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エリーンちゃんとの愛の妄想を書き込むスレ 2ペロ目

1名無しさん:2014/09/12(金) 18:09:50 ID:qJ/hqs.Q
エリーンペロペロ

689しょんべりーん:2015/08/07(金) 12:28:07 ID:P5w4XIQI
キャンデー食べ過ぎて具合悪くなっちゃうエリーンちゃんいいですね〜!糖尿エリーンの誕生ですわ。

690しょんべりーん:2015/08/07(金) 12:34:26 ID:P5w4XIQI
〜迷子リーン その6〜

――(チュン...チュンチュン…)数時間後、この深い森にも再び夜明けがやってきた。
空の瑠璃色が次第に淡くなっていく。雲一つないイイ天気だ。今日も暑くなりそうだ。


「ヘァ..ハェ…ヘァッビリッシュ!!ズッ..ズズゥブリチュチュ…(鼻」爽やかな朝の訪れをリスエリーンの下品なクシャミがかき消す。
疲労+慣れない野宿+おねしょで濡れた身体。寝冷えして体調を崩してしまったようだ。
ぐったりしながらも身体を起こすリスエリーン。熱があるようで顔が火照っている。

ジュースが飲みたい、おかゆが食べたい、お股が気持ち悪いからキレイキレイして欲しい、イイコイイコして欲しい。
体調が悪い時はいつも以上に甘えん坊になってしまうものだ。リスエリーンもまだまだ幼いのだ。

普段ならこういう時は家主が手厚く看病してくれたものだが、今はリスエリーン独りだ。
自分が今どこにいるのかもわからず、帰り道もわからない。助けを呼ぼうにも人がいない。
リスエリーンのように生活の全てを家主に依存し、教育も受けていない飼いエリーンは野生では無力だ。

ぼんやりした頭で空洞から這い出るリスエリーン。下腹部の湿り気からおねしょをしてしまった事に気付く。
粗末なワンピースをたくし上げると、おパンツの中に手を入れてボリボリと掻き毟る。かぶれてしまったようだ。
お股や太ももの内側にはひっかき痕が浮かび上がり、掻き毟った爪の間には黒い垢がびっしりと詰まっていた。
リスエリーンは爪の垢をほじってクンクンと匂いを嗅ぐと、火照った顔でだらしなくニヤけた。

さて、これからどうしよう。身体が重い。あちこち筋肉痛だし足にはマメが出来てしまっている。
ねこリュックの中を覗いてみると、一部のカブトムシは潰れ、大半が弱っていた。
リスエリーンの大きな頭が一晩中圧迫し続けていたのだから当然の事だ。可哀想なカブトムシ。
小汚いポポリぬいぐるみはカブトムシの抵抗によってあちこちから綿が飛び出している。

こんな弱々しいカブトムシなんてもういらない。ねこリュックをひっくり返してカブトムシを逃がす。
弱ったカブトムシが森の中に逃げていく。彼らも必死だ。だが、カブトムシにとっては命拾いしたとも言える。
野生の暮らしに慣れた野良エリーンならカブトムシは食用だ。貴重な蛋白源になるからだ。
未就学飼いエリーンであるリスエリーンにそんな知識はなく、あったとしても食べる度胸はないだろう。

因みに、ねこリュックとはいってもリスエリーンが所持しているねこリュックは一般普及品とは違い、
ただのリュックに家主が猫のアップリケを貼り付けただけの簡素なものだ。家主の家庭的な一面が垣間見れる。

現状は厳しい。クッキーは昨日全部食べてしまった。ビー玉やおはじきなんて何の役にも立たない。
周辺をウロウロしても食べられそうなものはない。まず、食べられるものを見分ける知識がない。

…頭がクラクラする。。リスエリーンはおねしょした空洞に戻ると、ねこリュックを枕にして横になった。
カブトムシを逃がしてしまったので厚みはないが、ないよりはマシだ。

「ケホッ…ケホケホ」小さく咳をするリスエリーン。動けそうにないので、しばらく空洞の中で身体を休める事にした。

691しょんべりーん:2015/08/09(日) 09:52:49 ID:P5w4XIQI
〜迷子リーン その7〜

「ゲッホォ!!エッヒィィン!!ヒィヒィン!!ゲッホォォッゲッヒィィ!!!」激しい咳が老木の空洞から聞こえてくる。
あれから何日経ったのだろうか。リスエリーンは今日も空洞の中で横になっている。
初日の元気はどこにいったのか。髪はボサボサ、汚れた身体、悪臭、ほっぺたはコケて酷くやつれている。

リスエリーンのしっぽは表より裏側の毛の方が柔らかく、モフモフしていて色も白い。触り心地も抜群だ。
そんなしっぽは既にどちらが表か裏かわからないほどに汚れていて、下水道を這いずるナメクジのようだった。
ナメクジしっぽは力なく垂れ下がったままピクリともせず、大量のノミが弾ける炭酸のように跳ねていた。

ワンピはめくれ上がって下半身が丸出しだ。お股やお尻、太ももは酷く汚れていて、かぶれも悪化していた。
左足首には汚物まみれになったおパンツが引っかかっていた。片方脱ぐのがやっとだったみたいだ。
首周りや背中には汗疹が出来ており、我慢出来ずに掻き毟るので爛れてグジュグジュしていた。
また、ケモ耳やナメクジしっぽの付け根にはカビが生えてきていた。

それにしてもあまりに汚いし臭い。そう、実は少し前から下痢が続いているのだ。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ある日の午後。発熱と夏の暑さで動けず、ウトウトしていた所を襲った急な腹痛。下痢はいつだって唐突だ。
おねしょに気付かないリスエリーンでも流石にこれには目を覚ましたがどうする事も出来なかった。
かぶれたお尻にキュッと力を入れて肛門を締めたが、下痢便の噴射力は想像を絶する。

「(ヘペベッ…!ピッピブルブリリチシャァァァァ!!チビチチリビリリチシィィィッッッ!!)フンギョォォォァアッ!!!オォアッ!!ァァアゥォッッ!!ショォオ!」

リスエリーンの狭くて小さい肛門から物凄い勢いで噴き出した糞便は完全に液体化しており、
スプレーのように霧状になる事もあった。自分ではコントロールが出来ないレベルの排泄。
腹痛と強制排泄による恐怖に慄きながら身体を仰向けから横向きに変えてお尻を突き出す。
既にお尻はビチャビチャだ。度重なるおねしょを乗り越えてきたおパンツにトドメが刺された瞬間でもあった。

糞便色に染め上げられたおパンツに追い討ちをかけるように第二波、第三波が襲った。
噴射の度におパンツがモワッ!モワッ!と膨らんで繊維を突き破る。おパンツによる糞便の裏漉しだ。

「(モワッシィィッッ!!プシャァァ!!ピュルルピシチチ!)(ジョロロ..ロロロ)オァゥ!ペーヒッ!チッ!ョョペ..ギギギ...(>皿<)」
歯垢だらけの歯を食いしばって波が引くのを待つ事しか出来ないリスエリーン。額に汗が滲む。
糞便に紛れて紅茶のようなおしっこも申し訳程度にお股から零れる。僅かに風情を感じるおしっこのせせらぎだ。

…ひぐらしが鳴く頃、空洞の中は糞便とおしっこで水溜りが出来ていた。酷い悪臭だ。
これではモンスターも近寄ろうとすら思わないだろう。腐ったビチグソポポリのような臭いだ。
リスエリーンは口をポカーンと開けたまま首の汗疹をボリボリと掻き毟っていた。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

その日を境にリスエリーンは急激に衰弱していった。
発熱、激しい咳、下痢…絶食状態と夏の暑さはリスエリーンの体力を容赦なく奪っていく。
近くを通りかかる者は誰もいなかったし、家主が助けに来てくれる事もなかった。

692しょんべりーん:2015/08/11(火) 08:47:05 ID:P5w4XIQI
〜迷子リーン その8〜

身体が重い、熱い。食欲すら湧かなくなったし、汗もかかなくなった。しっぽニーに耽る元気もない。
あれだけ豪快にやらかしたおねしょも今は極々少量で、濃いおしっこがチョロロと漏れる程度になっていた。
濃いおしっこがかぶれたお股や太ももにかかるとヒリヒリするらしく、眉間にシワを寄せて悶えた。

空洞内を沢山のハエが飛び回る。ケモ耳の中にハエが入り込むと反射的にケモ耳がピクンと動く。
糞便の水溜りには小さくて白いものがウネウネと動いている。蛆虫が湧いているようだ。
リスエリーンの足の指は水虫でグジュグジュになっていた。足の指の間に蛆虫がまとわりついている。

酷い有様だ。真夏に田舎のボットン便所の中を覗きこんだような…そんな状況だ。

「…ゥー...ギッギギギ...ヨー…ョーゥ!フィッ!」ありったけの気力を振り絞って何とか起き上がると、
枕代わりにしていたねこリュックに大きな手を突っ込んでモゾモゾと何かを探し出す。
もはや目もあまり見えていないようで、片目はあさっての方を向いていてピントがズレていた。

舌を出して「ェーゲ..ェゲヘ…ペー…」と言いながら取り出したのは小汚いポポリぬいぐるみだった。
綿が飛び出たポポリぬいぐるみを大事そうに抱えると、少し安心したような表情を浮かべるリスエリーン。
パッと見はお転婆なリスエリーンだが、女の子らしい一面もあるのだ。「ァーィ//」と嬉しそうに微笑む。

ポポリぬいぐるみを脇に抱えつつ、更にねこリュックの中を漁るリスエリーン。
次に取り出したのはおはじきだった。おはじきで遊ぶ元気など残っているのだろうか。

「……。」

ピントのズレた目でおはじきをぼんやりと眺めるリスエリーン。

「……?」

指でつまんだおはじきを目を凝らして見つめるが、ズレたピントは戻らない。眼球はシワシワだ。
リスエリーンにはこれがおはじきだという事が認識出来ていないのかもしれない。見えていないのだ。

「…ッ……ミャ....ミャァ///」

甘ったれた歓喜の声をあげると、リスエリーンは指でつまんだおはじきを口に運んだ。
どうやらリスエリーンの目にはおはじきが飴玉か何かに見えたようだ。

熱を帯びたリスエリーンの口内に招かれたおはじきは少し…そう、少しだけヒンヤリしていた。
右へ左へ、左から右へ、おはじきを転がすリスエリーン。当然、味は感じないはずだ。おはじきなのだから。
それでもリスエリーンは何らかの味覚を得ているようにも見えた。食べ物として認識しているからなのか…。

何かを口に含むのは何日ぶりだろうか。それが例え食べ物ではないとしてもリスエリーンは満たされていた。
しかし、口内は既に涸れ切っていて唾液はちっとも分泌されなかった。
リスエリーンの小さな唇は深いひび割れが幾つも出来ており、皮がめくれて血が滲んでいる箇所もあった。

693名無しさん:2015/08/12(水) 18:35:46 ID:Yaxk3zLY
かわいそう

694しょんべりーん:2015/08/13(木) 10:57:34 ID:P5w4XIQI
〜迷子リーン END〜

再びねこリュックを枕代わりにしてコテンと仰向けになるリスエリーン。
小汚いポポリぬいぐるみを両手で抱きしめたまま、おはじきを舐め続けている。

「ップェ..ンナ..ェォェ…フェー..ンナ…(カッ..コケ…ケォ)」口内でおはじきが転がっては汚い歯にぶつかる。

近所のエリーン達は夏休みに先駆けて学校から肝油ドロップを買っていた。
ドロップの缶を振るとカラカラと気持ちのいい音がするので、エリーン達は缶を振ってはニコニコしていた。
だが、リスエリーンは学校に通っていなかったのでドロップを買えず、エリーン達の輪にも入れず、
小汚いポポリぬいぐるみを抱えながら指を咥えて見ている事しか出来なかった。

そんな記憶も今となっては遠い昔のような気がする。糞便まみれの空洞の中で独り、思い出に耽るリスエリーン。
家主は厳しくもあったが、我侭なリスエリーンを大切に育ててくれた。

嫌いな野菜を捨てて叱られたあの日、学校に行きたくないと駄々をこねて暴れたあの日、
おねしょの翌日、ぼやきながらもシーツを洗ってくれた家主の横顔、

お風呂に入ると必ず足の指の間まで丁寧に洗おうとしてくる家主。くすぐったくて…。
乱暴に扱ったせいで首が取れたポポリぬいぐるみを、何も言わずに縫い合わせてくれた家主。
虫歯にならないように、と毎晩寝る前に膝枕で歯磨きをしてくれた家主。歯磨きはイヤだけど膝枕は好きだった。

家計簿をつけて頭を抱えていた家主。仕事から帰っても、夜遅くまで内職をしていた家主。
"大きくなったら渡すから"と毎月リスエリーンの為に積立をしていた家主。
…家主に会いたい…帰りたい。イイコにするから。学校にも行くから。だから、家主とまた二人で…。
今になって様々な想いがリスエリーンの脳内を駆け巡る。自分は守られていたのだと、ようやく実感した。

…。

「……ァーィ........ッッ?!?ゴェホッ!ゲェェッホェホゲッホ!!ギィッヒィィンヒンィィン!!!(;>o<;)」
突然、激しい咳の発作を起こすリスエリーン。肺の奥から鳴り響くようなイヤな咳だ。

「ゴェコッッ?!!...ォゴ..ッ…ゲォココ!!(((;;゜3゜;;)))」
なんと、咳の反動でおはじきが喉につかえてしまった!ピントのズレた目を見開いて苦しむリスエリーン。
渇き切った喉は全く潤滑せず、おはじきは最初からそこに収まるべく存在したかのように気道を塞ぎ続けた。

「コェッ!コェッ!ッケ!コッ..!!ェコォ!(((;~a~;))))」(ビチャン!ビチャチャ!チャーン!!)(チョビッチョロロッ…)
そんな体力どこに残っていたんだと言わんばかりに暴れるリスエリーン。
丸出しの下半身を弾ませて糞便の水溜りに打ち付けると、空洞中に糞便がスプラッシュする。
痩せこけたほっぺたや、ボサボサの髪、汗疹の首筋、かぶれた下半身が糞便でメイクアップする。
微量だがおしっこもお股からオーバーフローする。

「ッッコ...コッッ!...ェッコエッコ!……((;; ̄n ̄;;))」
顔はチアノーゼを起こして紫色になっており、徐々に身体の動きも大人しくなってきた。
小汚いポポリぬいぐるみを大きな手でギュゥと掴んだまま、声にならない声をあげている。

