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生態

1言理の妖精語りて曰く、:2006/05/31(水) 03:53:06
主に動植物などの生態に関する記述を行うスレッドです。

208匿名魔女:2007/07/25(水) 22:40:54
槍に尾と顔が。蛇となった。
翼と四肢が。竜となった。
アルセスが肉を削ぎ落とし、残った骨で槍を作った。

今では槍は大陸と呼ばれている。

209言理の妖精語りて曰く、:2007/07/25(水) 23:23:32
猫は加工できなかった屑から生まれた。

210言理の妖精語りて曰く、:2007/08/04(土) 18:02:23
枯葉の森では、青々とした葉が舞い落ち、茶色く乾ききった芽が息吹く。
深奥に渦を巻くつむじ風は、真紅の色。
風の巻く音に合わせ、木々がざわめき、しなる木々の動きで風が起こる。
森の内側だけで完結した世界は、この世の始まる前から存在したとしても不思議ではなく。

211言理の妖精語りて曰く、:2007/09/05(水) 23:43:47
「『株』といっても結局はちぎってこねただけの肉塊だからねえ。
生産ペースには限界がある。一月に1、2体が限度だね。
一年に13体から20体くらいまでしか作れない。
でもやつはけっこう昔からここにいて、ちまちまこつこつと産んで集めて
今じゃあ凄い数になってる。

近頃は増やすスペースがやけに右肩上りになってるんだけど、大丈夫かね。
いや心配してるわけではないけどね、新しく生まれてくるヤツがこれまた異様なんだよね。
どんな大きな敵でもぶっ倒して蟻みたいにたかって食う。あれはきもいわ。
しかもさ、喰ったのが人型の敵だとよくわかるんだけど、そいつの仕草とか身振りとかが似てきやんの。
あれが何よりきもいわ。」

212言理の妖精語りて曰く、:2007/09/06(木) 23:01:25
エヴァの使徒の踊り食いかハンターハンターのキメラアントっぽいな

213言理の妖精語りて曰く、:2007/09/07(金) 00:02:05
どっちもわからんので一般的な比喩を頼む

北大陸と南大陸は自然環境の違いが大きかったが、なぜか生息する生物層は似通っていた。
食物連鎖では特に顕著で、レベルが同じ場合は単に同一種の寒暖に対する適応が違う、程度であった。
例:北でクロオオハネム(ネム科ハ属オオハネム亜種)がコオリドウフ(トウフ科ドウフ属ドウフ亜種)を捕食するレベルで、南ではシロオオハネム(ネム科ハ属オオハネム亜種)がユドウフ(トウフ科ドウフ属ドウフ亜種)を捕食する。

214ある女語りて曰く、:2007/09/27(木) 00:05:30
【エルフ】
『大観察者』を自称する某氏による形態分類。
長身で美しい容姿を持ち、その寿命は1000年を超えることも。中には
命を奪われない限り、永遠に生き続ける事例も存在する。
【ドワーフ】
『大観察者』を自称する某氏による形態分類。
エルフほどではないが長い寿命を持ち、背が低く頑強な肉体を持つ。
また、ずば抜けた手先の器用さも大きな特徴である。

少なからぬ世界において『人間』や『エルフ』や『ドワーフ』が存在しているが、
「これらの形と在り様をした生き物を作り出そうとする傾向を、
多くの世界がもともと持っているからではないか」とする説がある。

この世界にも『人間』はいるが、『エルフ』や『ドワーフ』は確認されていない。
アルルフ族を『エルフ』に、ダーワルグ族を『ドワーフ』に相当すると解釈する人もいるようだが、
彼らは自然の生命ではなく、言語支配者キャカラノートが自己満足の劇を
上演するために仕立てた安普請な舞台装置にすぎない。よってこの解釈は誤りであると断言できる。

215言理の妖精語りて曰く、:2007/10/08(月) 14:51:49
>>200
ヤルダバオトって某ロボゲーに登場する著作物だと思う。実在の。
名称だけなら引っ張ってきてもいいのかな?

216言理の妖精語りて曰く、:2007/10/08(月) 14:58:17
>>215
ヤルダバオトでぐぐるとスパロボが出るけど、
長音が入っているならこっちだったかも
http://ja.wikipedia.org/wiki/ヤルダバオート

以前からグノーシス名ネタで書き込みしてる人がいるし、こっち由来なら平気か。

217言理の妖精語りて曰く、:2007/10/12(金) 22:36:42
【くり】
南方の海岸線で獲れる生き物。
体長は直径10リーデ〜5000リーデと幅が大きい。
生後しばらくの栄養状態で最終サイズが決定されるようだ。
草食・肉食の二種類がある。

ちなみに食用。
堅いトゲと甲羅でよろわれた内部には甘い肝と肉が詰まっている。
乾燥させれば保存が利くため、携帯食としてくりおこわ、くりサンド、などがよく作られる。

218<<妖精は口を噤んだ>>:<<妖精は口を噤んだ>>
<<妖精は口を噤んだ>>

219言理の妖精語りて曰く、:2007/11/18(日) 10:17:26
【赤茨原の樹】
タグ:[植物][動物]

