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ナクソス島のアリアドネ
1
:
さーじょん
:2004/04/30(金) 02:06
作曲:リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)
台本:ヒューゴー・フォン・ホフマンスタール
初演:1916年、ウィーン
2
:
さーじょん
:2004/04/30(金) 16:43
メト盤
http://www.deutschegrammophon.com/catalog/product.htms?PRODUCT_NR=0730289
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000CD7VN
眠い目こすりながら何とか最後まで観る。何でこれが名作なんだろ?一回観ただけじゃわからんね
3
:
さーじょん
:2004/07/26(月) 00:25
>>2
のDVD、土曜の夜、通して見ようと思ったが、途中で挫折。
前半はとにかくトロヤノスが素晴らしいんだけど、
後半のオペラは、何かだらだら長いよー
4
:
さーじょん
:2004/11/21(日) 21:37
>>2
のDVD、昼寝をはさんで鑑賞。
前半はトロヤノスの、後半はノーマンの迫力を楽しむDVDです。改めてじっくり観て、初めてわかった。この作品、アンドレア・シェニエやトスカを彷彿とさせるような、愛の恍惚を歌い上げる、大詰めの二重唱を楽しむべきなのですね。あと、局所的に歌と管弦楽が美しい響きを聴かせます。J・キングも、ときどきローエングリンやジークムントの名唱を思い起こさせてくれます。御年63歳であることを考えれば、多少の声の荒れは目をつぶるべきでしょう・
もうひとつ、このDVDが今まで楽しめなかった理由も分かった。トロヤノス、ノーマンの迫力に比して、あまりにバトルが非力なのだ。声楽がCDやDVDに記録されると、実演ではすごい迫力のものも、それほどでもなく聞こえるし、実演ではかなりヘタレでもそこそこに聞こえるように思うけど、DVDで聴いて非力なのは、実演聴いたらすげえ欲求不満溜まるのではないかしら?
5
:
さーじょん
:2004/12/12(日) 21:56
ベーム指揮1954年ザルツブルク音楽祭実況録音
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000001GMR
ギューデンって、小間使い役のスーブレット/リリックだとばかり思っていたけど、素晴らしいコロラトゥーラ歌手なんですね。思えばジルダなんて歌ってるくらいだから、ただのスーブレットじゃないわけで。。。
6
:
さーじょん
:2005/01/04(火) 22:27
シノーポリ指揮2000年録音(シノーポリ最後のオペラ録音)
http://www.deutschegrammophon.com/catalog/product.htms?PRODUCT_NR=4713232
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005ND47
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MMGY
7
:
さーじょん
:2005/04/24(日) 16:21:50
>>6
のCD、引き続き仕事しながら流す。
シノーポリの音づくりは緻密だと思いますが、カラヤンに感じるような不快感はありませんね。透明感もあって、とても良い演奏だと思います。それにしてもこのオペラ、聴き慣れてくると、面白いですね。劇中人物の作曲家が意図した通りに、ただ「アリアドネ」が演じられたとすれば退屈きわまりない作品だったでしょう。途中にブッファがはさまれていたり、舞台裏が演じられたりすることによって、全体を通してメリハリのある作品になっていますね。う〜ん、ホフマンスタールは侮れない……
8
:
さーじょん
:2005/04/29(金) 12:56:08
ベーム指揮1965年ザルツブルク音楽祭公演DVD
http://www.core.tdk.co.jp/cjmus01/classic01/dvd06900.asp
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007WAEXE
Amazonから届く。夜中に「プロローグ」、朝起きてから「オペラ」を鑑賞。前半はユリナッチとシェフラー、後半はグリストを楽しむDVDですね。僕のグリストに対する感想は、↑のAmazonのレビューがすべて言い尽くしてくれている。本当に素晴らしい。同じく黒人のsoubretteということで、どうしても