「…ッ……コ……コォ....」
…声なのか気管からの音なのかわからないが、リスエリーンはそう発すると白目を剥いて事切れた。

695しょんべりーん:2015/08/13(木) 10:58:58 ID:P5w4XIQI
〜迷子リーン エピローグ〜

どれだけの月日が流れたのだろうか。深い森の奥で二名の遺体が発見された。
行商を生業としているキャラバンが偶然見つけたのだという。

遺体はいずれも白骨化しており、一名は小さなエリーンで、老木に空いた穴の中で発見された。
空洞内は汚れていて生活感がある事などから、このエリーンはここで生活していたのではないかという見解だ。
所持品はボロボロのリュック内におはじきとビー玉が数個、遺体が強く握り締めていたぬいぐるみ?だけだった。
ぬいぐるみと思しき物は遺体の腐敗と共に風化が進んだらしく、原型を留めていなかった。

もう一名は成人男性でモンスター出没区域の近くで発見された。身体が一部欠損している事などから、
中型モンスターに襲われたのではないかという見解だ。所持品は銀貨数枚と小さなエリーンの写真が一枚。
頭の悪そうなリスエリーンが新品のポポリぬいぐるみを抱きしめてニヤけている姿が写っていた。

地元の警察はこの二名の遺体に何らかの関連性があると見て調べていたが、
管轄内の行方不明者リストには記載されていなかった為、未就学エリーンとその保護者である可能性が浮上。
よって、捜査はすぐに打ち切られた。この手の話は幾らでもある。捜査するだけ無駄なのだ。


――(ピーヒョローピッピーヒャララリ♪)(ポフーッポフィヒィィ♪)

今日もどこからか音痴なリコーダーの音色が聞こえてくる。


おしまい。

696しょんべりーん:2015/08/13(木) 11:07:48 ID:P5w4XIQI
これで迷子リーンの妄想はおしまいです。ありがとうございました。
進行は遅めですが、また何か書いたときはよろしくです。

697名無しさん:2015/08/13(木) 16:18:53 ID:hQ0DtnbI
うp乙
なにこれ切ないぞー(´;ω;`)

698名無しさん:2015/08/13(木) 16:36:43 ID:zxGmOiZA
もっと暴力とかに晒されるほうが好みかな(ゲス顔)

699名無しさん:2015/08/13(木) 22:43:20 ID:qtqkolKw
乙!いつもエリーンちゃんの自業自得だけど今回は中々精神にくるね
肺炎と脱水症状からの窒息死か…
てっきり家主は見捨てたものと思ってたけど探しにきてたんだね…悲しい

700名無しさん:2015/08/14(金) 15:07:54 ID:/QRsTYE2
悲しいなぁ

701しょんべりーん:2015/08/17(月) 19:43:50 ID:P5w4XIQI
〜採集放置おかっぱブタデブーンとインガマン 上〜

鬱屈した日々を送っていた。毎日がつまらない。
何処かの世界では"もう駄目猫のゲーム"と言ってうなだれるのが定番のようだ。

そんな中での祝祭開催。気分転換を兼ねて参加してみる事にしたが、何故かイチゴの採集をする事になった。
リリア・エリーンには配達のバイトまで頼まれるし、、はぁ…この作業感。
まぁ、報酬はもらえるみたいだし、イチゴの採集なんてさほど時間もかからんだろう。

と思ってたんだが…イチゴ畑に着くと採集ペットのルイが忙しく働いていた。
めまぐるしい勢いで次々とイチゴを収穫していく。実に手際のイイ作業。こいつはデキるぜ。
などと感心してる場合じゃない。これじゃ俺が収穫出来ないじゃないか。
すると、川べりの方から何やらムシャムシャと音が聞こえる。気になったのでチラッと様子を見てみる事にした。

そこにはブタのきぐるみ(胴)を着たおかっぱネコエリーンがふんぞり返ってイチゴを頬張っていた。
口の周りはイチゴの果汁だらけだ。きぐるみにも果汁が飛び散って汚れている。
にしてもこのエリーン、明らかに太っている。二重顎でほっぺたはパンパン、汗ばんで前髪が額にはりついている。
膨張した身体はきぐるみ越しでもわかるくらいにたるみきっており、お腹の肉が何段にも重なっている。

街で痩せこけた乞食エリーンは見た事があるが、ここまで肥えているエリーンを見たのは初めてだ。
こいつは噂に聞くデブーンだろう。不摂生と恵まれた暮らしに堕落しきっている。まさに豚だ。それに汗臭い。
体型を隠す為にきぐるみを着ているんだろうが、中はムレムレなんだな。脱いだ途端に湯気が上がりそうだ。
これだけ汗をかいても痩せないんだから、毎日相当な量を食べているはずだ。

俺が驚いている間もデブーンはイチゴを頬張りながら高級練乳をチューチュー吸っている。醜悪な姿だ。
リリア・エリーンは忙しくてこの事に気付いていないようだ。このままではイチゴが食い尽くされてしまう。
意を決してデブーンに声をかけてみる事にした。大丈夫、俺は強い。インガマンなのだ!

俺「あ、あのお嬢さん。人が多い時間帯での採集放置はやめてもらえないでしょうか^^;」
デブーン「(クッチャクチャ..モグモグ..クッチャ)…フェー?採集なんて下々の者にやらせておけばいいんデブゲェェェップ、ゥィィ」
俺「いや…でも、僕も収穫したいですし、このままじゃイチゴなくなっちゃいますよぉ><」
デブーン「ハァ?そんなのエリーンちゃんの知った事じゃないデブ。アンタもエリーンちゃんにイチゴを献上するデブ」

なんて野太い声だ。これがデブーンの声か。声帯まで脂肪で出来ているようだ。
…下手に出てりゃいい気になりやがって。俺はインガマンなんだぞ!怒ったぞ!

702しょんべりーん:2015/08/19(水) 23:28:14 ID:P5w4XIQI
〜採集放置おかっぱブタデブーンとインガマン 下〜

俺「だからここは共同で使う場所なんだから独占するのは良くないだろって言ってんだよ。」
デブーン「フンッ!デブ。可愛いエリーンちゃんが一人いれば十分なんデブ。邪魔するなら帰れデブ!」
俺「ギギギ…このおかっぱブタデブーンが!もう許さん。インガマンの俺が制裁を加えてやる!!」
デブーン「ショォオォ?!?!い、いきなり何するデブ!やめるデブー!まだ食べ足りないデブー!」

俺はふんぞり返るデブーンを持ちあ・・持ち上g…フンッ!!持ち上げる。エリーンの分際で生意気な重量だ。
もし、俺がインガマンではなくてデヴァマンだったらこうはいかないだろう。流石だぜ俺。

デブーンを肩に乗せる。きぐるみ越しにたるんだ身体と汗の感触が伝わってくる。ブヨブヨでギトギトしている。
そういや昔、こんな奴に襲われた事があったな。なんて奴だったかな、えーっと。。
…不浄な土の精霊だ!デブーンは不浄な土の精霊によく似ている。不浄なブタのデブーンだ。

などと考えてる間も肩の上で暴れるデブーン。「早くおろすデブー」だと。痛くも痒くもない、重いだけだ。
肥えるだけ肥えてすっかり身体が鈍ってしまっているようだ。
要望通りにデブーンをおろしてやる事にした。せーのっ!(ッパッチャーーン!!)川にな!
勢いよく投げたわけでもないのに物凄い水しぶき。デブーンの体重がかなりのものだという事がわかる。

デブーン「ァァップ!ップヘォパッ!」(バシャバ!ッシャッシャ!)
デブーン「ァァ゛ダズゲテ!デブ!」(シャバズッフ!゚ンズッパ!!)
デブーン「ッボレ..ッパァフ!!オボデブ..」(ザッパァツ..ゴボボボ)
デブーン「,,,,ダズ...ダスゲデ..デブ…」(ポポポ...ゴゴポポポ...)

俺は表情一つ変えずに眺めていた。目の前でデブーンが溺れている。きぐるみが水を吸って重量を増していく。
手足のもがきは次第に小さく弱くなっていき、限界が近い事を知らせる。俺の中に一つの感情が芽生える。
ポコポコという音と共にデブーンが川の底へと沈んでいく。歪んだ水面は徐々に穏やかさを取り戻す。

ふと、水面に俺の顔が映り込む。揺らいだ水面のせいなのか、俺の顔は笑っているように見えた。
実際に自分の顔を手でなぞってみる。…確かに俺は笑っていた。そうか、これだったんだ。
目の前でデブーンが溺死する様子を見て、俺は高揚していた。とても満足していた。

鬱屈した日々を送っていた。毎日がつまらなかった。デブーンがそれを変えてくれた、気付かせてくれた。
やっぱり俺は悪いヒューマンだった。インガマンとして自分を偽って生きてきたが、もうおしまいだ。
これからは楽しい日々が始まる。素晴らしい夏が始まるんだ。

おしまい。

703名無しさん:2015/08/20(木) 13:32:12 ID:EH8MZpgQ
もう新作か!しかもデブーンてw
このヒューマンって前もおかっぱエリーン殺してなかったか?w

704名無しさん:2015/08/21(金) 14:56:01 ID:uUKu0HxQ
マジかよインガマン最低だな

705名無しさん:2015/08/21(金) 15:07:58 ID:bx6BaC8A
超一流戦士のレンブエリーンに嬲り殺されるべき

706名無しさん:2015/08/24(月) 09:05:27 ID:brz8DnaU
インガマン最高w沢山の生意気エリーンをヤっちまえww

707名無しさん:2015/08/24(月) 14:51:04 ID:P5w4XIQI
前に書いた話を覚えていてくれてる人もいるのね、ありがたいです。
確かにインガマンは>>258で書いたヒュマ♂を元にしてます。ネタのリサイクルで平和と調和を愛します。

708名無しさん:2015/08/24(月) 14:52:49 ID:P5w4XIQI
〜ディーラーエリーン 4thアニバーサリースロット編〜

4周年を記念して、4thアニバーサリースロットが絶賛稼働中のアルボレア。
巷ではエリーンメダルを得るために毎日沢山のデュリオン(幻影)が倒されている。
倒すとデュリオンから律儀に「やってくれたな」という件名でメールが送られてくるのだ。

前回、HIGH&LOWでイカサマをしていたディーラーエリーンのキツネエリーンは解雇された。当然だ。
そこで今回は新たにウサギエリーンがディーラーエリーンとして抜擢される事になった。
だが、新ディーラーエリーンは不服そうだった。何故ならスロットの絵柄がキツネエリーンのままだからだ。

「今回はエリーンちゃんが主役なのデスから、絵柄も揃えるべきデス!じゃないとセーゴーセーが取れないデス!」

雇われの癖に偉そうな口ばかりきいている。キツネだろうがウサギだろうが所詮は可愛いだけのクソガキだ。
何処かの王女エリーンらもリスがいいだの一服盛ってやるだのと姉妹でケンカをしているらしいので、
エリーンはモチーフとなった動物によって派閥を作り、争う習性があるのかもしれない。
尤も、同じモチーフ同士でもあのエリーンは毛並が悪いだの自分の方が可愛いだの言って結局貶し合うのだが…。

話を戻そう。実は今回のディーラーエリーンにも既に多方面からクレームが寄せられている。
そう、イカサマである。…キツネもウサギも大差ない、ただのイカサマリーンだ。

今回のスロットは比較的リーチが発生しやすい。が、そこに落とし穴があると言っていい。
リーチが発生すると必ずディーラーエリーンが割り込んで「ンッ!」と指を差してくる。ふてぶてしい表情だ。
実はこの時に細工を施しているのだ。非常に狡猾で悪質な手段である。
イカサマが失敗して大当たりが出てしまった時はVサインを掲げつつも、心の中では舌打ちをしている。

何故、イカサマが発覚したのか。答えは簡単である。横領した賞品を身につけて毎日通勤していたからだ。
日替わりで異なる色のオーシャンシリーズを着こなし、3種類のマウントは曜日によって乗り分けていたのだ。
他種族のオーシャンシリーズやカンフーは取引所に実名で売りに出していたというのだから分かりやすい。
イカサマなどというセコい事をする癖にこういう所は詰めが甘く、バカ丸出しである。

水面下では既に当局が捜査に乗り出したという噂も聞くようになった。
キツネエリーンと同じように、ウサギエリーンが干される日もそう遠くないかもしれない…。

おしまい。

709名無しさん:2015/08/24(月) 17:11:30 ID:hQ0DtnbI
新作乙であります!
今日500回ほどスロット回したのにA賞が1個だけしかなく
まんまとイカサマリーンに弄ばれたワシが通りますね

710名無しさん:2015/08/24(月) 17:14:53 ID:rCUBBATo
今日だけでA賞5個も出たのはイカサマリーンが粛清されたからか

711名無しさん:2015/08/24(月) 23:27:44 ID:pnQKXKc2
リーチ演出の時に思いっきりエリーンちゃん腹パンしたらA賞出たよ!

712名無しさん:2015/08/25(火) 17:39:06 ID:5aIkJ3v.
おかっぱーん読み返したけど制裁されて当然
ルイに目をかけるのも過去にペットが酷い目に合わされたからなんだね

イカサマリーンめ…マウント欲しかったのに出なかったよ!

713名無しさん:2015/08/27(木) 15:36:08 ID:P5w4XIQI
祝祭も終わり、新兵キャンペーンも一昔前のものですけど新規リーンネタを投下します!

