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アラベラ

1さーじょん:2004/03/13(土) 22:14
作曲:リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)
台本:ヒューゴー・フォン・ホフマンスタール
初演:1932年、ドレスデン

2さーじょん:2004/03/13(土) 22:23
ティーレマン指揮メト盤DVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000677GV
 初めて観たとき、「モノは試しだから……」と思って、事前にまったくあらすじを読まずに観てみた。途中まで何考えていたかというと、「もしかしてこれは、マンドリーカがとんでもない詐欺師、っていうオチで終わるんじゃないかしら?」とハラハラしていた。第2幕の途中くらいで、「あ、ホントに大富豪なのね……」とわかった。
 そこからは、「カミサマお願いだから。アラベラとマンドリーカを幸せにしてあげて〜〜〜」ってすがるような目線で観ていたと思う。最後にアラベラがコップを持って階段を降りてきたときには、年甲斐もなく涙・鼻水ダラダラになってしまった。
 それ以降、何回観ても、その場面だけを観ても、全曲通して観ても、そこに来ると涙腺が弛んじゃうのであった。。。

3さーじょん:2004/07/14(水) 00:32
シェンク演出、ショルティ指揮、ユニテル制作のビデオ、中古CD店で発見
http://www.unitel.de/ucatalog/opera/arabell1.htm
2000円で迷わず購入。1幕のみ観る。若きヴァイクルのイケメンぶりに唖然・・・

4さーじょん:2004/07/15(木) 01:31
>>3のビデオ通して鑑賞。
 ヴァイクルが見た目、歌唱ともに素晴らしい。ヤノヴィッツ、冷静に見れば姥桜なんだけど、美しい声を聴くとそんなことはどうでもよくなって、「アラベラはヤノヴィッツ以外考えられない!」って思えてくる。テ・カナワの声ではまったくかなわないよね。ヤノヴィッツが歌ったアラベラの正規盤はないのかなー。是非他の演奏も聴いてみたい。。。
 ガザリアンもコロもいかった。メト盤DVDでは、マッテオがいまいち「しつこいキモメン」にしか見えないんだけど、さすがにコロが演じると好感持てるキャラになってしましますね。
 ショルティの演奏もイイと思う。ばらの騎士では感心しなかったけど、このアラベラのショルティは、歯切れがよくて、燃え上がるような情熱もあって、すっかり気に入ってしまった。
 R・シュトラウスの作品で、ティーレマン+メト管とショルティ+VPOとを比べれば、どちらに軍配が挙がるかは、わかりきってるかもね。

5さーじょん:2004/08/14(土) 17:05
House of Operaで入手した1988年バイエルン国立歌劇場来日公演。
ペーター・ボヴェ演出、ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団・合唱団、1988年12月6日、東京文化会館。
ルチア・ポップ(アラベラ)、ベルント・ヴァイクル(マンドリーカ)、アルフレート・クーン(ワルトナー)、ゲルトルーデ・ヤーン(アデライーデ)、ジュリー・カウフマン(ズデンカ)、ペーター・ザイフェルト(マッテオ)、シンディア・シーデン(フィアカーミリ)。
 これ、世紀の名演ではなかろうか?
 教育テレビの放送をエアチェックしたもので、日本語の字幕がついている。幕間に大賀典雄と若杉弘の解説あり。ステレオではないようだが、画質・音質ともに十分鑑賞に堪えるレベル。普通に三倍録画したビデオくらい。

6さーじょん:2004/08/14(土) 17:06
 とにかくルチア・ポップがイイ!!!!! この当時49歳。顔もおばさんになってるし、すっかり恰幅が良くなって、前から見ても横から見てもウエストの幅が同じくらいなんだけど、それでも、めちゃめちゃ可愛い!!!!! ルチア・ポップって、写真見ても可愛いと思ったことあまりないけど、オペラのDVD観ると、歌ってるときの表情が本当に僕好みなのだ。
 もちろん声も美しいし、素晴らしい歌唱です。不思議なのは、ゾフィーとかスザンナ歌ってるときとそれほど声質が変わっているとは思えないんだけど、なぜか年齢とともに思い役柄に移行していきましたね。やろうと思えば、若い頃からマルシャリンでも歌えたということなのかな? ナマで聴く機会はなかったから、何とも言えないんだけど……。
 第1幕、椅子に座ったり、ちょっと移動するときでも机や椅子を支えにしたり……ありゃ、太り過ぎか?と思ったけど、どうやらそうではなくて、体調が良くなかったように見える。第2幕も初めのほうはそんな感じだった。「フィガロ」でも「ばら」でも、身体全体を使っての演技・表現が良かったから、ちょっと残念だったけど、第3幕では、いつもの調子に戻った感がありました。それでも歌については、初めから思いっ切りイイなあ。

7さーじょん:2004/08/14(土) 17:06
 しかし、ヤノヴィッツ、ポップと比べてしまうと、テ・カナワってやっぱりかなり格下だね。
 ヴァイクルも歌唱・演技ともに素晴らしい。管弦楽も、この音質でも、十分に説得力があって、この曲の美しさがよく伝わってくる。
 これくらい名演だと、さすがに感情移入しちゃうなあ。(結末は知ってるのに)第3幕前半はハラハラしながら観てた。「もうっ!何でこんなことになっちゃうんだよ〜!」って感じ。だから、ルチア・ポップがコップ持って出てきた瞬間に、ダーッって涙と鼻水が出てきてしまいました。
 いやはや、海賊盤がいちばんのお気に入りになってしまいそうで……これだから○○○は止められません!

