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ニュルンベルクのマイスタージンガー

1さーじょん:2004/01/15(木) 23:18
台本/作曲:リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)
初演:1868年、ミュンヘン

75さーじょん:2005/09/27(火) 02:49:10
 ダヴィッドもマグダレーナも、歌唱・演技ともに◎。ただし、ちょっと???だったのがハンス・ザックスです。声がオケに負けてしまった箇所があったし、あと、明らかに太り過ぎで動きが鈍くなって、ほとんど演技らしい演技ができていないという印象です。>>52-57新国マイスターのハンス・ザックスが、結構イイ演技をしていたので、どうしても比べてしまいますね。演出総合ではとても楽しかったのですが、このザックスの演技では、なかなか感情移入できずじまいでした。
 合唱団の動きの良さ、演技力はさすがです。演出家の力量なのか、合唱団それ自体の力量なのか、おそらく双方だと思いますが、とくに徒弟たちの動きは素晴らしいとしか言いようがない。
 オケの響きも重厚で、新国とはひと味違った良さがあります。さすが、というべきでしょう。ただし、指揮はいただけません。舞台とオケピがバラバラになってしまうところも多かったし、緻密さはまったくありませんでしたので、僕的にはちょっと不満です。第3幕前奏曲の出だしなんかは、新国のほうが良かったなー。
 28日には、同じくバイエルン国立歌劇場引越し公演の「タンホイザー」を観る予定。2日はもう一回、「マイスタージンガー」を観ます。2回観たら、確実に印象が変わりそうだなー。

76おせん:2005/09/27(火) 08:51:59
すごい! 管理人さんの文章能力は凄いです。
舞台が見えるようです。それも一度だけの鑑賞でここまで細かくご覧になってる。
バイエルンのマイスターは、先行が外れたこともあるし、
メータの指揮が良くないと聞いていたので、完全にスルーしてたんですが、
この演出、是非見たかったです。そう思わせてくれる文章です。

そのオチ、中々面白いですね。METのDVDを私も見ましたが、
ベックメッサーは恥をかいてそのまま去っていきますね。
バイエルンのは復讐に来るというわけですね。ありえる。
それに現代に置き換えたことで色々と遊びが出来てるようで、
読んでるだけでも楽しそうです。

ただいま日曜日の新国立に向けて、管理人さまもお奨めのヨッフム盤をMDに入れ
暇を見つけては解説書を片手に勉強中です。
所持CDを聞き比べましたが、この盤が一番声が理想に合ってました。
ドミンゴの起用が大正解だと思います。

77cypress:2005/09/27(火) 10:53:45
おせんさんに禿同。
凄いですね。僕にはとてもまねすらできません(^^♪

ところで日曜日はどうも。一部に顰蹙かったのかな?なんて
後から思いましたが酒量も何時に無く「適量」でしたよねぇ(^^♪

最後の場面、ネタバレになるなと思って敢えて自分は書かなかったんですが
ハンナの奥様に拠れば以前からNBSのHPで紹介されていたと…
それにネット上でもあちこちに出回ってますから解禁ですね。
単純にベックメッサーの復讐という着想だけとらえれば面白いともとれるかと
思いますがああいう見せ方で出されるとそういう次元の話で済まなく
なる様な…少なくとも僕は噴飯物と思いました。

78tsukune☆彡:2005/09/27(火) 20:19:22
実は、私もこのサイトを予習復習のために密かに利用させていただいてるんです...^^;
さ〜じょんさまのお書きになることは、作品に対する愛情と、演奏者への敬意が感じられて素晴らしいですね。(●^o^●)
安心してじっくり読ませていただくことができるので、いつも大感謝です。

79さーじょん:2005/09/28(水) 02:02:12
 おせん様、cypress様、tsukune様、書き込みありがとうございます。過分なお言葉で、お恥ずかしい限りでし……。
 もともとこの掲示板、せっかく実演を観ても、数年経つとまったく覚えていない、古い公演プログラム引っ張り出してきても「あれ、僕こんなの観てるんだ……」と首をかしげるばかり、というのでは、あまりに勿体ないので、「備忘録」としてつくったものです。「数年後の自分」のために書くつもりで、「兎に角、覚えていることは、すべて吐き出す」ことにしていますが、皆さまのお役に立って幸いです。
 ちなみに、明晩観る予定の「タンホイザー」は、すでに同じプロダクションのVHS(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1073745535/13-14)を持っていて、「数年後の自分のために備忘録をつける」必要もないので、演出について細かく書くことはしないでしょう。

80<font color=#FF0000>さーじょん</font>[TRACKBACK]:2005/09/28(水) 02:03:51
>cypress様
 酒量は「適量」でしたyo!

