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生態

1言理の妖精語りて曰く、:2006/05/31(水) 03:53:06
主に動植物などの生態に関する記述を行うスレッドです。

2言理の妖精語りて曰く、:2006/05/31(水) 11:53:44
人間を種族だけでなく男女でも分けることができるように、
ヒェルインズによれば生物を分類するおおまかな方法は二通りである。

第一に遺伝的な特徴による分類。
動物と植物、魚類、鳥類、哺乳類といった分類がこれであり、
混成種に関してもこの複合で分類可能である。

第二は、霊的性質による分類である。
すなわち、霊的に無能な種と有能な種、
さらに詳細に分類するならば、使役する霊能の系統である。

3言理の妖精語りて曰く、:2006/05/31(水) 11:58:22
また、この霊的性質からの分類によれば、
紀性を帯びた種は「紀種」として特別に扱われる。
この紀種に分類されるのは竜と猫、そしてその他いくつかの伝説的霊獣である。
(彼らはまた、その多様性から一個体が一種族であるとも見做される)
紀種は生存のための捕食を必要としないため、生態系から外れた存在として扱われる。

4言理の妖精語りて曰く、:2006/06/01(木) 22:40:15
【羽人】
東方に移り住んだ妖精(アヴロノ)の現地での呼び名。

5言理の妖精語りて曰く、:2006/06/02(金) 15:25:19
10番目のキュトスの姉妹ルスクォミーズはゲへナとの間にモロレク(悪鬼)族を生んだ。
幸いにも悪鬼どもが【姉妹】の不死性を受け継ぐことはなかった。

6言理の妖精語りて曰く、:2006/06/08(木) 03:52:46
喰魔獣モルゾワーネスは捕食によって自らのかたちを変える。
高い適応力を持つモルゾワーネスは、その一種のみで生態系の大部分に食い込んだ。
こんにち、喰魔獣は様々な姿をなして世界中に広がっている。
しかし元を辿れば、全ての喰魔獣は最初のコル・モルゾワーネスに行き着くのだ。

7言理の妖精語りて曰く、:2006/06/08(木) 09:34:09
モルゾワーネスが擬態できないものは【紀】以外には存在しないといわれるほどである。

8言理の妖精語りて曰く、:2006/06/08(木) 10:32:18
【調停竜エル・ア・フィリス】
言理の妖精の名を冠する最も厳格なる「紀竜?」。彼の信ずる【秩序】に仇なす者はたとえ同族であろうと
その生存を許さない。竜もまた【秩序】を司る存在であるため秩序を理由に対立するということはほとんど
ありえないはずだが、彼の【秩序】とそれ以外の【紀竜】の【秩序】にはズレがあるようで
エル・ア・フィリスは幾度となく様様な理由で同族に牙を向けている。
この「【秩序】観のズレ」から彼を【紀竜】ではなく【亜竜】の変異体であると考える者もいる。

9言理の妖精語りて曰く、:2006/06/09(金) 10:22:03
【万猫殿】の【猫】は竜とも戦える強者だが、
【猫の国】の猫は脆弱な愛玩動物である。

10言理の妖精語りて曰く、:2006/06/13(火) 12:55:36
人間の人種の分類は「木」の名前でされることが多い。
たとえば、チャカ大陸の黒い肌の人々は【黒檀の民】と呼ばれ、
本大陸の西側一帯から北方にかけて住む白い肌の人々は【白樺の民】と呼ばれる。

11言理の妖精語りて曰く、:2006/06/15(木) 12:13:29
【ダールヤール】
またの名を「回遊する花園」という。亜大陸の大砂漠を常に移動している。
その正体は花園に誘われ紛れ込んだ動物や人間を喰らう怪物。
喰魔獣モルゾワーネスの一形態であるという説もある。不毛の砂漠の生物な
だけあって生命力が非常に強く、オアシスにも擬態するのでやっかいな存在だ。
ダールヤールの正確な個体数は判明していないが、少なくとも500を超えているのは確実とされる。

12言理の妖精語りて曰く、:2006/06/18(日) 18:19:01
ダリャル、ダーリャル、ダールヤール、ダルヤル、ダリヤー
この名で呼ばれる獣は大流河と大山脈を超えて北へ行くことができない。
本能によるものか、ある種の呪縛によるものなのかは不明だが、
彼らは間のトゥルサを通って本大陸に侵入しようとする。
この「花園そのものである獣」の襲来に多くのトゥルサの統治者が頭を悩ませてきた。

13言理の妖精語りて曰く、:2006/06/18(日) 18:33:32
ただ、本大陸の人間にとってはこんな化け物が自分達の住む大陸に入ってこられる
のは甚だしく嫌なので(ダリャルの恐ろしさを真近で見聞きした者ならなおさら)、
本大陸側の国々にはダリャルの撃退・駆除の協力を申し出るものも少なくはなかった。

14言理の妖精語りて曰く、:2006/06/21(水) 15:57:10
ダルヤルという名前は「花をまとった獣」という意味である。
単語を分解して意味を当てると以下のようになる。
ダー(獣)ルユ(〜を身にまとった・装飾した)アル(花)

15言理の妖精語りて曰く、:2006/06/23(金) 20:50:03
天馬の糞は癌の特効薬として知られている。
但し抗癌物質である糞中のデルメトア菌が外気に触れると一分足らずで死滅してしまう為に出したての糞を一刻も早く大量に摂取しなければならない。

