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【アク禁】スレに作品を上げられない人の依頼スレ【巻き添え】part2

176名無しリゾナント:2011/07/22(金) 22:24:14
「それは」と久住が口を挟もうとしたが、さえみに睨まれ委縮し光井の手をおもわず握り締めた
「あなたのこともいつもさゆみの影からみていたわ、小春ちゃん
 あなたは御存じないでしょうけど、夜な夜なさゆみは泣いていたんですからね
 それを私がどれだけなぐさめていたことか、あなたにも知って欲しいものですよ
 おっと、高橋さん、それ以上近づかないでくださいますか?」
何気なくさえみへと近づいて行った高橋に近づかないように手を突き出した

「あなたの戦法、何十回、何百回とさゆみの目を通してみているのであなたの十八番は効きませんよ」
そういうさえみには隙が見当たらず、思わず高橋も息をのんでしまう
「あっしらの能力も動きの癖も熟知しとるってわけやね・・・これほど戦いにくい相手はいないね」
高橋が苦笑いを浮かべて、すぐに口を真一文字に結び直した

「・・・なあ、さえみさん、やっぱり、あっしらと帰ってくれんかのう?」
高橋が、亀井が、久住が、光井がさえみの次に発する言葉を待った
「無理ね、どうしてもというなら、私を力でねじ伏せるくらいのことをみせてくれますかね?
 ただし、高橋さん、そこから一歩でも前に出ればあなた方を『敵』とみなします
 怪我をしたくなければ、すぐにここからお帰り下さ」
さえみが最期を言いきる前に高橋が足を大きく踏み出した
「悪いけど、さえみさん、帰るなんて選択肢はない
あなたがサユを大事に思っているように、サユもかけがえのない仲間なんよ
別に力があるとか、か弱いとかそんなん関係なくて、あっし達はサユと友達なんよ
 多少手荒な子とするかもしれんけど、サユと帰らせてもらう」

さえみはふぅと小さく息をつき、小さく背伸びをしてから高橋に手を向けた
「よけてくださいね」
静かに言ったさえみの掌から淡いピンク色の光が高橋に向かって飛んでいく
高橋は落ち着いて瞬間移動、いや『跳んだ』
一方でさえみが放った光はちょうど高橋がいた位置の後ろの壁に大きな穴を開けた
「まあ、始まりですし、これくらいなんてことないですわよね
 でも、これでおわかりかしら?私も本気だということを」


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