 上にも書いたように、僕も、終演後数分間は、「噴飯」とまでは行かなくとも、「混乱」でした。新国マイスタージンガーを観たときのように「心が暖かくなる」こともありませんでした。もしかしたら、演出家は、たとえばhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1081170028/20-23のように、単に「兎に角、普通とは違ったことをしてみたかった」だけかも知れない、という思いも拭い去れませんが、インパクトがあったことだけは確かです。でもって僕自身は、この種のインパクトが嫌いではないので、もう一回観ても良いかな(ていうかチケット買っちゃったし……)。
 ところで、某「メッセージボード」では、「マイスタージンガーの集団が実はネオナチで、ユダヤ人のベックメッサーをいじめるというどんでん返し」なんて書かれてましたけど、そうでしたっけ?????

81cypress:2005/09/28(水) 10:26:55
>>80
これは言うまでもなく違いますね。
この人昔ミュンヘンで観た舞台の記憶で書いてるみたいなんで元の演出の形が
今のものと同じなのであれば古い記憶で混同しちゃってるんでしょうね。
もともとユダヤ人のベックメッサーを親方達がこぞって排斥するっていう構図
を当時のナチが推し進めたがっていたAntisemitismのプロパガンダに悪用した
っていう経緯があったらしいんで話をそれとごっちゃにしているんじゃないで
しょうか?因みにそう云う目で観るとベックメッサーという人物のキャラ、
知識が豊富で意地悪でやたらよくしゃべって理屈っぽい…ユダヤ人の一つの
カリカチュアとしてめちゃくちゃ良くできてますね(^^♪

82おせん:2005/09/28(水) 17:33:10
>>3のDVDがお安くなりますよー! 
管理人さまもお薦めなので、早速購入決定。
一緒にサン・サーンス「ヘンリー8世」も。
「フィガロ」「魔笛」も気になるぅ〜

83さーじょん:2005/09/29(木) 02:33:24
>>81 cypress様
>知識が豊富で意地悪でやたらよくしゃべって理屈っぽい……
 キャハハハハハ!!! じつは僕の職場にこれに完璧に当てはまる同僚がいるんですよ〜〜〜
 日本企業が、NYの不動産とか、オークションで名画とか買いまくってヒンシュクをかっていたバブルの頃であれば、「ベックメッサー=ニッポンのサラリーマン」的な演出があっても、面白かったかもしれませんねー。

>>82 おせん様
 僕は、ジョルジョ・トッツィ(ハンブルグ盤DVDのザックス)はtsukune様のストライクゾーンなのではないかと、にらんでいるのですが……。

84大年増:2005/09/30(金) 09:15:40
もっともWagner自身はBeckmesserを宿敵Hanslickをおちょくるために書いたみたいだけどね。

85さーじょん:2005/10/03(月) 00:39:51
>>84 大年増様
「Hanslickって誰?」というわけで、ネットで調べてみたら、意外と詳細な記述が。。。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
同じくウィキペディア(Wikipedia)に、「マイスタージンガー」に関する記述もあって、これがなかなかに便利ですなあ。。。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC

86さーじょん:2005/10/03(月) 00:40:59
 というわけで、本日2回目のバイエルン国立歌劇場引越し公演鑑賞、@NHKホール。しかしこのホール、本当にオペラに向かないなあ。2幕あたりからこちらの耳も慣れたけど、初めの方は、ステレオを鳴らしている隣の部屋で、部屋の境界の襖を閉めて聴いているような音に聞こえました。
 ポーグナーがハンス=ペーター・ケーニッヒに交代している以外は、キャストその他は、>>68と同じです。オケ+合唱のバラツキは、25日の横浜公演ほどひどくはなかったです。ていうか、より正確に言うと、確かにバラついたのですが、今回のほうが、より早く元に戻ることができた、という感じでしょう。とはいえ、第2幕冒頭、徒弟たちの「ヨハネス祭! ヨハネス祭!」の出だしでいきなり危なかったのは、何ともはや……。
 やはりこの演出、2回観ても、「これだ」という解釈は分からずじまいでした。もしかしたら演出家は、さまざまな解釈ができるように、わざとあいまいな箇所をつくっているのかもしれません。今日はさすがに疲れたので、明日以降、ネット上のさまざまな感想・解釈の引用と、僕なりの論評も残しておこうと思います。
 新国2回、バイエルン2回と観た現在、もしどちらでも好きな方を見に行けと言われたら、確実に新国を選びますね。

