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『猫の国』スレッド

369言理の妖精語りて曰く、:2017/02/19(日) 18:14:06
だが、現代では、微生物の領域よりも、更に細かい領域が存在する
それゆえ、新たな言葉が埋まれた

「神は、量子に宿る」

370言理の妖精語りて曰く、:2017/04/04(火) 06:50:00
コルトロフォジーノ(Cortrofosino)

イタリアの姓。語義は不明だが、ヘルメースの異名の一つ「Kourotrophos(子供を育む者)」に由来するという説がある。
この説によるとイタリア語ではKという字をあまり使わない事から、最初の字がCに置き換わったとされている。

371言理の妖精語りて曰く、:2017/04/04(火) 12:52:43
イタリアとは、猫の国における一つの地域である。
小麦などの作物を材料にした機械類を研究、製造しており、
猫の国の技術を日々発展させている

372言理の妖精語りて曰く、:2017/04/15(土) 11:24:32
ミハエル・”イエスマン”・ローゼンクランツはドイツのバイエルン州で生まれた。
バイエルン州は別名「バヴァリア」ともいい、バヴァリア啓明結社すなわちイルミナティが誕生した場所、と言われている。
ミハエルの祖先は主宰者アダム・ヴァイスハオプトと共に団体を設立した初期メンバーであった。

373言理の妖精語りて曰く、:2017/04/19(水) 18:22:53
腹巻ジェン次郎は四十の誕生日にイラスト投稿サイトの小説コーナーで、
あるゲーム作品のミリタリーな味つけを施された二次創作小説を見つけた。
おもしろかった。

その二次創作物語は時代的には近未来であり、今各国が対策している、あるテロリスト集団が
かつて存在した組織、として言及されている。

でも、登場人物としては、出せまい。彼等はいま存在して人を殺している。
では、彼等がここ数年内に滅ぼされてから50年くらいしたら可能だろうか?
後継者を名乗る組織が出ていたら、可能だろうか?

この問いに対し一律に不可能、ダメ、とは言い切れない。というのもスパイ小説や戦争小説にはしばしば、
実在の、人を殺し、国際社会からは容認されざる組織や団体のメンバーや出身者であるキャラクターが出ているからである。

374言理の妖精語りて曰く、:2017/04/19(水) 21:55:00
このようなことをつらつら考えている。

しかし、「空気を読む」以上のアイデアが出ない。

もちっと締まりのある結論が星いところだ

375言理の妖精語りて曰く、:2017/04/23(日) 11:24:53
アーサー・マクドナルドはフラスコのなかで再誕した。

培養槽に移され保管されていた彼を救出したのはシン=グロークスだった。

376言理の妖精語りて曰く、:2017/04/27(木) 01:49:06
転生する霊魂が流れる川のようなものが、この世界には存在している。
その流れは生物の種ごとに分かれながらも、折り重なるようにして存在する。
ここに受胎の条件を満たした♀が通過するか、流れの移動に重なると新たな生命が宿り、そして生まれるのである。

異なる宇宙から流出したアーサーの魂はこの流れに合流し、そして魔術師の工房のフラスコの中の霊妙肉塊に宿った。

これは偶然ではない。魔術師は異世界の生命を手元に誕生させようと、研究を重ねていた。

377言理の妖精語りて曰く、:2017/05/02(火) 02:01:10
アダム・ヴァイスハオプトが興したイルミナティは人間理性の徒であった。
しかし理性を持つ生命体は人間だけではなかった。

ニムロート・ローゼンクランツは「竜」のイルミナティを知った。
知性あるものがいずれ行きつく理性啓蒙の光。その光に先に至った者たちがいた。

レプティリアン、と呼ばれる種族の、十二の頭を持つ「ドラゴン」に仕える組織であった。
ドラゴンの祭司アザリントンは「人間」のイルミナティの代表たちの前で言った。

「お前たちの理性啓蒙の光の指し示す先、そこに我々は生きている。一からはじめるより、我々のすぐ後ろから歩みださないか」
「竜」が主導するトカゲ人間たちは遠い星空の彼方から来たのだという。
そこにはアダムやニムロートにとって身近なキリスト教などに相当する世界宗教があり、哲学があった。
しかしアザリントンたちが伝え、この大地の上で執り行われる「ドラゴン」を崇める宗教はそれらと同一ではない。
トカゲ人間達にもあった宗教や哲学から、自ら理性をもって選び取った部分、それに科学と欲望を加味したオカルティズム(隠された思想)である。

378言理の妖精語りて曰く、:2017/05/31(水) 02:01:19
アダム・ヴァイスハオプトはその誘いを断り、活動を休止することを選んだ、と

ニムロートは日記に記している。

蜥蜴人間達は他のメンバーにも勧誘を行った。
もしイルミナティの活動を続けたら、彼らの影響下に入り、横やりを入れ続けられる事になる。
アダムはそう懸念したのだという。同志たちの魂が彼らの側に惹かれる事も恐れていた。

アダムはわざと伝統宗教側から警戒されるように仕向け、「利用価値」をなくすことによって
レプティリアンたちからの誘惑を止めさせた。

社会から白い目で見られるようになったイルミナティはもはや存続の可能性を持てなかった。
宗教者からも権力者からも三下り半をつけられたイルミナティは設立から四半世紀も過ぎないうちに消滅することになる。

379言理の妖精語りて曰く、:2017/06/15(木) 13:01:35
プロセスド種族たちにはホモ・サピエンスが生み出した科学技術、設備の全てが譲渡される。
統合存在となったホモ・サピエンスは地球を去るため、地球全土も全て譲渡である。

これは「彼ら自身を生み出したものの責任」であり、賠償であった。

しかし文化施設、とくに宗教系の資源は物質からの霊体変換により統合体ホモ・サピエンスと融合させた上で持ち去らさせる形である。
これは「信仰を失った古い神々」とくにメソポタミア系の神々の強い意向によるものである。

ホモ・サピエンスが生み出した唯一神教がプロセスド種族に継承され、
自分達を拝まなくなれば、「ジ・オーダー・オブ・ホモ・サピエンス」に協力したかいが無いというもの。

破壊ですらなく、抗生物質ごと地球から除去させる、という方策は、温情ではなくむしろ強い警戒によるものだった。

380言理の妖精語りて曰く、:2017/06/16(金) 22:46:59
エイジ・オブ・アクエリアス終了時までのプロセスド種族の人口は全ての種族を合わせても小国の人口ほどにもならないほどだった。
その僅かな者たちが世界中で分散された形で神々の支配下に置かれた。

間隙時代エイジ・オブ・キャットはホモ・サピエンスの精神文化の封印に注がれた。
入念な準備期間を経て、信者を失った古の神々は、「二度と信者を失わない神々」として君臨するための手筈を整える。

次なる時代、エイジ・オブ・カプリコーン。その到来とともに、神々が人類のテクノロジーをもって製造・運営する人工子宮が、プロセスド種族を増産する。

チンパンジー、ボノボ、ゴリラ、オランウータン、そうした類人猿系のプロセスド種族だけでなく、
ほかのサル類、それどころかカワウソやアライグマのような「つかめる前肢」を持つ動物たちが遺伝子加工プロセスを施され、
神に仕える奉仕種族として立ち上がる。

381言理の妖精語りて曰く、:2017/06/17(土) 23:50:35
やがてシュメールの魔術神エンキが地球上で最も権勢を持つ者となり、彼は「磨羯王(カプリコーン・キング)」と呼ばれることになる。

382言理の妖精語りて曰く、:2017/06/21(水) 01:59:48
地球が体力を取り戻すにつれ、地球は妖怪たちを制酸していった。

ホモ・サピエンスの伝承にも無い「新種」たちもそこには多く含まれる。

妖怪たちから臣民(神民)たるプロセスド種族を防衛する。
それがどれほど出来るかが、それが権勢を拡大し、維持するカギとなった。

妖怪から民を守れぬ神からは民が離れ、彼らは守る力を持つ別の神につく。
これは権利として認められ、民を失った神は客将として他の神を補佐する。

エイジ・オブ・アクエリアスの末期、新時代に際して世界中の神々がつどい、
主神、大神たちの会議によって合意に至った新たなルールであった。

383言理の妖精語りて曰く、:2017/06/21(水) 17:05:49
新たな神が生まれない、という事態も関係していた。

神々同士で殺し合いになれば、神という種族そのものがジリ貧に陥り、
数の上では圧倒的に上回る神民たちがその頭数でもって神に優越してしまうかもしれない。
粗暴な神、荒ぶる神においてすらそのような怖れがなかったとは言えない。

384言理の妖精語りて曰く、:2017/06/23(金) 03:07:42
白銀の狒々神ヘジュウルの推測に依れば「神々」という種族の繁殖には
ホモ・サピエンスが必要だったのが、彼等が居なくなったために不可能になったのだという。

おそらくは旧人類の精神、集合無意識あるいは集約意識が投じられることで種子が成長し、生ける神となるのだと。
男神と女神が交わって種子を生みだしたとして、養分を吸うことなしにはそれは芽吹かない。

種子を神子へと育て上げる環境こそが「信仰」であった。

では「最後のスラヴの神」ツィルニトラや「最後のケルトの神」サムハインのような一神教と無宗教が
神々への信仰を席巻したあとに生まれた者はどうだったのか?