>>2
のバトルとくらべてしまうけど、くらべるのもおこがましいくらいです。声の通りが全然違う。迫力も違う。演技も、バトルを観たときはそこそこだなあと思ったけど、グリストの方がはるかに格上。「巨匠とその秘蔵っ子の女性歌手」って、第三者にとってあまり好ましくなかったりすることもあるけど、ベームがグリストを見出し、重用したことは、すべてのオペラファンにとっては非常に好ましいことだったのだなあ。
もちろん、ベームの音づくりも素晴らしいですね。骨太で、しっかりしています。やっぱR・シュトラウスはベームがいちばんだなあ、とつくづく思います。
9
:
さーじょん
:2005/04/29(金) 13:04:28
レリ・グリスト・ファンのページ。書いてあることすべてもっともなんだけど、ここまでのグリストに対する思い入れは、すげーなー・・・
http://reri-grist.net/
10
:
さーじょん
:2005/06/25(土) 14:02:15
7月初旬、日独楽友協会主催の公演鑑賞予定。
http://www.nichidoku.net/ariadne/
予習も兼ねて、メールの返事書きやらネットサーフィンやらしながら聴く、ショルティ指揮1977年録音。
http://catalogue.deccaclassics.com/catalogue/prodshow.jsp?searchstr=460233
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000024368
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=855506
やはりコロとグルベローヴァが素晴らしいですね。L・プライスのドスの利いたアリアドネは、異色と言うべきか???少なくとも僕じしんは、
>>5
のデラ・カーサのほうが好みだなあ。。。
いつものウィーン・フィルではなく、ロンドン・フィルというわけのわかんないオケなのに、やはり「ショルティの音」がしています。
11
:
さーじょん
:2005/07/03(日) 12:52:28
>>10
に書いたとおり、7月2日、彩の国さいたま芸術劇場にて、日独楽友協会公演鑑賞。
佐藤美晴演出、杉山直樹指揮、日独楽友協会シンフォニッシェアカデミー。高柳佳代(作曲家)、宮部小牧(ツェルビネッタ)、津山恵(アリアドネ)、マルセル・クチェラ(バッカス)、土崎譲(舞踏教師)、田辺とおる(侍従長)、米谷毅彦(音楽教師)。
やはり与野は遠いせいでしょうか、入りはせいぜい6割くらい、もしかすると5割以下だったかもしれません。ちんたらチケット取ったのに、3列目でしたから、売れていなかったのでしょう。
「プロローグ」、舞台装置は「ほぼ無し」。背景に白い壁、上手下手に「出入り口」の「ワク」があるのみ。下手にピアノ、上手に椅子一脚。「オペラ」では、真っ暗な中にいくつかのロープで作った長方形が、遠近感を出すように浮かび上がっていたのは印象的でした。大詰めでは背景に星が映し出される(
>>8
の大詰めに雰囲気似ていた)。まあ、アマチュアオペラ団体に毛が生えて皮がムケて、イ○○ささが取れたと思えばいいでしょう。予算不足の中では、結構よかったと思います。ちなみに、演出は大学院生、美術は大学生。
12
:
さーじょん
:2005/07/03(日) 12:52:42
歌手陣では、「プロローグ」では、音楽教師が、さすがにベテランが演じているだけあってしっかりしていました。「オペラ」、冒頭の精霊たちの歌が「これじゃ、ママさんコーラスだなあ……」と思っていましたが、津山恵が歌い始めると、そういう感想は吹っ飛んで、すっかり聴き入ってしまいました。どうやら彼女の声質が、僕の好みにぴったりハマっているみたいですね。歌唱も演技も素晴らしかったです。
「プロローグ」の僕的な聴きどころの、作曲家とツェルビネッタの二重唱が、意外とあっさりしていたので、「ツェルビネッタ、後半大丈夫かなあ」と心配していたのですが、大アリアでは高音もしっかりと決まっていて、なかなかの好演・熱演でした。これは期待していなかっただけに、「拾い者」です。あと、残念賞はバッカス。声質がイマイチで、ぜんぜん通りが悪いし、歌唱も演技も「でくの坊」でした。
オケは、寄せ集めとしてはそこそこ良かったと思います。指揮者も、「アリアドネ」は再演ですから、大きな瑕疵もなく、盛り上げるところはちゃんと盛り上げていました。じつは、今回の演奏の出来云々よりも、「リヒャルト・シュトラウス、こんなに凝ったオーケストレーションしてたのね……」という発見のほうがうれしかった、というのが正直な感想です。ピアノとオルガンがこんなに活躍するんですね。