87tsukune☆彡:2006/01/30(月) 00:39:05
>>14
このバイロイトのマイスタージンガー、ようやくDVD化されるみたいです。^^

88さーじょん:2006/01/30(月) 23:41:12
tskune様、日曜日はお会いできず、残念でした
情報ありがとうございます。DGのサイト見たら、確かに4月発売予定ですね。「マイスタージンガー」のビジュアルソフトでは、いちばん安心して観ていられるモノですので、DVD化は喜ばしい限りです。
http://www.deutschegrammophon.com/catalog/product.htms?PRODUCT_NR=0734160

89さーじょん:2006/02/11(土) 11:22:36
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1075558116/46でこのスレに触れたものだから、読み返しているうちに久しぶりに観たくなりました。でもって、オーソドックスな演出がイイと思ったので、>>24のメト盤を鑑賞。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1817712
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1083204
 やはり演出と舞台装置が素晴らしいですね。シェンクの演技の付け方は、ユーモラスなところもあって、僕はとても好きです。3幕後半、舞台には溢れんばかりの合唱、この「めざめよ!」はさぞや迫力があったことでしょう。何日かの公演を収録したものだと思いますが、マッティラが、場面によって声の張りに微妙に差がある気がします。アレン、http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1073887372/21-22と同様、声の張りとか艶はいまいちですが、老練な演技はなかなかの見モノです。

90さーじょん:2006/04/24(月) 03:11:10
サヴァリッシュ指揮1993年録音。
http://www.emiclassics.de/xml/6/1777/5551422.html
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=137087
 夜なべ仕事をしながらBGMとして聴きました。まごうことなき、サヴァリッシュ&バイエルン国立歌劇場の音、本当に端正な音づくりで、良演と言ってよさそうです。サヴァリッシュという人は、(ライブかスタジオかによって熱さに違いはあるものの)指環でもエレクトラでも、基本的な音づくりのスタンスは一貫していると思います。でもってこのCDでは、それがきわめて良い方向に作用しています。指環でもそうでしたが、一つ一つのライトモティーフに対する意識が、かなりしっかりしているのではないでしょうか。それでいて、毛穴まで拡大して見るようないやらしさは感じません。非常に丁寧につくられた木工家具のような印象です。
 1990年代では間違いなくザックスの第一人者であったヴァイクル、>>14-15ではそれほど感じなかったのですが、やはり僕自身のザックスの好みから言うと、若干、ハンサムな声であり過ぎるという感があります。巧さという点では何の不満もありませんから、贅沢な要求、というべきでしょうが、やはりマンドリーカやヴォルフラムのような青年役の方が、似合うように思います。
ヴァイクル http://noah-co.com/details/weikl/profile.html
ヘプナー http://www.benheppner.com/
ステューダー http://www.total.net/~mrgdp/index.html

91さーじょん:2006/05/15(月) 01:40:59
ふと思い立ち、平日の通勤電車の往復で聴いた、>>35>>51のカイルベルト盤。
 >>5のベルリン・ドイツ・オペラDVD初めて観た時、ブレンデル演ずるザックスがあまりに「疲れたオヤジ」っぽいのでちょっと意表をつかれた。でも通して観ると、これも良いなあと思った。さてヴィーナーのザックス、見た目ではなく、声の方が「疲れたオヤジ」っぽいですね。でもって、通して聴いていると「これも良いなあ」と思うようになってくる。英雄的なところはまったく無い、近所にいそうな人の好いおじさん。。。ちなみにブックレットに載っている写真でも、全然立派じゃないザックスですね。

92さーじょん:2006/08/12(土) 11:59:36
通勤電車の往復で、4日間かけて聴いた>>90サヴァリッシュ盤。といっても、http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1085282357/27を読みながらだったので、あまり音楽には集中しなかったわけですが……
 やはり、http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1085704860/49と同様の、しなやかな歌い回しです。何というか、虚仮威しがないという意味では好感が持てるし、命名式の五重唱なんかとても美しい響きですが、欲を言えば、場面によっては、もうちょっと熱さがほしい部分もあります。

