは三本見つかった。おそらくバドミントン用で、
ガットの交差部分が『十字』だ。
ボールを入れてある金属性のカゴも、外部の編まれた部分が『十字』になっていた。
どちらも数は十分過ぎるほどある。
319
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/11/21(月) 23:00:04
>>318
かり かり かり かり
かり かり かり かり
かり かり かり かり
「ん〜〜〜っと……」
かり かり
爪のしたの甘皮まで削りきってしまいそうなぐらい時間がたっている気がするが
とりあえず、空気が完全に抜けているバスケットボールなりを探そうか。
伊吹の腹にでも仕込ませておこう。
……こちらから伊吹を呼び戻すために何か欲しいな。
卓球用のネットなどは無いだろうか。
320
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/11/21(月) 23:07:28
>>318
ゴキッ ゴキッ
「さて、なぁ。
何をどー使って行きましょぉかねぇ〜〜〜っとぉ〜〜」
『アレキサンダー・スペンス』は言わば、『無線LAN』のような物だ。
どれだけ届こうと『受信機』が無ければただの垂れ流しとなる…………
『バレー用ネット』を持ち上げ。
ブチ ブチ ブチ ブチ
ブチ ブチ
ブチ ブチ
一本一本糸を順番に切断していく。
作りたい物は扇形のような物だ。
…………『高遠』のニット帽に絡ませる事で『偽装網』と『ヴェール』を混ぜたような物に出来るよう。
そういう形に整形したい。
「ほれ、こいつぁオメーが使ってろよ『嶺』ぇー」
そして作り終えたなら『高遠』へと渡しておきたい。
他には何が有るだろうか。
『メジャー』や『得点板』辺りを探してみたい所だが……
321
:
【護り屋】の風景
:2011/11/22(火) 22:48:42
>>319
(高遠)
体育館倉庫の古道具に、使えるものがないか見出す――
爪の先に血が滲んでいることに気付かないほど、
高遠はその作業に集中していた。
空気の抜けたバスケットボールはすぐ見つかった。
完全に空気が抜けていないボールもある。
クッションを考えるならこちらだろう。
卓球用のネットも見つかったが、
こちらは年経たためか、癖がついている。
これでは、まともな『十字』をなさないに違いない。
>>320
(伊吹)
バレー用のネットは見つかったものの、
よじれた交差は、完全な『十字』になり得ない。
ましてや、身に着けて動けば形は完全に崩れてしまう。
『十字』を維持するには、柔らかな素材は不向きなのだ・・・・
改めて、他の道具を探す伊吹。
322
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/11/22(火) 22:59:32
>>321
『メジャー』や『得点板』は有りそうか?
323
:
【護り屋】の風景
:2011/11/22(火) 23:21:13
>>322
(伊吹)
>『メジャー』や『得点板』は有りそうか?
発見した。
324
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/11/22(火) 23:39:45
>>319
>>321
「……こりぁダメダメだな。
すっかりヨレてたわ」
ポイッと『ネット』を放棄。
これを使うには張らせる必要が有るのは間違い無さそうだ。
「ァん?んー、こいつぁどーだろーな」
そう言いながら、見つけた『得点板』に近づき。
『4』の表示された塩ビだかの布部分を千切って取る。
得点表示は2桁までは9まで有るだろう、『得点板』一つにつき4枚は取れる筈だ。
それに『メジャー』、これまた体育用ともなると長い布製の物だろう。
まあ、中〜小型の物を二つ拾いたい。
一人一つ持っておきたい所だが……
「っと、そいつぁーボールだよなあ?