いろんな意味で、この作品に対する認識を新たにしました。
>>7
にも書いたように、ホフマンスタール&R・シュトラウスの組合せは、やはり侮れません。
13
:
さーじょん
:2005/07/03(日) 22:31:05
昨日の書き忘れ。字幕が結構イイ加減で、明らかに舞台の進行に対して字幕が遅れていたり、左右で違う字幕が出ていたりが頻出しました。字幕担当者がこのオペラを知らないか、独語をまったく知らないか、その両方か……
14
:
さーじょん
:2005/08/21(日) 01:57:44
>>10-13
の公演写真がupされた。↓
http://www.nichidoku.net/ariphoto.html
ホントに何もない舞台装置・・・リハみたいに見えるなあ・・・
15
:
さーじょん
:2005/11/26(土) 14:57:28
金曜の夜、家で待ったりしながら聴く、レヴァイン指揮1986年録音
http://www.deutschegrammophon.com/catalog/product.htms?PRODUCT_NR=4531122
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000267EY
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=504808
プロローグは、軽妙なプライ、情熱的なバルツァが堪能できます。「オペラ」のほうは……何ともクセのあるトモワ=シントウの歌、何とも欲求不満のたまるバトルの歌、ですが、ウィーン・フィルの美しく艶やかな音色がそれを補って(余りあるとまでは言えません)います。レヴァインの指揮も、ウィーン・フィルの魅力を普通に引き出しているという点では、好感が持てます。
トモワ=シントウ、
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1122049293/3-4
で実際に観たときには、これまでの印象とはだいぶ違う気がしたのですが、やはりCDに収まってしまうと、彼女の声の魅力的な部分が削がれてしまう感がありますね。
あとこのオペラ、
>>11-14
の実演を観たおかげで、だいぶ認識が変わった。本当にアキさせない展開、飽きさせないオーケストレーションなのである。まあ、津山恵さんにうっとり聴き惚れていたってこともあるんですけどね。。。それ以来、どうにもCDやDVDでは満足できなくなっているなあ。。。どんなヘタレアマチュア歌劇団でもいいから、もし首都圏で実演されれば、必ず観に行きたいと思います。
16
:
さーじょん
:2006/03/13(月) 21:10:04
久しぶりに聴く、
>>5
ベーム盤。
正規盤ではありますが、放送音源らしく、音質、バランスは決して良好とは言えません。それでもベームの棒さばき、アンサンブルの素晴らしさを堪能できます。歌手では、ノーマンやL・プライスの「重量級」アリアドネとはまったく違った趣の、デラ・カーサの清純な声がイイですね。うっとりしちゃいます。。。
17
:
さーじょん
:2006/03/14(火) 22:35:41
>>16
でベームのCD聴いたら、何となく火がついちゃって、
>>8
のDVDを見てしまいました。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1093780
やはり素晴らしい! つくづく、ベームのアリアドネ、ステレオ実況録音が残っていないことが残念でなりません。アリアドネ、そこそこイイ歌手じゃん、ねえ。確かに歴史に残る名プリマ・ドンナに比べると、細かい点で劣りますけど、決して足は引っ張っていないと思うなあ。
18
:
さーじょん
:2006/05/20(土) 00:55:28
とくに理由はなく、ふと思い立って
>>10
のショルティ盤鑑賞。
主役陣がみんな個性的ですねー。一聴して誰の声かすぐにわかるという点では、
>>6-7
のシノーポリ盤と対照的です。トロヤノスはやはりこの役、「第一人者」と言っても良いのではないかしら? 他のソフトだと、大詰めがどうにも退屈ですが、コロのバッカスなら、十二分に楽しめます。あとこのCD、ユニテルのベーム指揮の映像とメンバーがかなり重なっているんだけど、両方ともどっかの劇場のプロダクションが元になってるとかいうことなのかな? 誰か事情わかる人いないかな?
