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魔法・科学

1言理の妖精語りて曰く、:2006/05/31(水) 03:39:20
主として魔法や科学に関する記述を行うスレッドです。

41言理の妖精語りて曰く、:2006/06/25(日) 10:57:07
【ウニ】は水陸両用であったが、【クリ】は陸上専用だった事を忘れてはならない。更に言えば、【クリ】は無数の棘の下に更に硬質な殻があり、二重の装甲を持っているのである。

42ルーティエッタの指:2006/06/25(日) 12:00:49
魅惑系の魔術において彼女を上回る使い手は無い。
他者を傷つける古代魔術において、彼女を下回る使い手は無い。

43言理の妖精語りて曰く、:2006/06/25(日) 23:54:38
納豆の糸にはこの世に実在する10次元のうち、6次元までが隠されていると言う。
超糸理論である。

44:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2006/06/26(月) 00:03:40
超糸理論によれば、糸が引き伸ばされる事によって生じる切れるか切れないかの極限の均衡こそが次元の位相を引き伸ばし、【虚糸空間】を作り出すのだという。

45言理の妖精語りて曰く、:2006/06/26(月) 00:07:25
最強の納豆であるネヴァチャック・テーテヤーガを倒した死骸から取られた糸によって、きゆらの振り子はできている。

46:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2006/06/26(月) 00:10:02
「キュキュラ、キュキュララ、キュラキュラキュラギ〜!」
これこそは、納豆をかき回すときに鳴る音なのである。

47:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2006/06/26(月) 00:13:00
ネヴァチャック・テーテヤーガの粘つきこそは真の粘つき。
ジピコリン酸の増殖速度は他の追随を許さず、その華麗なる糸は天を貫く。

48言理の妖精語りて曰く:2006/06/26(月) 00:15:00
【人鉄の魔剣】
古代魔術によって鉄に変えられた人間を、溶かし鍛練し焼入れし叩き鍛えて剣に変えるという
狂気の業により生み出された魔剣。エクスカリバー、アロンダイト、アスカロン
などがいる。彼らの名前は【猫の国】の伝説に登場する名剣からとられているという。

49言理の妖精語りて曰く、:2006/06/26(月) 00:18:40
無論人の身で扱うにはそれなりの代償が必要だ。
とくにアスカロンは所有者の生存確率を極限まで低下させてしまう恐るべき剣である。

50言理の妖精語りて曰く、:2006/06/26(月) 14:56:57
【人鉄】
ある古代魔法により人間を鉄に変えたもの。生物のように傷ついても再生し
錆びにくく、たとえさびても簡単に落とすことができるスグレモノ。
だが人鉄には鉄にされた人間の精神が残っており、痛がりもすれば
苦しみもする。まともな感性の持ち主なら、彼らを加工する気にはなれないだろう。

51言理の妖精語りて曰く、:2006/06/26(月) 15:02:39
【合人鉄】
混合人鉄ともいう。複数の人鉄を溶かして混ぜ合わせると人鉄に含まれる精神どうしが
拮抗しあい、やがて中和される。こうして表面上はただの物言わぬ金属同然にすることが
できる。混ぜる前の人鉄よりは加工しやすいだろう。

52多面体の音楽:2006/06/26(月) 23:47:47
聞く方角によってぜんぜん違う曲になる。

53多面体の音楽:2006/06/27(火) 01:38:59
奏でる楽器には絶妙なる調律が必要。
一人で演奏できるように工夫されているが、奏でる姿は巨人と格闘する小人のよう

54言理の妖精語りて曰く、:2006/06/27(火) 10:00:00
【真合人鉄】
無二の親友、比翼の鳥、連理の枝、御主人様と愛奴隷といった、真の絆で結ばれている者同士を
人鉄にして混ぜ合わせたもの。
究極の一体感と相乗効果に因って人鉄を超える性能を持つものもあるが、
其の分自己主張も激しくなる。
又、真の絆で結ばれた者同士を人鉄にし、加工したという、とても重い業を背負う事になる。

55言理の妖精語りて曰く、:2006/06/27(火) 10:08:44
ある部分で生物に似た性質を持つ【人鉄】(特に合人鉄や真合人鉄)は
【肉化金属】の起源でもある。

56言理の妖精語りて曰く、:2006/06/29(木) 17:22:22
【ハムスター】
【鼠】の発展系にある魔術。円運動を永続させる、いわば永久機関を作り出す儀式魔術。ただし円運動が続くのは術者が生存している間のみである。

57言理の妖精語りて曰く、:2006/06/29(木) 17:25:09
【数法体系】
万物が【数】により構成されているという理論の元、事象や物体の【量数】を変動させ、ものの量や速度や力などの数値を変動させる魔術。

58yum:2006/06/30(金) 03:16:22
【思念鋼】
特殊か金属に術者自身が溶け込んだもの。
王国期後期の荒廃した時代の科学者や魔術師の多くがこの姿になることを望んだため、
現在でも多くの【思念鋼】が発見される

59ニガヨモギの炎:2006/07/01(土) 05:01:00
魔王ハルバンデフの必殺技。
すべてのユニットのHPを1/3奪う暗黒系攻撃。
暗黒系耐性によって減少率を抑えられるが、そのためハルバンデフ自身には一切ダメージが入らない。
攻略法のひとつとして、回復に徹しながらハルバンデフの暗黒耐性を落とし続けることで
自滅を待つという手もある。

