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ニコラ学園小説😆💕

120Rumi:2017/08/14(月) 23:08:35 ID:T9xAGwj.0
「聞いちゃった…」
ボソッと何か聞こえたかと思うと、トイレの扉が開き成美が入ってきた。
「成美ちゃん_‼もしかして…っ、美羽ちゃんに今の事言ったりしないよね…?」
不安そうに聞くあいみ。
今にも泣き出しそうな顔をしていた。
「さあ。分かりません。…でも、私は香音ちゃんの気持ち、分かりますよ」
いつもとは違う、どこか冷静な成美が遠くを見つめながら言った。
「じゃあ何でいじめに自分から参加するなんて…!」
「え?あいみちゃんも普通に美羽ちゃんに逆らわずいじめ参加してますよね笑。てか私、学校でいじめられてるんで」
「「…え…?」」
初耳だった。
先輩からも、同期からも好かれている成美。
そんな成美が、まさか…
「気持ちが分かるから、いじめてるんです。」
しっかりと言い切る。
きっぱりと自分の気持ちを伝える姿は、いつもにまして綺麗だった__
「それじゃあ私は失礼します。…それとあいみちゃん。さっきのは、美羽ちゃんには言いませんので安心してくださいね。それじゃあ」
「な、るみ…ちゃん…‼待って…‼」
香音が呼び止めようとしたが、成美は振り向きもしなかった。
「じゃあ、香音…私も、行く」
「あいみ_」
「1人で心配だろうけど、いつでもLINEしていいから。早く行かないと、美羽ちゃんにおこられちゃう」
ふふっ、と笑ってトイレから出て行った。
1人取り残された香音は、ふとスマホをいじった。
(うわ…たくさんLINEきてる…。しかも全部ニコモのやつ…)
美羽・香音どこ行ったー?
リリ・こっち、いませんでした!
ハナ・こっちもです!
美愛・私もです…。
蓮・てかさー全員既読してるよ!香音も見てるんでしょ!見たなら早くスタジオこいって
恵月・本当だ😲
(やばい…どうしよ…)
香音・今トイレに来てみなさんにやられた物を洗っています。
その頃、美羽__
「は?トイレに来てみなさんにやられた物を洗ってます、じゃねーよ!あいつ何してんの⁉」
香音のLINEでいかりが頂点に達していた美羽を、必死に明日香がなだめようとした。
「美羽ちゃんっ、あの人はバッ、カだから。そういう事考えれないんですよー」
「…そーか。明日香、頭いっ。誰かさんと違ってねー」
「ふふ、ありがとうございます!」
大声で言ったもののまだいかりがこさまらない美羽は、後輩ニコモにあたろうと考えた。
「まーほぉ〜!」
「あっはい!何ですか、美羽ちゃん」
「あんたもさー、バッ、カ?」
「え?」
「いやいや、え?じゃないから。キッモー。よし決ーめた♡これから香音いない時は若林いじめるわ♪」
『え…!』
それにはニコモ一同、驚きをかくせなかった。
もちろん、真帆も。
「何よ皆。アタシに逆らう気?…あーならあんたらもいじめよっか〜?」
「いやいや〜💕いい案すぎて驚いちゃった‼美羽ちゃん、賢ーい♡」
とっさひ出て来た言葉でカバーをする汐梨。
それに続き、どんどんニコモが美羽をほめだした。
「いーですね〜👍」
「美羽ってば、やるぅ!」
「…でしょ?なら早速ぱ、しろ‼若林ー、ジュースとパン売店で買ってきてぇ〜?」
「…え…」
「何よ、アタシの言うことが聞けないわけ!?へー、いーんだ?」
「すみません…っ。買って来ます…」
とは言ったものの真帆は動こうとしない。
美羽はまたイラっとした。
「ねーえ、早くしてくんないかな?」
「あの…お金…」
「は?そんなんこのアタシにねだるわけ?うけるっ、超ボンビーじゃん!しゃーないなぁ」
じゃらららら!
お金を床にぶちまけた。
「ほら早く拾って!…ハァ、本当あんたってどんくさすぎ」
そう言われて初めて、真帆はお金を拾い売店へ向かった


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