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ばらの騎士
1
:
さーじょん
:2004/04/05(月) 22:00
Der Rosenkavalier
作曲:リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)
台本:ヒューゴー・フォン・ホフマンスタール
初演:1911年、ドレスデン
20
:
さーじょん
:2005/09/03(土) 23:05:31
2004年7月ウェルザー=メスト指揮チューリヒ歌劇場公演DVD
http://www.emiclassics.de/xml/6/850073/5442589.html
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1613910
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0007D0AUK
HMVのレビューにある通り、歌手陣、とくに女声陣は素晴らしいと思う。ムフのオックスも、初めの方は声に違和感を感じていたが、慣れてくると、結構イイなあ。ウェルザー=メストの指揮、
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1074176301/34
と同様に、テンポ速めで優しく歌っている。やはり感想は「マイスタージンガー」と同じ。大詰めの女声3重唱なんかは、もうちょっとゆったりした方が好みです。
21
:
さーじょん
:2005/09/03(土) 23:06:58
もともと、演出意図とかを汲み取るのが非常に苦手なので、逆にどんな新演出でも「これもアリかもね〜」と、たいていのものは受け入れてしまう。しかしこのDVDは、HMVのレビューのように「奇妙奇天烈」とまでは言わないが、従来の演出への「アンチテーゼ」を提示するという印象が強すぎて、やはり違和感があります。各幕とも、曇りガラスの窓を巧く使っているのは印象的でしたが。
オクタヴィアンに付き添ってバラを運んでくるサルのような老人が、第2幕を通じて、あるときはガラスの向こうで、あるときは厨房の中で、パントマイムを演じています。画面で見る限り、これはかなり不気味でした。
ファンニナル家は、いったい何の商売をしているのでしょうか? 大きな厨房で、肉を叩いて、小麦粉と玉子にまぶしたり、青いペースト状のものを作ったりしています。これはヨーロッパではよく知られた食い物なのでしょうか? そもそも、時代と場所をどこに設定しているのかもまったくわかりません。少なくとも、18世紀半ばのウィーンでないことだけは確かです。
22
:
さーじょん
:2005/09/03(土) 23:07:29
演出で1箇所、感心したところもあります。大詰めの女声三重唱の末尾で、元帥夫人が「In Gotes Namen...」と歌うところです。なぜこれまで、こういう演出がなされなかったのだろう、これは従来の演出よりずーっとイイじゃないかと思いました。
第1幕と第3幕の背景は白を基調にしたり、第2幕は青い壁に白い皿が並んでいたり、舞台装置の色彩感覚はとても気に入りました。目に優しいDVDですね。。。
1箇所、目に優しくないところも。第3幕、オックス男爵とマリアンデルの夕食の場面。流れてくるワルツに合わせて、二人が身体を左右に揺らすのだが、カメラもそれに合わせて揺らしていた。「画面酔い」してゲェ吐きそうになった。。。
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