60言理の妖精語りて曰く、:2006/07/01(土) 17:50:02
古来雷は神の怒りとされていた。
しかし、【エール・ベルワルド】があるときハルバンデフの避雷針を見て、実用化できないかと研究を始めた。
彼は雷にうたれて死亡したが、その遺志は【ハーナーテス】に受け継がれ、近代化学の礎となった。

61ハルバンデフ:2006/07/03(月) 16:04:05
大魔王。
人類の3分の1を殺戮し、
遺産の3分の1を相続税として奪い、
税金の3分の1を軍事費につぎ込んだ、
史上最悪の暴君。
世界を制圧するかに思われたが、最果ての二人の活躍により、
世界の3分の1を手にしたまま滅びる。

62言理の妖精語りて曰く、:2006/07/03(月) 16:08:16
大いなる魔王ハルバンデフ、かの者は「魔法」なり。

63言理の妖精語りて曰く、:2006/07/10(月) 17:55:27
【燃素体系】
【赤魔術】とも。
言語系魔術のひとつ。マグドール理論から派生した外的なものを操る系統で、大気中の燃素を操るとされる。
その基礎理論は特殊な発声法によって大気を震わせ、大気を理数変換することで酸素分子に魂魄子を加え、再構成することで燃素へと昇華・形成することにある。

固着化した理空間内部にある燃素を操り、高密度の燃素を燃焼させるのが赤魔術、燃素体系である。

64言理の妖精語りて曰く、:2006/07/10(月) 23:27:01
1から71までの整数をキュトス数という。

65言理の妖精語りて曰く、:2006/07/10(月) 23:37:30
【氷炎術】

「温める」ことよりも「冷やす」ことの方が困難なのは、少し自然科学を齧った者には周知の通りである。
この原則はわれわれ現代術士の技術においても例外ではない。
ただ「冷やす」術というのは原理的に存在せず、「移す」術でその役割と代用することとなる。

66言理の妖精語りて曰く、:2006/07/10(月) 23:38:46
【氷炎術】

たとえばわれわれの術によってある空間から熱を奪うのは可能であろう。
ただし、奪われた熱は必ずどこかに移されねばならない。
よってわれわれは、どこか加熱されるための空間を用意する必要があるわけだ。

傍から見れば、氷と炎が同時に現出したように見えるであろう。
いささか扱いに面倒ではあるが、この性質も上手くすればそれ自体が利点となる。
これが氷炎術の基本である。

67言理の妖精語りて曰く、:2006/07/11(火) 13:40:15
【バルカルル】
リクシャマー帝国軍で開発された単眼眼の群(サイクロプス・クラウド)
の発展型の一つ。すでにかけられた術式に新しい情報(雑音)を強引に大量に混入させることで
その術式を崩壊させることができる。その術が無駄の無く精緻なもの
であるほどこの効果は強まる。まさに無駄の無く精緻な術の使い手である
キュトスの姉妹の45番目【カルル・アルル・ア】にとっては天敵であった。

68言理の妖精語りて曰く、:2006/07/11(火) 17:06:42
数法体系では分子の振動数を減らす事でものを冷やし、
論述体系では其の物体が冷えている事を証明する事でものを冷やし、
ある魔法ではとても冷たいもの(例:つらら)を作り出して
其れに熱を吸収させる事でものを冷やすし、
ある言語魔術ではものに「冷えている」という意味を与える事でものを冷やせる。
精霊魔術では「冷える」という状態変化に直接干渉できる「氷」系の精霊にお伺いを立てれば宜しいそうだ。

此の様に、同じ「冷やす」という行為であっても、其れ其れの魔術体系によって遣り方は様々であり、
どれにも一長一短在る。

69:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2006/07/16(日) 22:00:59
エーラマーンのゴシップなんてもんを論述証明できたとしたら、
そいつは大魔術師なんてもんじゃない。
そいつは【噂】の【紀】を突破して、【超論理】たる【紀】に到達したんだ。
それは既に紀人・・・・・・新しき神だよ。

70言理の妖精語りて曰く、:2006/07/17(月) 22:14:14
【飛行機】
最初に開発したのは例の三兄弟、アナホルの馬鹿共だよ。
確か飛来神群どもの異界の理論と浮遊大陸の原理を応用したんじゃなかったか?
毎日のように翼の上に乗って踊ってるからな。亜大陸じゃぁ有名な話だよ。

71言理の妖精語りて曰く、:2006/07/20(木) 18:15:44
論述体系の真の恐ろしさとは、理論をそのまま実現する点にある。
例えばここに設計図があるとしよう。
その設計図の通りに何かを作ったとして、それがそのまま実現する事は少ない。
部品の耐久度、材料の切断と接着、それによる重量比の変化。
その他諸々の誤差を含めて完成させた場合、理論では完璧でも実際には機能しないことは日常茶飯事である。
しかし論述体系においてそんな事は問題ではない。
理論としてまかり通れば実際に実現するのである。
それこそが論述体系の魔術たる所以、【不条理なる理論】の功能である。

