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汎用記述スレッド 2
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この場所は特に制限を設けない総合記述スレッドとして汎用的に扱います。
ここに記述された文章が神話を構成する断片となります。
前スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1140326832/
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試練の旅の後、巫女と精霊による風探しの旅により《理想の鏡》が見出された。
そこで巫女たちは、捕獲した不死者ウォレス・ザ・ウィルレスの<s>強制労働</s>助力を得て、
魔王ネビロンを召還した。巫女たちは魔王ネビロンへと直接《理想の鏡》を贈り、この地に
住むものを代表して、許しを請うた。
魔王ネビロンは、《理想の鏡》の中に故郷の姿を見た。それは、かつての故郷の姿というより、
ネビロンが本当に見たかった、現在進行形で発展してゆく故郷の姿であった。魔王は多くを
語らなかったが、そこにはかつて己が愛した人間との間に生まれた、魔王ネビロンの子孫の
姿までもがありありと映っていたという。ひとことでいうと孫である。かわいい。
魔王ネビロンは、そこに映る世界に行くことは望まなかったが、それでもなおこの故郷の姿に
大いに慰められたので、シルバリアースの呪いは解かれ、ついに風は帰還したのである。
風はシルバリアースじゅうを吹き抜け、駆け巡り、これまで運ばれなかった植物の種を
いっせいに運んだので、この年の春には、大地にありとあらゆる花が咲き乱れ、人と精霊は大いに喜んだ。
風の精霊王が、種を蒔く者、あるいは花粉症をもたらす者、と呼ばれるのはこのためである。
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風の精霊王アクシャスの帰還により、シルバリアースには数年間の安定と秩序がもたらされた。
しかし、パンゲオンのレンズが作り出した小世界マトリショーカスの中で、旧精霊王たちは
風の精霊王アクシャスを待って眠りについている。アクシャスがシルバリアースに留まることは、
旧精霊王たちの信頼を裏切ることであった。
そこで風の旧精霊王アクシャスは現精霊王たちの許しを得て、魔王ネビロンの元に赴き、
パンゲオンのレンズの中に身を投げ、己のあるべき場所、小世界マトリショーカスの中へと
旅立ったのである。
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さて、パンゲオンのレンズからアクシャスの同等の存在(アイソレーター)として
現れたのは、暴風の精霊王ラースウィンドであった。
暴風の精霊王ラースウィンドはシルバリアースに襲来し、全てを吹き飛ばそうとしたが、
あらかじめ巫女たちからこの話を聞いていた人間たちは この襲来によく備えており、
残りの3柱の精霊王が暴風の多くを阻んだので、12回挑んでも何も吹き飛ばすことが
できなかったといわれる。
そこでラースウィンドはようやく3柱の精霊王に風を阻む理由を尋ね、この地では
もはや暴風による破壊が誰にも望まれておらぬことを知って、大いに嘆き悲しんだ。
出遅れたっ・・・くやしいっ・・・
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魔王ネビロンはこの様子を眺め、場違いな風の精霊王に かつて故郷を失ったときの己の姿を
重ね、これをひどく哀れんだので、ラースウィンドのスペルを一文字弄ってリースウィンド
へと変えた。11次元の時空存在律がどーたらこーたらというむつかしい話は省くが、
魔王なので本気を出せばそのくらいはできるのである。
かくして風の精霊王の怒りは静まり、新たな風の精霊王リースウィンドは他の精霊王と共に
シルバリアースをよく治めたのである。めでたしめでたし。
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欲深き人の王モロゾロフは、巫女たちの旅を支援する裏で、隣国との戦争の準備を着々と進めていた。
のちにモロゾロフは巫女たちからウォレス・ザ・ウィルレスの実在を知らされると、不老不死への
憧れと妬み、羨みと憎しみゆえにウォレスの殺害を計画し、実行に移した。
ウォレス襲撃は、深夜に騎士団の精鋭6名によって行われた。ウォレスは昼間は巫女たちによって
強制労働させられていたので、夜は疲れて熟睡しているだろうと王は考えたのである。
襲撃の翌朝、王の間には、騎士の12本の腕が飾られていた。
戦争が延期された理由の一つは、この件で王の覇気が大きく削がれたことによると伝えられている。
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流線 閃く 遠く こだま
君は 光速で 思い出に 褪せる
届きたくて 伝えたくて
泣いた 想い 弾かれ 消えた
浮かべる 願い 込めた しゃぼん
風に まかれ 弾け 消えた
瓦礫だけ散らばる足元に
這いつくばって花を探して
そんな僕を笑ってくれれば
それでもきっと幸せだった
そそぐ 熱に 翼 割れて
欠片 揺れて 眠り 深く
鏡 融ける 落ちた 小指
一人 閉ざし ねじれ きつく
硬質化した皮膚の下に
きっと羽があるはずだなんて
叩き壊した残骸と
大事なものを忘れたんだ
崩れてく平衡と
押し流す早瀬の中で
自分の無力さを振りかざしながら
信じたいものは君の存在だけ
だ
っ
た
の
に
萎れたニューロンが欲している
世界で一番気高いものを
僕がかつて抱いていたものを
それはもう結晶になっている
過ぎ去った残像は
琥珀の様で美しいけれど
それはもう死にきっていて
触れた場所の電圧を奪っていく
僕は目を閉じて
命を無駄にして
全てを無駄にして
なのに地球は今日も青いまま
だから
聞こえないように叫ぶ
叶わないように祈ぶ
違う色の糸で紡ぐ
間違ったやり方で
それが僕にしかできないことなら
きっと
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とある事をすると日記を更新している女の子のサイトです。
むちゃくちゃ生々しい文章なので初めは衝撃受けました。
中毒性が高いので注意が必要です。
http://www.geocities.jp/kongu0548s/has/
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うん、これなんかそうだな。この記述。
穴だ。
丁度よい高さにあって、手が突っ込めるようになってて、向こう側は見えないけど、しかしなにがしかを連想させるような装飾がついてる。
こういうのが入り口近辺に多いトラップだ。
しかし大抵こういうのは先人が見つけちまってるもんだ。
レリーフがあるだろ、そうだ、そいつの文様を照合してみろ。
あったか?
