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エリーンちゃんとの愛の妄想を書き込むスレ 2ペロ目

1名無しさん:2014/09/12(金) 18:09:50 ID:qJ/hqs.Q
エリーンペロペロ

848名無しさん:2016/03/27(日) 17:03:04 ID:vfjZNRWI
しょんべりーんが元気そうで何より
久しぶりに投下するですよ

849名無しさん:2016/03/27(日) 17:04:25 ID:vfjZNRWI
忍者ヲリーンとにんにーん

暗い夜の森の中を疾走するエリーンがいた。
黒い忍装束に黒笠、狐の面・・・忍者ヲリーンだ。
ある村の近くにアルゴンが集結しているとの情報が入ったため
主人の命により偵察任務に向かうところだった。
森の中頃に差し掛かった辺りで解り易過ぎる殺気を感じとっさに飛退いた。
カッ、カカカッ!!
地面にクナイが突き刺さる。
「むむむっ!このえりーんちゃんのクナイを避けるとはただものじゃありませんね!?」
声の主へと目を向けるとそこには派手な桃色の忍装束で着飾ったにんにーんがいた。
「このあたりにあやしいヤツがいるって聞いたからきてみればにんにーんちゃんのコスプレをしたヲリちゃ
ん()デスwwwきゃははははwww」
何がおかしいのか笑い転げるにんにーん。
典型的なあほりーんなのかもしれない。
「に、にんにーんちゃんがかっこよくて可愛いのは当然デスけど、忍装束着ても結局はただのコスプレデス
よwww」
忍者ヲリーンは構えを解き、にんにーんを無視してさっさと進むことにした。
「あっ!こら!待つデスよ!」
すぐさま進路をふさぐにんにーん。
「この先には行かせませんよ〜!」
手裏剣を構え襲い掛かるにんにーん。
「見切れるデスか〜?」
あほりーんだがよく訓練されたくノ一のようだ。
素早い身のこなしで一気に忍者ヲリーンとの間合いを詰めて来た。
「それそれそれ!」
並みの兵士ならかわし切れないような高速の剣さばきだ。
だが、忍者ヲリーンはひらひらと難なくかわしていく。
「むぅ〜ちょこまかと〜!」
だんだんとイライラを募らせていくにんにーん。
「なんで当たらないんデスか〜!><」
当然である、忍者ヲリーンが潜り抜けてきた修羅場の数は段違いなのだ。
格が違う。
「もうぅううう!!!これならぁああああ!!!」
にんにーんは全力で切りかかる!神速閃だ!
ガッ
「えっ?うひゃぁあああああ・・・ぶべっ!」
忍者ヲリーンは神速閃すらもさっとかわし、にんにーんに足を引っ掛けたのだ。
バランスを崩し顔から地面にすっころんだにんにーん。
「ふぇぇぇ」
鼻血を出し、泣きながら起き上がるにんにーん。
「何なんデスか!あなたはぁ!もう!!!ひっくひっく」
べそをかき、地団駄を踏みながら吠え立てるにんにーん。
ここまで来ると最早そこらにいるあほりーんと何も変わらない。
スッ
忍者ヲリーンの双刀の切っ先がにんにーんののど元へ向けられる
「っ・・・!」
視線を忍者ヲリーンへ移すにんにーん。
狐の面で表情は全くわからないがにんにーんへ向けられる強烈な殺気で背筋が凍りつきそうになる。
両足はガクガクと震え上がり、奥歯がカチカチと音を鳴らす。
心の奥底から湧き上がる言いようのない不安、恐怖。
忍者ヲリーンはやや呆れたように
「忍びの里の質も大分落ちたようデスね・・・」
と呟いた。
ハッとした表情でにんにーんが問いかける。
「忍びの里は王国内でも一部の者しか知らない非公認組織デス!なぜ貴女がそれを・・・!?」
忍者ヲリーンは静かに双刀をしまい
「さぁ」
とだけ言い残し森の中へと消えていった。
「あ・・・ああ・・・」
ぺたんとその場に崩れ落ちるにんにーん。
ジワァと股間に染みが広がり尿溜りが出来ていく。
「あの人はまさか・・・」
ポツンと取り残されたにんにーんを青白い光を放つ大きな月が照らしていた。


おしまい

850名無しさん:2016/03/27(日) 17:08:50 ID:vfjZNRWI
アサシンリパーンとにんにーん

アルゴンに蹂躙されたと思われる街道を駆け抜けるエリーンがいた。
真っ黒なアサシンスーツと黒ネコ耳カチューシャという意識の高い衣装に身を包んだリパーンだ。
主人からある村へとアルゴンが集結していると情報が入ったため偵察任務を命じられたのだ。
義勇兵だろうか街道のあちこちに死体が転がっていた。
「酷い有様デスわネ・・・」
パンピリーンであれば目を背けるかその場で嘔吐、失禁してもおかしくないような凄惨な光景だ。
「間に合えば良いデスけど・・・」
リパーンは少し思案する。
村へ向かうには今進んでいる街道か村の南部に広がる森を抜けていくことになる。
街道を進むのが最も早く到着するがアルゴンと鉢合わせする危険性も高い。
一方森は大回りしなければならないが身を隠すにはもってこいだ。
ただし、当然森の中にも危険は多い。
仮にアルゴンがいなかったとしても野獣や危険なモンスターも生息している。
「なるべくなら安全に行きたいところデスけど目立つわけにはいきませんものネ。」
意を決し森を抜けていくことにしたリパーン。
そしてしばらく森を進むと殺気を感じとっさに飛退いた。
シュルルルルッ!!
目の前を手裏剣が飛びぬけていった。
「むむむっ!このえりーんちゃんの手裏剣を避けるとはただものじゃありませんね!?」
声の主へと目を向けるとそこには派手な桃色の忍装束で着飾ったにんにーんがいた。
「このあたりにあやしいヤツがいるって聞いたからきてみれば・・・なんだか、ダンボールを被りそうなリー
パーちゃんですねwww」
全く忍ぶ気配もなくお腹を抱えながら笑い転げるにんにーん。
やはりアホの子なのだろう。
リパーンは少しムスっとした態度で答える。
「失礼な子デスわネ。私、変な無線も持ってなければ珍妙な少佐も知り合いにはいませんわ」
一体何のことだろうか・・・。
「まぁ良いデスわ。私、任務の途中デスの。失礼させてもらいマスわ。」
サラサラのショートヘアーを優雅にかき上げながら立ち去ろうとするリパーン。
ふわっと香るシャンプーの香りがたまらなく欲情を誘う。
まさに魔性のリパーンだ!お持ち帰りしたい!
「あっ!こら!待つデスよ!」
慌ててリパーンの進路をふさぐにんにーん。
「この先には行かせませんよ〜!」
手裏剣を構え襲い掛かるにんにーん。
「えいっ!えいっ!え〜いっ!」
陽気な掛け声とともに繰り出される高速の剣さばきを飛鎌ではじくリパーン
「ふふふ〜なかなかやるデスね〜」
自分の方が優位にいると感じたのか気の大きくなったにんにーん。
「見切れるデスか〜!?」
次々に繰り出される大技をかわし、はじいていくリパーン。
「これで止めデス!」
一気に詰め寄るにんにーん。
驚いたような表情のリパーンににんにーんが迫る。
その瞬間、リパーンが妖しい笑みを浮かべる。
ジャラジャラジャラジャラ!
ギュウウウウ
「ふぇ!?」
なんとリパーンの飛鎌の鎖がにんにーんを締め上げた。
「うっ・・・クッ・・・」
クスリと微笑を浮かべながらにんにーんに近寄るリパーン
「ふふ、残念でしたわネ」
にんにーんは吊るし上げられた状態で身動きが取れなくなってしまったが必死に身をよじり抜け出そうとす
る。
「くっ・・・この・・・」
リパーンはそっとにんにーんの頬に手を添え優しく撫でる。
そして妖しい笑みを浮かべながら
「よく見たらずいぶんと可愛らしい娘デスのネ・・・ふふふ」
このリパーン普段は主人一筋だがどうやらレズっ気もあるようだ。
頬を赤らめながら抵抗するにんにーん
「な、何を・・・!?」
リパーンのしなやかで柔らかい手がにんにーんのまっ平らな胸に触れる。
「ひぅ!」
身をよじるにんにーん
リパーンは小さな舌でにんにーんの首筋を舐める。
「うふふ・・・可愛いデスわぁ。お持ち帰りしたい」
そしてリパーンの手がにんにーんの下半身へと延びる。
「ま、待って!そ、そこは!」
にんにーんの褌の隙間からリパーンの指先が今まさに秘境へと触れようとした瞬間
ボンっ!
変わり身の術で鎖から抜け出したにんにーん
間一髪だった。残念だ・・・(´・ω・`)
「お、覚えてなさいデス!この破廉恥リーパー!!!」
にんにーんはチープな捨て台詞を残し物凄い勢いで逃げていった。
リパーンはにんにーんの逃げていったほうを見つめ
「ふぅ・・・残念でしたわ」
と少し大げさに肩をすくめた。
「さて・・・任務に戻りま・・・!?」
任務に戻ろうとしたリパーンは気がついてしまった。

この感じ・・・まさか・・・


おしまい

851名無しさん:2016/03/27(日) 23:41:12 ID:JSybVeDU
あああ〜いいよいいよ〜!!書きたくなっちゃうーーおほーー!!
忍ぶ気ゼロでピースサインしちゃうくらいだからアホに決まってるよぉ!
うちの子は9時間殴られ続けて完全に頭がイカれてしまい、涎垂らしてンーフーァーァー言ってます。

852名無しさん:2016/03/28(月) 22:27:56 ID:uevAa0X.
続き投下〜

忍者ヲリーンとアサシンリパーン〜邂逅〜

不自然な程静かな暗い森の中を動く影があった。
アルゴンが集結しているという村へと疾走する忍者ヲリーンだ。
途中、邪魔が入ったが蹴っ飛ばしてきた。
もう少しで村に着くというところでまたもや殺気を感じ足を止める。
今度は何か懐かしい気配だった。

ジャリ・・・ジャリ・・・

現れたのはいつかのアサシンリパーンだった。
「御機嫌よう。お久しぶりデスわネ」
やや緊張した面持ちながら笑みを浮かべ優雅に挨拶をするリパーン
そしてスッと静かに飛鎌を構える。
「あの時の・・・」
忍者ヲリーンも刀を構える。
ひゅぅううう
吹き抜けた風が合図だった。
ガキィン!キィン!
互いの刃がぶつかり合う音が木霊する。
「はっ!それっ!」
中距離からトリッキーな技を繰り出すリパーン。
「ふっ!やぁ!」
対して間合いを詰め多彩な技で応戦するヲリーン。
一進一退の攻防が続く
「はぁああ!」
ヲリーンはダッシュスラッシュで一気に間合いを詰めにかかった
とっさに飛退くリパーン、しかし、木の根に足を取られつまづきそうになる。
「キャっ!?」
それを見逃さなかったヲリーンはすぐさまリパーンの背後に回り込み、突きを放つ!
だが、外れた。
なんとリパーンは片方の飛鎌を頭上の木の枝に引っ掛け上空に避けたのだ。
「くっ、ふぅうう!」
互いに距離を取り、様子を伺う
先に仕掛けたのはリパーンだった
両方の飛鎌で左右から斬りつける、デスクリーブだ。
左右の鎖から衝撃を感じた。
「っ!」
リパーンは目を疑った。
右の飛鎌はヲリーンの刀によって木に打ち付けられ、左の飛鎌はヲリーンに受け止められていたのだ。
グイッ!
「えっ、きゃあああああ!」
飛鎌を引っ張られヲリーンの目の前に引きずりだされた。
目の前には冷たい輝きを放つヲリーンの刀・・・
「ひっ・・・」
ここまでか・・・
「マスター・・・申し訳ありませんでした。」
そっと目を閉じ覚悟を決めた瞬間、大地が揺れた。
村の方角を見ると炎が上がっている!
「まさか・・・アルゴンが!」
するとヲリーンが何かに気がつきとっさにリパーンを抱えて飛退いた。
ズズズズゥウン
「フォッ!フルッァアアアアッシュ」
理解できない声を上げて現れたのは巨大な体躯のアルゴン
「あれは・・・アカカラシュ!」
忍者ヲリーンは木の幹に突き刺さった自分の刀を引き抜き、飛鎌をリパーンに投げ返した。
「構えるデス」
一瞬、きょとんとしたリパーンだがすぐにいつもの妖しい笑みを浮かべて答える。
「ふふ、一時休戦デスわネ」
ぱっぱと服についた汚れを払い、優雅に構えるリパーン。
攻撃的な構えから仲間を守る構えに刀を持ち直すヲリーン。
「フゥウウ!フォオオオオオオァアアア!」
小さな二匹のエリーンに気がついたアカカラシュは獲物を見つけたと言わんばかりの声を上げる。
そして二人のエリーンは巨大なアルゴンへ戦いを挑んで行った。
「はぁああああああああああ!」
「たぁああああああああああ!」

その日、アルボレアの大地から一つの村が消えた。
村を襲ったのはアルゴンの大軍だった。
ヴァルキオン連合軍の調査によると指揮をしていたと思われるアカカラシュの死体が
すぐ近くの森の中で発見された。
しかし、誰がこのアカカラシュを倒したのかは不明のままだった・・・。


おしまい

853名無しさん:2016/03/28(月) 23:26:21 ID:vfjZNRWI
忍者ヲリーンとアサシンリパーンとにんにーん

派手な桃色の忍装束で着飾ったにんにーんが村で一番高い民家の屋根の上でふてくされていた。
「むーコスプレ忍者に蹴られるわ、リーパーにはエッチなことされるわで今日はえりーんちゃん厄日デス!」
口を尖がらせ人の家の屋根でいじいじいじいじしている。
とんだいじけリーンである。
「はぁ〜里にいた頃が懐かしいデスねぇ〜」
このにんにーん、あほの子のようだがれっきとしたくノ一の訓練を受けたエリーンである。
ポラ・エリーヌの一部の上層部の者しか知らない非公認組織『宮廷くノ一部隊』の筆頭頭なのだ。
「お師匠様の作ってくれたお団子、また食べたいデスねぇ〜^q^」
間違いなくあほの子だが。
ぐぅ〜〜〜〜
大きな腹の虫である。さすがアホリーン。
「んっ!今のはエリンちゃんのじゃないデスよ><」
誰も見ていないのに取り繕うあたりがエリーンらしい。
ふと村の外へ目を向けるにんにーん。
「ん?あれは・・・?」
見慣れない光が村の外の街道から移動してくる。
「!?あ、アルゴン!」
なんとアルゴンの大軍が今まさに村へと押し寄せようとしている!
「た、大変デス!え、援軍を!でも、もう間に合わない!あ、そうだ・・・!」
村にある鐘台へ急ぐにんにーん。
カンカンカンカンカン!
「アルゴンが来たデスよー!!!!」
カンカンカンカンカン!
「アルゴンが来たデスよー!!!!急いで避難するデスー!!!!」
村中に鐘の音が鳴り響き住民達が表へ出てきた。
力いっぱい叫ぶにんにーん
「東の街道からアルゴンがやって来てるデス!!!西の避難路から逃げるデス!!!」
住民達は急いで逃げ出す。
にんにーんは東の入り口へ駆け出していった。

東の門の目前までアルゴンが迫ってきていた。
とにかく急いで門を閉めるにんにーん。
ドゴン!ドゴン!
門を攻撃し始めるアルゴン軍、きっとこの門は長くはもたないだろう。
「お願いデス!早く来て!><」
非常用の信号弾を上空に打ち上げるにんにーん。
まだ住民達の避難が終わっていない、なんとか時間を稼がなくては。
にんにーんはある作戦にでることにした。
程なくして門が破られアルゴンの軍勢が侵入してきた。
その軍勢の前に一人たたずむにんにーん。
当然アルゴン軍はにんにーんを標的として捉えた。
にんにーんは牽制しつつ村の中央広場へとアルゴンを誘導する。
そして、最後の住民が避難したことを確認し村の入り口と出口へと続く橋を爆破した。
「!?」
広場には取り残されたアルゴン軍とにんにーんただ一人。
にんにーんは覚悟を決め、すーっと息を吐き手裏剣を身構え叫ぶ
「我こそはポラ・エリーヌ宮廷くノ一部隊筆頭頭なり!アルボレアの大地の平和を脅かす愚か者達め!
汝らに死を運ぶ我が四刃を恐れるのなら相手をいたす!かかって来るが良い!!!!」
そしてアルゴン達が一斉に襲ってくる!

