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タクトの世界

95タクト:2007/11/22(木) 09:43:49
好色八人男の話
最近は夜空を見上げると、星がすごく多くてきれい。
月の光も思いっきり輝いている。
まだ街の明かりで少しさえぎる部分はあるけれど、都会の夜空もずいぶん透き通って星が輝いて見えるようになってきた。
では、今回は前回の逆でオペラの「好色八人男」の出番です。




         好色八人男



 夜の淑女たちには不思議ともてる、スケベでしゃきっとしない男たち。不幸はいつも女性側。惚れなきゃいいのに。そんな色恋ざたの名作オペラを紹介する。

カヴァレリア・ルスティカーナ(マスカーニ作曲)

 恋人のトゥリドゥが、前の恋人ローラと仲の良いことを嫉妬したサントッツァはローラの夫アルフィオに告げ口してしまう。ミサのあと、アルフィオと決闘して殺されたトゥリドゥ。彼は死を覚悟していた。

蝶々夫人(プッチーニ作曲)

ほんま、ピンカートン、無責任な遊びはあかんで。淫行罪で逮捕する!

椿姫(ヴェルディ作曲)

 パリの高級娼婦ヴィオレッタに、愛の告白をする田舎貴族アルフレード。純粋さに惹かれた彼女は一緒に暮らすが、財産は減っていく。アルフレードの父に息子と別れるよう請われ、再びパリに戻る。肺の病で床に臥しているヴィオレッタ。真実を知ったアルフレードが駆けつけたとき、彼女は静かに息を引きとる。

トスカ(プッチーニ作曲)

 歌姫トスカに欲望を抱く警視総監スカルピアは、トスカの恋人カヴァラドッシを難癖つけて捕らえ、拷問する。恋人の命と引き換えに貞操を要求されたトスカは、スカルピアを刺殺したが、恋人も殺され城壁から見を投げる。「トスカ」、「椿姫」、「カルメン」は世界三大オペラなんだって。登場する建物は今もローマに実在している。

ドン・ジョヴァンニ(モーツァルト作曲)

 希代の女たらしドン・ジョヴァンニ。ある夜、娘にイタズラしたことに怒った父親の騎士長を殺してしまった。彼は懲りずに、従者とつるんで次々と女を誘惑。復讐を誓う女たち。最後は、殺した騎士長の石像が、彼を地獄に連れ去る。ドン・ジョヴァンニが関係した女性はなんと二〇六四人! 1%分けてくれ。

ファウスト(グノー作曲)

 悪魔メフィストフェレスに魂を売って若さを得た老博士ファウストは、美しい娘マルグリードをもてあそび、身ごもらせ捨ててしまう。兄も殺され、わが子を殺したマルグリードは神に救いを求め息絶える。美女と乱痴気から戻ったファウストは悪魔と地獄へ落ちる。
最後には救いがある。宝石の歌など名曲多い。

フィガロの結婚(モーツァルト作曲)

 主人であるアルマヴィーヴァ伯爵は、従僕フィガロとの結婚を控えた侍女スザンナを狙っていて、初夜権の行使も考えている。それは大変と、おませな少年、長い独り暮しに悩む伯爵夫人、実の息子とは知らずフィガロの結婚を企む女中頭などが種々入り乱れての大騒動珍解決。古今東西歌劇中一、二位の人気。

リゴレット(ヴァルディ作曲)

 町の領主マントヴァ公は大の女好き。日夜一緒に乱交する道化リゴレットをよく思わない公爵の家来たちは、道化の愛娘ジルダを誘拐。公爵から辱めを受ける。復讐を誓うリゴレットは、公爵殺しを殺し屋に依頼。しかし、公爵への思慕を捨てきれず、ジルダは身代わりとなる。リゴレットは娘の死骸を見て絶望する。

 先頃、名テノールのパヴァロッティ氏が亡くなった。パヴァロッティが歌うマントヴァ公爵の「女心の歌」、風の中の羽のように〜♪の高らかな歌声が今も私の耳から離れない。追悼。




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