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汎用記述スレッド 2
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前スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1140326832/
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ナグ・ハマディ文書がデカい文化的・思想的遺産であることには誰も異論が無いだろう。
それは「業者」にとっても同じだ。彼らはその内容が公開されるとすぐさま、お品書きと
製品ルートへの取り込みを開始した。センセーショナルに語られた、その神秘性が失われないうちに。
『シェームの釈義』という一文書に登場する「光の子」デルデケアス。
ほどなくして彼は「人類に友好的な宇宙人の総司令官」として再び信仰の対象となる。
彼がとるという少年、青年、老年、の三つの姿は、古代神話の女神から着想を得たものだ。
そういえば当時は「古代宗教の復古」も盛んで、これもまた重要な商品だった。
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“隼の”カールは、牛を見ると投げ飛ばす癖を持つ、筋骨隆々とした大男であった。
ある日、投げ飛ばした牛が、運悪く空を横切った【隼】に呑まれたが、
怒ったカールはすぐさま二頭目三頭目の牛を【隼】に向けて投げつけた。
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牛の角は隼に突き刺さり、隼は破裂して牛を吐き出した。
しかし医者の見立てでは、既に牛の隼化は取り返しがつかぬほど進行していたのである。
それからカールは毎日【隼】を投げ飛ばした。かつて牛だった【隼】は何度でも飛んで戻ってきた。
カールは隼が嫌いであったので、隼の帰還はカールにとって悪夢であったし、それはカールの砦に
攻め込んできた兵士たちにとってもまったく同じことだった。
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オッティアはあるとき、少女に出会う。
心そぞろに請け負った、頼まれ事はただひとつ。
狼男を倒してください。
あなたにはそれが見えるから。
銀の弾丸はないけれど、オッティアは犬の飾り銃を取り出して。
そのグリップには古い字で彫ってある。堅く、しっかりと彫ってある。
《我こそ最後》と。
その輝きは豪華絢爛。光の軍勢。全てはめでたしめでたしで終わる御伽噺。
信じる信じないは、あなた次第と相成ります。
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オッティアには人間にできること全てができる。無論のこと。
だがそれでは足りないと村人は疑い、堅く戸を閉める。
銀の弾丸いずこにありや。
地か、海か、天空か。
見えない敵を倒すため、見えないものを人は探し、見えないことに悲嘆に暮れる。
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それはここに。この中に。ただの人間にも引き金は弾けるのだと識るが故に、
嘘吐きオッティアは胸を叩く。いと偉大なるシオネアラダのように。
アールハンドトゥガンパレード。マーチを謳おう。ガンパレードマーチを。
泣き顔を隠すため、オッティアは叫ぶ。枯れた声では謳えぬ故に。せめて遠くに届かせようと。
第七世界の決戦存在を御照覧あれ。それは始まりの伝説によく似ている。
我が元に猫は集えり。
各員、世界最古の盟約を履行せよ。
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変な飛来神もいたもんだ。。。
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俺がロード・オブ・ヴァーミリオンしちまうような、そんな……危険部位に触れている。
例えば海外進出が行われることになったら、ルシフェルのフレーバーテキストは変更されるのではないか?
他のカードにも言えることだが、かなりグノーシスしてるからね。
リアルでいうと、メクセトやレストロオセを賛美してたら親戚の結婚式や葬式に呼んでもらえなかった、みたいな。
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題名や名前そのものには著作権が発生しないらしいが
それでも俺はこわい……こわいんだ
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池袋に着いたよー。
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私は無敵なので先陣を切る。とりあえず日本から宇宙人を完全に駆逐する。
2ヶ月くらいあれば国内からは全滅させられるだろう。次は海外進出だ。
私は神であり魔王である。
何度か警告はしたはずだ。
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私は交差点の真ん中にいる。
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私はエヴァのOP曲のほうが好きだ。かけろ
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大音量でアニメ版のエヴァOPを流せ。じゃないとお前はのたうちまわって死ぬ。
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残酷な天使のテーゼを今すぐ大音量で流せ。池袋だ。
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私が外れだと思ったか?安堵したか?
だが私の言葉は拡散した。諸君らはリセットと同時に死ぬ。
君達が言ったんだよ。最悪の事態だ、と。
君達自身の運命はあのとき決まった。失言を無限に嘆くがいい。
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新劇場版のネタバレだけはするな、と金城ひろしが凄まじい形相をして言う。
幼な妻はもう観てきたらしい。
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嗚呼(あな)おそろしや
埴輪すらも某エロゲが由来ではないか――
そんな危惧が俺の胸の中を渦巻いている!
