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異モ娘。史3

14異モ娘。史:2011/06/10(金) 23:43:49
半村良的


れいな姫。


田中は「このオッサン乗馬好き武士の格好した祭り好きでお姫さまごっこも好きなんかねぇ?あたしも沢尻エリカさんみたいなのやりたいからお姫さまごっこ楽しむか。えへっ」

田中「わらわはれいな姫で豊臣秀頼側室であるぞ 面を上い」

左近「これはこれは秀頼様の姫君様とは ははぁーっ」

田中「わらわはそちの味方であるぞよ」

左近「これは秀頼様が御味方されるとは にっくき内府家康の陰謀がついに途絶えましたな 明日是非 殿様治部石田三成様の佐和山城へ」


夜 田中はお姫さまごっこを楽しんで布団の中で笑みを浮かべていた。
田中「あのオジサン面白いちゃね 強いし馬も乗れるし腹痛も治してくれたし お姫さまごっこの演技も俳優並みに上手いし なんでもできるちゃんひゃは」


翌朝 左近に連れられ佐和山城に

土下座していた面長で端正な顔立ちでやや出っ歯骨細の神経質そうな男が面を上げた。
「石田治部三成でございます 秀頼様御側室れいな姫様がお味方になり我が太閣殿下の御意志を豊臣家のなんちゃらかんちゃら」
やたらかしこまり長文だ。

田中は欠伸をした。

石田三成「こ・これは失礼つかまつり」

田中「わらわは歌を唄いたい 石田三成とやらも何か唄え」

三成は顔を赤くした

三成「拙者和歌をたしなみまするが唄うのは佐和山音頭と・・・あっ太閣殿下がお聴きなされた小西行長殿や黒田殿がよく唄いまするイスパニアから伝わる舶来の歌を唄いまする」

田中「イスパニアの歌は流行っておるのか?」

石田三成「某 豊臣家を繁栄させたなら海外のあらゆる文化やあらゆる芸術を日の本に入れ 自由かつ平等かつ民が楽しく笑って暮らせる国をつくりとうございましたが 内府家康はそれを拒みます!今は家康の権限が強うございましてそういう歌はさほど流行っておりませぬ。しかも秀頼様の御味方の振りを装いいずれ抹殺しようと企む魔物の狸でござりまする!」

田中はそりゃひどいとむっとした。

田中「家康とやらは酷いのう是非民が明るく舶来の歌を唄えるようにわらわは協力するぞ」

石田三成は涙を流し
「ははーっありがたき幸せ」とひれ伏した。

が田中はれいな姫お姫様ごっことばかり思っていた。リアル豊臣秀頼とはもちろん面識もない。


三成と左近は会議をしていた。
左近「安国寺殿は御味方ですが吉川殿は信用できませぬ」
三成「吉川殿は家康狸の魔力にたぶらかされておるからのぅ」

田中はそれを聞き
田中「きっかヲタなの?きっかはそんな信用できない子じゃないよー 吉川友 きっかけはゆう ひゃは」と何やらとんでもない勘違いをした。
徳川・石田と支持が二手に別れた毛利家の徳川支持派の吉川家のことだが、田中れいな姫は吉川友と勘違いしていた。


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