714名無しさん:2015/08/27(木) 15:47:31 ID:P5w4XIQI
〜新規リーンのたのしい夏休み1〜

祝祭・ビーチ祭り初参加の新規リーン(キツネLv58)は目新しいコンテンツに大はしゃぎだ。
ずっとレベリングばかりだったので、今日は戦闘を忘れて休暇を満喫するつもりだ。

キャンペーンで貰った2012水着を着て人目も気にせずに走り回っている。
背中のモンシロチョウの羽と頭のひまわりが新規ちゃんらしさを強調させる。
気分でひまわりと天使の輪を付け替えて、ちょっとしたオシャレを楽しんでいる。とても可愛い。
面倒くさがらずに採集を頑張った甲斐があった。頭のひまわりは今日も真夏の太陽を浴びて元気いっぱいだ。

本当は麦藁帽子も欲しかったが、虫が苦手なのでカブトムシ採集は断念していた。
尚、現在は新しい新兵キャンペーンがスタートしている。詳細は公式サイトをご覧ください。

ビーチ祭りではスイカ割りと水大砲ゲームで何度も遊んだ。
途中、意地悪なエリーンが邪魔しに来る事もあった。先回りしてわざとスイカを割ったり、
こちらの視界が奪われてるのをいい事に、目の前でプリッとしたお尻をフリフリして挑発までしてきた。
水大砲ゲームにもついてきて、こちらが狙っている的にわざと被せて発砲し「アッヘィヒヘー(^皿^)」と笑っていた。

一方、きぐるみを着て背中にカメの甲羅を背負ったエレーンはお腹にごろごろスイカを詰め込み、
「ウバデル..ウバレルデス!!ンフーンフーフー!」と苦悶の表情を浮かべながら涙を流し、イクラを幾つも産み落としていた。
これが妊娠エレーンの出産である。近くではカマラが不思議そうな表情でエレーンを見つめていた。

勿論、海水浴も楽しんだ。浅瀬でぴょんぴょん跳ねると水しぶきがあがって楽しかった。
空高く舞い上がった水しぶきは日光に反射してキラキラと光り、夏のリゾートを彩る。
ふと、大きな手で海水をすくってチロッと舐める新規リーン。「ショッパ!ショッパイデス(>o<)」とても可愛い。
少し深い所に入っても新規リーンは器用にプカプカと浮かんでいた。大きな手は泳ぐのにも有利みたいだ。

ひとしきり泳いだ後は砂遊びも楽しんだ。大中小様々な砂の城を作ってクオリティを追求した。
流石にはしゃぎ疲れたのか、パラソルの下で一休みする新規リーン。ちょっと日焼けしたようだ。
傍でお酒を嗜むエルフやキャス達を横目に「エリーンちゃんにはまだお酒は早いデス」と
持参した水筒から砂糖入り麦茶を注いでゴクゴクと飲み干す。「プハー」と一息ついて口を拭う姿はとても可愛い。

集めた光護符をカバンから取り出すと、正座しながら一枚一枚数え「ニーヒ(^ー^)」と満面の笑みを浮かべる。
十数枚数えたところから数がわからなくなったが、とにかくたくさん集めたという事で納得した。
試しにみんなが集まっている焚き火に投げてみたが、ベテラン勢から酷く怒られた。
何故怒られるのか理解出来ず、大きくて長い指を頭に当てて「フュュ...」と考え込む。とても可愛い。
とにかく今はイベントだ。口うるさいベテラン勢なんて気にせずに太陽の祝祭会場に向かった。

715名無しさん:2015/08/27(木) 21:43:47 ID:hQ0DtnbI
やだなんだか微笑ましい(こんなこともあったなぁと思い出す始末ww

716名無しさん:2015/08/28(金) 05:29:06 ID:sbI4./xU
ビーチ祭りがビッチ祭りに見えたからちょっとTERAってくるわ。
新作おつつんつん

717名無しさん:2015/08/28(金) 14:21:19 ID:QZpkEx9g
新作乙!たのしかったTERAの光景…
妊娠エレーンワロタw新規リーン可愛いな
砂糖入り麦茶に昔の田舎っぽさを感じる

718名無しさん:2015/08/28(金) 15:03:07 ID:E8c/KhsY
光護符投げる奴は問答無用で晒し行きだ

719名無しさん:2015/08/30(日) 14:10:29 ID:P5w4XIQI
〜新規リーンのたのしい夏休み2〜

「ンーフー♪フフーンフー♪」鼻歌を歌いながらルンルン気分で太陽の祝祭会場へやってきた新規リーン。
日焼けした肌に安っぽい子供水着姿。いかにもビーチ祭り帰りの装いに他の観光客は失笑気味だった。

祭り自体はとても賑わっているのだが、参加者達の表情に覇気はなかった。
同じ毎日の繰り返し。テンプレ化した工程。花火、配達、ゴリラ、うんこ、ゴミ、落書き、蛇、ゴルモゴルモ…。
こき使われてげっそりしたルイ、真顔で製氷機を動かし続けるエリーン、氷を割り過ぎて腰を悪くしたエリーン、
氷の削りカスを栄養失調の幼い妹りーんに与える戦災孤児姉リーンの姿もあった。二人とも長くなさそうだ。

カキ氷屋は大盛況で客にすら配達を頼むという混沌とした営業状態だった。
「泳ぎには自信があるデス!エッヘン」とこれ見よがしに泳いでカキ氷を配達しようとしたエリーンもいたが、
うっかり池の中にカキ氷を落としてしまい、モモルンというポポリの客からクレームを受けていた。

すぐさまリリア・エリーンがモモルンの元へ駆け寄り、深く頭を下げて謝罪した。垂れたウサ耳がとても可愛い。
そして、人目のつかない茂みにモモルンを連れて行くと、メイド服のスカートをたくしあげた!

リリア・エリーン「ごめんなさい。これで許してくれませんかぁ?あぁん、恥ずかしいっ///」

これにはモモルンも怒りを忘れて大興奮だ。露わになった太ももとおパンツを舐めるように凝視する。
モモルンの荒い鼻息がリリア・エリーンの下半身をなぞっていく。
辛抱たまらなくなったモモルンが太ももに手を触れようとした瞬間、リリア・エリーンが制止する。

リリア・エリーン「あぁ〜ん、そこまでッ!つめた〜いカキ氷で癒されてね。練乳たっぷりデスよぉ^^」
モモルン「フンガフンガ..ハァハァ...ポッポッポー!!(リリア・エリーンの練乳...乳..汁..ポッポッポー!!)」

モモルンは大変満足したようで、鼻の下を伸ばしながら去っていった。儲かるわけである。
使えるものは全て使う。例えそれが自身の身体であっても。リリア・エリーン恐るべし。

720名無しさん:2015/08/31(月) 09:28:41 ID:SyssshT2
ポポリチョロすぎワロタ

721名無しさん:2015/08/31(月) 10:55:38 ID:hQ0DtnbI
流石のポポリwww

722名無しさん:2015/08/31(月) 11:30:51 ID:5WI9va6A
モモルン「もう二度とクレームなんてつけないよ」

723名無しさん:2015/08/31(月) 13:17:55 ID:ARDKihzI
よーし、おじさんもクレームつけちゃうぞーと思ったら祝祭終わってた…
リリアエリーンは魔性のエリーンだね

724名無しさん:2015/09/01(火) 18:08:56 ID:P5w4XIQI
〜新規リーンのたのしい夏休み3〜

新鮮なフルーツと濃厚な練乳がたっぷりかかったカキ氷はとてもおいしそうだ。
思わずヨダレを垂らしてしまう新規リーン。日焼けで火照った身体は冷たいカキ氷を求めている!

しかし、カキ氷屋は凄い行列だった。ガン黒ウサビッチリーンは地べたに座って化粧直しをしている。
学級委員長のメガネおさげキツネエリーンがガン黒ウサビッチリーンを注意したが、シカトされて泣いていた。
最後尾のプラカードを持ったヒツジエリーンは既に死んだ魚の目をしている。

この行列では待っている間に熱中症になってしまいそうだ。
池のほとりで行列をぼんやり眺めていると、近くにいたバラカが穢れた神殿の清掃バイトをしないかと尋ねてきた。
暇潰しに入場してみたが、スロースの獣臭さと大量の排泄物による悪臭は想像を絶するものだった。

「ウェッ..プ...オ゛ェェェ!!オェオ゛ェェェ!」(グモッ..ピュ...ゲレレレエレレ!ビチャチャ!ゲデロロロェ!ビチチャァ!)

清掃するどころか、自ら神殿を汚してしまう新規リーン。新規リーンの嘔吐物も中々の悪臭だ。
これは耐えられない。大きな手で口を押さえると、そそくさと神殿から逃げ出した。バイトは失敗だ。
池のほとりに戻った新規リーンは四つんばいになったまま、しばらくえずいていた。
頭のひまわりはすっかり萎れ、アホ毛もオッサンの陰毛のように縮れてしまっている。

…しばらく経ち、ようやく落ち着きを取り戻した新規リーンは水筒から砂糖入り麦茶を注いでゴクゴクと飲み干す。
萎れたひまわりはみるみるうちに元気を取り戻し太陽を見上げる。何故かアホ毛もヒョコヒョコと動き出した。

「ァーィ!!」空高くVサインを掲げる新規リーン。完全復活をアピールしている。とても可愛い。

725名無しさん:2015/09/03(木) 20:56:17 ID:rSEJN1i6
うんこ片付けるのもアレだけど黄ばんだ噴水の中入って掃除させられるのも相当アレだと思うわ祝祭クエ

726名無しさん:2015/09/04(金) 02:29:21 ID:ImKqvAgs
うんこと雑草より楽だから噴水はありがたかったけど確かに汚いね
このゲームはそういうのばかりだ

727名無しさん:2015/09/04(金) 02:40:26 ID:qw/QFNZo
掃除しろって頼みを引き受けるボランティアなんだから仕方ない
たとえ君が世界を救った英雄でもだ

728名無しさん:2015/09/04(金) 19:30:56 ID:P5w4XIQI
〜新規リーンのたのしい夏休み4〜

元気になった新規リーンは別のバラカから依頼された血の祝祭の妨害に挑戦する事にした。
パンパンと大きな手でプニプニのほっぺたを叩く新規リーン。気合を入れているようだ。とても可愛い。
「悪いヴァンピールなんてエリーンちゃんがやっつけてやるデス!」新兵らしい意気込みだ。

血の祝祭会場に潜入した新規リーンだったが、スキルが専用の神聖呪文に置き換わっている事に気付いた。
「フュュ...シ..シ?セーモン..ァーィ…エリーンちゃんは強いデスから言葉は不要デス!腕っ節で勝負デス!フンギョ!(`*´)」
長い指を頭に当てて考えたが、どういうスキルなのかイマイチ理解出来なかった。割と脳筋タイプらしい。

「ョーゥ!フェー!ハッ!チッ!」(バンバンバン!)スキルの確認も程々に、新規リーンは扉を壊し始めた。
大袈裟に振りかぶって断罪スキルを発動する新規リーン。まさに全力投球といった感じだ。

あっという間に扉が壊れ、怪しい儀式を行っているヴァンピール一味が姿を現した。数に圧倒される新規リーン。
「ダダ..大丈夫デス!エリーンちゃんはもうLv58なんデスよ!強いんデスから!フェーフェー!!」
本当は怖いくせに強がってみせる新規リーンの姿はとても可愛い。膝が震えている。

へっぴり腰の新規リーンは部屋の中に入ろうとせず、少し離れた場所からヴァンピール達の様子を窺う。
何とか自分を奮い立たせようとスキルを発動させた。神聖呪文:衝撃である。

「フィッ!(ッボポフゥィッ!!)…ァーィ..ンーフ..ンーッ///」スキルを発動させたつもりがうっかりオナラをしてしまう新規リーン。
恥ずかしそうに大きな手で顔を覆う。プリプリのお尻から噴射されたオナラは中々の風圧だ。
ベテランの屁リーンになるとオナラで敵の移動速度を減少させたり、後方へ跳躍する事も出来るらしい。
それにしても臭い。どんな食生活をしているのか。スロースの排泄物といい勝負だ。

「クン..クンクン...ミャァ///」自分のオナラの臭いを嗅いで何故か惚けた表情を浮かべている。
スロースの排泄物にはあれだけ嫌悪感を示していたのに、自分のオナラの臭いは好きみたいだ。
新規リーンは屁リーンとして十分な素質を持ち合わせていると言っていいだろう。

臭いを堪能した新規リーンは再度へっぴり腰になってヴァンピール達の様子を窺う。
「ヨーゥ!!」スキルが届く最大射程まで距離をとると大きく振りかぶり、神聖呪文:変異を発動させた。

今度は成功だ。部屋の入り口付近にいたヴァンピール警備兵がロングタスクへと変異した!
部屋の中にいたヴァンピール達も仲間の異変に気付いたが、興奮状態のロングタスクに以前の記憶はない。
ヴァンピール達目掛けて突進するロングタスク。これにはヴァンピール達も大パニックだ。

「キャハハハハハッ!ンフ//ァィ!ンーフー,アァン♪」この様子に新規リーンは大喜びだ。
跳ねたりポーズをとったり、いちいち大袈裟だ。ヴァンピール達相手でも媚びへつらう事を忘れない。とても可愛い。

――味を占めた新規リーンはCT毎に変異を使い、何体もロングタスクを出現させたのだった。

729名無しさん:2015/09/05(土) 03:14:25 ID:gGsx3RH2
あっ(察し)

730変態エリーン少佐代行:2015/09/05(土) 15:47:16 ID:indGZOHE
アサシンリパーン1

我が家には優秀なリパーンがいる
戦闘力もさることながらドラゴン種の彼女は非常に知性が高く、気品も満ちている
今日はそんな彼女にヴェリカのある高官の暗殺を依頼するのだ

コンコン
ドアがノックされリパーンが部屋に入ってくる
「お呼びでしょうか、マスター」
上品にお辞儀をしながら上目遣いでオレに問いかけるリパーン
これだけでオレの+15覚醒練武凱帝リトルマスターはフルチャージだ
「あぁ、ヴェリカの高官Sを暗殺してきて欲しい」
クスッっと軽く微笑みながらリパーンは
「お安い御用ですわ、マイマスター」
と快諾する
「そうそう、暗殺任務用の制服を準備しておいたからそれに着替えてくれ」
そういいながらオレはアサシンアバター(スパッツ)をリパーンに手渡す
「まぁ!素敵な衣装!」
目を輝かせながらアサシンアバターを見つめるリパーン
よく見ると尻尾をぶんぶん振っている
可愛い・・・可愛い・・・!
「では早速着替えてもらえるかな?ここで」
とお願いをしてみる
「え?」
すると彼女は顔を真っ赤にしながら
「で、でも・・・その、は、恥ずかしいデスわ」
あぁもうかわいい!
「大丈夫だ、ここにはオレと君しかいない」
「ぅ〜・・・わ、わかりましたわ」
っしゃあああああああああ!!!
オレは立ち上がり思わずガッツポーズをする
「でも、やっぱり恥ずかしいのでせめて後ろを向いていてくださいませんか?」
「ふむぅ・・・仕方がないな」
そういってオレは椅子に座り彼女に背を向けた
実は見えにくいが窓に映って彼女の様子は見えているのだが・・・w
スル・・・スルスル・・・シュッ・・・
後ろから衣擦れの音が聞こえる窓の反射ではよく見えないがこれはこれで・・・!
スッ・・・ヌチャ・・・シュルッ・・・
小さめの布を脱いだ音が聞こえる
間違いなくおぱんつだろう
うぅ・・・たまらんっ!
「着替えましたわ」
彼女の声に振り向くそこにはこの世で最高に可愛い小悪魔がいた
「うおおおおおおおおおおリパーン!!!うおおおおおお!!!!」
思わずリパーンを抱きかかえベッドへダイブする
「キャッ!ま、マスター?」
咄嗟のことに困惑した顔でオレを見つめるリパーン
「すまない、君があまりにも可愛いのでオレの心がイモータルバーサーカーした」
そういうと彼女は一瞬キョトンとしたが頬を赤らめながら妖艶な笑顔で
「うふふ・・・うれしいデスわ、でもそれは任務成功のご褒美にしていただけないでしょうか」
オレもうなずく
「無事に帰ってきてくれよ」
不敵な笑みを浮かべ答えるリパーン
「仰せのままに・・・」
そして彼女は優雅にオレの部屋を出て行った
彼女なら難なく任務をこなし帰還してくれるだろう
帰ってきたら・・・ぐへへへへへ