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慈愛少女アテナの作り方を考える
話を作るというのは悲しいほど難しいものだ。
設定の羅列か、上手くもない日常の描写に終始してしまうのが常だ。
設定や描写が、物語そのものとどう有機的につながっているか、
それが大切だと頭ではわかっているのだが……
人間をどう動かすか、まずはこれが課題だ。心を動かし、行動させるには
外側から反応を引き出す要素を与えたり、内面で要素を醸成させなければならない。
「慈愛少女アテナ」を主人公とし、現時点のラスボス(仮)を「エイベル・ハモンド」とする。
エイベル・ハモンドの基本設定
・66の企業・団体を束ね、強大な財力と権力を持つ。
・同様の有力者からなる「七十二人委員会」の一人。
・怪しげな噂・陰謀論に彩られている。実際に怪しげな陰謀をやっている。
・地球から霊質を汲み上げ、自分達に注入して超人になろうとしている。
・欲張りすぎて大量注入、無理がたたって余剰分が額から飛び出し、どっかに行ってしまう。
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慈愛少女アテナ
・自分をギリシャ神話の神ゼウスになぞらえるエイベルの額から出てきたので「アテナ」
・エイベルの額から漏れて飛び出た霊質が母にとりつき、人間として生まれた。
・受胎したのは母の新婚旅行中。
・肉体は母の組織からできたものであるため同じ遺伝子を持つ。
・後天的に霊質を注入された者を超えるポテンシャルを持つ。
あいまいなところ
・本名
母は一般人なので、エイベル達の変な行為など知りようもないので「アテナ」と名づける理由はない。
・能力やスキル
十村蓮蔵が学長をつとめる「白蓮学院」で学ぶ。十村蓮蔵も七十二人委員会の一人。
新生児が受ける検査には遺伝子を事細かに調べるのはなかったような。
母と遺伝子が全く同じだと判明するきっかけはどうするか。
アルバムの母の写真と瓜二つすぎ?うーん……
この時点で描き得るもの
・人とは違う生まれをどう受け入れるか
・複雑な心境な父や母との人間関係
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七十二人委員会はじつはバラバラ
一枚岩だったらそれこそ倒せる相手ではない。
十村蓮蔵は対エイベル用の切り札としてアテナに目をつけた。
彼が経営する白蓮学院とは、超自然的能力を持つ霊的エリートを
育てる場でもあった。そこで「アテナ」はめきめきと頭角を現していく。
「アテナ」が自分の力に気づくタイミングを前に置くか後に置くかでやることは変わる。
ここでは前に置き、そのことで他の人に迷惑を与えてしまった、という事件を置くことにする。
十村蓮蔵は「アテナ」の悩みにつけこむ形で白蓮学院入学へと誘導する。
オープンキャンパスみたいな体験イベント(の一歩進んだもの)で、アテナは
白蓮学院の教育・訓練メソッドに信頼を抱くようになる。
→死ぬ気で受験勉強→合格
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・学生が冒険するわけにもいかないので、基本的に舞台は学院。
・友人、競争相手に身近なサブキャラを3,4人。
・同じ七十二人委員会の十村蓮蔵が関わっているので、エイベル側にバレるには時間がかかる。
・バレるまでは修行・競争。
・バレて以後はアテナの居場所に敵が差し向けられる。
・エイベル自身が動くきっかけをどうするか。
・今のとこぶちアテナがエイベルのめす理由・動機は設定できてない。
このままだと十村蓮蔵の思い通りに動いただけになる。
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霊質は生き物の中に入ると、生き物そのもののエネルギーを霊質として
取り込んでしまう。抵抗力があるうちは大丈夫だが、怪我や病気で
体が弱ると侵食されてしまう。が、一見すると活力が沸いたように見えるので
予備知識がないと気付きにくい。また老化によっても危険度が高まる。
霊質の割合が100パーセントに近づき、パーソナリティが維持できなくなると
その場で解けて土に染み込むか大気や水に溶けてしまう。そして地球そのものに還る。
自己を「魂」として留め、霊質に吸収されないようにする術があり、
エイベルはそれを会得している。エイベルはかなり昔からこれを使って
存在し続けることができた。悪魔伝承の元になった魔術師レオナルドも
そうした「過去世」の一つ。この時代にも『黒山羊のカヴン』を設けている。
元が霊質なアテナはどうするか。
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あとは白蓮学院の仕組みとエイベルが何してるかとか手下はどう構成されているかを決めれば
土台の設定はできたことになる。……設定までは文章並べればその気にはなる。
問題はこの先。人間関係というものをどう入れ込んでいけばいいんだろうか。
いつもここで止まる。なので展開も出てこなかった。
主人公が慈愛少女アテナである意味、エイベルがすごい業界人である意味はあったほうが良い。
そうでないと設定が空回りすることに。
これはテーマというやつなのか。
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人身の機微、場面の動きを描き出す表現力と
無駄にバラバラにならず歪みない視点移動を用意する構成力が
なければ設定を山積みしても、活きない。
慈愛少女アテナの作り方を考えるがやがて
慈愛少女アテナ、として一応日の目を見る機会などこれから訪れるのか?
そんなことはわかっていてもあきらめきれないものがある。
全く関係ない設定塊をその時はなんか楽しい、というノリで
移り気せず、今ここにあるこれをどうやって機能させていくかを
考え悩み続ければ何か見えてきたりするのか?