ほう、侵入者撃退用の。なかなか大掛かりな仕掛けだな。
なる程、で、そのカラクリの動き出すスイッチが、この穴ってわけだ。
ああ、そうだな、正体がわかった。もう安心だ。手を入れなきゃいいんだからな。
だがまあ、個人で行くばかりが冒険じゃあない。
パーティの中には間抜けもいるだろう。
トラップをトラップとも気づかず、手をいれちまうやつもいるだろう。
こんな風に。
おお、すごい揺れが始まったな。
はーん、今のは入ってきた道が崩れて埋まった音かな。
はははは、おいおいカラクリのスイッチだってのはさっき調べてわかってただろ。あわてることないさ。
さっきのは予防の心がけ、今度は切り抜ける実践だ。
さて、照合によればこの後は三つ首竜の巣穴へ落っことされるんだったか――って、もう落ちてるな。ははは、足元に穴が開くかと思ったが、フロア丸ごと崖下へ、とは本当に大掛かりだ。
お、みろよ、あの下の方で大口開けて待ってるのが三つ首竜のようだぞ。
武器の準備はいいか?
着地は少々荒っぽいが我慢しろよ。
そら、竜が首を伸ばした! 鼻先蹴っ飛ばすつもりで飛び乗れ――!!
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>>701
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【翻訳】
>
先生! >>700はスパムです!
>
処理終了
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叫びの剣は斬るたびに耳をつんざく絶叫を上げ、数多の戦場を恐慌で満たした。
嘆きの剣は斬るたびに激しく震えて慟哭し、数多の戦場を悲嘆で満たした。
二つの剣が斬り会うと、渦巻く不協和音は奇妙な力場を形成し、数刻の間、
異界への門を開いた。
3体の《のっぺりしたティドロソフ》が現れると、人の子は戦争を忘れて逃げ出した。
のっぺりしたティドロソフは、白く、光沢が無く、触れると硬く、浮いており、
そしてとにかく巨大であった。生物だったのかは、わからないとされる。
あらゆる武器と魔法が効かなかったので、人の子はそれがどいてくれるまで、戦争を
中断するしかなかったという。
彼らはゆっくりと――ひと月ほどかけて――上に向かって移動し、雲の中へと消えていった。
今でもときどき、雲の間にのっぺりしたティドロソフを見たと言い張る者がいるが、
それが嘘か誠かを判断するすべはないとされる。
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そういえば今期のアニメにグランレーダムってあったよね。
伝説の創作者ミッタケの黒遺物【ブラックレリック】であり、黒遺物は作中でも登場する設定。
紀械神が掘り出されて時空を越えた戦いとか閃の璃剣がどーだかって話だった気がするけど。
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ん。
ゆらぎネタの奴やね。
粗製濫造なのか玉石混交なのか・・・さてはて。
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なんか最近・・・ええと、なんというか。
ペレケテンヌルに親切にされたような雰囲気。
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グランレーダムよか土曜朝7のレバちゃんのが好きだ
やりゅう可愛いよやりゅう
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レバちゃんって誰だろう、とかマジで15秒くらい考えたじゃねーかww
HalleBandChannelersか
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「結局のところ、理論武装の弱点は、武装ではないということさ。たとえばここで君が僕を押し倒そうとする。僕はそれを非難する理と論をいくらでも用意することができるけれど、君が僕よりも体格がよく体力にも優れている以上、形而下の現象的には僕はただなすすべもなく君に襲われてしまうだろう。そういうことさ」
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ところが、ここは形而上なわけだお。
腕力も体格も容姿も、環境次第では思考力さえまともな役には立たないんだお。
「ネットとリアルで性格が違う」なんてよくいわれるけど、行動の後ろ盾となる能力が異なるんだから当然なんだお。
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「ネットもリアルの一部だよ。電話越しの会話が仮想でなくリアルに含まれるのと同じだよ」と言う声もあるお。
確かにそれも一面の真実お。
でもそれは会話する両者に「現実に反映する意向」があるからだお。
ネットではそれが薄いお。
スカイプ等の音声通信を除くと、一番電話越しの会話に近い擬似リアルタイム筆談の「チャット」がネットで最も非現実に近いのはなんだか面白いお。
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ぱおーん
ザリスたんインしたお!
