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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part5

789名無しリゾナント:2015/03/19(木) 12:00:50


まだ、二人の能力者が「首領」により謹慎処分を受ける前の話。
堀内たちブラザーズ5はとある大きな案件を抱えていた。紛争により血で血を洗う泥沼状況の、某東欧の小
国。保守派と革命派はともに物資に乏しく、あらゆる武装兵器が飛ぶように売れる有様だった。その保守派
への兵器輸入を、ブラザーズ5の息のかかった総合商社が一手に引き受けることになったのだ。

最後の交渉を、海外の高級リゾート地で行うことになり、その会場の警護ということで例の二人組が派遣さ
れることになった。当時まだ準幹部としての地位しかなかった彼女たちが抜擢されたのは、彼女たちの可能
性、そして何よりも当時は組織に粛清の嵐が吹き荒れていてそれどころではなかったというのが理由だった
のだが。

ところがと言うか、やはりと言うか。
任務は失敗に終わる。革命派の襲撃があったのだ。
二人は、よく戦った。襲撃者は一人残らず、無残な死体となって転がった。
ただ、一つだけ問題があったとすれば。その山のような屍の中に、なぜか保守派の幹部のものが一体、あっ
たということ。
当事者たちはわざとではないと嘯いたが、後に、

「だって自慢するんだもん」
「あのおっさん、口臭いねん」

と漏らしたことから故意に戦闘に巻き込み殺害したことが判明する。

当然堀内たちは激怒した。
儲け話がふいになるどころか、下手をすれば国際問題に発展する可能性すらあった。
結果として彼らの東奔西走ぶりとダークネスのフォローが利いてか、取引が流れることはなかったものの。
「金鴉」「煙鏡」という名前は彼らの中に一種トラウマ的な響きを持つようになった。


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