広大な赤茨原にも一本しかないコウヨウ樹。類似の樹木もこの樹の周辺にあるが、その中にあっても目立つ。
主人を失くした赤い犬が還る場所。
一番下の枝だけ葉が無く、そのかわりのように地面まで届く長いツタが垂れ下がっている。このツタは地面に届くと根を張るので、枝は引かれたわむ事になる。その後一定の期間で枯死し、ひとりでに絡んで地面近くに輪ができる。
やがてやってきた赤い犬はその輪に首を通し、ツタと地面を繋ぐ根を自らの爪で断つ。枝は跳ね上がり、ツタは絞首架、犬は首吊り死骸となる。
風雨によって骸は分解され、養分となる。
赤い犬は音と文と画でできているので、養分もそれである。
赤茨原で育つまでに喰った不協和音、選んだ主人と旅した記憶、赤茨原に戻ってくるまでに拾い集めたノイズ。
それらを得て樹は赤い葉を繁らせる。
やがて骸が消えて失くなったころ、葉は落ち、樹の周囲一面を落葉で赤い広場とする。
広場には日が射し、樹は渇き、月が昇り、樹は枯れ、星が瞬き、樹は朽ち、水が溜まり、樹は砕け、草花が生え、樹を糧とし、生き物が現れ、樹に拠って、群れを作り、樹を材とし、巣を築き、樹を燃やし、火を得、樹を溶かし、鉄を得、樹を纏って、雷を操り、樹を導って、光を曲げ、樹を従えて、重力を中和し、そしてそれら全ては広場に別れを告げて飛び立ってゆく。
何も失くなった赤い広場の真ん中に、かつて樹のあった穴が開いている。
穴の底には水が溜まり、小さな種が植わっている。
水溜りは赤い広場の喧騒を養分として十分に溶かし込み、種は旅立ったもの達が置いていったものである。
種は芽を出し、葉を出し、根を張り、茎を伸ばし、蕾をつけ。
そして主人の到来を待つ。
やがて一輪華は咲き、待ち受けていた存在と受粉する。
花弁はしぼみ、実がつき、重く育って地に落ちる。
実は四肢と牙を備え、赤い広場に残った落ち葉たちを狩って喰う。
赤いものが何も無くなった頃には、実は稚犬となり、花は若樹となっている。
犬は旅立ち、樹はその還りを待つ。

220言理の妖精語りて曰く、:2007/12/05(水) 20:23:08
【かき】
北方の潮干帯で獲れる生き物。
体長はおおよそ10〜20リーデ。
方解石の殻を持ち、オスとメスとで味が非常に異なる。
オスの【かき】は非常にアクが強くエグ味があるため、
大量の醤油と塩に漬け数ヶ月寝かせた後、
水に晒してキギ酢と芥子の混合液に浸し直してさらに1年以上味を染み込ませて
ようやく食用にされる。珍味として高価で取引される。
通称【しぶがき】
メスの【かき】は反対に、芳醇な脂肪と旨味成分が特徴で、主に生食される。
通称【あまがき】

旬の季節の生の【あまがき】に、3年物の【しぶがき】とラミミムシのヴィネグレットソースをかけた料理が、
哲人皇帝エーゼンティウスの大好物だったらしい。

221言理の妖精語りて曰く、:2007/12/08(土) 03:05:07
【アバランチ・エントロープ】
ワールドイーターの一。
「千の指の猿の掌」で表される。
エントロピーの連鎖増大現象。

222言理の妖精語りて曰く、:2007/12/08(土) 23:53:54
>>221を削除。

223言理の妖精語りて曰く、:2007/12/15(土) 22:40:50
>>219も消去

224言理の妖精語りて曰く、:2007/12/16(日) 07:08:53
【ナナ】と【ハチ】
イヌ状の非有機生物系奉仕生命(クラシカルハウンド)。
護衛兼世話役(ガードアンドブースター)。
巣窟(タワーオヴスターゲイザー)の出入口を守る、特定の2個体(ザ・エンヴァーD&ザ・1/2ライヴ)のために群れの中枢(ナインスエルダー)数匹が召喚(ディスシール)した。
性能的には群れの中堅層な個体(クラス・トゥエンティ)と比べても遜色ない。
この2匹の就任により門番役2個体の負担はかなり軽減された。
常に群れの利益となるよう行動し、場合によらず自己保存よりも群れの防衛を優先する。
が、この2匹は特に門番2個体専用として設定され、群れの利益に反しない限り、召喚者よりも2個体の命令を優先する。

約270周紀にわたり巣窟の門番補佐として親しまれたが、【ナナ】の激しい経年劣化とダメージ蓄積から来る感覚器全損、【ハチ】の大破及び運動機能永久喪失、と防衛任務に耐えられなくなったため任を解かれる。
現在は大幅に機能削減・体格縮小して、門番2個体の精神的補佐任務に就いている。

制式名、というか召喚時の真名(アクセスコード)は「七海抱懐(ユルムガルド)」と「八天仰笑(クロウサー)」。

225言理の妖精語りて曰く、:2007/12/18(火) 22:04:43
>>224はワードイーターに喰われますた。

226言理の妖精語りて曰く、:2007/12/21(金) 13:53:20
【ラン科の多年草と封魔研】

【会社】と【長椅子】の興亡史で有名なナーナーには封魔能力があるのではないか。
風聞ではあったが封魔研究所は調査を開始した。
しかし、かつて争いの地であった沼地へとついに辿り着いたメルギ=マクルギ調査員はそのまま連絡を絶ってしまった。