72言理の妖精語りて曰く、:2006/07/21(金) 13:48:26
【バルカララ】
キュトスの姉妹の45番目【カルル・アルル・ア】のもう一つの人格【カ・ラ・ラ】
に対抗するために開発された単眼神の群(サイクロプス・クラウド)の発展型の一つ。
表面人格カルルとはうってかわって、本能のままに粗野ともいえる豪快な術を
瞬時のうちに放つカ・ラ・ラと戦えるよう、動物的な本能や感覚が強化されている。
また、魔術的な干渉を行う機能は切り捨てられ膂力と運動能力が重視されている。

73言理の妖精語りて曰く、:2006/07/24(月) 16:05:00
【ファルノーの法則】
霊体質量は揺らぎ拡散率の第二法則に従い、時間経過に比例して
増大もしくは減少する。
拡散率がキュラギ定数q(q=6.62606876×4πLS)×霊的位置×運動量の
数値を下回った場合に減少し、上回った場合増大する。

年経た悪霊や妖怪が強大になっていくのはこの法則によるもの。
逆に、未練を断ち切り存在意思を弱めた霊体が消失していくのも同様である。
新史暦における十八世紀の物理学者ファルノー・イニル=ヘルサルが証明した理論であり、当時の霊体研究を一気に推し進める原動力となった。

74言理の妖精語りて曰く、:2006/07/24(月) 23:14:51
【トルニチェライカの針】
キュトスの姉妹の36番目、中核を担うものトルニチェライカの髪の毛から作られた針。
彼女が一人で作っているが、製造方法は不明。人鉄の一種であるとの説もある。

水の上に浮かべる等、少ない力で回転できる状況を作ってやると、紀元槍の方向を指し示す。
彼女はそれが世界の中心を指していると主張している。
その性質から古今東西の旅人や船乗り、そして紀元槍を目指す者の間で高値で取引された。
ただし、紀性を持つものが近くにいると、その方向を指し示してしまうか、狂ったように回転を始めるという欠陥がある。

本来は彼女がキュトスの姉妹の中核の位置を掴むための研究の副産物だ、との説が濃厚であるが
そもそも彼女のいる場所がキュトスの姉妹の中核である、という反論も少なくない。

75言理の妖精語りて曰く、:2006/07/25(火) 10:56:31
カリア正教の魔術能は、術者がどれだけ「正しき道」に近いかにのみ影響される。

この「正しき道」が何に依存しているのか、はちょっとした議論の的である。
ただしこの議論はもっぱら正教の部外者によって行われる。
正教徒自身にとって、この問への答はまったく自明であるらしい。

76言理の妖精語りて曰く、:2006/07/25(火) 11:03:00
カリア正教の魔術は、道徳や規律を魔法の強化に用い、結局は魔法を強くしたいがために
善行をするという偽善に陥っていると言う者もある。ムベイル教がカリア正教を邪教視
するのもこの理由による。

77【土】:2006/07/28(金) 17:05:23
四元素の一つ。磐石にして不変なるもの。
物質としては固体を表し、時間においては過去に属する。

78【火】:2006/07/28(金) 17:07:35
四元素の一つ。瞬間であり、不定なるもの。
エネルギーの象徴であり、また現在のシンボルである。
すべてを焼き尽くすその姿は、現在という時間の無限の可能性と暴虐さを表している。

79【水】:2006/07/28(金) 17:08:47
四元素の一つ。形なく移ろうもの。
液体の象徴であるとともに、水源からの流れをついで刻々と姿を変える未来でもある。

80【風】:2006/07/28(金) 17:10:22
四元素の一つ。目に見えぬ流れるもの。
物質としては気体に属し、時間の三態を可能にする時の流れそのものである。

81言理の妖精語りて曰く、:2006/07/28(金) 17:11:16
ハルバンデフは時間を支配する異次元神メビウスゼロを喰らい、風の王となった。

82言理の妖精語りて曰く、:2006/07/28(金) 17:17:43
土火水風の四元素説はリーデ・ヘルサルがおもしろ半分に説いた思想のひとつである。
元素説に従来の定説とまったく異なる概念を当てはめるという冗談であったが、
近年、この説が普遍的ではないにしろ少なくない特殊状況下に適応できることが判明してきた。

83言理の妖精語りて曰く、:2006/07/28(金) 17:55:50
この世界から異世界に渡り、そして帰ってきた例は少ない。
これを成功させた者としてソー・ラヵーとバチルキーナの名が伝わっているが、
それを成し遂げる方法の内容は依然として謎のままである。

84:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2006/07/28(金) 18:28:15
公式の記録で【墓標船】の再起動に成功したのが新史暦1900年代。
【墓標船】の構造解析に成功したのが2000年代半ばだ。
しかし、その時には既に【兎】たちは独力で次元断層に【扉】を精製する理論を完成させていた。
こと空間に関する技術では、【兎】どもは人間の数歩先を行っている。

85:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2006/07/28(金) 22:31:26
時間とは物質の変化の事ではない。
【状態】という次元空間の連続的な移り変わりのことである。
【現状】という空間があるとすれば、それが次の【現状】に切り替わる事を
時間の流れという。
世界とは、その瞬間の固定された空間でしか無い。

86言理の妖精語りて曰く、:2006/07/30(日) 10:52:53
【クルグ・キュトス】
その名は「造られたキュトス」を意味する。
グレンテルヒの手になる紀械神が一。古き神キュトスを模して造られた。
武装においてはキュトスの姉妹が持つ様々な特殊能力が再現されているが、
その多岐に渡り過ぎる能力ゆえに、紀械神のなかでも操縦がひときわ困難である。

