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竜神信教スレッド

50ダメ巫女と言理の迷子3:2007/09/04(火) 22:53:06
紅い波璃で作られた竜の眼が外れ、床に落下して割れていた。
「……やべ、こわしちゃった……納豆でくっつかねーかな?」
「……ダメ竜を祭るのに相応しいダメ巫女だな」
何処からか、瞑を揶揄する声が。
「あ、いや。これはその!不幸な事故っす!」
一位の巫女や竜導師が来たかと思い慌てふためき、割れた竜の眼を隠そうと、祭壇の下に無理矢理押し込む。
辺りには誰も居ない。
「あ、あれ?」
キョロキョロと再度確認するがやっぱり誰も居ない。
「も、もしかして全く信じてないけどマジで竜神様がいたの…?わーん仕事サボってごめんなさいいぃぃ」
「阿呆、この竜の像の由来を知らないのか。
この竜…魔眼竜は自分が崇められようが貶されようが興味の欠片も示さん。
食うことにしか興味がないんだよ」
「竜神様じゃない?……隠れてないで出て来なさいよ!」
「隠れるも何も俺は既に此処に居る」
「意味が分からないわ。あんた誰なのよ!」
「人に名前を尋ねるなら、まずは自分から名乗ったらどうだ?」
しばし沈黙が社に落ちた後、瞑は口を開いた。
「……私は瞑(めい)最果社(そとやしろ)の巫女よ」
「俺様はウィアド・ヴィジランディエ。言理の迷児(メイジ)」
「???」
「かつては言理戦争に参加した深飛鳥の128人の言理魔術師の一人だ」
「言ってる意味が良く分からない…て言うか良い加減に姿を見せなさいよ!」


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