三ヶ月後、沼地に近い村でただ「ナーナー。」とだけ呟くマクルギ調査員が目撃された。以来彼を見た者はいない。

227言理の妖精語りて曰く、:2007/12/22(土) 22:03:58
犬どもは人間よりも高い知能を持つが、「読み書き」ができない。
だから神々の図書館に到達しても【人類】を理解することはできなかった。

228言理の妖精語りて曰く、:2007/12/22(土) 22:16:07
ではどうしたか。
単純明解。
読み書きの能力をもって【人類】を理解することができ、かつ犬どもに不利益的な行動を行う可能性の低い存在――つまるところ「図書館の司書」に頼んだのだ。

「お仕事中ごめんなさい、どうか字の読めない私たちの代わりにこの内容を読み上げてはくださいませんか」

司書は微笑を浮かべて言った。

「もちろんです、わたしは本を求めてやってくる、あなた達のためにも居るのですから」

週に一度の司書の空き時間、犬どもはお茶請けのお菓子と司書への感謝の証である様々な品物をもって、図書館へと通いつめた。

今でもその朗読会は続いている。
週に一度、あなたの家の番犬がふらりとどこかへ消えたなら、彼を責めないで欲しい。
犬どもは【人類】の理解者となるべく、学ぶことを必要としているのだ。

229<<妖精は口を噤んだ>>:<<妖精は口を噤んだ>>
<<妖精は口を噤んだ>>

230言理の妖精語りて曰く、:2008/02/21(木) 19:48:30
死に絶えろ夢想のものどもー

エーゼンティウスの最期の言葉である。

231<>:2008/03/08(土) 22:34:27
http://beyond-online.gratishp.com/index2.html Combat Mission Beyond Overlord

232言理の妖精語りて曰く、:2008/03/30(日) 16:30:48
女の子であるか否かはほんとうに遺伝子によって決まることなのだろうか?

233言理の妖精語りて曰く、:2008/03/30(日) 16:46:25
遺伝子によって、というか染色体基準ならYESだ。
それ以外の基準も多くある(生物的な構成や中枢神経の配線具合、行動様式や趣味嗜好、周囲からの期待に適応、など)から、「女の子か否か」を問うならばその基準をまず提示したほうがいだろう。

234言理の妖精語りて曰く、:2008/03/30(日) 22:36:15
例えば、「女の子」と「おんなのこ」は違うだろうか。
「女の子」と「おんなの子」では?
「女のこ」は流石に何か違う気がするけど。

235言理の妖精語りて曰く、:2008/03/31(月) 02:55:14
此処にいる妖精は全ておんなのこだ。誰がなんと言おうと可愛い女の子だ。
そのほうが都合が良い。

236言理の妖精語りて曰く、:2008/04/03(木) 22:17:21
鈴国では理-魔体系が魔術の根本をつかさどるが、義国圏では四大元素・五行説といった元素体系が土台となっている。

237言理の妖精語りて曰く、:2008/04/04(金) 18:25:45
↑誤爆してしまった。

238言理の妖精語りて曰く、:2008/04/04(金) 20:18:46
アルセスのせいです、気にしない気にしない

239言理の妖精語りて曰く、:2008/05/04(日) 22:42:01
【ぬこ】
動物。その起源は、猫を家畜化したもの。どうやって家畜化したかは不明。

240言理の妖精語りて曰く、:2008/07/03(木) 20:59:28
進化と呼ばれる環境適応の終焉、ハイエンド種。
いかなる環境にも適応すべく自身を作り変え、その生存を脅かされることはもはや無い。
他方、古代にて種が誕生した頃の姿を未だに保ち続ける、エンシェント種。
史上存在したあらゆる逆境を、あらかじめ備えた能力のみで切り抜けてきた。

241言理の妖精語りて曰く、:2008/07/13(日) 23:43:33
人外、と呼ばれた。
ひとではないもの、という事らしい。
人とはなんだ、と問い返した。
おまえはひとではない、と撲たれた。

242言理の妖精語りて曰く、:2008/07/16(水) 23:57:31
納豆なんて人間の食べるものじゃないよ。

243ナットーラ・ネヴァーツケロー:2008/07/21(月) 11:45:34
そうとも。納豆は食べ物じゃあないよ!
でも人間は食べ物だよね!

244言理の妖精語りて曰く、:2008/07/21(月) 18:50:35
人を喰うと人外になっちゃうけど、いいのかな?

245言理の妖精語りて曰く、:2008/08/18(月) 02:23:06
【ダイス】
振ると目を飛び出させる獣。
飛び出させる目の数は、(一般的なダイスならば)1つから6つのいずれかで、
それは確率的に等しいことが確からしい。
その性質から古い時代から賭博に使われる(ダイスが出した目の数で勝負する)ことが多く、
賭場独特の言い回し(※)が一般にも広まった。
(※)例えばダイスが目を3つ飛び出させたとき「3の目を出す」と言う等。

猫の国での別名は【サイ】と言う。
猫の国では道の安全を守る神(「サイの神」)として神聖視され、
ダイスに供える金銭を「サイ銭」という。
死後の世界への道の安全を祈るサイ銭は、特に「渡し銭」という。