16言理の妖精語りて曰く、:2006/06/23(金) 21:06:12
ダルヤルの骨格はその強靭な筋力によって内側に圧迫されている為に、死亡した後、肉体が弛緩することで肋骨がまるで花のように腹を突き破って開く。
骨の色が鮮やかな水色である事からもその死体は花に喩えられる。

17言理の妖精語りて曰く、:2006/06/23(金) 22:00:11
【犬】
【猫】の下位に位置する生物。単性生殖で高い知能を持ち、人喰いを好む。
亜種である【狗】は人に付き従うが、【犬】は人の天敵である。
【猫】には絶対的な忠誠を誓い、【猫】の為に自ら死ぬ事もある。

18言理の妖精語りて曰く、:2006/06/23(金) 22:03:21
【犬】が好んで使う武器は弓であり、【犬】には弓の名手が数多くいる。

19言理の妖精語りて曰く、:2006/06/23(金) 22:16:52
【犬】という種族名は古代にはまだ現存していた狼の亜種である「犬」
を絶滅させたときに【猫】の一匹により与えられた名称である。
それまで【犬】どもに名前は無かった。【犬】どもの次なるの願いは
全人類を滅ぼし【人間】の名を得ることである。

20或る【眷属】語りて曰く、:2006/06/23(金) 22:50:46
かつて【犬】に名を与え、過去・現在・未来にわたって【犬】どもから
最大の賛辞を受ける【猫】。それが"白目の無い白猫〟チルマフである。

21:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2006/06/23(金) 22:50:55
【犬】という種族名を名付けた【猫】こそ、最強の猫騎士ビルカルテである。
犬は人にへつらうという説が存在するのは、それが古代に存在した「犬」であるからであろう。

22言理の妖精語りて曰く、:2006/06/23(金) 22:54:11
かの者は【猫】にして【猫騎士】である。

23言理の妖精語りて曰く、:2006/06/23(金) 22:55:56
本来【猫】に優劣はない。
しかしそれでもあえて【猫】の頭を選ぶなら、やはり白臥猫チルマフであろう。

24:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2006/06/23(金) 23:06:42
白臥猫チルマフ
その爪は白磁の如し、その牙は象牙の如し、その髭は絹糸の如し、その瞳はルビーの如し、その毛並みは雲海の如し、その尾は紀竜の如し、その一鳴きは楽想の如し。
なにより強く、なにより貴く、なにものよりも自由なる猫。

25言理の妖精語りて曰く、:2006/06/23(金) 23:13:00
チルマフは、【猫】達の里にして家たる【万猫殿】にも属してはいない。

26:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2006/06/23(金) 23:40:27
対となる【黒長竜ディスタンクス】はチルマフの宿敵であり親友である。

27言理の妖精語りて曰く、:2006/06/23(金) 23:48:41
チルマフとディスタンクスの関係は複雑であり容易には説明しがたい。
両者の間にはあまりにも多様な反感、多様な友情、多様な感情がありすぎた。
しかしどうしても説明を二行に内に収めねばならなら、私は以下のように表現するだろう。

チルマフ「なかなかやるな!」
ディスタンクス「おまえもな!」

28言理の妖精語りて曰く、:2006/06/23(金) 23:50:23
【紀元錘の守護竜クルエクローキ】もまたチルマフの宿敵なわけだが、
クルエクローキのことは己が野望への道程に立ち塞がる障害程度にしか思っていない。
求めてやまぬ【紀元錘】を渡そうとせず、反撃の牙を向けるクルエクローキは
チルマフにとって憎悪と苛立ちの対象でしかない。

29言理の妖精語りて曰く、:2006/06/24(土) 00:14:09
ダルヤルは其の異名の通り色とりどりの花を咲かせ、見る者を幻惑させる。
其ればかりではなく、ダルヤルの咲かせる花は季節や地域に拠って異なり、
其の地域で其の季節に咲いている花に擬態する。
地域や季節に因る日照時間や湿度の変化等を敏感に感じ取り、
咲かせる花を変化させていると考えられる。
ダルヤルの花を仔細に調べれば、其れが変色し、伸び縮みする筋肉の様な組織から出来ている事が判るだろう。

遠くで見ている分には、旬の花を一度に見られて良いが、
其の内近くに行って見たいという欲望を抑えきれなくなるだろう。
ダルヤルは人や生き物を幻惑する臭気を放っているが、
其の栄養が枯渇すると代謝の悪化に因って更に強力な成分を放つ様になる。
此の成分は媚薬として高値で取引される事があるが、
此の成分を発している時のダルヤルは本当に危険であり、
市場に出てくるのは非常に稀である

30言理の妖精語りて曰く、:2006/06/24(土) 00:24:18
ダルヤルは水胞という器官に水を溜め込み、時にオアシスを作り上げるが、
主には根を地中深く伸ばし水脈を探り当てて、其処から水を導く事でオアシスを作り上げる。
此の為ダルヤルが通った後に井戸を掘ると、高い確率で水脈を掘り当てる事ができる。
但し、井戸を掘った所で、其処はダルヤルの回遊ルート上に当たる為、
数ヶ月或いは数年後にはダルヤルの帰還に因って破壊されてしまうだろう。


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