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その他の神々に関するスレッド

691言理の妖精語りて曰く、:2018/06/11(月) 05:52:08
南東海諸島には、勇気と正義を司る神である【泣き虫女神カジャンニー】の神話が伝わっている

692言理の妖精語りて曰く、:2018/06/26(火) 04:53:11
カジャンニーは、正義を執行するとき、常に泣きわめいていると言われています

693言理の妖精語りて曰く、:2018/06/28(木) 01:39:33
泣くこともなく真顔であるときの裁きは、一切の葛藤なく処断できるような極悪人にのみ向けられるという。

694言理の妖精語りて曰く、:2018/08/08(水) 04:28:16
チュ・ク・ワイには【炎の三相神】が伝わる。

【点火神】は人の顔を持つ。

【燃焼神】は竜の顔を持つ。

【鎮火神】は猫の顔を持つ。

695言理の妖精語りて曰く、:2018/08/08(水) 14:28:11
【炎の三相神】は地下世界モールトーに住まう。
【点火神】はマークク、【燃焼神】はトージク、【鎮火神】はトゥトゥーミークという名の宮殿に住まうという。
これらの宮殿の敷地は国が一つまるまる収まるほどに広大。

海を渡ってきた異邦の踊り子アルシア=マムを、追跡する死神カリカから匿った返礼として贈られた。

696言理の妖精語りて曰く、:2018/08/09(木) 03:48:01
アルシア=マムは果たして、神であったのか?

というのも地下にかくまった礼として、服の下から宮殿を取り出して与えるのである。

国をまるごと修められる宮殿を服に修められる存在、国サイズにでかくなる宮殿の模型を服の下から取り出せる存在、
いずれにしても神でなければ無理な話では無いか。

697言理の妖精語りて曰く、:2018/08/09(木) 17:19:39
チュ・ク・ワイの神話世界には【最高神】と【最大神】が存在する。

最高神は神々を統括する王者であり、様々な神々や精霊と提携して世界のありようを取りまとめ、一応のルールと便宜的な序列を定めている存在である。

最大神はただただ強大な神である。それでいて既存の秩序には加わらない。最高神たちが属するルールの外側にあって「例外」として振る舞う。

698言理の妖精語りて曰く、:2018/08/14(火) 13:15:38
【最大神】を縛ることができる秩序は存在せず、【最大神】を絡め取ることができる混沌もまた存在しない。

699言理の妖精語りて曰く、:2018/08/14(火) 14:02:32
ただし、最も大きなる神は最も小さな神には勝てない。
この奇妙な逸脱こそは最大神がルールの外側にいることの証明であり、
大きすぎるが故に足元の小さな変化を見逃してしまうためであるからだという。

700言理の妖精語りて曰く、:2018/08/15(水) 15:04:18
世界の始まりのとき【最大神】が自分の頭頂に生えた角をなんとはなしに折り、高く頭上に投げたことで生まれたのが【最高神】である。
このとき世界には、神はこの二人しかいなかった。故に最も小さな神であった【最高神】は【最大神】の権能を用いて他の神々を一斉に湧出させることができた。

701言理の妖精語りて曰く、:2018/08/18(土) 07:37:52
【最大神】に対抗する存在として【最小神】も存在する

702言理の妖精語りて曰く、:2018/08/18(土) 23:52:04
【最小神】は常に最小であるために無限に続く収縮の最中にある。いまこの瞬間にも。

703言理の妖精語りて曰く、:2018/08/19(日) 06:18:16
【最小神】のもたらす無限の収縮は、いつしか【最低神】を生み出した
彼は、やがて冥界となり、全ての者を地の底へ引きずり込む重力をこの世にもたらしたという

704言理の妖精語りて曰く、:2018/08/22(水) 06:23:47
最近、美の神に期待が集中している
なぜかというと、『美』とは、強力な『共通性』だからだ

ある者は、『美』を通した 世界の統一を狙い
またある者は、『美』しくないものを排除することで、誰もが納得する『正しい』世界を作らんとしている

世の中に主義や主張は数あれど、『美』は誰もが認める基準だ
考えるまでもなく当たり前のことだが、認められないものなどは『美』ではないからだ
『美』は、それを『美』と認めるもの、『美しさ』を感じ認定する感性の持ち主がいないところには存在しない