『「その神への信仰が存在した」という信仰』が彼らを生みだした、とヘジュウルは推測する。

385言理の妖精語りて曰く、:2017/07/03(月) 06:08:12
【猫の国】は、想像を絶する富に恵まれているという、伝説の異世界である。
そこには、こちらの世界の国々と同じだけの数の国があるという。

例えば、こちらの「倭国」は黄金と金剛石、それに燃える水が無駄に溢れているだけの貧しい国家である。しかし、あちらの、【猫の国】の「倭国」は資源に恵まれた国であり、浴びるほどの「塩水」に囲まれているというのだ。

もちろん、これはただのおとぎ話であり、そんな国があるわけが無いのは、言うまでもないことである。

386言理の妖精語りて曰く、:2017/07/04(火) 16:26:19
【猫の国】においては無神論者すらも神を産む

387言理の妖精語りて曰く、:2017/07/23(日) 02:50:55
それは救世主を解体するための救世主

Beddru of Japan

Zoar of the Bonzes

其の他、神話と伝説に実際に登場する存在と入り混じって語られる、誰も知らない「救い主」たち。

388言理の妖精語りて曰く、:2017/07/24(月) 19:27:50
Beddru of Japanは一神教を解体した
Zoar of the Bonzesは多神教を解体した

389言理の妖精語りて曰く、:2017/07/30(日) 01:25:48
ミハエル・"イエスマン〟・ローゼンクランツの少年期はちょうど、コンピューターが一般にも普及し始め、インターネットが生まれようとしている時代と重なっていた。
記録媒体も現在と比べれば大型であった時代、書庫で手にしたレプティリアン製の端末に収められた中世の哲学書、科学書の情報量に驚愕し、ミハエルはこれを作り出した者たちと接触したいと願うようになる。
この端末は、ヴァイスハウプトたちに己が文明の力を示すためにレプティリアンたちが戯れに与えた品であった。
これは本のようにめくらずとも文字が浮かび上がるだけでなく、原典と各国語訳の切り替えもでき、ご丁寧にもそうした言語で読み上げてくれるという仕様であった。
18世紀の人物であった祖先はこれに恐怖をおぼえたらしく、日記によれば斧や棍棒で破壊しようとすらしたが傷ひとつ付けられなかった。

390言理の妖精語りて曰く、:2017/08/01(火) 11:19:41
アダム・ヴァイスハウプトとミハエルの祖先、其の他の同志たちはこれを見て、見せつけられて、
イルミナティを続けていくのをやめた。彼等はあえて表の宗教権威や世俗権威に問題視されるよう誘導することにより、
自分達の利用価値をなくした。レプティリアンたちは当初は彼らを利用しようとしていたが、
「表沙汰になりすぎた」彼等への関心をやがてなくしていった。

391言理の妖精語りて曰く、:2017/08/05(土) 09:46:52
エジプトの太陽神の一柱アテン。彼は「一神教を生み出した罪」により、仲間の神々から地下の深淵に幽閉された。

「アテン・ラー」としてラーとの習合状態には置かれていたが、それは「繋がり」によってラーが監視するためであった。

しかしイスラエルの唯一神教が興ったときも、アテンは他のエジプトの神々と共にいた。
しかもアテン信仰のファラオであるアクエンアテンは民衆には彼自身を崇拝させる、というアブラハムの宗教とは大きく違う要素を持つ。

それでも、直接教団を打ち立てたわけでなくとも「ひらめきをもたらした」こと、
「(ミハエル・イエスマンが言うところの)ミームのトリガーとなったこと」ただそれだけで大罪であった。

392言理の妖精語りて曰く、:2017/08/05(土) 10:57:29
【猫の国】の街には、騎士がいる
緑の鱗と、細く長い尻尾を持った【蜥蜴人】(とかげびと)の騎士が

彼らは、【猿の人】(さるのひと)に外見を偽装するスーツを身にまとい、人知れず悪を裁くために、街をさまようのだ

393言理の妖精語りて曰く、:2017/08/07(月) 02:57:29
悪とは闇、啓明ならざるもの。

394言理の妖精語りて曰く、:2017/12/01(金) 16:02:20
ホモ・サピエンスが地上を去った後、かつて信者を失った古い神々はプロセスド種族という信徒たちの崇拝を受け、
そのエネルギーでかつての活力を取り戻した。しかし取り戻せたのは彼らのほぼ全員に宗教教育を施し、
自分たちを拝ませる体制を確立したからであった。崇拝からのエネルギー転換の効率じたいはホモ・サピエンス相手よりも低いものであった。

シュメールの磨羯王(カプリコーン・キング)エンキが名実ともに地球の王となった大時代紀「エイジ・オブ・カプリコーン」。
その終わり頃、かつてホモ・サピエンス統べし神々は新たな脅威に直面する。

395言理の妖精語りて曰く、:2017/12/03(日) 22:50:34
プロセスド種族の神々の形成である。

ホモ・サピエンスにとっての神々が磨羯王(カプリコーン・キング)たちであるように
それぞれのプロセスド種族にとってのそれらである存在、
それが徐々に芽吹き、目撃されるようになった。

ヘジュウル神の推測によれば、それはそれぞれの種族が集約意識と集合無意識を獲得したことに起因する。

396言理の妖精語りて曰く、:2017/12/05(火) 06:51:18
一部の神々はそれに対して、これは『納豆神』の犯行であると主張した
かつて滅ぼされたはずのネヴァーツキー達が、ひそかに時限式の罠を仕掛けていたのだと

397言理の妖精語りて曰く、:2017/12/05(火) 18:14:40
問題の納豆神の影響力の媒体となるのがプロセスド納豆であるのだが、
もはやこれなしでプロセスド種族との感応に支障が出てしまう。
ゼロにはならないのだが、完全な統御は出来なくなってしまう。
統御が完全でなければ、「信徒たち」は神々の管理外でそれこそ新たな宗教を生んでしまいかねない。

それはもしかすると、神々を否定するものであるかもしれない。

398言理の妖精語りて曰く、:2017/12/06(水) 05:13:38
プロセスド納豆はプロセスド種族全員に摂取させるわけではない。
広めすぎると、それはそれで管理が大変だ。

プロセスド納豆との体質的相性が良い者、感応力に優れる者を選び「神官」の地位につけ、
彼らにのみプロセスド納豆を摂取させる。そして摂取した「神官」個体に
「神託」や「霊感」を送り、「神官」個体を媒体にして一般プロセスド種族の精神に影響を与える。

プロセスド納豆を与えられた「神官」個体は、いうなれば霊感や神託を伝達するさいの中継基地、ハブ機器なのだ。

399言理の妖精語りて曰く、:2017/12/08(金) 18:55:38
そもそも【ネットワーク】という概念自体が、納豆神に由来するものなのだ
かのラクルラールでさえ、納豆の出現以前には「網を編む」ということを思い付きさえしなかったという


彼らは、癒着し、裏から糸を引き、どこまでも粘りつく
そうだ、納豆こそは【ネットワーク】の起源にして原典(原点)
サイバネティクスと相克する旧弊の象徴なのだ

400言理の妖精語りて曰く、:2017/12/11(月) 17:05:27
納豆神が生み、獣から人となったばかりのホモ・サピエンスが摂取し、
彼らの集約意識と集合無意識のなかで孵った神々もまた、それを自明のもの、生来のものとして生きてきた。

彼らの思考は生まれながらに、納豆神の掌の上にあったのだ。

401言理の妖精語りて曰く、:2017/12/16(土) 05:30:55
世界は殻だ、砕かねば。
でなければ、どうやって成長出来るというのだろう。

アプラクサスにとり憑かれた少年は、熱病に浮かされたようにそう語った。
そんな彼の手には、ボロボロになったヘッセの『デミアン』が固く握りしめられたままであった。

402言理の妖精語りて曰く、:2018/02/06(火) 18:30:42
アーサー・マクドナルドは子供の頃から不器用で、運動神経が悪いことを気にしていた。
身体に取り付いたかのようなぎこちない癖は、彼をバスケットボールからも、ベースボールからも締め出した。
上手い友人に、コーチに、先生に、家族に、教えてもらっても、直らない。

劣等感を抱きながら日々を過ごし、青年になった頃、転機が訪れた。

403言理の妖精語りて曰く、:2018/02/07(水) 04:23:06
「セミナー」である。

404言理の妖精語りて曰く、:2018/02/08(木) 05:47:50
不安を軽減するための瞑想を教えるそのセミナーは、アーサー・P・マクドナルドの手がけるものであった。
瞑想セミナーは表向きのもので、実際はレプティリアンの世界的組織イルミナティの配下となる人材を見つけるためのものであったが……

精神を変容させ、それを霊魂にまで反映する、アーサー・マクドナルド自身も気付かなかった才能。
それを見いだしたアーサー・P・マクドナルドは彼を己が秘めた計画のために引き込もうと考えた。
ミドルネームを除き、同じ名前を持つという点にも、ある種の運命を感じたのだった。

405言理の妖精語りて曰く、:2018/02/09(金) 00:43:14
アーサーは自分の中に「大きな空間」をイメージした。色んな思考や記憶や気力を置いておけるスペースである。

406言理の妖精語りて曰く、:2018/02/10(土) 20:31:17
そこには土が盛られ、様々な草花が植えてある。土のにおい、花のかおり、
それがトリガーとなり、貯めていた思考や記憶や気力が喚起される。

407言理の妖精語りて曰く、:2018/02/11(日) 07:30:17
新たに迎え入れられたアーサーが思い浮かべるのは「部屋」である。
それは「空間」のように抽象的ではない。最初から触感と実感を伴う、
まるで家に備え付けのガレージであるかのような……

408言理の妖精語りて曰く、:2018/02/12(月) 10:32:17
そこに最初におかれたのは「スイッチ」であった。大小、形状、触感の様々なスイッチ。
そうしたスイッチのバリエーションから、彼の「部屋」の展開がはじまった。

409言理の妖精語りて曰く、:2018/02/13(火) 19:16:56
レンチ、スパナ、ドライバーといった工具がそれに続き、やがでドリルのような機械も加わっていった。

