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藤原竜也の歴史をうpしましょう

172Grazia(2001) その4:2008/11/01(土) 10:42:47
桃 映画やテレビだって、余裕あるわけじゃないけど、どこかひいて、第三者の目で
  自分を見てる。役者がひとりで気持ちよくなってちゃいけないというのがある。
  舞台はそれができない。必死になって、何も見えないの。ただ演出家を信じて、
  いいのか悪いのか、面白いのか何もわからず、ただ頑張るだけ。ただ怖い。でも
  ときどきあんな目に合わないと私もいけない気がして、やってるんだけどね。
  だからその間はもうほとんど睡眠をとらない。人に会わない。電話も出られない。
竜 僕も、稽古のときは寝ないというか、寝られないですね。神経がピリピリしちゃっ
  てて。でも続けたいです、舞台は。いつか、近い将来、「ロミオとジュリエット」
  やりたいっていう夢もあるし。この間、市川新之助さんと話してたんですけど、
  あれを一緒にやりたいねって。どっちがロミオでもジュリエットでもいいけどって(笑)
桃 あ、それは素敵。すごくいい話、それ。どっちがじゃなくて、ダブルキャストが
  いいじゃない。作業的に言えば、お芝居するということは相手役の芝居をちゃんと
  理解できないとできないじゃない。相手役を好きじゃないと。だから交互にやった
  ら、いちばんよくない?
竜 そうなんですかねえ。
桃 そうよ、気張らないで。モダンにやりたいじゃない。向こうがそうやるなら
  こっちは、っていう手口じゃなくて。いちばん面白いロミオ‥をひとりじゃなくて
  ふたりでふたつの力で見つけられたら。私は「野菊の墓」なんかもかなりいいと
  思ってるんだけど。「民さん、きみは野菊のような人だ」という名ゼリフが
  あって。でも小説が書かれた時代の清純さっていうのは、今の男と女の間には
  ありえなくて、もはや少年たちの間じゃなきゃ、成立しない。
竜 同性か、面白そうですね。
桃 絶対面白い。海外でやるとしても、そのほうがすごくいい。ゲイの扱いにしない
  で、ちゃんと心の問題、生き方とか愛するとかをテーマにして。どうよ?やってほ
  しいぜひ。
竜 実年齢でやれる幸せって、ありますからね。
桃 そう、それやっておくべき。何か、少女の雰囲気もあるよ。
竜 えっ、少女!
桃 うん、美少年の役者は、だいたい少女っぽさがある。なんか少年の色気って、実に
  少女っぽいよ。見てると、頑固な少女って感じかするよ。
竜 僕、が、少女‥。

 桃井さんはビールを白ワインに。藤原クンはチキンの軽食にお水。ロンドンにしては
蒸し暑い午後、時間はまたたくまに過ぎてゆき。

桃 時間、大丈夫? もしあれならもう対談分はきっと大丈夫だよ。
竜 まだ大丈夫です。5時だからパーティーは。

 と、まだまだひなたぼっこのような陽だまりの中で大人っぽいふたりの気遣いごっこ
もあり。


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