「はぁあああああああああ!!!!」


つづく

854名無しさん:2016/03/29(火) 18:46:46 ID:JSybVeDU
筆頭頭とはやりおるな!私は忍者ヲリーンが好きですね。
ところで、くノ一をなんて呼べばいいか未だにわからないんだよね。
エニーン、クノリーン、クノイチーン、ニンニーン、シノビーン、ニンジャリーン、おにんにん…。

855名無しさん:2016/03/29(火) 19:23:07 ID:GNUmTziI
ジャリーンってよんでるなあ

856名無しさん:2016/03/29(火) 21:09:36 ID:/uQBav4s
クノイチでええやん

857名無しさん:2016/03/29(火) 22:59:39 ID:vfjZNRWI
うちのギルドではにんにんってよんでるなー
ボクはおにんにん派だけどw

858名無しさん:2016/03/29(火) 23:22:17 ID:vfjZNRWI
長すぎて書き込めないので不本意ながら分けて投下

忍者ヲリーンとアサシンリパーンとにんにーん2

アカカラシュとの戦闘を終え、村へと急ぐ忍者ヲリーンとアサシンリパーン
「はぁっ・・・はぁっ・・・村の人達っ・・・大丈夫かしら!?」
息を切らせ住民の安否を心配するリパーン
「わからない・・・けど、風に血の臭いがしない」
表情は良くわからないがヲリーンも心配そうだ。
門をくぐると村の中へと続く橋が破壊されていた。
「アルゴンの仕業かしら?」
ヲリーンは首を横に振る。
「いや、人為的に爆発させた後があるデス。」
よく見ると爆弾の破片が飛び散っていた。
「おかしいデスわネ・・・ここに来る途中、兵士らしき人達の死体がたくさんありましたわ。てっきり全滅したものと思っていましたけど・・・」
小さな村でも警備兵くらいはいる。
だがほとんどが訓練を受けていない民間兵である。
ましてや爆薬を扱えるようなものなど普通はいるはずもない。
「一人だけ心当たりがあるデス。」
ヲリーンは森の中で一人のにんにーんに会ったことを話した。
「まぁ!貴女も?私もその子に会いましたわ!」
リパーンは嬉しそうに手を合わせながらそう話した。
「ん、ということはその子はまだここに・・・?」
咄嗟に村の中央へと目を向ける二人
炎に包まれよく見えなかったが辺りには無数のアルゴンの死体があった。
壊れた橋を飛び越え広場へ走り出す二人。
そして、二人が見たものは

「そんな・・・」
「っ・・・」

無数のアルゴンの死体の山の中央に倒れているにんにーんの姿だった。
二人はすぐさま駆け寄った。
「ちょっと!しっかりなさい!」
リパーンはにんにーんを抱え上げて声をかける。
にんにーんはあちこち傷だらけでもはや虫の息だ。
右腕は折れ、おかしな方向を向いている。
腹部も切り裂かれ血がとめどなく溢れていた。
「う・・・あ・・・」
最早何も見えていないだろう瞳がわずかに揺れ、小さな声で
「あ、アカ・・・カラシュが・・・も、森へ・・・」
と森のほうを力なく指差す。
「大丈夫デスわ、アカカラシュは倒しました。」
優しくにんにーんの頭を撫でながら涙ながらに答えるリパーン
「よ、よか・・・った・・・デス。はぁ・・・た・・・たくさん・・・戦っ・・・たからお腹が・・・空いた・・・デスね。
し、師匠の・・・作ったお団・・・子が食べた・・・い・・・デス。」
無言のままにんにーんの手を握るヲリーン。
「エリ・・・ンちゃん・・・ちょと・・・疲れた・・・デス。お・・・おねん・・・ね・・・する・・・デ・・・」
ガクッっと事切れるにんにーん
「っ!ちょっと!ダメデスわ!!目をお開けなさい!」
ヲリーンはそっとにんにーんの目を閉じさせた。
「弱いから死ぬんデス・・・」
その物言いにリパーンはきっと睨みながら抗議する。
「ちょっと!そんな言い方って!」
ヲリーンを見上げると狐の面の向こうは悲しみに満ちているようだった。
「だけど・・・そんな人達をボクは救いたかったんだ・・・!」
きっと、泣いているのだろう。
「あ・・・」
リパーンもボロボロと涙をこぼす。
ヲリーンはそっとにんにーんの遺体を抱え上げ村の外にある丘へと歩き出す。
「ちょっと、どこへ?」
リパーンもついていく。
村を一望することが出来るところまで登るとヲリーンは穴を掘り始めた。
リパーンも何も言わずそれを手伝う。
そして、にんにーんの遺体を埋めて墓標代わりに手裏剣を立てた。

“アルボレアの英雄、ここに眠る”

ヲリーンは懐から何かの種を取り出し、墓の周りに埋めていった。
「それ・・・月光蓮の種?」
月光蓮とは主にポラ・エリーヌの精霊樹周辺やセレンの湖にしか生えない貴重な花である。
「エリーヌ様とセレン様の加護が宿る花デス。この子の魂はこの花に宿り、いつか再び還ってくるはずデス。」
そっとヲリーンを背中から抱きしめるリパーン。
「早く、平和を取り戻したいデスわネ・・・」
「うん・・・」

859名無しさん:2016/03/29(火) 23:23:07 ID:vfjZNRWI
忍者ヲリーンとアサシンリパーンとにんにーん2.5

ヴァルキオン連合軍はにんにーんの放った信号弾に気がつき、すぐさま部隊を派遣したが
部隊が到着した時には全てが終息した後だった。
調査団によると村は壊滅したが不幸中の幸いか人的被害はゼロだった。
村の住民の話によると見慣れない忍者の格好をしたエリーンが避難路を的確に指摘してくれたこと、
自分達が逃げる間アルゴンをひき付けていたこと等がわかった。
「なぁ兵隊さん、あのエリーンはどうなったんだ?俺たちあのエリーンのおかげで助かった。一言礼を言いたいんだ。」
「わかりません。私達が到着したときにはすでに誰もいなかったものですから・・・。」
住民の気持ちに応えたい兵士だったがアルゴンの死体以外を発見することが出来なかった以上答えることはできなかった。

季節は巡りポラ・エリーヌに陽気な声が木霊していた。
「こっちですよ〜!べーっだ!」
「ポポポ〜!待つっポ〜!」
新米のにんにーんがポポリ兵にちょっかいを出している。
まだまだ平和とは程遠いがここには穏やかな時間が流れているようだ。
今日もどこかでアルボレアの為に戦っている兵士がいる。

にんにーんの墓がある丘には色鮮やかな大輪の月光蓮の花が咲き乱れていた。
穏やかな風が花を揺らすとどこからかにんにーんの明るい声が聞こえたような気がした。


おしまい

860名無しさん:2016/03/29(火) 23:24:46 ID:vfjZNRWI
にんにーんのお話はこれでおしまいです。
強いのにあほの子っぽいにんにーん可愛い!

861名無しさん:2016/03/29(火) 23:37:15 ID:JSybVeDU
乙です!忍者ヲリーンとアサシンリパーンはイイコンビになりそうだ!
こういうちゃんとしたお話は自分には書けないのでイイ刺激になります。

本スレ的にもおにんにんっぽいよね。ジャリーンっていうのもあるんですね。
ランサーをヤリーンって呼ぶし、ならシュリーンでも良さそうだけど、自分はクノリーンかエニーンかな。

862名無しさん:2016/03/30(水) 15:47:09 ID:GoK0i3NA
アホの子がかっこいいところ見せるのすき

863名無しさん:2016/04/26(火) 18:20:04 ID:JSybVeDU
〜本家ピースリーン〜

アルボレアにも春が訪れた。咲き乱れる桜の下では今日もエリーンが元気に走り回っている。
三万匹湧いたとされるクノリーンは相変わらず「ンッ」とピースをしている。落ち着きのないガキだ。
制服を着た新入生のエリーンも「アァン♪」と甘ったるい声を出してダブルピースをキメている。将来はビッチだ。

そんな中、制服も持っておらず、クノリーンでもないただのエリーンは不服そうだ。
元々、ピースといえば「ァーィ!」なのだ。これぞエリーンの専売特許!多くのヒューマンが魅了されたはずだ。

草むしりをしただけで、服が自分のものになっただけで反射的に「ァーィ!」と、空高く大きなピースを掲げる。
たまに「ァーィ!」するタイミングでも、フェイントでユラユラするだけの事もあったりするのが奥深い。

どこか高台に立った時も「ァーィ!」と、ピースを掲げて勝利宣言。ここは自分の縄張りだと主張しているのだ。
その後、うっかり落ちて「オゥッ!」と、声を漏らす。どうやら足首を骨折してしまったようだ。
さっきまでの無邪気な笑顔とは対照的に、冷や汗をかいて痛みに震えている。調子に乗るからそうなるのだ。

負けず嫌いで自己中心的な性格のクソエリーンは、人ごみの中でもやたらと「ァーィ!」を連発する。
クノリーンに負けたくないのか、必死に「ァーィ!ァーィ!」とアピールをしている。
本家のピースはこっちなんだと、新参者のエリーンより自分の方が可愛いんだと言わんばかりに吼えている。

しかし、「ンッ」と「ァーィ!」では消費エネルギー量が違い過ぎる。
元気に「ァーィ!」出来たのは少しの間だけで、すぐに声が嗄れ、腕は上がらなくなった。

「ァ゛ィ..ァーヒ..」「ンッ」「ハァィ...」「ンッ」「ァー゛」「ンッ」「ンッ」「...ァ゛ー…」「ンッ」「ァーィ..ンーフ.ンー//」「ンッ」

クノリーンは疲れ知らずで、照れた仕草まで見せているが、本家ピースリーンはヘロヘロだ。
ケモ耳もしっぽもすっかり萎れてしまい、ベロを出しながらトボトボと去っていった。

―その後、本家ピースリーンはクノリーンのように「ンッ」とやってみようとしたが、出来なかった。
ピースをしようとすると、どうしても「ァーィ!」と言ってしまうのだ。
何が本家ピースリーンだ。もはや旧型エリーンと呼ぶのがふさわしい。

「ァーィ!」と言いたくないのにどうしても言ってしまう。
自分の長い指を見つめて悩む旧型エリーン。眉をハの字に曲げ、首をかしげている。

旧型エリーンの限界がそこにはあった…。

悔しかったら制服を買って、ダブルピースをキメるしかない。
今ならハローキティコラボの制服がガチャで入手可能なので、そちらを参照して欲しい。
尚、期限は明日(2016.04.27)のメンテ前までだ。ハローキティコラボの再販は予定されていない。急げ!

おしまい。

864名無しさん:2016/04/27(水) 19:51:26 ID:hQ0DtnbI
更新来てた、毎回乙であります!
光景が浮かぶようで思わず笑ってしまったw
旧型には旧型の可愛さがあるのよ!…と思いたい

865名無しさん:2016/05/11(水) 23:55:53 ID:JSybVeDU
〜声を失ったクノリーン〜

「ンッ」「ンッ」「ンッ」と、あれだけうるさかったクノリーンのピースだが、今ではすっかり静かになってしまった。
かろうじて「ァーィ..ンーフ,ンー」とは言えるようだが、ピースに関してはどうやっても声が出せない。

代わりに、きちんと教育を受けたクノリーンは「ピース!ウフフ〜♪」「ポーズ!ァファハハッッ♪」と笑っている。
先日までは「アッチデス」とかわけのわからない事を言っていたのに。

ピースをしようとすると反射的に「ァーィ!」と言ってしまう旧型エリーンはこの事態に大喜びだ。

声が出なくなってあたふたしているブスなクノリーンを見つけると、旧型エリーンはニチャァと微笑み、近づく。
旧型エリーンはクノリーンの目の前に立つと「ァーィ!ァーィ!ァーィ!ァーィァィァーィ!!ァー!ァーィ!!」と何度もしつこくピースをする。
更には「ァッヘィヒヘー!ンフフフフ!ォワァィ♪」と挑発までするようになった。クソエリーンめ。性根が腐っている。

旧型エリーンに馬鹿にされたクノリーンは顔を歪め、今にも泣きそうだ。酷く醜い顔で、確かにブスーンだ。
悔しくなったクノリーンはその場から逃げるようにシュタタタタと立ち去っていった。

以前はあれだけいたクノリーンもブームが去ったのか、みんな散り散りになってしまった。
里に帰った者、戦死した者、主人に捨てられ野良化した者、食い繋ぐ為に売春婦となった者…。
先程のブスなクノリーンも戦闘には参加せず、今は主人と一緒に古びた町営住宅で暮らしている。
立派に活躍しているクノリーンはほんの一握りのようだ。

野良化したクノリーンの中でもお転婆なタイプは、持ち前の俊敏さを活かして盗みを働くようになった。
最初は各々で盗みを繰り返していたが、今では野良クノリーン同士が徒党を組み、窃盗集団と化したらしい。
とは言いつつも、所詮はエリーンなので自己主張が強く、隠密とは思えないアホな行動も多いので、
さほどの脅威には至っておらず、一日に数匹程の泥棒野良クノリーンが捕獲されているようである。

――町営住宅に逃げ帰ったクノリーンはすぐさま主人に泣きつき、2016制服アバターをせがんだ。
ハリガネムシのようなネコしっぽをクネクネウニウニと動かし、可愛さをアピールをする。
制服さえあればダブルピースができるし「ァアン♪」と甘ったるい声で媚びる事ができるのだ。
キティコラボ制服?2015制服?そんな古着はもはや時代遅れ。2016制服こそ最先端アバターなのだ!!

しかし、町営住宅で暮らす主人にそんな金はない。日々のやりくりだけで精一杯だ。
ブームに乗っかってクノリーンとかいう新型のエリーンを飼ってはみたものの、
食っちゃ寝を繰り返すだけの金食い虫で、都合が悪くなるとピースして誤魔化そうとするので、
いい加減ストレスが溜まってきていた。そこにきてアバターが欲しいとか、ダブルピースがしたいとか…。

主人はゆっくり立ち上がると、不気味に動くクノリーンのしっぽを力強く掴み、持ち上げた。
「ンギョォオォァッ?!?!?!…ェベ...」突然の激痛にとんでもない声を上げ、舌を出して気絶した。
クノリーンの分際で警戒心がなさすぎる。これでくノ一だの隠密だの…笑わせる。

主人はクノリーンの粗末な服を全て脱がし素っ裸にすると、しっぽを掴んだまま町外れの雑木林まで運んだ。
その間、人とすれ違う事はあったが、主人を咎める者は誰もいなかった。こんな事は日常茶飯事だ。
中には「そのエリーンを売ってくれ」とか「売春させればいい」とか言ってくる者もいたが、
クノリーンの顔を見ると皆、主人の肩を叩いて同情するように頷いた。誰もが認めるブスーンなのだろう。

(ドササァッ!)素っ裸で雑木林に投げ捨てられるクノリーン。まだ舌を出したまま気絶している。
実に愚かなクノリーン。旧型に煽られたからと言って悔しがったり、アバターをせがむ必要などなかったのだ。

何故なら、クノリーンも「ァーィ!」と元気にピースをすればよかったのだ。エリーンなのだから。

おしまい。

866名無しさん:2016/06/02(木) 19:49:25 ID:JSybVeDU
〜空飛ぶエリーン〜

飛ばない豚はただの豚だと言わんばかりに実装された飛行ペット、パタパタこぶた。
アルボレアの広大なフィールドを自由に移動出来るのはとても楽しい。大空を手に入れるのは君だ!
しかし、同時に問題も起き始めていた…。

そう、落下事故だ。種族問わず事故は起きているのだが、数が多いエリーンによる事故はとても目立つ。
先日もクノリーン大量発生と宝探しイベントの影響で、多くのエリーンが死亡したという。

ヴェリカ上空ではおびただしい数のクノリーンがひしめき合い、空中大渋滞だ。
接触しようがお構いなしに進もうとする為、バランスを崩して落下するのだ。
わざと強くぶつかり、ライバルを蹴落とす悪いクノリーンもいた。反動で自ら落下してしまうアホもいたが。

パァンッ!と銃撃音のような、ガラスが割れたような衝撃音がそこかしこで響く。
これはクノリーン実装の余興などではない。上空から落下したエリーンが地面に打ち付けられた音だ。
現場は酷い有様だ。これが本当にエリーンなのか、と疑ってしまうくらい原型を留めていなかった。

旧型エリーンは「ニソニソとかwエリーンちゃんの方が可愛いデス!」などと言って意気揚々と踊っていたが、
上空から落下してきたクノリーンの下敷きになり、死亡してしまうケースもあった。
二匹共頭部が弾けて、旧型エリーンの胴体にクノリーンがめり込んでいた。

宝探しイベントでも、不慣れなエリーンが無理して飛行ペットに騎乗した為に操作がおぼつかず、
急上昇急降下を繰り返し、気分が悪くなって騎乗中に嘔吐したり、気を失って落下したり、
建物や崖に激突して死亡してしまう事もあった。

遠くまで行き過ぎてしまい、遭難しておうちに帰れなくなってしまったエリーンも多かった。。
今日もまた一匹の一般エリーンが調子にのって遠出した挙句、飛行ペットの期限切れで帰れなくなった。

何の戦闘力もない一般エリーンが凶悪なモンスター地帯をうろつき、「ァーェ!ァゥェー!ヘヨォ..!><」と泣いている。
平和な環境で育ってきた一般エリーンはモンスターへの恐怖で泣いているのではなく、
思うように動いてくれなかった飛行ペットに対しての苛立ちと、空腹で愚図っていた。
いつもなら日が暮れれば主人があたたかい食事を用意してくれていたのに。哀れなものである。

「フェー!暗い暗いは嫌いデス!エリーンちゃんを照らすデス!」「ンィー!お腹ペコペコなのに何でご飯がないんデス!」
「フカフカのベッドでおねんねしたいデス!フンス!」「エリーンちゃんはこんなに可愛いのに!ショォ!メェ!!」

とうとう癇癪を起こした。しっぽの毛を逆立てて地団駄を踏んでいる。
これには周辺のモンスターもドン引きで、手を出す気も失せてしまったらしい。

一丁前に喋れるクセに発言があまりに幼稚で馬鹿げている。
この調子では運良くモンスターから逃げ延びたとしても、長くは生きられないだろう。
平和ボケしたクソエリーンに現実を叩きつける良い機会だ。…しかし!