731名無しさん:2015/09/05(土) 16:04:50 ID:Bs30GIYk
これは失敗するフラグがビンビンですわ

732名無しさん:2015/09/05(土) 16:11:17 ID:zcj6Iqx6
その惨めな+10アケロンリトルマスターしまえよ

733名無しさん:2015/09/05(土) 17:57:46 ID:P5w4XIQI
いいですね〜妖艶知的リパーン!うちのリパーンは鼻ほじりながら草むしりしてます。

734変態エリーン少佐代行:2015/09/05(土) 18:54:08 ID:indGZOHE
アサシンリパーン2

夜も更け虫たちも眠りについた頃、オレの部屋にゴトンという何かが倒れる音がして目が覚めた
リパーンだろうか
「リパーン?帰ってきたのかね?」
だが、返事がない
部屋に明かりを灯すと部屋の入り口で血まみれになっているリパーンが倒れていた!
「おいっ!リパーン!しっかりしろ!リパーン!」
オレはすぐさま駆けつけリパーンを抱き起こす
「ぅ・・・うぅ・・・」
よく見ると下腹部に鋭利な刃物で貫かれたような傷がある
これは・・・ディセクト・・・いや、コンバットブローか?
股間は失禁してしまったのかびしょびしょに濡れてアンモニア臭が漂っている(芳しい!)
とにかくすぐに治療が必要だ
オレは館に在野のエレーンとプリーンを呼び出し治療にあたらせた

数日後、彼女の意識が戻ったとのことで部屋を訪れた
「あっ・・・」
オレの顔を見ると一瞬ほっとしたような表情を浮かべるリパーン
オレは人払いをし部屋はオレとリパーンだけになった
「マスター・・・申し訳ありません。任務は失敗しました・・・」
うなだれるリパーンの頭を優しく撫でる
「大丈夫だ、問題ない。しかし、君をここまで追い詰める奴がいるとはな」
何か思い出してしまったのか急にオレに抱きつき泣きじゃくるリパーン
「う、うわぁあああああん」
ドラゴン種の彼女は気高く、プライドも高い
初めての敗北が余程辛かったのだろうか・・・
目に涙をいっぱい浮かべながら懇願してくる
「お願いします!マスター、何でもしますから追い出さないでください!嫌いにならないでください!」
一体どうしたことか、彼女がここまで取り乱すとは
再び頭を撫でて落ち着かせる
「とにかく君が生きて帰ってきてくれてよかった。いまはゆっくり休んでくれ」
シュンとしている彼女の涙を拭い再び横にし眠らせた

数週間後、すっかり傷も癒えて朝から訓練に精を出すリパーンの姿があった
額に汗をかく彼女が飛鎌を振るうたびに珠のような汗の雫が飛び散る
こちらに気がつき駆け寄ってくるリパーン(可愛い!)
「おはようございます。マスター」
相変わらず上品なお辞儀をするリパーン
その上品な仕草とは対照的にツンと突きだされているいやらしわがままなお尻とふとももに魅了された
オレの+15覚醒練武凱帝リトルマスターがおっきする
けっして+10アケロンなんかではないぞ!
「すっかり良くなったようでよかったよ」
すべすべタオルを渡しながら頭を撫でようと近づくとリパーンが少し距離をとった
「どうしたのかね?」
とたずねると
「あ、あの・・・その・・・いま汗をかいていまして汗臭いですから・・・」
と顔を赤くしながらもじもじしている
「うおおおおおおおおおおリパーン!!!うおおおおおお!!!!」(2回目)
思わず(ry
「ま、マスター・・・ここじゃダメぇ!」
一心不乱にリパーンの汗臭をくんかくんかしていたらリパーンの手で顔をぐぃってやられた(可愛い!)
「では、寝室へ移動しようか」
そう言いながらオレはリパーンを抱え上げる
リパーンは頬を赤らめ、クスッっと微笑みながら
「さっき起きたばかりじゃないんデスの?」
としがみついてきた
もうたまらない!
オレは一気にアサルトダッシュで自室へとリパーンを連れ込んだのだった


その後、マスターはベッドの上でリパーンとPvPを繰り広げ30戦12勝18敗し搾り取られるのであった・・・



「クスッ・・・今夜は寝かせませんわ!」


おしまい

735名無しさん:2015/09/05(土) 19:15:37 ID:P5w4XIQI
乙です!忍者ヲリーンにやられた傷ですな。次は忍者ヲリーン視点の話かな?
展開が楽しみですね。ロック!ロック!
うちの草刈リーパーは草むしりの後、そうめん食べて寝ました。

736名無しさん:2015/09/05(土) 23:37:41 ID:zcj6Iqx6
そのしょっぼい+9エルカイアリトルマスター仕舞えよ

737変態エリーン少佐代行:2015/09/07(月) 00:13:08 ID:indGZOHE
忍者ヲリーン1

ウチには優秀なヲリーンがいる
普段は何を考えてるのか良くわからないような眠たそうな表情を浮かべているのだが
いざ戦闘になるとみんなの先陣を切り颯爽と戦場を駆け抜けてくれる
今回はヴェリカの高官Sの暗殺を依頼するつもりだ

コンコン
ドアをノックする音が聞こえる
「入ってくれ」
そう返事をすると
「もう後ろにいるですよ」
ヒィ;;いつの間に!
「お、おま、いつも言ってるだろ!気配を殺して真後ろに立つなって!」
そう注意をしたらヲリーンは首を少しかしげながら
「ご主人様は後ろががら空き・・・暗殺し放題?」
なんておっしゃってる
ヒィ;;何この幼女怖い
「そんな怖いこといってるとおやつ抜きだよ;д;!!」
必死に抗議するオレ
あれ、ていうかオレご主人様だぞ;;
「それは困ります。そんなことしたらぷんすこですよ。ところで何か用事ですか?用がないならお昼寝してきます」
そうだった、肝心なことをわすれるところだった・・・
「お前に今夜ヴェリカのSを暗殺してきて欲しい」
そう伝えるとヲリーンは表情を変えた
「島を生臭いとか言うあの人ですか・・・了解しました」
エリーンは自然と平和を愛する穏やかな種族だが中には熱い闘争本能を持つエリーンも多いという
特にいn・・・この狼種やドラゴン種のエリーンはその傾向が強い

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
いn・・・狼エリーンについては現在もさまざまな議論をされている
ミステリウム研究機関でもいまだにどちらかの結論は出ておらず
犬エリーン派と狼エリーン派での大論争が繰り広げられているとか
特に『わんこエリーンちゃんは狼エリーンちゃんなんだぞわんこエリーンちゃんのこと信じてやれよ派』と
『わんこエリーンちゃんはわんこエリーンに決まってるだろJK派』がたびたび衝突しているという
どうも裏で『お前らわんこエリーンちゃんがメスわんこエリーンちゃんになっちゃう薄い本見たくないのかよ派』
が煽動しているらしい
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「誇り高き狼エリーンの名にかけて必ず任務を果たすです」
そう言うヲリーンの目には普段からは想像もつかないような暗く熱い炎のような光がたぎっていた
「そうだ、暗殺任務用の制服を準備しておいた。着替えてから行くと良い」
オレはそう言うとヲリーンに桜花月影の服・雲と黒笠、狐の仮面を手渡した。
「狼なのに狐ですか・・・(==」
と微妙そうな表情を浮かべていたがどうやら気に入ってくれたらしく
「んっ・・・結構かわいいし良いかもしれないですね」
と微笑んでいた
こうやって見ると可愛いんだけどなぁ・・・怖いけど
夜になり忍者服姿に着替えたヲリーンが再び部屋にやってきた
「では、行って参ります」
狐の仮面の下の表情はうかがい知る事は出来ないが熱い闘志を感じる
「気をつけていけよ」
そう声を掛けると
「はっ!」
とだけ返事をしいつの間にか消えていた。

今夜は満月だが暗い雲が月を覆い始めていた
アルゴンがはびこり、あちこちで戦火が上がるこの時代を象徴しているようだ
きっといつか戦争のない平和な時代が来ればこんな想いはしなくてもすむのかもしれない
「すまんなぁ・・・」
オレは誰に言うとでもなくそう呟きヲリーンの帰還を待つことにした

738名無しさん:2015/09/07(月) 01:12:39 ID:P5w4XIQI
忍者ヲリーンキター!うちのイヌエリーンは何度教えてもトイレの場所を覚えてくれず、
そこら辺の草むらでしーしーしてしまうので困ってます。忍者ヲリーンは優秀ですね!

739名無しさん:2015/09/07(月) 03:15:35 ID:rnzkKidk
忍者ヲリーン可愛いじゃないか
しょんべりーんも続きはよ

740名無しさん:2015/09/07(月) 18:18:47 ID:P5w4XIQI
+9アカシャリトルマスターの続きを待ってから新規リーンのお話を投下しようと思ってます。

741名無しさん:2015/09/07(月) 21:31:32 ID:Xh./lWBQ
どんどんリトルマスターの等級が下がっていってて草

742変態エリーン少佐代行:2015/09/07(月) 23:09:24 ID:indGZOHE
もうやめたげてぇ;;
もうリトルマスターのLPは0よ!

743変態エリーン少佐代行:2015/09/07(月) 23:11:06 ID:indGZOHE
忍者ヲリーン2(R18?)

ヲリーンが部屋を出て行ってから数刻がたち辺りが寝静まった頃、コンコンと部屋をノックされた
「ヲリーンか」
こちらがそう言いながらドアのほうへ目を向けるとすでに目の前にヲリーンがいた
「うおっkねwろbくぃねbrwww」
相変わらず心臓に悪い奴だ
思わず椅子からずり落ちちゃったじゃないか;;
ヲリーンはいつものように小首をかしげながら
「何してるですか?」
とこちらをのぞきこんできた
動き回ったからなのか帯が少し緩んでいるらしく桜花月影の衣装がはだけその隙間から未成長の胸がちらりと見えた
普段戦場を駆け巡り、つい最近だって凶悪な力をつけて復活したキルガルをかじってきたヲリーン
アーマンやヒューマンの戦士も顔負けの戦果を上げているヲリーンだが素肌はきめ細やかな肌で
あちこち駆け回っている割には透き通るような色白の肌に薄桃色の小さな乳首がこんにちわしていた
こちらの視線に気がついたのかやや頬を赤く染めながらジト目で胸元を隠しながらこちらを睨んできた
「どこ見てるですか!ご主人様のエッチ!悪いヒューマンさん!」
ヒィ;;双剣突き出しながら怒らないでください;;
「あ、あぶないだろ!それから昼間も言ったが音もなく目の前に来るなって;;」
双剣をしまいながら頬をぷくーっと膨らませながらそっぽを向くヲリーン(可愛い)
「任務は成功しました。ギルバートさんとエルリオンさんも応援に駆けつけてくれたです」
こちらに向き直り報告をしてきた
「ほう、ギルバートが・・・あの坊やがねぇ。成長したもんだ」
過去にギルバートはオレの下でアルゴン戦線で共に戦ったことがある
あの頃はまだ新兵だったギルバートはその後めきめきと頭角を現しヴェリカ指令本部の参謀にまで登りつめた
感慨深いもんだと感傷に浸っているとヲリーンが急にオレのズボンをおろしはじめた
「おい、なにやってるんだ!」
オレは慌てて止めさせる
しかし、ヲリーンは熱を帯びた目でこちらを見上げながら
「任務成功のご褒美をください、ごしゅじんさまぁ」
とおねだりをしてきた。
このヲリーンは時々戦闘で熱くなったり血みどろの戦場から帰還すると発情してしまうようだった
「もう、体が熱くなって・・・ごしゅじんさまのが欲しいのですよ」
さっきは胸見られて恥ずかしがっていたくせに・・・
普段からは想像もつかないようなとろけ顔で
「ごしゅじんさま、はやくぅ・・・」
と待ちきれない様子だ
あのヲリーンがこのメス顔である興奮しないわけがない!
「うおぉおおおおおお!!!」

結局、朝まで夜通しヲリーンに搾り取られるマスターだった


次の日の朝、妙につやつやした顔のヲリーンと対照的にげっそりしたマスターを複数のギルド員が目撃したという・・・


「今日はどこへ行こうかな〜♪」


ヲリーン“は”今日も元気である


おしまい

744名無しさん:2015/09/07(月) 23:32:28 ID:P5w4XIQI
乙です!リトルマスターがギルバートの上司だったとは…なのにエリーンちゃんにタジタジw
戦闘があったり上位のエリーンちゃんが出てくる話もいいですね。
自分はどうしようもなくダメなエリーンちゃん専門なので、こういった話が書けるのが羨ましいです。

745名無しさん:2015/09/08(火) 00:51:35 ID:rSEJN1i6
血を見ると発情するエリーンいいよね

746名無しさん:2015/09/08(火) 20:41:08 ID:P5w4XIQI
〜新規リーンのたのしい夏休み5〜

「キャハハハハ!ンフフフ!ェーヘヘヘヘ(^q^)」部屋の前で笑い転げる新規リーン。ゴキゲンだ。

部屋の中はロングタスクが暴れ回っている。ゴルモゴルモ言っていたビスクドール達もワラワラとそこら中を駆け回っている。
これでは血の祝祭どころではない。妨害は大成功だ。ヴァンピール()血のww祝祭www

「エリーンちゃんの手にかかればこれくらいオチャノコサイサイデスぅ。ニーヒ(^ー^)」
さっきまでのへっぴり腰はどうしたのか、無い胸を張って威張り散らしている。アホ毛がヒョコヒョコ動く。
すぐ調子に乗るのもエリーンの特徴と言えるだろう。調和を愛する?とんでもない、お調子者の間違いだ。

あとは拉致された人質の解放をしながら一連の妨害工作を加えれば万事OK!ミッションコンプリートだ!
「ヒュー..ピヒー...ヒーヒューヒュー♪(^3^)」唇を尖らせて口笛を吹きながら余裕綽々で部屋に入る。吹けてないようだが…。

気が大きくなった新規リーンは調子に乗って血の祝祭の料理をつまみ食いしようとした。その時っ!――

(ドゴオォッ!!)「ォオォゥ!??!」(ガシャーーン!!)突然、とてつもない衝撃が新規リーンを襲った。ロングタスクの突進である。
料理が置かれたテーブルに身体を打ち付けられる新規リーン。つまみ食いどころか、顔中料理まみれだ。
フラフラしながらも体勢を整える。流石Lv58。だが、前歯が欠けてしまったようで少し間抜けだ。
わき腹を押さえて顔をしかめる。さっきの一撃で肋骨にもヒビが入ってしまったらしい。意外と脆い。