19
:
ウィンザーの陽気な名無しさん
:2006/05/21(日) 11:56:29
ユニテルのはウィーンのプロダクションだったと思いますけど、あんまり自信ないです。
20
:
tsukune☆彡
:2006/05/21(日) 11:57:19
スミマセン。名無しになっちゃってました... ^^;
21
:
さーじょん
:2006/05/22(月) 00:57:04
>>19
tsukune様、ありがとうございます。
オケもウィーン・フィルですから、そうである可能性は高いですね。ショルティ盤とメンバーが重なっているのは、単に「双方とも、当時のベストと考えられるメンバーで録音したから」ってだけのことかも知れませんね。
22
:
さーじょん
:2006/09/12(火) 22:54:50
>>6-7
シノーポリ盤鑑賞。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=818262
兎に角、緻密で透明感のある音づくりです。いつも書いているように、僕自身はどっちかっつーと、もう少し暴力的なほうが好みではありますが、これはこれでなかなかに魅力的です。
ただし、
>>18
にも書いたように、ショルティ盤の女声陣がみな個性的なのに比べると、ちょっと欲求不満になります。とくにプロローグ、僕の耳では、作曲家とプリマドンナの声が聞き分けられなくなる瞬間があります。
それにしても、大詰めのバッカス登場以降って、CDで聴くのはちょっときびしいなあ。この作品、実演では、全編を通してピアノの音が非常に効果的でした。CDでは、ピアノの音が目立たないからなぁ……。
23
:
さーじょん
:2006/10/28(土) 07:59:05
サヴァリッシュ指揮1982年ザルツブルク音楽祭実況録音。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1815822
http://www.amazon.co.jp/dp/B0006BGXF4
やはり聴き所はグルベローヴァです。ライブで(だからこそ?)これだけの完成度の高さ、やはり不世出の名歌手ですね。
サヴァリッシュの指揮、ウィーン・フィルの響き、素晴らしい! あと、ほかのCDでは「ピアノが目立たない」ってことが不満でしたが、実況録音のせいか、結構よく聞こえます。このほうが実際の舞台公演に近いバランスだと思うんですけどね。
24
:
さーじょん
:2007/02/18(日) 15:47:26
>>5
、
>>16
ベーム盤鑑賞。
>>23
で書いたように、CDでは「ピアノが目立たない」ことが不満ですが、このCDはさすがに、残念ながら、ほとんど聞こえません。やはり「記録」として聴くべきなのでしょうかね。。。シェフラーという人は、こういう「世話物」が本当に似合いますね。
25
:
さーじょん
:2007/05/19(土) 18:02:47
>>6-7
、
>>22
シノーポリ盤鑑賞。
指揮もオケも歌唱も、あらゆる意味で「当世風」ですね。聞きやすくて綺麗ですが、好みからいうと、もう少しアクが強いのもよいかも、と思ってしまいます。
26
:
さーじょん
:2008/01/15(火) 23:36:20
今年初めのオペラCD鑑賞は、
>>10
、
>>18
のショルティ盤でした。
豪華キャストで、聴きどころの多い演奏ですが、今回は何よりも、コロの「明るさ」が印象に残りました。絶望の淵にあったアリアドネが生きる希望を見出すのですから、こういううたでなくっちゃね!