だからこそ、『美』は承認を得る主要な手段になり得るのだ

そして『美』は、暴走する
芸術品の価値を専門家が決定するように、『美』を格付けする基準は、特定の権威が占有してしまいがちなのだ

だから、『美』の基準は、それを観る私たちの内側にもあるが、同時につねに、外側から私たちを縛るものでもある

『美』とは、一つの『暴力』なのだ
それを、ゆめゆめ忘れてはならない

705言理の妖精語りて曰く、:2018/08/22(水) 12:52:26
【最大神】は人前に顕現する際、少女の姿をしている。
それは、【最大神】の強大な力を「美しさ」という形に変換することで、
人間社会への影響を抑えているのである。

706言理の妖精語りて曰く、:2018/08/23(木) 01:15:06
【最大神】が少女の姿をとる際、孔雀(アナスズメ)に乗っていたり、従えていたり、
服や持物にこの鳥の意匠があることが多い。入墨であることもある。

707言理の妖精語りて曰く、:2018/08/25(土) 17:21:39
戦女神シャルマキヒュには多くの娘たちがいたが、これは単に彼女が子沢山であったというだけでなく、
身寄りのない子を保護し、自らの娘としたからであるという。
このため、戦乙女ジャスマリシュとして知られる者たちの中には
「シャルマキヒュの直系の子孫」と「シャルマキヒュと血縁関係の全く無い義理の娘」が混在しており、
後世の紀学者を悩ませている。

708言理の妖精語りて曰く、:2018/10/13(土) 23:30:57
【ポニー】

馬の女神エポナを原型とする神格。名前は「エポナの如き」を意味する語、あるいは「エポナ」じたいがが訛ったものとされる。
信徒のあいだでは馬のたてがみや尾を模して髪を伸ばしたり束ねる慣習がある。

709言理の妖精語りて曰く、:2018/10/24(水) 17:56:22
【モットモット以外】は「紀神以外」に属する。その性質として「矛盾するもの以外」に「憎悪以外」を抱いており、「無視する以外」の行動をとることがあると知られている。
【ポニー】以外に「友情以上恋心未満以外」を感じているという噂がある。

710言理の妖精語りて曰く、:2018/10/30(火) 23:57:33
【いつか遠い日の約束】は傷だらけのひび割れた神である

711言理の妖精語りて曰く、:2018/11/01(木) 06:45:14
ひび割れた神は、いつか修復される
世界中の誰もが、その神の欠片を持っているのだから

712言理の妖精語りて曰く、:2018/11/07(水) 19:20:34
チャカ大陸南方には、ひび割れた神の修復が終わりに近づき、あと一片を残すのみとなったとき、「『彼ら』は再び巡り合うだろう」という旧い言い伝えが残っている
だが『彼ら』とは何を指すのか、完全に修復されたとき何が起こるのかについては伝えられていない

713言理の妖精語りて曰く、:2018/12/15(土) 05:19:58
ダナス川から産まれた神々は中央大陸の神々の四分の一を占める、と言われている。

ダナス川は太母オルテガの力吹き出す「水の川」の王者であり、そこから産まれた者たちは水属性の超自然存在の中でも随一の神格群である。
彼ら彼女らは「透明な血を受け継ぐ神々」と総称される。

他の中小の河川からは「神」と呼ばれる存在が産まれたことはない、とされる。せいぜい精霊どまりである。
「透明な血を受け継ぐ神々」は中小河川の守護神になったり、そこの精霊と子をなしたりしてダナス川以外でも勢力を拡大している。

714言理の妖精語りて曰く、:2018/12/15(土) 09:17:53
魔路神群の崇拝者たちは、すべての”流れ”は魔路神群が司る者だと信じている。
そのため「透明な血を受け継ぐ神々」を従属神扱いしてしまうので、そちらの信者たちとはかなり仲が悪い。

715言理の妖精語りて曰く、:2018/12/18(火) 05:35:14
一方、「赤い血を受け継ぐ神々」と呼ばれる神格群も、中央大陸にはまた存在する。
こちらは、ロウソク、松明、竈や火災などのさまざまな火の神であり、その象徴とされる色彩は赤、紅、朱、紅とさまざまな赤系の色である。

716言理の妖精語りて曰く、:2018/12/20(木) 00:59:00
「赤い血を受け継ぐ神々」は大本をたどれば、全て母なる大地オルテガが火山噴火によって生み出した者たちなのだという。

これは火が地上にもたらされた経緯を語る神話でもある。

717言理の妖精語りて曰く、:2018/12/21(金) 00:28:11
「赤い血を受け継ぐ神々」の長女は太陽神である。
彼女は誕生の瞬間に地を蹴って天高く舞い上がり、星々しなかった濃紺の空を照らした。