246言理の妖精語りて曰く、:2008/08/18(月) 22:23:32
ペレス
トウフ目立体科四面属の鋼物。
寒暖の温度差を代謝に利用する大ガイア系の一部でもある。
名前の由来はイヌヴ神話の主神・クロウザーの持つ武器ペレテケンヌルの切っ先から。

247言理の妖精語りて曰く、:2008/10/12(日) 20:25:28
根が無く、自由に動き回る植物がいる。根無、つまりネムだ。
超硬度の氷で覆われた氷豆腐をも噛み砕く黒大歯根無(クロオオハネム)や人間なら大火傷では済まない高温の湯豆腐を捕食する白大歯根無(シロオオハネム)もいるらしい。

248言理の妖精語りて曰く、:2008/10/16(木) 00:26:23
アルセス(もしくは少年神)が根無に食べられる、という筋立ての俗話は世界のあちこちで見られる。
それだけ根無の食欲は人々に親しまれていたのだろう。

かつて草の民と呼ばれたヘリヘットの人々は、
食欲不振の病人に対し、根無の根を煎じたものを飲ませていたという。
根無の根とはこれいかに? といぶかしむ方も多いだろうが、
彼らは根無の脚葉を根無の根と形容していたようだ。
歌物語「夜のハルバンデフ」にも、根無の根を煎じる老婆の描写が現れる。
もっとも、この部分は後世の人間の手によるものとされているが。

さて、前段の文章と相反するようだが、根無の根というのは存在しないわけではない。
植物にとって根とは何か。
一つにはその身体を支えるもの。これは根無の場合、脚葉が担う。
もう一つ、土中から水分や養分を吸収するもの。
根無の威圧的な口腔のその奥の嚢、噛み砕いた豆腐たちを消化吸収するその内壁は、高級な毛織物のような不思議な手触りだ。
あの繊維一本一本が、根無にとっての機能的な根である。
実際にその顕微鏡的な特徴は、例えばニガヨモギの根などと驚くほどよく似ているのだ。

249言理の妖精語りて曰く、:2008/10/18(土) 17:49:37
根無は体内に微生物を飼っている。

250言理の妖精語りて曰く、:2008/10/18(土) 18:04:55
それにより活発に動けるほどのエネルギーを生み出しているというのか

251言理の妖精語りて曰く、:2008/10/18(土) 22:21:06
豆腐の持つ高エネルギーを利用している様だ

252言理の妖精語りて曰く、:2008/10/18(土) 23:36:05
昔は、会戦の前には強壮剤として豆腐を食べていたらしい。
もちろん本物の豆腐なんて高価すぎて兵士全員には配れないから、豆腐っぽい白いものを、だけど。

スタンドヘッドって動物を知ってるかな?
さいきんは精肉店の店頭などでもあまり見ないけれども、数十年ぐらい前までは
僕たちが消費する肉類の35%ぐらいを賄っていたらしい。
足が4本で手が2本、胴体の上にやけに大きくててっぺんが平べったい頭部が乗っかっている。
全身は灰色っぽい長い毛で覆われ、頭の脇にかわいらしい一対の信号機が付いている。
消費する餌に対しての生産性があまりよくないのと、屠殺が煩雑ななため、牛や馬などの獣に食肉の座を取って代わられた。
やっぱり手の部分が、食肉用家畜としては余分だったのだろう。

その、解体後に余ったスタンドヘッドの長い毛と信号機を、大量の水で長時間かけて煮込み、
そこにほんのわずかの醤油を入れてさらに煮込むと醤油の強い相互作用によって煮出し液がどろどろになる。
それを木枠に入れて一昼夜放置し固まらせたものが、兵士たちが食べていた豆腐っぽい白いもの、の正体のようだ。
俗説では亜豆腐だったといわれているけれど、亜豆腐が僕らの食卓に広まったのは、せいぜいここ50年くらいの話なのだ。

253言理の妖精語りて曰く、:2008/10/19(日) 00:03:01
こんな感じかね?
http://poti.atbbs.jp/flicker/src/OB1224342045351.png

254言理の妖精語りて曰く、:2008/10/19(日) 01:15:29
そうそうそんな感じ。
最近では北方の食文化の流入の影響か、手の部分が再評価されて高値で取引されてるみたい。
これ以上はガリヨンテでの話しになるからあれだけど、
しっかりと茹で上げた後に多めの油で炒めて、そのあと甘辛い味に煮含めるといい。
盛り付けるときには輝草かなんかを添えて。
歯で骨からこそげて食べる、薄い肉皮が絶品だ。

255言理の妖精語りて曰く、:2008/10/19(日) 15:56:45
揚げスッテンの甘辛煮である。

※スッテン:スタンドヘッドの手の部分のこと。

256言理の妖精語りて曰く、:2008/10/28(火) 18:11:06
スタンドヘッドを食べた奴の頭にも信号機が出るっていうのは本当なのかな?

257言理の妖精語りて曰く、:2008/10/31(金) 15:45:36
本当だよ
信号機が生えた人がスタンドヘッドになるって食用が禁止されたりもしたけど、
今では治療法が確立して、珍味中の珍味として食べられてるよ

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270言理の妖精語りて曰く、:2009/01/18(日) 00:00:34
全く青いムカデがやらかす虫食いというものは、
不快なものだな!!!!