87言理の妖精語りて曰く、:2006/07/30(日) 11:03:02
【クルグ・ドルネスタンルフ】
機械神。完全な球形であり、この時代の宇宙船としては大変ポピュラーな形状ではあるが、この機体の真価はそんなところには無い。
エフリステート・システムを搭載した真球はアレムレーデの定理{B1×(B2ω+√2+8A)×0.7786}に従い活性時場を発生させる。
モナド・エンジンによる擬似的仮想観測を行う事で、活性時場内の宇宙を平面化、つまり1次元下層に落とす。
空間加速された領域内ではもはや【時間】と【距離】と【質量】しか存在しない。圧搾質量を全て取り込んだドルネスタンルフは二次元の平面宇宙で【転がって】敵を叩き潰す。

88言理の妖精語りて曰く、:2006/07/30(日) 11:09:29
アレムレーデの定理

この世に存在する物質は全て自らを中心として時空間を歪曲させている。
個人の保有する霊的質量が裏面熱を放出する事によって、一種のキュラギ作用をもたらしているのだ。

これを証明するのが、時場活性値={B1×(B2ω+√2+8A)×0.7786}である。
B1を霊的質量、B2を霊的体積、Aを裏面熱量とする。

89言理の妖精語りて曰く、:2006/07/30(日) 11:33:35
【クルグ・キュトス簡易型8式】
紀械神クルグ・キュトスの発展型の一つ。簡易型とは、クルグ・キュトスが持っていた
武装のバリエーションを削り、姉妹一人の特殊能力の再現にとどめ操作を簡略化させたものである。
この8式はキュトスの姉妹の8番目ビークレットが持つ「白炎」を扱える。

90言理の妖精語りて曰く、:2006/07/30(日) 11:38:02
訂正
一行目×クルグ・キュトス簡易型8式→○クルグ・キュトス簡略型8式
二行目×簡易型とは→○簡略型とは

91言理の妖精語りて曰く、:2006/07/30(日) 20:30:08
【アレノバルシーア】
紀械神クルグ・ペレケテンヌルの支援機。人工知能が搭載され、パイロットなしで活動可。
その名は「工学の妖精」を意味する。アレノバルシーア各機の名は
ペレケテンヌルに仕える工学の妖精から名をとられている。

92言理の妖精語りて曰く、:2006/07/30(日) 20:37:29
アレノバルシーア一号機…アーウィソーラ
アレノバルシーア二号機…カウァエール
アレノバルシーア三号機…ミシェムドガ
アレノバルシーア四号機…アバト
アレノバルシーア五号機…オルクパレル
アレノバルシーア六号機…パルガレデ
アレノバルシーア七号機…クレーグレン

93言理の妖精語りて曰く、:2006/07/31(月) 14:30:23
【紀械神ペレケテンヌル】
紀械神の一つ、クルグ・ペレケテンヌルの完成は人に御せる
ペレケテンヌルの完成に他ならず、完成後速攻でペレケテンヌルに壊された。
暫くしてグレンテルヒは謎の失踪を遂げ、以後人々の前に
姿を現す事は無かったとされる。

94言理の妖精語りて曰く、:2006/07/31(月) 16:50:46
【クルグ・タリ・デーデェイア】
新しき神デーデェイアを模った紀械神。フレイルとデーデェイア六槍を再現した
『イサイタ・ナスグ』を主武装とする。イサイタ・ナスグ完全開放時には
必殺技『シックス・ピストンズ』が使用可能だが、反動が大きすぎるのが難点。

改良型に紀戒神デーデェイアⅠ・Ⅱと紀戎神デーデェイアⅢがある。

95言理の妖精語りて曰く、:2006/07/31(月) 17:04:37
訂正
>改良型に紀戒神デーデェイアⅠ・Ⅱと紀戎神デーデェイアⅢがある。

改良型に紀戒神デーデェイアMkⅠ・紀戒神デーデェイアMkⅡ・紀戎神デーデェイアMkⅢがある。

96言理の妖精語りて曰く、:2006/07/31(月) 17:59:57
「紀械人」
紀械の一つ。人型人サイズの自律兵器で、自らの意思を持つ。
紀械神に匹敵する性能を持つものもある。
人間に擬態することが可能で、擬態を解除するときの掛け声は勿論、
「変、神!」

97言理の妖精語りて曰く、:2006/07/31(月) 18:02:12
>>96
>変、神!の神を人に訂正…しようか悩む。

というか掛け声には個体差が在るし、叫ばない奴もいる。

98言理の妖精語りて曰く、:2006/07/31(月) 21:24:45
【紀械神キュトス】
紀械神クルグ・キュトスの改良型。搭乗者の人格を71分割し電子頭脳で補佐しつつ、
それぞれの武装の操作に割り振ることで、再現されたキュトスの姉妹の特殊能力の全てを
クルグ・キュトスよりも容易に使用することができる。

99言理の妖精語りて曰く、:2006/07/31(月) 21:51:30
【ゲルシェネスナ】
威力槍。ゲルシェン、ゲルシェエスナとも。
速きもの、の意であり、eSnaは最上級なので、最も速きものとも訳される。
光速を超越し、時間の経過よりも速く動く。因果を破壊することが可能。

