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赤い夕陽の掲示板

4101みすずあめ:2020/06/24(水) 07:30:34
「さすらい」の意味。貴種流離譚だってね。映画の中のアキラの性格付け。
ながーく、馴染んでいると、それが当たり前の使い方であって、本来の意味など、考える必要も無く、慣用として受け入れてきますた。確かに、売れだしてからの、アキラ兄いの役作りテーマは、「さすらい」の一言に尽きるようです。銀座旋風児や東京の暴れん坊のような、アキラ自身が、東京生まれ、東京育ちの、所謂江戸っ子を標榜する作品も、ありました。けれど、地方に生まれて、田畑や地引あみで、当たり前(一人前として、獲物を分配する原始共同システム)な「土着」の、土地やしきたりに、縛られて、またそれに守られて、祭りを通じて、祝いや、厄除けを願って、集団生活を、その土地独特の習俗、ローカルルールで、他文化の所持者や、歓迎出来そうもない侵入者と、地元の人間の区別をはっきりさせてきた。そういう、身動きの取れない、田舎の(しきたり)から、自由になりたい。固定された、自分の未来は、自分の手で掴みたい。そういう、欲求や、希望が、スクリーンの中に溢れました。まさに進駐軍の狙いどおり新しい価値観の、普及が、東京への一極集中、銀座をそのちゅうしんとすることで、銀座の街並みが、映し出されると、日本中の田舎の人々は、トーキョーに憧れたものです。しかし、ご存知のように、トーキョーは、不動産を持っているものと、それを貸してもらっているものとの勝ち負けが、はっきりしています。勿論地方でも、地主、大家と、小作、借家人との、格差は歴然です。持てる者、持たざる者。さらに、成り上がり、破落戸(ならずもの)への差別は、口には出さぬもののいろいな、人生の分かれ目の時に、壁となって立ちはだかります。アキラの出世作の一連の映画のテーマは、まさしく、貴種流離。その大昔、神話の中の、暴れん坊。ヤマトタケルが、日本中を彷徨い、さすらい、地方豪族たちのムスメに、タネツケを頼まれ、あの、サンデーサイレンスや、ディープインパクトのように、酒池肉林の歓迎を受け、夜毎、腰を振り続けて、天孫貴種の、弥栄を望まれたのです。アキラ兄いと、ルリ子さんの一行も、相撲巡業同様、貸切列車の移動も、日常。天皇陛下の、巡幸並みの大人気。ヒバリさん、一家も、同じような、移動。これまた、ご当地、数ヶ月の興行の、サーカスの人たちも、日本中を股にかけて、さすらっていました。例の、フーテンの寅もお祭り毎、富山の置き薬の人達も、一年毎に、決まっ
たぢぬしの家や神社を、訪問します。国の高級官僚や、県職員、大企業の幹部候補も、辞令ひとつで、さすらいます。土着か、さすらいか?こんごも、大きなテーマですが、親をせおってまでの、一家転住のさすらいは、なかなか、スリル満点でした。貴種流離。浮き藻の花は、明日も咲きましょ、あの街でー。映画さすらいの火事跡からのサーカスの唄が、とても、身にしみてしまいます。生きてゆくことは、土地や資産を守ること。または、新しい環境で、古い傷跡を忘れて、芽を出し、葉を茂らせ、実を成らせること。どちらの立場でも、そういう、運命を、幸いとして、受け入れて、生き延びられる。そう、どんな、運命でも、立場でも、ケラケラ楽しみを、見つけては大切にしていきましょう。赤い夕日の掲示板の管理人さんが、おいらたち、たまーに、訪れる、旅人を、いつも、温かく迎えて下さること。あなたは、このブログの、地主さんなのです。不動明王の、立場の方です。おいらは、劇中の、アキラ兄いのような、気まぐれな、旅人ちゅうわけです。アキラ兄いの、ようつべでの復活が、きっかけで、彼の出演作が、たくさんたくさん、放映されることと、アキラ節が、ようつべから社会現象になれば、とても嬉しいです。管理人さんありがとうございます。




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