――数日後、一般エリーンの姿はとある集落にあった。
どうやらここは少数の貧乏野良エリーンが身を寄せ合って暮らしている集落のようで、
飢餓状態の一般エリーンを一時的に保護したみたいだった。

警戒心の強い貧乏野良エリーンがこのような行動をとるのは珍しい事だが、
コミュニティを築けている辺り、他の貧乏野良エリーンとは少し習性が違うようだ。
後にこの集落では一般エリーンが発端となって大きな事件が起きるが、それはまた別の話だ。

おしまい。

867名無しさん:2016/06/12(日) 02:24:15 ID:GoK0i3NA
> 二匹共頭部が弾けて、旧型エリーンの胴体にクノリーンがめり込んでいた。

なぜだかわからんけどすごい興奮する一文
別にグロ趣味とかじゃないけど

868名無しさん:2016/06/12(日) 03:48:37 ID:o5Hwb5CE
実際ひどい飛行機事故はそんな感じでめりこんでたりしたんだっけか…

869名無しさん:2016/06/17(金) 22:08:53 ID:JSybVeDU
〜雨のかっぱりーん〜

雨がシトシト、風はジメジメ、アルボレア。
わっ!ナメクジ!…じゃなかった、リスエリーン。
わっ!クサッ!…雨の日はやたらとクサい、イヌエリーン。

ケモ耳としっぽにカビが生えた貧乏キツネエリーンは身体中をボリボリと掻き毟っちゃってる。

最近ちょっとグレてきたウサギエリーンはバッドガールアバターを着て粋がっちゃう。
DQNのキャス♂に向かって「ヨゥ!バッボォィ!アッヘィヒヘー^^」なんて煽ったりしちゃう。
キレたキャス♂はウサ耳を掴むと何度も腹パンを食らわす!へそ出しルックだからダメージは絶大!
柄ストッキングもビリビリに破いて、ウサ耳には安全ピンを幾つも刺しちゃう。こっちの方がワルでROCK!!

獅子エリーンとドラリーンはいつも通りだけど、ヒツジエリーンは五月病から抜け出せずにグッタリしてる。

ネコエリーンは買ってもらったばかりのレインコートを着てはしゃいでる。
はしゃぎ過ぎて転んじゃったのか、太ももには絆創膏が貼ってある。
髪型はおかっぱ、着てる服はあまがっぱ。まさにかっぱりーん!

かっぱりーんは長靴を履いてるから水溜りもへっちゃら!ちゃぷちゃぷらんらん!(´・ω・`)
傘を差したらクルクルと回して周りに飛沫を散らす。必殺!かっぱりーんウォッシャー!

傘の柄の部分をお股に挟むと何だか気持ち良くなってきて、ヨダレを垂らしながらビクンビクン痙攣しちゃう。
天に昇るような快楽を経験したかっぱりーんは実際に空を飛んでみたくなっちゃう。
バサッと傘を広げると、高台から勢いよく飛び降りちゃう。

でも、飛べるわけがないし、傘はすぐに裏返って骨が折れちゃう。これじゃもう使い物にならない。
あまがっぱもめくれ上がって、中のショートパンツが丸見えになっちゃう。

そのまま地面に落下して、かっぱりーんは死んじゃった。

おしまい。

870名無しさん:2016/07/22(金) 10:43:48 ID:QKV./m3Q
久々に見にきたけどまだ書いてるのか
モチベすごいな
かっぱりーんウォッシャーてw
祝祭やってるとしょんべりーんを思い出すよ
気の利いた感想は言えないけど全部読んでるから新作も楽しみにしてるよ

871名無しさん:2016/07/24(日) 06:36:43 ID:2gq6LCjI
ビーチでグレーインナーの子を見かけたら優しくしてあげないとな

872名無しさん:2016/07/25(月) 01:58:26 ID:3M5aRhvY
最近はペースが落ちてますが、ポツポツと投稿させてもらってます。書きたいネタはあるのに書く時間がとれなくて。
こんな偏った妄想に付き合ってくれてありがとうございます。レスしづらい内容ばかりだと思うので、ただ読んで貰えるだけでも嬉しいです。

873名無しさん:2016/07/25(月) 02:00:44 ID:3M5aRhvY
〜真夏のきぐるみーん〜

いよいよ夏本番!今年も開催されたアルボレア祭りは大盛況?だ。
せっかくなら可愛い水着で祭りに参加したいものだが、ガチャの再販は何故かきぐるみ。
アルボレア祭りの報酬で水着の素材が手に入るが、どうにも手間がかかる。
TERA-POINTで粗末な水着が交換できたとはいえ、新規にはいささか厳しい状況だ。

その影響か、クソ暑いビーチにきぐるみで訪れる頭の悪いエリーンが多かった。通称きぐるみーんである。
砂浜をずんぐりむっくりの姿でモサモサモテモテとウロつくきぐるみーん。非常に暑苦しい。
手に入れたアバターを着たくなる気持ちはわかるが、この炎天下できぐるみは自殺行為である。

流石に大きな顔は露出しており、胴体だけきぐるみというのがほとんどだったが、
中には全身きぐるみという生粋のきぐるみーんもいた。

ビーチに来たらまずは砂遊びから入ると思うが、多くのきぐるみーんはこの段階で熱中症になり、倒れた。
そこら中できぐるみーんが砂を集めていたが、あれよあれよという間に砂に顔を突っ伏して動かなくなった。

砂遊びまでは何とか体力がもったきぐるみーんも、他のコンテンツの遊戯中にほとんどが倒れた。

フラフラしながらスイカ割りを始めるきぐるみーん。目隠しをしているとはいえ、異常なフラつきだ。
次第に手足がガタガタと痙攣を起こし始め、立っている事が出来ずに転倒し、樽に頭をぶつけて泡を吹いた。

時間が過ぎても水大砲から出てこないきぐるみーんもいた。
中の様子を見てみると、嘔吐した状態で意識を失っていた。新品のきぐるみがゲロまみれである。

あまりの暑さに耐え切れず、何故かきぐるみのまま海に飛び込むきぐるみーんもいた。
熱中症になるよりマシと思うかもしれないが、これも自殺行為である。

エリーンは泳ぎが得意とはいうが、きぐるみを着ていては話が別だ。
最初はプカプカと浮かんで「ァーィ♪」と心地良さそうな表情をしていたが、きぐるみが水分を吸うと状況は一変した。

身体がどんどん沈んでいく。必死にもがいて海面に浮上しようとするが、沈む…もがく程に沈んでいく。
きぐるみから気泡がポコポコと抜けていくと共に水分を吸って重くなっていく。

最初は海面をバシャバシャと賑わせていたきぐるみーんにも体力の限界が訪れ、海中に吸い込まれていく。
膨らませたほっぺたからポコォッと小さな気泡が吐き出され、数秒間、強く目を瞑った。
その後、うっすらと目を開けたかと思うと、薄暗い海底へと消えていった……。

……真夏にきぐるみ姿で外出するのは大変危険であるという事がおわかりいただけただろうか。

おしまい。

874名無しさん:2016/07/26(火) 17:11:31 ID:RZFD/YRc
新作乙!確かにきぐるみ再販謎だよね
新しい水着が控えてるみたいだけど
きぐるみーんがモサモサモテモテ走ってる姿可愛いよね
ビーチできぐるみーんを見かけたら砂に埋めてあげよう

875名無しさん:2016/07/26(火) 18:07:49 ID:hQ0DtnbI
文章上手いから更新が楽しみ
文才があって羨ましいよ!
…しかしほんと真夏に着ぐるみとか運営の頭煮えちゃってんの?

876名無しさん:2016/08/02(火) 19:44:08 ID:3M5aRhvY
ありがとうございます。語彙力がなくて同じような表現ばかりになってしまいますが、
同じような目に合うエリーンちゃんが好きなので、今後も同じようにやっていきます。

新しい水着がきましたけど、今回は明日で販売が終わるアルパカの話を書いてみました。

877名無しさん:2016/08/02(火) 19:53:30 ID:3M5aRhvY
〜オリバー&ダニエル 上〜

トップモデルを夢見てヴェリカにやってきたウサギエリーン。
だが、現実は厳しく…バイトと語学の勉強に追われる日々を送っていた。

そんな中、NKGWという人物から新飛行マウントの販促モデルをやらないかとの依頼が舞い込んできた。
二つ返事でOKするウサギエリーン。遂にやった。自分にもチャンスがやってきたのだ。

アルボレアは空前の飛行ブームであり、飛行マウントへの注目度はとても高い。
華麗に飛行マウントを乗りこなす様を見せ付ければ、トップモデルへの階段を一気に昇りつめるだろう。
いや、もはや階段など必要ないのだ。飛んでいけばいいのだから。飛ばないエリーンはただのエリーンだ。

一体、どんな撮影になるのだろう!きっと可愛いアバターを着せてもらえるのだろう。
カッコイイ飛行マウントに乗って大空を羽ばたくのだろう。ウサギエリーンは希望に満ち溢れていた。

――撮影当日。

呼び出された場所は小さなスタジオだった。クロマキー用の布が壁に貼り付けられている。
どうやらPVの撮影は既に終えているらしく、今日はバナーやガチャページ用の写真撮影をするようだ。

少し落胆の色を見せるウサギエリーンだったが、それでも表紙だ!気合いを入れて撮影に臨むしかない。

軽い挨拶の後、バサッと今日の衣装を手渡されるウサギエリーン。やった!可愛いアバターが着れる!
…と思いきや、アバターですらない、古びた皮装備だった。古着のようで所々傷んでいるし臭いもあった。

ウサギエリーン「…ショ、ショォ…コ、コレハ?」
撮影スタッフ「とろいなぁ。早く着替えろよ!スタジオ使える時間決まってんだからさ。ほら!」

たどたどしい口調で衣装について訊こうとしたが、撮影スタッフは聞く耳を持たない。
仕方なく着替えようとするが、更衣室が見当たらない。

ウサギエリーン「…ショ、ショォ…コーイツツ、コーイシツハ?ドコデス」
撮影スタッフ「は?wなに色気づいてんの?誰もお前の身体なんて見ねーよ。いいからあくしろよ」
ウサギエリーン「ァーィ//ンーフ,ンーッ///」
撮影スタッフ「そういうのいいから(真顔」

仕方なくスタジオの端っこで皮装備に着替えるウサギエリーン。撮影スタッフがニヤニヤしている。
大きな手で小さな胸を隠しつつ着替えていく。臭くてジメっとした皮装備に顔をしかめる。
だが、新飛行マウントに乗れる!夢と希望を抱いて大空へ羽ばたくんだ!意気込むウサギエリーン。

私服を稚拙ながらも丁寧に畳んでスタジオの端っこに置いていく。

撮影スタッフ「とろいなぁ!早くしろよ!こっちはもうスタンバってるんだよ!」

撮影スタッフの怒号が狭いスタジオに響き渡る。慌ててクロマキー布の前に走るウサギエリーン。
すると、そこには新飛行マウント…の実物ではなく、展示用の置物が一体置かれていた。

878名無しさん:2016/08/02(火) 19:58:27 ID:3M5aRhvY
〜オリバー&ダニエル 下〜

あ、アルパカ。どう見てもアルパカである。これが新飛行マウント。空を飛ぶアルパカ。あたまおかしい。

撮影スタッフ「それにしてもお前ちんちくりんだな。中途半端な髪の色しやがって。これでも被っとけ!」
ウサギエリーン「…ショォッ?!」(ぽふっ)

ウサギエリーンの頭にはとってつけたようにシルクハットが被せられていた。
ないよりはマシだが、皮装備と合っているとも言い難い。

オシャレはしたいがアバターは買えず、何かのきっかけでシルクハットだけ入手出来たから
とりあえず被っとこう的な、初心者エリーンにありがちなルックスである。トップモデルへの道は険しい。

撮影スタッフ「まだ何か違うなぁ。華がないのよ、お前には。これ背負っとけやwお出かけっぽいしw」
ウサギエリーン「ッショォ!」(がほっ)

今度はグレーのリュックを背負わされるウサギエリーン。変なコーデである。

撮影スタッフ「あと、ショォ!って言うのやめろ。ウザいから。ウザギエリーンwほら、早くそれにまたがって。」
ウサギエリーン「…ショ、ショォ…。」(モソモソ...モソッモソモソ)
撮影スタッフ「やめろって言ったろうが!」(ペチッ!)
ウサギエリーン「?!?!シ…ョーウ!!」

お尻を引っ叩かれるウサギエリーン。思わず「ショォ!」と言いそうになるが、我慢して「ョーウ!」に留まる。
展示用のアルパカにまたがると、すぐさま撮影がスタートした。


撮影スタッフ「何かこう、躍動感ある感じで。ケツ浮かしたりとかして。」(カシャカシャッ)
ウサギエリーン「シィ..ルゥ」(カシャッカシャッ)
撮影スタッフ「だめだめ、大空を飛んでる体でやれっつの。プロならこんなの基本だよ!」
ウサギエリーン「ンンーッ!!」(カシャカシャッ)「テイーー!」(カシャ)「ハァッ!」

クロマキー布の前で動きもしないアルパカにまたがり、ポーズをとるウサギエリーン。実に滑稽だ。

撮影スタッフ「はぁ…もういいわ。これで終わり。お疲れ。撤収。」
ウサギエリーン「ショ…モットデキル...デス」
撮影スタッフ「いや、もう時間も迫ってるし、お前じゃこれ以上やっても意味ないっしょ。どうせ合成するし。」

中々イイ画が撮れずにイラついた撮影スタッフは撮影を切り上げて撤収を開始した。

ウサギエリーン「…ショォ、オーチュカレサマデス...」
撮影スタッフ「だからショォ!っていうのやめろって言ってんだよ。クソウザギエリーンが!」(バズゥン!!)
ウサギエリーン「ショオオオッッ!!?!」(ドタァン!)

撮影スタッフにど突かれ、アルパカから転落するウサギエリーン。
背中を打ってしまったようで、息が出来ずに小さな口をパクパクさせている。苦しそうだ。

――こうしてウサギエリーンの初仕事は散々な形で終わった。
後日、オリバー&ダニエルとして発売された新飛行マウントは、歴代売上ワースト1を記録したという。

おしまい。

879名無しさん:2016/08/14(日) 04:23:45 ID:GoK0i3NA
あのクソ乗り物ガチャの裏でこういう経緯があったと思うと涙を禁じえない

880名無しさん:2016/08/30(火) 17:19:13 ID:vEZ37T4k
オチワロタw無料ガチャのペガサスもハリボテなんだろうね
エリーンがムスッとした顔で乗ってるしw

881名無しさん:2016/08/30(火) 20:19:48 ID:fSAc9MjQ
無料ガチャの体操服エリーン&ペガサスエリーン
インナーガチャの最高級下着エリーン&エロフ
……エリーンモデル業界の格差がここにある

882名無しさん:2016/09/19(月) 06:20:36 ID:wBaURr4g
ギンジスリーンの季節ですね

883名無しさん:2016/09/21(水) 20:10:38 ID:7oHd5KIE
以前書いた妄想が本スレにコピペされてるのを見ましたが、以前はあちこちのスレで書いていたので、
こういうのが苦手な方に不快な思いをさせてしまいました。反省してます。
そして今はこのスレにだけ投稿してますが、生温かく見守って頂けて本当に感謝してます。

相変わらずおかしな妄想ばかりですが、今回も一つ投稿させてください。
ジンギスリーンは今頃「ヘンメェ!メヘェ!」と奇声を上げながらジンギスカンを喰らってると思います。

884名無しさん:2016/09/21(水) 20:11:45 ID:7oHd5KIE
〜続・屁リーン〜

お尻ふりふり♪オナラぷりぷり♪プリーンの屁リーン。プロレベルになると臭いや音もコントロール出来る。
臭いはオナラを腸壁にどれだけ鋭くこすって噴射するかによって変わる。
音は肛門付近の締め具合によってコントロールする。フェリーエスケープや後方跳躍はガス爆発の力だ。

―ここはヴェリカの倉庫前。田舎から出てきたばかりの新兵エリーンが両手に荷物を抱えて倉庫整理をしている。
倉庫を拡張するお金がない上に、物の価値がわからないので、拾ったアイテムを処分出来ずにいるのだ。

(スッ...ッスーゥ..ツース...)屁リーンはヴェリカの倉庫前の人だかりに紛れるとすかしっ屁をする。とっても静か。
ハードスメルサイレントモードだ。そして、すかさず鼻をつまみ、横にいた田舎新兵エリーンの方を睨む。
臭いに気付いた周りの連中も屁リーンにならって田舎エリーンを睨む。オナラのなすりつけに成功だ。

節操も常識もない振る舞いをするのは、いつだって田舎から出てきたクソエリーンだ。
それに、屁リーンはセクシーなレパードガールアバターを着こなす超可愛いエリーンなので、
周りは屁リーンがすかしっ屁の真犯人であるとは思いもしない。全て計算通りなのだ。

プロの屁リーンからオナラの濡れ衣を着せられて、周りから罵声を浴びせられる田舎エリーン。

周りの連中「くっせ!マジくせぇ」「この野暮ったいエリーン、屁こきやがったぜ」「腸腐ってんじゃねぇか?」
田舎エリーン「…チ、チガァ、チガァデゲース、エリーチャジャナーデゲス(違うデスエリーンちゃんじゃないデス」
周りの連中「こいつは凄い訛りだww」「おいおいここはヴェリカだぜ、ちゃんと喋れよ田舎エリーン!」