「ギィィ...!痛くないデス。エリーンちゃんは強いデ..スから。ンーィー…ダダ大丈夫デス」
兵士として訓練を積んでいるだけあって中々我慢強い。額の汗を拭いつつ平静を装おうとする。
非戦闘員のエリーンなら今頃はおしっこを漏らしてワーワー喚き散らしている事だろう。

とりあえずは人質の解放が最優先だ。わき腹を押さえつつ部屋の中央でうずくまっている人質に近づく。
既にヴァンピール達もこちらに気付いている。早く何とかしなければ。

…よし、何とか一人目の人質は無事に解放出来た。次の人質は一体何処にいるのだろうか。

(ドゴオォッ!!)「ォオゥゥ!!?(ベタァン!)…ハェ..ハッ...」ロングタスクだ。またもや不意をつかれてすっ飛ばされる新規リーン。
背中から床に叩きつけられて息が出来なくなっているようで、目を見開いたまま口をパクつかせている。

「カッ!…ハァッハッくらう…デス!ッフェ…ケホッゲホ!」エリーンとは思えない程の歪んだ表情で必死に抵抗を試みるが、
咳き込んでしまってスキルが発動出来ない。しかも、この期に及んでまだ変異スキルを使おうとしている。
バカの一つ覚えとはこの事である。ロングタスクを召喚し過ぎてこんな状況になったというのに。

(ドゴオォッ!!)(ビシ!バシビシビシ!バシビシッ!!)「ァ゛ア゛ァゥ!!...ォオオゥ!!..ァ゛ァア!!」
立て続けに別のロングタスクが突進してくる。追い討ちをかけるようにヴァンピール達も襲い掛かってきた。

もはや体勢を整えるどころの話ではない。サッカーボールのように新規リーンの小さな身体が跳ねる。
Lv58で、しかも安っぽい子供水着一丁の新規リーンにとっては相当なダメージだ。
いつの間にかモンシロチョウの羽や頭のひまわりは毟り取られ、ヴァンピール達に踏みつけられていた。

「ォオゥァ!!ミャヘェ〜ェリィィ…ッンちゃのひまわりさんとオッベゥァ!!羽さんァ゛アア!!やめるデスォボゲェ!!((;>o<;))」

策士策に溺れるとはこの事だろうか。調子に乗って変異させたロングタスクが次から次へと新規リーンを撥ねる。
転倒してる所をビスクドールやヴァンピール紳士淑女、警備犬が容赦なく襲い掛かった。

747名無しさん:2015/09/09(水) 07:07:57 ID:Qg.3jr1c
やはりこうなったか……バラカさん早く来て!!

748名無しさん:2015/09/10(木) 17:33:35 ID:P5w4XIQI
〜新規リーンのたのしい夏休み6〜

「ォオァ!」「アァ゛ゥッ!」「オ゛ァァ!!」「ヒッ!ヘーェ!!」「ァア゛ィ!!」「ッペ!ミヤァァ!!」
新規リーンの絶叫が血の祝祭を彩る。形勢逆転だ。蹴鞠のようにあっちこっちにすっ飛ばされている。

既に子供水着はボロボロで未成熟なおっぱいが丸出しになっていた。せっかくの水着が台無しだ。
水着おパンツもお尻に食い込んでプリプリのお尻が丸見えだ。だが、恥らう余裕などない。そこら中傷だらけだ。
右腕と右足は骨折しているようで力無くプラプラしているし、左足の膝からは骨が露出していた。

裂傷も酷く、背中の大部分の皮膚がめくれ上がって真っ赤になっていた。
警備犬達は新規リーンをすっかりおもちゃ扱いしてるようで、あらゆる所に噛み付いている。
右側の乳首は警備犬によって執拗に舐め回された後、噛み千切られた。

ケモ耳やしっぽにも容赦なく噛み付き、首を振る警備犬達。その度に悲鳴をあげる新規リーン。
このままでは引き千切られてしまいそうだ。必死に抵抗するが思うように動けない。
個人差はあるが、エリーンはケモ耳やしっぽに大ダメージを受けると、絶命してしまう事もあるらしい。

顔面はヴァンピール紳士の回し蹴りによってボコボコだ。出来の悪いジャガイモのようになっている。
ビーチ祭りに参加していた頃とはまるで別人だ。ただでさえ大きな顔が腫れ上がって更に大きくなっていた。
鼻血はダラダラと垂れているし、前歯のほとんどが折れて口内は血で真っ赤だ。
アホ毛はかろうじて無事のようだが、殴られる度にビクビクと反応を見せる。神経が通っているのだろうか。

(ドゴシッ!ドッッ!)「(ビチリチィィッ!!)ンギョォォォオオオオァァアア!!!!」またもやロングタスクの突進だ。すっ飛ばされる新規リーン。
その弾みで警備犬が噛み付いていたケモ耳としっぽが千切れてしまった。
警備犬達は早速ケモ耳としっぽを咀嚼するが、口に合わなかったのかすぐに吐き出し、前足で踏みつけた。
しっぽは少し噛み千切られた程度で済んだが、ケモ耳は根元からやられていた。

「ギョァァギョァ!ギョァァァア!!!エリチャ、エチャ,,エリーチャノ!カーワィカワイーミミミミミガァァ!ァァア゛ァア゛!!ァーベェヘ!ヘベベェッゲエ!!」
幸い?絶命には至らなかったようだが、ダメージは大きかった。今までに無いくらいの絶叫が響く。
肉体的なダメージは勿論だが、精神的なダメージの方が大きいようだ。ケモ耳のないエリーンなんて…。
エリーンとしての尊厳を、アイデンティティを丸ごと持っていかれたような屈辱感が心をかき乱す。

うつ伏せでのた打ち回る新規リーンに追い討ちをかけるように、警備犬が新規リーンの水着おパンツを引き裂く。
遂に丸裸にされてしまった新規リーン。ケモ耳も奪われ、これ以上何をするというのか…。

警備犬はヨダレを垂らしながら新規リーンのお尻のニオイを嗅ぐ。変態犬め、羨ましい。
すると、警備犬は新規リーンに覆い被さり腰を動かし始めた。
「フンギョォォァアアアアア!!ォオウォオゥギョォォォ!!!」再び新規リーンの絶叫が祝祭会場にこだまする。
そう、警備犬は新規リーンと交尾を始めたのだ。警備犬が腰を振る度に傷だらけのお尻がプルプルと揺れる。

一張羅の水着も破かれ、オシャレアイテムも踏みつけられ、身体を傷つけられ、ケモ耳やしっぽも千切られ、
挙句の果てに純潔まで奪われてしまった新規リーン。まさに絶望である。どうしてこうなった。

749名無しさん:2015/09/10(木) 18:14:17 ID:jJMhD7G6
ゴルモ!ゴルモ!ゴルモ!ゴルモ!

750名無しさん:2015/09/11(金) 15:14:54 ID:XUphzqhc
肉○器endもいいなと思ってしまった。

751名無しさん:2015/09/11(金) 16:06:47 ID:xzAoeoEg
煉武杖バラカプリ早く来てくれー!

752名無しさん:2015/09/11(金) 16:45:13 ID:LRgedjzA
やったぜ。

753名無しさん:2015/09/12(土) 18:46:37 ID:P5w4XIQI
〜新規リーンのたのしい夏休み7〜

――視界が悪い…心臓の鼓動がやたらと大きく聞こえる。そう、新規リーンのHPは残り僅かになっていた。
強引に貫かれた未熟なお股からは汚らわしい性の痕跡が流れ出ていた。警備犬は意外と早かった。

だが、これで終わったわけではない。ぐったりした新規リーンを勢い良くすっ飛ばすロングタスク。
後を追うようにヴァンピール達が暴行を加える。素晴らしい連携プレイだ。

「ギョェ!」(ガゴォン!ボテテッ)新規リーンがすっ飛ばされた先は、二人目の人質が捕らえられている牢屋の中だった。
使い古されたグレーインナーのようにベロベロのズタボロとは言え、流石はLv58の兵士。
牢屋の入り口を大きな頭で破壊するとは。中身は空っぽの癖に石頭だ。とても可愛い。

「ひえええ!!」悲鳴を上げる人質。無理もない、牢屋の中で一部始終を見ていたのだ。
意気揚々と助けに来たと思ったらヴァンピール達によってお手玉にされ、犬畜生にレイプされた丸裸の中古リーン。
そんな役立たずのズタボロ中古リーンがロングタスクや沢山のヴァンピール達を連れて牢屋にすっ飛んできたのだ。
迷惑以外の何ものでもない。むしろ自分の死期を早める原因を作った死神中古クソエリーンだ。

「ゴルモゴルモ」「ブヒブヒッ」ロングタスクとヴァンピール達が中古クソエリーンの後を追って牢屋に近づいてきた。
こんな狭い牢屋の中であんな連中に暴れられたらたまったもんじゃない。本当に死んでしまう。
入り口を破壊してくれた事だけは、そこで倒れているボロ雑巾中古クソエリーンに感謝しよう。
そう思った人質は今のうちに牢屋からダッシュで抜け出そうとした。

(パシッ)…牢屋から出ようとした人質の足が止まる。…動かない!驚いた人質が振り返るとそこには…、

754名無しさん:2015/09/12(土) 19:51:50 ID:xzAoeoEg
ゴクリ

755名無しさん:2015/09/14(月) 02:16:15 ID:P5w4XIQI
〜新規リーンのたのしい夏休みEND〜

(パシッ)…牢屋から出ようとした人質の足が止まる。…動かない!驚いた人質が振り返るとそこには…なんと!
頭から血を流した全裸の瀕死中古クソエリーンが口をパクパクさせながら人質の足首を大きな左手で掴んでいた。

「…ダ..ダズゲ..ダズゲデ…デス...ダスゲ…」実に惨めで醜い姿だ。これが砂糖入り麦茶を飲んでいたエリーンか?
助けにきたはずが逆に助けを求める事になるとは。Lv58が聞いて呆れる。とても可愛い。

だが、こんな瀕死中古クソエリーンを連れて逃げるなんて事はただの村民である人質には無理だ。
敵はすぐそこまで迫っている。タゲはそこで倒れている瀕死中古クソエリーンに向いているのだから、
足首を掴む大きな左手さえ振り解いてしまえば人質は逃げ切れるだろう。

「わああああ!!!」(ドゥクシ!ドゥクシ!!ドゥクシ!!)「ォゥ!..ォッ!...ベッ!」
掴まれていない方の足で何度も何度も瀕死中古クソエリーンの顔面を蹴る人質。

「ダズゲ..グフ!…オイデ..ガナイデ.グボェ!…ヤメデ..ダスゲデェ...」(ドゥクシ!ドゥクシ!ドゥクシ!!)
眼窩底骨折で眼球は陥没し、鼻も折れてフニャフニャだ。顔中腫れて大きく膨れ上がっている。
それでも尚、人質の足首を掴んだまま離そうとせず、必死に助けを請うている。
実にしぶといエリーンだ。これが連合兵士の底力なのか。非戦闘員のエリーンならとっくに絶命している。

「離せ!離せ!離せええええ!」(ドゥガ!ドゴッ!ズブシッ!ズクッズクッ!!)「コェ!..ギョヘー!!ッッ...ェ!」
牢屋の入り口を破壊した際に負った頭の傷を集中的に狙って蹴り続ける人質。慈悲もない。
つま先やかかとを使って傷口を掘削していく。蹴る度に傷口から血が飛び散る。
既に瀕死中古クソエリーンの顔面は血まみれで熟れ過ぎたトマトのようになっている。

反応も鈍くなってきたので、トドメに渾身の一撃を食らわせる。

「うおおお!!フンッ!!」(ドグシャァッッ!!!)「…ーィ……」(スルッ)…掴まれた足首から手が解ける。
すぐさま牢屋から駆け出す人質。間一髪!何とか脱出成功だ。


…完全遂行とは言えないが、人質二名の命を救う事には成功した中古クソエリーン、もとい新規リーン。
表向きは殉職という形で弔われたわけだが…。

その後も血の祝祭は毎日のように執り行われ、
毎日のように妨害され続けたが、新規リーンの遺体が発見される事はなかった。

―季節は移り変わり、アルボレアにも秋が訪れようとしていた。
だが、解放された人質の足首には今もまだ大きな左手の痕がくっきりと残っており、消える気配がないという。

新規リーンは夏に取り残されたまま、揺らめく陽炎と共に彷徨い続けているのかもしれない。

おしまい。

756名無しさん:2015/09/14(月) 02:40:30 ID:P5w4XIQI
これで新規リーンのほのぼのとした夏休みの妄想はおしまいです。ありがとうございました。
迷子リーンと新規リーンが可愛くて、この夏に書こうと思ったメインの妄想がまだまとまってませんw
その辺はいつになるかわかりませんが、また何か書いた時は暇潰しにでも読んでくれたら嬉しいです。

757名無しさん:2015/09/14(月) 03:25:36 ID:brz8DnaU
相も変わらずしょんべりーんさんはすげぇな
おつおつ(^^)

758名無しさん:2015/09/14(月) 13:04:39 ID:B.qRDVIU
>>714からグロホラー展開になるのは流石に予想出来なかったんだよなぁ

759名無しさん:2015/09/14(月) 13:05:25 ID:R8bAGfr.
中古クソエリーンとか酷過ぎて草

760変態エリーン少佐代行:2015/09/14(月) 20:18:05 ID:indGZOHE
>>756
ほのぼの・・・ほのぼの!?
もしかしたら・・・血の祝祭会場にある料理は、この新規リーンの肉かもしれないね・・・

761名無しさん:2015/09/17(木) 17:59:53 ID:VPcdAmg.
乙!モチベを保ち続けられるエリーン愛に敬服
新規リーンはヴァンピールになっちゃったのかもよ 悪霊ですわ

762名無しさん:2015/09/23(水) 20:01:25 ID:hQ0DtnbI
来年の祝祭で牢屋の中の奴見たらこの話思い出しそうだ…

763名無しさん:2015/09/30(水) 18:32:15 ID:P5w4XIQI
ドヤ顔でファイターに喧嘩を売って返り討ちにされるエリーンちゃんの妄想などをしてますが、
ここで豊穣祭ネタをいくつか投下させてください。ァーィ!

