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【ファンキル】SSスレPart2
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「ん……」
保健室で目を覚ますと、既に陽は沈みかけていた。
傍でティルフィングが椅子に座ったまま、すやすやと眠っている。
「いっつ……」
まだ背中の痛みはひいてない。
彼女を起こさないように慎重に身体を起こす。
いろんなことがあった一日だけど、結果的には良かったと思う。
「僕が、ティルの恋人に……」
彼女のことをティルと愛称で呼びたいけど、本人の前だと恥ずかしくてなかなかできない。
「……女の子の寝顔を勝手に覗くのは悪いかな」
そう思いつつ、まじまじと見つめてしまう。
まつげが長くて、顔立ちは整っていて、柔らかそうな唇に。
「……綺麗だな」
そして、次第に彼女の耳は赤くなり、目をキュッと瞑って、頬も朱に……。
………………。
「も、もしかして……、起きてた?」
ティルフィングは両手で顔を覆い、俯き、ぽそりと呟いた。
「恋人に……、のあたりから……」
「あ、えっと………………、ごめん」
恋人ができて浮かれていた僕の発言は、ほぼ全て聞かれていた。
……今度からは気をつけよう。
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