718言理の妖精語りて曰く、:2018/12/21(金) 06:55:49
長女が空を照らすまでは星々は不死であった。
だが、こうして彼女が誕生すると同時に、星々は夜ごとに死を迎えるようになったのだ。

719言理の妖精語りて曰く、:2018/12/21(金) 15:23:45
ときに起こる日食は、彼女が星々の死を悼み喪に服す姿である。

720言理の妖精語りて曰く、:2019/01/05(土) 08:56:14
大地の向こうに、大地母神オールトーガの頭がある。神々を除いて、誰もそれを見たことがない。

母なるエッリ=トは夕方になると自分の頭をぽりぽりと掻く。

するとフケが舞い上がる。エリトグーの髪から散った無数のフケは一日しか生きられない星々となり、黒い夜空を滑っていく。

ウルトゥカの赤き長女が夜明けを告げるとともに、日の炎が彼らの屍を焼き払う。

721言理の妖精語りて曰く、:2019/03/27(水) 07:54:14
神々は闇の中、集合的無意識の底から何度でも蘇る
それは、【紀神】の座を得られなかった神々にしても同じこと

722言理の妖精語りて曰く、:2019/03/31(日) 07:12:53
アルセスは去った。君が知るアルセスは新たに呼び起こされたものだ。

君が知るアルセスはデバフ撒きがいやらしい星5のレアキャラに過ぎない。

たとえキャラデザに古代の彫刻だの賛歌での描写が反映されていようが、君が知るアルセスは……

723言理の妖精語りて曰く、:2019/03/31(日) 10:07:18
ところで【独立的無意識】という名の神もかつていたような気がしないでもないでもない

724言理の妖精語りて曰く、:2019/04/05(金) 05:48:00
二分心学説である

725言理の妖精語りて曰く、:2019/05/10(金) 06:54:31
【スロデ神群】はあらゆる技術を尊び、その所有する技術によって全ての序列を定める神々である
そして、フルシズが作り上げたフェーリム・フレナフェレこそが彼らが認める最大の「製品」であり「芸術品」であったため、フルシズは、それによってスロデ神群の王となったのだという

726言理の妖精語りて曰く、:2019/05/11(土) 01:07:20
【もにょもにょ神群】はなんかこうハミガキ粉とかに似ている

727言理の妖精語りて曰く、:2019/05/12(日) 22:50:02
【ホドラク神群】は、闇の神をその頂点としている

728言理の妖精語りて曰く、:2019/05/12(日) 23:33:11
闇である以上、光に反射する貴金属も宝石も無意味。威厳有る声を、上から呼ばわる、懇願と指示を仰ぐ呼びかけを下から投げかける。
その位置関係がホドラク神群における上下をあらわすことになる。

729言理の妖精語りて曰く、:2019/05/19(日) 12:35:14
そのため、ホドラク神群信仰では「声」が重要視され、人間の美醜と地位も声で決まる

730言理の妖精語りて曰く、:2019/06/01(土) 09:03:52
【縛られしウィルキア】は、洞窟に束縛された魔神である
現在は、訪れたものに忠告や希少な品々を与えたり、物品の加工などで助力をもたらすだけの彼女であるが、いつの日にかの解放が約束されているという

731言理の妖精語りて曰く、:2019/06/01(土) 17:52:43
【解き放たれしネオンテトル】は自由な神であるが、自由すぎて身も心も各地に四散してしまった
現在は、極限まで希薄化された彼女の断片があちらこちらを朧気に漂っているだけにすぎないが、それらはいつの日にか再び寄り集まるのだという

732言理の妖精語りて曰く、:2019/06/08(土) 08:01:02
麺の神

733言理の妖精語りて曰く、:2019/07/08(月) 03:50:42
炎の神に三神アリ
まず、長女に灯火の神メラーシャ
次に、長男に営為の神ボーツグ
そして、末弟に爆炎の神ボムルス

水の神に三神アリ
まず、長女に水滴の神ピタス・ピトス
次に、次女に水流の神リューオリ
そして末弟に瀑布と洪水の神ドーゴース

734言理の妖精語りて曰く、:2019/07/12(金) 07:55:49
水滴の神と灯火の神は恋に落ちて駆け落ちし、それが二種の神々のあいだにいさかいを巻き起こした
やがてそのいさかいは、自然界を二分する大戦争へと発展していったのだった・・・・・・・・