27
:
さーじょん
:2008/01/29(火) 22:30:50
1月27日(日)新国立劇場地域招聘公演(関西二期会)。
松本重孝演出、飯守泰次郎指揮、関西フィルハーモニー管弦楽団。
蔵田裕行(執事)、萩原寛明(音楽教師)、福原寿美枝(作曲家)、竹田昌弘(テノール歌手/バッカス)、北村敏則(舞踏教師)、日紫喜恵美(ツェルビネッタ)、畑田弘美(プリマドンナ/アリアドネ)。
公演概要&初日舞台写真↓
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000048_opera.html
http://www.nntt.jac.go.jp/frecord/updata/20000033.html
普通なら東京ではお目にかかることのない、関西二期会の「引越公演」です。演目も演出も、中劇場の雰囲気によく合っていて、とても好印象の残った公演でした。
演出はオーソドックス。セットも貧相ではなく、かなりしっかりとしたもの。当方のお目当ては飯守の指揮でしたが、これはやはりなかなかのモノでした。一聴してそれとわかる、「技量の低いオケ」でしたが(ピッチの怪しい瞬間さえあった…)、よくぞこのオケからこれほどまとまった音を出したものだなあと感心していました。表情も豊かでしたし、来月の二期会のワルキューレはとっても楽しみです。
28
:
さーじょん
:2008/01/29(火) 22:31:37
歌手陣は出色だったのが作曲家。とくに、ツェルビネッタが退場した後で感極まる場面なんか、凄かったなー。ツェルビネッタは、決してトリルの巧い歌手ではありませんでしたが(これなら
>>11-12
の宮部小牧とどっこいという感もありますが……)、公演自体の雰囲気の良さ、指揮+オケの表情の豊かさに助けられて、本当に「聴きモノ」のツェルビネッタでした。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1082733675/14-16
で表題役を歌っていた竹田昌弘ですが、これはたいへんな成長ぶりと言ってよういでしょう。2年前にはこれほど歌えるようになるとは、予想しませんでした。まず本人の努力を讃えたいし、何よりもこの人が将来伸びると見越した人が凄いなーと思いました。
終演後のカーテンコール、なぜか指揮にブー。それも、かなりしつこく。それをかき消すようにブラボーの歓声があって、ちょっとした「応酬」が繰り広げられました。上にも書いたように、オケは確かにちょっと……ですが、このレベルのオケからこれだけの音を出したのですから、讃えるべきでしょうね。
29
:
さーじょん
:2008/06/29(日) 11:03:32
6月27日(金)東京文化会館にて、二期会公演鑑賞。
鵜山仁演出、ラルフ・ワイケルト指揮、東京交響楽団。
安井陽子(ツェルビネッタ)、横山恵子(プリマドンナ/アリアドネ)、田辺とおる(執事長)、初鹿野剛(音楽教師)、小林由佳(作曲家)、青胗素晴(テノール歌手/バッカス)、小原啓楼(舞踏教師)。
公演概要・二期会ブログ
http://www.nikikai.net/lineup/ariadne/index.html
http://www.nikikai21.net/blog/2008/06/post_112.html
ゲネプロ写真
http://www.music.co.jp/classicnews/c-news/2008/details/n080625/01.html
ダブルキャストのうち、若手中心の公演鑑賞です。決して歴史的名演とは申しませぬが、かなりの好演でした。歌唱、指揮、演出、それぞれがとてもバランスよかったなーと思います。
セットはシンプルですが、左右に置かれた遠近感をデフォルメしたバルコニーと出入り口など、それなりに手が込んでいました。背景は海をイメージした青ですが、この色が作品そのものによく合っていたと思います。オケピの周りにかなりチープ感を出したでかい電球のイルミネーション。オケピの上、上手寄りに「花道」が作られていました。これはかなり斬新な工夫と思いましたが、この性で高音弦の音がこもってしまったのは、ちょっと残念でした。舞台袖にもベンチが置かれ、「オペラ」の大詰めでは、作曲家、音楽教師、舞踏教師、執事長などが出てきて、「オペラ」を鑑賞していました。
30
:
さーじょん
:2008/06/29(日) 11:04:24
鵜山仁の演出は、とくに読み替えなどはありませんが、さすがに、こまつ座で「ドタバタ喜劇」を手がけてきただけのことはあって、よく練られていました。昨年の新国立劇場のカルメン
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1074602369/34-35
はあまりにも「普通」でしたが、今回はさすがに面目躍如といった感があります。
冒頭、前奏曲では、富豪の邸宅内で、オペラの「ナクソス島のアリアドネ」のセットを組むさまが演じられていました。いかにも「仕掛けモノ」とわかる波の仕掛けとか、海面上を飛び跳ねるイルカの仕掛けとか、いずれもイイ感じにチープ感が出ていました。ちなみに、大詰めではツェルビネッタ一座が、イルカの仕掛けを操作しながら出てきました。
