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霧が晴れた時―BAD KIDS―

134霧が晴れた時ーBAD KIDS−:2002/10/04(金) 05:34
ニッコリと彼女が笑う。
どうしてひとみちゃんはこんなに優しいんだろう。
私は彼女に必死で抱き付いた。
細いけど、たくましい腕が、私をしっかりと
抱きしめ返してくれる。
この上ない至福感だ。

でも…私はどうしてもひとみちゃんに謝りたいことがあった。
謝りたいじゃない。謝らなければいけない―だ。
それは昨日の行為。
何であんなこと―。

「ひとみちゃん..!あの、これだけは聞いて…。」

「ん?何…?」

「私…昨日…えっと…あの…。ゴメンなさい!…あんなコトして…」

「梨華。少なくとも、あたしのコト、好きでしょ?こんぐらいとか。」

ひとみちゃんは指でちっちゃな輪っかを作り
私の目の前に突き出した。
ちょっとおどけて見せる彼女の顔が何だか可笑しくて。


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