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乗り物・機械・兵器スレッド

1言理の妖精語りて曰く、:2007/07/09(月) 16:35:45
乗り物、機械、兵器に関する記述を行うスレッドです。

2言理の妖精語りて曰く、:2007/07/09(月) 19:13:59
乗り物:主体となる存在の位置エネルギー操作に関わるなにものか。必ずしも「載る」必要はない。
機械:意図した、あるいは意図しないようにと意図された結果を得るために非自然的に発生したなにものか。流れる川は機械ではないが、観測者が草葉船を浮かべれば、それを移送する機械となる。
兵器:闘争(非個人間、集団的なものに限る)において使用されるあらゆるもの。長靴、糧食のさじ、慰安の手紙も兵器に含まれる。

3言理の妖精語りて曰く、:2007/07/09(月) 19:18:22
【M男】
基本的に四脚歩行。その背に騎乗するのだが安定性は悪い。
鞭や徒手で臀部を叩くスパンキングにより加速するらしい。
どんな劣悪な環境だろうと乗り手との愛情や絆で乗り越える旅の友。

あと知ね。

4言理の妖精語りて曰く、:2007/07/09(月) 19:25:09
【銀輪の椅子】

距離ではなく経過を得る装置。
重心に取り付けられた椅子にまたがって取っ手を握り、両足を地からはなしてペダルをこぐと作動する。
【世界を滅亡に導いた発明品】として前科2犯。

5言理の妖精語りて曰く、:2007/07/09(月) 21:40:53
【モッサイル】
「糸のように細いもの」の強度と重量を鉄並みにする。
人間に向けてぶっ放すと全身の体毛がそうなる。
それが仇となるか利となるか、それは本人の度量しだいである。
肌の弱い人にはつらいかもしれないが、それを跳ね除け
「利」へと転じさせた剛の者は歴史上何人か存在している。

6言理の妖精語りて曰く、:2007/07/10(火) 09:53:17
【失望地雷】
開けるまで何が飛び出てくるかわからないトラップ。
開封と同時に『失望』が解き放たれ、犠牲者を侵す。

被害者の中にはこの失望をわざと愉しむ好事家がいる。

7言理の妖精語りて曰く、:2007/07/11(水) 14:44:18
空の有翼人は、その昔、転移していずこかに消え去った天頂城砦を発見した。
そしてその奥にある設備を用いて、自らを兵器となした。
それでも主神フルシズ率いるスロデ神群の力は大きく、最後には滅ぼされてしまった。
しかしスロデ神群側でも多くの半神を失うなど、その損失は小さいものではなかった。

8言理の妖精語りて曰く、:2007/07/12(木) 00:51:23
秘密にしていた天頂城砦のことがスロデ神群にバレ、
献上せよと命じられたが拒否してしまったのがそもそもの始まり。

スロデ神群全滅後、フレナフェレが空の有翼人に天頂城砦の在り処と
その力を知るように仕向けた、とする説が大いに広まった。

9bothhands:2007/07/12(木) 23:28:01
【インテリジェントメイル】
「南東からの脅威の眷属」の機動兵器の名称で故郷喪失時からパンゲオン世界侵攻時のあいだ製造された。
有人型と無人型があって多くの場合、有人型に指揮官の乗り込み、無人型を統制する。

10bothhands:2007/07/12(木) 23:38:49
【ティッタン・タッティン】
インテリジェントメイルの一種。
汎用的に機能発揮できるが、主に世界間などの広大な空間で使用された。
純然たる戦闘用であった。

11bothhands:2007/07/12(木) 23:50:08
【ギャルバリー】
インテリジェントメイルの一種。【ティッタン・タッティン】を改良したもの。
原型となったティッタン・タッティンはラビット航法による空間跳躍を行うには支援が必要だったが、ギャルバリーは単体で可能となった。
ギャルバリーはその機能から狙撃型とも呼ばれた。
ラビット航法によって適切な射撃位置へ移動しての一方的な攻撃を得意としたからだった。
また弾体を空間跳躍させて敵内部に直接送り込むなどしたからでもあった。

12言理の妖精語りて曰く、:2007/07/13(金) 01:16:44
エンシェライン(境界天使)と戦うための発展型も研究されたらしい。

13言理の妖精語りて曰く、:2007/07/14(土) 23:38:18
【リヴァプール】
使用者は発掘兵器と称したが、実はインテリジェントメイルの一種。
どうやら軍用を民生用に変えたものらしく発掘時は武装等がなかった。
原型となった機体は不明だが、無人機であったらしく、かつての所有者の都合でコックピットが増設されている。
なお機名の由来はコックピットに張り紙あって「Love Liverpool」とあったから。

14言理の妖精語りて曰く、:2007/07/14(土) 23:42:45
のちにリヴァプールは改装されてエンシェラインと交戦することになる。

15言理の妖精語りて曰く、:2007/07/14(土) 23:46:09
「とりあえず戦わせたかった。理由はなんでもよかった」
と妖精は後に語った

16言理の妖精語りて曰く、:2007/07/15(日) 00:21:24
「反省はしていない」とも、それを裏付けるかのように
『妖精』が関わるところには争いと流血に満ちている。
かつて妖精は剛槍『マラク・ハイダル』(「力こそ我が愛しきもの」の意)を
獅子王キャカラノートに与え、後代にそれを覇王ハルバンデフの手に渡らせ、
フロントクロンの主には神殺しを叶えるための兵器を入手させた。
妖精もまた血まみれの兵器と呼ぶにふさわしい。

17言理の妖精語りて曰く、:2007/07/15(日) 01:58:14
おかげでオスカラティム高原は今もなお人が住める状況にはなっていない。

18言理の妖精語りて曰く、:2007/07/15(日) 02:14:42
人以外はずいぶんと多く住んでいる。
むしろ人口過多。
人じゃないけど。

19言理の妖精語りて曰く、:2007/07/15(日) 20:34:00
兵器は生きているんです!
偉い人にしかそれはわからんとです。

20言理の妖精語りて曰く、:2007/07/31(火) 21:39:46
【スパロウストック】

杖。(ただしストックは先端がとがったものを指す)
持っていると人に頼みごとをされやすくなる、ような気がする。
魔杖。

21言理の妖精語りて曰く、:2007/08/04(土) 14:18:41
【駕狆】
ガチン。
左足のブーツ。
地を食んで地を啜る長犬。

22言理の妖精語りて曰く、:2007/08/04(土) 14:20:21
【媚去】
ビキョ。
右足のブーツ。
天海を睨み据える柔らかな魚。

23言理の妖精語りて曰く、:2007/08/06(月) 13:08:02
【アズラーイール】
大天使級天使猫。電気信号等を用いた機械の制御に長けている。
ミカエルとともに暴走したサマエルの鎮圧に用いられたが、
その時に大破する。修理と同時進行で改良が進められ、
【地球】の機械や生命にすらその能力の有効対象が広められたが、
メクセトに仕える英雄の一人が操る屍竜の軍団との戦いで全壊する。