指揮・演奏では、上記のように「花道」のおかげで高音弦の音がくぐもってしまったのは残念ですが、かなり手堅く、巧みに歌手に寄り添い、舞台とオケとのバランスもよい演奏でした。
歌手では、今回が二期会デビューとなる、ツェルビネッタの安井恵子が素晴らしかったですねー。声もよく通ったし、トリルもよく回っていました。カーテンコールでもひときわ大きな拍手をもらっていました。2月の二期会「ワルキューレ」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1075558224/78-81
でブリュンヒルデを歌っていた横山恵子がアリアドネですが、う〜ん、やはりアリアドネは、ジークリンデを歌うような歌手が歌ったほうが良さそうですね。横山恵子も決して悪い歌ではないのですけどね。。。
31
:
さーじょん
:2008/06/29(日) 11:04:57
青胗素晴は、二期会の次世代ヘルデンテノールとして期待がかかっているのでしょうか。「オランダ人」「ダフネ」とかなり大舞台が続いていますね。着実に実力を付けていると思います。音楽教師も好演でしたが、舞踏教師だけは、声がどうにも通らなくて、彼が歌うときは、オケもかなり抑えていました。
それにしても、アリアドネって、(とくに後半は)CDで聴いているとちょっと退屈な部分もあるのですが、実演だと本当に飽きることなく観られますね。オケの響きの豊かさは、CD・DVDでは収めきれないし、劇的展開の動と静のブレンドも、実演では本当に効果的です。僕にとっては、これと「蝶々夫人」は、CD・DVDと実演の印象が違うオペラの双璧です。
32
:
さーじょん
:2008/07/02(水) 01:25:04
>>29-31
の二期会公演で、この作品、ちょっと楽しいかも、と思い始めました。まあ以前から嫌いな作品ではなかったわけですが。というわけで、
>>6-7
、
>>22
、
>>25
のシノーポリ盤を聴く。完成度の高さはさすがですね。あと、歌手もオケもかなりリリックなんですねー。
33
:
ウィンザーの陽気な名無しさん
:2008/07/02(水) 01:25:38
さらにこの作品を楽しみたくなり、
>>5
、
>>16
、
>>24
のベーム盤を聴く。大詰めの劇的な展開は、とてもベームらしいですね。前半の世話物劇のところは、この音質だとやはり聴き劣りしちゃうなあ。
34
:
さーじょん
:2008/11/22(土) 16:34:42
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1073887921/53
に引き続いて、グルベローヴァ祭り。
>>23
サヴァリッシュ盤です。
http://www.orfeo-international.de/pages/cd_c625042i.html
ツェルビネッタ!完璧! サヴァリッシュの指揮も、何としなやかなことよ。自分はやはりライブ盤が好きなのだと確信。
35
:
さーじょん
:2009/08/23(日) 12:08:59
カラヤン指揮1954年スタジオ録音
http://www.hmv.co.jp/product/detail/874271
http://www.amazon.co.jp/dp/B00000K4GG
http://www.amazon.co.jp/dp/B000026CJ9
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005GJV4
ときどき、ずいぶんテンポを遅くしてるなー、と思うこともありますが、全体としては、なかなか良い響きです。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1073888049/37
でも書いていますが、フィルハーモニア管って、実力は相当なものですね。歌手では、シュワルツコップが絶品。ちょっと陰影のある声の響きが、この役にぴったりだと思います。
36
:
さーじょん
:2010/09/06(月) 01:31:57
1月末に引っ越しして、少しずつ新居での生活に必要なものも買いそろえて、ようやくAV環境も整い、オペラのDVDを見る余裕も出てきました。というわけで、クラウス・グーと演出、クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮、チューリヒ歌劇場公演のDVDです。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2721966
http://www.amazon.co.jp/dp/B001110HD2
プロローグは、作曲家が精神的に追い詰められていくさまを、とても上手く表現していたと思います。後半、アリアドネがずーっと飲んだくれている表情が面白くて、オペラ歌手とは思えないくらい演技が細かいんだけど、もしかして別撮り?