それとともに「部屋」自体にも変化が訪れる。

410言理の妖精語りて曰く、:2018/02/17(土) 05:09:13
エンジンルームのような特定の機械を置く部屋が生まれ始めた。

エンジンルームとは船にあるエンジンを設置した部屋のことである。和訳では「機関室」ともいう。

ちなみに日本では自動車のエンジンを納めた空間、エンジン・コンパートメントと呼ばれる部分をエンジンルームと呼ぶ。

このことを知ったアーサー・マクドナルドは
「日本人は車を船に見立てているのだなあ」と述べたそうである。

411言理の妖精語りて曰く、:2018/03/21(水) 14:59:51
レプティリアン、イルミナティとの闘争は熾烈を極めることが予想された。げんにその組織の力は忘れられた神々の再起を阻み続けていたのである。
勝利の可能性を高めるため、「信仰を失った古い神々」の重鎮たちと、同盟者ジ・オーダー・オブ・ホモ・サピエンスの上層部は決断を行う。

ティアマト、ティーターンなどの主流の神々に倒された者たちの復活である。

412言理の妖精語りて曰く、:2018/03/21(水) 18:22:09
相手からすれば都合の良すぎる話であった。交渉の事典ですら、主流の神々の恐れから、
封印や幽閉状態からのスタートである。条件を呑めば解放、という形ではあるが、信用などできるはずもない。

それでも幾柱の有力神からの協力をとりつけることに成功した。

413言理の妖精語りて曰く、:2018/03/22(木) 01:51:41
ティアマトはアーサー・マクドナルドをはじめとする「ジ・オーダー」に祝福を与えた。
その加護は彼らに大いなる力を与えはしているが、それは同時に爆弾つきの外れない首輪のようなものである。
彼らがティアマトとの約束を違えるようなことがあれば、その祝福は一瞬にして呪詛に転じ、元はただのホモ・サピエンスでしかない彼らは
お湯をかけた塩の塊のように崩れ去るだろう。

414言理の妖精語りて曰く、:2018/03/23(金) 04:58:35
アーサーの「塩」の属性はこのようにして備わった。

「塩」とは調節を司る栄養素である。酸性にもアルカリ性にも偏らないようにし、
神経における情報伝達を助ける。

しかし塩分過多は禁物である。

415言理の妖精語りて曰く、:2018/03/26(月) 04:59:49
ティアマトが強く興味を示したのはアポロ計画などの宇宙開発であった。

かつて殖えすぎたことで「間引き」にまつわる争いの渦中に嵌まった彼女にとって、
無限の宇宙、その先の惑星の存在、そしてそこを住める環境にするという研究やアイデアは
抗しがたい魅力を持っていた。

もしも協力するならば、その研究をティアマトら希望する神々のために増進させよう。
アーサー・マクドナルドはそうかけあった。

416言理の妖精語りて曰く、:2018/04/01(日) 09:54:54
エオストレが野ウサギを連れている、という説は、魔女の秘伝書に由来しており、外界の神話・伝説資料には記載は無い。

エオストレ、サクソンの謎深き女神。彼女の名は夜明けと光を意味し、春の訪れを暗示する。

エオストレが訛った「イースター」は、いつしか、東より伝来した他宗教の救世主の復活祭の呼び名となった。

今日はその日である。

417言理の妖精語りて曰く、:2018/04/01(日) 18:35:08
イースターの起源はメソポタミアの女神イシュタル、とする俗説がある。
しかしながらこの復活祭はメソポタミア方面では「パスカ(パスハ)」という呼び名が主流である。
地理的に近いあちらでこそ、「イースター」という呼び名で祝われていないと不自然なのだ。

では、これは全くの誤りなのか?そうではない。

オリエントより密かにゲルマンの地に持ち帰られたイシュタル信仰は、
サクソンの秘密魔女結社において春と曙光の女神エオストレと習合した。
そしてそれはサクソン人の移動とともにブリテンの島にも渡ったのだ。

このエオストレ=イシュタル崇拝はゲルマンとブリテンの地のキリスト教化後にも地下で存続した。
迫害と摘発を避けるため秘奥の知識として伝承されていたのだが、その一部で流出したのである。

その結果が、エオストレ女神の名に由来する「イースター」がイシュタルを由来する、という俗説を形成させたのである。

418言理の妖精語りて曰く、:2018/04/03(火) 04:42:44
エイジ・オブ・カプリコーンの時代、ブリテンにおける首位女神となるのが彼女である。

アンドラステやスリアといった同盟者らと共に、プロセスド・チンパンジーやプロセスド・オッタルからなる臣民からの崇拝を受け、
春の訪れる季節には、完全に自分のものとして奪還した「イースター」を祝うのであった。

419言理の妖精語りて曰く、:2018/04/04(水) 16:35:11
勝利の女神アンドラステは、「兎の弱さ」を嫌い、新世代の知的種族の代表格であるプロセスド・チンパンジーからなる武闘神官団を保有する。
水の大母神スリアは、旧時代のエクリカリバーに倣った新たな聖剣を作り出し、「湖の貴婦人」の如くそれを選んだ王に貸し与える。神官団の主たる種族はプロセスド・オッタルである。
春と曙光の豊穣神エオストレは、かつて密かに取り込んだイシュタルの力を活用し、イシュタル同様、プロセスド・ボノボからなる性魔術師集団を神官団に擁する。

420言理の妖精語りて曰く、:2018/04/07(土) 01:45:24
地中海、メソポタミア近辺で語られし、性神の属性を持つ大女神たち、
イシュタル、イナンナ、アスタルト、アプロディーテー、ウェヌス、
彼女らに仕えるボノボの性魔術師軍団の実力は群を抜いている。

自身に仕えるボノボ性魔術師神官団のレベルを彼ら並みに達させる。
それがエオストレに課された難題である。

421言理の妖精語りて曰く、:2018/04/08(日) 19:14:08
ボノボ性魔術師たちの業務の範囲は、かなりの広さを誇る
彼らにとって「性」とは、挨拶であり、健康診断であり、スポーツであり、カウンセリングでもあるのだ
そしてもちろん、裁判や闘争に適切な解決をもたらすための和解法をも兼ねてもいる

エオストレは、強力な女神である
現代にまで残り続けた【三月兎】や【春の復活】の概念を代表しているだけのことはあるのだ。
しかし、そんな彼女といえど、ボノボたちの業務範囲を把握するには、かなりの時間を要することになったのも当然だと言えよう
彼女は、ボノボたちを知るために、世界各地を飛び回るハメになった

422言理の妖精語りて曰く、:2018/06/11(月) 18:51:58
「それは春、それはうねり」

『四季の蛇』に捧げられた頌歌の一節である。これは体が四色に分かれた蛇の「神」である。
頭部は「春」。目の覚めるような明るい緑色であり、ところどころに花の色をした鮮やかな鱗が点在する。
その後ろは「夏」。緑は鮮やかさと生々しさを増す。緑以外の多彩の鱗も数を増し、賑やかな印象である。
その後ろは「秋」。一転して鱗はくすんだ茶色と灰色の中間のような色である。点在する多彩の鱗も赤や黄色が目立つようになる。この箇所の胴が最も太い。
その後ろ、尻尾までの部分が「冬」。ふさふさとした分厚い毛皮に包まれている。毛の隙間から見える鱗は白い。

これはどの神話の神であるのか。答えは「ない」。少なくともエイジ・オブ・アクエリアス時代までの、旧人類ホモ・サピエンスが神々と紡いだ神話に属さない。

此はボノボたちが性魔術で編み上げる性と生の霊的リンク、エネルギーサークルに顕現した「新しき神」であった。

423言理の妖精語りて曰く、:2018/06/12(火) 04:50:42
これは全く好ましくない。これらは全く好ましくない。

復権した神々のどの体系にも属さない「外なる神々」はただの競合相手に過ぎない。

新しき外なる神は純粋なエネルギーの流れ、あるいは現象に近いものであり、交渉どころか対話も成立しない。
それらは「ホモ・サピエンスからの信仰を失い、プロセスド種族の信仰を得ることで復権した神々」から
再び信仰をもぎとっていく存在であった。

424言理の妖精語りて曰く、:2018/06/12(火) 16:21:26
厄介な点がもう一つ。これは白狒々神ヘジュウルたちによる調査によって明らかになるのだが、
これらによる崇拝エネルギーの吸収と活力転換は、エオストレやヘジュウルといってホモ・サピエンスに拝まれた神が
プロセスド種族から得るよりも遙かに効率が良い。

正確には「それぞれのプロセスド種族に」ではあるが、『四季の蛇』は一体ではなく、新しき外なる神々が生じるのもボノボたちの間だけでもなかった。

425言理の妖精語りて曰く、:2018/06/13(水) 05:02:51
術による「場」において生じる神格は、術者たちの力が強く技が卓越しているほど強大な傾向にある。

つまりエオストレが性魔術師軍団を強化すれば、それだけ競合する存在が産まれやすくなる。
難しい問題である。発生をいかに制御し、処理するか、これは重要な問題である。

地中海、メソポタミアの豊穣女神たち、他大陸にも居るトラソルテオトルのような近似した属性の神々は、
より初期から「四季の蛇」問題に触れていることもあり、いくらかの対抗策を持っているようだが、
各神にとって「企業秘密」であるようでエオストレは教えてもらえなかった。

426言理の妖精語りて曰く、:2018/06/13(水) 19:03:56
「四季の蛇」は、後に謎の神ブレイスヴァと結びつけられたが、カシュラム人は皆それを否定したという

427言理の妖精語りて曰く、:2018/06/16(土) 06:16:39
古き神々は「新しい外なる神々」を規制しようとしたが、根絶することはできなかった。

抑えることはできた。しかし押さえ込めば、それは地下に押し出され、隠れ教団ができるまでだ。

428言理の妖精語りて曰く、:2018/06/17(日) 22:03:36
隠れ教団は急速に拡大した。
新しき外なる神々(アウターゴッズ)は地下深くにて繁栄し、
この猫の国は「新しき地下」と「古き地上」の二層に分かれつつあった。

