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東京都の合唱
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Ｎコン2013なのですから、過去のの演奏と比べても、本来あまり意味は
無いことは百も承知なのですが。
大妻や豊島岡が一聴してそれとわかる独特の響きを持っていることは、
大きな美質であり、武器なのですが、時としてそれが表現の足かせに
なることもあり、それは去年の都大会で豊島岡について私が書いた感想でも
あるのですが、今年は大妻にもそれが言えたのかと。
去年はNコンも全日本もドンピシャ。それだけに今年の選曲をどうするか、
悩んだはず。結果銀賞。十分素晴らしいのですよ。
決して実力が落ちたのではなく、課題曲との相性、自らが拘った響き。
一方の豊島岡は、去年は課題曲の難易度を上げ過ぎたのか、構成に脆さが。
何とか地力でNコン全国は死守するも、全国出場までで出し切った感。
その経験をもとに、今年は敢えて難易度を上げず、自らの美質と表現を
徹底的に磨き上げたことで、今年はこの比類なき完成度を「復活」させた。
これも選曲の「妙」。
明暗を分けた東京の女声2強のことをざっと想うと、鶴二の選曲について
なんとなく見えてくるような気がするのです。
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