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東京都の合唱
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小金井市立緑中学校
課題曲の出来が出色。声づくり、テンポ、すべてにおいて隅々まで神経が
行き届いていて、とにかく「丁寧」の一言に尽きます。手拍子も、多くの学校が
テンポが上がってバランスを崩したのに対し、ここは逆に流れを落ち着かせて
ゆったり感を出す展開。
自由曲も粒ぞろいの非常にまとまった佳演。男性が6人しかいない中でこの
声量。ソロも素晴らしい。鶴川第二がまだ発展途上の印象がある中で、
小金井緑は今日にぴったりと照準を合わせて仕上げてきたとの印象。
今日の私の一押しです。
調布市立第七中学校
今大会、古橋先生が、「舞台に入場するところから演奏が始まっている」
という趣旨のことをおっしゃられましたが、舞台入場からある種の『オーラ』
を感じさせた学校が、鶴川第二、聖ドミニコ、堺、小金井緑、そして私の
ノーマークだったこの調布第七でした。
各パートのまとまりが素晴らしく、ソプラノに至っては一つの「面」のような
一体感と滑らかさ。男性も人数の少ない分配置の工夫で埋もれないようにとの
戦略もはまり、バランスのとれた好演。それだけに課題曲だけで男声帰っちゃった
のが残念(笑)。
自由曲も面白い曲でした。本選での旋風を期待します。
頌栄女子学院中学校
女声合唱の王道を突きつめたともいえる、一つの完成系を
見せていただきました。声質は多少現代合唱から違う路線かも
しれませんが、私は好きです。
この声質が自由曲にぴたりとはまりました。聴きごたえのある
演奏でした。
中央区立佃中学校
少数精鋭。独特の声質は、好みの分かれるところもあると思いますが、
ハーモニーもきれいで、ピッチも正確。少人数でも十分アピールできる
ことを証明してくれたと思います。銅賞おめでとうございます。
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