764名無しさん:2015/09/30(水) 18:32:52 ID:P5w4XIQI
〜豊穣祭と色々なエリーン「パンピリーンとコックリーン編」〜

太陽の祝祭での疲労が残る中、豊穣祭が始まった。今年もアルボレア全土から色々なエリーンがやってくる。
非戦闘員の一般エリーン、通称パンピリーンがご主人様やお友達のエリーンと一緒に仲良く祭りを楽しんでいる。
ある意味、彼女達は一番幸せな暮らしをしていると言っていいだろう。
兵士として駆り出されるわけでもなく、貧困に苦しむわけでもない。毎日がハッピーエブリデイだ。
今日も豊穣祭スタンプを集めつつ、様々なコンテンツを練り歩いている。

お料理体験コーナーではそんなパンピリーン達が三角巾を被り、ファッション感覚で参加していた。

パンピリーンA「エリーンちゃんは"じょしりょく"が高いデスからお料理だってそつなくこなしちゃうデス!」
パンピリーンB「(ガシャァァン!!)オォァッ?!…またお皿割っちゃったデス。エリーンちゃんオッチョコチョイデス、テヘペロ^q^」
コックリーン「皆さゃんー、これから皆さゃんが作るのはポテートサラダデスョ。とっても簡単デスからダイジョブ!」
パンピリーンC「野菜は嫌いデスから捨てるデスし、マズいお料理はクソポポリのエサにでもするとイイデス。」
バンピリーンD「いったぁぃ!エリーンちゃん、包丁で指を切っちゃったデスぅ。誰かチュパチュパしてぇ〜(チラッ」
コックリーン「(パンパンと大きな手を叩いて)アーィ!よく聞くデスョ、まずはジャガイモを茹でるデスョ。」

中々カオスな状況だ。誰一人として小柄なコックリーンの話など聞いていない。
このコックリーン、元は貧乏未就学エリーンだったが、今では料理長の右腕として活躍しているとか。
今年の豊穣祭ではお料理体験コーナーの講師を任される事になった。未就学エリーンの大出世だ。
まだまだ変な訛りはあるものの、言葉も一応はそれらしく喋る事が出来ている。努力したのだろう。
大き目のコック帽がよく似合っている。それに比べてパンピリーンはこの体たらく。平和ボケしているのだ。

皿は割る、鍋はひっくり返す、つまみ食いはする、どさくさに紛れてオナラをする。
挙句の果てには調理台の上に乗って踊り出す…本当にお料理をする気などあるのだろうか。

彼女達は貧乏も飢えも、生で齧るカボチャの硬さも知らない。幸せに慣れ過ぎている。
それでもコックリーンは一生懸命且つ丁寧にお料理の楽しさ、大切さをパンピリーンに話し始めた。
碌に食べられなかったあの頃、優しいバラカがくれた魔法の言葉と甘いお菓子。救いの味、言葉。
今でも辛い時は心の中でこう呟く「トリックォァトリート…」と。そうすると元気が湧いてくるのだ。

――最初は誰もコックリーンの話など聞いていなかったが、次第に耳を傾けるようになっていった。

「大切な誰かへ、大好きな人へ、ココロをこめて作ったお料理。それはとてーもステキなギフトデスヨ。
皆さゃんにもきっといるはずデスョ。大切な人が。感謝の気持ちを贈りたい人が。身近にいるかもデスョ?
コックリーンがお手伝いしますから、ココロのこもったポテートサラダ、作るデスョ♪」

立派になったものだ。小柄なコックリーンが何だか大きく見える。バラカの願いはちゃんと開花したのだ。

パンピリーンB「....うちのご主人様に作ってみようかな…デス、テヘペロ^q^」
パンピリーンA「しょうがないデスね〜、エリーンちゃんが腕をふるってあげるデス」
パンピリーンCD「エリーンちゃんも作るデスー!!」

…その後、パンピリーン達は無事にポテトサラダを完成させ、それぞれの大切な人の元へと帰っていった。
パンピリーン達を見送るコックリーンの表情はとても優しく大らかな笑顔だった。あの日のバラカのように。

おしまい。

765名無しさん:2015/10/01(木) 19:29:23 ID:hQ0DtnbI
豊穣祭こなしながらコックリーン思い出してたらきたぁぁあああ
1年前がよみがえる!えらくなったんだねぇ(´;ω;`)ブワッ

766名無しさん:2015/10/02(金) 09:39:58 ID:IlpiHJ7Q
コックリーンめっちゃ成長してる!感動したわ バラカ先生は偉大

767名無しさん:2015/10/03(土) 01:20:39 ID:rSEJN1i6
>>764
優しい世界

768名無しさん:2015/10/03(土) 08:35:06 ID:P5w4XIQI
〜豊穣祭と色々なエリーン「貧乏飼いエリーンと貧乏野良エリーン編」〜

試食コーナーも豊穣祭の目玉の一つだが、ここは更にカオスな状況になっていた。
試食?無料?となれば押し寄せてくるのが貧乏エリーン集団だ。
保護者付きの貧乏飼いエリーンはまだ幾らかマシだが、貧乏野良エリーンのタチの悪さはハンパない。
なんと豊穣祭開催数日前から周辺をうろつき、食材を盗んだり畑を荒らしたりしていたそうだ。

本来ならおいしそうな匂いが漂う試食コーナーだが、貧乏エリーン集団がいると悪臭の方が際立つ。
汗臭さと獣臭さと、貧乏臭さが入り混じった何ともいえない饐えた臭いが辺りを覆っていく。
並ぶという概念もないらしく、試食が開始されるや否や我先にと押し寄せ食べ物を要求する貧乏エリーン。

パンピリーンは見栄を張ってブロッコリースープなどを試食して女子力()の高さをアピールしそうだが、
貧乏エリーン達はそんなくだらない見栄よりも飢えをどうにかするのが最優先だ。とにかく肉だ。
特に人気が高いのはやはりカイアトール伝統BBQだ。痩せこけた貧乏エリーンが何十人も束になっている。
貧乏飼いエリーンも貧乏野良エリーンも目先の食事で頭がいっぱいだ。
みんな自分の事しか考えていないので、押したり倒したりするのは当たり前でBBAのバーゲンセール状態だ。

何匹かは波に飲まれて集団の下敷きになっていた。弱い貧乏エリーンは容赦なく淘汰される。
貧乏エリーン達の小さな足で踏みつけられ、血を流す姿はまるでワイン作りの葡萄のようだ。

見たところ、既に命を落としている貧乏エリーンもいるようだ。しっぽがぺしゃんこで目を開けたまま動かない。
食事まであと一歩の所で餓死してしまった貧乏エリーンは波に揺らめく海草のように群れの中で漂っている。
ケモ耳を齧られて錯乱状態になっている貧乏エリーンもいた。試食コーナーとは言え、彼女達にとっては戦場だ。
脱落組の多くは貧乏飼いエリーンだった。やはり戦闘力は貧乏野良エリーンの方が高いらしい。

試食コーナー担当の料理人も恐怖ですくみ上がっている。無理もない、目の前で死者が出ているのだ。
池の中で口を開けて群がる鯉のように、汚い貧乏エリーンが大きな口を開けて食べ物をねだってくる。
「ンギョァ!」「ペーペーショォ!ショォ!」「ンー!ンー!」「ホァー!テァー!」「ティーヤァァァ!!!」「ザァァッ!ン゛ンンン!!!」
うるさくてたまらない。言葉の意味?そんなのは知らないが言っている事はわかる。"早く食べ物をよこせ"だ。
可愛らしく「おひとつくださいな」くらい言って欲しいものだ。…まず無理だが。

命を落とした貧乏飼いエリーンを群れの中から引きずり出す保護者達。彼らもまた酷い身なりをしている。
格差社会、長引く戦争、苦しい思いをするのはいつだって下層市民なのだ。エリーン1匹養うのも大変だ。

しっぽがぺしゃんこになった貧乏飼いエリーンの死体を抱きかかえて泣きじゃくる保護者。愛していたのだろう。
一方、餓死した貧乏飼いエリーンの保護者はシケモクを口に咥え、どこか安心したような表情を浮かべていた。

そんな様子を冷めた目で見つめる貧乏野良エリーン。彼女達に保護者はいない。
彼女達が死んだところで、泣いてくれる人も弔ってくれる人もいない。孤独な存在なのだ。
冷めた目の奥にはどんな感情が潜んでいるのか、、それは彼女達、貧乏野良エリーンにしかわからない。

おしまい。

769名無しさん:2015/10/05(月) 10:30:40 ID:Bxp5NSUo
コック帽が大きくて転んでた去年とコック帽が似合うようになった今年
和ませてからの暗い話…落差が

770名無しさん:2015/10/05(月) 21:56:57 ID:P5w4XIQI
〜豊穣祭と色々なエリーン「覚醒ジンギスリーンと幼い貧乏えりーん編」〜

ようやく試食にありつけた貧乏ヒツジエリーンはあろうことかジンギスカンを夢中で頬張っている。
本人は何の肉かわかっていないようだが、禁断の味を覚えてしまった貧乏ヒツジエリーンはもう止まらない。
ジンギスリーンとして覚醒してしまったのだ。普段はおっとりした性格で有名なヒツジエリーンだが、
飢え+禁断の味がもたらす効果は抜群だった。今の貧乏ヒツジエリーンに以前の面影はない。

覚醒ジンギスリーンの血走った瞳は既にここではない何処かを見ているようで、ピントが合っていない。
口の中いっぱいにジンギスカンを頬張り、クッチャニッチャと音を立てて咀嚼している。クチャラーだ。
濃厚なソースとジンギスカンの肉汁が口内で混じり合い、一層食欲を掻き立てる。

しかし、所詮は試食。満足出来る程の量ではない。最後の一口を飲み込んだ瞬間から、次が欲しくなる衝動。
試食の皿を何度も何度も舐める覚醒ジンギスリーン。足りない、まだまだちっとも足りない。
「…ンメェ..メェーー...ンメ゛ェェェァァァァ!!!(ダダダダダッ」絶叫と共に再び試食コーナーの群れに飛び込んでいく。

「メェ!メヘェ!!ヘンメヘンメ!!メェエエ!!ヘメヘェ!!」裏返った声で"もっとよこせ"と強く要求する覚醒ジンギスリーン。
他にも禁断の味を知ってしまった覚醒ジンギスリーンが何匹も凄い剣幕でおかわりを要求してくる。
まるで羊の皮を被った狼だ。細い首筋に幾つも血管を浮かび上がらせ、出せる限りの声を出してアピールする。
自分よりも体格のいい貧乏ドラリーンや貧乏イヌエリーンを蹴散らしていく。物凄い迫力だ。
蹴散らされた貧乏ドラリーンは衝撃で片方の角が折れてしまい、泡を吹いてガクガクと痙攣していた。

また、この試食戦争に飛び込めずにいる貧乏飼いエリーンも少なからずいた。
薄幸そうな保護者の後ろにべったりと張り付き、目に涙を溜めて指をしゃぶっている。
まだまだ幼いようで、他の貧乏エリーンと比べると身長も随分低かった。
お口はとても小さいのに指はエリーンサイズなので中々倒錯的な指しゃぶりだ。
こんな幼い貧乏えりーんがあの群れに飛び込んでいったら間違いなく死んでしまうだろう。

「…だ、誰かこの子に、tあ・・食べ物を、食べ物を恵んでやってくれないだろうか…」
薄幸そうな保護者は小声で周囲に呼びかけるが、貧乏エリーン達がやかましすぎてちっとも聞こえない。
こんな様子では貧乏になるのも仕方がない。何故エリーンを育てようと思ったのか。
幼い貧乏えりーんはゲジゲジの眉をハの字にして"もう帰ろう"と保護者の汚れたズボンを引っ張る。
幼いながらにして自らが置かれた状況というものをよくわかっているようだ。

ここに二人の居場所などない。戦う気がないのならば去るしかないのだ。
薄幸そうな保護者と幼い貧乏えりーんはお腹をグーグーと鳴らしながら祭りを後にした。

おしまい。

771名無しさん:2015/10/05(月) 23:08:46 ID:rSEJN1i6
悲しい世界

772名無しさん:2015/10/07(水) 23:32:06 ID:P5w4XIQI
豊穣祭ネタが途中だけど、思いついたので投下します。

〜翼を手に入れたエリーン〜

ファイター実装と同時に翼ガチャが登場した。お知らせページでは翼をつけたエリーンがこちらを見ている。
早速、神々しい翼を手に入れたエリーンはわざとらしいポーズをとってあちこちで自慢していたが、
ナイトメアウィングをつけたエリーンは"それがどーしたデス"といった表情で全く動じなかった。
それが気に食わなかったのか、はたまた翼を手に入れて気が大きくなっているのか、
プチエンジェルの羽をつけたエリーンを見つけるとニヤリとほくそ笑み、イジメ始めた。

翼エリーン「おもちゃみたいな羽デスね〜wwこんな羽はこうしてやるデス!フェーハッ!!(バキバキッ」
プチエンジェリーン「ショォォ?!!?何するデス!エリーンちゃんの羽さんが!エリーンちゃんは天使さんなのに!」

プチエンジェリーンの羽をもぎ取って破壊する翼エリーン。とんでもない極悪エリーンだ。

翼エリーン「キャハハハハ天使wwwおもちゃの羽で天使wwキャハハぽんぽんが痛いですw笑いが止まらないデスww」
プチエンジェリーン「…フェ…フェゥェァァ...ァァウァェァ!!ァアゥェァ!!ァア!フェェァァァ><」
翼エリーン「ププッ泣いちゃったデスwおもちゃの羽をつけるようなエリーンはやっぱりおこちゃまなんデスww」

腰に手を当てて高笑いする翼エリーン。その場に跪き、泣く事しか出来ないプチエンジェリーン。
その様子をガクガクと震えながら見ているエリーンがいた。背中にはモンシロチョウの羽がついている。
自分も羽をもぎ取られてしまうのではないかという恐怖。思わず鼻水が垂れる。

翼エリーン「ププw虫の羽をつけたエリーンがいるデス。虫ケラリーンは外灯にでもたかってろデス!キャハハww」
モンシロリーン「ゥェ...ァェェェ…ズズゥ..ズズーッ(鼻水」
翼エリーン「…鼻水垂らして汚い虫ケラリーンデスね。鱗粉が飛ぶからあっち行けデス!スプレーするデスよ!」
モンシロリーン「フェ、、フェァァ〜〜!!(トテトテットテ!ッドテンッ)ンギュォ!…フェ、フェェェェ(トテトテテ」
翼エリーン「どんくさwこれだから虫ケラリーンは困るんデスwそれに比べてエリーンちゃんは女神デス!^^」

恐怖で足がもつれて転んでしまうモンシロリーン。それでも情けない声を上げて必死に逃げていく。
腰に手を当てて悦に浸る翼エリーン。どうやら自分を女神だと思い込んでいるようだ。