読み替えにもかかわらず、それほど違和感がなかったのは、ドホナーニの音作りがしっかりしていたからではないかな、とも思いました。
37
:
さーじょん
:2011/08/28(日) 07:24:52
>>10
、
>>18
のショルティ盤を聴く。
>>10
では、L・プライスを「異色」と書きましたが、改めて聴くと、コロとの相性は悪くないですね。やっぱりグルベローヴァが素晴らしいなあ。
38
:
さーじょん
:2011/08/28(日) 07:26:05
>>6-7
、
>>22
、
>>25
、
>>32
のシノーポリ盤を聴く。何回か聴いていると、
>>22
で書いたような不満もすこし薄らいできたような……。
39
:
さーじょん
:2014/01/01(水) 14:07:47
>>23
、
>>34
のサヴァリッシュ盤、Facebookに写真アップしながら聴く。
40
:
さーじょん
:2016/11/27(日) 23:27:11
2016年11月26日(土)日生劇場にて東京二期会公演鑑賞(ライプツィヒ歌劇場との提携公演)。
カロリーネ・グルーバー演出、シモーネ・ヤング指揮、東京交響楽団。
多田羅迪夫(執事長)、小森輝彦(音楽教師)、白𡈽理香(作曲家)、林正子(プリマドンナ/アリアドネ)、片寄純也(テノール歌手/バッカス)、升島唯博(舞踊教師)、髙橋維(ツェルビネッタ)。
当日の僕の書き込み
https://www.facebook.com/hogehoge2005/posts/939463929520551
41
:
さーじょん
:2016/11/27(日) 23:28:37
二期会ブログ「オペラの散歩道」
http://www.nikikai21.net/blog/2016/11/post_635.html
http://www.nikikai21.net/blog/2016/11/1123_1.html
http://www.nikikai21.net/blog/2016/11/2627.html
42
:
さーじょん
:2016/11/27(日) 23:30:20
二期会「オペラを楽しむ」
http://www.nikikai.net/enjoy/vol306.html
http://www.nikikai.net/enjoy/vol307_04.html
43
:
さーじょん
:2020/06/14(日) 00:03:36
ベーム&バイエルン放響、1969年スタジオ録音。通勤電車内で何回かに分けて鑑賞。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/6263956
https://www.amazon.co.jp/dp/B00SZNJPQO
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/7336/1074176301/116-117
に引き続いて「買ってはいたけど視聴してなかったソフト」の鑑賞です。結果的に、ですが
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/7336/1073887372/56
に続いての「ベーム祭り」と相成りました。
バイエルン放響という「性能の良い」オケ、でもってベーム、でもって「ナクソス等のアリアドネ」ですから「そりゃ、イイに決まってるよな」と思いながら聴いて、やっぱり予想どおりで、ホントに「しっかりした」「立派な」としか言いようがない名盤・・・なんだけど「予想通りに名盤」ってのは、案外、感動とか驚きとかは、ないんだね。なんとも贅沢な話しだけど。
44
:
さーじょん
:2021/05/16(日) 23:24:21
>>43
のベーム指揮1969年スタジオ録音、通勤電車内で何回かに分けて干渉。やはり完成度は高いですね。
45
:
さーじょん
:2021/05/16(日) 23:25:34
>>23
、
>>34
、
>>39
のサヴァリッシュ盤、通勤電車や国立劇場へのクルマでの行き帰りに聴く。グルベローヴァ、素晴しい。
46
:
さーじょん
:2022/03/27(日) 22:02:03
聴く。グルベローヴァ、素晴しい。
最近、BGMとしてベト響やブラ響のCDを流すことが多い。自分の中での定盤はベーム盤。ちょっと気になってカール・ベームの今日的評価を検索してみたら、どうにも芳しくない。ああそうか、オペラ好きにとってベーム盤は必聴だけど、オーケストラ中心のリスナーにとってはそれ程でもないのだなぁ
ドイツ・オペラのいくつかの作品では、ベーム盤は避けて通れない決定盤だ。フィガロ、コジ、フィデリオ、影のない女、そしてアリアドネ。というワケで「ベームのアリアドネ」が聴きたくなった。
春の夜長に、というワケではないが、
>>8
、
>>17
のベーム指揮1965年ザルツブルク音楽祭公演DVD観賞。やっぱりイイ。兎に角イイ。
ベームへの思い入れが素晴しい↓
http://mahdes.cafe.coocan.jp/kb.htm
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