100言理の妖精語りて曰く、:2006/08/01(火) 00:23:48
【ルキール・ルウフェウス】
『地下墓地の産婆』により製造された紀械人の一体。
その名は「再び生まれたルウフェウス」を意味する。
彼がもつ機能『吶喊』は古代の英雄ルウフェウス
が揮ったとされる同名の技を再現したものだという。

101言理の妖精語りて曰く、:2006/08/01(火) 16:34:25
リーデ・ヘルサルが名付けたモナドとは、即ち猫の国における【単子】のことである。
つまるところ猫の国でブルーノやライプニッツが提唱した、原子以前の力、非物質的な量子・波動以前に存在するものとしての記号である。
後世においてはこの単子を【存在子】と改称し、モナドは科学という概念の最たる先端を象徴した。

ところで、これは二次ネタに該当するのでしょうか。
駄目な場合は、申し訳ありませんが削除して頂いてもらえますでしょうか。

102管理人:2006/08/01(火) 16:53:30
>>101
歴史的・科学的要素は禁止事項には当たりません。
既存の神話・伝説等や古典作品からの引用等も同様。
二次ネタ禁止というのは、著作権的・知的財産権的な配慮です。

103言理の妖精語りて曰く、:2006/08/03(木) 20:13:29
魔法には様々な分類があるが、それ以前の分類が存在する。
魔法の研究者や行使者たちは、大別して2系統に分けられる。

一つは、現在主に主流となり、広く認知・普及している【秩序派】の魔学。

もう一つは、かつては秩序派と同程度の賛同を得られていたが時代の変遷と共に廃れていった【混沌派】の魔学である。

秩序派は現在様々な分類(言語系、記述系、文字系、論理系、数法系、錬金系、血統系など)を為されている、魔という概念を体系化し、その論理を解き明かそうとする学派である。

混沌派は、魔とはそもそも不確定であり、秩序とは真逆のものであるとし、論理で以って扱うのではなく、自らの不確定な力のみで魔を扱おうとする一派である。
彼等の魔法使いとしての能力は酷く不安定でばらつきが多く、大半が脆弱かつ知識の貧困なものであるが、しかしそれと同時に強大で聡明な者にも成り得るのである。
秩序派では考えられないような魔法を使い、特定の分類が出来ない。
個人によって全く性質の異なる魔法を扱うので、彼等は個人間での交流が無い。即ち、一派と言っても特定の集団を指すわけではないのである。

104言理の妖精語りて曰く、:2006/08/03(木) 20:23:28
【人為鉄】
【ボトムアップ】と訳す。トップダウンの逆。

造られた生命、つまり脳のことで、キュトスの姉妹のカルリアやペレケテンヌルがこれに当たる。
紀械、あるいは機械などによって人為的に作り出した知性体。
トップダウンと決定的に異なるのは、膨大な処理能力を持つ演算・記憶装置に【学習】させるのではなく、
最初から人工的に脳を再現するということである。

因みに、厳密にはペレケテンヌルは自分で自分を造ったので極めて特異な天然の人為鉄と言える。

105言理の妖精語りて曰く、:2006/08/03(木) 20:27:38
ゼロの概念が生み出されたのは新史前1281年。
ラーティスカの無神論者ブルートによってである。
ブルートは世界に於ける超自然を否定し、宗教裁判にかけられて処刑された。

106言理の妖精語りて曰く、:2006/08/03(木) 21:38:24
二十世紀に入るまで、世界では宇宙創生は原初、火の玉が冷却と膨張を繰り返してできたという所謂【ビアレス・ファノム】(ビックバン)説が唱えられてきた。
その証拠として、宇宙の他方位から同じだけのマイクロ波が発せられており、それの思考実験により算出される熱量が理論値と同じである事が上げられる。
しかし宇宙進出の後、惑星の周囲には不確定性の【魔路】、すなわち第四の層【ケイオス層】があることが明らかになった。
四次元空間に周期的に投射される遷移魔子、つまり高濃度の魔量子が紀元槍から流れ出ているのである。
マイクロ波、【K波】と呼ばれるそれは、ケイオス層から発せられていたものであり、これによりビアレス・ファノム説は一気に信憑性を失い、再びパンゲオン説が隆盛してきたのである。

107言理の妖精語りて曰く、:2006/08/03(木) 21:46:17
20世紀に入ってからも、世界的に波動一元説が有力であり、
光などは波動であるとされていた。
これは、この世界にエーテルや魔力などの媒体物体が多数存在し、粒子論は魔術論を語る際において不便となる事が多かったからである。
しかし、21世紀、ようやく行列力学が出現し、波動-粒子説が定説となった。

108言理の妖精語りて曰く、:2006/08/03(木) 21:53:05
【魔導関数】
x^2y^2z^2とする。

ω=ck に整入すると ω^2=c^2=(kx^2+ky^2+kz^2)

更に、これを微分したものを【霊質作用関数】という。

109言理の妖精語りて曰く、:2006/08/04(金) 17:34:58
エントロピー減少の法則

ある閉じた系の中のA地点でマイナスの言語を発し続けた場合、熱量はA地点に向かって収束する。

110言理の妖精語りて曰く、:2006/08/05(土) 03:03:45
オルガンローデの初期バージョンは演劇に登場するブリキのドラゴン(竜)を想起させる姿をしている。