村の自警団から晴れて連合の一員になった田舎エリーンだが、言葉はまだまだ苦手のようで酷く訛っている。
身に覚えのない事で罵られて、いたたまれなくなった田舎エリーンはその場から立ち去ろうとするが、
倉庫前のスロープでバランスを崩して転んでしまった。両手からこぼれた荷物が辺りに散らばる。

周りの連中「プークスクス!ゴミばっか持ってバカじゃねーの?」「くせぇ屁コキリーンはとっとと田舎に帰りな!」
濡れ衣屁コキリーン「…ゥゥ...ィチィー...チィー...ィッ..ィッ..チィィィ...(;>皿<;)」
周りの連中「こいつリスエリーンだぜww」「見ろよ、あのしっぽw」「ナメクジみたいでちょーきめぇww」

地面に突っ伏したまま歯を食いしばり、必死に泣く事を堪えてるが、黒目がちな瞳からは涙がポロポロと零れる。

"こんなはずじゃなかったのに。やっと掴んだ都会での働き口。お給料だって田舎とは比べ物にならない。
都会で頑張って故郷の妹たちに仕送りをして、学校に通って貰うんだ。そう決心したばかりだったのに。"

荷物を拾うと、肩を落としてトボトボと去っていく濡れ衣屁コキリーン。ナメクジしっぽが萎れている。
その様子をしたり顔で見つめる屁リーン。屁リーンは自分より弱いエリーンを貶めるのが大好きなのだ。

嬉しくなった屁リーンは広場をオナラのフェリーエスケープや後方跳躍で飛び跳ねる。
最後は魔力回復でくるりと回りながらオナラを同心円状に撒き散らす屁リーン。
勿論、臭いはコントロール済みなので、周りに気づかれる事はない。プロ屁リーンに抜かりはない。

お尻ふりふり♪オナラぷりぷり♪プリーンの屁リーン。

おしまい。

885名無しさん:2016/10/01(土) 23:25:23 ID:mMIW8nFI
JNGS001 JNGS002 JNGS003 〜 ……
これらのコードネームを与えられた羊エリーンの精鋭工作員(Lv28)は
今日も与えられた重要任務を達成し得意気に倉庫へと足を運ぶ
精鋭専用の倉庫スロットは既に新鮮な羊肉でパンパンだ……
祝祭が終われば多額の報酬が羊エリーン達に支払われる

というのは真っ赤な嘘であり、そのとき既に彼女達は用済みなのだった
エリーン肉で作られた密造ジンギスカンとして出荷されることになるだろう

886名無しさん:2016/10/19(水) 22:10:28 ID:7oHd5KIE
いいですね。ジンギスカンの味を知って狂乱状態のジンギスリーンを絞めた密造ジンギスカン。
その密造ジンギスカンを更にジンギスリーンに食べさせるというループ。究極のジンギスリーンが誕生しますね。

887名無しさん:2016/10/19(水) 22:12:17 ID:7oHd5KIE
〜最終屁器エリーン〜

屁リーンの存在に気付いてしまったとあるエリーン研究者。大発見である。
オナラで後方跳躍が出せる事に目をつけ、屁リーンの噴射力を兵器(屁器)として使う事を提案。
ベテランの屁リーンはうんこをピストルの弾丸のように飛ばす事が出来るらしいのだ。
中でもウサギ屁リーンのコロコロうんこはよく飛ぶのだとか。

だが、ベテランの屁リーンは自らのオナラスキルを軍事利用されるのがイヤでほとんどが断った。
集まったのは未熟な屁リーンばかりだったが、横一列に並んでお尻を突き出すように命じた。

ぷりぷりのお尻が横一列に並ぶ。何とも言えない光景だ。一匹ずつ、肛門に弾薬を詰め込んでいく。
オォゥだのショォだの言って痛がるものや、何故か頬を染めてアーィと喘ぐ変態屁リーンもいた。
弾薬を詰めれば屁リーン砲台の完成だ。

テストで弾薬を発射させたが、上手な屁リーンと下手な屁リーンがいた。
上手な屁リーンは10m程弾薬を飛ばす事が出来た。だが、臭いのコントロールをする余裕がないのか相当臭かった。
下手な屁リーンは弾薬をひり出すのが精一杯で、同時にうんこを漏らしてしまう事もあった。

お漏らしを危惧して事前に腸内洗浄を済ませた用意周到屁リーンもいたが、
肝心のオナラが出ず、顔を真っ赤にして力むが、最終的には脱肛して命を落としてしまった。

未熟な屁リーンでは役に立ちそうもない。やはり、ベテランの屁リーンでないと軍事利用は難しいだろう。

おしまい。

888名無しさん:2016/11/03(木) 23:07:17 ID:7oHd5KIE
〜淑女エリーン〜

ここはとある高級住宅街。小高い丘の上には一際大きなお屋敷が街を見下ろすかのようにそびえ立っている。
お屋敷の当主は代々この辺り一帯を治めてきた大地主であり、爵位のある貴族なのだとか。

そんな当主には養女が居た。ウサギエリーンである。

幼い頃に引き取られたウサギエリーンは英才教育を受けて育ってきた。
就学前から数々の習い事をこなし、淑女としての生き方を徹底的に叩き込まれてきた。
名門、うさぎぐみに入学した際には、その秀でた学力から神童と称される事もあった。

そんな彼女も今では当主代行としての責務を果たすまでに成長していた。
まだあどけなさは残るものの、カールしたロングヘアーと、毛並みの整ったウサ耳、まあるいしっぽ。
そして、フリルブラウスを着こなすその姿は、紛れもなく淑女エリーンと呼ぶにふさわしい気品を漂わせていた。

淑女エリーンの世話係を務めるのはこれまた優秀な侍女エリーン達であった。
侍女として貴人に仕える為だけに存在するのが侍女エリーンである。
また、このお屋敷ではクラシックタイプのメイド服の着用が義務付けられているようだ。

――昼下がり、仕事が一段落するとお屋敷の庭でお茶を楽しむのが日課になっていた。
庭は専門の庭師が毎日手入れをしているので、四季折々のお花が楽しめる。

綺麗なお花に囲まれ、静かな午後のひとときを過ごす。
眼下に広がる整然とした街並み。高級茶葉を使用した香り豊かなお茶。疲れを癒す甘いお菓子。
傍らには侍女エリーン達が凛とした佇まいで淑女エリーンを見守っている。

忙しい毎日だが、平和そのものだ。この世界に悪など存在するのだろうか。

近年、未就学エリーンや野良エリーンによる事件、事故が何かと問題視されているが、
淑女エリーンにはそんな下劣で下等なエリーンが存在する事自体、信じられなかった。

うさぎぐみ時代を含め、自分の周りにいたエリーンは皆育ちが良く、身分が高かった。
年に数回、エリーン主催のパーティーにも参加しているが、美しいドレスが似合う高貴なエリーンばかりだ。

鏡に映る自分は美しい。侍女エリーン達も整った顔立ちをしている。
教養があり、権力があり、富もある。そして、何より…愛されている。

貧しいエリーン?醜いエリーン?愚かなエリーン?低俗なエリーン?
…はて、何処吹く風である。エリーンは平和と調和を愛する種族だ。
その様に周りから忌み嫌われるような存在ではない。

聡明な淑女エリーンは考える。
未就学エリーン…野良エリーン…その様なエリーンなど、本当は存在しないのではないか。
誰かの妄想によって作られた創作なのではないか、と…。

淑女エリーンの明晰な頭脳が研ぎ澄まされていく。
だが、真理に近づけば近づく程、自らの存在を否定してしまうという事実に…彼女はまだ気付いていなかった。

おしまい。

889名無しさん:2016/11/03(木) 23:51:14 ID:1MlMFmFM
淑女エリーンちゃんが陵辱される薄い本お願いします
ポラエリの王女にもこれくらいの品格が欲しい
オバカはオバカで良いものだけど

890名無しさん:2016/11/04(金) 03:41:22 ID:6BuzaLRY
エリーンがぼっこぼこにされて殺される様な話が見たいなぁ。リョナ要素強めの。

891名無しさん:2016/11/04(金) 11:16:57 ID:hQ0DtnbI
前回の屁リーンとのギャップがww

892名無しさん:2016/11/04(金) 13:52:11 ID:NcDwfj8k
屁リーンの後にこんな話を持ってくるとは…メタ的な表現だね
それか引き取られたってことは淑女エリーンも元は野良なのかな
珍しく何も起きない話だったけど創作の中のエリーンがこちらに気付いたような展開にゾクっとした

893名無しさん:2016/11/10(木) 00:30:09 ID:7oHd5KIE
みんなエリーンちゃんとのほのぼのライフが好きなのかと思ってましたw
書きたい妄想は色々あるので、長い目で見て頂ければと思います。
今回はキングベアーが欲しくて興奮したので書いてみました。

894名無しさん:2016/11/10(木) 00:30:39 ID:7oHd5KIE
みんなエリーンちゃんとのほのぼのライフが好きなのかと思ってましたw
書きたい妄想は色々あるので、長い目で見て頂ければと思います。
今回はキングベアーが欲しくて興奮したので書いてみました。

895名無しさん:2016/11/10(木) 00:31:49 ID:7oHd5KIE
連投失礼しました。

〜可愛いエリーンちゃんと大きなクマちゃん〜

カウガールアバターはどうでもいいけど、クマちゃんこと、キングベアーはエリーンちゃんに大人気!
なんといっても大きい!エリーンちゃんと同じくらいの大きさなんだよね!

いち早くクマちゃんをゲットしたエリーンちゃんは大はしゃぎ!
ギュゥーっと抱きついて頬ずりしちゃう!ふかふかでぽかぽか!心地いいね!
「クマチャン!クマチャ!クマチャンー!^^」エリーンちゃん、おともだちが出来て良かったね!

「ンショ!」とクマちゃんを背負うエリーンちゃんはとっても可愛い!
むしろ、エリーンちゃんがクマちゃんに背負われてるようにも見えちゃう!

何処へ行くのもクマちゃんと一緒!一人旅でも寂しくないんだ!ズッ友だょ...!!
「後ろは任せたデス!」なんてカッコイイセリフも言えちゃうよ!

お腹が空いたら一緒にお弁当タイム!もうぼっち飯だなんて言わせないよ!
「モゥ!お口に付いてるデスよ^^」なんて言いながら大きな指でご飯粒を取るあざとい仕草も出来ちゃう!

お弁当を食べたらのんびりお昼寝!クマちゃんの大きなお腹にエリーンちゃんの大きな頭をポムン!とのせちゃう!
「スピースピーZzzz(-q-)」ヨダレを垂らしながら無邪気に眠るエリーンちゃんはとっても可愛い!

真っ赤に燃える夕日をクマちゃんと一緒に眺めちゃう!今日も楽しい一日だったね!
「ァーィ!ァーィ!ァーーィ!!^^」何度も高らかにVサインを掲げるエリーンちゃん!幸せそうだね!

夜眠る時もエリーンちゃんとクマちゃんは一緒!凍える夜も寒くないね!
エリーンちゃんは切なくて、もっと仲良くなりたくて、クマちゃんにお股を擦りつけちゃう!
「ヨゥー,,オッオッ..チャァペー!ホドンミィ!ホーミタィ!(モフッフモフモッ」Hold on me!Hold me Tight!

クマちゃんにしがみついて夢中で腰を振るエリーンちゃん!こんなの初めて!
エリーンちゃんのお股とクマちゃんは仲良しのお汁でベチョベチョ!
「オゥ!オゥ..ヨゥ!モゥ!!ォオオワァァ!!!(ビクンビクンビクッ」BBAみたいな声で絶頂に昇りつめちゃう!

ずっと仲良し!エリーンちゃんとクマちゃん!
みんなもクマちゃんと一緒に!たのしい冒険に出かけよう!

おしまい。

896名無しさん:2016/11/16(水) 17:31:23 ID:DWUviK42
リョナもいいけどこの文体の方が狂気を感じる
書きたいものを書けばいいと思うよ
ところでみんなはエリーンのスマホゲーはやるのかな?

897名無しさん:2016/11/27(日) 00:52:54 ID:7oHd5KIE
デビリアンやってみたよ。生意気なエリーンちゃんがパンツ丸見えで倒れてる姿が可愛いです。
自動戦闘にしつつ妄想を膨らませて書いてみました。

898名無しさん:2016/11/27(日) 00:57:25 ID:7oHd5KIE
〜出荷エリーン 異世界Ver.〜

「アルボレアからエリーンが消える。」そんな噂を耳にするようになった。
どうやら時空の亀裂の影響で、エリーンが異世界に出荷されてしまっているようだった。

異世界でもエリーンは人気で、可愛らしい見た目とは裏腹に高い戦闘力を発揮し、大活躍していた。
また、異世界では特殊能力にも目覚め、レオパードという姿に変身する事が出来る。
この時のエリーンは野生を取り戻すのか、口調を荒げ、非常に高圧的な態度をとるようになる。

アルボレアにいた時よりも活躍出来ている事に気分を良くしたのか、通常時でも調子に乗るようになっていった。
「ウワァィwここも難しくはないなw」「ププッwwまた勝っちゃったねぇww」
これがエリーンの本質であり、ある意味ではレオパードの時よりも陰湿でネチネチしている。

だが、そのように活躍出来るエリーンは一握りで、多くのエリーンは異世界の環境に馴染めずに淘汰されていく。

学校にも行かず、毎日食っちゃ寝を繰り返していた鼻くそエリーンもその一匹だった。
とぼけた表情で鼻をほじりながら日向ぼっこをしていると、突如、時空の亀裂が発生し、異世界に出荷された。

「(クニクニ..クニクニ)…ンガァガ…ァー?」鼻をほじりながら周りを見渡すが、今一つ状況が飲み込めていない。
幸い、戦場からは離れた場所のようだが、鬱蒼とした木々が太陽を遮り、重苦しい空気が漂っている。

急に心細くなった鼻くそエリーンは鼻くそを指でこねくり回しながら、自分の家を探す。
しかし、そんなものはあるはずがない。異世界なのだ。鼻くそエリーンを知る者もいない。飼い主もいない。

「ショーペー...フェーペー…。ペーョー...ンモツププ(モグモグ」眉をハの字に曲げて情けない声をあげる。
舌足らずな口調で飼い主の事を呼びながら、こねくり回した鼻くそを咀嚼している。まさに鼻くそエリーン。
鼻くその塩気を味わう事で、自分が空腹であると気付いた鼻くそエリーンは、他に食べ物がないか探し始めた。

…無い。今までの世界でおやつ代わりにしていた木の実や、甘い蜜を含んだ花が全く見つからない。
いかにもヤバそうな色をしているキノコに手を伸ばす鼻くそエリーン。

このように、出荷された無能エリーンの多くは何も出来ずに餓死するか、毒性のある変な物を食べて死に至る。
恐らくこの鼻くそエリーンも空腹に耐え切れずに毒キノコを食べて死ぬのだろう。
運悪く悪魔軍の占領下に放り出されたエリーンは言うまでもなく…悲惨な最期を遂げている。

意外にも適応力が高かったのが貧乏野良エリーンと呼ばれるタイプのエリーンだった。
近年では凶暴化した貧乏野良エリーンが人を襲ったり、伝染病の媒介になっているケースも報告されていた。
ヴァルキオン連合は貧乏野良エリーンの一斉駆除を計画しているとか…。

なので、彼女達にとってはアルボレアだろうが異世界だろうが同じだった。生きる為なら何でもするのだ。
鼻くそエリーンのように、中途半端に飼いならされたエリーンはどの世界においても弱者だ。
知恵もコミュ力もなく、自身の力で生き抜いていく術を持ち合わせていないからだ。

「ケテ...ケテケテケテテ..ンガッコォ…ヘッペペヨーゥ!ヨーゥヨーゥ!ホォーァ!ホォォォァァ!!^q^」(ドデッタン!ドタン!ジョォォァァァァ!プッシィィ!!)