8さーじょん:2004/11/28(日) 03:32
カイルベルト指揮1963年ミュンヘン実況録音
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MWZL
http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=345586

9さーじょん:2005/02/05(土) 13:27:17
ショルティ指揮1957年録音
http://catalogue.deccaclassics.com/catalogue/prodshow.jsp?searchstr=460230
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000024367
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005MXKE

10さーじょん:2006/04/09(日) 02:46:41
>>8カイルベルト盤鑑賞。下記URLは再発された廉価盤。
http://www.deutschegrammophon.com/catalog/product.htms?PRODUCT_NR=4775625
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BO0GPY
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1456673
 やはり「バイエルンの響き」ですね。昨年のバイエルン国立歌劇場の引っ越し公演、マイスタージンガーhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1074176301/68-75とタンホイザーhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1073745535/18-22、観た直後はそれほどでもなかったけど、日が経つにつれて、オケの重厚な響きの印象が強くなっている気がします。この響きがアラベラに似合うかどうか、僕の現時点での判断は、少し微妙です。
 歌手では、終始、声が上ずり気味ではあるものの、実況ならではのテンションの高さで、圧倒的な個性を発揮しているF=ディースカウが素晴らしいですね。もちろん、デラ・カーサも言うことなしです。

11さーじょん:2006/12/28(木) 12:31:20
グラインドボーン音楽祭公演DVD(おそらく1980年代初。DVDのクレジットは1984年)。John Cox演出、Bernard Haitink指揮、The Glyndebourne Chorus,The London Philharmonic.
 Ashley Putnam(Arabella)、John Brocheler(Mandryka)、Gianna Rolandi(Zdenka)、Keith Lewis(Matteo)、Artur Korn(Graf Waldner)、Regina Sarfaty(Adelaide)、Gwendolyn Bladley(Die Fiakermilli)、Glenn Winslade(Graf Elemer)、Jeremy Munro(Graf Dominik)、Geoffery Moses(Graf Lamoral)、Enid Hartle(Fortune Teller)。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B0000DI86P
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1410925
 アラベラとズデンカはかなりイイですね。とくにパットナム、容姿も良いのですが、歌もなかなかに立派なものです。このDVDに限れば、>>2のテ・カナワよりかなり格上だと思いました。
 その他の歌手も熱演です。マンドリーカの不器用な演技も、良い方向に作用している用に思えます。明らかに>>2のメト盤のほうが、歌手のレヴェル(というか知名度)は高いのですが、こちらのほうが好印象です。かなり練り上げられたプロダクションだからなのか、それとも音楽祭の熱気がそうさせたのか。
 ハイティンクの指揮も、他のCDで感心したことはありませんが、これは歯切れ良くて、僕は好きですね。

12さーじょん:2007/05/26(土) 23:02:52
サヴァリッシュ指揮1981年バイエルン国立歌劇場実況録音。
http://www.amazon.co.jp/dp/B0000059AB
http://www.hmv.co.jp/product/detail/47305
 さすがサヴァリッシュ&バイエルン国立歌劇場です。>>5-7でもそうでしたが、予想通り説得力のある演奏です。ヴァラディは、僕のイメージではドンナ・エルヴィラとかジークリンデのような悲劇的な役柄のほうが似合うかとおもっていましたが、やはり上手い歌手なんですね。とても上品で、テ・カナワよりははるかに良いような。。。
 好きな作品ですが、これまで聴いたCDはどれもいまひとつピンときませんでしたが、どうやらこれが、僕の「定盤」になりそうな気がしています。

13さーじょん:2008/06/19(木) 07:10:04
ベーム指揮1947年ザルツブルク音楽祭実況録音
http://www2.deutschegrammophon.com/cat/product?PRODUCT_NR=4453422
http://www.amazon.co.jp/dp/B000001GMU
 モノラルの放送用録音で、オケがかなりオフ気味です。第3幕の劇的な緊迫感などはさすがに壮年期のベームだなあと思いますが、歌手は全般に古風な歌い回しで、ホッターのマンドリーカやデラ・カーサのズデンカなど、「史料」的な聴き方になるのは致し方ないところかも知れません。

14さーじょん:2009/09/13(日) 10:40:10
>>12サヴァリッシュ盤を聴く。
http://www.orfeo-international.de/pages/cd_c169882h.html
 ヴァラディとF=ディースカウの夫婦共演が良いですねー。>>10同様、終始ハイテンションなマンドリーカ、結構好きです。

15さーじょん:2014/06/15(日) 21:17:54
2014年5月31日(土)新国立劇場公演鑑賞。2010年10月公演の再演ですが、僕は初演は観ていません。
 フィリップ・アルロー演出、ベルトラン・ド・ビリー指揮、東京フィルハーモニー交響楽団、新国立劇場合唱団。
 妻屋秀和(ヴァルトナー伯爵)、竹本節子(アデライデ)、アンナ・ガブラー(アラベラ)、アニャ=ニーナ・バーマン(ズデンカ)、ヴォルフガング・コッホ(マンドリーカ)、マルティン・ニーバル(マッテオ)、安井陽子(フィアッカミッリ)。

公演概要・初日舞台写真
http://www.nntt.jac.go.jp/opera/performance/140522_001610.html
http://www.nntt.jac.go.jp/enjoy/record/detail/140522_005425.html


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