したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

竜神信教スレッド

19言理の妖精語りて曰く、:2007/08/09(木) 02:22:21
「…えっと、最近、他信教の方の抗議運動が頻繁で、本当に参りますね」
「そうですか」
「その所為で、竜導師長様も機嫌が悪くなる一方ですし」
「そうですか」
「…そ、そういえば、あの騒がしい少年を最近見ませんね」
「そうですか」
「え〜と、なんていったかな、一位様と仲の良い…」
「閃樹さん」
「……え?」
「名前、閃樹さんです」
「あ、そうなんですか…数日前、この門から急いだ様に出て行ったんですが…あ、彼とは親しいのですか?」
「いえ、まったく面識無いです」
「は、はあ、そうなんですか…あ、でも、名前は知っているんですね」
「先日、八位さんと九位さんが噂していました」
「噂、ですか?」
「何でも閃樹さんを近頃、見かけないのは浮気相手に会いに行っているからだと」
「う、浮気!?」
「男性は目を離すと、すぐに浮気をするから頻繁に会って監視していなければと…」
「え、ええ!? いや、そんな事は…というか、えっと閃樹君?も、浮気目的で居ない訳じゃないですよ多分」
「そうですか」
「え、ええ…何となく、そういう雰囲気ではなかったので…いえ、まあ確信は出来ませんが」
「そうですか」
「……えっと、もしかして信じてません?」
「いえ、護弥さんが言うのなら、そうなのでしょう」
「……」
「どうしました」
「あ〜、いえ、自分なんかの名前を巫女様が知っていたのが少し以外で…」
「……人の名前を覚えるのは得意です」
「は、はぁ、なるほ…ど?」
「………」
「えっと……」
「……時間です」
「えっ?」
「今日は帰ります」
「あ、はい、お気をつけ…って、もう行っちまったかぁ、しかし毎日毎日こんな場所に巫女様が何の用なんだろうなぁ…」
「お〜い、護弥、そろそろ交代の時間だぞ!」
「ん、ああ、もうそんな時間か、そんじゃ、今日もお疲れ様でしたっと…」

何故かある日を境に、正門前に頻繁にやって来ては決まった時間まで、そこに居座るという謎の行動をとる三位の巫女と、そんな彼女に微妙に困惑気味な門衛の青年とか。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板