したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

【ファンキル】SSスレ

771リクエストあれば気が向いたら書くかも:2019/08/27(火) 22:49:15
【でぃすらぷ!】
第2話「上空にて」

同行を申し出たヘレナと見回りをしている。
どうもニールの調子が悪いらしく、ムーに二人乗りすることを半ば強引に決められてしまった。

「気持ちいいな、ニールとは違った乗り心地だ」

背中に掴まるヘレナが呟いた。

「ねぇ、やっぱりムーに同乗することは無かったんじゃない?」
「もしかして疑っているのかい?ニールは前回の見回りで負傷したと話したろ?くふっ」

嘘であろうことは理解した。

「はぁ…いいわ、ムー。ひとまず戻って」

ムーは「おう!」と返事をして旋回を始める。

「……ところでレーヴァ」
「何?」
「拠点に着く前に、ちょっと確認したいことがあるんだが、いいか?」

ヘレナはスルリと腰に腕を回す。

「ヘレナが一生懸命みんなのために見回りをしている間、カリスと何か妙な事は無かっただろうね?」
「な、何の話し?」

腰に回された腕はそっと躰を撫でながら徐々に上へと移動してくる。

「ちょっと…ヘレナ…!」
「ほ〜ら、しっかりムーに掴まっていないと振り落とされるぞ?ヘレナはただ確認したいだけなんだ。くふっ…!」

こちらが手を離せないのを良い事に、その手はついに胸元を撫で始める。

「…っ!や、やめて、ヘレナ…」
「レーヴァがヘレナに隠している事を話してくれれば、直ぐにでもやめるさ」

おそらくある程度の察しはついているのだろう。
ヘレナの追求はいよいよ服の下まで入り込み、直接刺激が行われる。

「っふ…っはぁ…!」
「ヘレナは怒ってるわけじゃないぞ?ただ、不公平は良くない。レーヴァもそう思うだろ?」
「…そうね…じゃぁ、これでいい…?」

ヘレナの腕を振りほどき、振り向きざまに抱き付き耳元で囁いた。

「心配しなくても大好きよ…いつも、感謝してる…」

最後にヘレナの額に口付けをする。

「〜〜!!!」

さっきまでの勢いはどこへやら、簡単にヘレナは卒倒した。
二人して上空に投げ出される。

「うぉい!何してんだ、二人とも〜!!」

間一髪、ムーが急降下して背で受け止めてくれた。

「ごめん…ムー。しばらく休ませて…」
「お、おう?どうしたってんだ?」

激しい脱力感。あれ以上身を任せていたら危なかった…。

『ちょっと…良かったけど…』

ふいに出た考えをとっさに振り払う。

『よ、良くないし!』


つづく




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板