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ペレアスとメリザンド

1さーじょん:2005/08/23(火) 01:15:20
作曲・台本:クロード・ドビュッシー(1862-1918)
原作:モリス・メーテルランク『ペレアスとメリザンド』
初演:1902年、パリ

2さーじょん:2005/08/23(火) 01:15:39
作品に関する情報
http://www.and.or.tv/operaoperetta/135.htm
http://www.d3.dion.ne.jp/~rulicon/pelleas.htm
http://homepage2.nifty.com/aine/opera1/opera135.htm
http://www.d1.dion.ne.jp/~t_imac/pelleasu.htm
http://www1.odn.ne.jp/operaparadise/fpelleas.htm
http://www2.plala.or.jp/hisagi/opera/work/op17.html
http://www7.airnet.ne.jp/art/ez2/o/work/Pelleas/P1_pc.html
戯曲に関する情報
http://orchestra.musicinfo.co.jp/~kcpo/info/35th/Pelleas.S.html

3さーじょん:2005/08/23(火) 01:16:08
 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1124572597/3-5や、http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1124595412/3-4に引き続いて、「普段聴かないオペラ」を観ることになりました。ブーレーズ指揮1992年収録DVDを鑑賞。
http://www.deutschegrammophon.com/catalog/product.htms?PRODUCT_NR=0730309
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000CD85O
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000677GR
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005FHGD
 フランス語のオペラ、なおかつ、アリアや重唱ではなく対話中心、ということで、どうしても「カルメル会修道女の対話」http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1096650778と似た印象を持ってしまいます。とはいえ、僕の耳では、「カルメン」と「連隊の娘」以外のフランス語のオペラは、全部同じに聞こえてしまうんですけどね。。。
 それにしても、何とも不思議な作品です。この掲示板でも随所に書いているように、僕は普段、底抜けに明るい旋律か、暴力的な旋律が散出するようなオペラが好きなのですが、このオペラの雰囲気は、何となくクセになりそうです。観終わって独りでいると、いつまでも頭の中に不思議な霧が漂っています。現実に戻るまで時間がかかりそうです。
 初めのうち、自分の素性も明かさず、泉の側で指輪を投げて、しまいには泉に落とし、旅立とうとするペレアスに行かないでとせがむメリザンドに対して、「思慮のない、常識のない女だなあ〜〜」などと思いながら観ていたのですが、最後のシーンでは「あぁ、メリザンドは心やさしい、清い、偽りのない女性だったんだなあ……」などと思うようになってしまいました。こういう、観ている自分自身の心情の変化が、オペラ鑑賞の楽しみの一つでしょう。

4さーじょん:2005/08/23(火) 01:16:29
 このDVDの歌手陣は、結構粒ぞろいだと思います。とくにドナルド・マックスウェル(ゴロー)、前半では紳士ですが、メリザンドが指輪をなくしたことを知ってから、段々と歯車が狂い初めて、最後は後悔の念に苛まれる、という役どころを、見事に歌い演じていると思います。メリザンド(アリスン・ハーグレイ)のどことなく頼りなさげで、幸の薄さを感じさせる声も、この役に合っていると思います。ペレアス、アルケルもそれなりによかったなあ。他にもっとハマる歌手がいるのかもしれませんが、この作品自体を観るのが初めてなので、いまのところは、このDVDで満足といったところです。
 舞台演出・映像演出もこの作品の魅力を十二分に伝えてくれるものだと思います。ただしこのDVD、おそらくお客を入れないで舞台収録したものだと思いますが、音声と演技を一緒にとったのか、それとも別どりなのかは、ちょっと判別できませんでした。
 映像演出では、間奏のたびにスコアを映し出しています。はじめのうち、なかなかに凝ってるなあと思って感心していましたが、5幕15場ですから、しょっちゅうスコアがでてくることになります。見ているうちに「何?このオペラ、場面転換ばっかりじゃねーか……」。。。

5さーじょん:2022/07/17(日) 21:30:52
2022年7月9日(土)新国立劇場公演鑑賞。
ケイティ・ミッチェル演出、大野和士指揮、東京フィルハーモニー交響楽団、新国立劇場合唱団。
ベルナール・リヒター(ペレアス)、カレン・ヴルシュ(メリザンド)、ロラン・ナウリ(ゴロー)、妻屋秀和(アルケル)、浜田理恵(ジュヌヴィエーヴ)、九嶋香奈枝(イニョルド)、河野鉄平(医師)。

公演記録
https://www.nntt.jac.go.jp/enjoy/record/detail/37_023674.html
メディア掲載情報まとめ
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/news/detail/6_023369.html

6さーじょん:2022/07/17(日) 21:32:40
普段まったく馴染みのないドビュッシー。この作品自体も、>>3-4以来17年ぶりの鑑賞。長調か短調かもはっきりしない、明確なリズムもない、敢えて言えば「幽玄」の世界。心地良いことは確かなのですが・・・3時間半は長いかな。
指揮、オケ、歌手、ともに素晴しく、完成度の高い公演でした。とくに外国人勢の主役3人の声はとても美しく、メリザンドは本当にこの役にぴったり。
いわば「夢オチ」の演出も、悪くはないと思います。というか、たとえト書き通りの上演であったとしても、僕はおそらく納得も共感もしなかったでしょう。だから、これくらいの「いじり具合」で丁度よかったかな。

7さーじょん:2022/07/17(日) 21:33:12
トシをとった所為でしょうか、最近は「これから先『どうしても観たい』作品じゃないな・・・」という見切りができるようになりました。年齢を重ねることの一つの利点は、「損切り」ができること(by林文夫)。
僕はやっぱり、明確なリズムとメロディのある歌が好きだなぁ。なかでもヴェルディの「ブンチャッチャ」オペラが好きだなぁ。さてこの作品、こらからも強いて観ようとは、思わないかな。。。

当日の僕の書き込み
https://www.facebook.com/hogehoge2005/posts/pfbid0VBCfG1Dy9bENt8GNerNdpHoGWc5HvddukwYYhTBCvR8u7kp1SwD9wnm72cPuqe5fl


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