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デジタルとアナログ

101Sweet life:2007/03/15(木) 13:26:37 ID:na75JG8I
アナログLPの無音溝部分を針が通過する場合ですが、完全な無音はありえません。必ずノイズ、ゴロが再生されます、
そのノイズはLPの信号の在る部分でも同じレヴェルで再生されています。音信号とノイズ信号が常時混在しています。
よってLPの再生はHi-Fi Sounds を聴く上でノイズとサウンドを出来る限り分けることがどうしても必用になります。
つまりSN比が全てのクオリティを支配することになります。そうしてノイズに
悪影響を受けないようにするには大きな音量を出せる溝を掘るか性能の良いトランスなどで信号レヴェルを持ち上
げることになります。針が最も不得意とする低音域と高音域までアンプが発信せず追随でき、ノイズレヴェルを低
く抑えられればれば信号が再生されていると言うことも出来ます。その最小音と最大音の差、広さがダイナミック
レンジです。SNとダイナミックレンジはどちらも切り離すことが出来ません。そこでCDですが、無音バンドをピックア
ップが通過する場合如何なる信号も再生されず完璧な無音状態です、ここでアンプからスピーカーまでの機器の残留
ノイズレヴェルが試されることになります。少なくともソフトのソースのはこのレヴェルに来ています。私も当初はCD音
に違和感を感じたものでした。LPでは不可避なのですが、ノイズ混在がなくなり(収録時にノイズがあればこれは含めま
せん)信号のみが再生されるとどうしても際立つ信号のみの再生に耳が追従出来ず違和感があってもおかしくありません。
LPの針のクロストークは約25db程度です、SN,ダイナミックレンジなどはCDとは比較することができません。それでもLPに
しがみつく人が未だに僅かながらも居られるのは驚きに値します。殆どの問題はCDの再生に在るのではないでしょうか?
TI製の革命的なデジタルローパスフィルター1704番のICを使用したエソ○○ック社製のD70成るDAコンヴァーターがあり
ましたが、冷たく突き刺さる鋭い音は誰もが聴いて居れないと言います、私もそうです。これなど設計のミスの典型例に
他なりません。発売後のその企業得意のヴァージョンアップ、その費用を含めると100万円を超える代物です。いかに国
産品が優秀と言えど、これなどセットで千円もしないパソコンのDAコンヴァーターの方がまだマシなのです。それほどデ
ジタル信号の再生は厄介なものだと思っています。どの角度から考えても非接触の信号読み取りが優れているのことは間
違いありません。オペアンプに使用するOPA627などIC一つでディスクリート設計に比較して安く、早く、パーツ数が少な
くそのためにばらつき、ノイズ発生源が極めて少なくアナログ設計などとても及ぶものではありません。収録現場では24
bit144dbのマシンが稼動しています。途方に呉れる性能です、早く一般のCDで桁違いの特性が生かされることを期待して
いるのです。ちなみにTI社製のチップですが、更に程度の良い1次、2次の選別品となりますと上記機器に使用している
工業用品とはレヴェルが違って120db程度のSNと成ります。但し価格は数百円から一気に数千円程度に跳ね上がります。
定価100万円程度の製品ではコストの面で民生機器に使用することは不可能です。折角買って、集めて、聴いて、思い入
れと愛着の在るLPに決別するのはやり切れないのでしょうが、もうそんな時代ではありません、Hi-Fiを求める人は、
デジタル再生に向かって先ず50khz以上までフラットに歪みなく再生できるSP(特に国産を推奨します)、高性能、
広帯域再生用のプリアンプ、歪の少ないパワー・アンプなどを考える時期に来ています。


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