毒キノコを食べた鼻くそエリーンが木々に身体を打ちつけて不気味に笑ったかと思うと、
鼻の穴に毒キノコをぶっ挿して叫び出した。完全にラリっているようで、勢い良く失禁している。

もはや、ラリーンだ。その後もケモ耳を引き千切ろうとしたり、しっぽを噛んだりなどの奇行が続いた。
異世界の地で、無意味に出荷された小さなエリーンが無様な姿を晒している。

――事切れた時のラリーンは自身の糞尿と大量の血液にまみれた状態だった。
大きな指を両側の鼻に深く深く突き刺しており、これが直接の死因のようだ。指は脳にまで達していた。
最期まで鼻をほじろうとしたのだろう。彼女は最期まで鼻くそエリーンだったのだ。

糞尿と鮮血で彩られた鼻くそエリーンは、いつものようにとぼけた表情をしていた。

おしまい。

899名無しさん:2016/12/01(木) 22:43:49 ID:dhMuWtbc
新作待ってました!
悪魔軍の占領下に放り出されたエリーンの末路が知りたい

900名無しさん:2016/12/08(木) 23:23:08 ID:7oHd5KIE
悪魔軍の占領下に放り出されたエリーンはビクンビクンのけぞって、おパンツ丸見えでぶっ倒れます。
その後は慰み者になったり、食料になったり…妄想が膨らみますが、デビリアンも無課金じゃキツくなってきました。
なので、ディーラーエリーンで妄想をします。


〜新・ディーラーエリーン〜

ディーラーエリーンのクリスマススロットが登場!
初代はキツネエリーンだったが、イカサマが発覚して解雇された。
二代目はウサギエリーンだ。これも散々悪態をついた挙句、イカサマがバレて追放。
今は娼婦エリーンとして一日に数十人の客をとって生活しているという。

現在、ディーラーエリーンとして活躍しているのは三代目のイヌエリーンだ。
今年の5月に抜擢されたディーラーエリーンで、今回のクリスマススロットでも続投している。

抜擢当初は「よ、よろしくデス」と初々しい姿を見せてくれたが、
今では見る影もなく、狡猾な笑みを浮かべてこちらを見ている。すっかりスレてしまったようだ。

噂によると、最近は随分羽振りの良い生活をしているらしく、
最新のフライトジャケットアバターを着こなし、男を何人もはべらせて夜の街を闊歩しているという。

身体にぴったりと張り付くワンピースはとても扇情的だ。尚、胸は盛っている。
わざとジャケットをはだけ、うっとりとした表情を見せれば、男はイチコロである。

先代のディーラーエリーンがみっともない去り方をしたのも知っていて、
自分はそうなるまいと色目を使ってあちこちに根回しをしているようだ。
イカサマなどしなくても、馬鹿な客から搾取する方法はいくらでもあるのだ。

このように、今回のディーラーエリーンも中々の曲者のようだ。
エリーンとギャンブルにのめり込むのは程々にしておこう。

おしまい。

901名無しさん:2016/12/25(日) 00:21:23 ID:7oHd5KIE
〜マフリーンとニットリーン〜

フライトジャケットアバターの頭装備はイヤーマフかニット帽が選べるようになっている。
絶賛開催中の雪合戦会場は非常に寒い。イヤーマフやニット帽は必須アイテムと言えるだろう!

ヘッドフォンとイヤーマフを間違えて買ってしまったマフリーンはイヤーマフをしたまま微動だにしない。
どんなに耳を研ぎ澄ましても、イヤーマフからは音楽など流れないのだ。

ニット帽を被ったニットリーンは大きな頭がより強調される上に、ケモ耳は飛び出るのでとても可愛い。
これまでもパンダ柄やカエル柄のニット帽があったが、あれは頭に張り付く感じでケモ耳も飛び出ない。
好みの問題だが、どちらも頭を引っ叩きたくなるデザインだ。

最新のニット帽を被って雪合戦に参加してきたニットリーン。注目の的だ。色んな意味で的だ。
大きな頭目掛けて集中攻撃するのはとても楽しい。何度も何度も容赦なく頭に雪玉をぶつけるのだ。

しゃがんで雪玉を作っている時はチャンスだ。背後から雪玉をぶつけまくる。
雪玉がないと反撃出来ないので、再びしゃがんで雪玉を作ろうとするニットリーンに雪玉爆撃を食らわす。

トテトテと走っている時も、動きを先読みして特大な雪玉を顔面目掛けて投げつける。
顔面に特大雪玉が直撃したニットリーンの鼻からは血が噴き出し、そのまま仰向けに倒れた。
真っ白な雪がニットリーンの鮮血で赤く染まっていく。クリスマスカラーだ。

ニットリーンからニット帽を奪い取り、ただの鼻血エリーンにしてやる。
最新のニット帽を被っているというレアリティを失った元ニットリーンに価値などない。

奪い取ったニット帽を目の前にチラつかせ、"返して欲しいか?^^"と挑発をするのも楽しい。
鼻血を垂らしながら大きな手を伸ばして、必死に取り返そうとする姿が健気だが、目のピントがズレている。

"ここまでおいで〜^^"と言ってニット帽をチラつかせつつ、走って逃げると鼻血エリーンも追いかけてくる。
しかし、顔面に受けた特大雪玉のダメージが大きかったのか、フラフラして真っ直ぐ歩けないようで、
バリケードにぶつかったり、滑って転んだり酷い状態だった。

ものの数メートル歩いた後に鼻血エリーンは激しく嘔吐した。
ズレた眼球は戻らず、鼻血も止まらない。おやつに食べたパンプキンマフィンがドロドロになって口から溢れ出す。

もはや雪合戦どころではない。仕方がないので、奪い取ったニット帽に大量の雪を詰め込んで雪玉ニットにする。
うずくまってゲェーゲェー吐く鼻血エリーンに近づき、再度"返して欲しいか?^^"と訊ねる。

すると、鼻血エリーンはゆっくりと顔をあげて、大きな両手をこちらに差し出してきた。
ズレた眼球は小刻みに震えているし、ゲロまみれの口元は心なしか笑っているようにも見えた。実に気持ち悪い。

"OK、じゃあ返してやるよ^^"……(ボズァッ!!)(グッギッ!…バタッ…)

思い切り力を込め、雪玉ニットをゼロ距離で顔面にぶつけてやった。

…再び仰向けに倒れるニットリーン。"大事なニット帽を返して貰えて良かったね。嬉しい?^^"
そう訊ねるが、顔面は大量の雪と湿ったニット帽で覆われ、表情を窺い知る事は出来ない。返事もない。

どうやら死んでしまったようだ。元々虫の息だったが、最後の一撃で首の骨でも折ったのだろう。
ふむ、雪合戦ではよくある事なので何も問題ない。さよなら、ニットリーン。

おしまい。

902名無しさん:2016/12/25(日) 06:58:39 ID:Xz2XO7w2
サイコー

903名無しさん:2016/12/27(火) 17:08:05 ID:SSBEh5H2
クリスマス投稿乙!マフリーン出番少なくてワロタw
うつろな目で手を差し出すニットリーンにゾクゾクするね

904名無しさん:2017/01/12(木) 22:13:44 ID:7oHd5KIE
〜場末エリーン〜

キャスタニカで細々と営業を続けている場末のスナック「愛〜アーイ〜」ではスレたエリーン達が働いている。
以前はそれなりに繁盛していたというが、本当かどうかは定かではない。

ママと呼ばれているウサギエリーンはエリーンとは思えないくらい太っており、デブーンだ。
ケバい化粧と酒ヤケした声で「ア゛ーイ」と言うのだから中々の迫力である。

従業員として働いてる二匹のエリーンはスパンコールドレス(古着)を着ていた。
不自然に盛った胸とシースルーの透け感が場末感を更に際立たせている。

スパンコールは遠目で見ればキラキラして綺麗だが、間近で見るとブツブツしており、
剥がれ落ちてしまっている部分があちこちに見受けられた。

この二匹のエリーンが何故、こんな場末のスナックで働いているのかというと…↓

イヌエリーンは主人と共に裕福な暮らしをしていたが、とあるキャス♂と恋に落ちる。
しかし、キャス♂は遊び人でろくに働きもしなかったので、イヌエリーンに金をせびるようになっていった。
愛する男の為に家の金をこっそり引き出し、キャス♂に渡すイヌエリーン。
次第に要求額が上がっていき、遂には主人にバレてしまう。

激昂した主人はイヌエリーンを勘当。キャス♂と共に駆け落ちする道を選んだが、
キャス♂は既に別の女と付き合っており、すがるイヌエリーンの大きな手を振り払い、去っていった…。
要するにイヌエリーンは金づるだったのだ。悲しみに暮れるイヌエリーン。もはや野良エリーンである。

その後、スナックのゴミ箱を漁っている所をママに発見され、今に至る。

もう一匹、ヒツジエリーンも従業員として働いているが、こちらもワケありだ。
なんと、ヒツジエリーンには禁忌とされるジンギスカンを食し、気が狂って騒動を起こしたというのだ。
仲間のヒツジエリーンに襲い掛かり、短いしっぽを噛み千切ったり、自身の髪を毟るなどしたという。

また、禁断症状にも悩まされたジンギスリーンはとうとう薬物にも手を出してしまった。
今では使われていない護符とポーションなどを掛け合わせて作った合成ドラッグだ。

しかし、薬物は金がかかる。気付けば借金地獄に陥っていた。
そうこうしている内にジンギスリーンは逮捕され、服役を余儀なくされた。

服役後、綺麗な身体になったヒツジエリーンを拾ったのが今のママだった。

ママはエリーン達の罪も悲しみも全て受け止めた。その大きな身体と心で抱きしめた。
慰めの言葉も説教もなかった。ただ一言「ア゛ーイ」と呟けば、それだけで十分だった。愛があった。

ママ「ア゛ーイ」 イヌ「ァーィ」 ヒツジ「ァーィ」

――輝くミラーボールの下で踊る二匹のエリーン。
彼女達にとってこのスナックこそが、唯一の居場所なのだ。

煙草を吹かしながら二匹のエリーンを見つめるママ。
その眼差しは紛れもなく"ママ"そのものだった。

おしまい。

905名無しさん:2017/01/14(土) 08:13:50 ID:hQ0DtnbI
なんとも物悲しい…ァーィ
が、一度でいいからデブーンをみてみたい

906名無しさん:2017/01/14(土) 11:20:30 ID:LMTz7mIg
ドラマみたいだね ジンギスリーンはいかにも薄幸そうだし
デブーンは体型全てが+20とかになってそうw
タイケイコノミンほしいな

907名無しさん:2017/01/15(日) 20:51:17 ID:Fo.62fmw
ジンギスリーンの人生壮絶すぎて笑う
死んだと思ってたわ

908名無しさん:2017/02/10(金) 10:27:22 ID:prexwqJA
濡れ衣屁コキリーンちゃんには報われて欲しいな…(´・ω・`)

ションベリーンさんのエリーンちゃんで報われた子ってコックリーン位しか覚えてないけど誰か居たっけ…?

909名無しさん:2017/02/11(土) 13:22:10 ID:V/MEXzoo
ヤスリンもシオナもシオズも死んだ
この荒れ果てた世界はエリーンに厳しい

910名無しさん:2017/03/01(水) 22:55:17 ID:7oHd5KIE
ダメなエリーンばかり書いてるので、どうしても報われない結果になってしまいますね。
卒業シーズンってことで、ちょっと書いてみました。

〜ひきこもりーん上〜

ウチには一匹のエリーンがいるわけだが、半年程前から部屋に引き篭もるようになった。
近年、増加傾向にあるといわれている、ひきこもりーんという奴だ。

可愛い部類のエリーンではないが、愛嬌のある顔をしているし、よく笑う明るいリスエリーンだった。
生活には不自由させていないし、欲しい物はなるべく買い与え、近所の学校にも通わせていた。
戦争などには行かず、この街で平和に暮らしてくれたらそれでいいと思っていた。

それが何故、ひきこもりーんなどになってしまったのか…。答えは身近にあった。
どうやら、学校でいじめの対象になってしまったようだ。
他のエリーンから、ナメクジ退治と称して塩をかけられたり、しっぽを引き千切られそうになったらしい。

全く…どうしようもないクソエリーンがいたものだ。何が平和と調和を愛する種族だ。
それにしても、ナメクジーンのひきこもりーんなんて惨め過ぎる。早い内に社会復帰させなければ…。

という事で「バラカ先生の楽しいあおぞら教室」というものに申し込んでみた。
恵まれないエリーンを対象にボランティアで授業を行ってくれるんだとか。
大半は未就学エリーンらしいが、中には不登校になったひきこもりーんやみなしごポポリなども集まるらしい。

このバラカ先生とやらはアルボレア中を駆け回って授業をしており、
これまでも何匹ものエリーンを更生させてきた、という噂を耳にした事がある。
本当かどうかは定かではないが、ウチのひきこもりーんにも何か良い刺激になれば、と思う。

――当日。嫌がるひきこもりーんを連れて街外れの殺風景な空き地へ来てみた。空き地という所がミソだな。
身なりが汚かったり、暴れたりするエリーンがいるとかで公民館などは借りられないんだとか。
空き地には折り畳みの机と椅子が設置してあり、既に数匹のエリーンが集まっていた。臭い。臭過ぎる。

なるほど、これが貧乏集落で暮らしてるという未就学エリーンか…。これで飼いエリーンなのか…。
臭いし汚いしブスーンだし、栄養状態がかなり悪そうだ。保護者は一体何をやってるんだ。

何だかウチのひきこもりーんがマシに見えてくる。ちゃんと席にも着いてるし、筆記用具だって持たせてる。
それに比べて他のエリーンは机の角に股間を押し付けたり、ケモ耳の毛を毟って食べたりしていた。頭おかしい。

バラカ「集まってますね。さぁ、始めましょう!」

お、彼が噂のバラカ先生か。見るからに人の良さそうなバラカだ。さて、どんな授業をしてくれるのか。

911名無しさん:2017/03/03(金) 17:05:52 ID:DktZ2qrI
ひきこもりーんというセンスw
未就学エリーンは角にーですか
続きに期待

912名無しさん:2017/03/04(土) 20:17:48 ID:7oHd5KIE
〜ひきこもりーん 下〜

……。

バラカ先生の授業は大人でも惹き込まれる程で、大変充実した内容だった。
セレンやエリーヌなどの神の話から道徳、日常会話や簡単な読み書きなどを、一つ一つ丁寧にわかりやすく話した。
口が利けないエリーンばかりで、本来なら意思の疎通は難しいが、バラカ先生の言う事は理解が出来るらしく、
時折、ジョークを飛ばすと「キャハハハ」とエリーン達の楽しそうな笑い声が殺風景な空き地を彩った。

気付けばどのエリーンもバラカ先生の授業を夢中で聞いていた。目を輝かせている未就学エリーンもいた。
ウチのひきこもりーんも例外ではなかった。しかもノートまでとっている!
ずっと部屋に閉じこもってナメクジのような生活をしていたというのに。連れてきてよかった。

結局は向き合い方なのかもしれない。こいつはクソエリーンだから、言葉がわからないから、といって、
エリーンが何を考えているのか、どうしたいのか、わかろうとしない奴が多過ぎるんだ。

俺もわかってはいなかった。リスエリーンが学校でいじめられているなんて引き篭もるまで知らなかったし、
とにかく不自由だけはさせまいと仕事にかまけて、リスエリーンがどんな気持ちでいたのか考えた事もなかった。

エリーンは「ァーィ」とよく言うが、これもエリーンなりの言葉であり感情表現の一つなのだ。
リスエリーンも学校で人の言葉を覚えるまでは、ァーィァーィばかり言っていた。
ァーィじゃわからないと叱った事があったが、わかろうとしないこちらにも非があった。

バラカ先生はその事をよくわかっている。エリーンの細かな仕草、表情を見逃さない。
どういう意図があって行動をしているのか、よく分析しているようだ。

エリーン達も言いたい事や思っている事を理解してくれる存在に出会えた事が嬉しいようで、
たどたどしい口調で質問したり、自分の事を知って貰おうと身振り手振りでバラカ先生にアピールしている。

机の角に股間を押し付けていた角オナリーンも「センセ!センセー!」と大きな手を上げてにっこりと笑っている。
生涯「ァーィ」しか言えずにのたれ死ぬであろう運命にあった貧乏未就学エリーンに、希望の光が差し込んだ瞬間だ。


――授業の後はレクリエーションを楽しんだ。この頃にはみんな打ち解けて仲良くなっていた。
ウチのリスエリーンが貧乏未就学エリーンに言葉を教える場面もあった。
バラカ先生からの誘いもあり、保護者である俺もエリーン達と黎明の島沈没というゲームに参加した。

汚い貧乏未就学エリーンが俺に群がってくるのは気持ち悪かったが、根は無邪気で良い子達だった。
これもバラカ先生の手腕によるものなのかもしれない。授業がなければこんな関係にはなれなかっただろう。

それよりも、貧乏未就学エリーンの身体の細さと軽さには驚いたし、心配にもなった。
太ももはガリガリで肋骨は浮き出てるし、姿勢が悪くて顎が突き出している。歯がないエリーンもいた。

リスエリーンと同年代だとは思うが、身長は小さく…ひょっとしたら知能も少し遅れているかもしれない。
ひきこもりーんとは言え、学校に通っていたエリーンとそうでないエリーンを比べるのはおかしいが、
それでもこの成長の差には違和感を覚える。栄養状態も大きく影響しているだろうし、何とかすべきだ。

曲がりなりにも飼いエリーンであるならば、保護者はきちんと育てるべきだ。
それが出来ないのであればエリーンを飼ってはいけないと俺は思う。

…が、エリーンを愛玩用や召使い、奴隷のように扱ったりする者も多いと聞く。
虐待用のエリーンなんてのも裏では安く取引されているようだし、エリーン界隈の闇は深いのだろう。

かく言う俺もリスエリーンをひきこもりーんにさせてしまったわけだし、責任は感じてる。
いや、俺もバラカ先生の授業のおかげでそう気付けたのかもしれない。色々学ばせて貰ったな。

最後にバラカ先生は宿題を出した。将来の夢についてだ。バラカ先生らしい宿題だと思った。

913名無しさん:2017/03/05(日) 17:14:46 ID:7oHd5KIE
〜ひきこもりーん エピローグ〜

バラカ「貴方達の未来は無限に広がっています。なりたい自分になりましょう。応援してますよ^^」

――。

あれからどれくらいの月日が流れただろうか。
バラカ先生の希望に満ちた言葉と穏やかな表情が今も脳裏に焼き付いている。

バラカ先生による授業の翌日からリスエリーンはひきこもりーんを辞め、再び学校に通うようになった。
俺自身もリスエリーンとの向き合い方を変えた。一緒に過ごす時間を増やし、きちんと会話をするようにした。

すると、以前のような明るさを取り戻し、よく笑うようになった。いじめもどうにか解決出来た。
友達も出来たようで家に連れてくる事もあった。お勉強会やらお泊まり会やら、とても楽しそうにしていた。

貧乏集落で暮らす未就学エリーンとも良好な関係を築いており…というかこいつらは俺に懐いているようだが…。
机の角に股間を押し付けていた角オナリーンは、エリーン自立支援施設に入った。自分で志願したらしい。
角オナ以外にやりたい事を見つけたのかもな。集落にいるより文化的な暮らしが出来るだろう。

いつか、リスエリーンと再会する事を約束して、笑顔で去っていった。
とにかく…あれから色々あった。嬉しい事、楽しい事。時にはリスエリーンと口論になる事もあったな。


そして、今日。リスエリーンは学校を卒業する。

(なぁ、リスエリーン。将来の夢は決まったか?なりたい自分、見つけたか?)
心の中で問いかける。もはや口に出して言う事でもない。

リスエリーン「ァーィ!!」

すると、リスエリーンは俺の心を察したかのように満面の笑みでそう答えた。
ははは、今ならその言葉の意味がよくわかるよ。そうかそうか。
お前ならきっとなれる。自分を信じて、未来に向かって、精一杯やりなさい。


俺「卒業、おめでとう。」


おしまい。

914名無しさん:2017/03/07(火) 17:08:28 ID:ZIntipIE
新作乙!今回はきれいなしょんべりーんだったw
ひきこもりーんも角オナリーンも更生できてよかったね
バラカ先生いい人だなぁ

915名無しさん:2017/03/08(水) 00:17:06 ID:Fo.62fmw
やさしい世界

916名無しさん:2017/03/11(土) 01:42:07 ID:hQ0DtnbI
イイハナシダナー(´;ω;`)

917名無しさん:2017/04/25(火) 15:52:48 ID:YyQkxVSk
もしかして
しょんべりーんも卒業しちゃった?