24言理の妖精語りて曰く、:2007/08/06(月) 17:03:01
天使猫アリエルは巨大な獅子のようだった。その重量とサイズは天使猫中でも規格外。
その全身を動かす馬力もまた、並大抵のものではない。
飛行用には向かず、そのため最初から翅を持たず、
猛牛のように地上の敵たちに向けて突進し打ち砕いた。

25言理の妖精語りて曰く、:2007/08/24(金) 07:35:05
天使猫アリエルの大きさは私たちの知る軽乗用車と同程度。
そこから他の天使猫の大きさも逆算できるだろう。

26言理の妖精語りて曰く、:2007/10/04(木) 00:19:23
エメラルドの蛇

27言理の妖精語りて曰く、:2007/10/09(火) 20:31:09
により保管された文書にはこう書いてある。
「珊瑚を冠する蛙たちが伝える『大いなる二つの炎』、
それはウリエルとマーリクである。
二機は勇猛な雄たちによって破壊された。」

28言理の妖精語りて曰く、:2007/10/16(火) 21:00:49
天頂城砦が去ってから30000年後、この『天の城』は再び
『珊瑚の角を持つ蛙の国』に出現した。
もっとも、この頃には『珊瑚の角を持つ蛙』たちは滅びていた。
その代わり、天頂城砦に収められた兵器とそっくりなものたちが待ち構えていた。
かれらの中には自らを天使猫とした30000年前の『珊瑚の角を持つ蛙』もいた。
その軍はまるで、天頂城砦の再訪をあらかじめ知っていたかのようであった。

転移によってこちら側に実体を顕していく城砦に向け、彼らは戦いの一歩を踏み出した。

29言理の妖精語りて曰く、:2007/10/17(水) 22:19:11
hhoo

30言理の妖精語りて曰く、:2007/11/04(日) 13:06:08
天頂城砦の高さは150メートル。
ただしコレは最も高い尖塔の話で、おおむねの部分はせいぜい2階建てから3階建て程度の高さです。

31言理の妖精語りて曰く、:2008/09/27(土) 23:13:31
車が来るまで
車が狂うまで

32言理の妖精語りて曰く、:2008/10/20(月) 18:49:14
つまり車は生き物

33言理の妖精語りて曰く、:2008/10/20(月) 19:32:38
車の蹄は回転する車輪、皮膚は金属の板、心臓は内燃機関、血液は潤滑油、嘶きは排気音。

車とは主人がブレーキをかけなければ止まることの無い、鋼鉄の怪物である。

34言理の妖精語りて曰く、:2008/10/21(火) 16:09:49
ブレーキの他、アクセル、ハンドル等で指示する。

車を駆る者は騎士或いは騎手と呼ばれ、熟達すれば人車一体を成す。

35言理の妖精語りて曰く、:2010/02/01(月) 11:07:18
天頂城砦は霊団が、宇宙意識の餌食にした文明に寄生しながら少しずつ作り上げたもの。
そこに搭載された天使猫たちも彼らの製作物である。それらの名前は各惑星で霊団が作り上げた宗教の天使にちなんでいるが、地球製のものは異なる。
これは霊団が地球に来たのが近代になってからであり
すでに天使を教義にもつ強固な既存宗教が成立していたため。

36言理の妖精語りて曰く、:2010/02/01(月) 15:21:52
初期のころは枝葉の神秘主義、オカルトから名前をとっていたが
宇宙意識と地球との融合、それによるレプティリアンに対する最終的勝利
以後には本流伝統の「大天使」の名を冠した機体が製造されている。
神秘主義、オカルトだけでなく、宗教そのものを上回り支配するという意思の現れでもある。

37言理の妖精語りて曰く、:2010/02/02(火) 13:53:17
霊団では、融合させた宇宙意識を介して地球の仕組みをいじる研究が行われており、
エル・ザザは宇宙意識への信仰心と霊団への服従心を持たせたまま地球上の人間を
輪廻転生させることを狙っている。戦闘用の生物種を地球に作らせることも考えている。
地球人類の文明を作りなおしつつ天頂城砦の機能を拡張してパンゲオン世界への門を開き、
地球そのものをアルセスらゼオート神群と戦うための基地にしようと企んでいる。
霊団だけでなく、地球の生命までもがエル・ザザの私怨に付き合わされることになりかねないのだが、
霊団と協力関係を結んだ人類の中にはそのおこぼれに預かろうとする者もいる。
しかしながらそう上手くいくものではなく、ギャリソン虫といった厄介な副産物に悩まされることになる。

38言理の妖精語りて曰く、:2010/02/02(火) 14:30:05
霊団では、融合させた宇宙意識を介して地球の仕組みをいじる研究が行われており、
エル・ザザは宇宙意識への信仰心と霊団への服従心を持たせたまま地球上の人間を
輪廻転生させることを狙っている。戦闘用の生物種を地球に作らせることも考えている。
地球人類の文明を作りなおしつつ天頂城砦の機能を拡張してパンゲオン世界への門を開き、
地球そのものをアルセスらゼオート神群と戦うための基地にしようと企んでいる。
霊団だけでなく、地球の生命までもがエル・ザザの私怨に付き合わされることになりかねないのだが、
霊団と協力関係を結んだ人類の中にはそのおこぼれに預かろうとする者もいる。
しかしながらそう上手くいくものではなく、ギャリソン虫といった厄介な副産物に悩まされることになる。

39言理の妖精語りて曰く、:2010/02/02(火) 15:12:25
のちに「発見者」アルバート・ギャリソンの名をとってギャリソンと呼ばれることになる虫は、
かつてオーストラリアとニュージーランドのレプティリアンを滅ぼした。
そのために地球が新たに作り出した生物である。彼等は頑強な体と
カミソリとノコギリを合わせたような細かい棘で全身を包んでいた。
ある時は群れで襲いかかって骨も皮も、服の一辺も残さないほど削りつくし、
ある時は車など乗り物の機械部分に忍び込み、走行中に破砕させて事故死させた。
全てが終わった後。地図にも乗らない孤島の洞窟に集まり、その奥で一斉に死んだ。
いうなれば彼等は対レプティリアン用の兵器であり、その用さえ終わらせれば
もう存在する意味は無かった。しかし、霊団が地球そのものを弄りだしたことで
再び彼等が地上に現れる、そのきっかけを生んでしまった。
かつてほんの数日で全てを終わらせ静かに消えていったのとは異なり、
やがて大々的に、誰もが目に焼き付ける形で存在を知られるようになる。

しかも同様な異変が他の地域でも起こりはじめた。レプティリアン根絶で満足しておけばよかったのに、
変に欲を出してしまったために、霊団はその寿命を縮める羽目になった。

40言理の妖精語りて曰く、:2010/02/02(火) 17:54:59
宇宙意識と地球との融合の儀式の際、瀬戸際で行われる位置を割り出し
儀式を妨害しようと地球上のレプティリアンが総力をあげて襲いかかった。
儀式を進行する九柱大師(エネアッド)らを妨害から守るべく、エル・ザザも
この大防衛戦に参加した。儀式は無事に完成したが、この戦いで彼の体は大きく破損した。
戦後はレプティリアン協力者の懐柔、討伐を指揮しつつ、レプティリアンから
奪った技術をも応用して身体の回復、改修を進めた。結果としてエル・ザザの身体は
以前とは全く異なる、天使猫をベースにした形態へと変じた。
……のだが、かつて殺害した相手イーライ・シルバースミスからその曾孫に託された
雷によって大破、「精神の座」も失われ、エル・ザザはここで死ぬ。ボディの部分は
修理のあと改造が加えられ、エル・ザザの娘にして「第七光線の大師」ウンブラムに
父の財産のひとつとして「相続」されることになる。