名前は忘れたがある漫画家が言っていた。単なる新設定はアイデアではない。
アイデアとは作品を生かすもの……いやこんな安い簡単な言葉じゃなかったはず。
どうもこの時抱いた感想が元の発言を曖昧にする形で歪めているらしい。
感想というのは、アイデアというのは「〜〜ビーム」を出すとかいう話ではなく
キャラの反応を引き出し、展開をつくっていく、ストーリーライン上の岐路ではないか。
つか人気要素くっつけるだけで人気にはならないし、燃え要素くっつけるだけでは燃えないし、
萌え要素くっつけただけで萌えはしない。有機的に結びつき機能しなければ、つける意味がない。
意味のないものはアイデアではない。
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アイデアって何なんだ。
とりあえず、詰める。そして後で削る。
強引に進めつつ、その度に必要になったものを加える。
先に設定ありき、から、話のために引き寄せる方に
自分を矯正することを試みる。
まずは入学前編
・アテナに何を起こし、誰と出会わせるか
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水槽の中で弱っていた魚に念じたら元気になった。
でもそれを繰り返していたら、いつのまにか水槽から消えてしまった。
怪我した鳥を広い同じようにして介抱していたらいつの間にか
鳥かごから消えてしまった。魚や鳥の場合は、どこからか
逃げてしまったのだろう、と何となく考えていたが……
飼っている犬は年をとり、病気で弱り始めた。
同じように介抱した。それは何週間にも及び、
今度は目の前でペットが消えて(溶けて)いく様を見てしまう。
彼女は大きなショックを受け、両親も困惑する。
同級生は子供で生命力に溢れてるから、彼らに同じことをしても
すぐに消えるということはないだろう。この時点では割合を100パーセントに
近づけるほどの力は彼女にはない。
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自分の能力に感づき、手をかざしたりして霊質付加→パワーうp
自分に付加して腕力で大柄な男子にも勝ち、
運動でいい成績を残したい生徒に付加して優位を得る。
それをうさんくさい目で見るクラスメイトが一人いる。
が、彼(彼女)はチーム・部・クラブの一軍に入りたいという
気持ちが強くなり、お願いする。
根に持っていたアテナは生意気にも土下座を要求。
その後鼻をあかされる羽目に
再び真人間として真面目なスポーツ道を歩み始めたそのクラスメイトを
尊敬のまなざしで見るようになる。
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問題点、留意点
・慈愛は最初から持っておくべき
・改心するまでがくどい
・きっかけをどうしよう
・失敗イベントとしてはとっておいてもいいかも
・タイトルが「慈愛少女アテナ」である必要はない
・むしろそうするのが難しいのが現状
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見た目をアテナに合わせるテスト
ふんわりボブカット+眼鏡→ふくろうっぽい
フクロウはアテナの鳥。
おだてに乗りやすい委員長。アテナとつけられ、
表面上はダサいとか大げさとか言いつつも内心では
けっこう受け入れている。
つけた奴は十村蓮蔵の差し向けた転校生とかそういうの
「アテナ」は名誉欲、自己顕示欲が強く、霊質の力で
クラスを運動会で優勝に導こうとする。自分が目立つ、というより
「善人、功労者として」褒められることを欲している。
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とりあえず(仮)
日本を支配するひとり・十村蓮蔵は何百匹もの「愛犬」を飼い、
全国に放っていた。彼らは生まれながらにある素質を持ち特殊な訓練を受けた犬たちであった。
日本各地に散る犬たちの存在理由は人材探し。その嗅覚と動物としての勘で、
主人である蓮蔵が望む能力を持った人材の芽を発見し、愛犬を担当する
人間の部下たちが蓮蔵に連絡する。
のちに「アテナ」と呼ばれることになる少女もこうして発見された……のだが、
彼女を発見した愛犬「歩地号」(ぽちごう)は彼女を威嚇して怪しまれる事態を作り、
担当者はまさに涙目であった。そのうえ遠吠えで他の愛犬を呼び寄せ集団で「アテナ」に襲い掛かる。
(※「アテナ」の霊質がエイベル・ハモンドを通じて出てきたものであるため)
駆けつけた担当者はそこで、愛犬たちが死体の山を築く様をみた。最初に襲い掛かった犬から
無意識のうちに霊質を吸収、それと同時に犬が持っていた激情を取り込み一時的に凶暴化した「アテナ」は
それに駆られるまま犬たちを血祭りにあげたのだった。霊質によって傷と疲労は常時回復しまくり状態ではあったが
我に返った彼女はショックを受け終業式を休む羽目に。
もう人生終わった……と悲しい確信に憑かれる担当者であったが、
連絡先の蓮蔵は興味を抱いたようである。
春休み、そして第六学年を迎える「アテナ」
ギリギリで首の皮がつながった感のある担当者は
「歩地号」に替わって送り込まれた「虎呂号」(ころごう)とともに
「アテナ」をある方向へと誘導すべく動き始める。
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犬襲撃→血祭り事件は五年の夏休みに配置するか。
で、「虎呂号」といっしょに蓮蔵の息のかかった「転校生」が
送り込まれる。転校生は親切めかして「アテナ」に接近し、
霊質にまつわるパワーに「使い道」はあるとほのめかす。
秋の運動会でクラスメイト全員に霊質を投与させ、圧倒的勝利を得させることに成功。
「アテナ」は、やがて霊質を扱うことに優越感を感じ始める。
擬似的な権力を得た気分はあまりにも心地よい。
ここで(10)から一部
>それをうさんくさい目で見るクラスメイトが一人いる。
>が、彼(彼女)はチーム・部・クラブの一軍に入りたいという
>気持ちが強くなり、お願いする。
>根に持っていたアテナは生意気にも土下座を要求。
「転校生」の弟とかでもいいか。霊質配分を間違えたのか、