111言理の妖精語りて曰く、:2006/08/05(土) 21:55:51
ブリキとは煉瓦の事であり、従ってブリキのドラゴンとは煉瓦造りのドラゴンのことである。

112言理の妖精語りて曰く、:2006/08/05(土) 22:20:02
煉瓦は赤い。そして赤という色には魔力がある。
女性が口に紅を塗るのも、元はといえば
力ある色を塗ることで口から悪霊が入らないようにするためなのである。

113言理の妖精語りて曰く、:2006/08/05(土) 22:39:20
そして、口から悪意という名の言葉を制限するためでもある。
では、それでも尚女性の口から罵声が絶えた例が無かったのは何故か。
それは要するに、女性の罵倒は制限しないと致死量に達するという事である。

114言理の妖精語りて曰く、:2006/08/15(火) 15:57:55
【オルガンローデ】
 福井由美子『幻想戦記』の滅びの呪文。宇宙より呼び寄せた極小ブラックホールの全質量を解放することで、使用者の力と意志次第では、星をも一瞬で消し飛ばす。
 魔王ハルバンデフによって発動されるが、魔術師の少年マロゾロンドの命をかけたゲルシェネスナに相殺される。それでも大陸の半分が消え去った。
 イルディアンサでは第3作目から採用され、最強の全体攻撃魔法となっている。

115言理の妖精語りて曰く、:2006/08/16(水) 12:43:03
【女の子だけが使える魔法】
紀神セラティスの恩寵

116言理の妖精語りて曰く、:2006/08/21(月) 20:51:02
フレナッフェーレ、フェレナベレ、フレンフル・・・人の手では製造不可能とされていたノルヌバト・フェーリム(人造天使)
の成功例。作者はグレンテルヒともカーティスとも噂されるが不明。
名前の由来は天使長フレナフェレの各地でのなまりからきている。
作られた時点でフレナフェレと全く同じ容姿と身体構造をしている。

117リーデ:2006/08/21(月) 23:21:54
古代魔術。
古代の精霊や神の力を借り受けて行使する魔術体系。
『古代にその神が行った行為』を正確に調べ、それをなぞらえた儀式と文言を唱える事でその『神の奇跡』を再現する。
ただし、儀式の正確さによってその効果の程は変動する。資料や文献による正確な知識が要求される魔術である。
ハザーリャの凍結魔術や、球神ドルネスタンルフの重圧魔術などがある。

118魔術体系の変遷:2006/08/22(火) 18:27:41
魔術紀古代:力ある言葉(音)から始まり、力ある文字、そして言語に至った。

古代魔術が誕生(神の模倣)魔術の体系化。
この頃から、魔術を体系化する秩序派と、主流から外れた混沌派が分かれる。

魔術紀古代→中世:言語系・儀式系・意識系の三系統に分かれる。
言語系は文字系・論述系に分かれ、文字系は記述系と曲線系に分かれた。

三大体系に血統系が加わり、四大体系となる。
錬金術の誕生により、儀式系が形質媒介系(単に形質系とも)に発展する。
同時に、儀式系から分離した幾つもの隠秘魔学が独自の発展を遂げる。

魔術紀中世:概念魔術の誕生。儀式系や古代魔術の流れを汲む『意味』を重視する魔術体系。
ほぼ同時期、マグドール理論が発表され、『理』の概念が誕生する。

魔術紀中・近代:『魔』の発見。意識系・言語系が統合され、概念魔術が両者と同一であることが発見される。
『理』が見直される。

『魔』や『理』、概念魔術や言語・意識系が統合され、『魔術』と呼ばれる。

魔術紀近代
・魔術
・形質媒介系(錬金術など)
・血統系
の三大系統に分かれる。尚、この分類は秩序派のものであり、混沌派は分類不能である。

119言理の妖精語りて曰く、:2006/08/23(水) 19:19:38
エターナルフォースブリザード

一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる
相手は死ぬ

120言理の妖精語りて曰く、:2006/08/23(水) 22:03:41
重圧魔法『ドルネスタンルフの吐息』
ドルネスタンルフのアヴロノ殺しを再現する古代魔法。
導式書として有効な書物は『ターリー断章』『メネストの異本』『ケイオス書籍』『バル=ウガンド経典』『オルザウン・ノート』などである。
神式は三。儀式媒介は真球。二分十八秒の追想詠唱と地竜の型を以って発動する。
ドルネスタンルフの力を借りた古代魔法の中でもトップクラスの威力と規模を誇る自動追尾術式。ニースフリルやマリグナン、代償の魔女が得意とする。

121言理の妖精語りて曰く、:2006/08/29(火) 00:42:03
【クーフィウルア】
肉体変化用と精神変化用の二種類がある。南東からの脅威の眷属による
オルガンローデ開発とそれに伴う【竜】研究の副産物で、その機能は
「肉体変化用は装着者を「竜騎士」とし、そこから「竜」に変身させ
精神変化用は装着者を「竜」とし、そこから「竜騎士」へと変身させる。」
と例えられる。前者は竜騎士が竜に戻るときに起こるように装着者の
肉体を肥大化させ前とは比べ物にならない怪力と脚力を得させるものであり、
後者は竜が竜騎士に変じるときに起こるように装着者の精神を変化させ
他者との協調性やチームワークを強めるものである。