41言理の妖精語りて曰く、:2010/02/02(火) 18:33:05
わざわざ大破したエル・ザザが修理されたのは、彼が曲がりなりにも霊団を永らく
率いてきたリーダーであったため。残された大師たちは、エル・ザザを象徴とすることで
終りが近づき、崩れようとする霊団に統制を与えようとした。
しかしウンブラムはこれを認めなかった。彼女は修復されたエル・ザザに備え付けられた武装を
もいで自分の武器となし、残された部分を天頂城砦に組み込む処置を行った。
天使猫の構造上「第二の脳」にあたる「本能の座」に申し訳程度の人工知能を
くっつけられ、エル・ザザは天頂城砦の一部となった。

ウンブラムらが率いる霊団は敗れた。霊団を打ち破ったジェレマイア・シルバースミスたちは
天頂城砦は地球人類には無用の長物と判断し、その機能を用いて天頂城砦をこの宇宙の外へと送り出した。

やがて天頂城砦はパンゲオン世界にたどりついた。エル・ザザは望み通り、天使猫の軍団を抱えて故郷に帰還した。
しかしもはやエル・ザザはアルセスへの復讐心を抱えた精神も自我も持ち合わせていなかった。

42言理の妖精語りて曰く、:2010/02/02(火) 22:31:33
ジェレマイア達が丹念に破壊した天使猫を修復した者がいる。

修復された天使猫は、メクセトなる超人を殺害するためにぶつけられた。
複数の、しかもその編成は最強とされるものであったにも関わらず、
傷一つ負わせることが出来なかった。それらは跡形もなく粉砕された。

天使猫はメクセトが選んで武器を与えた英雄たちにもぶつけられた。
熾烈な闘争の結果、起動可能な状態で後世まで残存しているものはない。

43言理の妖精語りて曰く、:2010/02/02(火) 23:14:36
エメラルドの蛇によると、エル・ザザが「地球」で作らせた大天使級、天使級が殆ど失われる事態が
起こった後、天頂城砦はチャカ大陸のほうに渡っていったとある。
ルザナイ教の天使の名を冠した天使猫が製造された後、また別の世界に移動したと書かれている。
そうしたのは自身を天使猫の技術で改造した『珊瑚の角を持つ蛙』であったらしい。

44言理の妖精語りて曰く、:2011/08/16(火) 22:38:02
竜はその構造を解析することで乗り物として具象化できるが、
猫はなぜか出来ない。
その代わり、猫を知覚する力があれば彼らの背にまたがって光より速く進むことが出来る。

45言理の妖精語りて曰く、:2011/08/17(水) 01:47:10
竜は闇のようにのろまなのだ。

46言理の妖精語りて曰く、:2011/08/20(土) 08:48:32
竜は闇と一つになることで空間跳躍が出来るようになる。
しかし、空間跳躍しても猫の速度にはかなわない

47言理の妖精語りて曰く、:2015/07/25(土) 16:33:58
猫の速度は速度ではない

48言理の妖精語りて曰く、:2015/07/28(火) 22:39:45
猫のいたるところの数値化を試みればたちまち関数が風邪をひくのである

49言理の妖精語りて曰く、:2015/08/01(土) 01:26:14
密室が走ると外から運転手に影響を及ぼすことができないのでとても危険

50<<妖精は口を噤んだ>>:<<妖精は口を噤んだ>>
<<妖精は口を噤んだ>>

51言理の妖精語りて曰く、:2016/06/13(月) 20:07:21
【天落の船】
メクセトがある英雄に与えたという船
「物を地に落とす力」を逆転させて空を飛ぶ力を持つ。
乗っているうちに、船本体よりかさばらない乗船者の方が「空へ落ち」やすくなってしまうという欠点を持つ。
しかし、最後の所有者は、逆にその欠点を活かした。
船で大地を一回りすることで加速力を最大まで高め、空の果てへと向かったのだ。

52言理の妖精語りて曰く、:2016/06/15(水) 07:31:26
後の呪術遊具ぶらんこの起源である

53言理の妖精語りて曰く、:2016/06/17(金) 06:13:20
【霧中列車】
「散らばった大地の時代」に普及した、民間における最高の交通機関である。
その移動は、主に「魔霧現象」を利用しており、レイラインを経由して、超遠距離移動が可能である。
また、特殊車両や各種オプションも豊富であり、それらを付け替えることにより海上、海中、山嶺、星海領域、接溶岩地帯など、 あらゆる場所を走行することが出来る。
ただ、あくまで移動は「魔霧現象」が主体であるため、その車窓からの景色は基本的に最悪である。
そのため、車内および各地の駅では、乗客のために、常時絵はがきや風景画を販売している。

なお、列車設備の中で最も評判が高いのが食堂車であり、そこでは、海中島のエスカルゴから天空群島の雲雀鮎に至るまで、世界各地の珍味を味わえる可能性がある。

54言理の妖精語りて曰く、:2016/07/04(月) 06:25:25
【騎人】

人間種族が騎乗用に訓練されたもの。
レプト国独自の風習であり、【M男】とは根本的に異なる存在であると当地では主張されている。

レプト国では、人が竜に乗る【騎竜】の風習があるが、幼体の竜は全長でも2〜3ミリャス程度のサイズであり、とても人を乗せることは出来ない。
よって、竜が成長するまでは、逆に人に竜を乗せるのだ。
ただ、完全に成体となった竜も、たまにふざけて相方の人間にのし掛かることがあり、これが社会問題化している。
もちろん、厳しい訓練を乗り越えた竜騎士はそれぐらいのことでは死なないが、負傷することは稀ではないのである。

それでも、騎人がレプト国の誇る風習であり、名物であることには変わりは無い。
やんちゃな幼竜たちが各々の騎人を駆って、レースやつまみ食いに走る姿は、かの国から無くなることはないであろう。

55言理の妖精語りて曰く、:2016/07/14(木) 05:10:53
【昼と夜の船】
かつて、昼と夜は別の世界だった。
神々が、人の暴走を防ぐため、世界を二つに分けたのだ。
昼には男が住み、夜には女が住んだ。
更に、大地は無数に砕けていたので、同じ世界の中でも行き来するのは難しかった。
その状況を乗り越えたのが、昼と夜の船である。
その船には、表が白く、裏が黒い魔法の帆があり、帆のかけ方を変えるだけで、別の世界へと移ることが出来た。
白は昼の色、黒は夜の色だからである。
神話の時代が終わった後、船は空の彼方に放置され、やがて月になったという。

