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公式書籍感想スレ

84名無しの提督さん:2015/04/08(水) 11:27:27 ID:g9a9Mz12
鶴翼既刊4巻読了したので感想(陽炎抜錨発売を待つ間に読み始めたのでこんなタイミングになった)

良い点
■主人公の瑞鶴が戦略的に大切な正規空母である故か、陽炎抜錨に比べて戦況全体が俯瞰的に描かれていて、それでいて個々の活躍描写もしっかりとある。
■史実や戦術の考察に基づいた作戦が展開され、それによって過去を乗り越えていく艦娘たちを見ると胸が熱くなる。
■瑞鶴はサポートに回ることが多く、各巻ごとに主役が交代しているような感じ。それぞれに熱い見せ場がある。
■提督が有能かつ、主人公がいきなり惚れるほどの男ではない、非常にいいキャラ付けになっている。

悪い点
■何かの制限がかかってるのかと思うほど語彙が狭く、同じ表現が何度も繰り返される。1つの表現が巻をまたいで繰り返されることは少ないので、一気に書き上げた弊害なのかもしれない。
■初対面の相手の外見的特徴を「チャームポイントの〜」と称す、「水上を風上にホバーして合成風力」という表現、「○○のニュアンスを含んでいる」と読み解かすのではなく直接書く、など、間違いとまでは行かないものの何か変な表現が多々。
■1巻の出来だけが非常に悪い。巻が続くごとに改善されるが入口がこれでは序盤で投げる人多数なのでは
 □フラストレーションがたまる期間が異様に短く、面白みに欠ける。
 □視点がぴょんぴょん飛ぶ。今読んでいる一文は誰の主観で語っているのか、非常に混乱する。
 □「「「「「了解!」」」」」←これをプロが書いた文章でお目にかかるとは思わなかった。他にも「情景描写無しの沈黙符のみの台詞」など、漫画的といえばいいのか、想像力ではなく視覚に訴えかける表現が登場する。
 □以上が2巻以降は改善されているのは良い点。
■著者の前作が完結していないままらしいので、この作品もきちんと完結するのかが非常に不安。

総評すると、「ぜひ、1巻で幻滅せずに4巻まで読んでほしい。確実にあなたの評価は良いほうへ変わる。」が私の意見。
私自身が「あの戦争」連呼をあらかじめ知っていたからあまり気にせずに読めたので、「2巻以降はきちんと面白い」と知ってれば「世界観説明として必要な1巻」と割り切れるのではないかと思い、感想を書き込むことにしました。
悪い点の方を多く上げてるのはそういった意図です。決して作品批判ではないです(1巻に対しては低評価になりますが)。むしろ皆に読んでもらいたいです。実に面白い作品です。

個人的には「陽炎抜錨の陽炎」と「鶴翼の絆の舞風」がゲーム内に実装されたらどちらが強いかについて熱く語りたい。



しかし、amazonのレビューとかでも1巻の文章がガッタガタな事にはあまり触れられず「ラノベ特有の文章の稚拙さ」みたいな評価で片づけられてたけど、これがラノベの標準的な文章なのだろうか?(ラノベは陽炎抜錨が初めてで、それと鶴翼の2つしか読んだことが無い)
>>73 の評価でこれ以下の文章になっている一航戦とかどうなってるんだろう……


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