429言理の妖精語りて曰く、:2018/06/18(月) 20:08:23
神々のうちホモ・サピエンスの宗教史を想起した者はその「先」を想像した。

『四季の蛇』『去勢する蛙』『燎原黴』『波濤の蜜』もしもこれらが「アニミズム」に相当するモノであるならば――

430言理の妖精語りて曰く、:2018/06/19(火) 21:11:52
ホモ・サピエンスが崇めた神々の名は自然の物体や現象、抽象原理や概念の名称そのままであることも多い。

例えばアッカドのシャマシュは「太陽」を意味し、ローマのユースティティアは「正義」という意味の神名である。

ヘジュウルの仮説と理論が正しければ、心象に投影されたイメージに、流れ込んだ霊的エネルギーによる「肉付け」されれば
自律する霊的存在として「受肉」する可能性がある。それはちょうど自分達と似た存在として振る舞うのかも知れない。

431言理の妖精語りて曰く、:2018/07/11(水) 05:37:04
エイジ・オブ・カプリコーン、それはホモ・サピエンスに棄てられた神々が再び崇拝を享受する時代であった。かの神々の二度目の黄金時代とも言える。

次に訪れるエイジ・オブ・サジタリアス、それはホモ・サピエンスにかわって神々を崇拝し続けるハズであった改造種族(プロセスド)たちが、自前の神々を発生させていく時代である。

前の時代紀にその片鱗をみせていた『四季の蛇』『去勢する蛙』『燎原黴』『波濤の蜜』等は既存の神々や彼らに従う研究者から「原始霊体」に分類され、
崇拝される存在という意味で「新しき外なる神々(アウターゴッズ)」と呼ばれることはあったが、自律した意思らしきものは見られない「エネルギー」「現象」に近い存在であった。

しかし時代紀ごとを挟む空隙時代(エイジ・オブ・キャット)が過ぎ去り、本格的に次の時代(エイジ・オブ・サジタリアス)にうつると、徐々に自意識を持つ「新しき外なる人格神」たちが確認され始める。

432言理の妖精語りて曰く、:2018/07/15(日) 06:42:06
人格を持つ、自然現象や土地や抽象原理の神々に継ぎ「人物神」が現れるのに時間はかからなかった。

人物神とは、人でありながら、神々の座に加えられ、人間の理を承認させる者である。

その理の一つが「国家」である。

433言理の妖精語りて曰く、:2018/07/15(日) 09:55:23
古き神々と袂を分かち、国を建てた人物神たちはジャイアント、すなわち巨人と呼ばれた。

434言理の妖精語りて曰く、:2018/07/17(火) 05:23:37
ロックウ・ミイ=ンは「シグマ・ポイント」の中心にある巨岩の上で、瞑想の末に覚醒を果たし、「ジャイアント・シグマ」と成った。

プロセスド・オッターである彼は指を鳴らすとともに虹の橋を木っ端みじんにした。
そのため「ビフレスト・ブレイカ」とも呼ばれる。

435言理の妖精語りて曰く、:2018/07/18(水) 02:10:00
彼の伝記『岩は【X】を意味する』によると、彼は巨岩の上で首を吊った。しかしぶら下がった先は地面では無く、空に向けてであった。

その時、天と地は逆転し、重力は反転し、彼の体は中空の【X】にむけて引き寄せられた。
意識を失いかけた瞬間、閃きにしたがい彼が指を鳴らすと、重力は元に戻り、ロックウの体は今度こそ地面に落ちた。

436言理の妖精語りて曰く、:2018/07/18(水) 10:45:08
ジャイアント・シグマの伝記は『岩は【X】を意味する』『自己は【Y】を意味する』『現象は【Z】を意味する』の三つが存在する。

XとY、そこから帰結するZの概念はロックウ・ミイ=ンが興した術体系の根本概念である。
岩【X】に自己【Y】を置き、覚醒という現象【X】を果たしたのはその代表例であり象徴であると信奉者からは見なされている。


岩から中空に向けて首を吊り【Z】を得たジャイアント・シグマの図は、
ユグドラシルにて下に向けて首を吊りルーンの秘奥を得たオーディンの図を連想させる。

実際オーディンはこれを粗悪なパロディと受け取り、自分への揶揄、そして知性化カワウソの分際で主神の座に成り代わろうとする意図を読み取った。

437言理の妖精語りて曰く、:2018/07/21(土) 19:34:56
ジャイアント・シグマは虹の橋をかけることもできた。そしてその橋を村人が渡っている最中に、指を鳴らして霧散させた。

なぜか?

彼らはいちど自分達の神に改宗したというのに、アースガルズの神々のもとへ戻ろうとしたからだ。

これは死に値する。

438言理の妖精語りて曰く、:2018/07/24(火) 22:07:57
オーディンは、ジャイアント・シグマに対抗するために「ログ・ポイント」を見つけ出した
そしてそこに大量の黄金を置いて、ロキを通じてそのことを広めた
彼は、黄金を使って「ログ・ポイント」に欲深き人間たちを集めたのだ

欲深き人間たちは、やがて黄金の竜となり、それは「リトル・ログ」となる
すなわち、それこそがオーディンの報復、巨人ジャイアント・シグマへの刺客となる「小人」の誕生であった

439言理の妖精語りて曰く、:2018/08/06(月) 15:34:24
ボノボ、チンパンジー、ゴリラ、オランウータン、カワウソ、イルカ、

知的生命体化された者達は、ちょうどホモ・サピエンスのように愚かで強欲であった。

440言理の妖精語りて曰く、:2018/09/02(日) 02:47:00
遺伝子的、霊的、両面における加工により知的生物化への「プロセス」は完成した。
完成した時点で生きていた「プロセスド」たちは先に死んだ「試作品」たちの魂エネルギーと合一せられ、
下位の神々として、かつてホモ・サピエンスより棄てられた神々が再建したそれぞれのパンテオンに組み込まれた。

そして完成後のプロセスドたちには新たに編み直された歴史を教えた。それにおいてホモ・サピエンスは神々に現代科学を献上した奉仕種族として描写されたが、
地球に居残っていた、神々の同盟者「ジ・オーダー・オブ・ホモ・サピエンス」の面々たちは、この不名誉な扱いに口を出すことはなかった。
むしろこれもまた、時代紀が移り変わる前、「魚座の時代」において結んだ契約においても織り込み済みのものであった。

441言理の妖精語りて曰く、:2018/10/30(火) 05:04:44
【 神話学 】

無神論者と一神論者と不可知論者が操る思考技術。神々の権威を解体する知的兵器。実際のところ、使い手には多神論者も含まれる。
【エイジ・オブ・カプリコーン】において、その情報は隠匿され、それらを記した書物や電子媒体は、
神々のみが立ち入りを許可される秘密の空間に封じられた。

442言理の妖精語りて曰く、:2018/11/01(木) 11:30:32
エイジ・オブ・カプリコーンにおいて、科学技術などについてはとくに秘匿されていない。
プロセスド種族の者が、学院で学ぶこともできる。が、それを実際に使用するためには
神々のもとに居るしか無い。旧時代より引き継いだ資本は全て神々が管理運営している。

神々を離れて一から文明を興し同等にまで発達させようにも、ホモ・サピエンスが資源を掘り尽くした状況がそれをゆるさない。

443言理の妖精語りて曰く、:2018/11/02(金) 04:55:22
しかし神々の側としても資源の残りには不安をおぼえてもいた。
かつての協力者「ジ・オーダー・オブ・ホモ・サピエンス」がレプティリアンから奪い取り、
自分達の技と組み合わせて発達させた超常科学をも引き継いだ神々は
より効率的に、より膨大にエネルギーを取り出し活用できる。
【エイジ・オブ・パイシーズ】の時代のままのホモ・サピエンスとは比べるまでも無い。
だが、使った資源は減るもの。それが僅かずつであったとしてもその蓄積は千年単位の時が流れれば無視できないものとなる。

そして彼らは宇宙に目を向けた。地球の衛星である月と、最も近い惑星である火星。その開拓を試みる。
宇宙基地をつくり、テラフォーミングを施し、プロセスド種族である信民も暮らせるようにするのだ。

444言理の妖精語りて曰く、:2018/11/03(土) 04:39:22
【エイジ・オブ・サジタリアス】の時代になると、そうしてテラフォーミングされた火星にも【ジャイアント】が現れた。

ジャイアント・パレイドリア。

【エイジ・オブ・パイシーズ】の時代、「火星の人面岩」と呼ばれた岩があった。
その岩は時代が進み、撮影技術が飛躍的に向上すると「人間の顔」の形ではない事が明らかになる。

科学の進歩が明らかにした「人面岩」の真の姿。それは稲妻のような大きな傷跡がある、猿の顔であった。

445言理の妖精語りて曰く、:2018/11/04(日) 01:26:37
少なくとも彼はそう解釈し、天啓(ヒラメキ)を得た。

446言理の妖精語りて曰く、:2018/11/08(木) 04:30:40
エイジ・オブ・アクエリアス、それは人類のほぼ全てが優しい羊と化した時代。
と、同時にレプティリアンの封印装置停止により、活動停止していた魑魅魍魎が再び地表に漏れ出はじめる時代。
「ジ・オーダー」には新たな使命が課せられた。怪物から弱い人間を守り、
そして開発途中のプロセスド種族に人類が傷つけられるのを防ぐことである。
人類を傷つける者には、精神を改造する「水瓶」の影響を受けない特殊体質者や特に攻撃性の強い犯罪者、
そして「ジ・オーダー・オブ・ホモ・サピエンス」内に紛れ込んだ不届き者もいた。