56言理の妖精語りて曰く、:2016/11/13(日) 18:39:45
狂気船は、祭りを届ける。
いわば、動くイベントであり、狂気の見本市であった。

57言理の妖精語りて曰く、:2016/12/23(金) 07:40:21
ハガネゾウアザラシは、本当に鋼で出来ているわけではない。
しかし、その外見は、まさに鋼のようである。

近年に至り、人類は、ようやく旧時代に失われた広範囲を移動する交通手段を復活させた。
今では、陸上はバイオウマやバイオウマドリ、空は、海はゾウアザラシやシャチが交通手段となり、人や物資を運んでいるのだ。
ハガネゾウアザラシは、その音速に数倍する速度と運搬能力によって、かつての海路の栄光を復権させた。彼女たちの登場によって、寂れていた世界各地の港町は、活気を取り戻すようになったのだ。

58言理の妖精語りて曰く、:2017/01/06(金) 18:25:48
【ジャッカル・クラウド】

またの名を「野干狼の群」。犯罪者共同体「ルチアーノ一家」が用いる四足歩行の使い魔。
一家の「守護神」ヘルマヌビスの秘術によって製造・稼働される擬獣機械。
その頭部はヘルマヌビスに似ており、体は犬か狐のような形状をしている。
体表の色・模様、体格によって五種類に分かれるが、ジャッカルの中で最強とされるのが、
ヘルマヌビスの頭部と同様に漆黒の体表を持つ種である。

ファミリーのメンバーを守る番犬であり、猟犬であり、軍犬であり、闘犬であり、そして監視者である。
ファミリーから抜けようとする者、掟を破る者があれば、ジャッカルの牙はメンバー自身に向くことになる。

59言理の妖精語りて曰く、:2017/04/14(金) 20:01:33
あらゆる「ゴミ」を燃料に変えられる【モナドリアクター】は、画期的な発明であった。
しかし、その長所は、そのまま短所でもあった。
この装置が燃料とする「ゴミ」の定義は、リアクターの使用者が任意に決定するのだ。

60言理の妖精語りて曰く、:2017/04/26(水) 18:47:51
ミアズマ暗号とは、【マロゾロンド暗号機】によって編みだされた「究極の暗号」である。
それは、量子演算機をもってしても解読不可能なシロモノであり、いわば「究極の富の源泉」であるとも言える。
この情報化時代では、暗号を握る者が、世界を制するのだ。

61言理の妖精語りて曰く、:2017/05/21(日) 01:06:30
ミハエル・イエスマンはこの世界で新たに「イエスメン」を結成した。

以前いた世界のイエスメンと違うのは、彼等はこの世界における「インターネット」の造り手にして管理者でもあるということだ。

ミハエルは囲い込んだ才能を指導し、閃きを与え、コンピュータやプログラムに関する技術を発生させた。
そして「協会」などの協力により、この技術を実現する設備も独占的に産みだし、発展させた。

この世界における「インターネット」すなわち、全世界相互情報交流網は「イエスメン」とその息のかかった企業が運営し、
世界各国に対して商業展開や貸与を行う。この領域におけるシェアはほぼ100パーセント。

そしてそこにおける情報や言葉の確認や削除についての最終的権限は彼らが持つと決まっている。
これを呑まない場合、展開は行われない。

ただし軍事など機密情報が関わる場合、イエスメンによる協力のもと、その中で閉じた情報網を作り、
それをその機関限定のもして内部完結させる。それについてはチェック権を要求しない。
企業秘密を扱うような情報網についてもそうである。

62言理の妖精語りて曰く、:2017/05/22(月) 00:40:25
全世界相互情報交流網における検索エンジンは基本的には閲覧数や人気の高いサイトを
より前、検索上位におく傾向にある。が、あくまで傾向である。

検索エンジンにはほかに「有益情報の優先」という原則が存在する。

たとえば、医療情報については、疑似科学や代替医療ではなく、医学を扱う専門機関や省庁の紹介サイトを第一に。
性犯罪については、ポルノサイトではなく、被害者のための駆け込みや連絡の相談先や犯罪についての啓蒙についてのサイトを第一に。

こうした選択はミハエルを中心とする審議チームによって決定される。

63言理の妖精語りて曰く、:2017/08/01(火) 11:52:12
アウルーユ

教王庁が奉じる唯一神教における天使。
神が自身の定めた自然法則の一部を抜き取り、「意思を持つ生き物」のカタチに成型したもの。
他宗教の天使と異なり堕天することがない、とされている。

名前の語源は古代西方語で建材を意味する「アゥ」と大工道具を意味する「ウルユ」の合成語と推測されている。

「基礎」を意味する名を持つアウルーユが地上に一体常駐しており、
その背中の上に築かれたのが教王庁直轄領であると『大聖神書』に記されている。

64【人類絶滅マシーン】:2017/08/06(日) 07:24:17
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番号は……………………ピーガー…………ガガッ
いつも、妖精放送をご利用いただき、ありがとうございます。

この放送は、不正な電波利用のため、中断されました
放送内容へのお問合せ、ご質問などは【NPO・妖精放送協会】へチャネリングにて、ご連絡下さい。
暇をもてあ…………手のあいた職員から、随時対応いたします。

それでは皆様、良い一日をお過ごし下さい。

モピピ・ケケーロ!(南東諸国方言で「良い一日を」の意味)

65言理の妖精語りて曰く、:2017/08/12(土) 01:36:20
星系間移民船【ルウテト】は、星になった
VR空間において、魔王という「乗り越えられるべき障害」の役を見事に演じ終えた彼女は、子どもたちを無事に脱出させるため、自ら犠牲になったのだ

これから、試練を乗り越えた子どもたちは、惑星ペイルブルーにおいて人類の祖となり、新しい歴史を刻んでいく
彼らは、【ルウテト】という母のもとから巣立ったのだ
だがしかし、彼女のことは、決して忘れられることは無いであろう
【ルウテト】は、ペイルブルーにおいて、優しさと恐ろしさを兼ね備えた「大いなる母神」として子どもたちの規範となり、これからずっと語り継がれることになる
彼女は、宇宙開拓時代の新しい神話になったのだ

66言理の妖精語りて曰く、:2017/10/18(水) 05:52:45
パンゲオンとは、【無限西進列車】のことである。

それは【形而上世界オルタ】において、最も異質な乗り物であり、それ自体が独立した一つの夢であった。
異質というのは、それが乗り物であることでも、固有の世界であることでもない。
基本的に、全てが保守的であることが当たり前の『具現化した夢の世界』【オルタ】において、唯一『進歩』を固有法則として確立している【枝世界】であることこそが、異質であり異様なのだ。

パンゲオンは、無限に西を、新たに開拓すべき大地を目指して進行し続ける。
『彼』の前にあるものは、そのことごとくが征服すべきものであり、彼に使われることを待っている資源である。
その進行理念は、いかなる聖典にも記されてはいないが、パンゲオン内部で発行された新聞では、『明白なる運命(マニフェクト・デスティニー)』としてその歩みは高らかに謳われ、誉め称えられていた。

パンゲオン、それは、ただひたすら『西部』を目指して走り続ける槍状の巨大列車であり、全てを消費し続ける近代文明の夢であった。

67言理の妖精語りて曰く、:2017/11/08(水) 05:53:24
【ラクルラール自動織機】とは、新たな産業革命を起こした蒸気魔術機巧である。
自動的に布を織り上げるというその機能は、多くの分野に革新をもたらした。