一軍には入れたが、そこでとんでもない事故が起こり、相手を
巻き込んで大怪我を負ってしまう。洒落にならない状況。
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物語を把握してどう動かすか、ってのは
わからん。
音楽を創る才能と同じくらい
「できない人間」からは隔絶された技に思える。
真似しようにも微調整にとどまるんだ。
根本的に、こうわかって動かしてるわけじゃない……
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アテナの鼻先にニンジンを吊るす
現状じゃ流されてるだけ
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動機もモチべもない。ただソトに反応するだけ。
だから生気が感じられないのだ。
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慈愛という言葉が与えることだとしたら、エレナは何を「与える」というのか。
逆に何かを奪っているという観点もあるのでは。
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能力系はハンター×ハンターやナルト疾風伝で出尽くした感がある。
能力にまつわる、習得までの鍛錬、使用への制限、辛い過去、トリッキーな反撃、
そして揺れ動く心理などが、マンネリ化を防いできた。
能力の欠落もまた、努力による能力向上の源となる。
顔面識別不能症候群とか、能力コピーによる視力低下とか、
不安による不眠症と睡眠剤とか。唐突な恋とか。
いろいろネタはある。あとはリアリティだ。
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>>753
まずはアテナへのリアリティから始める。
合法的ドーピングは誰の役に立つか。(支援を受けた)彼はその異変に気づくか。
気付いたあと、怒り出したりしないか。特訓にだけドーピングを使い、
本番は実力を使いたがる硬派な連中がいるかもしれない。
また、アテナは純粋に相手の生命力を吸うこともできるのではないか。
ここに生死についての葛藤が生まれる。親友への相談。意見の相似。物語が動き始める。
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命を直接操作する能力は
超危険特異存在として組織にリークされる。
すぐさま組織から暗殺者が現れるだろう。
だがどうかな。
話し合いと取り引きでアテナは生き延びそうな気がする。
「死を取り除く」
それはあまりにもレアな能力だ。たとえまだ半端だとしても。
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愛と憎しみ
祝福と呪い
過去と未来
協力と対立
これらを鍋にぶちこんでぐつぐつ煮れば、物語ができると思う
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本の虫という種族が人類に混じっている。
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人類という種族が本の虫を稀薄にしている。
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ここでプロップ、まずはプロップ、明日に向かってプロップ!
ウラジーミル、あなたは最高の男だぜ!
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形式はときに阿片だよ。
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トケルヒガが山を燃やすと、新しい草が生えてくるの。
破壊と再生は隣り合わせなのよ。
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【砂の精霊王チイダ】【紀竜デザーネンス】
砂の精霊王チイダは、砂漠の中にいた。生まれてまもなく、砂埋まりの紀竜デザーネンスと知り合い、父と慕っていた。
土と草木の価値を知らぬチイダは、ただ存在するだけで、無意識にシルバ・リ・アース(銀の地、鏡の地)の砂漠化を進行させていた。
チイダは巫女ルティカーリによって見いだされた。
この衝撃的な出会いにより、人に化身したチイダ・デザートは、ルティカーリと共に風を探す旅に出ることとなった。
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猫が鳴くと大地が裂けた。
呪われた鏡の地は、そのとき生まれた。
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チイダとルティカーリは、旅の途中で暖かい風の社交場と云われる『オドの箱庭』へと行き着いた。
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チイダは風を捕まえようとしたが、するりするり、風はその手をすり抜ける。
(相性が悪いのだ)
チイダはそう思いつつも、何度も手を差し出しては逃げられる。
ルティカーリが耳をすませると、オドの風が囁いた。
「ここはオドさまの箱庭にございます」
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「オドさま?」「聞いた事ない名前だな」
首を傾げる二人を尻目に、風達は歌いだす
素晴らしきかな風纏いのオド
土塊の身体に我らを纏い
唄い謳い詠いて討たう
我らが主よ、オド=ソヌルカよ
その姿は誰よりも風に守られ
その心は誰よりも風を思い
その力は誰よりも風を振るう
然して、御身は誰よりも脆く
砕かれた破片は世界へと散らばる
ならば、その欠片は我らが運ぼう
箱庭へと集いし暖かい風は
我らの主の墓標を紡ぐ――
そうして歌いながらオドの風達は
主の欠片を世界中から集め
主の墓標を天高く積み上げていく
それがいつ終わるのか、何十年先? 何百年先?