とくに精神変化用は【眷属】社会でも発生する、反社会的な者の「内面にある問題点」
を「修正」し、彼らを「社会の理想的成員」に変え得るものとして注目を浴び、
さまざまな発展型が考案された。

122ヌアランダーラの内部にて叫びて曰く、:2006/08/29(火) 22:12:22
岐阜本光健
「地底より来たれ逆神の巨人…パンテオォォンストライク!」
「激震せよ青き蒼穹…サンダァァァァサンクチュアリィッ!」
「原子の魔鏡よ彼の者の死を写せ…アトゥムプリズムゥゥッ!」

ペリア
「('A`)」

123言理の妖精語りて曰く、:2006/09/04(月) 02:17:42
言語戦争は脈々と続いている。昔も、今も、そして未来も。

124言理の妖精語りて曰く、:2006/09/07(木) 15:45:54
【MP】
 メモリポイント。
 混沌派の魔術行使にあたって、バタフライに至る可能性のほころびを見つけだし、
またその道筋を辿るのに必要なメモリの量を大雑把に表したもの。
 起きる可能性の高いことほど、低いMPで実現できる。
 消費したMPは、睡眠をとることで回復できる。

125言理の妖精語りて曰く、:2006/09/15(金) 22:09:53
世界各地に作られた魔物(ガーランゼ)除けの藁人形グランツェ。
魔導国家ヘクセンでつくられたグランツェの中には、魔術が施されているものがある。
しかしあまり実用的なものではないようだ

126言理の妖精語りて曰く、:2006/09/16(土) 19:54:30
【魔法使用時私有地および私有物利用に関する法】
精霊魔法詠唱の際、他人の所有する物や土地に宿る精霊を使用した時にかかる使用料についての法律。
土地や物に宿る精霊を個人の財産と認めたことは画期的であったが、精霊魔法文化の衰退も招いた。

127言理の妖精語りて曰く、:2006/09/16(土) 22:11:25
【エリクシル問題】
エリクシルなどのMP(マジックポイント)全回復のアイテムを使用した時、
最大MPが100の者はMPが100回復し消費MP1の魔法が100回使えるのに対し、
最大MPが10の者はMPが10回復し消費MP1の魔法が10回しか使えない。
よってエネルギー保存の法則と矛盾してしまうという有名な未解決問題。

128ヴォルフォーレ語りて曰く、:2006/09/16(土) 22:33:12
そりゃ君、エリクシルが励起活性させるのは使用者の精神であって、なにもMPなるエネルギーが存在して、そこに追加分のエネルギーを補充するわけじゃないからさ。
エリクシルの作用はあくまで一定、万民に等しく作用する精神効用剤だよ。心的作用しか及ぼさないからまあ、麻薬みたいなものだね。
MPってのは便宜上の呼称で、魔法を捻り出すのはあくまで本人の気合のみ。
魔法なんてバタフライエフェクトの捻転現象でしかないんだから、精神力削る覚悟があれば誰だってできるんだから。エネルギーなんて自然が勝手に作り出してくれるよ。

129言理の妖精語りて曰く、:2006/10/09(月) 19:02:47
赤のメセルスには納豆神の身体能力の一つが再現・活用されている。
事情によりフラッカルヤンダーン(納豆神が使う飛び道具)を生成する能力を
再現することはできなかったが、フラッカルヤンダーンを発射する噴射能力は再現できた。
赤のメセルスルイトで変身されるメセルスロッタの場合、その跳躍のさいに
この噴出能力が役に立つ。納豆神が飛び道具を射出するのと同じ力で
メセルスロッタの体は目指す方向に飛ばされる。

130言理の妖精語りて曰く、:2006/10/09(月) 21:06:47
【MP議論】
古来より伝わる【MP】という謎の言葉について、
科学者たちは長年の議論を重ねてきた。

【MP】が猫世界の言語の略記であるということについてはほぼ判明しているのだが、
そこからどう解釈するかというのは論者によって実に千差万別である。

131言理の妖精語りて曰く、:2006/10/09(月) 21:13:46
『MP』
ンプ、と読む。人間の脳内に寄生して未知のエネルギーを生成する飛来神群。

132言理の妖精語りて曰く、:2006/10/13(金) 16:15:50
【ヌーナ】

世界の始まりとなった何か。
ビッグバン・ポイント。
【最果ての二人】における少女の宝石が、まさに【ヌーナ】であるとする説もある。

133言理の妖精語りて曰く、:2006/10/15(日) 12:30:02
『紀神』とは、言語魔術師アレが生み出し、使役した使い魔たちである。

134ペロヨン語りて曰く、:2006/10/18(水) 10:39:28
第四世代のフェーリムには異形化とか変容と呼ばれる能力が与えられている。
これは簡単に言えば肉体を変化させる変身能力といったところだ。
その先駆けとなったのは第三世代の、麗躍九士と呼ばれるフェーリムたちだった。
彼らにも異形化の能力はつけられていたが、肝心の元に戻る部分が欠けていた。
この失敗からの教訓とさらなる研究により元に戻る能力は確実なものとなった。
これがフェーリムの最後の『世代』となる第四世代の幕開けである。

