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乗り物・機械・兵器スレッド

88言理の妖精語りて曰く、:2018/03/31(土) 06:35:16
【人鉄機】は、開発段階から大きな矛盾を背負っていた
それらは【改造人間】(トランスヒューマン)に対抗するために作られたのに、それ自体が人類を改造する要素を持っていたからだ
加えて、【人鉄機】を装着したのは、金属アレルギーなど人体改造に問題がある者や、改造する資金を持たない貧困層であったが、当然その陰には、それを支える反【改造人間】運動の存在があったのである

例えば【W=ラング】は、人間の肺を模した形状を持つ水中スクーターの【人鉄機】である
【旧人類】(ナチュラル・ヒューマン)でも水中で呼吸が可能になる拡張性能に加え、ナックル形態やマルチツール形態への移行も可能な汎用性で【人鉄機】の代表格として知られている

だが、この【W=ラング】初期の段階では、装着適性がある人間は、ごく限られていたはずなのだ
開発企業は、技術革新の一点張りで押し通しているが・・・・・・・・どうにも怪しい
人体を拡張する機械である【人鉄機】には、【旧人類】の人体とマシーンの機構を融和させる、丁度水と油にとっての「石鹸」のような性質が必要だ
だが、そんな都合の良い「素材」など、そうそう上手く作れるものなのだろうか?
【改造人類】でさえ、全ての人間がなれるわけではないというのに。
ここで注目すべきなのは「時期」だ
「技術革新」が起きたとされる「時期」は、すなわち【改造人間】との戦争が過酷になりだした時代とぴったり重なる年代なのだ
そう、それは同時に【改造人間】の捕虜の扱いについて、誰も興味を持たなくなった「時期」ということでもある
すなわち・・・・・・・・


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