918名無しさん:2017/06/01(木) 00:35:39 ID:7oHd5KIE
忙しくしてますが、まだまだエリーンちゃんが大好きです。

〜エリーンの刺身〜

これまでもエリーンの鼻くそやへそごま、糞尿、体毛などはマニアの間で取引されてきた。
エリーンの体臭や口臭、おならの臭いが密封された匂い袋「エリーンのスメル」は大ヒット商品だ。

中にはエリーンの虫歯をコレクションしている者もいるらしい。
治療と称して虫歯エリーンを捕獲し、執拗に虫歯箇所を責め立て、最後の仕上げに無理矢理抜歯するのだ。

だがしかし、彼らのエリーンへの異常な執着と欲求は留まる事を知らず、加速度を増していく。

そして、とある高級料亭の裏メニューとして極秘に提供され始めたのが、そう…「エリーンの刺身」だ。
政界の大物や官僚達もこの料亭によく訪れるが、エリーンの刺身が目的ではないかと噂されている。

食用のエリーンは何処から連れてくるのか。野良?誘拐?…いや、違う。
どうやら食用のエリーンを飼育するエリーン牧場が存在するらしいのだ。
屠殺にはグラ族が一枚噛んでいるというから実に闇が深い。

食用エリーンのエサにも細心の注意を払っており、決まったエサを決まった時間に決まった分量だけ与える。
運動も大切な要素だ。筋肉と脂肪のバランスを計算してその都度、運動のメニューを変えている。
これを怠ると大味なデブーンになってしまい、売り物にはならないのだ。

一番手間がかかるのがストレスの管理だ。過度なストレスは味にも大きな影響を与える。
エリーンは気性に問題がある個体が多く、飼育が難しい事は周知の事実である。
いかにストレスを与えず飼育出来るか、最高の状態で出荷出来るか、飼育員の手腕にかかっている。

エリーンの刺身で使われる部位は太ももの極一部だという。
エリーンのムチっとした太ももはエリーンマニアにとって永遠のロマンといって良いだろう。

また、エリーンの頬肉も刺身やしゃぶしゃぶ用として提供される事があるらしいが、
顔立ちによって味や硬さが微妙に違うようで、熟練のマニアは頬肉を食べただけで容姿を想像出来るという。

珍味として人気があるのがエリーンの乳首だ。生で食べるとコリコリとした食感がクセになるとか。
乾燥させたエリーンの乳首を袋詰めにしたお土産「えりちく」も人気らしい。
見た目は大小様々なレーズンといった感じだが、酒の肴や白米とも相性が良いのだという。

食用とはいえ、エリーンだ。食べるのはいささか抵抗があるとは思うが、
一度味わってしまうと二度と忘れられず、その味の虜になってしまう程のものだとか。
その為、うわ言のように「エリーンの刺身食いてえなぁ」と呟いてしまうらしい。

おしまい。

919名無しさん:2017/06/01(木) 01:55:25 ID:ZYGMmhuE
食用エリーンの飼育……グラ様……あっ(察し)

920名無しさん:2017/06/01(木) 03:50:10 ID:DY1cpEY.
支配される事を本能が求めているから…

921名無しさん:2017/06/01(木) 08:18:28 ID:bbLh6Wzc
エリーンの刺身食いてえなあってフレーズ、どっかのスレで見たな

922名無しさん:2017/06/19(月) 21:23:23 ID:3cRt88oQ
〜おかっぱブスーンに○○を〜

ジューンブライドは女の子の憧れ!全エリーンちゃんの憧れである。
将来の夢はいつの時代も素敵なお嫁さんなのだ。

ブライダルアバターの実装、それに伴ったイベントの開始…運営は大忙しだ。
そんな中、事件は起きてしまった。

イベント「ジューンブライドに花束を」でモデルを務める事になったエリーンがブスだったのだ。
ブライダルアバターのモデルはアルボレアではお馴染みの、"よく見かける量産型エリーン"だったが、
イベントのモデルは、"たまに見かけるブスーン"だったのだ!…これには運営も苦笑い^^;

ジューンブライドにふさわしい、華やかで綺麗なエリーンのモデルを募集したのだが、
当日、撮影スタジオに現れたのはキツめの顔をしたおかっぱブスーンだった。

モデル派遣会社の手違いなのか、はたまた人材不足なのか…いずれにせよ、今更チェンジは出来ない。
何とかしてこの撮影を乗り切るしかない。

撮影に関する簡単な打ち合わせをしたが、これもあまりうまくいかなかった。
なんとこのおかっぱブスーン、口が利けなかったのだ。
こちらが問いかけても無愛想に「…ァー」だの「ゥンシー」だの言うだけで会話にならない。

薄汚い粗末な服から茶色いパンツが丸見えになっており、股の付け根をボリボリと掻き毟っている。
それどころか、ケータリングの食べ物をクチャクチャと食い散らかしたり、床にこぼした味噌汁を舌でチロチロと舐めたり、
大きな手でカメラのレンズをベタベタと触ったり、照明器具を揺らしたり…何かと落ち着きがなかった。

機材を壊されたら困るので注意すると、ムスッとした顔でこちらをじーっと睨みつけるのだ。
本当にモデルなんだろうか…運営の撮影スタッフ一同に不安がよぎる。

まぁ…馬子にも衣装というし…こんなブスーンでも衣装を着せればそれなりに見えるだろうという事で、
ヘアメイク、スタイリストに頼んで一通りやってもらったのだが、これも大変だった。

新品のブライダルドレスで鼻をかもうとしたり、髪はフケだらけで脂ぎっているし、
マスカラを塗ろうとしても暴れたり、大きな手で目元をこすったり、口紅を食べたり…。
実際に撮影がスタートしたのはメイク開始から数時間後の事だった。

しかし、撮影は驚く程順調だった。何パターンか撮ったが、あっという間に終わった。
あんなに落ち着きがなかったのに…それは何故か?

――おかっぱブスーンがメイク中に見つけた物の中にはこんな物があった。…除光液。
そう、マニキュアを落とす為の道具なのだが、使い方によってはシンナー中毒の症状が出る。

おかっぱブスーンは除光液の香りが大変気に入ったようで、除光液のボトルを直接鼻につけて香りを楽しんだ。
これが功を奏し、おかっぱブスーンは急激に大人しくなった。恐らく、陶酔感や多幸感を得ているのだろう。
心なしか表情も少し緩んで、キツい印象が緩和されたようにも見える。

撮影終了後もおかっぱブスーンは除光液のボトルを手放そうとしなかったので、
今日のギャラとして除光液を渡す事にした。
すると、おかっぱブスーンは緩みきった表情で「ァーィ^q^」と言って喜んだ。ガンギマリである。

あれだけ無愛想で落ち着きのなかったおかっぱブスーンが、今ではヨダレを垂らしてスロウな時間を楽しんでいる。
この事がきっかけで、エリーンモデル業界に薬物汚染が一気に広まるのだが、それはまた別の話だ。

おしまい。

923名無しさん:2017/06/25(日) 01:57:15 ID:hQ0DtnbI
すでに続きがやヴぁい匂いしかしないww

924名無しさん:2017/08/03(木) 19:22:21 ID:7zu0WhRg
ああああああ!エリーンガンナー!たぬきエリーン!ぽんぽこりーん!おほおおおおお!!!

925名無しさん:2017/10/30(月) 21:50:26 ID:7zu0WhRg
〜ほっかぶりーん〜

ここはヴェリカのペガサス発着場。新たなる旅の始まりに胸を躍らせ、辿り着く場所だ。
しかし、現実は非情。そこには頭にフードやほっかぶりをした貧相な子供が集まっていた。

ヒューマンの子供に成りすましているのだろうがバレバレである。正体は貧乏野良ほっかぶりーんだ。
ケモ耳を隠す為のほっかぶりみたいだが、頭隠して尻隠さずだ。しっぽが丸見えである。
少しだけ頭がイイほっかぶりーんはしっぽも隠そうと、しっぽを折り曲げて股に挟んだり、
粗末なパンツの中に押し込もうとしているが、逆に盛り上がって不自然な見た目になってしまっている。
あろうことか、しっぽをいじり過ぎて発情してしまう色欲ほっかぶりーんまでいた。

自身のアイデンティティの喪失を隠す為のほっかぶりでもあるようで、
とあるほっかぶりーんからほっかぶりを剥ぎ取ってみると、ケモ耳のほとんどが欠損していた。
元はウサギエリーンのようだが、残っているのは根元のみになっており、生きているのが不思議なくらいだ。

ほっかぶりーんは主に、ペガサスでやってきた観光客や冒険者達から金品や食べ物をねだっている。
空き缶などを持って「ァー!ァーァー!」だの「チャーモゥ!メェヨゥモゥ!」だの大きな声を出して、半ば脅迫めいた事までしている。

器になる物を何も持っていないエリーンは汚れた大きな手を差し出したり、
自身のぼろぼろパンツを袋代わりにして、何か入れてくれとせがんでくる。
パンツは酷い悪臭でクロッチ部分は黄色、茶色、赤色が混ざってグジュグジュしており、気持ちが悪い。

そもそもパンツを穿いてるほっかぶりーんは一握りで、大半はノーパンで過ごしている。
何処からか盗んできた粗末な布や葉っぱなどを身体に巻きつけたりしているが、
中にはほっかぶりはしているのに、身体は全裸という生粋のほっかぶりーんもいた。
恥ずかしがる素振りも見せず、股間は真っ黒に汚れていて何処が穴なのかもわからない。カビも生えている。

逆にパンツを持っていても穿きもせず、袋代わりにするでもなく、何故か頭に被る変態おぱんつりーんもいた。
元はケモ耳を隠す為にほっかぶりをするという目的があったはずなのに、
パンツの穴から丁度良くケモ耳を出しているので本末転倒。もはや何が目的なのかわからない。

警備兵が頻繁に見回りをして物乞いほっかぶりーんを蹴散らしているが、少し時間が経つとワラワラと湧いてくる。
なので、見せしめに数匹捕まえて公開処刑しようという話が持ち上がっている。サマエルは乗り気だ。

見かねた冒険者が情けをかけ、ラズベリークッキーでも与えようものなら悲惨なことになる。
貰えたほっかぶりーんは更にねだろうと冒険者に付き纏い、貰えなかったほっかぶりーんは怒りと嫉妬に狂い、
冒険者に纏わりつくほっかぶりーんを追いかけ、暴行を加える。鬼の形相だ。とてもエリーンとは思えない。
ほっかぶりを剥ぎ取ったり、しっぽに噛み付いたり、蹴っ飛ばしたり、同種族間で醜い争いを繰り広げる。

更には冒険者にも因縁をつけ、自分にも何かくれと「ァーァー!!チャーーモ!ギョオァギョオァ!!」とまくしたてる。
他のほっかぶりーんも便乗して冒険者に群がる。こうなってはお手上げだ。冒険者は甘かったのだ。
自分なら世界を救えるかもしれない、そんな幻想に囚われているからこうなるのだ。

冒険者はラズベリークッキーが入った袋を取り出すと、腕を上にあげて注目を集める。
群がるほっかぶりーんは目を輝かせ、ピョンピョンと跳ねてクッキーの入った袋を掴もうとするが、
身長差があるので到底届きそうにない。エサを欲しがって水面に浮上してくる鯉のような光景だ。

「せーの!」(ポイッ)冒険者がクッキーの袋を投げる。すかさずそれを追いかけるほっかぶりーんの群れ。
誰が一番先に辿り着くのか。争奪戦の始まりだ。誰もが無事ではいられないだろう。
冒険者は振り返る事なく、その場から去っていった。

おしまい。

926名無しさん:2017/11/16(木) 08:13:37 ID:7zu0WhRg
〜クソエリーン スタンプVer〜

エリーンガンナーの登場で湧き上がるアルボレア。同時にあしあとスタンプという代物も実装された。
その名の通り、歩くと足跡にスタンプのエフェクトが浮かび上がる。これにはエリーンちゃんも大歓喜だ!

てくてく…(ぽいんぽいん)てくてく…(ぽいんぽいん)「ンーフー♪」

歩く度に浮かび上がる可愛いスタンプ。ドヤ顔で街を練り歩くエリーンちゃん達。

自分のスタンプがちゃんと表示されてるか不安げな表情でキョロキョロと後ろを振り向くナメクジーン。
そのスタンプを鬼の形相で踏み潰しにくるイヌエリーン。どうやらスタンプが当たらなくてキレているようだ。

ウサギエリーンはキツネエリーンのスタンプが当たった事に不服なのか、
もっとスタンプボックスを買ってくれと飼い主にせがんでいる。

しかし、これは表の出来事だ。実に平和な世界である。
一歩、路地裏に入ればそこには野良エリーン共が世界が広がっている。

ガリガリに痩せた野良エリーンが食べ物を求めてゴミを漁っている。
ハロウィンのコスプレの一種でバンデージシルエットアバターなるものがあるが、
こちらの世界ではボロ布や葉っぱを巻きつけているだけの野良エリーンをよく見かける。
そもそも全く衣類を身につけず、全裸で路地を徘徊している野良エリーンも多い。

そして、野良エリーンの世界でもスタンプが存在しているのだ。
野良エリーンは健康状態が非常に悪く、常にお腹を下していると言っても良い。おわかりだろうか。

ずずっ…ずずっ…(ブビィビチチ…ベチョォ)ずっ…ずず…(ビリシチチッチシーチシーッ…)「…ァー……ァ?」

片足を引きずって歩く全裸のキツネエリーン。ケモ耳の片方が欠損しており、アホ毛も萎れている。
身体は痩せており肋骨が浮き出ているが、その反面、お腹は異様に膨れていてる。栄養失調だ。

歩く度に不愉快な音と共に汚物が垂れる。骨ばったお尻と痩せ細った太ももは茶色く汚れている。
そう、これがスタンプの正体。糞を垂れ流すクソエリーンによる、汚物スタンプだ。
もはや自分では排泄のコントロールが出来ないらしく、表情も虚ろだ。もう長くはないだろう。

このように路地裏はクソエリーンの汚物スタンプで酷く汚れているが、
クソエリーンが残した汚物を美味しそうに舐めるスカトロ野良ネコエリーンもいるようで、
それなりに需要と供給が成り立っているようだ。狂った世界である。

おしまい。

927名無しさん:2017/11/16(木) 13:16:08 ID:g00nDJ3A
俺の高貴なリパ姫にもクソスタンプ装備させて辱めてぇなぁ

928名無しさん:2018/11/29(木) 20:14:24 ID:GOqcoY8A
〜セレーン〜

妖精セレンの服アバターを身につけたエリーンが調子こいている。新しいアバターが出るとすぐにこれだ。
自分の事をセレンから選ばれた存在だと本気で思っており、自らをセレーンと名乗っている。
セレン+エリーンでセレーンなのだろうが、この安直さが実にアホなエリーンらしい。

腰に手を当て仁王立ちしているタヌキのセレーン。最近登場したエリーンファイターこと、"ぼこりーん"だ。
この佇まいとドヤ顔が癪に障る。階段や狭い通路で通せんぼするように突っ立っているから実に迷惑だ。

セレーン「セレーンちゃんは高貴で強くて可愛いデスから愚民共はひれ伏すデス。キャハハハハハ!!」

この通り、すっかり気が大きくなってしまっている。もう何を言っても無駄だろう。
最初の頃はエリーンファイターの目新しさと最新アバターの物珍しさでチヤホヤされていたが、
今はもう誰からも相手にされなくなったので、階段や狭い通路で通行人相手にイキっているというわけだ。

セレーン「おいBBA!!お前の時代はもうおしまいデス!汗臭いBBAはとっとと田舎に帰れデス!!」

偶然通りかかったヒュマ♀の元祖ファイターに対しても悪態をつきまくっている。
流石にこれには元祖ファイターも怒り心頭のようで、重い拳が新参ファイター、セレーンの腹にめり込んだ。

(どごぉっ!!)