93さーじょん:2006/09/24(日) 03:57:32
久しぶりに聴きます>>31ショルティ指揮1975年録音。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000787WWO
 最近、CD鑑賞に関してはちょっとした「ウィーン・フィル特集」になってる気がする。でもってこのCDも、何よりもウィーン・フィルの美しい響きを堪能できます。とくに第3幕の前半、オケが何と表情豊かなんでしょう! もちろん、男声陣をはじめ、歌手もたいへん充実しています。

94さーじょん:2006/11/23(木) 02:14:25
>>17>>21のカラヤン指揮51年バイロイト実況録音を聴く。
兎にも角にも、エーデルマンが立派ですねえ。とくに大詰め「親方たちを侮ってはならない」の演説。ザックスって、バス歌手が歌うか、バリトン歌手が歌うかによって、かなり印象が変わってきますが、エーデルマンは「バス歌手が歌うザックス」の理想型のような気もします。

95さーじょん:2007/02/11(日) 00:40:09
>>22-23クナ指揮1951-52年録音鑑賞。
 >>23のサイトに結構詳細な演奏評が出ているので、僕が付け加えることもないのですが、一言、二言メモしておきましょう。
 ジャケットもクナの写真だし、どうしても「クナ盤」と思ってしまうわけですが、改めて聴くと、この時代の名歌手たちの競演を楽しむCDであって、指揮はあまり楽しめませんね。シェフラーのザックス、ライブ盤で聴きなおしてみたいなあ。

96さーじょん:2007/02/18(日) 15:49:16
>>95で、シェフラーのザックスをライブで聴きたいと書いたから、というわけではないが、フリッツ・ライナー指揮1955年ウィーン国立歌劇場実況録音ORFEO盤を鑑賞。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1430535
 やはりこの作品、ライブが良いですね。現場は相当熱気があったのではないかしら。シェフラー、フリック、クンツ、ゼーフリートは本当に素晴らしいと思います。ワルター、マグダレーネはちょっと、どうかしら? ただ残念ながら、この作品を堪能するのに、この音質はちょっと辛いものがあります。かなり薄っぺらく聞こえてしまいますね。
 あと、3幕5場への転換で、かなり大きな拍手が起きています。写真を見ると、それほど大がかりなセットにも見えなかったけど、実際はどうだったのでしょうね?

97さーじょん:2007/07/12(木) 07:06:37
>>7-10>>28のヨッフム盤を聴く。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/47515
 以前にも書いていますが、やはりF=ディースカウが最大の魅力です。録音の新しさと聴きやすさ、バランス良いキャスト、オーソドックスな指揮ですので、この作品のCDの中ではお気に入りの方ですね。
 ドミンゴ、悪くないのですが改めて聴くと、http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1073744514/26と同様の意味で、お行儀が良すぎますね。ジークムントやパルシファルと違って、ヴァルターはその後主要なレパートリーにはしなかったみたいですし。

98さーじょん:2007/07/12(木) 07:07:17
>>87-88の1984年バイロイト収録シュタイン指揮DVDを観る。
http://www.amazon.co.jp/dp/B000EQHHJM
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1395546
 やはりヴァイクルとプライの共演が最大の魅力です。演出もオーソドックスで、やはり安心して観ていられます。

99さーじょん:2007/07/16(月) 00:08:14
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1074602369/32-33のために名古屋に行きましたが、往復の新幹線では、>>35>>51>>91のカイルベルト盤聴いていました。う〜ん、やっぱり実況録音って良いなあ。

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102さーじょん:2008/10/03(金) 23:01:21
ORFEOから発売されました、「待ちに待った」という感があります。ベーム指揮1968年バイロイト実況録音。
http://www.orfeo-international.de/pages/cd_c753084l.html
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=2773263
http://www.amazon.co.jp/dp/B001E82GH2
 >>99のカイルベルト盤に関して、>>36で挙げたサイトでは、「雰囲気が魅力」と書かれています。同じ意味で、このベーム盤も「雰囲気が魅力」です。>>52の新国立劇場公演も、今にして思い出すとそうなのですが、この作品は、個々の歌手がどうこうとか、オケがどうこう言うよりも、全体として醸し出す空気がどう?という聴き方をすべきだなあと思います。兎にも角にも、期待以上に素晴らしいCDでした。
 ちょっとしばらく「マイスタージンガー祭り」でも始めようかしら。。。