735言理の妖精語りて曰く、:2019/09/08(日) 22:43:05
シェデク神は、強大な古代の神であり、己の子どもたちに高圧的な支配を敷いていた
だが、大いなる父の神による支配は、子どもたちによる反乱によって終わりを告げたのだ
その戦いにおいて、シェデク神は、男性を男性たらしめる部位を切り取られ、以後は女神として生きることになったのだという

これが、今に残る『台風鎮め』の儀式の始まりである

とはいえ、シェデク神が打ち破られた後も、戦いが強大な神による支配はその後もまだまだ続いたのだ
なぜかと言うと、今度は、女神シェデクによる統治が始まったからである

736言理の妖精語りて曰く、:2019/09/14(土) 08:08:29
”不可視なる手”(インヴィジブル・ハンド)というのは、現在最も信仰を集めている神の一柱
いかなる私欲をも、公共の福祉に変える力を持つと信じられている

737言理の妖精語りて曰く、:2019/09/14(土) 09:32:29
体内世界エブには多くの神々がいるが、中には失われてしまった者もいる。その昔、外界からの【開腹手術】なる干渉災害により消滅したと言われる【虫垂神フブル】もその一柱である。

738言理の妖精語りて曰く、:2019/10/22(火) 23:21:40
【エイジ・オブ・キャット】は、古き神の新生と新しき神の誕生が同時に起こり、まさに混沌そのものの時代となった。

歴史の闇から現れた【経済神マーキス】と【絶対神スターリ】二柱が激突し、ユーラシア大陸の経済体制が多様に分化したことなどは、その一例に過ぎなかったのだ。

739言理の妖精語りて曰く、:2019/12/08(日) 12:22:36
迫害された者たち、いかなるものにも許されず愛されなかったと感じていた者たちは、邪神となり【エボル神群】と呼ばれた

一節によれば、彼ら彼女らは、世界が大きく変異した【大変動】によって神になったのだとも言われている

740言理の妖精語りて曰く、:2019/12/12(木) 19:39:00
【ケブルヒトツメ】は動物磁気の神であり、大変動前は各地で信仰を集めていたのだという。
だがそれも今は昔の話。エボル神群の神々とは逆にかの神は力を失い誰も顧みぬ怪しげな噂話と成り果てた。

741言理の妖精語りて曰く、:2019/12/19(木) 07:08:20
美と愛を司どる神メヘラーはエボル神群の一人に数えられる
彼女は、愛を求め世界をさまよい、多くの恋人を作った
ある者たちは彼女を褒め称えたが、彼女を嫌い迫害する者たちもまた多かった

742言理の妖精語りて曰く、:2020/01/11(土) 22:13:58
【夜に棲むクレール】は半人半獣の神とされる。信者達の話では、予言者シャルルがかの神を目覚めさせたということだ。

743言理の妖精語りて曰く、:2020/01/23(木) 20:34:56
神話の実態は、神々のしょうもない争いであることも多い
恋愛関係とか、欲望とか、ちょっとした勘違いや行き違いとかそういうのだ

744言理の妖精語りて曰く、:2020/01/26(日) 00:39:36
南東からの脅威の眷属は神々ではなく、真の脅威でもない。
真に恐るべきは南東からの脅威、すなわち紀元神群に匹敵する別体系の神々である
これを飛来神群と呼ぶ。

745言理の妖精語りて曰く、:2020/01/27(月) 09:45:17
飛来神群は恐るべき存在ではあるが、現在大陸で覇権を握っている【紀元神群】も、元はどこからか飛来してきたとする伝承もある
神々はいずこから来て、またいずこへか去っていくものなのだろうか?

746言理の妖精語りて曰く、:2020/01/27(月) 13:44:59
対して、決して動かないものすなわちティドロソフこそが真の神であるとする一派もある

747言理の妖精語りて曰く、:2020/02/03(月) 23:05:44
七つの赤子から一人の老人が生まれる。その逆はない。

748言理の妖精語りて曰く、:2020/03/21(土) 07:13:39
忌まわしき古代の遺物『デジタル・ポケット・エッグ・バーコード・モンスター・エンサイクロペディア』
通称『神モン百科』によれば、遥か古えの時代、神々は人とともに生き、人によって使役される「怪物」であったという

749言理の妖精語りて曰く、:2020/03/28(土) 07:49:14
【エドアルド】は、憤怒の神
煮えたぎる怒りは溶岩となり、あるいは石炭となって残り続ける