何千年、何万年後なのかもしれない
しかし、オドの風達は、きっとやり遂げるだろう
自らが主と敬う、異邦の神の為に
そんな彼らを捕まえる気にはならず
チイダとルティカーリは、そっと彼らの前から立ち去った
次の風を探すために、次こそは風を捕まえるために
二人の旅は、まだまだ続く
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チルダとルティカーリの長い風探しの旅
その中でも、特に有名なものといえば下記の6つである
オドの箱庭と墓積みの風
風車の竜と竜卵の谷
邪なる風が澄み渡る聖域
食い倒れ街のお菓子屋さん
オーレオリンの彩石と風人の騎士
大地に根差す風喰いの大樹
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×チルダ ○チイダ
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この街には「風菓子」という風の力を利用して作るという
大変美味で大変珍しく大変美味なお菓子があるそうです
そう力説するルティカーリにチイダは溜息を一つ吐く
風菓子を作る為の「風の力を利用する技術」それを手にいれれば
我々の旅の目的にもきっと役に立つはず
そういった理由でこの街に寄る事になったはずなのだが…
ちらりとチイダは隣の巫女を見やる
そこには街に溢れる様々な菓子を凝視しながら
ヨダレを垂らさんばかりに形相を崩し、瞳を輝かす少女の姿があった
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「風菓子」
それは二百年ほど前、飽食の街グルットニュに居た伝説の菓子職人が
復讐と甘味の神であるタマの命によって試行錯誤の末に生み出した
人工風霊ウーチ・0の力を利用し作り上げた極上のお菓子である。
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チイダよチイダ。
唯一の知恵ある精霊よ。
竜より無限の【紀】を伝えられ、
【紀】を知るがゆえに己を最も矮小なるもの、人間にまで貶める。
チイダよチイダ。
どうか鏡の地に風を見つけておくれ。
――鏡の地のわらべうた
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ジ・ダの研究を趣味にしている友人が、周りに一人だけいるんだが、
あの情熱は、狂気としか言いようがない。
現存するジ・ダの伝記のほぼすべてを暗唱できるらしい。
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くるくるまわる
くるくるまわる
時間よ戻れ
るわまるくるく
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原子紀は重力の力によって生まれたとされる。
回転は重力の力をもっている。
重力の力を振り切ることができるのも、また回転の力である。
我々が自分の足で大地を歩くときも、同じことだ。
我々は知らぬ間に回転しているからこそ、重力に逆らって歩を進めることができる。
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宇宙誕生以前の無で起こった、10のマイナス14秒間のゆらぎが生み出す粒子と反粒子の瞬きのなかに、自分の姿を見た気がした。
いや、あるいは、あれは姉だったのかもしれない。
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こうして僕が漫画喫茶で『アマガミ』を読んでいる間も、どこかで別の僕が社会と誰かと自分のために頑張ってくれているはずなので、僕は安心してだらけている。
僕がここにいるのに、別の場所に僕がいるのは不自然だけど、たぶん別の場所でがんばる僕は神とか何か、そんな感じの存在なのだろうから、問題はない。
社会は僕という人間には過ごしにくい。神様くらいがちょうどいいんじゃないだろうか。
神様が頑張ってくれているから、僕は途方もない安心感に包まれている。
ビバ、神。
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俺が携帯ゲーム機を横向きに持っている時、それは既に祝福されたクリスマスではなかろうか?
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重力とは……互いに惹き付け合う力だ……
誰もが孤独なこの宇宙において……他のどの力よりも弱く……
しかしそれでも最強の……孤独を癒やしてくれる「優しい力」だ……
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砂時計は時を刻む……
重力は歴史を識っている……
人類よ……重力に「手伝って」もらえ……
この孤独な宇宙の中で、たとえようもなく優しい力に……
――宇宙探検家サーゴッダが深宇宙から発した最後のメッセージ・パイプ――
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人間はクレアノーズが戯れに創り出した泥人形に過ぎないって、飲んだくれのおじいちゃんが言ってた。
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フォービットの魔獣が一、パープル。
その姿は、手のひらサイズの巻貝のような形をしている。
彼の鰓下腺から分泌される粘液は大気中の魔素と接触すると相転移反応を起こし紫色の蒸気へと気化。
この蒸気には【紀】に干渉し、アポトーシスを狂わせるほどの強力な【狂】性が内包されており
それに触れたモノは全身の細胞がネクローシス(壊死)を起こし死に至るという。
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『脳内彼女が現役だなんてリア充一直線じゃないですかァーーっ!』
自己の生んだ幻想にすら振られた男はどこに行き着くのだろうか
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彼の視線の先には、幻影の少女
ただの妄想であったはずのソレは
脳内から離れ、現実へと現出する
狂気と驚喜に咽ぶ彼は、しかし