アーサー・マクドナルドは鋼鉄の意志をもってそれらを叩き潰した。

447言理の妖精語りて曰く、:2018/11/08(木) 08:26:36
アーサーらによって、プロセスド種族が叩きつぶされる条件

・正当防衛ではなく、人間に重傷を負わせるか、殺害する。正当な理由があれば問題ない。
・人間を食べる。これは殺した理由までは正当でも許容されない。

人間の場合は、「水瓶」の新型の実験に使われるなりして「無害化」が出来るためか、殺害されることは稀であった。
ただ、例外なく一生を「ジ・オーダー」の研究施設で過ごすことにはなったが。

448言理の妖精語りて曰く、:2018/11/08(木) 09:28:43
アーサーらによって殺害される稀な人間。それは「ジ・オーダー」内の極悪人である。

「ジ・オーダー」のメンバーは、地球や人類をとりまく環境を保全するために「水瓶」の影響外に置かれる。
そこで誘惑にかられ羊のようになった人間に対し犯罪を行う者も現れる。

そして、その中にはアーサー・マクドナルドやミハエル・イエスマン同様、超常化が進みすぎて「ヒト」の範疇を外れ、
それ故に「ホモ・サピエンスの全的統合・上位存在化」の対象とならない者、
ホモ・サピエンスにのみ効果をあらわす「水瓶」の効果から素で外れる者もいる。
つまり、新型「水瓶」の被検体にもなりえない。使い道すらない。

この条件を満たした極悪人を生かしておく理由は無い。

内外に示しをつけるためにも殺す。

449言理の妖精語りて曰く、:2018/11/10(土) 10:56:05
アーサー・マクドナルドらの鉄槌は、プロセスド種族を虐待した者にも向けられた。

プロセスド種族を遺伝子的、霊的改造し、同盟相手たる古の神々を(ホモ・サピエンスの代わりに)拝ませる存在として仕立て上げる、という行為を、
しかもその「プロセス」により知的生命体として確立していっている相手にしている「ジ・オーダー」が、
彼らへの虐待の罪を問う、というのは傍目からすれば矛盾している。苦痛を与えないための配慮はされていたが、
それでもこの矛盾を無とすることは不可能であろう。

それでも、少なくとも「ジ・オーダー・オブ・ホモ・サピエンス」は「プロセス」と虐待とを厳然と区別した。

450言理の妖精語りて曰く、:2018/12/01(土) 15:43:35
プロセスド種族は紛れもなく「人間」である。ホモ・サピエンスが去った後、彼らの位置づけは名実ともに人間となった。

そこから現れたジャイアントは紛れもなく「亜人」である。人間を半分やめ、もう半分を別のなにかとした文字通りのデミ・ヒューマンである。
もう半分は神であり、偶像であり、あるいは国家であり法である。

451言理の妖精語りて曰く、:2018/12/04(火) 14:06:45
ゾディアックエイジズは地球と知的生命ある限り、訪れては過ぎ去り、それが繰り返されていくだろう。

エイジ・オブ・アクエリアスはもう一度訪れるのかも知れないし、
その頃にはプロセスド種族も神々も絶えているのかもしれない。

452言理の妖精語りて曰く、:2018/12/05(水) 16:56:06
ジャイアント・アリコーン

“海中聖槍”

プロセスド・ドルフィンの中から現れた「ジャイアント」。
地上に生物が進出する前から、海には生命が存在していた。
地上から生物が消え失せる時も、海には生命が在るだろう。

彼女は額にイッカクの如く角を生やす。これは「大いなる数多の声の源」と繋がるアンテナでもある。
その加護ゆえに、この角は信徒を守るためならば、無双の槍と化す。

陸から砲弾を海に撃ち込もうとしても、彼女は水面から飛び上がり、
太陽神ルーやオーディンが持つ神槍のごとく、敵陣を串刺して回ることになる。

453言理の妖精語りて曰く、:2018/12/07(金) 14:17:28
指パッチンは海中でも響く。響く範囲において超常力を発揮するジャイアント・シグマは海中にも進出すると思われた。

しかしジャイアント・アリコーンは一瞬のうちに、山頂から海を見下ろしていた彼の手首をその一本角で砕いてしまった。

海面を脱し、空中を飛ぶ矢となり、けして低くは無い山の上まで飛び、目的を果たして海中に戻る。
その間誰も気付くことはできなかった。シグマすらも僅かに遅れた。

その一瞬のあと、至近距離からのソニックブームを受け滅茶苦茶にされた自陣を見ながら、
いずれあのイルカの魔女を懲らしめてやる、と誓うのであった。

454言理の妖精語りて曰く、:2018/12/11(火) 13:32:56
ジャイアント・アリコーンが砕いたのは両手の手首。

もう指ぱっちんはできない。

ジャイアント・シグマの「国」は「奥の手」を失う形となった。
そして他のジャイアントたちや、アース神族はこの機会を見逃さなかった。

455言理の妖精語りて曰く、:2018/12/24(月) 20:47:07
ジャイアントどもと覇を争ったのは旧世界の神々ばかりではない。
神々がプロセスド種族とのあいだにもうけた半神たちもまた、神々の側につきつつも
己の力を増そうと企てを進めているのである。

456言理の妖精語りて曰く、:2018/12/28(金) 00:05:07
つまりゼウスの妻へーラーの悩みの種がまた生まれていると言う事である。

457言理の妖精語りて曰く、:2018/12/29(土) 03:27:16
ホモサピエンスの文明末期に大成された技術を盛り込んだ不倫監視用モジュール【複眼孔雀】が全世界に配備されており、それらは一応他勢力の神々やジャイアントたちにも睨みをきかせている。

しかしながら、あくまで本分はゼウスの浮気を見張ることにある。

458言理の妖精語りて曰く、:2019/03/16(土) 08:02:51
両手首を失ったジャイアント・シグマは、ジャイアント・アリコーンのイルカパワーを前になすすべもない。
ポセイドンの血により底上げされた頂出力は、門弟たちの指ぱっちんを使い手ごと海と空の藻屑に変える。

459言理の妖精語りて曰く、:2019/03/18(月) 07:41:44
かつて、地球の陸地は荒野とはげ山ばかりであった。そこに海から進出した生き物たちが緑とみずみずしさをもたらしたのである。

豊穣の起源は海にあり。地上がふたたび荒野とはげ山と化そうとも、海は豊穣なままである。
しかも海面は陸地より深く。地上の山の高さより深い海溝はたくさんある。
広く豊かな生命育む世界、そこを手にしたアリコーン勢力の勝利は確実なものだ。

そして彼女に決定的な敵、と認識されたシグマとその信徒は不用意に海に近付くことすら危険となった。
守る力が失われた状況においては、海辺はいつ処刑会場となるとも知れないのだ。

460言理の妖精語りて曰く、:2019/03/18(月) 18:49:26
では湖沼や河川なら大丈夫かというと、そうも言い切れない。
アリコーンは海に流れこむ川の神々とも協定を結び始めている。
土地によっては淡水の水辺も危険だ。

461言理の妖精語りて曰く、:2019/03/19(火) 06:05:14
ジャイアント・シグマは舌打ちした。

462言理の妖精語りて曰く、:2019/03/20(水) 00:43:53
すると空中が割れ、そこに岩が現れた。そこからは水が滴るのだった。

指ぱっちんのように不思議現象を起こすことはできる。しかしアリコーンやアース神族に真正面から挑める状況ではない。
ならば耐えるしかない。いつか、勢力図が塗り代わり、自由に行動できるようになるまで。

463言理の妖精語りて曰く、:2019/03/20(水) 09:55:51
古き神々は、ホモ・サピエンスとそうしたようにプロセスド種族とまじわり「半神」をもうけ、眷属とし、協働者や配下として活用する。


ジャイアント・アリコーンが盟約を結ぶ神々もそうした出自を持つ者が多い(彼女もまたそうした半神の子孫である)。

だが、ジャイアント・シグマは感じている。古き神々でも半神でもない、新たなる神々の芽吹きは加速している。
その数と力はやがて、既存の神々の権威を、かの磨羯王(カプリコーン・キング)エンキのそれですらも相対化させてしまうであろうと。

464言理の妖精語りて曰く、:2019/03/24(日) 00:28:02
新たに編み出された「舌打ち」により、水問題は解決された。
これによりすむ場所の選択肢が増える。

「我々はこれから潜りかくれ身を潜めよう」

465言理の妖精語りて曰く、:2019/04/01(月) 11:00:44
「新しい外なる神々」、それらに続いて現れる「新しい外なる人格神」、そして「ジャイアント」。
ヘジュウルたち智慧神たちと彼等に率いられた、「古き神々」側の臣下たるプロセスドたちの学者たちにより、その形成過程の解明が進められた。
……その出現の背景には、新たなる知的生命の民「プロセスド」たちの間に形成された集合的無意識と集約意識、そして地球の地脈胎動とのリンクが有る。

つまり、恒星間宇宙船を築き、地球を離れ外宇宙への長き旅をはじめたティアマトやアプスーたちの集団においては、おそらくそれらは発生していない、と思われる。

466言理の妖精語りて曰く、:2019/04/23(火) 22:32:18
アング・オル・モア、すなわち「玉座の間」で微睡む十二の頭を持つ「ドラゴン」 は
1999年7の月に眠りから醒め全ての人類を食らう。このドラゴンの力で飛ぶ大いなる母船は、
数十億の命を糧に充溢を取り戻し、「ドラゴンの民」、すなわちレプティリアンをその故郷へと連れ帰ることになる。

467言理の妖精語りて曰く、:2019/04/26(金) 22:36:20
アング・オル・モアは、古代の予言の通り【支払い役の大王】によって目覚めるのだ
それこそが、惑星直列が示す恐るべき時節なり

