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SX-7Ⅱカスタム

158ビクターユーザー:2019/09/15(日) 02:46:45 HOST:137.132.231.153.ap.dti.ne.jp
NS-690は、SX-3の一年後です。
SX-3が72年の世界各地のオーディオショーでセンセーションを巻き起こしてから。
SX-3の出た時期は、確か1972年の春先です。
参考書を買いに街に出て、何故か電気店に立ち寄ってみるとカタログが置いてありました。
NS-690は、その次の年のやはり春先でした。1973年です。
私の住んでいる街で、ヤマハの展示会があって発表をしたので、見に行きました。
当時、デモでケンとメリーのスカイラインが何度もNS690から流されていたのを覚えています。
当時知り合ったオーディオ好きの人と、「この低音は無いんじゃない?」と
NS690の低音を二人で酷評していました。「僕は買わない。」と、学生だったのに偉そうに。(笑)

SX-3もNS-690も実は突然出たのではなく、ベースになるモデルがありました。
ビクターだとBLAシリーズの密閉型があって、すでに針葉樹バッフルとかドイツ製のコーン紙などをアピールポイントにしていました。
V7シリーズのアンプを使って4チャンネルにも使えるという触れ込みでした。
セパレートステレオのスピーカーを密閉にしたようなものです。
ドームユニットも機種によってはすでに搭載していました。
吸音材はすでにエステルウールです。

ヤマハには、NS650というのがすでにありました。
そののアップグレード版がNS670です。
これから分かるように、どちらの会社もベースとなる機種がすでにあって、
SX-3やNS690はそれの衣を載せ替えたモディファイバージョンだったということが分かります。
もちろん、多少は改良はしているとは思いますが。
しかし、どちらの機種も元を正せは、AR-3やL710に行きつきます。

SX-3は、サランネットを取り去って角を留めの納まりにしてシンプルにしたのが、世界的に受けたのです。
音は、低音がドロドロであまり関心できたものでは無かったので、
僕は全く興味を持ちませんでしたが、デザインは各社パクリが続出して、
テクニクスやオーレックスも真似たものを出していました。
ヤマハも、NS650の古臭いデザインはやめて、角を留めにして白木に急遽代えて、
1年後にようやく出して対抗してきたのが、NS670です。
さすがに、クローズドボアにしなかったのは、
「そこまで真似るとやはり.....。」という抑制が働いたものとおもいます。
ヤマハは、ピアノを造っているので、鏡面仕上げのクローズドボアは得意なはずですが。
これらのスピーカーが出ていたちょっと後に、パイオニアの3000シリーズが出て、
凄いユニットが使われていて驚きました。

しかし、どの会社もこれらの密閉型のスピーカーをドライブできるアンプが無くて、
その低音は、ドロドロした締りのないものか、伸びやかさの無いもので、
僕が密閉型を嫌いになった理由になっています。


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