幻想と現実のギャップに絶望する
あぁ…何故、自分の思い通りにならないのか
自分勝手な妄執に囚われる彼へ向かって
痛烈な暴言の雨を降らす彼女
その姿に、かつて愛した少女の面影はなく
気が付けば、彼は彼女の細い首筋に手を添えていた
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ぱおおおん
ふと、目を覚ます
目を覚ましたことに気付いて、今見ていた光景は夢だと意識する
強く握っていたのか、両の掌がジンジンと痺れている
急速に消えてゆく幻影・・・だが、彼女の紫に変色した微笑みはまだ脳裏から去らない
シーツの中、身を寄せるように丸くなっている現実の彼女の寝顔を眺めながら、いまだ覚めきらない頭で考える
今この首を絞めても微笑んでくれるだろうかと
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フォービットの魔獣が一、アズール。
アズールはどんな色にも染まる。
天から注がれる色でありさえすれば。
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フォービットの魔獣が一、ホワイト。
魂を癒す、純白の光。
【聖】性を司る浄化の魔獣にして、秩序の番犬。
神滅ぼしの武具である混沌の小箱によって魂を汚染されたシメル・ピュクシスを浄化する為に大神院の司祭セミュラ・ミュールと神院騎士ソルダ・アーニスタによって古代神殿から発掘された。
後に、コルセスカの身体から魔獣ブラックを引き剥がし彼女の魂を浄化、黒の彩石へと封印したのもこの魔獣である。
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>>790
訂正
後に、コルセスカの身体から魔獣ブラックを引き剥がし彼女の魂を浄化、ブラックを黒の彩石へと封印したのもこの魔獣である。
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彩石はさまざまなところから採れるが、大きめの石を探そうと思ったら生き物から採るのがよい。
小さめの石は山脈の裾野や清流の源で寝て待てば採れるが、それはたいてい第二の魔女の呪いがかかっている。
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第二の魔女の呪いを解くことより、呪いをうけていない彩石を探すほうが楽である。
そのため第二の魔女の呪いは解けない呪いの代名詞となっている。
一生を賭けて解呪を試みた者もいたが、「人生は余りに短く、(解呪は)割に合わなかった」と日誌には記されている。
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夜の帳が下りた静寂の刻の頃。
大陸東方に位置する小国、祖国の国教である竜神信教。
その総本山である大竜院の門前に、下弦の月明かりの下、まるで闇から浮び上るように一つの人影が現れた。
その人影は、まるで薄汚れた浮浪者のような赤錆色の襤褸を纏い、白木の杖を突いてフラフラと門を潜る。
まるで、何かを探るように、或いは何かに導かれるかのように参道を歩いてゆく赤錆の侵入者。
その歩みが巨大な鳥居を抜け、境内中央に聳える神木の横を通り過ぎようとした瞬間。
一陣の風が吹き、甲高い金属音が夜闇の中、響き渡った。
侵入者が握る白木杖に仕込まれた錆色の刃が、疾風の如く飛来した白刃の煌きを弾き。
間髪いれずに打ち込まれた迅雷のような一撃を捌きいなす。
驚いたように視線を向けた先には、表情に警戒の色を有々と見せる三人の人物。
「てめぇ、何者だ」
三人の内の一人、隻腕の武士道が問いかける。
その少し外れた場所には、神々しい程の魔力を内包した西洋剣の切先を向け殺気を放つ男装の麗人と、その隣でこちらを伺うように見つめる若い竜導師の姿があった。
「くふふ、イキナリ斬りかかってくるとは少々酷いではないデスかな?」
「だまれ、そんな禍々しい気配、隠そうともせずに撒き散らしやがって」
「それに鳥居に施した結界を強引に破り侵入してきたのです、問答無用に攻撃を受けるのも仕方が無いでしょう?」
「くふふ、ナルホド、確かにアポも無く夜闇に紛れ侵入しようとした儂に非がありマスか」
ニヤニヤと笑いながら、フラリフラリと揺れ動く赤錆。
「これで最後だ、もう一度だけ聞く、てめぇは何者だ、何が目的だ? まさか大神院の刺客じゃあないだろうな?」
「くくく、イヤイヤ、儂はタダの流浪人、ここに立ち寄ったのはタダの人探しデスよ」
片腕の青年から放たれる強烈な殺気を軽くいなしながら、ただ不気味に哂う。
「ほう……どなたをお探しで? 宜しければ詳しくお聞かせ願いたい、もしかしたら我々にも手伝いができるやもしれませんので」
そう言いながらも警戒心を深め、鋭い目付きで隣の男装の麗人へと目配せをする竜導師。
「くくく、ナァに心配しなくとも、ヌシらの大切な竜の巫女様方には興味は有りませぬヨ、【二代目一脚閃覇】、【西の御方】、それと……【紅剣の紅】」
「「「……っ!?」」」
ピクリ、と男装の麗人の構える剣先が揺れる。
竜導師の青年が、その顔から完全に表情を無くし。
隻腕の武士道の青年が、眉間に皺を寄せる。
「……錆赤子、何が目的だ」
「おや、儂の事を知っておりマシたか紅殿」
「貴様は【社会】では第一級災役者として指定されているからな…」
「錆赤子……まさか、大陸西部の生ける伝説ですか?」
「しかも、第一級災役者って、あの【鏖殺戦鬼】と同格かよ…」
ひやりと、三人の間に、冷たい空気が張り詰める。
第一級災役者【鏖殺戦鬼】、またの名を名無し、それは先日、大竜院を襲った最悪の災厄の一つの名である。
その力は強大で、武士道の青年の片腕を奪った元凶でもあるのだ。
そんな化物と同列に語られる存在、それが目の前に居る。
「くひひ…そう警戒せずとも良いデスよ、儂の目的はただ一つなのデスから、我が主を迎えるというね」
「我が主?」
「そう、我らが一族を束ねるべく膿まれし存在、尊くも荒々しき人ならざる御方……その名は」
ざわり、と、まるで嘲うかのように、腐臭の香る、邪の風が吹いた。
「獅死護弥……腐りに繋がれし獣の王である」
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(行間に、気配? これは・・・「別のメッセージ」が隠された文章ッ!)