例えば工業分野においては、人件費を抑えることによって安価な製品を提供出来るようになったのはもちろん、それまで熟練した織工にしか製作出来なかったような高度な図柄の製品を手軽に量産することが出来るようになった。
また、様々な工業製品を『織り上げて』製作することが出来るようになり、これまで考えられなかったような様々な形態や構造の製品が、市場に溢れることとなった。
この【三次元印刷】は、まるで東洋の伝説に語られる『宝貝』のようだと人々に噂されたものである。

さらには、この【織機】は、軍事の分野において【機織り魔術】を自動化することにより、戦場での高度な魔術の高速発動を容易にしたのだ。
結界・呪術・予知そして高精度敵味方識別爆撃など、その戦術的・戦略的価値については、言うまでもないであろう。

パンチカードを入れるだけで、高度な命令をこなしてくれる【ラクルラール織機】
それは、これからも蒸気機巧文明を支える『大いなる光』となるに違いない!

68言理の妖精語りて曰く、:2017/11/08(水) 18:50:44
【ブウテト】とは、女神であると同時に、呪素によって起動する【呪素甲冑】でもある。
『彼女』は、リクシャマー帝国の首都【螺馬】(ラーバ)を守護する『戦騎』であり、アンバランス歴の魔蒸気科学によって産み出された対魔兵器であった。
そして、その『彼女』を操縦出来るのは『鼻の都』【螺馬】(ラーバ)で活躍する巫女(アイドル)にして霊能力者(ソーサラー)の乙女たちだけなのだ。
【ブウテト】は、乙女たちに【記乗】されて帝都を守護るために戦った。
これを、世に【バニク対戦】という。

アンバランスチェリーに、毬栗の嵐

69言理の妖精語りて曰く、:2017/11/24(金) 16:03:04
カーズガン・バン・シルアシュ・ファザ・カフラ

ソーシャルゲーム『武艘大戦』の事前登録特典。レアリティは銀レア。

大戦中に活躍した名武艘として知られるカーズガンのプロトタイプとして知られるカーズガン・バン・シルアシュ・ファザ・カフラを擬人化したもの。
カーズガンの名の由来となった英雄が、自分に向けて呼ばれ、即座に訂正させたのがカーズガン・バン・シルアシュ・ファザ・カフラという名であるが、
武艘カーズガンの開発者がこのプロトタイプを失敗作として捨て置くにあたってヤケクソに名付けたという史実がある。
このエピソードを踏まえ、ゲーム中の彼女は父を求め孤独感を抱く少女、というキャラクター造形になっている。

なお、史実においては幾度かの試運転ののちにパーツ取りのために解体されており、カーズガン・バン・シルアシュ・ファザ・カフラは大戦に参戦していない。
そのためか最高レアであるカーズガンと異なり、ステータス値はそこそこに設定されている。

70言理の妖精語りて曰く、:2018/01/11(木) 05:16:08
【恋する爆弾】とは「夜明け前の30年」に作りだされた史上最悪の兵器である
美しい少年もしくは少女の姿をしたその兵器は、片端から恋をして、目に映るものすべてを吹き飛ばした
そうした幾多の爆炎によって、暗黒時代は夜を失ってしまったという

71言理の妖精語りて曰く、:2018/02/17(土) 20:31:06
有翼舟「ロスト・アクィラ号」は"恋する越界船"である
それは、大地が砕け、それぞれ別の異界法則で運営されていた時代【散らばった大地の時代】の船
それは、盲目の船
船首像の鷲の首はとうにもげて落ち、賢い女神によるナビゲートなどは望むべくも無かった
それは、大いなる罪人の船
その時代には、中央統御政府の管轄に置かれていない船舶は全て違法であり、更に言えば、承認無しでの「別大地」への移動などはあらゆる国際法規に反する大罪だった

だが、ロスト・アクィラは、それでも飛ぶのだ
星座も羅針盤も、役に立つことがない宙空の海へ
まだ見ぬ風物と、あるかもしれない宝を求め
未知なる大地を盲いた眼に映し、彼女は無明の空へ飛ぶ
遥かなユメへと恋するために

72言理の妖精語りて曰く、:2018/02/18(日) 19:27:49
【チョコプリンター】
キュトスの姉妹の十四女であるワレリィの作品
チョコに特化した3Dプリンターである。
オススメのネット小説を、チョコにプリントすることで広めようという試みに用いられた。
しかし、彼女は、対象の作品が超大作であることを意識していなかったため、一度に全部印刷しようとしてしまった。
結果として、この試みは「原料チョコ切れ」という悲しい結末を迎えてしまったのだった。

ちなみに、完成したチョコ印刷物の内容も、魔術機械による複製を経たためか異様に変貌してしまっていた
タイトルは『チョコ想再起のチョコーリニスト』となり、チョコ世界のチョコ生態系を守るため、チョコ英雄チョコーリアとチョコモリ・アキラが戦うという内容に変わっていたのだ!

73チョコ理の妖精、語りて曰く、:2018/02/18(日) 20:42:51
チョコーリアとチョコモリ・アキラは、再会を約した戦友である。

だが、二人が所属している勢力は、決定的な対立を迎えようとしていた。
チョコーリアが所属する「パラソルチョコ教会」は、チョコを序列化し低位のチョコを迫害していたのである。
そして、その迫害の手は、ついにチョコモリ・アキラの主人であるチョコシューラにまで及ぶようになった。
チョコシューラは、チョコの手によって作られた「チョコ造チョコ」であったが、その存在はお菓子メーカーの傘下にある「教会」とは相容れなかったのだ。

だが、チョコモリ・アキラは、ここで断固として戦うことを(主人によって)決意した。
彼は、主人のチョコ権をチョコ界に認めさせるために、母国である「猫の国」のバナナ料理をアリュージョン、「甘くないチョコ料理」を大々的に売り出したのである。
甘くないチョコ料理、「チョコー・カラテ」
どんな具材や調味料も受け入れるそれは、すなわちチョコモリ・アキラ自身でもあった。

また、チョコーリアも、その間ただ手をこまねいていたわけでは無かった。
チョコモリ・アキラを助けるために主人であるハルチョコたちの力を借り、内部からの「教会」改革に挑んだのだ。
彼女たちの幾多の暗闘や説得を経て、情勢は動く。
政治チョコ争の勝敗は、「紀元チョコパラソル」の頂点で行われる「チョコ料理対決」で決されることになった。

だが、ここで悲劇が起こる。
チョコモリ・アキラの主人、チョコシューラが、凶弾に倒れたのだ。
「教会」の刺客チョコラドによる、マイクロ波キャノン砲撃。
チョコシューラ勢力の保有チョコは、この攻撃により全滅し、護衛をしていたチョコモリ・アキラ自身も、その余波によって重傷を負った。

幸い、チョコシューラの設計図(レシピ)は残されていたため、彼女の復活は可能であったの、勝負当日には間に合いそうになかった。
さらに「甘くないチョコ」の在庫と製法は、チョコシューラ勢力だけが保有するものであったため、この損害は致命的なものであったと言える。
対決に勝たなければ、残るのはチョコ異端として排除される未来のみ!
チョコモリ・アキラたちに、危機が迫る!