セレーン「ッッ!!コォェ!!」(ぽひゅー!だぁんっ!)

あれだけイキっていたセレーンがいとも簡単にすっ飛び、受身をとる事なく地面に叩き付けられた。
大股を開いたままピクピクと痙攣するセレーン。よっぽど重い拳だったのか、腹は凹んだまま未だ戻らない。

セレーン「コハァッ!!ァッゲェ…ェーォァ!!」(ピシャ!レレレデロロレ…)

大量に吐血するセレーン。内臓がやられてしまっているようだ。
真っ赤な血と全身を破壊するような激しい痛みによって、何が起きたかようやく理解し始めるセレーン。
ポロポロと零れ落ちる涙。何で自分がこんな目に…とでも思っているのだろう。愚かだ。

セレーン「ァ…ァー…イッギ、ィー…ェグェッグ」(…チョロッ、チーチョロロロロロ…ジィョァァァ〜..ペペホペホロロ〜)

地面に倒れたまま泣いていると、開いた股から何やら液体が滲み出てきた。おしっこだ!血尿だ!!
これがおしっこ…鮮血そのものではないか。じわじわと地面に広がっていくセレーンの血尿!!
いや、血尿だけではない!下血だ!肛門からも大量に出血しているようだ!!

元祖ファイターの拳一発でここまでのダメージを負ってしまうとは…。

ご自慢のアバターは血液や尿、土埃で汚れ、妖精の羽は地面に叩き付けられた衝撃でもげ落ちてしまっている。
何とも惨めで情けない姿だ。セレーンが聞いて呆れる。

そもそもこいつは本当にファイターなのだろうか。ぼこりーん?ぼこられーんの間違いではないか。
などと考察している間に元祖ファイターの姿はなくなっており、代わりに人だかりが出来ていた。

こんな狭い場所でこの人だかり。何が起きるかはもうおわかりだろう。そう、集団リンチだ。
今までセレーンに罵声を浴びせられたり、酷い扱いをされた人達が仕返しにやってきたのだ。
中には貧乏野良エリーンの姿もあり、衣類などの所持品を狙っているようだ。

セレーン「…ャ、ヤメ…、ゴホッ..ユ...ユルチテ…ユ…チテ...ゴヘッゴヘェッ!!」

命乞いをするセレーン。しかし、もう手遅れだ。誰も彼らを止められない。
平和と調和を愛さないクソエリーンにセレンは微笑まない…。

おしまい。

929名無しさん:2018/12/13(木) 23:36:43 ID:GOqcoY8A
〜釣りーん〜

釣りが解禁されたアルボレア。天空の遺跡にある釣り場は釣り初心者で賑わっている。
釣りに目覚めたエリーンを"釣りーん"と呼ぶが、実力は様々であり、時には酷い釣りーんも見受けられる。

そんな酷い釣りーんを一部ご紹介しよう。

・釣り場でダンスを披露してはしゃぐが、足を滑らせて転落する釣りーん。
・ビギナーズラックで大物をヒットさせるが、釣り上げる力がなく逆に身体ごと持っていかれる釣りーん。
・釣りに来たのに水遊びを始め、周囲に迷惑をかける釣りーん。尚、魚は逃げる。
・水中に入り、苦悶の表情を浮かべながら大量に産卵するエレーン。鮭になったつもりらしい。

これらのタイプの多くは水中を泳ぐ謎の巨大魚に喰われてしまうという。

・人が釣っている様子を何故かじっと見てくる釣りーん。しかも突然「ァーィ」などと大声を上げる。魚は逃げる。
・「そこはエリーンちゃんのスポットデス!フンス」人の釣り場を横取りする釣りーん。出禁決定。
・ちっとも釣れずに飽きてしまう釣りーん。一匹も釣れない釣りーんはその場で坊主になってもらう。
・エサのミミズに触れず「ギョァァァ!!」などといちいち騒ぐ釣りーん。これだから素人は。

これらのタイプはただのミーハーであり、釣りの事などはすぐに忘れ、いつもの日常に戻っていく。

釣りといえば魚。魚と言えば食べ物。という事は貧乏野良エリーンもやってくる。
豊穣祭で収穫奴隷として働いた者や、少し頭のキレる者は木の棒を釣竿代わりにし、器用に釣りをしている。
こいつらは釣りが解禁される前から生活の為に勤しんでいたので、手馴れたものだ。

しかし、こんなのは極一部であり、大半の貧乏野良エリーンは酷い有様だ。

・人が釣った魚や釣り商人が管理する魚を盗み、その場で食い散らかす。理由はそこに食べ物があったから、だ。
・エサのミミズまで盗み、美味しそうにチュルチュルとすする。そのエサで大物を釣るという発想はない。
・空き瓶に水を汲み集落に持ち帰ろうとするが、穴が開いている事に気付かず、何度も汲み直しにくる。
・手足に長靴を嵌め衣類を手に入れたとドヤ顔をするが、それ以外は裸であり、何故か四足歩行している。

こうして見ると、一般的なエリーンも貧乏野良エリーンも中身に大した差はないように感じる。
今もまた、とある釣りーんがシザーフィッシュのハサミに尻尾を挟まれ倒れた。泡を吹いている。
貧乏野良エリーンも折れた剣を振り回して釣り雑貨商人を脅しているし、もはや釣りどころではない。

そんな中、かき氷屋で成功を収めたベラード商団のリリア・エリーンが釣具店の立ち上げを画策しているらしい。
釣りとは本来、とてもお金がかかるものだ。そこを嗅ぎつけるとは流石リリア・エリーンだ。
アルボレアの釣りブームはまだまだ続く…かもしれない。釣りロマンを求めて。

おしまい。

930名無しさん:2020/05/15(金) 02:05:36 ID:z3KnStE6
新作きてた

931名無しさん:2020/05/31(日) 22:59:37 ID:0Y5jnCEA
ソフィーちゃん「ひぐっ❤

932名無しさん:2021/12/12(日) 22:23:27 ID:NlFIkRfQ


933名無しさん:2022/01/22(土) 03:44:31 ID:UN4dwuGY
エリーンとお別れなんてしたくないよ

934名無しさん:2022/01/23(日) 04:23:04 ID:LJlfnErE
しかしまあ結構長く続いたよな

935名無しさん:2022/01/23(日) 11:12:42 ID:UN4dwuGY
このスレまだあったんかい
懐かしすぎる

936名無しさん:2022/01/23(日) 11:14:20 ID:9qknyYGg
エリペロスレ当時見てたわ

937名無しさん:2022/01/24(月) 09:36:57 ID:e8.wwdlg
まだあったのかこのスレ
暴風のエルカラスで死んだエリーンの話とか覚えてるわ

938しょんべりーん:2022/02/01(火) 04:37:05 ID:rXy2pB/o
お久しぶりです。TERAから離れてましたがサ終の知らせを聞いて発狂しました。フンギョォァァァ!!!
未投下の妄想創作が幾つかと、未完成の妄想創作を今回突貫で完成させたので供養として投下しようと思います。
当時投下した妄想創作のネタなどが出てくるので、改めて読み返してみると多少はわかりやすくなるかも。
相変わらず酷い内容なので苦手な人はNGしてください。ァーィ...ンーフ...ンーッ///

939しょんべりーん:2022/02/01(火) 04:40:50 ID:rXy2pB/o
〜おぱんつりーん〜

夏になり、気温が上昇すると頭の中もピーカン照りになるのか、何かと変な奴が湧いてくるものである。
アルボレアにおいても例外ではなく、変態エリーンが急増するのもこの時期からだ。

最近、世間を賑わせている変態エリーンといえば、おぱんつりーんだ。

おぱんつりーんとはその名の通り、おパンツしか身につけていないエリーンの事だ。
きちんとおパンツを穿いているスタンダードなおぱんつりーん、
おパンツを頭に被り、足を通す穴からケモ耳を出してジャストフィットなおぱんつりーん、
おパンツをお面の様に顔に被せてプライバシー保護をするおぱんつりーん。

いずれのおぱんつりーんも世間一般からすれば、ただの変態エリーンであり、
頭や顔におパンツをつけているおぱんつりーんは、局部丸出しの全裸である。

おパンツ一丁のエリーンというのは、貧乏野良エリーン界隈ではそう珍しくない。
ヨレヨレの汚いおパンツ一丁で物乞いをしている姿はよく見かけるし、
ビニールのレジ袋に穴をあけ、レオタードのようにして穿いてるやりくり上手な貧乏野良エリーンもいる。

更に知能の低い貧乏野良エリーンともなれば、そもそもおパンツを穿くという概念が備わっていないらしく、
全裸でそこらを走り回ったかと思うと、何食わぬ顔でおしっこを漏らしている。
だが、おしっこ後の濡れたお股は不快らしく、お股を地面にこすりつけて「ンーン!ンーン!」などと愚図る事もある。

では、世間を賑わせているおぱんつりーんも結局は貧乏野良エリーンなのかというと、それも違うようだ。
貧乏野良エリーンにしては容姿が整っており、おパンツもオシャレで可愛らしいものが多いからだ。
中には意味深なシミで汚れたおパンツを穿いてる者もいたが、どれも高級アバターの下着だった。

つまり、普段は一般エリーン、あるいはそれ以上の暮らしをしているエリーンが、
何らかの理由でおぱんつりーんになってしまったという事だ。

平和な暮らしに飽きてしまったのか、戦闘続きでストレスが溜まってしまったのか、
単純に元から変態気質なエリーンだったのか、理由は色々考えられる。

情報によると、一部でアイドル的な人気を誇るエリーンもおぱんつりーんなのではないかと言われている。
普段はオシャレアバターを着こなし、広場で楽しくおしゃべりをしている姿が印象的だが、
夜な夜な家を抜け出すとアバターを脱ぎ捨て、お面の様にパンツを顔に被せて街を徘徊するのだという。

他にも、おパンツ一丁姿で双剣を振り回すヲリーンの姿をトラリオンで見かけたという情報もある。
しかも、ヒルに乳首を吸わせていたと言うのだ。成長区域のヲリーンに一体、何があったのか…。

お宅のエリーンは大丈夫だろうか?おパンツに執着するようになったら要注意だ。

おしまい。

940しょんべりーん:2022/02/01(火) 04:49:45 ID:rXy2pB/o
〜召使いエリーン 上〜

うちで雇ってる数匹の召使いエリーン。みんなヨレヨレのグレーインナーをつけて働いている。
アホでインナーを脱ぐ前に漏らすことが多かったので、ケツと股間部分に穴を開けてやった。
すぐに用を足せる中華スタイルだ。ただ、トイレの場所を覚えない奴もいたので、
そいつには自分の排泄物を食べさせて無理矢理トイレの場所を叩き込んだ。
尤も、エリーンのトイレなんて外に掘ったただの穴なわけだが。突き落として遊ぶのも愉快だ。

駄犬エリーンは一丁前にシャレっ気があって、もふもふにゃんこアバターを指差してァーァー言い出した。
犬のくせに何言ってんだ。お前は便所の穴でも掘ってろ。

もふもふにゃんこを着てるのは俺が可愛がってるポニテネコエリーンだ。
こいつは召使いとは違って利口だし、俺に懐いて可愛い。愛玩用だな。
召使いエリーン如きが愛玩エリーンと同じ服を着たいとか生意気にも程がある。

そうだ、もふもふにゃんこをゲットする際に出た顔出しヒツジの頭をこいつに被せてやろう。
ヒツジぬいぐるみもあるが、これは可愛いので愛玩エリーンにあげた。

にしてもこいつは顔がでかい。エリーンは顔がでかいが、こいつは人一倍でかい。
無理矢理頭にねじ込むと、顔出し部分からぬぅ〜っとブサイクな顔が出てきた。

はっはwwこいつはブサイクだww草生える。普段はツインテだからそこそこマシに見えていたが、
これが髪型補正って奴か。顔だけ見ると酷い。眉毛はボサボサ、離れた目、豚みたいな鼻、分厚い唇、
エリーンなのにwwぶっさwwブスーンだwwうちの愛玩エリーンとは大違い。ここまで差があるのか。
しかも、エラが張ってるようで、顔出し部分にガッツリマウントしてしまい、表情が引きつっている。

流石にこれには不満だったのか、必死に抜こうとしているが、立派なエラが引っかかって抜けない。
無理に引き抜こうとすると、顔が「(゚ )ε( ゚)」こんな感じになって笑える。傑作だww

面白くなった俺は何度も頭を引っ張って遊んだ。そのたびに「ブヒュゥ,ブッビヒ..ゥーゥ゛」と声を上げる。愉快w
遊んでると完全に顔がハマってしまい、「(゚ )ε( ゚)」の状態のまま維持されるようになった。愉快ww

分厚い唇を上下させて何か言おうとしてるが「ブツブビュュ」とかになってわけがわからない。
そもそもこいつは元々口が利けないのでわけがわからないww
離れた目をパチクリパチクリして何かを訴えてくる様が気持ち悪い。

せっかくなので、こいつを外に出して晒し者にしてやることにした。
なーに、この辺ではみんなエリーンを召使いとして使ってやってる。問題にはならない。

941しょんべりーん:2022/02/01(火) 04:52:54 ID:rXy2pB/o
〜召使いエリーン 下〜

早速外に連れ出すと、すぐさま笑いが沸き起こった。みんなわかってるぜw

「お、召使いエリーンが来たぜw」「しかもあの格好ww」「草ww生えwるwww」
「顔が…w酷いブスーンだw」「ぶっさww」「きたねぇ格好。インナーしか着てないww」

痩せた身体、ケツと股間に穴の空いたヨレヨレのインナー。ヨレヨレだから胸チラするが、
干しぶどうのように黒い乳首が見えたところで何の感慨もない。色気もへったくれもない。

しかも、頭には顔出しヒツジの頭。しかも顔出し部分にハマって「(゚ )ε( ゚)」こんな状態のままだww
血流が滞ってきたのか、顔色が悪い。何か言いたいようだが、喋れず、目をパチクリさせている。

広場に連れて行き、公衆の面前で惨めなポーズをとらせてやった。
大きな手でダブルピースしながら、蟹股になり、股間とケツの穴を晒してやったのだ。

「股に穴が空いてるぜw」「ちゃんと排泄できなかったから空けられたんだろw」「お漏らしかよww」
「いつでもうんうんしーしーできまちゅねーよかったでちゅねーwww」

周りから罵声を浴びせられて、身体をプルプルと震わす駄犬。こいつは愉快だw
唇をすぼめてチュッポチュッポしている。気持ち悪い。
と思ったら、股間の穴から勢いよくおしっこが噴き出してきた。
こいつ、恥ずかしくて震えていたのではなく、おしっこがしたかっただけなのだ。なんて奴だ。

「うげえ、こいつしょんべ漏らしたどw」「きたねぇ」「おいおい便所はここじゃねぇからww」
「これだから召使いエリーンは。」「うわクセぇ。湯気がこっちまで漂ってくるぜ」「飛沫かかったわ…(絶望」

周りの連中は顔をしかめつつもバッシングする。石を投げる者もいた。
公衆の面前で股間の穴から大量におしっこを噴出する駄犬。あまりに酷過ぎる。

やー愉快愉快。ひとしきり楽しんだあとは自らの粗相を改めさせるべく、
おしっこで濡れた地面を綺麗に舐めさせる事にした。チロチロと犬のように自分のおしっこを舐める。
これもまた愉快。周りの連中も「もっと吸い取るように飲め!」などと野次を飛ばす。

あー楽しかった。しかし、こいつはもう用済みだ。こんな奴がうちの召使いだなんて恥ずかしくてたまらん。
俺はこいつを売り払って家に帰った。全く金にならないドクズブスーンだったがね。

おしまい。

942しょんべりーん:2022/02/01(火) 05:04:38 ID:rXy2pB/o
〜我が儘ネコエリーンとお利口イヌエリーン 上〜

一人の生活にもいい加減飽きてきたので、エリーンを飼うことにした。
安い業者から買ったネコエリーンで、うちに届いた時は借りてきたネコ状態で大人しかった。
顔はお世辞にも可愛いとは言えず、エラが張っていて、つり目でムスっとした表情をしていた。

あれから一ヶ月、どこで躾を間違えたのか、とんでもない我が儘エリーンになってしまった。
いや、元々こうだったのだろう。最初はネコを被っていたのだ。
ろくに言葉も覚えようとせず、ショォだのテイーャーだの言ってあれこれ要求してくる。

エリーンは癒しだと思っていたのに、こんなに憎たらしい奴になってしまうとは。

今日も出かけ先で見かけたレストランに入りたいとゴネて、地団駄を踏むもんだからついつい入ってしまった。
席に着くと隣にもエリーンを飼っている女性が座っていた。
隣のエリーンはイヌエリーンのようで、うちのネコエリーンよりもまだ幼いようだ。
女性の隣にちょこんと座り、大人しく待っている。甘えん坊だが利口そうだ。