271言理の妖精語りて曰く、:2009/06/28(日) 13:15:59
【ラクダ】
長い毛に覆われた舷側と優美に伸びる舳先を備え、流砂地域を渡ることから「砂漠を往く船」と呼ばれる。
すべてを飲み込む広大な砂の海を行き来する貴重な交通手段として、古代から家畜として利用されていた。

272ジョージ・シルバースミス語りて曰く、:2009/07/02(木) 23:42:56
宇宙人?じゃなぜ見た目が白人ホモサピエンスなわけ?
しかもチョビヒゲが涎を垂らして喜びそうな金髪碧眼ぞろいときている。
「スペースブラザーズ」とか言いつつ黒人やインディアンやアジア系の姿の奴がいない。
結局、白人優位主義が滲み出てるんだよ。だから「兄弟姉妹」に他の人種がいないんだ。
そんな幻想のお友達に囚われてる親父も親父だな。
全員黒人にしておけばアイザイア伯父さんともうまくいってただろうよ。

……本当にアタマをいじられたのかもな。

273言理の妖精語りて曰く、:2010/09/17(金) 01:02:13
【三大古生物】
ナラワシ、シキタリ、デントーの三種の動物を指す言葉。
古来からまったく姿を変えずに存続し続けている。
進化や適応変化なしに、数千年以上の時間をどうやって生き延びてきたのかは謎である。
環境や外敵などに対しての対応力が、通常の生物とは桁外れに高いと考えられている。

進化を必要としない完璧な生物である、という俗説もあり、神として崇める文化も存在する。

274言理の妖精語りて曰く、:2010/09/17(金) 01:18:57
ここまでの議論から、ナラワシ、シキタリ、デントーの生命力、環境適応能力は異常に発達していることは伝わっただろう。
蟻や魚や人間のような、自然の中にその起源をもつ一般的な生物としては考えられないほどに。
ここにも、自然とは異なる、まったく別の「力」が加わっている可能性がある。
例えば、彼らは地に落ちた紀神かもしれない。
あるいは、反自然生命体(マルタの人工生物などを想起せよ)であるかもしれない。
暴論だと思うだろうか? 妄想だと笑うだろうか?
結構。
暴論。妄想。胸をはって語ろうではないか。
世界の不自然に対峙するには、我々もまた、不自然な武装を持つしかない。

(「不自然な生物、不自然な自然」より)

275言理の妖精語りて曰く、:2010/09/29(水) 22:35:28
デントーの滅びに対し、絶滅からなんとしても保護すべきだと主張する集団と、
種の滅びは自然の流れに任せるべきだと主張する集団が出現したが、
議論の決着どころか、保護派が現実的な行動にうつる前に、すでに状況は手遅れとなっていた。
デントーの不自然な絶滅は、多くの一般市民にとっては世界中にありふれた環境系ニュースのひとつにしか過ぎなかったが、
文化人を自認する一部の市民にとっては、神の死にも等しい過酷な現実だった。
デントーは絶え、デントーを語る者もいなくなった。

276言理の妖精語りて曰く、:2010/10/10(日) 13:11:31
ナラワシとシキタリの捕獲に成功した生物保護委員会は、
デントーの人工孵化をもくろんでいる。

277言理の妖精語りて曰く、:2010/10/11(月) 01:31:44
「理論的には、正しい。
今日の進化論では、デントーは、ナラワシとシキタリから生まれたとされているからだ。
しかしこれはあくまで実証に欠けた仮説に過ぎないのも事実だ」

278言理の妖精語りて曰く、:2014/11/22(土) 00:15:10
苦魔

ほぼ全ての大陸に生息する大型肉食獣。正確には雑食性で木の実をよく食べる。
肉食専門でないせいか、他の動物を捕食する際は機動力を奪うだけで、留めを刺さずにそのまま食べる。
腕の力や噛む力が凄まじいため、機動力を奪う際に結果的に絶命させることも多いが、
獅子などのように頚動脈を噛み切る、窒息死させるといった殊勝な本能は希薄のようである。
そのため、機動力を奪うための一撃で死ねなかった獲物は、生きたまま齧られることになる。
動物の中でも知能が高く、気に入った餌を重点的に摂取しようとする性質も持つ。
人間の味を覚えた苦魔はまさに苦しみをもたらす悪魔の如き存在であり、生半可な魔獣よりも恐るべき存在として語られてきた。

しかしその巨大な体躯、力強さは憧憬や崇拝の対象にもなっている。
ラタルマーヤ(ナンキョクグマ)のように宗教によって神聖視される種もある。
その力を手に入れようとする者も多く、苦魔を操るための術体系も各地で発達した。

279言理の妖精語りて曰く、:2015/01/25(日) 17:45:14
苦魔の多い地域で、人々は皆、鶏肉の茶漬けを持ち歩いている。
襲われた時、鶏肉の茶漬けを差し出すと、苦魔は人間の味から興味が逸れ、茶漬けを一飲みにして立ち去ると伝えられている。

280言理の妖精語りて曰く、:2016/08/06(土) 21:46:13
【猫の国】には、特殊なトントロポロロンズが生息しているという。
名は確か「トントロポロロンズ・ボルジャーノン」だったか。

だが、こちらのトントロポロロンズにも、多様な種類や形態が存在することは、意外と知られてはいない。
その代表格が、冬期にトントロポロロンズが寒さで変態する「トントロポロロンズ・コッチーナ」である。
その存在があまりにマイナーなのは、発生する条件があまりに厳しいうえに、変態した後は、元の形態とは似ても似つかない姿となってしまうためである。