翼エリーン「キャハハハwwエリーンちゃんにひれ伏すがいいデス!セレン?ヴェリック?エリーヌ?キャハハハハハ^^」

まるで終末を知らせるラッパのように響き渡る翼エリーンの高笑い。実に不愉快だ。
それと同時に空には真っ白な翼をつけたエリーンがたくさん飛んでいた。

ケル粉終了に伴い、役目を終えたジャンピングエレーンが空へと還っていくのだ。
皆、酷くやつれていて、瞳には輝き一つなかったが、何処か穏やかな表情を浮かべていた。

右も左もわからないままLvを上げさせられ、毎日毎日ケルばかりやらされ…粉、粉…粉粉粉こなこなこな…。
そんな日々に終わりを告げる日がやってきたのだ。今までありがとうエレーン。さよならエレーン。安らかに。

おしまい。

773名無しさん:2015/10/08(木) 18:56:23 ID:hQ0DtnbI
かわいそうに…こんな翼エリーンには制裁が似合うとおもうの
次回シバかれて翼がもぎ取られることに期待

774名無しさん:2015/10/09(金) 01:53:16 ID:qtmkZ3b2
ネタ早いwこれはクソエリーンですわ…ぶっ飛ばしたい
エレーンワロタw成仏してね…南無

775名無しさん:2015/10/09(金) 02:27:36 ID:mTjQ.K0k
おとといまで毎日構ってくれたご主人様があの日を境に全く見向きをしてくれなくなり泣き続けるエレーンちゃん

776名無しさん:2015/10/10(土) 22:25:12 ID:P5w4XIQI
豊穣祭ネタの続きです。

〜豊穣祭と色々なエリーン「わがまま貧乏飼いエリーンと保護者編1」〜

食堂の前で貧乏飼いエリーンがボサボサの髪を掻き毟りながら喚いている。フケがポロポロと粉雪のように落ちて汚い。
まだ小さいキツネエリーンのようだが、頭の至る所からアホ毛が飛び出ている。きっと物凄くアホなのだろう。
苛ついた様子の保護者がこれまたボサボサのしっぽを引っ張ってこの場から連れ出そうとしている。

貧乏飼いエリーン「ォヒョォ?!ッ!テイャーァ!!(テシッテシッ)..フンス!!ァ゛ァアウ!テェーペーショ!チィィ...チィィィイ!!!」

しっぽを掴まれて一瞬変な声を上げるが、すぐさま保護者のスネに蹴りを入れて振り払う。
少し距離を取るとオーバーリアクションで怒りを露わにし、意味不明な言葉でまくし立てる。
そんな様子を周りの客達が白い目で見ている。(汚っ!)(また貧乏エリーンか)彼らの心の中はこんなもんだろう。

周りの目を気にした保護者が再び貧乏飼いエリーンを連れ出そうと近づいたが、
そうはさせまいと地面に寝転がって駄々をこね始める貧乏飼いエリーン。手足をバタつかせて暴れている。

貧乏飼いエリーン「チャーモゥ!ャーャーャー!ャーャィ!(バタバタ!)ピキォ!ピーギソー!ァ゛アァァ!!ソーテソーテ!ピィィギソォーテ!ショォォァァ!!!(ジタバタ!)」

舌足らずな口調で喚き散らしているが、よく聞いてみるとピグリンソテーを要求しているようだ。
普段は碌に言葉を覚えようとしないのに、こういう時だけピンポイントで喋るのだ。
思い通りにならないとすぐ癇癪を起こすのも躾けられていない未就学エリーンに多く見られる習性だ。
尤も、第一線で活躍している王女ですら日頃からあんな調子なわけだが…。

しかし、せっかく豊穣祭に来ているのだから名物料理の一つでも食べさせてやるのが保護者というものだろう。
それとも試食コーナーで腹を満たしてやろうなどと考えている甲斐性無しなのだろうか。
だが、保護者の苛立ち具合を見ていると、どうやらそういうわけでもないようだ。

――実は、数十分前にも貧乏飼いエリーンは何度か駄々をこねていた。

貧乏飼いエリーン「ハー゚!パァァブギィ!!マーヒマーヒ!パァァウェァァアァ!!ァ゛ァゥァマーヒィィィ!!(ジタバタ!」
貧乏飼いエリーン「ブルォォ!ブッコロリ!ブッコロリープー!!ゥゥプォ!!ブッコロrrrrリ!ブッコロリィィイl!(ジタバタ!」

どうやらパンプキンマフィンとブロッコリースープを要求しているようで、髪を振り乱して暴れている。
周りはきっと(パーパーうるせぇぞ、パープリーン!)(やかましいブッコロリーンだ)と思っているに違いない。
それでも保護者は野菜嫌いの貧乏飼いエリーンが野菜を使った料理を食べたいと言ってくれるのが嬉しくて、
なけなしのお金を使って貧乏飼いエリーンに二品の料理を注文してやった。久々の外食だ。

(ガタガタ!ガッタンガタン)席に着いて料理を待っている間も落ち着きがなく、椅子を前後に揺らして遊んでいる。 
また、歯が生え変わる前後で疼くのか、片眉を吊り上げ「ンギギギィ!」と唸りながらおしぼりを齧ったりしている。
保護者は何度も注意するが全く聞く耳を持たず「チィ!チィィ!」と威嚇までしている。どうしようもないエリーンだ。

店員が料理を運んでくると「ンッ!ショォメェ!」と言ってテーブルを指差す。早くここに置けと言いたいらしい。
保護者がスプーンやフォークを渡そうとしても見向きもせず、汚い手でマフィンをむんずと掴む。
温かくて甘い香りを漂わせるマフィンはとてもおいしそうだ。また、最近では冷やしマフィンも人気があるらしい。
だらしなく涎を垂らして口を開ける貧乏飼いエリーン。楽しいご飯タイムの始まりだ。

777名無しさん:2015/10/13(火) 09:03:35 ID:P5w4XIQI
〜豊穣祭と色々なエリーン「わがまま貧乏飼いエリーンと保護者編2」〜

「ンガァ〜ァ(ネチャァ」貧乏飼いエリーンが大きく口を開けると上下の前歯の間に何本も唾液の線が伸びる。
保護者が歯磨きをしようとしても逃げ回るので、口内の衛生環境はかなり悪そうで舌苔がビッシリだ。

貧乏飼いエリーン「ァムッ(ポフッ)...ンモンム..(フモフモ)...!!ンッンッ!!ングボモォェェェ!!!オェェ!ェエッッペッッペッ!!(ビチョッビチョ)」

勢い良くマフィンを頬張り何度か咀嚼した途端、突然顔をしかめて口内のマフィンを吐き出した。
ベチョベチョになったマフィンがテーブルに撒き散らされる。保護者の肩がプルプルと震えている。
どうやら甘みの中に野菜特有の味を感じてしまったらしい。貧乏の癖に好き嫌いの激しいクソエリーンだ。

貧乏飼いエリーン「ベェッ!ォェ..チロッ..チロチロレロレロ…(チャパシャパシャパパ)」

口直しのつもりなのか、ブロッコリースープの皿を自分の方に引き寄せると舌苔だらけの舌を伸ばし、
スプーンも使わず、皿に顔を近づけてチロチロとスープを舐め始めた。まさにイヌ食い、いやキツネ食いだ。
皿に手を添えるわけでもなく、テーブルに肘をついてスープを舐めている。なんて行儀の悪いクソエリーンだ。

貧乏飼いエリーン「レロォ…ペチャペッチャ...?!?!ッ…ベェェエェ!ペッペッ!ニチィ...ペェ!ペッペッ!ォェー(ビチョッチョビッチョ)」

材料にミルクを使っている為、最初はミルキーさが誤魔化してくれていたものの、
スープに染み込んだ新鮮なブロッコリーの風味と蕾のブツブツ感が口内を支配していくのを感じ、
すぐさまスープを吐き出す。口内に引っ付いたブロッコリーの蕾が気持ち悪くてたまらないようだ。
舌を出して酷く顔をしかめるが、とにかく舌が汚い。舌苔にブロッコリーの色素がついて緑色になり、
その上にブロッコリーの蕾がブツブツと大量にこびりついている。まるで青カビが生えているようだ。

本人はペッペッと必死に吐き出しているが、テーブルの上は既に悲惨な状態だ。
どれもほんの少し食べた程度なのに酷い食べ散らかし様だし、更に口から吐き出した咀嚼物が散乱している。
保護者の安っぽい衣服や顔にもマフィンのカスやブロッコリーの蕾が飛び散っている。
楽しく食事をしていた周りの客連中もすっかり興ざめといった感じで、こちらを煙たそうな顔で見ている。

保護者「(バンッ!!)いい加減にしなさい!」 貧乏飼いエリーン「(ビクッ)ヒッ?!」

テーブルを叩き、激しい口調で貧乏飼いエリーンを叱る保護者。一瞬ビクつく貧乏飼いエリーン。
凍りつく食堂。周りの客連中から一斉に注目が集まる。

保護者「あんたが食べたいっていうから頼んであげたんでしょ!謝りなさい!ちゃんと教えたでしょ!!」
貧乏飼いエリーン「ンーーン!!ンーン!!(ジタバタッ)チャーモ!ショォショォペー!モー!!!」
保護者「またそうやって駄々こねて!好き嫌いせずに残さず食べなさい!ほら、行儀良く!恥ずかしいでしょ!」
貧乏飼いエリーン「ンーーーン゛!!ン゛ーン!!…フンス...フンスフンス!!!.........ギョ、ッ..ッ...ンギョォォオオオオオァァ゛ァ!!!!」

(ガッガガガッ!ガッシャーーン!!)

バツが悪くなった貧乏飼いエリーンは大きな手でテーブルの上の料理を振り払い、床に落とした!
皿の割れる音が食堂内に響き渡り、店員が血相変えて駆け寄ってきた。

――その後、保護者は腸煮えくり返る気持ちを抑えながら店員に頭を下げ、
嫌がる貧乏飼いエリーンを連れて店を出て行ったのだった。

778名無しさん:2015/10/15(木) 09:12:50 ID:2MCKXdGw
椅子ガタガタさせるガキいるわ
こんなクソガキエリーンは徹底的に教育してやる

779名無しさん:2015/10/15(木) 21:20:57 ID:P5w4XIQI
〜豊穣祭と色々なエリーン「わがまま貧乏飼いエリーンと保護者編3」〜

それから保護者と貧乏飼いエリーンは他のコンテンツを見て回ったが、二人とも楽しくなさそうだ。
保護者は黙ったままスタスタと歩いている。その後ろを貧乏飼いエリーンがスタタタと小走りでついていくが、
不機嫌そうに唇を尖らせ、チラチラと保護者の方を見てはブツブツと文句を言っている。

コンテンツを楽しむ事もなく、ぐるっと一周して戻ってきたのがまたもや食堂前だった。
そこで偶然見てしまった、テイクアウトのピグリンソテー。

ドラリーン「ダイエット中…なのに、食べちゃう。…おいしい(モグモグ」
ドラリーンの主人「今年はうまいものいっぱい食べようぜ!ドラリーンは今のままで十分可愛いんだからさ!」
ドラリーン「…///この格好でお腹が出ちゃったら恥ずかしい…でも、食べちゃう(モグモグ」
ドラリーンの主人「再販でやっと手に入ったナイトメア。凄く似合ってるよ!夜が楽しみだね!夜が!ナイトが!」

何処かの幸せそうなエリーンと主人がテイクアウト用のピグリンソテーを食べながらイチャついている。
実にけしからんので、この主人には食べすぎでお腹を壊してナイトメアに苦しむ呪いをかける事にしよう。

貧乏飼いエリーン「…?!?!ュァアーィ♪ハーァ(^q^」
ドラリーン「それにしても…本当においしい…このピグリンソテー(モグモグ」
ドラリーンの主人「うまいよな。俺さっきBBQ四人前食べたばかりなのにまだイケるぜ!スペースストマックよ!」
貧乏飼いエリーン「……ピギ...ォーェ..ピギィ...ォーデ…ピギォーテ...ンー。ソーェ..ソーテ...ァーィ(^q^」
ドラリーンの主人「(ゴニョ…ゴロゴロ…ゴモモ)ん…何だか腹が…腹の調子が。食べすぎたかな、あははw、」
ドラリーン「?大丈夫…?」
ドラリーンの主人「だ、大丈夫。ちょっと食べすg(ゴモモォォ!)っっちょっとタンマ!(ゴロロブピ)あっあっ」
ドラリーン「…ちょっと、顔色悪いよ?凄い汗…」
貧乏飼いエリーン「ョゥ!ォーゥ!チャーモ!ピキォ〜〜!!(`q´」
ドラリーンの主人「…あ、ダメかも…あっあっ、出る、出るよ出る出る…おぅほっ!!」(タッタッタ〜)→トイレ
貧乏飼いエリーンの保護者「……(まーた始まった。ホントにこのく、k...クソエリーンは!!)」
ドラリーン「…バカ。心配だよ…」

会話が混線しているが、これらのやり取りが冒頭に繋がっていくわけだ。
主人はしばらくトイレから出てこれないだろう。だが、この仲良しバカップルが食べていたピグリンソテーは、
かたやギクシャク中の貧乏飼いエリーンにとってはさぞかしおいしそうな食べ物に見えたのだろう。
これを食べれば保護者ともきっと仲直りができる!そう考えたのかもしれない。全部自分のせいなのに。

しかし、保護者の方はすっかりご立腹だ。鋭い眼光の奥には諦めと失望の色も見え隠れしている。
貧乏飼いエリーンは日頃からずっとこんな調子で保護者を困らせてきたが、いよいよ我慢の限界だ。
エリーンと暮らせば少しは人生が明るくなるかも、などと考えたのが間違いだったのだ。

近年では野良エリーンを少しでも減らそうと里親募集に力を入れている地域もあるようで、
"エリーン、正しい理解で豊かなくらし""エリーンと明るい未来"などといういかにも胡散臭いコピーが
メディアに取り上げられ話題を呼んだ事も記憶に新しい。この保護者もそのコピーに引っかかった口だろう。
税金が還付される?壷を買えば彼女が?サプリでフサフサに?エリーンを飼えば幸せに?お利口で可愛い飼いエリーン?
そんなおいしい話、あるわけがないのだ。そんなものに夢を見るから貧乏なのだ。

保護者「……もう終わりよ。家族ごっこはおしまい。…あんたとはここでサヨナラよ。」
貧乏飼いエリーン「ソーェソーテ!!ピギィソー!ソォ...??………ァーェ?...チャーモゥ,ルゥールゥーショォ?……ハァーェ..テェペョー...?」

780名無しさん:2015/10/17(土) 16:59:21 ID:9VN3oPeU
久々のドラリーンカップルだけどヒューマンさんは相変わらずだね
言葉を覚えようとしてもうまく喋れない飼いエリーンがちょっと可愛い
てかさりげなくきわどいワードをぶっこんでくるなw