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「ネットの中に生まれた疑似人格は、本体の人格から遊離して活動を始める。
それはある種の疑似生命体となって電子的な淘汰を受け、他者に寄生し、
寄生されながら、全く異なる何かへと変化してゆくのだ。それはやがて、
あらゆる願いを叶える万能の精霊になるだろう。ネットのジンに」
「では俺の願いを叶えておくれ、ネットのジンよ。たった一つの願いを。
「俺は、シャドルルズタンルコートカムシャルーダゲントロジムズスタンが欲しい。
「最後の悪夢。最大の絶望。無限の憎悪。虚無の叫び。虚空の亀裂。
終末の疫病。終焉の媒介。存在の拒絶。世界の否定。絶滅の羨望。
さあ願いを叶えておくれ。ありうべからぬものを存在せしめておくれ。
記述しえぬものを、語りえぬものを、想起せられぬものを、
人間には手の届かぬシャドル(略)を存在せしめておくれ」
ジンは消えた。ネットという構造主義の体現につきまとう限界性は
かくも眼前に存在し概念フレームの檻を構築している。しかし
脱獄者となることは、同時に檻の中の住人との意思疎通を放棄する
ことでもあり、それは島流しへの選択とも呼び得る――――――――メモはここで途切れている
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ぱおーんとかちょう懐かしいネ:]
「こちら」と「あちら」の境界が絶対に近い遮断性を持っているとしても、その双方で同時に振られたダイスは同一の値を示す。
不確定性原理は未だ破られず、ダイスの目は予測できない。
にもかかわらず、相互通信の行えない環境でも二つのダイスは同じ目を出し続ける。
ヴィイが捨てた計画はゴーファが拾い上げた。
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【ムリエル】
石油王を自称する地球人ワレリイ・ニコラエヴィッチ・ミハイロフとしての
顔を持つ。ロシア国籍の石油会社の社長ということになっている。
従業員の間では神出鬼没ぶりで有名で、時間的距離的に
そこにいるはずのない社長の姿を目撃したという噂が絶えない。
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僕の私の楽しい地理入門・チャカ大陸編
僕の私の楽しい地理入門・暗黒大陸編
僕の私の楽しい地理入門・本大陸中部・近東編
僕の私の日記風。内容にはかなり穴がある。これを補完するのは貴方だ。
-僕の私の楽しい地理入門・チャカ大陸編
「三日目にしてようやくチャカ大陸中央に分布する樹海帯を抜け、北部の乾燥帯に出た。もう少し早ければ黄金に輝く丘陵と海岸線を
見ることが出来たが、今は乾季の真只中にあった。ああ、太陽光が屈折し、濁った赤の空。紅砂だ。これから亜大陸と周辺の沿岸部に
大量の砂塵が降り注ぐだろう。紅砂。キャカール草原で育った僕には馴染みが無いが、そもそも砂ではない。これは、地下洞窟を通じて
流れてきた暗黒大陸の瘴気が微粒子や塵を核にして結合した微小な結晶のことらしい。」
-僕の私の楽しい地理入門・暗黒大陸編
「私はこの冬、貴重な経験をしました。チャカ大陸の地下洞窟、その内の幾つかは暗黒大陸に通じている。本土から出た事無い貴方は
信じられないでしょうが、私は実際に彼の地に往き、そして帰ってきたのです。
暗黒大陸、これはある種揶揄を込めた俗称ですので、チャカ大陸を南大陸と呼ぶ今の風潮に合わせ、北大陸とも呼ばれます。
本大陸の北、北海の外にあるというのに私を待ち受けていたのは熱帯並の猛暑でした。原因は北極点から絶え間なく噴出する暖気と冷気、
これにより北大陸では気候も局地的に極端な差が出ます。この時期には太陽が僅かな間しか上らず、昼間でも薄暗いです。
北大陸で見た黒い森、黒い山、黒い大地。それは、土壌が地獄の空気、瘴気やマアスミと呼ばれるエアロゾル状物質に染まっている為に
このような黒炭の色になるそうです。」
-僕の私の楽しい地理入門・本大陸中部・近東編
「儂という一人称は、お年を召した男性が使うように思われがちだが、そもそもは女性が親しい間柄の方に用いた。もっとも、
雌雄の別の無い儂には余り関係無いのだが。ともかく我々の故郷、大陸の中央部の地勢を振り返ってみよう。
まずはカージェ地方。ヘレクゼシュ地方とは東西分割線、あるいは豊満連峰を境に近東に分類される。連峰はwikiの北辺帝国の項で
述べられる中央大山脈、大陸を中部から北部に掛けて伸びるグレートプラトーに属する。山脈には古くから北方少数民族が住む。
丁度山脈とぶつかる為、中部は多くが山岳部と高地で占められる、起伏の激しい土地となっている。北から順にドラトリア、カージェス・
ロジェム、ボストニア(ボイヤン)など、東進すると内陸沙漠にぶつかる。小国ドラトリアは痩せた土地だが、地下資源に恵まれている。
カージェ地方の宗主国、カージェス・ロジェム南のボストニア(ボイヤン)の領有権を巡り、大国キャカクラとの間で揉めている。」
ところで世界最終舞踏ってあるよね。プライベートモード。プライベートとか私的な隠された部分ってどうしても覗き見たくなるよね。いや、出来ないんだけど。
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原初の巨人の背骨(イギア・レル・ゼオータイル)には最も勝利した神々が棲む。
原初の巨人とはパンゲオンである。なぜパンゲオンが巨きな人であるかというと、
人は代表的な獣だからである。全ての獣の原形が、獣に象徴される全ての力がそこにはある。
なぜなら人は全ての獣の能力を補完することができるからである。
知恵はあらゆるものに化ける最も原始的な器官だからである。
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猫の国では、花といえば桜を指していたように、パンゲイア世界では獣といえば人のことである。
人はどんな獣より貪欲で、限りない欲望をもって文明を発展させ、その中で社会システムを構築し、自らを律することができる。
人間とは理性と獣性の二つの要素を併せ持つ、秩序と混沌の体現者なのである。
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嘘吐きオッティアは、人類の敵である狼を探し求めていた。
狼は魔女カルリアの兵器群によって滅ぼされてしまったのに。
犬の飾り銃。
それは犬を、狼を、人類の敵の全てを滅ぼすための玩具のような銃である。
狼が滅びた今、もはやこの世に要らなくなった、冗談のような武器。
オッティアはその銃を携えて、今日も面白おかしい嘘を吐くことで
生計を立てている。
