異モ娘。史３ - 1296634111 - したらば掲示板

異モ娘。史３

1：異モ娘。史：2011/02/02(水) 17:08:31: えりは富士山が見える湖畔に来ていた
ここが決意の湖だったね
六期オーデ合宿の時に早朝三人で見た湖だ
湖には富士山が写し出されていた
療養兼ダンスレッスンの為に居候していたお寺では
「じたばたするのは、霊障だと叫ぶのは人間が勝手に動いてるからだ！山は動かない時には動かない事も大切だ微動するな」と言われた

富士山は微動だにしていない
スタジオに戻りダンス
ドルフィンダンスからひねりを入れ無数の振動
スピードが半端ではない
そしてついに
上体反らしからバック転
ついにフラッシュダンスが完成した
そしてバック転から寝転び足を上げブレイクダンス
ブレイクダンスの足が凄まじいスピードで回転
回転が止まり
彼女は立ち上がりタオルで汗を拭き玄米茶を飲んだ
そして眼鏡をかけた
えりのダンスは静の微動だにしない富士山と対象的だ
山梨湖畔にあるスタジオからジャージに着がえランニング

とひとりの男とぶつかったどーん

大丈夫ですかとあまりにどん臭そうな感じで話しかけてきた

えり「大丈夫ですあなたは大丈夫ですか？」

男「全然このくらいの衝撃じゃあなんて試合に比べ平気平気」

なんとか互いに何もなく譲り合い別れた

と男がチケットを落としていった

チケットにはボクシング日本タイトルマッチ不動の動かざるハードパンチャー坂野博之ＶＳスピードスターダンシングボクサー宇井加ハネール十回戦と書いてあった

あっこれを
必死で追いかけたが
男は足が遅くすぐおいついた
男は全体にスピード感がないどん臭いオーラがしたがどこか骨太で貫禄があった筋骨隆々したタイプだ

男は坂野とだった

男「ありがとう」手を見ると拳の大きさが半端じゃない
拳には豆ができていた

坂野「あそれなんならただで上げますよボクシングとか好きですか？」

坂野は日本タイトルマッチに向け富士山湖畔で最初トレーニングをしていた
足腰を鍛えるロードワークの最中であった
チケットは選手自らが売ったりもする

えり「最近あしたのジョーなんて読んでて燃え尽きたいや完全燃焼なんちゃってきゃは。いや生の試合観戦してみたいです」とニターと笑顔を見せた

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