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真空管アンプ 2
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P-102Aの回路をみると、フォノイコライザーは五極管ではなく、12AX7/5751の2
段構成で、五極管の6BR7はトーンコントロールを兼ねたラインアンプの一部分だ
けに使われています。ここはクォードのプリを模範にしているようですが、クォ
ードのプリはクォードのパワーアンプでないとインピーダンスマッチングが取れ
ません。出力インピーダンスが高くなることが5極管を採用したプリアンプが少な
い理由の一つだと思います。
その欠点を解消するため、終段にECC82/6189のカソードフォロワ段を追加し出力
インピーダンスを低くして、現代の一般的な管球式パワーアンプなら、幅広くマッ
チングがとれるような設計になっているようです。
ユニークなのは、音量調節用のボリウムがカソーフォロワ段のすぐ前にある
ことです。これによってボリウムを絞った時のノイズはかなり少なくなるもの
と思われます。ラインアンプ部のゲインは、CDプレーヤーがメインになること
を考えて9dB(約2.8倍)と、昔のラインアンプのようにゲイン多くしていませ
ん。使いやすいゲインだと思います。
回路図からは、以上のような意図がうかがえます。
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