したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

7

1名無しさん:2018/08/25(土) 02:16:55
6

9名無しさん:2018/08/25(土) 02:21:12
「何というか…ああ、恐れなければならないものはたった一つ。恐怖心そのものであり…」

「あなた!正気ですか!?いったい何を…」

「小手調べは終わりにしよう。君は吊られた男(ハングドマン)の首吊り死体(ストラップ)になるといい

――骸架の九『金絲刺』」

「!!!!」

粒の世界に#FFD700と定義された絲々による味見(ハラス)が吠與驚異を脅かす。

10名無しさん:2018/08/25(土) 02:21:34
1フレーム以下の幕間、吠與は瘋(おもいだ)す。狂気とは凶器であると、空手だったものにはサイガ12S EXP-01――法執行機関向け――

それは当然のごとく武装(にぎら)れ、指は引金に暴(あ)り。

「寝てろ」

 開幕(はな)った散弾(ジャッジメント)は絲共をねじ伏せる打(Action is eloquence)。

「どうやら君を侮っていたようだねスティック」

怒風(ドオッ)! 杖による刺突(リベリオン)。

11名無しさん:2018/08/25(土) 02:22:44

「遅ェッ!」

――刺突?あまりにも無礼(なめ)げ。直径18.4ミリの火と風による制裁に怯えるべきなのだ。弾丸による“圧”、杖を弾き抉りそして穿つ。

「不満は…灼熱の夏となり、秋と呼べるものは到底…」

「何を言っているんだ!?お前は誰なんだ!一体何のつもりだ!」

「私が何者であるかという問いにはただ一言“貴い人”だ。天皇陛下とは友人関係にある」

「え?」

「それにしても君…ああ吠與さんだったかな、農民には気を付けなければならんよ。彼奴らは道理というものを理解していない」

「どういう…」

12名無しさん:2018/08/25(土) 02:23:13
「どういう…」

「――骸架の十七『多根樹灯篭』」

地中からぶちまけられた爆炎が我が物顔で跳梁跋扈(はいまわ)り最後に見た色を血(あか)と定義付けようと戯(す)る。

「迅雷放銃(イナズマッシュ)ッ!」

応戦、両者の放つ強制力が相殺(ぶつか)り、地形はぐずりだしたかのように黒煙を返答(あげ)る。

13名無しさん:2018/08/25(土) 02:23:35
「ッ!」

吠與は煙を吸い込まないよう息を止める。数秒後――黒煙が晴れた刻には、老人の姿はすでに消えていた。

「Shiting!(糞が!)」

何一つ理解(わ)からないふざけた現実に直面し、吠與は汚い言葉で大気を躾ける。口内で静観を決め込んでいた苦虫は遂に噛み潰された。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板