妹の復讐のために立ち上がった彼の戦いによって、世界は大きく変わったのだという

750言理の妖精語りて曰く、:2020/06/29(月) 12:43:43
知恵の戦神ガナンと勇気を司る戦神ゴーダは双子の兄弟であり、喧嘩したり協力し合ったりしていた
その関係は、ガナンがその謀略のため人びとの非難を受け、邪神に堕ちた後も続いたのだ・・・

751言理の妖精語りて曰く、:2020/09/13(日) 22:54:07
みそっかすの神様は、誰よりも愛が欲しかった

だから、逃げ出した奴隷何人かを適当な部族と集めて、大脱出の神話を作ったり、わがままで気まぐれな人間たちをいじめたり甘やかしたりを繰り返した
その力は、他の神様たちが起こす奇跡をじゃましたり、信者を苦しめることしが出来なかったけど、むしろ、それが彼女への信仰心を大きく高め、彼女の宗教に世界の覇権を握らせたのだ

苦しんでいるとき、望みが叶わないとき、ひとのものを欲しがったり、誰よりもいちばんになりたいとき
そんなときこそ、信仰心は高まる
望みのものが与えられたり願いが叶う必要などない
逆に、欲求不満や信仰しているのに報われていないという想いこそが、神様の存在を確信させ、より強い信仰心となって神様を支えるのだ

けれど、彼女はやりすぎた
どれだけ信じても報われないのが最適ならば、神様がいないのと同じこと
彼女の世界は星のすべてに行き渡ったけど
そのときには、もう
彼女の居場所はどこにもなかったのだ

神様は、あんなにも愛が欲しかったのに
みそっかすでいたくなくて、自分と同じはぐれ者や鼻つまみ者たちの守護神になって
偉そうにおきてを書いてわたしたり、嫌な意味を持つ名前を知られないように必死に隠したり、愛してもらうために色々したのに

結局彼女は、またみそっかすに戻ってしまった
ああ、神様
あなたはなんて、かわいそう


塔の上の少女は、ひとしきり弔事を述べると歯を磨くために階段を降りていった
明日は早く、彼女にはやることが沢山あるのだ
少女が立ち去った後の最上階には、ただただ冷たい風が泣くように吹きすさんでいた
まるで、誰も知らない神様の死を悼むように

752言理の妖精語りて曰く、:2020/10/05(月) 22:55:25
古の時代から崇められし恐るべき存在、サバなるもの

753言理の妖精語りて曰く、:2021/04/27(火) 22:00:36
アウターと対比される神々として、【インナー】と呼ばれる者たちもいます。
なんか祭儀【本日のおすすめコーデ】とかで使うらしいです。

754言理の妖精語りて曰く、:2021/05/14(金) 08:14:53
氷柱百神には、花の女神も居たという
だが、それもフォドニルによって魂が封じ込められた氷柱が溶岩に投げ込まれたときに滅びてしまった
そして今では、その女神の名さえも忘れられてしまったのだ

だが、それでも女神は人々に愛されていた
人々は薄れゆく彼女への思い出を留めるため、氷柱に花を閉じ込め年に一度の祭りを執り行うようになった
これが、【氷中花】のはじまりである

今では、技術の進歩により氷ではなくカーボンなんとかいう透明な物質に花を閉じ込めることすら出来るようになった
女神は確かに滅びた
けれどその思い出は、こうして永遠に残り続けるのである

755言理の妖精語りて曰く、:2021/05/23(日) 22:38:20
デセンダンの神はデセンダンに集い、トンツクタンの神はトンツクタンでタンタタをたんたか踊る

地に眠る者に地の祝福を
闇に踊る者に闇の栄光を

756言理の妖精語りて曰く、:2021/09/04(土) 10:44:12
水神エシャンディは、多くのものに愛される女神であった

彼女を巡って天と地の神が争う時、それは嵐と雷鳴となるという
また、彼女が棲家を変える有様が水の循環であるとされ、干魃のとき、人々はエシャンディの訪れを祈って供物や踊りを捧げ、楽しさとにぎやかさを演出したのだという

だが、エシャンディは決して美しい女神ではなかったともいう
さらに彼女は欠点が多く、また愚痴を多くこぼすものであり、川の淵ではぶつぶつ語り続け、海では大声で泣き叫ぶ

けれど、同時にエシャンディは、人や神の心に溜まった鬱屈や痛みを良く感じ取ることが出来る神でもあった
彼女は常に流動し、あらゆるケガレと淀みを押し流し、全ての痛みを和らげる
そうした女神だったからこそ、エシャンディは神々を含むこの世の全ての存在から、大いに愛されていたのだそうだ