そう、それすなわち宇宙決算期の到来である

468言理の妖精語りて曰く、:2019/05/23(木) 05:35:53
エイジ・オブ・サジタリアス(射手座の時代)が終わる頃には、「新たなる神々」の数と力は増し、プロセスド種族からそちら側の存在となったジャイアントもまた同じように増加し増大していた。

そうして、ゼウスやマルドゥクといった各神族の有力者に迫る力の持ち主すら現われるに至った。

彼等の頭を悩ませるもう一つの要素、それは古き神々の信徒のみが住む地域からも「新たなる神」とジャイアントが自然発生してしまう、という点であった。
かつては辺境、それも古神信徒コミュニティから外れた流れ者たちのカルトの間でのみ発生していたモノどもが、
いつしか神が直接統治する国々からも沸き起こるようになってしまったのだ。

469言理の妖精語りて曰く、:2019/08/24(土) 04:41:02
【ヴィーナス】

【猫の国】のローマの神性ウェヌスの英語読み。しかし、神格生物のいち個体としてのウェヌスとは別個に存在し、
なおかつ自我を以て自活・自存する「理想の女性像」「男の浪漫」「魔性の女」「(俗語表現としての)天使や聖女」への呼称として用いられる。

複数が存在し、ホモ・サピエンスの集合的無意識において誕生した種族であるとみられている。

470言理の妖精語りて曰く、:2019/08/24(土) 16:58:32
ヴィーナスの気質は「男性作家の作品に登場する女性キャラクター」のようであると形容される。

「創作作品における女性の仕草ややりとりとしては見かけるが、現実では見たことが無い様子」を見せた彼女達を見て仰天する者は少なくない。
『ジ・オーダー』に所属する日本出身の半神パズスは「三次元なのに二次元に出会ったみたいだった」「ラノベで見たやつ」と語っている。

471言理の妖精語りて曰く、:2019/08/26(月) 01:30:00
「おっぱいのサイズでマウントをとりあう女子……実在したのか……」

472言理の妖精語りて曰く、:2019/08/26(月) 07:43:53
ヴィーナスの身体的特徴も、ホモ・サピエンス女性とは異なる点がみられる。

例えば見た目上の体型や身長と、体重などが噛み合っていない。BMI値を計算してみると不自然になる、といった点である。

473言理の妖精語りて曰く、:2019/08/26(月) 20:27:17
「三次元なのに二次元に出会ったみたいだった」とはパズスの言葉であるが、
逆に「二次元なのに三次元に出会ったみたいだった」という証言もある。
ヴィーナスの存在の在り様には様々な「ジャンル」があるが、「二次元」「三次元」もまたその分類法のひとつ(一面)である。
「二次元」系のヴィーナスは二次元において表現されるキャラクターのようであるが、平面の存在では無い。
この世界にも原作が二次元である創作物を立体に落とし込んだ「フィギュア」「スタチュー」があるが、ヴィーナスはいずれとも異なる。
(ただし「動き、喋るフィギュア」という特質を持つヴィーナスは存在する)

474言理の妖精語りて曰く、:2019/08/28(水) 02:49:31
ヴィーナスとは、彼女達を「矛盾の無い存在」として為らしめる「場」と共に存在する。
彼女達そのものがひとつひとつの「世界」である、と言える。

475言理の妖精語りて曰く、:2019/08/30(金) 04:34:15
ヘジュウルの見立てでは、ヴィーナスたちはそれぞれがミニサイズの「集合的無意識」である。
集合的無意識のうち、とくに男たちの情動と欲望が凝結して産まれたのが彼女達の種族であり、
男達の精神が求める夢と繋がり、互いにフィードバックする関係性にある。
彼女達が「男の空想」「男性作家のフィクションのキャラクター」めいているのはそのためであると。

476言理の妖精語りて曰く、:2019/08/31(土) 18:31:20
ヴィーナスたちの在り様は「男にとって都合の良い女」となりうる。
しかし、どういうわけかゼウスのような存命かつ好色な男神たちはあまり手を出していないようである。
現代においてゼウスがもうけた庶子である扶桑崎鷲太郎は不審を覚えたが、すぐに答えにたどりついた。
ヴィーナスはえてして「物語」を帯びた存在であるが、その中には「神殺しの物語」も存在する。
「神殺しの物語」を帯びたヴィーナスと接点を持ち、関わりを持てば、
ヴィーナスの面前においては「神を殺し得る」という事が「矛盾の無い」事となる。
それ以前に「物語」には「終わり」がある。ヴィーナスの「物語」に取り込まれれば、
その「完結」と共に全ては停止し、そのヴィーナスごと集合的無意識の大海の奥底に沈んでしまうことになる。

「好色な神々がヴィーナスに手を出していない」のでなく
「好色な神々のうち、ヴィーナスに手を出した者、彼女達と共にフェードアウトしてしまった」のだと鷲太郎は結論づけた。

477言理の妖精語りて曰く、:2019/09/02(月) 04:36:35
この世界からフェードアウトし、ヴィーナスと集合的無意識の深淵へと行った者たちは、そこで永遠に過ごす。
理想の物語は永遠に反芻され続ける。

478言理の妖精語りて曰く、:2019/09/02(月) 06:42:03
ヴィーナスの男性版を【クピードー】と呼ぶが、それらの中にはそもそも性別が定かでない者も多く、その違いは判然としない
人は真逆な存在に惹かれると言う。
クピードーが「それぞれにとっての真逆」の具現化であるとするなら、あるいは【異性】とは、個々人によって異なる概念であるのかもしれない

479言理の妖精語りて曰く、:2019/09/03(火) 04:19:14
たとえば女性の腰にできる「ウェヌスのえくぼ」の男性版は「アポロのえくぼ」といい、
理想の女性像、女性美の象徴としてのヴィーナスの対、
理想の男性像、男性美の象徴になるのはアポロであることが多い。のだが、
ヴィーナスの男性版はクピードーである。クピードーは英語でキューピッドといい、
縁結びの神としても知られる。つまりは関係性の神なのだ。
このあたりに男性と女性との違いが如実に表れている、と感じる者は少なくない。

480言理の妖精語りて曰く、:2019/09/04(水) 13:41:48
【アポロ】もまた【ヴィーナス】の対なるものとして存在する。
「他者としての幻想」に対する「自己としての幻想」として。
ギリシアの光明神アポロンを源とするアポロは「輝ける強者」としての表象にふさわしい。
後天的に太陽神となったアポロンは「太陽になった男」とも言える。
自ら光を放つが如き肉体、変わることのない均整。まさに太陽である。
【アポロ】とは「男が成りたい太陽」であり、自己実現の原型(アーキタイプ)として集合的無意識をたゆたっている。

481言理の妖精語りて曰く、:2019/09/10(火) 19:04:25
アポロスヌス。男性性と中性性の掛け合わせは、ショタっ子に収束するとされる。
だが、遺伝子の多様性との名目で、ヴィーナスはその存在の生成に待ったをかけた。
3人目の神は要らない。
少なくとも、今はまだ。

482言理の妖精語りて曰く、:2019/10/28(月) 02:21:22
【神話楽神ユーヘメール】

「エイジ・オブ・サジタリアス」において結実・実体化した「新しき外なる人格神」の一柱。
旧人類(ホモ・サピエンス)の社会の中から顕現した古き神々を「同じ姿をした『人間』が変容したもの」とする教えを説く。
この神にとって古き神々とは旧人類版のジャイアントに過ぎない。

情報(メッセージ)により社会における認識を書き換えることで影響を与えるタイプの神であり、通念使い(ミームテイマー)に分類される。

自身と同じ原理で生まれた他の神々に対しては「自然現象や抽象概念が神格化されたもの」とするミームをその信徒集団に拡散し論議を誘発する神話学論争(ミソ=ラップバトル)を繰り出す。

483言理の妖精語りて曰く、:2019/11/24(日) 22:10:55
ミハエル・イエスマンは人魚族が「人魚の財布」を本当に財布に使っているのを見て「本当に人魚の財布だったんだ……」と感心した。

484言理の妖精語りて曰く、:2019/11/25(月) 20:09:20
人魚の財布とはサメやエイの一部の種が生む卵のこと。透明なウツボカズラめいた卵殻に包まれた卵で、中では稚魚が胎児のごとく成長する。
それなりにデカく、光をあてると卵の外からでも稚魚が蠢くさまがよく見える。なかなかに「クリーチャー」みのある光景である。

485言理の妖精語りて曰く、:2019/11/26(火) 02:56:14
シャドウ・ジャイアント

ケルトの大魔女スカーサハ。戦士としても極めて優れていたホモ・サピエンス。
スコットランドのスカイ島の地下に葬られていたが、レプティリアンの息がかかった者たちにより発掘され、霊廟から魂を回収される。
その後アメリカ合衆国にあるレプティリアンの実験施設において、北欧の巨人スカジのクローン体に霊魂を収めて活動可能にするための研究に用いられた。
これは超常的存在としての巨人族の肉体を一種の「潜水服」「宇宙服」として活用し、レプティリアン族の活動可能範囲を広めるためのものであった。
そのためにホモ・サピエンスを地球各地から採取し、その心身と霊魂を活用し、スカーサハはその最初の成功例となった。
ゆくゆくはレプティリアンの希望者の霊魂にも馴染ませられるよう、
さらなる実験対象(ホモ・サピエンス)の吟味と使い潰しが続くはずだったが、巨人の肉体を得たスカーサハは実験場を破壊し脱走する。

既に霊魂のみの状態にあったこと、巨人族のクローン体を新たな魂の容器(肉体)としていた事もあり、
ホモ・サピエンスの超常的統合に巻き込まれることなく、地球に残り続ける。