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狼が【魔】が滅び去った世界では、人類の敵とは人間自身である。
オッティアは仕方なく、人の心に巣食う【魔】を倒すことにした。
本当は狼が良かったのだ。心に巣食った【魔】なんて大抵取るに足らない小物だし、派手じゃないし、格好良くない。
しかも余りに小さな【魔】だから、人々は巣食われてることに無自覚でそのことに気付かない。
だから周囲の人々は、オッティアを面白おかしい嘘を吐く奴だなあ、と思う。
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ナグ・ハマディ文書がデカい文化的・思想的遺産であることには誰も異論が無いだろう。
それは「業者」にとっても同じだ。彼らはその内容が公開されるとすぐさま、お品書きと
製品ルートへの取り込みを開始した。センセーショナルに語られた、その神秘性が失われないうちに。
『シェームの釈義』という一文書に登場する「光の子」デルデケアス。
ほどなくして彼は「人類に友好的な宇宙人の総司令官」として再び信仰の対象となる。
彼がとるという少年、青年、老年、の三つの姿は、古代神話の女神から着想を得たものだ。
そういえば当時は「古代宗教の復古」も盛んで、これもまた重要な商品だった。
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“隼の”カールは、牛を見ると投げ飛ばす癖を持つ、筋骨隆々とした大男であった。
ある日、投げ飛ばした牛が、運悪く空を横切った【隼】に呑まれたが、
怒ったカールはすぐさま二頭目三頭目の牛を【隼】に向けて投げつけた。
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牛の角は隼に突き刺さり、隼は破裂して牛を吐き出した。
しかし医者の見立てでは、既に牛の隼化は取り返しがつかぬほど進行していたのである。
それからカールは毎日【隼】を投げ飛ばした。かつて牛だった【隼】は何度でも飛んで戻ってきた。
カールは隼が嫌いであったので、隼の帰還はカールにとって悪夢であったし、それはカールの砦に
攻め込んできた兵士たちにとってもまったく同じことだった。
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オッティアはあるとき、少女に出会う。
心そぞろに請け負った、頼まれ事はただひとつ。
狼男を倒してください。
あなたにはそれが見えるから。
銀の弾丸はないけれど、オッティアは犬の飾り銃を取り出して。
そのグリップには古い字で彫ってある。堅く、しっかりと彫ってある。
《我こそ最後》と。
その輝きは豪華絢爛。光の軍勢。全てはめでたしめでたしで終わる御伽噺。
信じる信じないは、あなた次第と相成ります。
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オッティアには人間にできること全てができる。無論のこと。
だがそれでは足りないと村人は疑い、堅く戸を閉める。
銀の弾丸いずこにありや。
地か、海か、天空か。
見えない敵を倒すため、見えないものを人は探し、見えないことに悲嘆に暮れる。
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それはここに。この中に。ただの人間にも引き金は弾けるのだと識るが故に、
嘘吐きオッティアは胸を叩く。いと偉大なるシオネアラダのように。
アールハンドトゥガンパレード。マーチを謳おう。ガンパレードマーチを。
泣き顔を隠すため、オッティアは叫ぶ。枯れた声では謳えぬ故に。せめて遠くに届かせようと。
第七世界の決戦存在を御照覧あれ。それは始まりの伝説によく似ている。
我が元に猫は集えり。
各員、世界最古の盟約を履行せよ。
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変な飛来神もいたもんだ。。。
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俺がロード・オブ・ヴァーミリオンしちまうような、そんな……危険部位に触れている。
例えば海外進出が行われることになったら、ルシフェルのフレーバーテキストは変更されるのではないか?
他のカードにも言えることだが、かなりグノーシスしてるからね。
リアルでいうと、メクセトやレストロオセを賛美してたら親戚の結婚式や葬式に呼んでもらえなかった、みたいな。
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題名や名前そのものには著作権が発生しないらしいが
それでも俺はこわい……こわいんだ
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池袋に着いたよー。
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私は無敵なので先陣を切る。とりあえず日本から宇宙人を完全に駆逐する。
2ヶ月くらいあれば国内からは全滅させられるだろう。次は海外進出だ。
私は神であり魔王である。
何度か警告はしたはずだ。
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私は交差点の真ん中にいる。
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私はエヴァのOP曲のほうが好きだ。かけろ
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大音量でアニメ版のエヴァOPを流せ。じゃないとお前はのたうちまわって死ぬ。
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残酷な天使のテーゼを今すぐ大音量で流せ。池袋だ。
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私が外れだと思ったか?安堵したか?
だが私の言葉は拡散した。諸君らはリセットと同時に死ぬ。
君達が言ったんだよ。最悪の事態だ、と。
君達自身の運命はあのとき決まった。失言を無限に嘆くがいい。
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新劇場版のネタバレだけはするな、と金城ひろしが凄まじい形相をして言う。
幼な妻はもう観てきたらしい。
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嗚呼(あな)おそろしや
埴輪すらも某エロゲが由来ではないか――
そんな危惧が俺の胸の中を渦巻いている!