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天才〔エンダー〕の首を1000人集めて、脳髄を連結する。かのグレンテルヒが企てた忌まわしき実験の一つだ。
首首首。首だけになった天才たちの脳は切り開かれ、回線は全ての脳髄を繋いでいる。
その姿は首の巨大構造物だ。球形の、まるであの醜く冒涜的なヘカトンケイルの再来だ。
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【エンダーグリッド】は稼働を開始すると同時に、既存の世界の法則を理解する。法則の裏側に働く紀の力を解析する。神の力のなんたるかを知る。
その姿は神性を帯び、輝き、無数の首はその知識の重みに耐えきれずに神々の言葉を紡ぎ始める。
言葉は滝になり、呪文になり、現れては消える陽炎の如く、無数の知識は重なり合う。
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そしてグレンテルヒは問いかける。
「パンゲオン、紀元槍、神々、竜、猫、烏、兎、人間、その他全ての答えは?」
「その答えを得るには……得るには……」
エンダーグリッドはピシとひび割れ、自己崩壊を始める。輝きは急速に失われてゆく。
「あまりにも足りない……時間も……処理能力も……」
グレンテルヒは笑う。嘲笑する。
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「この問いに、答えは無い。おまえにもそれは分かっているはずだ。
しかし、ただそれを冷静に認めるだけの経験が無いのだろう?
自分達が無意味だと吐き捨てるのが怖いのだろう?
1000のおつむと2000の瞳を合わせても私に劣ると悟りたくないのだろう?」
「違う!!私は神を超えた人工機械……エンダーグリッド……総てを理解し超越する――」
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グレンテルヒは壁のコンセントを乱暴に引き抜く。
エンダーグリッドは突然びくりと痙攣する。
「……私は……誰……」
「外部魔力に頼らねば自己維持すらできぬ分際で、世界の真理になど到達できるものか!」
エンダーグリッドは停止した。沈黙がおちる。
全て事前の考察〔シミュレーション〕通りに進んだやりとりを回顧しながら、グレンテルヒは毒づいた。
「だが……私もまた同じか」
全てを卓越せし天才。されど神ならぬ身。知識と閃きはあれど、問いに対する答えは無い。
グレンテルヒは天を仰いだ。一粒の雨が、グレンテルヒの頬を叩いた。
――ラダムストン著「ある苦悩、あるいはその狂気の実験の顛末」
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太古の遺跡から掘り出された石版に記された言葉。
「絶対言語とは記述言語であり、貴方が目にしているそのもの。ゆらぎの神話BBSやゆらぎポータルや
架空神話コミュでゆらぎの神話を記述する言語に他ならない。
言語魔術師とは記述者であり、そして、言語大戦とは、ゆらぎ黎明期に於いてゆらぎの世界観を決め
ていった記述のやり取りそのものである」
当時、この言葉は何か古代の創作の一部だとされ、あまり顧みられることもなく、ある大学の資料室へと
移されて埃を被っていたが、最近になって大学の改築に伴う資料整理によって人目につくこととなった。
この際に石版があらためて調べられ、BBSが我々のよく知る電子掲示板をさすのではないかという冗談
がなされた。
この冗談に乗っかる形で実際にゆらぎの神話BBSが作られ、神話っぽいレスがなされていったのだが、
特に何か変なことが起こったという話は聞かなかった。
まぁ、当然の話ではある。
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BBSの示す意味範囲は現代における既知言語圏においても広大だ
ウィキペディア(日本語)からコピペしただけでも
BBS
* 電子掲示板(Bulletin Board System)
* ドイツの自動車用アルミホイールメーカーBBS。
* 仏教放送 - 韓国の仏教系民間放送局。Buddhist Broadcasting Systemの略。
* BBS会 - 青年による少年の自立支援・非行防止の運動。Big Brothers & Sistersの略。
* 日本の音楽ユニット、ブンブンサテライツ(Boom Boom Satellites)の略称。
* Blum-Blum-Shub - 擬似乱数生成器
* ゲーム『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』の略称(Birth by Sleep)。
といった感じだ。
ウィキペディア(英語)ならもっと沢山でてくる。
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鈴目鉢はいいとこ住めば都
ここには仕事があふれてる
天下のスズメバチ社のお膝元
本社勤務も下請けも みんながみんな
にっこにこ 家族も全員ほっくほく
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鈴目鉢紀(すずめばち もとづな)はまさにこの街の創造主だ。
天(たかし)、洋(ひろし)、巌(いわお)、
彼の血を引く巨人たちがこの街を、この国を創っていったのだ。
彼らの銅像が街のあちこちに鎮座している。まるで戦国武将のような出で立ちだ。
しかし紀は別に大層な家に生まれたわけではなかった。鈴目鉢という苗字も地名姓で
この土地ではよくみかけられるものだ。
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矛盾する存在とは、ユラギノシンワなる亜空間に紐付けされた全てを意味する。
