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赤い夕陽の掲示板

4388みすずあめ:2021/03/25(木) 09:17:37
おませな、パーマ屋の娘サヨちゃんとか、魚屋の娘、トトちゃんは、渡哲也が好き。
当時は、東京というところが、田舎から、気の遠くなるくらい、峠やら、トンネルやらを越えなければいけない所だったと見えて、東京からの転校生の、家と言うのは、探検場所化したようで、それはそれは、お母さん手作りの、セーターやら、半纏纏った、おませな田舎女子たちが、オイラの本当に小さな家のこたつに、三々ごごきてくれますた。箪笥の上の京人形やら、TOKYOタワーのかなりでかいプラモデル、持ち上げて、バラバラにしてくれたり、まあ、存在そのものが珍しかったんでしょうね。青バナ二本なんて当ら前のじだいでしたから、気の利いた、イギリス風のジャンパーやら、セーターの柄の珍しさも手伝って、目立っていたことや、地方の言葉でなく、標準語話す、ボーッとした少年は、そのモテモテぶりというか、勘違いの、上野のパンダ並の、珍ざんもの、人気が、あったようです。さて、田舎のパーマやなんて所は、月刊平凡やら、明星、女性自身に、家の光なんていう、農協雑誌まで、情報の、宝庫。でかいお釜かぶったおばさん、姐さん達が、独特のパーマ液の匂いの中に、たむろしていました。お母さんの、パーマにも付き合うと、そこのおばちゃんにチョコや、キャラメル貰って、女性というものは、ここがオアシスなんだと、農家やら、商店街の、おばちゃんたちの、賑やかさを異界としてうけとめていますた。そこの、娘がサヨちゃん。この人、渡哲也が、大好きで、城取り、東京流れ者なんか、一緒に、観に行って、オイラは、あの、渡哲也が、好きになれずに、耳年増のサヨちゃんやら、さかながおの、本名としこちゃん。魚屋だからトトコちゃんとか、呼んでいますた。一般に、薬屋のエミちゃんも含めて、甘さちゃんでしたので、おかあさまの、臍の緒の付いてる、オイラには、お姉さんに、見えて、今思うと、22歳までに、結婚して、子供産んで育てるには、そりゃ忙しいわ。そうおもいますた。彼女たちは、サウンドオブミュージックの、LPアルバムなんかを、教室で、交換したりしていて、オイラの持っている、小林アキラのレコードと、かしっこ、しませう、言いますと、キッチリ断られマスタ。泣。渡哲也の、その後の、テレビでの西武警察なんかの活躍を見ると、サヨちゃんの、感性も、最先端なんだと、感心しましたが、なんか、石原軍団てのは、オホモの、集団であるポイ雰囲気が、滲み出てあるようで、好きになれない自分は、女の子に、モテないだろうと、観念した次第です。みよじに、白がはいり、名前がミドリという、スナック屋の、色白の可愛い同級生もいましたが、何故か、なんかちがうよなあとおもいますた。農家の可愛い、賢い子とも何人かと、噂を立てられましたが、ノリちゃんも、ツナちゃんも、しっかり向き合うことができなかったのに、あの、薬屋のエミちゃんだけは、別格に、光輝いて見えたモノです。エミちゃんて、水泳部で、クラブが、終わる時間まで、将棋すきの、男ともだちと、彼女を待っていたのは、帰りのガード役を頼まれた、責任感以上に、カルキ臭い髪の毛の匂いが、あの、パーマ屋の臭いと違うのに、ツーンと、鼻をくすぐって、いっそうエミちゃんを愛しく思えたのですが、じつは、彼女と、あれだけ長い時間過ごしたのに、どんな会話を交わしたのか記憶にないのです。一緒に、家までおくった。そこだけに、光が当たって、後のことは、小林旭の話や、彼女からの、話も、覚えていません。ただ、一緒の時間の束の間の幸せの、感覚だけ、今でも、宝物なのです。それは、小林旭という人の、存在と通じるものがあって、理屈ではなく、憧れ。そう、あこがれ。という、夢の世界の、幸せなのでしょう。幸せな、おもあででは、あります。てね。笑。




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