それゆえに、「冬のトントロポロロンズ」と言えば、厳しい鍛練や過酷な経験によって、大きな変化を遂げた人物のことを指すのだ。

281言理の妖精語りて曰く、:2016/11/15(火) 02:49:42
アルゴトルチの象

真っ白な巨象のような、恐らく生物。霊的存在ではない模様。
その偉容はルザナイ教の神話に登場する「南の白象」を思わせる。

南極圏への調査において、各国合同の調査班の前に出現し、その進行を阻んだ。
アルゴトルチとはこのチームのリーダーであり、最初に視認した人物の苗字である。
その姿を見た彼女は立ち止まったが、後ろを歩いていた班員は気付かず彼女の止まった所から9歩先に歩いてしまい、遥か遠くから放たれた鼻の一撃を食らい血の霧となって消し飛んだ。

それから前進を開始し、止まらなかったため、護衛班の威嚇射撃と術の投射を受けるが怯むことなく攻撃した者に反撃を加えた。

命からがら調査基地に戻ったが、彼等が来た方向には巨大なクレバスが生まれておりそれ以上の退去は不可能であった。

調査班を派遣した国々により全世界英雄協会に依頼がなされ、「七大理事」のうち三人を含む救出チームが投入される。
協会の奥の手とも言える大理事が投入されたのは、危機の正体を見定めようとした未来視、千里眼を持ちの英雄が三人爆発四散する事故が起こったため。
三人の再召喚までの時間がかかり過ぎることから急遽決定された。

戦闘の素人を庇い逃がしながらだったとは言え、「七大理事」複数人でも「象」の追撃を止める事は出来ず、「死」の危険すらあった。
象が止まったのは、南方ルザナイ教の伝承において、「南極の玄関」とされる境界線上でのことであった。

七大理事ランディバイスの反撃で折れた牙の先端をサンプルとして持ち帰る事が試みられたが、それを持ったまま去ろうとするとそのぶん白象が進んできたため、同じく七大理事のアーサー・マクドナルドの全力投擲によって放棄された。
牙が白象の遥か後ろに飛んでいくと同時に、巨象は向きを変えることなく滑るように南極の方向へと後退していった。
アキエル曰く「つるーっ、て感じ」

282言理の妖精語りて曰く、:2017/01/30(月) 21:52:01
【マントゥス】
マントゥスとは、倭国特有の精霊である。
その色は白いが、その形はトントロポロロンズとは似ていない。
トントロポロロンズの体は四角いが、マントゥスの体は半球状であり、とても柔らかい。
そして、トントロポロロンズには、まだ内蔵が見つかっていないのに対して、マントゥスには内蔵がある。
マントゥスを解剖すると、黒くてどろっとした流体や、細切れの焼いた肉や、赤茶けた血に塗れた野菜類などの様々な内容物が発見されるのだ。

倭国の夏が蒸し暑いのは、マントゥスが、全身から蒸気を発するからであるが、野生のマントゥスは、冬には姿を消す。

そこで、倭国の人間は、冬になると夏の暑さを懐かしんで、屋内でマントゥスを飼うのだ。
誰でも、倭国の雑貨屋へ行けば、ガラスケースの中から、寂しげにこちらを見つめるマントゥスを見つけることが出来るであろう。

283言理の妖精語りて曰く、:2017/03/28(火) 18:12:47
ギャラクシースネイル、すなわち銀河ナメクジとは、膝の上に乗りたがるペットである
体長は、成体で30センチから60センチになり、「エクレア」と呼ばれるそのボディには、黒地の表皮に色とりどりの星模様が輝く
彼らが、飼い主の膝の上に飛び乗る動作は、好意の感情の表れではあるが、慣れない者にとっては、宇宙的恐怖以外のナニモノでもない。

ちなみに、雌雄同体である。

284言理の妖精語りて曰く、:2017/05/09(火) 13:27:31
玉模前

九の尾を持つ大妖狐。鎖国解除直前の天照府に現れ、住人たちに分身を植え付け、配下となした。
その広まりは「感染」という形をとり、強力な戦士や術者を抱えていた天照府幕府ですら対処のしようがなかった。

そこで助けを持ちかけたのが全世界連盟であった。連盟は鎖国解除を条件に援助を申し出、
この国際機関と繋がりのある全世界英雄協会から玉摸前対策に適した英雄たちが派遣され、
本体は討伐され、散らばった分身も疫学的に根絶された。

苦肉の策として国際社会に助けを求めた天山家だったが、これをきっかけに畳みかけるように国内情勢への介入が行われ、
平民も参加できる選挙制の導入などを経て、将軍家はやがて象徴的な存在にされてしまう。

285言理の妖精語りて曰く、:2017/05/09(火) 18:31:01
玉模前、その正体はアウター・エキノコックス。

化け狐「玉藻前」に感染したエキノコックスが妖狐の体内で魔性を得たもの。
妖怪となったのはそのうちのいち個体であり、玉藻前が討伐され石となると
玉摸前も眠りについた。

墓標船「天狗神宝ミハシラ」に記録された情報によると、その世界では妖怪の活動の停滞期が終了し、
そこの人類は危険を避けるため、石化が解け始めていた玉藻前を「ポータル」に投棄したという。