しかし、決戦の日、チョコシューラの代打として登場したチョコーリアは・・・・・・・・見事に、チョコ対決に勝利したのだ!
彼女が作り、大勝利を収めたのは「チョコフォンデュ鍋」である。
それは、甘くないものも、甘いものも、全てを受け入れる温かく優しいチョコの愛。
その愛が、賞味期限切れの「教会」チョコ老害たちの心すらも、とろかしたのだ。
そして、その「鍋」
材料が残されていなかったはずのチョコーリア陣営が作った、その「チョコ鍋」の材料こそ、この対決のためにその身を捧げたチョコモリ・アキラであった。
彼は、決して自己犠牲ではなく、己の納得のために、自分自身を「鍋」の材料として提供したのであった。
それこそが、彼の技「本当のチョコー・カラテ」なのだ。
そして当然、その「チョコ鍋」を調理したのは、それまで甘くないチョコにアレルギー反応を起こしていたチョコーリアだった。
彼女は、この土壇場において自らに香辛料を大量投入し、その体質を克服したのである。

そう、チョコーリアとチョコモリ・アキラ、二人の約束が、巡り巡ってチョコ差別から世界を救ったのである。

そして物語は、チョコシューラの姉妹である魔女、チョコセスカのチョコ竜退治へと続くのだが・・・・・・・・。
今回のチョコ話は、ひとまずこれにて終わる。
終わりは、一つの始まりである。
一つのチョコを食べ終わらねば、次のチョコを食べられないように。
湯せんした板チョコが、新しいチョコに生まれ変わるように。
新しい始まりのためには、古い話は一旦閉じねばならないのだ。

それでは、またいつの日か。
おお! おお! 皆の者、チョコレイスヴァを恐れよ! チョコ端を喰らうその恐るべき口を!

7472および73の記述について:2018/02/18(日) 20:44:03
※これらの『チョコ想再起のチョコーリニスト』についての記述は、最近さんの『幻想再帰のアリュージョニスト』の二次創作です
※そのため、神話概念以外は、ゆらぎの神話には還元出来ないことをご了承下さい
※これらの記述は、実在の人物、団体、事件およびバレンタインデー、実在の魔王様、チョコを食べたせいで眠れなくなった人などとは関係ありません。
※なお、『チョコーリニスト』のチョコ原稿は、スタッフ(ワレリィおよびそれに巻き込まれた人)が、もちもちと美味しく処理いたしました。

75言理の妖精語りて曰く、:2018/02/24(土) 11:59:14
クロウ・クルワッハ

扶桑崎大和がケルトの神クロム・クルアハのために制作した魔法の甲冑。
多くのバージョンアップが繰り返され、その過程でパワードスーツ式を採用、
最終的には羊の角を持つ黒き龍のごときフォルムとなった。

76言理の妖精語りて曰く、:2018/02/26(月) 10:44:52
クロム・クルアハは己を「血まみれの大蛇」と「蛆虫」に見立てる観想を修行として実践していた。
ケルトの地に訪れた新しい宗教に信徒を奪われ、
そして再生の芽をレプティリアンたちの抑圧により摘み取られた後、
それでも彼はあきらめることなく鍛錬を続けていたのだ。

脱皮を繰り返して成長する蛇、死を糧とし成長する蛆虫……
豊穣、そして自然界の円環を体現するモチーフ、これを自身の霊体の中で練り上げ続ける。

77言理の妖精語りて曰く、:2018/02/27(火) 06:28:57
VRきゆら学園において「超光速の思念の交感」が可能になるのは、このシステムが元々「人間同士の相互理解」を目的としていたからだ
現在は「異能戦」に用いられている「個人世界観の具現」も、元々はそうした目的のためのものなのである

VR学園が存在する星間移民船【パンゲオン】は、やがて新しい惑星へ到着する
そして、そこでの活動には、電脳体ではなく肉体を所有した個体としての活動が必要とされるはずだ
「相互理解」は、そのために不可欠な前提条件であり、VR学園はそのために存在したのだ

だが、VR学園の「生徒」たちは相互理解より闘争を選び、学園の闇で暗闘を始めた
文明再建時のためのシミュレーションは、当初の目的を見失ってただの遊戯に成り下がり、惑星移民と言う大いなる目的は失われた
「生徒」の間には、派閥や数多の愛憎が生じ、「超光速の意志の交感」でさえその亀裂を埋めることは出来てはいない
人類の夜明けは、未だに遠いままなのだ

78言理の妖精語りて曰く、:2018/02/27(火) 20:13:24
マザーシステムたる【キュトス】は、都市を管理し、新しい経済を運営していた
そこでは、人間の個性だけが産業であった
あらゆる意味、価値、美や珍妙さが、商品としてパッケージングされ、売り出された
その賑やかさといえば、全ての価値が揃っているかのように見えたほどであった

しかし、そこにはたしかに無いものが、欠落があったのだ
それは「悪」
都市が運営され、人類が繁栄していくためには邪魔なもの、不快で争いの火種となる価値
そうしたものだけは、偉大なる母親(マザー)の手によって、市場から注意深く取り除かれていたのだ

それ自体は、必要な行為ではあった
善と悪、毒と薬、必要なものと不必要なもの、使えるものとがらくた
それらの分別、エントロピーへの抗いこそ、生きるということそのものなのだから

だがそうしたゾーニングは、多くの価値や物語の意味を失わせた
そしてその喪失は、冬の初めの雪のように、少しずつ少しずつ積み重なっていった
そうして、市場とそれに関わる人間たちは多くの価値を失い、知らず知らずのうちに歪み、弱っていったのだ

悪の無い善、毒を避けられぬ舌、そして苦悩を乗り越えられる精神に、何の価値があろうか?

79言理の妖精語りて曰く、:2018/03/02(金) 06:17:30
メクセトの創り出した【神滅ぼしの武具】の中には、現代で「兵器」に分類されるものも多い
斬った者と使用者を屍兵として操る【死操の魔剣】
死者の軍勢を操る【冥軍の指揮杖】
英雄の身体から得た「設計図」から複製した軍団を創り出す【英雄草の種】
戦場自体を操作し、天災や不運を巻き起こす遊戯版である【万乱の戦戯板】
果ては地獄そのものを形成し、力の源とする【不可視なる炉の鎧】などというものさえ、存在する

だが、最も有名で悲劇的な逸話を持つ「兵器」といえば、やはり【肉粘土ヴァルケイン】であろうか
そう、あれは・・・

80言理の妖精語りて曰く、:2018/03/02(金) 20:41:10
【疫病生態系トゥドゥック・アーボック】は、1032ある神滅ぼしの武具のうちの一つだ

凄まじい猛毒を持つが、それゆえに自然界で自滅してしまう細菌というものがある
むろん、自然発生や突然変異ではなく覇王メクセトの作成物だ
この細菌を保護し、伝染させるモノこそ、この【トゥドゥック・アーボック】なのだ
一粒の種から発生したこの人工生態系は、小さな虫から巨大な猛獣やジャングルに至るまで、あらゆる生物に進化発展する
その進化は、ただ猛毒の病原体をばら撒くためだけにあり、そのためだけに「彼ら」は存在する
この人工生態系にだけは、病原体の毒素は通用しないのだ

