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東京都の合唱
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Nコン都大会本選を聴いてきました。
去年にも増して大勢の観客が詰めかけ、もはや文京シビックでは狭いのでは?と
思わせるほどの人気ぶり、立ち見客もいたようですね。
葛飾区立本田
課題曲声質、溶け合いよし。中盤はちょっと混沌としたまとまりのなさを感じ
ました。自由曲は全般にエネルギー感が増し、曲に対する歌い手の思い入れが
伝わってくる演奏でした。本選出場は良い思い出になったことと思います。
府中四
声質のクオリティ高く、男声の厚みあり。多少癖があるも去年より改善され、
課題曲の表現も抑揚が出て好印象。
自由曲は鐘あり、ソロのパフォーマンスありで見せ処は沢山ありましたが、
肝心のハーモニーについては歌詞がはっきりせず、バックコーラス化。
会場のどよめきもあり、インパクトは十分な演奏でしたが、審査員は何を
この曲で審査したらいいか?ということをふと思った時、選曲がこれで
よかったのかという疑問は残りました。多少勿体なかったかな。
頌栄女子
ここの学校の声質は私好みで、今回課題曲も言葉に込める思いか伝わって
きました。「くしゃくしゃの」の表現が◎。
自由曲は展開の面白さを小気味よい表現でこなし、三善作品の美質をよく表現
しました。最後多少ハーモニー崩れたのが残念。でも納得の銅賞です。
大妻中野
各パートの存在感が際立ち、展開もよし。ハーモニーの純度の高さは定評ある中、
去年は課題曲の仕上げに苦しみましたが、今年は納得の演奏。
自由曲はまさに大妻の真骨頂で、分厚いハーモニーを音の塊としてぶつけてくる
迫力は十分。残響が二重にも三重にも響きわたる(しかも濁らない)質の高さを、
久々に堪能しました。
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