それが何等かの理由でこの世界に流れ着いたらしい。玉藻前の石化部位は玉摸前の糧となっており現存しない。

玉摸前は正体が判明するまで、自分自身をそう称していたこともあり玉藻前そのものだと認識されていた。

286言理の妖精語りて曰く、:2017/07/04(火) 05:44:08
ナゲラッパ鳥は、自分の頭にパセリを植える習性を持つ。
彼女たちは、逃走中に疲れがたまると、そのパセリを口にしてラストスパートの活力を得るのだ。

287言理の妖精語りて曰く、:2017/07/04(火) 17:43:54
まあ、皮肉にもそのパセリのせいで狩りの対象となっているのだが。

288言理の妖精語りて曰く、:2017/07/14(金) 17:48:36
トントロポロロンズは、ラッパの音を聞かせると、おとなしくなる。
だから、町をトントロポロロンズ売りが歩くときは、いつもラッパの音がするのだ。

289言理の妖精語りて曰く、:2017/07/15(土) 08:47:11
夏は、トントロポロロンズの季節である。
倭国における彼女?は、しばしばカッチン魚のミイラをピーラーで薄切りにしたものを頭に載せている。

このミイラは、数ヶ月もの間、煙でいぶしたものであるそうだ。
そこまでされるとは、きっとカッチン魚というのは、凶悪な罪人か悪魔であるに違いない。

290言理の妖精語りて曰く、:2017/07/29(土) 07:34:39
ツルル・ルテンは、トントロポロロンズと縄張りを争う別種の軟体動物である。
彼らは、元来黄色い身体をしているが、成体になると頭に焦げ茶色の樹液を塗りつける。
それをもって、成人の証とするのだ。

291言理の妖精語りて曰く、:2017/07/31(月) 18:22:44
トントロポロロンズの亜種には、腹に何かを詰め込む習性を持つモノがいる
内臓の代わりに、チリメンという小魚の群れや、種無しウメスター、朝告げ鳥の半熟卵などを詰め込むのだ

292言理の妖精語りて曰く、:2017/08/09(水) 14:08:26
エルフ

中央大陸のエフニカ王国と北方エルフ共和国に棲息する粘菌状生物。
生物の脳に寄生し、その知能を自己のものとして獲得する。知的生命体に寄生した場合、彼等は知性を得ることになる。
所定の手順を経れば、過去の知性を持ったまま新たな宿主に寄生することが出来る。
エフニカ王国と北方エルフ共和国においてはこの方法で数百年分、千年分の叡智を蓄えたエルフが上流階級として国の采配を握っている。

宿主の脳の影響を受けたエルフは美意識を獲得し、「自身の体(とくに顔)」の構造をいじって美形にすることが多い。

293言理の妖精語りて曰く、:2017/08/21(月) 20:45:31
縁花草は、倭国の特産物である。
その花は、風に吹かれると独特のうなりを上げる。

294言理の妖精語りて曰く、:2017/08/22(火) 13:55:26
金持ちな風流人はこの特性を活用し、品種や産地の違う縁花草を並べて植えて、
広大な庭をひとつの楽器とするのだ。

295言理の妖精語りて曰く、:2017/09/28(木) 20:38:22
銀毒の蜘蛛は、無窮の深淵に巣をかける

296言理の妖精語りて曰く、:2017/10/29(日) 16:51:21
ラッパ獣の身体からは、金管が生えている
そしてコイツが、動くたびにファーファー音を立てるのだ

297言理の妖精語りて曰く、:2017/11/06(月) 22:43:03
新しい世代のエルフたちがどうやって知的生命体の脳を得ていたか。

「万民友和」思想は犯罪者の権利も認めており、中央大陸のエフニカ王国と北方エルフ共和国もまた、
様々な憲章への同意などにより、これを同意している、という扱いである。

というわけで、

昔のように、死刑囚の凶悪犯の脳味噌であっても、大っぴらに取り込む、というわけにはいかない。

298言理の妖精語りて曰く、:2017/11/13(月) 14:39:26
これを解決するための申し出をしたのは全世界英雄協会であった。

彼らは英雄が憑依するための素体を別方向に改良し、「エルフ」を収める新たな体にする、
という研究をはじめることを決定した。

299言理の妖精語りて曰く、:2017/11/15(水) 12:28:23
「式」をやどらせた植物系素材を基体としたそれは、
新世代の「エルフ」に、それまでと異なるアイデンティティをもたせた。
別に「地上のほかの生命体とは別次元の異なる知性」を得たというわけではない。

「別の体」は民族衣装のように機能し、別の体を得た「エルフ」の心に作用した。

300言理の妖精語りて曰く、:2017/11/20(月) 20:12:27
ただ、原エルフ種の体積は、ヒトガタの頭部に収めるには、あまりにも肥大化し過ぎていた
その中枢神経「量」は、多すぎたのだ

それゆえに、搭載したエルフの身体は、ヒトガタからはみ出さざるを得なかった
そのはみ出した部分は、あるいは「触覚」となり、あるいは「擬態髪」となった
中には、耳や鼻から漏れだし「異様に長い鼻」や「長い耳」として表れたものもあったのかもしれない