何個かオイラに渡してくれぇ。
それに、コイツ。つかわねぇか?使えそうじゃねぇ?」
と、『高遠』が手に入れたボールを見て声を掛ける。
自分は『メジャー』を一つ差し出しながらだ。
325
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/11/22(火) 23:44:11
>>321
黙々と作業を続ける。
ネットはダメか。ボールは……抜けてないものもあるみたい。
クッションとして使うなら抜けきってないほうが良いけど……
>>324
「……ん、貰う」
空気が抜けているもの、抜けてないものも
いくつか見繕って伊吹のほうへ放る。
ついで、メジャーを貰っておき、びーっと伸ばす。
ネットの代わりにコイツが使えるかもしれないね。
326
:
【護り屋】の風景
:2011/11/23(水) 00:00:41
>>324
(伊吹)
ネットをあきらめ、得点板の布をめくる伊吹。
ビニル製のそれは、多少汚れはあるものの、
数字は大きく、しっかりとしている・・・・『4』の『十字』は使えそうだ。
Tシャツほどもある布を破り取り、四枚確保した。
メジャーは、かろうじて二つだけ。
どちらも大型で、陸上競技で使われるものだ。
空気の抜けたボールを高遠と交換した。
>>325
(高遠)
ボールを幾つか渡し、メジャーを一つ受け取った。
陸上用らしく、国語辞書ほどの大きさがある。
伸ばしてみるが、自動の巻き取り機能はなく、
本体に巻き取るためのハンドルがついている。
メジャー部分はビニル製だが、分厚く丈夫なのは折り紙つきだ。
長さは『50m』もある。
327
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/11/23(水) 00:38:30
>>326
「……うん、丈夫そう」
メジャーを1m半ほど伸ばして、頭の帽子に巻きつけ、縛っておく。
鉢巻の変わりにさせてもらおう、激しい動きを想定しておかないと。
色々と大変なのだ、この癖ッ毛。
それが出来たら残りを伊吹に斬って貰う。
……後で、身の回りの代物については一新しないとな、と思いつつ。
あとは、ラケットか。手に持って準備。そして、伊吹の方でも準備が整うのを待つ。
328
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/11/23(水) 01:01:59
>>326-327
「あいよ、サンキュぅ〜〜」
空気の抜けたボールを畳み、畳んだ状態で服の下。
ズボンに一部挟む事で腹の辺りに仕込んでおく。
『4』の『点数板』はポケットに入れておこう。
あとは『メジャー』なのだが。
「流石にコレをフリ回すのは無理だよなぁ〜〜〜」
『高遠』の指示通り、向こうの『メジャー』を切断し。
自分も『10m』程度で切断して丸めておこう。
その程度の長さなら嵩張らない筈だ。
329
:
【護り屋】の風景
:2011/11/23(水) 22:41:15
>>327
(高遠)
メジャーを伸ばし、帽子に巻きつけた。
余分な部分は切り落としてもらう。
(帽子から垂れた部分は何cmほどか?)
ラケットを拾い上げ、戦いに備えた。
>>328
(伊吹)
空気の抜けたボールを腹に仕込むと、
『点数板』の布を畳んでポケットにしまう。
『10m』ばかりにメジャーを切り、丸めてみる。
テニスボールぐらいの大きさになったそれを、
こちらもポケットに突っ込んだ。
330
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/11/23(水) 23:12:13
>>329
「さて…………とぉ」
ざっともう一度『倉庫』内部を見渡す。
これ以上荷物を増やすのも難しいが、
とにかく何か他に忘れは無いか、という確認だ。
「ま、こんなもンかねぇ〜〜」
「そっちはどぉだ、準備できたかぁ?」
仕込みのそれぞれの運用を頭に描きつつ。
『浜岡』の恐ろしさも再度脳裏に浮かべつつ。
『高遠』へと声を掛ける。
向こうも準備が出来ているようなら、再度フィールドへ、という事だ。
331
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/11/23(水) 23:15:55
>>329
おおむね10cmぐらいを想定。
「……平常心、平常心……っ」
爪に歯を立てた跡を残しつつ、ラケットの動きを確かめる。
>>330
「OK、伊吹。
……第二ラウンド、後半戦と行くよ」
出ようか。
332
:
【護り屋】の風景
:2011/11/23(水) 23:32:37
>>330-331
(伊吹、高遠)
準備を終え、再びコートに立つ二人。
浜岡は、コート中央の円に立っていた。
ソファなどの『寝具』は見当たらない。
全て解除したようだ。
「準備は済んだかい?
