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ゆらぎ市
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私は、味気ない寒空から
「―――ア、エ」
『死』が落ちてくる音を聞いた。
ドロドロに焼けた飴/雨/あるいは死神が降ってきた。
外殻をすり抜けていく。溶解なんて生温い、私がここに居た痕跡なんて、影も形も亡くなるくらい蕩けるだろう。
強酸かナニカの様に私の全身を余すところ無く、貫通、寸断、バラバラに、焼き尽くした/覆い尽くす。飴細工もとい雨細工の完成。
昔遊んだルービックキューブみたいな眼球で、分解されていく、重苦しい灰色の空と、視界を遮る水溜まりに、大きな目玉のお化けが映った。
それから目の前が真っ暗になった。意識もフェードアウト。人生から退場。・・・次に目が醒めたら、先に逝った亡者達が新たな同属の訪れを歓迎してくれるだろう。
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