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慈愛少女アテナの作り方を考える
話を作るというのは悲しいほど難しいものだ。
設定の羅列か、上手くもない日常の描写に終始してしまうのが常だ。
設定や描写が、物語そのものとどう有機的につながっているか、
それが大切だと頭ではわかっているのだが……
人間をどう動かすか、まずはこれが課題だ。心を動かし、行動させるには
外側から反応を引き出す要素を与えたり、内面で要素を醸成させなければならない。
「慈愛少女アテナ」を主人公とし、現時点のラスボス(仮)を「エイベル・ハモンド」とする。
エイベル・ハモンドの基本設定
・66の企業・団体を束ね、強大な財力と権力を持つ。
・同様の有力者からなる「七十二人委員会」の一人。
・怪しげな噂・陰謀論に彩られている。実際に怪しげな陰謀をやっている。
・地球から霊質を汲み上げ、自分達に注入して超人になろうとしている。
・欲張りすぎて大量注入、無理がたたって余剰分が額から飛び出し、どっかに行ってしまう。
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慈愛少女アテナ
・自分をギリシャ神話の神ゼウスになぞらえるエイベルの額から出てきたので「アテナ」
・エイベルの額から漏れて飛び出た霊質が母にとりつき、人間として生まれた。
・受胎したのは母の新婚旅行中。
・肉体は母の組織からできたものであるため同じ遺伝子を持つ。
・後天的に霊質を注入された者を超えるポテンシャルを持つ。
あいまいなところ
・本名
母は一般人なので、エイベル達の変な行為など知りようもないので「アテナ」と名づける理由はない。
・能力やスキル
十村蓮蔵が学長をつとめる「白蓮学院」で学ぶ。十村蓮蔵も七十二人委員会の一人。
新生児が受ける検査には遺伝子を事細かに調べるのはなかったような。
母と遺伝子が全く同じだと判明するきっかけはどうするか。
アルバムの母の写真と瓜二つすぎ?うーん……
この時点で描き得るもの
・人とは違う生まれをどう受け入れるか
・複雑な心境な父や母との人間関係
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七十二人委員会はじつはバラバラ
一枚岩だったらそれこそ倒せる相手ではない。
十村蓮蔵は対エイベル用の切り札としてアテナに目をつけた。
彼が経営する白蓮学院とは、超自然的能力を持つ霊的エリートを
育てる場でもあった。そこで「アテナ」はめきめきと頭角を現していく。
「アテナ」が自分の力に気づくタイミングを前に置くか後に置くかでやることは変わる。
ここでは前に置き、そのことで他の人に迷惑を与えてしまった、という事件を置くことにする。
十村蓮蔵は「アテナ」の悩みにつけこむ形で白蓮学院入学へと誘導する。
オープンキャンパスみたいな体験イベント(の一歩進んだもの)で、アテナは
白蓮学院の教育・訓練メソッドに信頼を抱くようになる。
→死ぬ気で受験勉強→合格
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・学生が冒険するわけにもいかないので、基本的に舞台は学院。
・友人、競争相手に身近なサブキャラを3,4人。
・同じ七十二人委員会の十村蓮蔵が関わっているので、エイベル側にバレるには時間がかかる。
・バレるまでは修行・競争。
・バレて以後はアテナの居場所に敵が差し向けられる。
・エイベル自身が動くきっかけをどうするか。
・今のとこぶちアテナがエイベルのめす理由・動機は設定できてない。
このままだと十村蓮蔵の思い通りに動いただけになる。
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霊質は生き物の中に入ると、生き物そのもののエネルギーを霊質として
取り込んでしまう。抵抗力があるうちは大丈夫だが、怪我や病気で
体が弱ると侵食されてしまう。が、一見すると活力が沸いたように見えるので
予備知識がないと気付きにくい。また老化によっても危険度が高まる。
霊質の割合が100パーセントに近づき、パーソナリティが維持できなくなると
その場で解けて土に染み込むか大気や水に溶けてしまう。そして地球そのものに還る。
自己を「魂」として留め、霊質に吸収されないようにする術があり、
エイベルはそれを会得している。エイベルはかなり昔からこれを使って
存在し続けることができた。悪魔伝承の元になった魔術師レオナルドも
そうした「過去世」の一つ。この時代にも『黒山羊のカヴン』を設けている。
元が霊質なアテナはどうするか。
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あとは白蓮学院の仕組みとエイベルが何してるかとか手下はどう構成されているかを決めれば
土台の設定はできたことになる。……設定までは文章並べればその気にはなる。
問題はこの先。人間関係というものをどう入れ込んでいけばいいんだろうか。
いつもここで止まる。なので展開も出てこなかった。
主人公が慈愛少女アテナである意味、エイベルがすごい業界人である意味はあったほうが良い。
そうでないと設定が空回りすることに。
これはテーマというやつなのか。
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人身の機微、場面の動きを描き出す表現力と
無駄にバラバラにならず歪みない視点移動を用意する構成力が
なければ設定を山積みしても、活きない。
慈愛少女アテナの作り方を考えるがやがて
慈愛少女アテナ、として一応日の目を見る機会などこれから訪れるのか?
そんなことはわかっていてもあきらめきれないものがある。
全く関係ない設定塊をその時はなんか楽しい、というノリで
移り気せず、今ここにあるこれをどうやって機能させていくかを
考え悩み続ければ何か見えてきたりするのか?