それじゃ再開しようか。残り時間は『7分』だ」
タン タン タン タン
軽やかにドリブルを始める女の背後に、
『ウィンター・ブランケット』の巨体が浮かび上がる。
彼我の距離――『15m』。
333
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/11/24(木) 01:21:23
>>332
「……」
15m。 遠距離タイプのスタンドであれば攻撃を開始するのに十分な位置だろう。
しかし、クレモンティーヌ、そしてスペンスには少々心もとない位置だ。
スペンスは私が気づいていないだけでそうでもないかも知れないけど、ね。
ゆえに、とりあえず距離をつめにかかる。
6,7mほどまで。右手にラケットを携え、スタンドを使わぬ徒歩で。
寝具という即時対応があるぶん、こちらから出せる手は後の先を狙うべきか
334
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/11/24(木) 01:34:54
>>332
「準備はしたけどよぉ〜〜〜〜〜」
「『隊長』相手となると、『イーグル』持って来ても不安になるぜぇ……」
探索で冷えた身体を軽い柔軟で慣らし。
歩き始める。
「……ったく、『ドン・キホーテ』みてぇな気持ちだよぉ」
『ウィンター・ブランケット』の射程は最大『5m』だった筈だ。
ポケットに腕を突っ込み、6m前後まで接近する。
問題はそこからの、距離を詰める方法だ……
335
:
【護り屋】の風景
:2011/11/26(土) 23:03:30
>>333
>>334
(高遠、伊吹)
ともに並び立ち、浜岡の東、約『6m』まで接近した。
浜岡に動きはない。
「さて・・・・どうするかい?」
悪戯っぽく瞳を輝かせて、浜岡が尋ねた。
その動作にもドリブルにも、隙は見当たらない・・・・
336
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/11/27(日) 00:01:16
>>335
意地の悪い……
そんな声を噛み潰す。
そういえば、浜岡さんにはまだ対人は見せていなかったが
この際だ、『試行』してみよう。
1歩2歩と下がり、『クレモンティーヌ』発現、クルリと回転して、
パッ
伊吹の手を掴ませ、『パートナー交代』と行こう。
「しゃるうぃだんす、って奴ね。踊る相手は私じゃないけど」
交代後、高遠本人は距離を若干開け、『クレモンティーヌ』+伊吹を前に出させる。
337
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/11/27(日) 00:04:48
>>335
「どぉ〜〜〜〜しよっかねぇ〜〜〜」
「いや、マジになぁ。
ヘッドオンからよりは巴戦にしてくれっつー話だぜ……」
スッ
横の『高遠』へと手を伸ばす。
そして託されるであろう『クレモンティーヌ』の手を取る。
『アレキサンダー・スペンス』と『クレモンティーヌ』の組み合わせ。
ダンスは得意ではないが………行こう。
前に出て『浜岡』との距離を詰め始める。
338
:
【護り屋】の風景
:2011/11/27(日) 00:30:00
>>336
(高遠)
「・・・・なるほど。少しは考えてきたね」
嫌味でなく、心からの言葉らしい。
『クレモンティーヌ』の手を、伊吹が取ったのを見ての、
それが浜岡の感想だった。
『男性型』だった『クレモンティーヌ』は、
伊吹を『パートナー』にすることで、『女性型』に変わる。
高遠は数m後退し、戦局を見守ることにする――
(『クレモンティーヌ』への命令は高遠が出せる)
ド ド ド
ド ド ド ド
>>337
(伊吹)
「『空戦』には詳しくないけど、
ただの愚痴ってわけじゃなさそうだねえ」
伸ばした手を『クレモンティーヌ』が握る。
全身に『パワー』が漲り、聞こえ始めるミュージック。
『リズム』に体が支配されるのを感じた。
そして、ゆっくりと回転を始める。
前進しようとするが、どうやら『パートナー』に進路の自由はないらしい。
あくまで踊りに乗っ取った『パートナー』としての動き。
許されるのは、それだけのようだ。
この試み、『吉』と出るか、『凶』と出るか――
ド ド ド
ド ド ド ド
339
:
高遠 嶺『クレモンティーヌ』
:2011/11/27(日) 01:07:09
>>338
「何を考えても想定の内にされそうで、
さっきから気が休まりやしないなぁ……」
まずは、動かすことから。
『飛ぶ』ことが出来るかどうか。そして、飛ぶことが『どう』出来るか。
「『フォックス1』……だったかな」
【『サイドライン』と『床板』の交点への『光速移動』】
『地図北西側、左ストーブと中ストーブの間、中ストーブ寄り』へ『飛ばす』。
確か、中央上付近を伊吹が使用したが、その横辺りはまだあったはずだ。
出来れば浜岡さんの視界外に飛べるようにしたい。
これでクレモンティーヌが飛ぶことは出来るのか、それが問題だ。
一旦『能力』の有無を確認してから出ないと、積極的な行動はとりづらいから。
340
:
伊吹奏龍『アレキサンダー・スペンス』
:2011/11/27(日) 01:07:48
>>338
「面と向かって『ウィンター・ブランケット』をどーにかするっつーのは、
残り7分じャ〜〜〜〜絶ッてぇ無理だろぉ?」
「まあ、コレでもどーにかなるか分からないっつーのがマジ怖い所だけどよぉ」
動きに身を委ねる、その感触。
どれだけ動きが自由になるのだろうか。
足の運びの変更や手の動きの自分の意志での制御は可能そうか?
「おおい『嶺』ぇ、俺の事は別に気にしねーで良いから人形か何かと思って使えよぉ?
死ななきゃ安いからなぁ〜〜〜?」
と、気楽に自分に対して非情な事を告げる。
それ位する必要はきっと有るだろう……
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