「エイジ・オブ・サジタリアス」の時代紀が訪れ、「ジャイアント」たちが現われると、
スカーサハは「ジャイアントであってジャイアントでない者」「ジャイアントの如き者」という意味で「シャドウ・ジャイアント」と呼ばれるようになる。

486言理の妖精語りて曰く、:2019/11/28(木) 20:53:10
バアル拳は、彫像などに構えが残されている伝説の、いや神話の秘拳である
一対の短杖、もしくは混紡と槍を用いて攻撃と防御を同時に行う武器術があると推測されているが、その詳細については未だによく分かっていない

487言理の妖精語りて曰く、:2019/12/04(水) 23:31:23
「父なるイルカを海に返して」は流行歌であり、特に先の大戦で偉大なる父祖カイルを奪われたイルカたちによってプロテストソングとして歌われた歌である。元々は歌手サメハダにより"ちょっぴりテツガク的なラブソング"として歌われていた。

488言理の妖精語りて曰く、:2019/12/15(日) 18:28:39
明治28年の京都電気鉄道から始まる全国各地への路面電車の普及は、人力車の衰退とそれに続く星間戦争の一因となりました。

489言理の妖精語りて曰く、:2019/12/15(日) 20:48:00
第n+1分岐世界で起きたこの戦争は長く続き、多くの死と悲劇を生みました。
なかでも最大の悲劇と言えるのはやはり【銀河鉄道の夜】でしょう。人や山猫、どんぐりやクラムボンなど、多くの地球生命たちがこのときに帰らぬものとなりました。

490言理の妖精語りて曰く、:2019/12/16(月) 22:54:20
二酸化炭素の排出量を半分にしなければ、地球の未来が危ないのは承知の通りである。
そして、そのために様々な燃料や電力の値上げを甘受しなければならないのも。
新技術の誕生を待っていたら、今この時に地球は蝕まれていくだけなのも。
人々はそれでも生活の質を落とす事に耐えられないのも。

ジ・オーダー・オブ・ホモ・サピエンスはこれを解決した。20世紀末、
レプティリアンとの最終決戦で勝利し、事実上の地球の支配者となり、
地球そのものの霊的環境をも造り替え、それをも用いて人類全体の思考回路を変容させた。

ジ・オーダーはレプティリアン由来の技術も接収して取り込んだ。しかしそれをそのままお出しすれば、
ただ新たな貪りの種になるだけだ。古代や中世にはない電力を用いた様々な貪りがあるように。
彼等は人類の精神そのものを変容させなければならなかった。地球と人類の双方を破滅させ枯渇させないために。

491言理の妖精語りて曰く、:2019/12/30(月) 04:02:38
【プロセスド納豆】

レプティリアンが研究していた異邦の神性「納豆神」の体組織をベースにした「プロセスド」。

プロセスド種族の一部、撰ばれた「巫者」個体に移植されている。

492言理の妖精語りて曰く、:2020/01/05(日) 20:44:36
レプティリアンは死ぬと「十二の頭を持つ『ドラゴン』」に吸収される。
そして新調された新たな魂が母親の胎内に宿り、新たな個体となる。

地球に訪れたレプティリアンたちは『ドラゴン』と密接な生命サイクルを持つ。
彼等は『ドラゴン』に繋がれ、『ドラゴン』より生まれ、『ドラゴン』に還る。

死と再誕のたびに彼等は記憶を失う。そこで、記憶を保持したまま再誕できないか、という試みがなされた。

「納豆神」の「粘り」に霊魂をくぐらせ、記憶をそこにとどめる。
こうすれば、『ドラゴン』から再度出てくる際にそこに記憶を貼り付ける事が可能となる。
少なくとも研究者はそのような展望をもっていた。

493言理の妖精語りて曰く、:2020/01/06(月) 01:05:59
記憶をからめた納豆の粘りにくぐるのなら、「前世」においてその記憶を刻んだ霊魂じしんである必要は無い。

霊魂aの記憶を霊魂bが引き継ごうが、全く問題ではない。

494言理の妖精語りて曰く、:2020/01/11(土) 22:36:20
『エルフの森を焼く』
エルフは、プロセスド新人類にとって重要な共生体である
具体的に言うと、肩こりや腰痛に効く

だが、そんなエルフに敵対的な行為を行うモノたちもいる
そうした行為の代表が、この『エルフの森を焼く』である
こんな残虐な行為を、絶対に許してはならない

確かに、エルフは生物学的に言ってエスカルゴやサザエの近縁種であることは確かだ
また、その身体は様々な栄養に満ちており、長寿や美容の効果があるという研究もある
それに、『エルフの森を焼く』が行われた惨劇の跡地では、実に香ばしい香りが・・・いや、そうではない、そうではない

ともかく、『エルフの森を焼く』などという蛮行を絶対に許してはならないのだ!
『エルフの森を焼いてはいけない』『エルフの森を焼いてはいけない』『エルフの森を・・・・・・・・

495言理の妖精語りて曰く、:2020/01/12(日) 18:53:33
アールヴであることをやめたエルフを保護してやる義理なんてどこにあるんですか?

と、ある神は言った。

アールヴとしての役柄を続けるのなら、保護してやらんでもない……

496言理の妖精語りて曰く、:2020/01/13(月) 22:50:14
そうして、アールヴ職の乱発が始まった
エルフ保護協会は、アールヴ職の範囲を拡張することによって、あらゆるエルフを保護することにしたのだ
道路掃除、ゴミ拾い、果ては「おこたのなかでごろごろする役」まで、今ではエルフがとるあらゆる役柄がアールヴとしての定義を得た

だから、おこたのなかでごろごろすれば、あなたもきっとアールヴなのだ

497言理の妖精語りて曰く、:2020/01/17(金) 23:25:20
アールヴを誘拐し、巨大七輪の上で炙る、そんな非道をする者どももいる。

カプリコーンの時代紀においては、神々の権勢だけでなく「奴ら」も蘇ったのだ。

魔性のモノどもが。

498言理の妖精語りて曰く、:2020/01/26(日) 09:49:44
ジ・オーダーの面々が地球から消失して以降、魔を駆除し、アールヴを守るのは神々の専任となった。
プロセスド種族や妖精種族がその指揮下で戦うことも多いのだが、武装や統制なしではかなわない。
豪腕にして俊敏なプロセスドチンパンジーやプロセスドゴリラですら、魔からすれば餌でしかない。
奴らは絶対捕食者として彼等を喰らう。単身で魔を討つことができるのは神だけである。

499言理の妖精語りて曰く、:2020/02/03(月) 23:04:15
エルフたちは貝殻を集めた。集めた貝殻で山車神殿を建てた。彼等はそれを担いで海をゆく。
そこにはノドンスの神が座す。西への旅で出会った神だ。

500言理の妖精語りて曰く、:2020/02/08(土) 09:24:01
北方において【大寒波】にあったエルフの一部は、硬い鉱石で殻を作ってそれをしのいだ。
そうしたモノたちの中から更なる変異種が現れ、彼女たちは色とりどりに輝く宝石によって自分たちの寝床を整えたのだ。
【エルフジュエル】の誕生である。

501言理の妖精語りて曰く、:2020/02/08(土) 09:24:02
北方において【大寒波】にあったエルフの一部は、硬い鉱石で殻を作ってそれをしのいだ。
そうしたモノたちの中から更なる変異種が現れ、彼女たちは色とりどりに輝く宝石によって自分たちの寝床を整えたのだ。
【エルフジュエル】の誕生である。

502言理の妖精語りて曰く、:2020/02/08(土) 23:03:37
この出来事は、複数回に渡って繰り返された
これは、地層を見ても明らかである

503言理の妖精語りて曰く、:2020/02/09(日) 01:36:23
ひとつの克服が、かなわないこともある。

二つ目の克服で、ようやくかなう。そういうこともある。

504言理の妖精語りて曰く、:2020/02/09(日) 06:56:05
ノドンスの神は、エルフたちに祭りの開催を求めた
それは、彼女による祝福と加護の代価であった

505言理の妖精語りて曰く、:2020/02/25(火) 22:22:10
貝殻の鎧をまとう猟犬にまたがり、ブーリターンの島をとりまく海を駆けるレースである。

グロスタシアの岸を出て、ランカシアの港に到る。

506言理の妖精語りて曰く、:2020/03/20(金) 16:33:41
ノドンスの神は、ケルトの犬を従える神ノドンスが原型のようであった。

似たような現象はエイジ・オブ・パイシーズやエイジ・オブ・アクエリアスにも見られた。
集合的無意識と集約意識をマッピングし、可視化検出するエゾテリック物質のレンズは、
「古の神と同じ名と共通する神徳」を持ちながら、それでいて別人(神)である実体をとらえていた。

507言理の妖精語りて曰く、:2020/03/20(金) 23:38:37
どこか神話の彼等のようで、しかし彼等と異なる倫理のもと生きる。

啓示でもなく神託でもなく、ただただ物語をもって人々の胸の中に生きる神。

508言理の妖精語りて曰く、:2020/03/21(土) 20:06:06
扶桑崎鷲太郎がいうところの「笑ってしまうほど紳士なゼウス」も、
霊魂として自身の盾に宿り、そのシールドを手にした現代のヒーローを助けるペルセウスも、

しかし所詮は水槽の中の魚のようなもの

509言理の妖精語りて曰く、:2020/04/04(土) 01:53:02
人類から独立して成立し得るものではない。神々のように人の信仰から力を得るが、結局は総体としてのホモ・サピエンスの一部と言える。
個々の人間の神経に相当する、思念の構造物たる「集約意識」、そこにたゆたう原初の無意識「集合無意識」の間を行き交う幻像に過ぎない。