そう、かの有名な「エルフ」像は、そこから始まったのである

301言理の妖精語りて曰く、:2017/11/29(水) 05:52:54
ドーア=ターッバルシュ=ワフー=ワフー、これが縮んで「ドワーフ」である。

十二星座とその主なる大空の外壁の女神を崇拝する珪素生命体、それが彼らである。

302言理の妖精語りて曰く、:2017/12/31(日) 20:38:50
カルトーシュカ(じゃがいも)

「芋」としての形態を備えるが、この世界の植物のあらゆる系統樹に属さない。
アレクサンドル・イワノフのポケットに入っていたためにこの世界に持ち込まれた。
イワノフの出身世界の食糧事情を一変させたほどの優秀な作物であり、
なおかつイワノフの共産主義がこの世界で広まる現象を語るにあたって外すことの出来ない要素である。

当時、中央大陸で栽培されていた作物は魔術による制御機構がつけられていた。
農家は領主から種をもらい受け、それを育てる、という形をとるのだが、
領主の胸先三寸で魔術師が壊死機能を起動させればそのまま腐敗、崩壊してしまう。
領地内に居る限り、隠していても無駄であり、これにより諸侯たちは農民階級の生死を握った。
仮に反乱に成功したところで、平定軍が余所から遣わされるまでもなく、食物は死に絶え、
その年にどんなに豊作に恵まれていようとも、反乱者も飢え死にすることになる。

共産主義が説く解放の思想と主張はじゃがいもと共に流布され、領主たちに支配されず、自分たちの意思で育てられる作物としてシンボルとしての扱いも受けた。

303言理の妖精語りて曰く、:2018/01/09(火) 05:26:59
オルテガ魔術

生き物の生態にはたらきかける魔術。木の棒を鋼の如くになし、
種撃ち草の射撃威力を銃器の如くになし、自身の肉体に用いる事で筋力強化したり、
感覚器官をより鋭敏にすることもできる。

その名は中央大陸で信仰される大地の中心の女神オルテガ(オェル=トェガ)に由来する。
「大地の中心の女神から生まれた」と規定されるあらゆる生命体に対して有効であるが、
ホモ・サピエンス、じゃがいも、ジヌイービ、また
アウター等「この【宇宙】のこの【地球】に起源を持たない生命体」に対してはほとんど効果が無い。
この世界の動植物を食べて育っていてもこれは変わらない。

中央大陸の各地において、オルテガ女神の神名のそれぞれの発音を名称に冠した魔術があり、
それらは総じて生き物の生態に働きかける、という同じ根本原理を持つ。
そうした生態操作魔術の多くは支配階級が支配階級であり続ける為の特権として用いられた。
この術を独占的に運用できることは、それを持たない被支配階級の生殺与奪を普段から握り、
闘争に際しても圧倒的優位に立てる事を意味するためである。

オェル=トェガ魔術、オールトーガ魔術、ウルトゥカ魔術、エリトグー魔術、エッリ=ト魔術の流派の秘奥は強く秘され、
守られてきたが、オルテガ魔術は最も重要な「根」の魔術幹が外部に流出してしまった。
「根」の魔術幹は言うなれば魔術行使における「マスターキー」であり、
これが押さえられると、あちらから停止呪を行使されることで術が解除されてしまう。

流出したオルテガ魔術は大陸中に広まり「解呪できる」という部分も含めて便利な道具として
民衆に用いられるようになった。それと共に「オルテガ魔術」という名称は
「中央大陸における大地の中心の女神の名を冠した生態干渉魔術」の代名詞となり、
やがて一種の総称、ジャンル名として認識されることになった。

304言理の妖精語りて曰く、:2018/03/02(金) 20:33:32
【人狼】とは、寄生生命体の一種である
しかも、この寄生生命体のエサは、寄生した生物の同族なのだ
確かに【人狼】には、正体を隠蔽する能力もある
だが、そんな食事しか出来なければ、正体がバレるのは時間の問題だろう
それゆえに【人狼】は、絶滅危惧種なのである

305言理の妖精語りて曰く、:2018/03/12(月) 05:24:01
独角種ノトラトレコンは青白い身体と角を持つが、その角は興奮すると紅く輝くのだ

306言理の妖精語りて曰く、:2018/04/07(土) 15:07:59
エルフの十二賢者

生物を取り込む事で知性を持つものとなったエルフたちの祖。粘菌状生物としてのエルフは太古の昔から中央大陸の「エルフの森」に棲息していたが、
奇跡的な偶然によって知性を得た彼らから、知的生命体としてのエルフの歴史がはじまった。

知性は持つものの、その在りようは純粋な粘菌状生物のそれを色濃く残しており、「12の核を持つ群体」とするほうが実態に即している。

307言理の妖精語りて曰く、:2018/04/07(土) 15:59:50
統率と秩序を思考する「13番目」が凝結し、しかし群体を離れた。

その個体はエフニカ王国の建国者とされる。
それは森で行き倒れた人間に粘菌を呑ませ、仲間を増やした。
殖えたモノたちは取り込んだ脳の情報を反芻し、「13番目」を中心としてそこにあった「処世訓」が共有された。

もし、町や村に忍び込み、仲間を増やすなら、「屍人」のような魔物とみなされ、駆除の対象となるだろう、と。
そして人間の場合は犯罪者のみを取り込み、脳と一体化した部分を培養し、動物に仕込む、という基本方針が出来上がった。


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