単独で完結した生態系、他と触れ合えない拡散する孤独
それは、兵器と断言するには、あまりに悲しい存在であった

81言理の妖精語りて曰く、:2018/03/09(金) 19:53:56
【締切厳守砲】は、悪夢の兵器であった
それは、幾つもの回転する円筒印章から成る螺旋状の砲身と、パイプオルガンのような巨大なタイプライターが組み合わさったような姿をしている
一見して、単なる骨董品にしか見えないこの機械であるが、これは砲撃を当てた相手に『必ず締め切りを守らせる』ことが出来た
それだけならば、これは出版社や教師をはじめとする多くの人々に愛される存在であっただろう
だが、これには恐るべき『副作用』が存在したのである
この【砲】は、確かに締め切りを守らせることが出来る
それが、明日であろうが一瞬先であろうが、おかまいなしに
しかしそうして出来た作品にはクオリティ、いわゆる『質』の保証が一切存在しないのだ
そうして出来た低品質の作品には、意味も無く唐突に終わるもの、伏線無しに急激な変更を迎えるもの、エログロバイオレンスの固まり、果てはゾンビか狂人のように同じ言葉を繰り返すだけというものさえあった
締切とは、執筆者に作品完成のための活力を与える鞭である
無論、鞭だけではやがて限界も来る
しかし、古来より鞭や厳しい鍛錬無しで勝者となった競争馬がいないように、楽しかしないで名作を作り続けたクリエイターも、また存在しない
飴しか味わわない者は、ことごとく一発屋で終わったのだ

これだけでも実に恐ろしい話だが、この機械が兵器として扱われているというのは、更に恐ろしい話だ
国際猫条約で禁止されているのが、幸いといえよう
また、これに比べれば、条約で禁止されていない【もっと猫を構え砲】がどれほど博愛的な兵器かというのも、明白であろう!
こちらは、ただクリエイターからやる気を奪い、猫への愛を高めるというごく平和的な効果でしかないのだから
これにより、禁じられるべき兵器が禁じられ、猫への愛とおやつが増えるのだ
それに比べれば、締切などなにほどのものであろうか?

82言理の妖精語りて曰く、:2018/03/14(水) 18:09:41
日曜朝の特撮番組『紀神戦隊カミナンジャー』において【父】と言えば、敵味方が呼びだす巨大ロボのことを指す

ちなみにキシンピンクが呼びだす「セラティス・ロボ」は【母】であり、キシンブラックのリールエルバが呼びだしていた「マロゾロンド・ロボ」は【おかとーさま】だった
そして今のキシンブラックが呼びだす「セリアック=ニア・ロボ」は【猫】と呼ばれる

83言理の妖精語りて曰く、:2018/03/16(金) 17:37:46
パワードスーツ化以降のverの「クロウ・クルワッハ」の機動キーは、観想によって活性化されたクロム・クルアハの「脊椎」そのもの。
血に塗れたかのような生臭い「ニオイ」、蛇でありなおかつ竜でもあるワーム、そして蛆虫の「カタチ」それらが彼の中で重なりあったとき、
クロウ・クルワッハは起動。黒い体表、その鱗の隙間を赤い光がはしり、背中から翼が展開する。

この起動ギミックはケルヌンノスにも、好評で扶桑崎大和はこれを蛇の形にしたガジェットを彼に贈った。
頭にあたる部分はヒツジ型で、クロム・クルアハが装着するクロウ・クルワッハとおそろいになっている。
そしてこの「羊頭の蛇」というのは、古代においてケルヌンノスの持物として彫刻に現れるモチーフでもあった。

84言理の妖精語りて曰く、:2018/03/28(水) 06:19:33
【人鉄機】とは、伝説の金属【人鉄】になぞらえて名付けられた、機械群の名称である
これらの機械は、旧人類が改造人類(トランスヒューマン)との生存競争に用いるために開発された
しかし、その目的はだんだんとブレはじめ、やがては純然たる兵器として用いられるようになっていってしまったのだ

85言理の妖精語りて曰く、:2018/03/28(水) 23:21:21
モナドリアクターの燃料として、最も適した物は人間である。生態系の頂点に近いため【存在素】を蓄えやすく(それの表出がクオリアである)、また人間によってコントロールしやすい。モナドリアクター技術が秘されていた一端はここにもある。
技術流出後、この事実も広く知られるようになる。テロ組織、審理的真理軍によるモナドリアクター用の家畜人類の飼育は、世間に大きな衝撃を与えた。

86言理の妖精語りて曰く、:2018/03/28(水) 23:25:42
モナドリアクターの燃料となった人類は哲学的ゾンビと化す。

87言理の妖精語りて曰く、:2018/03/29(木) 04:45:50
「動物の頂点が人間であり、人間の頂点が信仰者である。しかし【存在素】を溜め込むか否か、という点において宗教や宗派は問われない。
忌まわしいことであるが、考え方を変えれば、異教徒や異端者に新たな存在意義が生まれるということである。

真の信仰内容は音声増幅器越しに常に発されている。気付ける者、心改める者は家畜では無く、共に往く同胞となる。

家畜として終わる者も、真の信仰のために役立つならば、そして意識が飛び逝くその瞬間に反省在るならば、きっと神は救ってくださる。

我々は出来うる限りの機会を用意しており、神はそれ以上のものを用意して下さっている。ここにあるもの全てが公平さを指向している」

88言理の妖精語りて曰く、:2018/03/31(土) 06:35:16
【人鉄機】は、開発段階から大きな矛盾を背負っていた
それらは【改造人間】(トランスヒューマン)に対抗するために作られたのに、それ自体が人類を改造する要素を持っていたからだ
加えて、【人鉄機】を装着したのは、金属アレルギーなど人体改造に問題がある者や、改造する資金を持たない貧困層であったが、当然その陰には、それを支える反【改造人間】運動の存在があったのである

例えば【W=ラング】は、人間の肺を模した形状を持つ水中スクーターの【人鉄機】である
【旧人類】(ナチュラル・ヒューマン)でも水中で呼吸が可能になる拡張性能に加え、ナックル形態やマルチツール形態への移行も可能な汎用性で【人鉄機】の代表格として知られている

だが、この【W=ラング】初期の段階では、装着適性がある人間は、ごく限られていたはずなのだ
開発企業は、技術革新の一点張りで押し通しているが・・・・・・・・どうにも怪しい
人体を拡張する機械である【人鉄機】には、【旧人類】の人体とマシーンの機構を融和させる、丁度水と油にとっての「石鹸」のような性質が必要だ
だが、そんな都合の良い「素材」など、そうそう上手く作れるものなのだろうか?
【改造人類】でさえ、全ての人間がなれるわけではないというのに。
ここで注目すべきなのは「時期」だ
「技術革新」が起きたとされる「時期」は、すなわち【改造人間】との戦争が過酷になりだした時代とぴったり重なる年代なのだ
そう、それは同時に【改造人間】の捕虜の扱いについて、誰も興味を持たなくなった「時期」ということでもある
すなわち・・・・・・・・