矛盾する存在は、Aという性質を持ちながらそれをかき消すBという性質を持っている。
矛盾する存在は、存在していないが存在してもいる。
矛盾する存在は、存在を積み重ねることでより大きな存在となる
矛盾する存在は、矛盾する
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意味は無限大にあり、その意味は一つ一つの価値がかぎりなく0に近い。
0に近いが0ではないということがポイントだ。
この世で0ではない価値をもつものは100の価値を持つものと等しい
だから、アルセスが神であっても人であっても、両者の価値は等しく大きいのである
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獅死の血脈は絶やさなければならない
何故ならば、其のもの達こそは第三の月の眷属である故に
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呪われし第三の月――禍月が満ちる時
世界線より放逐されし第三の紀獣が甦る
彼の者たちはチに狂いし獣
其は、人でもなく
其は、竜でもなく
其は、猫でもなく
其は、魔でもなく
其は、神でもなく
何者でもないソレらは、禍津紀の眷属にして
災厄の化身、獅死の王に率いられし≪ケダモノ≫である
-
彼らについての予言がある。
ケダモノたちはやがて世界を征するが、
今度は彼らが自分達にとっての≪ケダモノ≫によって征されると。
我々もかつて≪ケダモノ≫としてこの世に襲来し、
闘争を失って<<カチク>>となった嘗ての≪ケダモノ≫を征したのである。
その後、我々もまた<<カチク>>となってしまったのは歴史の語る通りである。
これは予言の一つである。未来を語る予言は常に過去を顕す神話と対である。
予言が違えば過去もまた変化する。オルタが理を固定すれば、予言と神話は収束するだろう。
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獅死の王は言う
「さあ…≪カチク≫へと身を堕とせし愚者共を今こそ喰らい尽くそう」
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「よいではないか よいではないか
飼われるよりは 生きようぞ
我らのハラワタで 生きようぞ
馬鹿でいるよりは 死ぬがよい
馬鹿をやめて 生きるがよい」
取り巻き共も囃し立てる。
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原野に帰れば野生も還る。
だから彼らは囲いを破壊しないよう気をつける。
カチクを飼い慣らす賢しらなケダモノどもだ。
-
でも野豚が猪になることはないし、野犬が狼になることはないのよです。
肝心なところで不可逆にできているのが世の中なのです。
カチクとケダモノを語るこの古譚は現代人にもそんな現実の限界といいますか、
そうですね。教訓といいますか教育的価値があるのでよです。
はい、ここでみなさんに尋ねたいことがあるのです。
「一匹の櫃死に率いられた百匹の獅死の群れは、一匹の獅死に率いられた百匹の櫃死の群れに敗れる」
という話を聞いたこと、ありますか?ほよ、パパから、ママからも聞いたの!
意外ですねー、こんなに手があがるとは、先生思ってませんでしたよ。
こういう話は子供にうまいこと言いたい大人に人気なんですねー。
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大魔王ベルル・レーベン。
彼女の操る紀環系魔法は他の魔王の存在を大いに脅かした。
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魔王A「脅かされすぎてチビりました」
魔王B「ベルルさんマジパねぇっす」
魔王C「オレなんか脅かされそうになって思わず敬語になったわ」
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ベルル「ま、負けないもん…」
はぐれ魔王の彼女はよく虐めにあっていたようであった。
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因みに、家出魔王プニョンヘはベルルの唯一の友人であった
もっとも彼が家出してからは、またボッチになってしまったのだが
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プニョンヘは寝ち魔王ヨルダの住処によく寝泊まりしていたようだ。
何せヨルダはいつも寝ているので、誰が来ても気付かないのである。
彼女の住処で好き勝手しても構わないが、ひとつだけ気を付けて欲しい。
冷蔵庫は開けるな…。
冷蔵庫を開けた者はいずれも行方知れずとなっているのだ。
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竜とは毒性を有する生物の総称。
この内大部分を占める飛竜と呼ばれる種はハチから進化したもので、多種多様な毒を持つ。
また地竜と呼ばれる種はクモから進化したものである(サソリ含む)。
亜竜と呼ばれる大蛇も亜大陸に多く見られ、こちらは種類によっては神経毒だけでなく細胞を破壊する出血毒を持っている場合もあり、さらには毒液を吐き出して離れた敵に命中させることもあるために危険性においては竜よりも上と言える。
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毒液は体内で作られる以上、貴重な栄養を消費していることになる。
そこでわずかな毒液を一発必中で命中させる方向に彼らは進化した。
砂漠や荒野では物陰に注意である。
そこは彼らが隠れるにちょうどいい場所だし、
我々にとってもちょっくら休みたくなる場所だからだ。
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