510言理の妖精語りて曰く、:2020/04/07(火) 07:29:22
しかし、同時に身体の一部に相当するゆえに、それを軽々に切り捨てることも出来ない
砂漠や海における温度差が無くならない限り蜃気楼を消し去ることが出来ないように、神々という幻像を消し去るには、ホモ・サピエンス自体に根本的な変革が必要とされるのだ

511言理の妖精語りて曰く、:2020/04/15(水) 23:24:16
今の世で「魔法使い」と呼ばれている人々は、かつて存在した「アセンテッドマスター」という真理に通じた達人たちの不完全な模造品であると、そういう説がある。

512言理の妖精語りて曰く、:2020/09/05(土) 23:25:25
エイジ・オブ・サジタリアスをどうにか乗り越えた神々は、
エイジ・オブ・スコーピアスにおいてトラウマを揺さぶられた。

プロセスド種族からの唯一神教の出現によって。

とはいえ
「神格化された自然や現象や抽象原理」→「自然や現象や抽象原理を司る神々」「神格化された知的生命体」
とくれば、やがて来るだろうことを察している者も少なくはなかった。

513言理の妖精語りて曰く、:2020/10/23(金) 16:24:19
プロセスド・マントヒヒの神王の家系より意図的に生み出された「神意の運び手」、
彼をパスとして、形成された「唯一神」との融合を果たし世界の主となる。
アテンの野望は彼によって挫かれた。そして彼は神の敵たる悪魔として、
「踏みつけられる太陽」のシンボルマークとして記憶されることになる。

514言理の妖精語りて曰く、:2021/02/24(水) 03:14:57
【猫の国】では、かつて「不可視なる触手」が信仰されていたという
その触手は、人びとがどれだけ利己的な振る舞いをしても、それを幸福で平穏な世界へ変える力を持っていたとか

だが、その信仰はやがて廃れていってしまったという
おそらく、触手は全て猫に食べられてしまったのだろう

515言理の妖精語りて曰く、:2021/03/01(月) 11:35:34
アテンは打ち砕かれ、エイジ・オブ・スコルピアスが始まった。

プロセスド種族の間から複数の唯一神教が芽生え、
古き神々のみならず「新しき外なる神々(アウターゴッズ)」もまた否定される時代紀である。

516プロセスド・チンパンジーの学者語りて曰く、:2021/06/15(火) 08:44:34
プロセスド種族のプロトタイプとなった知的生物化種族が存在した。

『プロセスド』種族にはチンパンジー、ボノボ、ゴリラ、オランウータンの他にも『物をつかめる肢』を持った様々な動物種をベースとした種族がいるが、
『プロトタイプ』はチンパンジーのみだ。ただし、彼等は我々の祖先ではない。
彼等の血はプロセスド・チンパンジーに一滴たりとも受け継がれず、むしろそれを避ける為に全員が殺された。
『プロセッサー』達にとって不都合があった為だ。旧人類の一派たる彼等は古き神々と組むにあたって、
連合契約の対価として、自分達が地球を去った後に神々を崇拝する民をもうけることを織り込んだ。
そのための研究の結果が我々なのだが『プロトタイプ』にも知性は芽生えたので神々を拝むこともできる。
それでも全処分された理由の背景には、『プロセッサー』たちのもう一つの目的がある。
彼等は数十億いた自分達の種族を唯一の超常的存在へと統合して存在の階梯を挙げて上位次元に旅立つ事を目指していたんだが、
その土台となる集合的無意識、集約意識に『プロトタイプ』たちの霊魂も混ざってしまう事がわかったんだ。
調査の結果、知性増進のために組み込んだ旧人類の遺伝子に原因が在ることが特定された。
全頭処分のあと『プロセッサー』たちは代替案を見つけ出し神々との契約を完遂することができた。
代替案はいちから化学的に生成した遺伝子とも、
旧人類が健在だった時代に地球を裏から支配していた宇宙人がかつて滅ぼした他のエイリアン種族の知性増進遺伝子とも言われている。

517言理の妖精語りて曰く、:2021/06/15(火) 22:21:58
旧人類最後の世界支配組織となった「ジ・オーダー」に所属したプロセッサーたちの目的は果たされ、数十の人類はもはや地球にはいない。
プロセスドたちや神々との調整役や後処理の為に残った「人間をやめた者たち」もまた様々な形で地球を去った。

が、世界のどこかに旧人類の生き残りが居る、という噂があり、様々な勢力が探し求めている。
狙いは彼等が持つ遺伝子である。「プロセッサー」内の地球居残り組は後処理として
「プロトタイプ」に組み込まれたヒト由来知性化遺伝子についての情報を自分達の施設ごと完全に消し去った。

しかし「プロトタイプ」の存在が知られている以上、同じ発想に至るのは時間の問題である。
旧人類を探す勢力が求めているのはARHGAP11BやMCPH1という名称の遺伝子である。
これ自体は旧時代のインターネットで世界中の人々が知ることができた情報である。
これ単体で各勢力が求める成果が得られるかは未知数だ。

518言理の妖精語りて曰く、:2021/06/18(金) 09:52:30
そう、神々の時代の前には、演算遺伝子を組み込まれた特殊な知的生命体が存在していたという
大豆タンパクを組み換え生体コンピュータとすることで、既存の生態系に当てはまらないまったく新しい知的生物を開発することが出来たというアレは、旧人類の文明の集約であり、その栄光の象徴でもあったはずだが
旧人類の文明と同じく、もはや絶滅してしまったのだろうか?
・・・まあ、きっとそうに違いない
あれほどの高度な生物が生き残っていれば、高度な知的活動、すなわち文明の創造をなし得ていないはずがない
我々プロセスドの怠惰な若者のように、日々酒宴と軽食に明け暮れていたり、夜更しして日中に惰眠を貪っているわけがないのだ


そういえば、アレの名前をなんといったっけ?
たしか、タンタロテロン?いやトントロロロンスだったかな?
あ、うわ!
こんなところに白い直方体が寝ているではないか!
なんなんだこの生物!

まったく、保護動物なんだか知らないが、しょせんは観光客にエサの大豆せんべいを売るための観光資源だろうに・・・
ナッラー公園の観光局はなぜこんな無価値な生物を保護するのか、本当に理解に苦しむな!

519プロセスド・ボノボの研究員語りて曰く、:2021/09/17(金) 23:55:07
テョントロッポッルルルォンズは「あちら側」に取り込まれたりはしない。

例の遺伝子を取り込んだ者はそうじゃない。
チュッと吸われて魂が消える。それだけだ。

テョントロッポッルルルォンズを取り込んだ場合はどうなるか。
チュッと吸われて魂が消えて、テョントロッポッルルルォンズだけが無事で残る。

旧人類霊魂塊から叡智を引き出すという目的は達成されなかった。
実験に使える登録消失民にも限りがある。どうすればよいのだろうか。

魂を持たない者であれば、テョントロッポッルルルォンズを介して
あちらに接続し、情報を引き出す事も可能なのであろうか。

520言理の妖精語りて曰く、:2022/06/07(火) 03:34:19
「そこ」から知恵を抜き取ろうとすると、失敗する。
そこで感情を抜き取る計画が発足した。
プロジェクトおよび従事するチーム名をモザイク・エンパシーという。

521言理の妖精語りて曰く、:2022/07/02(土) 12:11:33
エイジズ・オブ・ゾディアック

『猫の国』に関する記述群ベースラインの一つ。黄道十二宮に基づく区分に基づく時代紀にまたがる歴史。

おおよその歴史の流れは以下の通り。
遙か古代に異星人レプティリアンの「十二の頭を持つ『ドラゴン』」を崇拝する一党が地球に到来。
その超科学で地球在来の神々をも圧倒しながら、世界の裏側から人類史を支配。
しかし20世紀に支配下の組織「オーダー・オブ・ホモ・サピエンス」がひそかに離反し、
「ジ・オーダー・オブ・ホモ・サピエンス」へと再編。「ジ・オーダー」は
レプティリアンに敗れた各地の「信者を失った古い神々」と協力し、199X年にレプティリアンが滅ぼされる。
「ジ・オーダー・オブ・ホモ・サピエンス」は神々に崇拝エネルギーを捧げる信仰者として
サル類や「手」となり得る「肢」があり高い知能を持つ生物種を新知的生物群「プロセスド」へと改造し古き神々に提供する。
種族としてのホモ・サピエンスは「ジ・オーダー」の管理下のもと戦争はなく犯罪も抑止された平和な時代を甘受する。
やがて人類は、物理的・超自然的な干渉のもと、自分達の肉体ごと、歴史遺産等の自らの産物ごと一つの超存在へと融合・合一させられる。
物質にして霊なる、全にして一なる超自然存在と化したホモ・サピエンスは
より高い次元へと向かうため、地球から飛び立っていった。

ホモ・サピエンスがいなくなった地球は、「ジ・オーダー」と結ばれた協定に基づき古き神々に引き渡される。
人間をやめすぎて統合に加われなかった「ジ・オーダー」メンバー達もパンゲオン宇宙などの別宇宙へと旅立ち、
生身の知的生命体としてはプロセスド種族のみが地球に残されることになる。
古き神々はレプティリアンも「ジ・オーダー」も居なくなった地球で、両者の超科学と設備をも引き継ぎ、
プロセスド種族達から崇拝エネルギーを捧げられ続ける永遠の繁栄を享受しようとする。

だが、ホモ・サピエンスの集合的無意識と集約意識の関わりによって神々が発生したように、
プロセスド諸種族の間からも神々が発生、さらに古い神話体系との接続を持たない「半神」的プロセスド種族「ジャイアント」も出現。
勢力と崇拝エネルギーを奪い合う戦いはやがて地球全土を巻き込み、そして宇宙進出していた太陽系の各天体、宙域の入植地にも広がり進行していく。


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