うちのネコエリーンは席についても落ち着きがなく、足をバタつかせたり、突然叫んだりしてうるさいし、
鼻くそをほじってテーブルにこすりつけるもんだから叱ったが、ちっとも聞く耳をもたない。
そうこうしてると隣の席に食事が運ばれてきた。おいしそうなニオイがこちらまで漂ってくる。

幼いイヌえりーんだしイヌ食いしたり、食べ散らかしてテーブルを汚すんだろうな、と思っていたが…。
イヌえりーんは女性が合図するまで料理に手をつけなかった。

女性が手を合わせ「頂きます」と言うとイヌえりーんも同じように大きな手をあわせて
「イチャァキマシュ」と舌足らずながらも丁寧に言った。なんて利口なエリーン。

流石にスプーンはくわまん持ちだったが、こぼす事なく上手に食べており、
時折、無邪気で可愛らしい笑顔を女性に向けている。なんて可愛いんだ。

すると、うちのネコエリーンが隣のイヌえりーんにちょっかいを出してしまった。
料理が来るまで待ちきれなかったんだろう。

ネコ「ンッンッ!ンー!ホォー!ホァァ!!」ネコエリーンが料理をよこせとまくしたてる。
イヌ「(モグモグ)…?!フェー...フェー…フェヨー...」突然の怒号に驚いたイヌえりーんは表情を強張らせて震えている。

ネコエリーンを叱り、女性に頭を下げると女性は「いいですよ^^」とにっこり笑ってくれた。可愛い。
イヌえりーんはすっかり怯え、女性にぴったりとくっついて離れようとしない。可愛い。

ネコエリーンの顔はいつも以上にムスっとした表情になり、ブスーンに拍車がかかる。
水の入ったコップに大きな指を突っ込むと、パッパッと辺りに水をばら撒く。
行儀が悪いにも程がある。大きな手をピタンッと叩いて叱ると、口をへの字に曲げてこちらを睨む。

隣の女性が「お腹が空いてご機嫌ナナメなのかな?エリーンちゃん^^」と話しかけてきた。
いつもこんな調子なのだが、どうやら他のエリーンはこんな風にはならないみたいだ。
「バタバタさせちゃってすみません」と再度頭を下げると、突然ネコエリーンが女性を指差して大声をあげた。

ネコ「バァ!ババァ!フンス!バァ!!ババァ!」

943しょんべりーん:2022/02/01(火) 05:07:10 ID:rXy2pB/o
〜我が儘ネコエリーンとお利口イヌエリーン 下〜

なんてことをいうんだこいつは。普段あれだけ言葉を覚える事を拒んできたというのに、
何故こんなピンポイントでこんな失礼なワードを口走るんだ。

女性の顔が引きつる…無理もない。俺は血の気が引いた。

今度はイヌえりーんを指差し「ブスーン!チビーン!バーヤ!」と罵倒し始めた。どの口が言うんだブスーンめ。
イヌえりーんはスプーンを握ったまま目に涙を浮かべ、プルプルと震えている。あーこれは泣くわ。

俺は慌ててネコエリーンの口を手で押さえ、これ以上失言がこぼれないように蓋をする。
ネコエリーンは当然のように手足をバタつかせて暴れ、俺の手に噛み付いてきた。いててて。

イヌ「…マ、マーマ…><」イヌえりーんが手を伸ばし女性に抱きつく。可愛過ぎる。

女性はイヌえりーんを胸に抱きヨシヨシと撫でる。イヌえりーんは女性の胸の中でスンスンと小さく泣く。
かたや、俺に取り押さえられながらも大暴れするネコブスーン。

この差は一体どこから…。イヌえりーんはまだ幼いのによく出来たエリーンだ。
うちのブスーンはイヌえりーんより大きいのにこの有様だ。さっきは店の外で地団駄を踏んでいたわけだし…。

俺はただ謝ることしかできなかった。女性の口元は笑っていたが、
同時に歯を食いしばっているのがはっきりとわかった。

女性はイヌえりーんを抱っこすると背中をぽんぽんと叩いたりさすったりしつつ、席を立ち、会釈をした。
こちらは深々と頭を下げる。女性は振り返る事なく会計を済ませ、店を出ていった。

ネコブスーンはすぐさま隣の席に向かい、テーブルの上に乗っかって、食べ残しの料理に喰らいついた。
スプーンなど使うこともなく皿に顔をくっつけ、イヌ食いならぬネコ食いをしている。

俺にはもうネコブスーンを叱る元気は残っていなかった。傍若無人に振舞うネコブスーンの様子を見つめる。
エリーンを飼うのは今日でやめにしよう。安い業者に頼ったのが悪かったのだ。

豊穣祭後、労働力として雇われていた労働エリーンには多くの欠員が出たと聞いている。
恐らく力尽きたのだろう。ネコブスーンの引き取り先はそこにしよう。きっと引き取ってくれるはずだ。

ネコ「クッチャペッチャペチャクッチャ!ヨーゥ!ホワァッ!クチャニチャニチャヌチャ...ハフッ!チャニチャミッチャ!.ミャァ!ゲップォォ!!プハー...ミャァ」

今のうちにしっかりと食べておけよ。

おしまい。

944しょんべりーん:2022/02/01(火) 05:14:04 ID:rXy2pB/o
〜エリーン研究所「エリーンの繁殖実験」〜

ここはとあるエリーン研究所。
元は変態ヒュマ♂達によるサークル的な存在だったが、ある時から急激に勢力を増大させた。
広告代理店や芸能事務所、人材派遣会社なども裏で大きく関わっているらしい。
研究所の場所は極秘だが、噂では有名芸能人や政治家なども頻繁に出入りしているとか。闇が深そうだ。

研究所ではエリーンに関する様々な研究が行われており、倫理観や宗教観、法律などは機能していない。
拷問、性的虐待、人身売買、臓器売買、エリーン食などなど…何でもありだ。

今回の研究テーマはずばりエリーンの繁殖だ。研究所でエリーンを生産出来れば何かと都合が良いからだ。
エリーンの出生については謎が多い。"木から生まれる"という説もあるが、実際のところは定かではない。
そこで、エリーン研究所では野良エリーンを多数捕獲し、エリーン同士で交尾をさせて繁殖を試みていた。

隔離部屋の中ではエリーンにだけ効く媚薬(お香)を充満させ、強制的に発情を促す。
発情したエリーン共は欲望のままに股間を相手のエリーンに擦り付けたり、パンパンと叩きつけている。

本来ならユリーン同士の行為は甘美で気品溢れるものだが、野良エリーンともなれば話は違う。
ガリガリに痩せた身体に浅黒い肌、強制発情による血走った目、欠損したケモ耳には毛じらみが湧いていた。
激しい摩擦とピストンで股間の皮膚はめくれ上がり、ジュクジュクと化膿している。
垢や膿と混ざり合った愛液はドドメ色になっており、酷い悪臭を放っていた。何か良くない菌が繁殖してそうだ。

発情ネコエリーンはギンギンに硬直したしっぽで発情キツネエリーンのケモ耳、口、局部、肛門を何度も犯し続けた。
発情キツネエリーンもまんざらではないようで、だらしなく涎を垂らしながら絶頂を繰り返していた。

とてもじゃないが見ていられない。美しさの欠片もないおぞましい光景だ。
しかし、この実験を何ヶ月続けてもエリーンが身ごもる事はなかった。

エリーンはポポリの♀という説もあるので、無理矢理ポポリとも交尾させてみたが上手くいかなかった。
フカとの交配に成功したフカリーンなる存在も報告されているが、こちらの実験も失敗に終わった。
それどころか感染症を患い、ポポリ、フカ、エリーン共に最期は苦しみに悶えながら死んでいった。

このまま続けても無意味だと上層部は判断し、この実験は失敗という形で幕を閉じた。
隔離部屋の発情エリーン共は全て廃棄処分。一切の証拠も残さず闇に葬られる事となった。

おしまい。

945しょんべりーん:2022/02/01(火) 05:19:21 ID:rXy2pB/o
〜エリーン研究所「毛リーンの観察 上」〜

それは突然だった。アイドル的な人気を誇るウサギエリーンが両手を大きく上げてジャンプをした。
可愛いエリーンジャンプだ。ウサギエリーンらしくぴょんぴょんと跳ねた。

だが、俺は見てしまったのだ。腋から覗くモサッとした毛を。腋毛を。
エリーンに腋毛が?!そんなバカな事があってたまるか。

…しかし、エリーンは獣だ。毛深いエリーンがいたとしても不思議ではない。クソポポリなんて毛むくじゃらだ。
それから俺はエリーン研究所の研究員となり、エリーンの体毛についての研究に没頭した。

結論から言うと、毛深いエリーンは存在する。我々研究員は毛リーンと呼ぶ事にしている。
一般的なエリーンの中にも毛リーンは何割か存在しており、普段はムダ毛処理をしているようだ。

ツルツルスベスベのエリーンもいるが、ムチっとした太ももを見ると細かいウブ毛が生えていたりする。
それでも艶があり、吸い付くような感触は何度触ってもたまらないものがある。

毛リーンの話に戻そう。毛リーンにも程度というものがあるようだ。

・定期的にムダ毛処理をすれば問題なく暮らしていける毛リーン。
・毎朝処理をしても午後にはチクチクと毛が生えてきてしまう毛リーン。
・身体はさほどでもないが、顔にヒゲが生えている毛リーン。
・全身毛むくじゃらの毛リーン。

全身毛むくじゃらの毛リーンが文化的な暮らしを送るのは難しいらしく、
捕獲したサンプルは貧乏野良エリーンだった。警戒心は強かったが、エサをチラつかせると簡単に釣れた。

946しょんべりーん:2022/02/01(火) 05:20:36 ID:rXy2pB/o
〜エリーン研究所「毛リーンの観察 下」〜

観察室に入れ、身体に巻きつけていた粗末な布を剥ぎ取り全裸にすると、身体をすぼめてこちらを睨んだ。
にしても臭いし不潔だ。恐らく毛じらみやノミだらけだろう。だが、これも研究の為だ。
エサをチラつかせつつ、ガリガリに痩せた胸や腹を優しくさすると大人しくなり、股を広げて仰向けになった。

エリーンといえばぺたんこで薄い上半身が特徴的だ。もち肌で触り心地は抜群だ。
しかし、この毛リーンは違う。胸も腹も毛むくじゃらなのだ。毛深いという域を超えている…。
エリーンと間違えてただの動物を捕まえてきてしまったのではないかと錯覚する程だ。

ボサボサの髪をかき分けてケモ耳を確認すると、イヌエリーンである事がわかった。
先程からピョンピョンとノミが跳ねている。ケモ耳の付け根辺りには毛じらみの卵がびっしりついていた。
流石にキツいものがあったが、俺はエリーンの体毛を研究してるんだ。我慢するしかない…。

顔の体毛も酷く、ゲジゲジの眉毛は左右が繋がるだけではなく、眉尻からこめかみへ向かう。
そして、もみあげからほっぺた、口の周り、鼻毛まで見事に繋がっている。
こんなに毛むくじゃらの顔なのにはっきりとわかる事がある。この毛リーンはブスだ。ブスーンだ。

エリーンのへそもまた、マニアの間では人気が高い部位であり、へそごまは高値で取引されているらしい。
へそごまエリーンなどという風変わりなエリーンが存在する事も当研究所では調べがついている。

この毛リーンの場合、へそ周辺から体毛が一層濃くなっており、下腹部へと繋がっている。
いわゆるギャランドゥという奴だ。へそにはへそごまがびっしり詰まっていて真っ黒になっていた。

こんなものが高値で取引されているなんて、世界は広い。性癖は人の数だけ存在するのだろう。
もっとも、エリーンの体毛を研究してる時点で、俺も十分変態なのだという事を自覚しなければならない…。

顔を赤らめて股を開いているので陰部もよく観察してみたが、これは酷い。
エリーンは絶対的ツルマン、そう思っていた時期が俺にもあった。だが、現実はこうだ。

へそから繋がった陰毛は飛び抜けて濃く、陰部は毛じらみとカンジダの温床だった。
陰毛はそのまま痩せこけた太ももとお尻まで繋がっており、途切れる事なくしっぽに向かっていた。

俺が顔をしかめながら観察していると、甘ったるく「ァーン..ンー///」と声を上げる毛リーン。
股を広げたまま腰を浮かせてくる。どうやら発情しているようだ。涎を垂らしてこちらを見ている。
こんなに気持ち悪い誘惑は初めてだ。気分を害した俺は観察を止め、観察室を出た。

観察室に施錠をかける俺の手は毛だらけになっていた。
手の平には潰れた毛じらみの赤い血が幾つも点になって残っていた。

着慣れた白衣にはノミがたかり、ぴょんぴょんと元気に跳ねていた。

あの時の毛深いウサギエリーンのように。

おしまい。

947しょんべりーん:2022/02/01(火) 05:25:29 ID:rXy2pB/o
〜エリーン研究所「様々なエリーン」〜

近年、エリーンには様々なタイプが存在する事がわかってきた。
ヴァルキオン連合の兵士として活躍出来るエリーンは極一部であり、大半は可愛いだけで面子を保っている。
これらのエリーンについてはもはや説明不要だと思うので、ここではエリーンの闇の部分について触れていく。

未就学エリーン。そう呼ばれるエリーンがいる。要は教育を受けていないエリーンの事だ。
しかし、現在では未就学エリーンの一言で片づけられない程細分化しており、亜種も増えているようだ。
一部ではあるが、そんな未就学エリーンについてまとめてみよう。

・飼いエリーンとして飼い主と暮らしていながらも様々な理由で教育を受けられず、バカなままのエリーン。
・飼いエリーンの部類とされながらも、その実態は殴られたり、こき使われるだけの虐待奴隷オ〇ホエリーン。
・上記の飼いエリーンが捨てられた、捨て子の野良エリーン。この場合は多くが自然環境に適応出来ず、死ぬ。
(また、戦況の悪化で飼いエリーンから戦災孤児の野良エリーンとなったケースも多く報告されており、
 この中には教育を受けた一般的なエリーンや富裕層のエリーンも存在するが、大抵の場合は売女になる)

・生まれた時からずっとソロの野良エリーンもほとんどがすぐに死ぬが、獣の特性を活かして生き残る者もいる。
・生き残った野良エリーン共が身を寄せ合って集落を作る事があるが、文化レベルは著しく低い。
・野良エリーンは基本的に脆弱だが、攻撃的で凶暴性を発揮した者を野生エリーンと呼ぶ学者もいる。
・飼い、野良関係なく他のエリーンと馴染めず、コミュ障のエリーンをぼっちりーんと呼ぶ事もあるとか。
・稀に亜種エリーンとしてサリサリ化したサリサリーンや、フカと交配したフカリーンなどもいるらしい…。

このように未就学の飼いエリーンや野良エリーンの中でも枝分かれして細分化している。
呼び方も地方や状況に応じて変わるらしい。とにかく数が多いのでまだ未発見のエリーンもいるだろう。
いずれも貧困に苦しんでいる場合が多いので、貧乏エリーンと呼んで差し支えないかもしれない。

そして、最近注目を集めているのが、一般的なエリーンよりも幼いえりーんだ。
元々エリーンは少女のような可愛らしい見た目が特徴だが、それよりも更に小さく幼いえりーんが存在するのだ。
今のところ確認されているのが、幼児えりーんであるおちびーん。赤子えりーんであるばぶりーんだ。
これらの幼いえりーんはエリーン出生の秘密を解く鍵である可能性があり、高値で取引されている。

エリーンの知能レベルには個体差があり、それこそ連合兵士やミステリウム研究員になるエリーンもいるが稀だ。
大半はバカでわがまま、自分は可愛いと信じて疑わないタイプが非常に多い。
これは環境の影響もあるが、本能として身についているのではないかと考える学者もいるようだ。

エリーンの成長にも興味深い点が多々ある。多くのエリーンは少女のまま成長が止まっているように見える。
BBAのエリーン、通称ババリーンは都市伝説として語られる事もあるが、未だ発見はされていない。

幼いえりーんも順調に行けば時間経過と共に成長をしていくはずだが、
どういうわけか幼いえりーんのまま成長が止まってしまうのだ。
研究所ではエリーンの成長をテーマにあらゆる実験を行っているが、成果は芳しくない。

バランスの整った食事を与え、教育や躾に関しても上流階級並のカリキュラムで飼育しても成長しないのだ。
「ァーィ」だの「ショォ」だのエリーン特有の言葉を発する事はあっても人の言葉は話せず、読み書きも出来なかった。
食事に至っても同じでスプーンすら自分で持てず、涎を垂らして大きな口を開ける事しか出来なかった。
排泄は勿論、垂れ流し。何度トイレトレーニングを行っても全く身につかなかった。

これは一体どういう事なのだろうか。知能レベルがどうとかそういう次元の話ではないのかもしれない。
時間が止まってしまったかのように見た目も中身も成長していかないのだ。
それでいて、ある時突然死んでしまう。とても死にやすいのだ。これには研究員も頭を抱えるばかりだ。

中でもばぶりーんは非常に脆弱で、天然の生きたばぶりーんを発見し捕獲出来る事自体奇跡に近いという。
この研究所でもそんな奇跡の個体を保育器に入れて無菌室で飼育しているが状態は悪く、とても衰弱している。
生命を維持する事すら困難な状況なので、ばぶりーんを使った実験は恐らく不可能だろう。

おしまい。


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