名前は忘れたがある漫画家が言っていた。単なる新設定はアイデアではない。
アイデアとは作品を生かすもの……いやこんな安い簡単な言葉じゃなかったはず。
どうもこの時抱いた感想が元の発言を曖昧にする形で歪めているらしい。
感想というのは、アイデアというのは「〜〜ビーム」を出すとかいう話ではなく
キャラの反応を引き出し、展開をつくっていく、ストーリーライン上の岐路ではないか。
つか人気要素くっつけるだけで人気にはならないし、燃え要素くっつけるだけでは燃えないし、
萌え要素くっつけただけで萌えはしない。有機的に結びつき機能しなければ、つける意味がない。
意味のないものはアイデアではない。
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アイデアって何なんだ。
とりあえず、詰める。そして後で削る。
強引に進めつつ、その度に必要になったものを加える。
先に設定ありき、から、話のために引き寄せる方に
自分を矯正することを試みる。
まずは入学前編
・アテナに何を起こし、誰と出会わせるか
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水槽の中で弱っていた魚に念じたら元気になった。
でもそれを繰り返していたら、いつのまにか水槽から消えてしまった。
怪我した鳥を広い同じようにして介抱していたらいつの間にか
鳥かごから消えてしまった。魚や鳥の場合は、どこからか
逃げてしまったのだろう、と何となく考えていたが……
飼っている犬は年をとり、病気で弱り始めた。
同じように介抱した。それは何週間にも及び、
今度は目の前でペットが消えて(溶けて)いく様を見てしまう。
彼女は大きなショックを受け、両親も困惑する。
同級生は子供で生命力に溢れてるから、彼らに同じことをしても
すぐに消えるということはないだろう。この時点では割合を100パーセントに
近づけるほどの力は彼女にはない。
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自分の能力に感づき、手をかざしたりして霊質付加→パワーうp
自分に付加して腕力で大柄な男子にも勝ち、
運動でいい成績を残したい生徒に付加して優位を得る。
それをうさんくさい目で見るクラスメイトが一人いる。
が、彼(彼女)はチーム・部・クラブの一軍に入りたいという
気持ちが強くなり、お願いする。
根に持っていたアテナは生意気にも土下座を要求。
その後鼻をあかされる羽目に
再び真人間として真面目なスポーツ道を歩み始めたそのクラスメイトを
尊敬のまなざしで見るようになる。
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問題点、留意点
・慈愛は最初から持っておくべき
・改心するまでがくどい
・きっかけをどうしよう
・失敗イベントとしてはとっておいてもいいかも
・タイトルが「慈愛少女アテナ」である必要はない
・むしろそうするのが難しいのが現状
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見た目をアテナに合わせるテスト
ふんわりボブカット+眼鏡→ふくろうっぽい
フクロウはアテナの鳥。
おだてに乗りやすい委員長。アテナとつけられ、
表面上はダサいとか大げさとか言いつつも内心では
けっこう受け入れている。
つけた奴は十村蓮蔵の差し向けた転校生とかそういうの
「アテナ」は名誉欲、自己顕示欲が強く、霊質の力で
クラスを運動会で優勝に導こうとする。自分が目立つ、というより
「善人、功労者として」褒められることを欲している。
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とりあえず(仮)
日本を支配するひとり・十村蓮蔵は何百匹もの「愛犬」を飼い、
全国に放っていた。彼らは生まれながらにある素質を持ち特殊な訓練を受けた犬たちであった。
日本各地に散る犬たちの存在理由は人材探し。その嗅覚と動物としての勘で、
主人である蓮蔵が望む能力を持った人材の芽を発見し、愛犬を担当する
人間の部下たちが蓮蔵に連絡する。
のちに「アテナ」と呼ばれることになる少女もこうして発見された……のだが、
彼女を発見した愛犬「歩地号」(ぽちごう)は彼女を威嚇して怪しまれる事態を作り、
担当者はまさに涙目であった。そのうえ遠吠えで他の愛犬を呼び寄せ集団で「アテナ」に襲い掛かる。
(※「アテナ」の霊質がエイベル・ハモンドを通じて出てきたものであるため)
駆けつけた担当者はそこで、愛犬たちが死体の山を築く様をみた。最初に襲い掛かった犬から
無意識のうちに霊質を吸収、それと同時に犬が持っていた激情を取り込み一時的に凶暴化した「アテナ」は
それに駆られるまま犬たちを血祭りにあげたのだった。霊質によって傷と疲労は常時回復しまくり状態ではあったが
我に返った彼女はショックを受け終業式を休む羽目に。
もう人生終わった……と悲しい確信に憑かれる担当者であったが、
連絡先の蓮蔵は興味を抱いたようである。
春休み、そして第六学年を迎える「アテナ」
ギリギリで首の皮がつながった感のある担当者は
「歩地号」に替わって送り込まれた「虎呂号」(ころごう)とともに
「アテナ」をある方向へと誘導すべく動き始める。
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犬襲撃→血祭り事件は五年の夏休みに配置するか。
で、「虎呂号」といっしょに蓮蔵の息のかかった「転校生」が
送り込まれる。転校生は親切めかして「アテナ」に接近し、
霊質にまつわるパワーに「使い道」はあるとほのめかす。
秋の運動会でクラスメイト全員に霊質を投与させ、圧倒的勝利を得させることに成功。
「アテナ」は、やがて霊質を扱うことに優越感を感じ始める。
擬似的な権力を得た気分はあまりにも心地よい。
ここで(10)から一部
>それをうさんくさい目で見るクラスメイトが一人いる。
>が、彼(彼女)はチーム・部・クラブの一軍に入りたいという
>気持ちが強くなり、お願いする。
>根に持っていたアテナは生意気にも土下座を要求。
「転校生」の弟とかでもいいか。霊質配分を間違えたのか、