757言理の妖精語りて曰く、:2021/11/15(月) 09:08:47
【セカンダス】の人々は、はるか遠く、時と空の果てよりこの地へ逃れてきたのだという
そんな人々が信じる神は、かつて抱いていたはずの信仰とはどことなく違っていたのかもしれない

雷と正義を司る女神、【ゼウレディア】はその主神であり、あらゆる民族、あらゆる王がその子を欲しがった
優れた血統、永遠不滅にして強大な権威である神との縁、そうしたものを誰もが望み、強く渇望したのだ
現在では、その性質はキュトスの姉妹である【ムランカ】に受け継がれているのだという

758言理の妖精語りて曰く、:2021/11/28(日) 22:33:58
起重機の神、デカンナンダス
その威容は、今も資源の丘の上にそびえ立っている

759言理の妖精語りて曰く、:2021/12/02(木) 18:49:15
アートレイニアの神とは『楽曲』そのものであり、その姿は演奏によって現れる

760言理の妖精語りて曰く、:2022/04/04(月) 10:50:32
南東の島の神トケケッ・キロッは、かつて下級神でありながら工神バッカンドラに並ぶとまで称されし鍛冶の神であった。
しかし、バッカンドラとの鍛冶神三番勝負の最中に起こった事故によって利き腕を断たれ、鍛冶神としての力と名声を失った。
その後、力を失った下級の神であるトケケッ・キロッなど誰も見向きもしなくなり、その事に耐えられなくなった彼は
失意を胸に、自ら地上へと堕ちると名もなき南東の島に流れ着き、そこで一人、密やかに暮らす事にした。

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/7039/1153030084/631-632

761言理の妖精語りて曰く、:2022/06/09(木) 20:52:30
上下神群には二柱の神しか存在しない。

762言理の妖精語りて曰く、:2023/02/16(木) 00:07:08
灯火の神メラーシャの扱いは、時代によって大きく異なる
ある時は全てを統べる美しき女王神として崇められ、またある時は、失敗と山火事の神として蔑まれたこともある

763言理の妖精語りて曰く、:2023/03/10(金) 00:00:39
双子の女神は、砂を撒くことによって時の流れを形作ったのだという

764言理の妖精語りて曰く、:2023/03/25(土) 12:53:47
【プログナクの花】は、密林の奥にひっそりと咲き、【姫神】として原住民から崇められている
それに出会う時、不運に呪われるとも、幸運に祝福されるとも言われ、その真実は定かではない

765言理の妖精語りて曰く、:2023/05/22(月) 10:28:47
モケキーンとキャキャメットは、いつも友達
それはずっと変わらない
二柱の神々は、ずっとずっと一緒だった

それは、二人が恋に破れたあとも、お互いの恋人を取り合ったあとも、淡い夢や憧れを語り合っていたときも、
神々同士の戦争に巻き込まれて、凄惨な殺し合いを演じることになっても変わらなかった

モケキーンはキャキャメットに毎週必ず手紙を買いたし、キャキャメットも親友にいつも言伝てを遺した
二人は何もかも正反対で、字が読めるかどうかも住んでいるところも生まれた文化も所属していた勢力もぜんぜん違っていたけれど、
それでも、二人の友情は変わらない
たった一つのお菓子を取り合っていたときも、同じコンクールで競い合い悪意と陰謀の渦に巻き込まれていたときも、二人の友情は最後まで変わらなかった


やめるときも健やかなときも、おたふく風邪のときも、はしかのときも
ついに、神々すら殺す病が全世界に拡がり、二人が共に倒れたときでさえ……二人はそれでも、友達だった

モケキーンとキャキャメットは、いつも友達
それはずっと変わらない
二柱の神々は、ずっとずっと一緒だった

766言理の妖精語りて曰く、:2023/06/04(日) 00:08:43
魁偉なるゆで卵神

767言理の妖精語りて曰く、:2023/06/30(金) 09:36:54
つまりは【ハードボイルド】ってわけ。

768言理の妖精語りて曰く、:2024/04/08(月) 21:15:09
【硝子針の神々】に属する神は皆、元は凄腕の悪夢狩人だったという。
彼らは夢に溶け、集合的無意識と交わるうちに、次第に純化されていったのだ。
そして最後には、純粋な意志そのものへと変化した。
人よりも脆く、透明で、鋭い。それが彼らの名前の由来である。


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