103さーじょん:2008/10/10(金) 07:16:53
>>22-23>>95のクナ指揮1951-52年録音。
 というわけで始めちゃいました。「マイスタージンガー祭り」。しかし、やっぱり長いなぁ。以前は、「数少ないウィーン・フィルの録音」、「シェフラーのザックスの唯一の正規録音」と言った意味合いのあったクナ盤ですが、いずれも、>>96の登場で、その意味合いは薄くなったかもしれません。やはりスタジオ録音より、ライブ録音のほうが楽しめますね。

104さーじょん:2008/10/19(日) 12:01:46
>>103に引き続いてのマイスタージンガー祭りです。
 >>17>>21>>94のカラヤン指揮51年バイロイト実況録音。
 しかし、一通り聴くのに時間が掛かるなあ。CD4枚のオペラって、これと、「ジークフリート」「神々の黄昏」くらいだよね(「ワルキューレ」は3枚の場合もありますね)。
 このように舞台上の出入りが多く、オケと歌手と合唱が複雑に絡み合っているオペラでは、カラヤンは本当に上手いなあと感心してしまいます。あと、この録音の魅力は何と言ってもエーデルマンとシュワルツコップですね。

105さーじょん:2008/10/26(日) 08:43:09
>>104に引き続いて、>>96のフリッツ・ライナー指揮1955年ウィーン国立歌劇場実況録音ORFEO盤。
http://www.orfeo-international.de/pages/cd_c667054l.html
 HMVのサイトでは「50年代実況録音にしては音質が良い」というレビューがありますが、あくまで「50年代としては」でして、オケが薄く聞こえることは確かです。とはいえ、ウィーン・フィルらしい明るい演奏ですので、とても良い雰囲気です。歌手陣ではやはりシェフラー。「堂に入った」とは、こういう歌のことを言うのでしょうね。

106さーじょん:2008/10/26(日) 08:46:59
追記。>>105で「第3幕5場への転換で拍手が起きる」と書きましたが、正しくは「マイスターたちの入場」の場面でした。「ブラヴォ」まで出ているから、そうとう豪華なセットだったのでしょうね。

107さーじょん:2008/11/06(木) 00:32:08
>>105-106に引き続いて、>>36>>51>>91>>99のカイルベルト指揮1963年バイエルン国立歌劇場実況録音。
 やっぱり、雰囲気が素晴らしいですね。あと、ヴィーナーの声、かなり慣れてきた、というばかりでなく、かなり魅力を感じるようになってきました。もしかしたら、実際に劇場で聴いたら、印象が大きく違うのかも知れませんね。

108さーじょん:2008/11/10(月) 22:51:31
>>107に引き続いて、>>102のベーム指揮1968年バイロイト実況録音です。
http://1876.net/wagner/meistersinger/bohm68.htm
この前奏曲の勇壮なこと、そして、迷いのモノローグの後半、やっぱりすごいですねー。テオ・アダムのザックス、カラヤン盤>>2ではずいぶんとお行儀良すぎる印象でしたが、さすがにライブでは人間臭さが出てますね。

109さーじょん:2009/06/28(日) 10:47:28
通して聴くのは、本当に久しぶりです。>>2のカラヤン指揮1970年録音。
http://www.amazon.co.jp/dp/B000026CJG
http://www.amazon.co.jp/dp/B00000K4GK
http://www.amazon.co.jp/dp/B000002RQY
http://www.hmv.co.jp/product/detail/951235
http://www.hmv.co.jp/product/detail/874289
 カラヤンらしい緻密さ、完成度の高さが一つの魅力です。歌手では、若さあふれるルネ・コロのワルターが素晴らしいですね。