一軍には入れたが、そこでとんでもない事故が起こり、相手を
巻き込んで大怪我を負ってしまう。洒落にならない状況。
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物語を把握してどう動かすか、ってのは
わからん。
音楽を創る才能と同じくらい
「できない人間」からは隔絶された技に思える。
真似しようにも微調整にとどまるんだ。
根本的に、こうわかって動かしてるわけじゃない……
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アテナの鼻先にニンジンを吊るす
現状じゃ流されてるだけ
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動機もモチべもない。ただソトに反応するだけ。
だから生気が感じられないのだ。
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慈愛という言葉が与えることだとしたら、エレナは何を「与える」というのか。
逆に何かを奪っているという観点もあるのでは。
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能力系はハンター×ハンターやナルト疾風伝で出尽くした感がある。
能力にまつわる、習得までの鍛錬、使用への制限、辛い過去、トリッキーな反撃、
そして揺れ動く心理などが、マンネリ化を防いできた。
能力の欠落もまた、努力による能力向上の源となる。
顔面識別不能症候群とか、能力コピーによる視力低下とか、
不安による不眠症と睡眠剤とか。唐突な恋とか。
いろいろネタはある。あとはリアリティだ。
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>>753
まずはアテナへのリアリティから始める。
合法的ドーピングは誰の役に立つか。(支援を受けた)彼はその異変に気づくか。
気付いたあと、怒り出したりしないか。特訓にだけドーピングを使い、
本番は実力を使いたがる硬派な連中がいるかもしれない。
また、アテナは純粋に相手の生命力を吸うこともできるのではないか。
ここに生死についての葛藤が生まれる。親友への相談。意見の相似。物語が動き始める。
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命を直接操作する能力は
超危険特異存在として組織にリークされる。
すぐさま組織から暗殺者が現れるだろう。
だがどうかな。
話し合いと取り引きでアテナは生き延びそうな気がする。
「死を取り除く」
それはあまりにもレアな能力だ。たとえまだ半端だとしても。
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愛と憎しみ
祝福と呪い
過去と未来
協力と対立
これらを鍋にぶちこんでぐつぐつ煮れば、物語ができると思う
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本の虫という種族が人類に混じっている。
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人類という種族が本の虫を稀薄にしている。
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ここでプロップ、まずはプロップ、明日に向かってプロップ!
ウラジーミル、あなたは最高の男だぜ!
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形式はときに阿片だよ。
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トケルヒガが山を燃やすと、新しい草が生えてくるの。
破壊と再生は隣り合わせなのよ。
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【砂の精霊王チイダ】【紀竜デザーネンス】
砂の精霊王チイダは、砂漠の中にいた。生まれてまもなく、砂埋まりの紀竜デザーネンスと知り合い、父と慕っていた。
土と草木の価値を知らぬチイダは、ただ存在するだけで、無意識にシルバ・リ・アース(銀の地、鏡の地)の砂漠化を進行させていた。
チイダは巫女ルティカーリによって見いだされた。
この衝撃的な出会いにより、人に化身したチイダ・デザートは、ルティカーリと共に風を探す旅に出ることとなった。
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猫が鳴くと大地が裂けた。
呪われた鏡の地は、そのとき生まれた。
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チイダとルティカーリは、旅の途中で暖かい風の社交場と云われる『オドの箱庭』へと行き着いた。
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チイダは風を捕まえようとしたが、するりするり、風はその手をすり抜ける。
(相性が悪いのだ)
チイダはそう思いつつも、何度も手を差し出しては逃げられる。
ルティカーリが耳をすませると、オドの風が囁いた。
「ここはオドさまの箱庭にございます」
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「オドさま?」「聞いた事ない名前だな」
首を傾げる二人を尻目に、風達は歌いだす
素晴らしきかな風纏いのオド
土塊の身体に我らを纏い
唄い謳い詠いて討たう
我らが主よ、オド=ソヌルカよ
その姿は誰よりも風に守られ
その心は誰よりも風を思い
その力は誰よりも風を振るう
然して、御身は誰よりも脆く
砕かれた破片は世界へと散らばる
ならば、その欠片は我らが運ぼう
箱庭へと集いし暖かい風は
我らの主の墓標を紡ぐ――
そうして歌いながらオドの風達は
主の欠片を世界中から集め
主の墓標を天高く積み上げていく
それがいつ終わるのか、何十年先? 何百年先?