781名無しさん:2015/10/18(日) 08:43:29 ID:P5w4XIQI
〜豊穣祭と色々なエリーン「わがまま貧乏飼いエリーンと保護者編4」〜

突然、別れを言い渡された貧乏飼いエリーンは、いつものお叱りとは明らかに違う雰囲気に萎縮している。
保護者が具体的に何を言っているのかは理解出来なかったが、どういう意味なのかは直感でわかった。
"自分は捨てられるんだ。飼いエリーンではなくなるんだ。そこらで見た野良エリーンと同じになるんだ"と。

いや、飼いエリーンから野良になるという事と、元から野良であるという事の間には大きな差がある。
貧乏とは言え、誰かに守られて生きてきた飼いエリーンが、いきなり野良になって生活できるわけがないのだ。
貧乏飼いエリーンはその事にまだ気付いていないが、捨て子エリーンに生きられる場所などない。

実質、死を宣告されたに等しい貧乏飼いエリーンは身体を起こし、おちゃんと座ったまま大きな指をツンツンしている。
こういう時だけいじらしく振舞うのもエリーンの特徴と言えるだろう。
だが、先程まで地面に寝転がって駄々をこねていたので、服も身体も土埃で汚れてしまっている。

保護者は時折溜息をつきながら今日までの苦労について語っている。エリーンと暮らすのは大変なのだ。
貧乏飼いエリーンは痩せた身体をモジモジさせたり、大きな指で地面をなぞったりしていじらしさをアピールするが、
保護者も周りも誰として同情を向ける事はなかった。これだけ騒いだのだから当然だろう。

貧乏飼いエリーン「……ァー…ャ...ァーャ!..ン゛ー…バーャ!バーャバーャ!!!バーグァ!!フンギャァァァァ!!(ジッタンバッタンボリボリブチチチ」

突然、貧乏飼いエリーンが癇癪を起こし始めた。というより逆ギレである。何て愚かな…。
いつものように舌足らずな口調で感情のままに叫んでいるが、保護者に罵声を浴びせている事ははっきりとわかる。
足をバタバタさせつつ大きな手で髪を掻き毟っている。いや、掻き毟るどころか、髪そのものを毟り取っている。
ストレスが溜まると髪やケモ耳、しっぽの毛を毟って食べるエリーンがいるというが、
恐らくこの行動もそういったものと同様で、過度のストレスが爆発してしまった結果なのだろう。

毟り取ったフケだらけの髪を大きな手でギュッと掴むと、勢いに任せて保護者に投げつけた。
しかし、所詮は髪なので保護者まで飛んでいく事はなく、投げたそばからひらひらと地面に落ちていく。
それが不服だったようで再び寝転がって手足をバタつかせる貧乏飼いエリーン。

貧乏飼いエリーン「ンーン!ン゛ーン!!バーャ!チャーモ!チャーモ!!ンーン!ン゛ーー!!!バーャバーャ!!!(ジタバタジタバタ」
保護者「……そうやって喚けばいつもみたいに何とかしてもらえると思ってる?…哀れね。」

顔を真っ赤にして喚き散らす貧乏飼いエリーンとは対照的に冷め切った表情の保護者。
しかし、捨てると言ってもこれだけ多くの目撃者がいる中に置き去りにするわけにはいかない。
保護者は寝転がって暴れる貧乏飼いエリーンのしっぽを先程よりも強くギュゥゥッと掴んだ。
「オギョォワァ!!」これには相当な激痛が走ったらしく目を見開き、全身をピーンと硬直させて大声を上げる。
あまりの激痛に身体がスタンしてしまい、反撃の一つすらお見舞いしてやる事ができなかった。

782名無しさん:2015/10/19(月) 11:19:08 ID:KS9YXc26
保護者女かwいじらしさアピールうぜー!これはキツいお仕置きの予感

783名無しさん:2015/10/20(火) 18:10:09 ID:P5w4XIQI
〜豊穣祭と色々なエリーン「わがまま貧乏飼いエリーンと保護者編5」〜

保護者はボサボサの汚いしっぽを掴んだまま貧乏飼いエリーンを引きずって歩き始めた。
うつ伏せでスタンしている貧乏飼いエリーンは手足を広げたまま身動きがとれない。
大人がしっぽを掴んで引きずっているので、貧乏飼いエリーンはお尻がやや持ち上がり、
その分、上半身は地面に強く擦られる形になっていた。既に顎や顔には擦り傷が出来て血が滲んでいる。

食堂前は貧乏飼いエリーンの毟った髪やフケで汚れていたが、次第に祭りの賑やかさを取り戻していった。
引きずられて消えていく姿など誰も気にはしなかった。愚かなエリーンが一匹捨てられるだけなのだ。

保護者が向かった先は収穫真っ最中の畑だった。たくさんの労働未就学エリーンがヘロヘロになって働いている。
昨年に引き続き、とある闇の派遣会社から派遣された労働未就学エリーンの集団だ。
安い賃金で使い捨てができる未就学エリーンは労働力として使うのに最適だ。使えないクソエリーンも多いが…。

畑の際に停められた荷馬車の中には生産力が尽きた労働エリーンが何十匹も横たわっていた。
粗末な布切れ一枚羽織っただけの姿で酷く痩せこけている。収穫のし過ぎで爪がない者も多かった。
太ももにハエが止まってもピクリともせず、薄目を開けたまま生産力が回復するのを待っている。
これでは生産力が回復する前に息絶えてしまうだろう。…死んだらそこらから新しいのを補充すればいいだけだが。
エリーヌが涙を流す事も、月の雫が労働エリーンを潤す事もない。使えないなら朽ち果てるだけだ。

労働エリーンには監視員がついており、逃亡を図った者は速やかに捕縛されて厳しい処罰を受けるという。
その監視員が保護者達に気付くと怪しげに微笑んだ。取引のスタートである。

保護者が監視員に貧乏飼いエリーンを引き取ってもらえないか打診すると、二つ返事でOKが出た。
監視員は貧乏飼いエリーンの性格や感染症の有無など幾つか質問をしたが、問題はないと判断したようだ。

監視員「今日はエリーンを売りに来る方が多いんですよ。死体を持ってこられる方には驚きましたが^^;」

金額など具体的な取引を進める中、こう話す監視員。恐らく試食コーナーで出た死者の事だろう。
他にもゲジゲジな眉をした幼いエリーンを売りに来る客がいたとか。

監視員「"うちでは食べさせてやれないから、お宅のとこで何か食べさせてやってくれ"とか言うんですよ^^;
    勿論断りましたよ。こちとら託児所でも慈善事業でもないんで。他をあたってくれと^^;
    そしたらゲジゲジ眉のクソエリーンが指咥えてこっちを見てくるんですよ。もう勘弁してくれと^^;」

次から次へと愚痴がこぼれる監視員。エリーンを扱う仕事は中々ストレスが溜まるようだ。
そして取引は進み、現金と引き換えに貧乏飼いエリーンを差し出す保護者。一体幾らで売れたのだろうか…。
監視員は貧乏飼いエリーンのしっぽを掴んでヒョイッと持ち上げると、乱暴にゆすって目を覚まさせようとする。
身体を強く揺さぶられた貧乏飼いエリーンはようやくスタンが解けて意識を取り戻した。流石、監視員である。

784名無しさん:2015/10/20(火) 19:28:38 ID:hQ0DtnbI
でた闇の派遣会社((;OдO))ブルブル

785名無しさん:2015/10/23(金) 00:15:17 ID:P5w4XIQI
〜豊穣祭と色々なエリーン「わがままな貧乏飼いエリーンと保護者編END」〜

貧乏飼いエリーン「…?ミャ...ミャァ...?ハーェ?……ショッ!ショォォ!??!ペーペーショォ!バーャバーャ!!バーャ!!!!(ブルンブブンブルンルルン)」
監視員「お目覚めですかー?ハハッ、元気のイイエリーンですね。凄いアホ毛だw早速働いてもらいますよ^^」
貧乏飼いエリーン「チャーモ!チャーモゥ!!ンーン!!ン゛ーーーーン!!ンギョォォァァァ!!!!!(ブルンブブンブンブンブン)」

しっぽを掴まれて宙吊り状態の貧乏飼いエリーンは相手が誰であろうとお構いなしに手足を振り回す。
小さなエリーンが必死に抵抗した所で痛くも痒くもない。だが、この喚き声だけは耳障りだ。
全力で声を上げている為に時々物凄く高い音を発する事がある。ホイッスルボイスという奴だ。
保護者…いや、元保護者や監視員に向かってわけのわからない言葉をぶつけ、一心不乱に暴れる。顔は真っ赤だ。

元保護者「私はもうあなたの保護者じゃないのよ?あなたが幾ら喚こうが知った事ではないわ。」
監視員「少し元気があり過ぎますね。大人しくしろ!(ビターン!パチン!!)今日からお前は労働エリーンなんだよ^^」
新人労働エリーン←New!「ォゥァアッ!!(ビクッビクン)……ァー…ヒッ……ヒッ...ェッ...ヒッ..グ…ェッグ…(;>o<;)」

今日初めて会った人物に叩かれてびっくりしたのか、べそをかき始める新人労働エリーン。
さっきまで散々暴れていた癖に、いざ自分がやられるとすぐに被害者面をする。エリーンならではの行動だ。

元保護者「では、これで失礼します。おかげですっきりしました。」
監視員「こちらこそ活きのイイ労働力をありがとうございます。またよろしくお願いしますよ^^」
元保護者「もうエリーンは懲り懲りですw顔も見たくないです。」
新人労働エリーン「ヒッグェ..グェ..ショ、ショォー…。ェ..ェグ..チャーモー…チャーモー…ェ..ェェァ(;>q=;)」
元保護者&監視員「では^^ノシ」

気持ちのいい取引を終えた両者が挨拶する中、宙吊りのままの新人労働エリーンは元保護者に手を伸ばす。
だが、元保護者は見向きもしない。本当に顔も見たくないようで、背を向けてそそくさと去っていく。

段々と小さくなっていく元保護者の背中を追いかけるように、精一杯手を伸ばすが届かない。
エリーンの手は大きいといっても、失った信頼や絆を再び掴み取る事は大変難しい。
リカノールの広大な大地にとめどなく零れ落ちる新人労働エリーンの涙。だが、もう泣いている暇などない。

監視員「ほら、お前はこっちだ。いつまでもめそめそしてんじゃねぇ!!ぶっ殺すぞ!(ドゥクシドゥクシ!!ドゴォォ!!!」
新人労働エリーン「ブェッ!ァアゥ!!ッッゴッホォァァァ...!!!!ゴッホェ!ゲホッゲホッ!!…チャ、チャーモゥ..チャーモォ...ゲホッゲホ!!」
監視員「ぁあ?何がチャーモーだ。喋れるエリーンはデスデス言うし、こっちはわけわかんねぇし。ウザいんだよ!」

宙吊り状態の新人労働エリーンに何度も暴行を加える監視員。こうやって上下関係を叩き込ませるのだ。
新人の様子を横目でチラッと見つつも作業に集中する労働エリーン達。みんな汗びっしょりになって働いている。
下手に干渉するととばっちりを受けかねないので我関せずを貫き通すのが利口だ。ここで身につけた知恵だ。

十分痛めつけた所で畑にぽーんと放り投げ、古参労働エリーン達に顎で合図をする監視員。
"後はお前らがこの場所のルールを教えてやれ"という意味だろう。
新人労働エリーンは既に全身痣だらけで、顔は大きく腫れて前歯も何本か抜けていた。ますますブスーンだ。
完全に恐怖し、喋る事もできないようで(喋った所で理解不能だが)、プルプルと震えている。

――その後、新人労働エリーンはヨロヨロになりながらも生産力が尽きるまで収穫作業を強いられたが、
担当した畑がカボチャ畑とブロッコリー畑だったというのだから皮肉なものだ。

おしまい。

786名無しさん:2015/10/23(金) 00:22:35 ID:P5w4XIQI
〜豊穣祭と色々なエリーン おまけ「闘技場編」〜

今日も闘技場は大盛況。色々なエリーンが集まって博打に夢中だ。
ビギナーズラックで大金を手にしたエリーンは調子に乗ってポポリを召使いとして雇って女王様ぶっている。

やたらとサイケな配色の服を着た何人かのエリーンは横一列に並ぶと、アフロのカツラを被って踊りだした。
ただでさえ大きい頭が余計大きく見えて不気味だ。どうやらファンキリーンズというグループらしい。
踊りに合わせてギターを弾くギタリーンもいたが、踊りも演奏もド下手でファンキーというよりクレイジーだった。

最前列では博打にどっぷり浸かったプリーンの博打リーンが大声を上げてモンスターを応援している。
かなり興奮しているようで、賭けたモンスターに指示を出したり、相手モンスターにポウンポウンしている。
すると、他の博打リーン達も同調して突撃エモを連打したり"ンギョォォッ!"と叫んだり、いちいち騒いでうるさい。

試合終了後も歓喜やら落胆の声でやかましく、勝った者は何度も飛び跳ねて大笑いしたり、踊ったりしている。
負けた者は"ァアゥェァアゥェ"と繰り返し泣いたり、そうかと思ったら"フンスフンス!"と激怒したり、情緒不安定だ。
性格の悪い勝者エリーンは、わざと敗者エリーンの近くで大量の黄金チケットを見せびらかし、
"ァーィァーィ!ァーーーーーィ!!!"と高らかにVサインを掲げて勝利アピールをしている。実にムカつくドヤ顔だ。
いじけた敗者エリーンはその場に座り込み、唇を尖らせながら地面に指で"クソエソソ"などと書いている。

既に財産を全て使い果たした破産エリーンはヨレヨレのグレーインナー姿で突っ立っている。
服も何もかもをお金に換えて博打につぎ込んだらしく、最近は碌に食事すらしていないらしい。

それでも博打の興奮と勝利時の多幸感が忘れられず、こうして毎日闘技場に足を運んでいる。
が、賭けるものがないので参加する事ができず、鼻水を垂らして試合を眺めているだけなのだそうだ。
最近では主人にも愛想を尽かされたらしく、これからは貧乏野良エリーンとしての辛い日々が待っている。

一方、とあるハゲヒューマンは"期間制でいい!いいんだ!頼むから俺に髪を!カツラを!"と太古神に祈っている。
そんなハゲヒューマンの残り少ない髪をアヒルのくちばしをつけたエレーンが容赦なく啄ばんでいた。

おしまい。

787名無しさん:2015/10/23(金) 00:25:10 ID:P5w4XIQI
これで豊穣祭ネタはおしまいです。ありがとうございました。
この夏にメインで書いていたネタはかなり長くなりそうなので、休み休み書いていこうと思ってます。
また何か投下した際はよろしくお願いします。

788名無しさん:2015/10/23(金) 00:44:42 ID:OkECzckI
闘技場で負けてグレーインナーで突っ立っていたのは僕のエリーンです……
あのあと大勝して無事アリス服取り返しました


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