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東京都の合唱
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鶴川第二 チョンガレ
立ち見客溢れんばかり。この学校だけ聴きに来た？
35人いっぱいの人数のはずだが、この学校が歌うと3部合唱が三重唱のように聴こえる。
更にテンポ感はあるものの息の長いフレーズでゆったりとつなぐアプローチは、去年
全国の課題曲で魅せた手法につながるもの。真似できそうでできない至芸。
なぜこの学校の演奏が評価されるのか感覚的に理解できない人も多分いる筈。
自由曲は、去年の「日本の仕事唄」が前座に思えるくらいの激しく複雑な
動きを伴うもの。しかしこの動きを以てしてもハーモニーが一切乱れないのは
驚異的。まるでAKB48か嵐かEXILEみたいだ。おっとこの辺にしておこうか。
冗談はさておき、パーカッションが音楽の一分野として認められるならば、
ボディパーカッションも「音楽コンクール」の範疇で当然にあって然るべき。
その考えに基づき、鶴二は合唱との融合を突き詰めようとしているのか、
もしそうならば、多少のリスクは伴うものの、ぜひ新しい世界を見せてほしいと
思います。頂点を3度極め、さらに新しい道に進む姿勢は、応援したいと思います。
府中第八 かめ ゴリラのジジ
課題曲ゆったりしたテンポでたっぷりとした歌い上げは好印象。楽譜のテンポも
このくらいなのでしょうか。後半に向けての盛り上がりもよし。
自由曲「小さな目」は、パッと聴きシンプルそうな曲ながら複雑なハーモニーが
凝縮した三善晃の傑作。丁寧に歌いこんでおり、感心しました。ゴリラのジジは
多少とっ散らかった感もありましたが(そういう曲でもありますが)最後をうまく
きれいにまとめ、納得の銀賞だったと思います。おめでとうございます。
早稲田実業/富士高校附属中 SALVE REGINA
この団体はとにかく自由曲のコチャールの出来が素晴らしい。おそらくは
この曲を歌いたいがために、課題曲「も」練習したのでしょう。そういう
割り切りもあっていいと思います。
実践女子学園 二十億光年の孤独
ラストバッターの孤独を感じながら歌ったでしょうか。ひたすら基本に忠実な
真面目さが伝わってくる演奏でした。自由曲もそつなく歌いこなしましたが、
せっかくこういう曲なので、もっとメリハリつけて、弾けてほしかったですね。
あ、鈴ヶ森にも同じようなこと書いたかな。
合唱によって集い、できた人の輪。そしてつながり。いつになってもいいものだと思います。
出場した皆さん、本当にお疲れ様でした。心に残る演奏をありがとうごさいました。
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