何千年、何万年後なのかもしれない
しかし、オドの風達は、きっとやり遂げるだろう
自らが主と敬う、異邦の神の為に
そんな彼らを捕まえる気にはならず
チイダとルティカーリは、そっと彼らの前から立ち去った
次の風を探すために、次こそは風を捕まえるために
二人の旅は、まだまだ続く
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チルダとルティカーリの長い風探しの旅
その中でも、特に有名なものといえば下記の6つである
オドの箱庭と墓積みの風
風車の竜と竜卵の谷
邪なる風が澄み渡る聖域
食い倒れ街のお菓子屋さん
オーレオリンの彩石と風人の騎士
大地に根差す風喰いの大樹
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×チルダ ○チイダ
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この街には「風菓子」という風の力を利用して作るという
大変美味で大変珍しく大変美味なお菓子があるそうです
そう力説するルティカーリにチイダは溜息を一つ吐く
風菓子を作る為の「風の力を利用する技術」それを手にいれれば
我々の旅の目的にもきっと役に立つはず
そういった理由でこの街に寄る事になったはずなのだが…
ちらりとチイダは隣の巫女を見やる
そこには街に溢れる様々な菓子を凝視しながら
ヨダレを垂らさんばかりに形相を崩し、瞳を輝かす少女の姿があった
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「風菓子」
それは二百年ほど前、飽食の街グルットニュに居た伝説の菓子職人が
復讐と甘味の神であるタマの命によって試行錯誤の末に生み出した
人工風霊ウーチ・0の力を利用し作り上げた極上のお菓子である。
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チイダよチイダ。
唯一の知恵ある精霊よ。
竜より無限の【紀】を伝えられ、
【紀】を知るがゆえに己を最も矮小なるもの、人間にまで貶める。
チイダよチイダ。
どうか鏡の地に風を見つけておくれ。
――鏡の地のわらべうた
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ジ・ダの研究を趣味にしている友人が、周りに一人だけいるんだが、
あの情熱は、狂気としか言いようがない。
現存するジ・ダの伝記のほぼすべてを暗唱できるらしい。
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くるくるまわる
くるくるまわる
時間よ戻れ
るわまるくるく
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原子紀は重力の力によって生まれたとされる。
回転は重力の力をもっている。
重力の力を振り切ることができるのも、また回転の力である。
我々が自分の足で大地を歩くときも、同じことだ。
我々は知らぬ間に回転しているからこそ、重力に逆らって歩を進めることができる。
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宇宙誕生以前の無で起こった、10のマイナス14秒間のゆらぎが生み出す粒子と反粒子の瞬きのなかに、自分の姿を見た気がした。
いや、あるいは、あれは姉だったのかもしれない。
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こうして僕が漫画喫茶で『アマガミ』を読んでいる間も、どこかで別の僕が社会と誰かと自分のために頑張ってくれているはずなので、僕は安心してだらけている。
僕がここにいるのに、別の場所に僕がいるのは不自然だけど、たぶん別の場所でがんばる僕は神とか何か、そんな感じの存在なのだろうから、問題はない。
社会は僕という人間には過ごしにくい。神様くらいがちょうどいいんじゃないだろうか。
神様が頑張ってくれているから、僕は途方もない安心感に包まれている。
ビバ、神。
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俺が携帯ゲーム機を横向きに持っている時、それは既に祝福されたクリスマスではなかろうか?
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重力とは……互いに惹き付け合う力だ……
誰もが孤独なこの宇宙において……他のどの力よりも弱く……
しかしそれでも最強の……孤独を癒やしてくれる「優しい力」だ……
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砂時計は時を刻む……
重力は歴史を識っている……
人類よ……重力に「手伝って」もらえ……
この孤独な宇宙の中で、たとえようもなく優しい力に……
――宇宙探検家サーゴッダが深宇宙から発した最後のメッセージ・パイプ――
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人間はクレアノーズが戯れに創り出した泥人形に過ぎないって、飲んだくれのおじいちゃんが言ってた。
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フォービットの魔獣が一、パープル。
その姿は、手のひらサイズの巻貝のような形をしている。
彼の鰓下腺から分泌される粘液は大気中の魔素と接触すると相転移反応を起こし紫色の蒸気へと気化。
この蒸気には【紀】に干渉し、アポトーシスを狂わせるほどの強力な【狂】性が内包されており
それに触れたモノは全身の細胞がネクローシス(壊死)を起こし死に至るという。
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『脳内彼女が現役だなんてリア充一直線じゃないですかァーーっ!』
自己の生んだ幻想にすら振られた男はどこに行き着くのだろうか
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彼の視線の先には、幻影の少女
ただの妄想であったはずのソレは
脳内から離れ、現実へと現出する
狂気と驚喜に咽ぶ彼は、しかし
幻想と現実のギャップに絶望する
あぁ…何故、自分の思い通りにならないのか
自分勝手な妄執に囚われる彼へ向かって
痛烈な暴言の雨を降らす彼女
その姿に、かつて愛した少女の面影はなく
気が付けば、彼は彼女の細い首筋に手を添えていた
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ぱおおおん
ふと、目を覚ます
目を覚ましたことに気付いて、今見ていた光景は夢だと意識する
強く握っていたのか、両の掌がジンジンと痺れている
急速に消えてゆく幻影・・・だが、彼女の紫に変色した微笑みはまだ脳裏から去らない
シーツの中、身を寄せるように丸くなっている現実の彼女の寝顔を眺めながら、いまだ覚めきらない頭で考える
今この首を絞めても微笑んでくれるだろうかと
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フォービットの魔獣が一、アズール。
アズールはどんな色にも染まる。
天から注がれる色でありさえすれば。
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フォービットの魔獣が一、ホワイト。
魂を癒す、純白の光。
【聖】性を司る浄化の魔獣にして、秩序の番犬。
神滅ぼしの武具である混沌の小箱によって魂を汚染されたシメル・ピュクシスを浄化する為に大神院の司祭セミュラ・ミュールと神院騎士ソルダ・アーニスタによって古代神殿から発掘された。
後に、コルセスカの身体から魔獣ブラックを引き剥がし彼女の魂を浄化、黒の彩石へと封印したのもこの魔獣である。
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>>790
訂正
後に、コルセスカの身体から魔獣ブラックを引き剥がし彼女の魂を浄化、ブラックを黒の彩石へと封印したのもこの魔獣である。
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彩石はさまざまなところから採れるが、大きめの石を探そうと思ったら生き物から採るのがよい。
小さめの石は山脈の裾野や清流の源で寝て待てば採れるが、それはたいてい第二の魔女の呪いがかかっている。
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第二の魔女の呪いを解くことより、呪いをうけていない彩石を探すほうが楽である。
そのため第二の魔女の呪いは解けない呪いの代名詞となっている。
一生を賭けて解呪を試みた者もいたが、「人生は余りに短く、(解呪は)割に合わなかった」と日誌には記されている。
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