110さーじょん:2009/07/04(土) 15:37:16
シルヴィオ・ヴァルヴィゾ指揮1974年バイロイト実況録音
http://www.hmv.co.jp/product/detail/47519
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2714566
http://1876.net/wagner/meistersinger/varviso74.htm
 「バイロイト名演集」(全33CD)が出るまで、長らく廃盤だったCDです。名演集が出たおかげで、中古市場にも出回るようになったようです。あまり取り上げられることもない録音です。
 『ドナルド・キーンの音盤風刺花伝』http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/music/7336/1085282357/10では、「声にほとんど魅力の感じられないジーン・コックスよりもましな歌手を起用できなかったのだろうか。ハンネローゼ・ボーデよりもすぐれたエーヴァを見つけられなかったものだろうか」、「これまでに聴いたどんなザックスでも、リッダーブッシュよりはましだった。リッダーブッシュは、立派な声の持ち主ではあるが、この役どころと結びつけて考えられる独特な暖かみと人間性に欠けている」と酷評されています。
 たしかに、歌手陣の弱さは否定できませんが、ヴァルヴィゾの指揮は悪くないなというのが僕の感想です。とくに、劇的な情景描写はなかなかのものです。あと、バイロイトの実況ということで、雰囲気がとても良いと思います。
 とはいえ、マイスタージンガーは、多くの魅力的な歌手による録音がありますので、それを押し退けるかというと、そこまではいきませんね。

111さーじょん:2009/07/12(日) 11:19:52
>>7-10>>28>>97のヨッフム盤。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3309069
 最近、再発されました。F=ディースカウの参加が魅力ですね。ドイツ語の発音を酷評されることも多いドミンゴですが、たしかに危ういのですが、歌それ自体は結構好きですね。あと、指揮とオケ、ウィーン・フィルのような明るさ、ベルリン・フィルのような精緻さもありませんが、「いぶし銀のような」魅力のある演奏だと思います。

112さーじょん:2009/07/19(日) 01:23:55
>>90>>92サヴァリッシュ盤
http://1876.net/wagner/meistersinger/sawarisch.htm
サヴァリッシュはやはり、「しなやか」という言葉がいちばんぴったりのような気がします。優しい音ですが、それでいて力強さも十分にあります。この指揮とオケは、かなりの「名演」と言ってよいでしょう。

113さーじょん:2011/02/11(金) 06:33:54
ショルティ+シカゴ響1995年実況(演奏会形式)録音
http://1876.net/wagner/meistersinger/solty95.htm
http://www.hmv.co.jp/product/detail/402439
http://www.hmv.co.jp/product/detail/221272
何よりもシカゴ響の響きが素晴らしいですね。美しくて、しなやかで。
引っ越してから、通勤時間が短くなったので、電車のなかでオペラを聴くと、かなり日数がかかるようになったなあ。これも、何日間かかかってしまった。

114さーじょん:2020/05/23(土) 22:02:42
外出自粛2020も終盤に差し掛かり、折角なので大作のDVD鑑賞。
バレンボイム指揮1999年バイロイト舞台収録。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2679660
https://www.amazon.co.jp/dp/B0012K53TK
やはりバレンボイムは流石の完成度の高さ。ウォルフガング・ワーグナーの解りやすい演出と相俟って、素直に楽しみ、感動できる映像です。
欲を言えば、ハンス・ザックスはもう少し「陽気」というか、気難しさよりも茶目っ気とか楽観的なところとかあった方が、好みだなぁ・・・。>>3>>20のハンブルグDVDのジョルジョ・トッツィとか、歌唱だけ取り出したら歴代のハンス・ザックスに比べるとイマイチなんだけど、陽気な演技がとってもイイんだよね〜。

115さーじょん:2020/05/23(土) 22:14:44
改めてCD・DVD棚を確認したら、未視聴のオペラDVDが大量に。外出自粛期間明けた後も「DVD鑑賞日」を設けて、片っ端から観ていくようにしないとなぁ。。。「持ち腐れ」だよなぁ。
https://www.facebook.com/hogehoge2005/posts/1946901158776818

116さーじょん:2020/06/07(日) 13:21:33
クナッパーツブッシュ指揮1960年バイロイト実況録音。ORFEO正規盤。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/6624640
https://www.amazon.co.jp/dp/B013J9XB7C
2015年の発売と同時に買ったと思うのですが、その頃はあまりオペラを熱心には聴いていなかったので、最近まで聴かずにいました。
やはりバイロイトのライブということで熱気があります。ただ、僕の耳にはポーグナーのテオ・アダムの声が、ハンス・ザックスに聞こえてしまって、ちょっと混乱する場面も。。。

117さーじょん:2020/06/07(日) 13:25:35
>>116 ORFEO商品紹介
https://www.orfeo-international.de/pages/cd_c917154l.html