89言理の妖精語りて曰く、:2018/04/05(木) 20:43:03
【肉粘土ヴァルケイン】は、1032ある【神滅ぼしの武具】のうちの一つ。
生き物がその身体に持つという「設計図」を曖昧にすることで、自在に変身することが出来るという魔具である。

この魔具を用いた者は、歴史上ただ一人。
魔具に名前を残す女戦士、槍使い【ゴーザ・ヴァルケイン】だけである。
彼女は、酔った石工が岩盤から削り出したような顔立ちに、子どもが作った泥人形のようなチグハグな手足で有名だった。

だが、彼女は、断じてその醜さゆえにこの魔具を使ったのではない。
彼女がこの魔具を用いたのは、ただただ復讐のためであった。
そしてその復讐、ちっぽけな一人の人間が企てたその復讐こそが、それまで百万の人々を悲しませ、傷つけてきた邪悪な神【魅了の美神】を滅ぼすことになったのである。

90言理の妖精語りて曰く、:2018/04/09(月) 19:03:54
ゴーザ・ヴァルケインは六人兄弟の三女であり、その中で最も醜かった

だが、ゴーザ本人は、そのことを全く気にもしていなかった
なぜなら、ヴァルケイン家は、代々槍術を伝える武芸の一門であったからだ
彼女は、そこで最も醜い娘であると同時に、最も強い若武者であった
それに、彼女は、家族ととても仲が良かった
彼女は、自分より遥かに美しい兄弟たちを尊び、美しい兄弟たちは、自分たちより遥かに強いゴーザを誇りに思った
そして、己が持たないものを持つ家族を、互いに深く愛したのだ

ゴーザの手足はチグハグであり、その顔はどんな荒武者よりも厳つかったが、彼女の兄弟たちは決してそれを笑うことは無かった
その手足が、飛ぶ鳥をも落とすほどの鋭い槍さばきを繰り出せることを、そしてその心が誰より美しいことを、兄弟たちは良く知っていたからだ
むしろ、ゴーザの容姿をあざ笑う者があれば、兄弟たちは必ずその報復に赴いたものである
もっとも大半の場合、最終的にゴーザ本人が、反撃で叩きのめされた兄弟たちを救出しなければならなくなることが、ほとんどであったが

そう、ヴァルケイン家は、ゴーザ一人を除けば大体弱かった
ヴァルケイン家は、代々槍術を伝える名家であり、宮廷に仕える栄誉を担ってはいた
だが、その武勲は、遥か昔の戦乱の時代の伝説でしかなく、その槍は、宮廷の神事のための儀式用でしかなかった
ゴーザたちの国は長きにわたって平和であったため、宮廷の武術は娯楽化し、単なる儀礼に成り果てていたのだ

そんなヴァルケイン家において、ゴーザ一人だけが強かった
国内はおろか、周辺諸国においてゴーザに勝てる者は一人もおらず、その名を聞きつけて挑戦してきた武芸者の中にも、彼女に勝てる者は誰もいなかった。
彼女は、ヴァルケイン家において古の先祖が再来したかのようであった。

91言理の妖精語りて曰く、:2018/04/27(金) 12:50:34
【スマート・アクィラフォン】は、神々の力をアプリとしてダウンロード出来る、汎用霊的端末である
そしてこれは、最新鋭の人造霊媒でもあった

92言理の妖精語りて曰く、:2018/04/30(月) 07:28:14
【スマート・アクィラフォン】は、クラウド・コンピューティングの手法で神々の力や加護を共有出来る
だが、神々の加護の種類はあまりに多く、それを使いこなすことは容易ではなかった

そこで追加されたのが「ヤリ」と呼ばれる技術体系を登録する機能である
これは、使用者の器量や使用履歴に合わせて、使用できる加護や技の使用パターンを登録するものであり「雲を貫く槍」をモチーフとしていた
これによって、神々の多様な加護を凡人でも使いこなすことが出来るようになったのである

ただし、これは絶対唯一の解答だけを導き出すものではなく、複数に分岐する選択肢とその相互作用によって、混沌の未来からより良い可能性を・・・・・・・・

――――ルクサミーヌ・ヘルサル著『新世代の神術と加護』よりの抜粋

93言理の妖精語りて曰く、:2018/05/02(水) 06:43:54
【スマート・アクィラフォン】には、「悪魔の弁護人」と呼ばれる自己検討システムが組み込まれていた

94言理の妖精語りて曰く、:2018/05/03(木) 15:13:04
植物文明が誇ったゲームである【キシンサッカー】は、キノコをベースにしたゲーム機「セイガー・サターン」で遊ぶことが出来た
これは、菌糸によるネットワークによって通信対戦をするだけでなく「接続」した対象から直接情報を獲得したり、交信によって生成された情報を得ることが出来た
菌糸による通信は、個々の視座の違いを活かして情報を変化・生成する手段でもあったのだ。

そして、それによってゲームは進化し、より派手でスリリングな試合を楽しめるようになるのである

95言理の妖精語りて曰く、:2018/05/04(金) 11:30:22
ゴーザ・ヴァルケインの名は、やがて大陸全土に響き渡ることとなった。
そしてそれは、彼女を、国外の大きな武術大会へ招こうという動きにつながったのだ。

もちろん、ゴーザの周囲の誰もがその動きに賛同した。
ゴーザがその大会で勝利すれば、ゴーザ本人だけでなくヴァルケイン家の家名も上がるであろう。
それになにより、有名になれば、ゴーザにも縁組の機会がいくらでも訪れるはずだった。
元来、武家にとって重要なのは強さのみである。
名前さえ知れ渡れば、ゴーザほどの強者を放って置く武家などあるはずもなかった。

人々のゴーザに対する期待は日増しに強まり、ついにゴーザは初めて自国の外へ出ることとなった。
それは、大きな栄光が約束された旅であった・・・・・・・・そのはずであった。

ゴーザは確かに勝った。
武術大会では、彼女に敵う者など誰一人として存在せず、ヴァルケイン家の武名は大陸全土へと響き渡った。
ゴーザは、多くの賞金と良家との縁組の報告を携え、意気揚々と帰郷するはずだったのだ。
だが、帰郷の途についた彼女の耳に届いたのは、悲しい知らせであった。

彼女の実家は、その帰郷を待たずして滅びたのだ。
それは、当時大陸を荒らし回っていた邪悪なる神、【魅了の美神】の仕業だったのだ。

96言理の妖精語りて曰く、:2018/05/12(土) 21:02:00
我々のロボット開発は、つまり呼吸やまばたきといった「自然な動作」の困難さにぶつかっていたのだ。
いわゆる「不気味の谷」の概念において、我々が発見したのがそれだったのだ。

(中略)

つまり動かない人体というのは、私たちの経験知では未だに死体なのである。
これこそが「不気味の谷」の不気味さの由来だったのだ。


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