でもって、麗躍九士はというと、異形化したままにされていた。
『旧式』にかける費用や手間など勿体無い、とでも言うように。
また、『製作者』たるハッサルガーニャの寵も新型のフェーリムたちに移ってしまっていた。

135言理の妖精語りて曰く、:2006/10/19(木) 03:10:00
つまりねえ。物語は祈りなのよ。呪文と言ってもいい。現実を理想に変容させる為の魔法式なの。

136言理の妖精語りて曰く、:2006/10/24(火) 02:03:32
【魔術師師団】
バキスタの戦いで軍事力に壊滅的なダメージを受けたリクシャマー帝国が、再編に際して新たに軍の中核として組織した部隊。
魔術師師団という名前を聞くと、肉体的にひ弱な魔術師による部隊のように聞こえるが、実際には実戦訓練と簡単な魔術を会得した屈強な歩兵による部隊であり、強力な魔術を使った魔術戦闘の他に肉弾戦も得意とする。
なぜこのような部隊の編成が可能になったかと言えば、マグドール派のデフォンの弟子ゴズリングによる【ビーンズ式】詠唱法が他の術派でも使われるようになったからである。
こと、ウォン派の魔術は初歩の魔術だけならば習得は非常に容易であり、戦闘に必要な「〜を投擲する」、「〜の攻撃を防ぐ、無効化する」、「〜の壁を作る」、「〜を武器に属性として与える」といった実際の戦闘に必要な中級〜上級のテクニックを要する魔術は、その部分だけをビーンズ(豆や宝石)に事前に用意しておけば良く、兵士達は自分でその魔術を覚える必要はない。初歩的な呪文を唱えながらビーンズに封じられた呪文を開放すれば良いのである。また、ビーンズとビーンズの組み合わせも可能であり、例えば火を起こす呪文を唱えながら、「威力を数倍にする」と「投擲する」の呪文を開放すれば強力な火炎魔法を相手に向かって投擲することが可能である。
この単体でも強力な戦力になる魔法戦士を、リクシャマー帝国は軍団として編成して「魔術師師団」と呼称したのであるが、これは相手に肉弾戦に持ち込めば勝てる、という誤った幻想を抱かせるためでもあった。(この誤った幻想に騙され、「クゥーゲル平原の戦い」や「ウェルスの城塞守備戦」において北方帝国の騎士を中核とした軍隊は手痛い被害を受けている)
組織的に魔術を戦闘手段として使う「魔術師師団」と「魔術師師団」を主力とした新戦術は強力な戦力として諸国へと広まっていくが、この兵団を戦争に使うには一つだけネックがあった。魔術を封じたビーンズの生産と、魔術を使う兵士の育成には多額の費用と魔術による工業力を必要とし、またこのような軍団を戦争に使えるようにするためには常備軍という概念が必要になり、今までの戦争のように戦争に必要な兵力や武器だけ諸侯や有力領主、騎士階級から集める従来の戦争における兵力編成の方法では対応できないということである。
このことは国家の中央集権化と、国政の軍事力拡充重視から経済力成長重視へのシフト、そして騎士階級とは別に軍人階級という新たな階級の発生といった時代の変化を生み出した。

137言理の妖精語りて曰く、:2006/10/25(水) 07:41:27
アレは言語魔術師、紀神、宿屋の親父、【猫】など、
ありとあらゆる姿をとって神話の中に登場する。
アレ=世界そのもの という見方も存在するが、現在の学者たちの間では
アレ=ヌーナ とする説のほうが支持されているという。
一般庶民の間には全く広まっていない。

138言理の妖精語りて曰く、:2006/10/26(木) 20:24:17
裏切り者ダルスカームは、一族を衰弱させて皆殺しにするにあたり、レストロオセの騎士ゴルプスッドを召喚した。
彼一人の力では多くの人間をまとめてじわじわ殺すことなどできないからである。しかしながら
ゴルプスッドもまた、本来ならばダルスカームの力量では喚びだすことなど不可能な存在であるが、
それでもゴルプスッドはダルスカームの稚拙な召喚術に応じざるをえなかった。なぜなら、
ダルスカームに『弱み』を握られていたからである。(正確には彼に付け焼刃の召喚魔法を教え込んだ魔人メクセトに、であるが。)

139言理の妖精語りて曰く、:2006/10/29(日) 12:42:32
フレウテリスの騎士トロメリアが持つ『失われた魔法』の中で最も有名なのが
『性別を変える魔法』である。この術はさらに『男から女に変える魔法』と
『女から男に変える魔法』の二つに分けられる。彼が知っていたのは
このうち『女から男に変える魔法』のほうであった。
ある時、ある魔法使いがトロメリアを召喚し、『女から男に変える魔法』を
伝授してくれと頼んだ。トロメリアはいつものように『同等の価値がある知識』
を代価として求め、魔法使いは『男から女に変える魔法』を示した。
こうして取引が成立し、魔法使いは『女から男に変える魔法』を手に入れた。
『男から女に変える魔法』を得たトロメリアは早速それを自分に試して女になった。
その時から彼はたびたび自分の性別を変えるようになった。
トロメリアが『彼』とも『彼女』とも表記されるのはこのことによる。

140言理の妖精語りて曰く、:2006/11/07(火) 16:28:54
【魔男】
魔女のいわば男性版。魔女が単に女性の魔法使いのことではないのと同様、
魔男もまた、ただの男性の魔法使いではない。


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