118さーじょん:2021/11/28(日) 22:48:57
>>7-10>>28>>97>>111のヨッフム盤、通勤電車で数日かけて観賞。11月下旬に新国立劇場公演鑑賞。しばらくこの作品聴いていなかったので、その前に「予習」しておきたいと思ったのだが、何とか実演観賞前に聴き終わる。
指揮も、ザックスも、ヴァルターも、明るくてイイですね! Wikipedia眺めてたら、ヨッフムについて「ベーム、カラヤンに比べ生前の人気は振るわなかった」って記述。まあ確かにそなんだろうだけど、没後40年以上経っても聴かれ続けているんだから、クラシック演奏史に名を残す巨匠ですわね。

119さーじょん:2021/12/29(水) 01:29:48
2021年11月21日(日)、11月28日(日)新国立劇場公演鑑賞。
イェンス=ダニエル・ヘルツォーク演出、大野和士指揮、東京都交響楽団、新国立劇場合唱団、二期会合唱団。
トーマス・ヨハネス・マイヤー(ハンス・ザックス)、ギド・イェンティンス(ポーグナー)、アドリアン・エレート(ベックメッサー)、青山貴(コートナー)、シュテファン・フィンケ(ヴァルター)、伊藤達人(ダーヴィッド)、林正子(エーファ)、山下牧子(マグダレーネ)

公演詳細
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/diemeistersingervonnurnberg/
初日舞台写真
https://www.nntt.jac.go.jp/enjoy/record/detail/37_021580.html
同上・Facebook
https://www.facebook.com/nnttopera/posts/4666574396742136

120さーじょん:2021/12/29(水) 01:30:20
11/21舞台写真
https://www.facebook.com/nnttopera/posts/4675946439138265
11/28舞台写真
https://www.facebook.com/nnttopera/posts/4698741593525416
千秋楽
https://www.facebook.com/nnttopera/posts/4708695379196704
作品解説
https://opera-festival.com/archives/3085

121さーじょん:2021/12/29(水) 01:30:59
トークイベント
https://www.facebook.com/nnttopera/posts/4669134923152750
リハーサル風景
https://www.facebook.com/watch/?v=375366397622530
ゲネプロレポート
https://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=202111190000
https://ebravo.jp/archives/105796
https://spice.eplus.jp/articles/295261

122さーじょん:2021/12/29(水) 01:31:37
>>52-57の2005年9月公演以来、16年ぶりとなるマイスタージンガー。大好きな作品ですから。11/21、11/28と2回観に行きました。当然ながら、11/28のほうが出来は良かったと思います。
大野和士の指揮、ところどころちょっと遅いかな・・・とは思いましたが、ダレた印象はありません。あと都響はやはり性能の良いオケですね。N響、読響、都響という財政基盤のしっかりしたオケって、やっぱり上手い奏者が集まるんですね〜。
歌手もおおむね満足。ザックスやポーグナーも立派な歌唱でしたし、ベックメッサーはさすがに芸達者です。ヴァルター、エーファ、ダヴィッド、マグダレーナも良好。

123さーじょん:2021/12/29(水) 01:32:17
さて演出。現代の歌劇場の舞台裏という設定で、ザックスはプロデューサー兼演出家、ポーグナーは歌劇場の大口スポンサー(ジュエリーメーカー経営者?)、ベックメッサーは音楽評論家・・・といったところでしょうか。
残念ながら僕自身は最近、読み替えを読み解くのがますます苦手というか、億劫になってきました。今回の演出でも、現代の歌劇場を舞台にした意味はまったく解らないママでした。ただ、現代に移し替えたことで、エーファが大詰めにマイスター達を拒否する、という行動に意味が出た気もしました。
ザックスは、エーファの行動を賛同しないまでも「それも、まあ仕方ないか」と受け止めていように感じられました。というか、ハンス・ザックが21世紀に生きていたら、そういう人物であってほしい、という僕の願望もありますが。ハンス・ザックスという人物は、革新に対して寛容、というかむしろ旧弊を打破することを後押しする人物であってほしい、と。

当日の僕の書き込み(画像のみ)
https://www.facebook.com/hogehoge2005/posts/2477627309037531

124さーじょん:2021/12/29(水) 01:38:53
新国立劇場公演鑑賞後、もういちど全曲を聴きたくなって、>>113 ショルティ+シカゴ響1995年実況(演奏会形式)録音観賞。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00006BGQP
https://www.amazon.co.jp/dp/B00006469U
ショルティ+シカゴ響、ぼくは好きだなぁ。何か、性能が良くて、現代的・都会的で。


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