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【ファンキル】SSスレPart2
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サイドF「捨てたはずの信仰(想い)」
「お姉ちゃん未来視に変な雑音が混ざってた理由はこれだったんだね」
コマンドフライシュッツは目の前でカシウスを救った自分の姿を凝視する。
その姿は自らの姿に似ていたが、その手には銃ではなく槍を持っていた。
「カシウスちゃん大丈夫〜?ごめんね〜お姉ちゃん遅くなっちゃって」
「あ、貴女は・・・誰?」
「フライシュッツ・擬装・セイバーだよ〜。はじめまして」
彼女は彼女のままにカシウスを抱き締める。
「初めまして、私。・・・自分の未来は見通せないからまさか私がここに来るとは思わなかった」
「ちょっと、遅れちゃったけどね〜。ほんとはもっと早く駆けつけたかったけど、私たちにも事情があったの」
「まあ、どうでもいいけど。どのみち私が来たところでやることは変わらないよ」
神令フライシュッツは銃口を向ける。
それがどんな相手であろうと、彼女は彼女が好きになったものが失われないよう、自分のために戦うのだ。それが例え自分が相手でも、共鳴のない意思はかわらない。
「貴女、凄く辛そうだよ?」
「・・・何をいっているの?」
一瞬、擬装フライシュッツの言葉に彼女はピクリと反応した。
「ほらーやっぱり辛いんだ!わかるよ〜、だって私のことだもん!本当はこんなことしたくないんだよね?」
「・・・関係ない。私は共鳴なき『盲信』を自ら選んだの。貴女にとやかく言われる筋合いはないよ」
少し間が空いたことに、神令フライシュッツは自らの心の弱さを認識する。そんなものは切り捨てなければならない、やるべきことをやるために。
そんな彼女に擬装フライシュッツは穏やかな笑顔を向けた。
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