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1名無しさん:2016/10/11(火) 18:37:30
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2名無しさん:2016/10/11(火) 18:38:32
青でも黒でもない空間、どこかもわからない空間で彼は浮かんでいる。

「………か」

掠れきった声がする。

「……し…」

彼は不機嫌さを隠すことなく吐き捨てる。
「三千世界(そうぞう)しい」
聞こえるはずのない声、内容も意味も目的もなにもかも不鮮明だが、それが彼にはたまらなく不快だった。
ふと目を向けると天井が見える。そして目覚まし時計の鳴る音がする。そう彼は目が覚めたのだ。
今日の昼にはこんな夢忘れているだろうな…などとぼんやりと思考を動かしながら彼は支度し家を出る。

「……」
彼の名前こそ吠與驚異。彼のことを多く知る者はいなかったが、彼もまた他人の多くは知らなかった。
取り留めもない物思いに耽りながら歩を進める。なんてことはない此処に書く必要もないようなことだ。
進み続けていると唐突な爆音がし、アスファルトを思い切り踏みつけつつ足を止める。赤信号を伴った道路とその上を走る自動車の音であった。
彼はひかれてはたまらないと思い目の前の道路に意識を向ける。
「赦されてェ…」
彼は自分に言い聞かせるように呟き、そのまま赤が青になるのを大人しく待っていた。

3名無しさん:2016/10/11(火) 18:50:24
砂場としてみんなも使おう!

4名無しさん:2016/11/01(火) 17:49:21
ナイスガイ先生「おやおや此処は…?」

ナイスダイ先生「私はあの時…」

――――――手羽先ィィィイイッッッッ最ィ強ォォオオおおオオオオオオッッッ

ナイスダイ先生「天地が反転(か)ってもアレを食べ物などとは認めませんが、あえて手羽先と称しましょう。」
        「それを口に詰められ死んだはずでは…?」

彼が自分を訝しんでいると、ふと気が付く。その部屋には中央に黒い球があった。

5名無しさん:2016/11/01(火) 18:29:08

「田丸…君、これは、一体…?」
非日常への疑問が絶えることなく湧きあがり、
大脳新皮質が軋みシナプスが狼狽する。

「質問は…後だ」田丸と彼に呼ばれた少年は構える


「僕だよッォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」

言語と形容するには余りにも粗暴で乱雑な音が何者かから発せられ、
と、同時 「田丸」と呼ばれた少年に襲い掛かる。

「三下(わずらわ)しいンだよォッ!!愚物がァ!」

単純に拳を殴打(ぶっこ)む。

衝撃、瞬間、

化物の皮下から虹色の光が発せられ、巫山戯たランタンのように周りを出鱈目に照らす。
一通り色の洪水が起こると、やはり塵は塵に、そこには何事も残らなかった。

6名無しさん:2016/11/01(火) 18:29:59

「田丸…君、これは、一体…?」
非日常への疑問が絶えることなく湧きあがり、
大脳新皮質が軋みシナプスが狼狽する。

「質問は…後だ」田丸と彼に呼ばれた少年は構える


「僕だよッォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」

言語と形容するには余りにも粗暴で乱雑な音が何者かから発せられ、
と、同時 「田丸」と呼ばれた少年に襲い掛かる。


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