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魔法・科学

1言理の妖精語りて曰く、:2006/05/31(水) 03:39:20
主として魔法や科学に関する記述を行うスレッドです。

103言理の妖精語りて曰く、:2006/08/03(木) 20:13:29
魔法には様々な分類があるが、それ以前の分類が存在する。
魔法の研究者や行使者たちは、大別して2系統に分けられる。

一つは、現在主に主流となり、広く認知・普及している【秩序派】の魔学。

もう一つは、かつては秩序派と同程度の賛同を得られていたが時代の変遷と共に廃れていった【混沌派】の魔学である。

秩序派は現在様々な分類(言語系、記述系、文字系、論理系、数法系、錬金系、血統系など)を為されている、魔という概念を体系化し、その論理を解き明かそうとする学派である。

混沌派は、魔とはそもそも不確定であり、秩序とは真逆のものであるとし、論理で以って扱うのではなく、自らの不確定な力のみで魔を扱おうとする一派である。
彼等の魔法使いとしての能力は酷く不安定でばらつきが多く、大半が脆弱かつ知識の貧困なものであるが、しかしそれと同時に強大で聡明な者にも成り得るのである。
秩序派では考えられないような魔法を使い、特定の分類が出来ない。
個人によって全く性質の異なる魔法を扱うので、彼等は個人間での交流が無い。即ち、一派と言っても特定の集団を指すわけではないのである。

104言理の妖精語りて曰く、:2006/08/03(木) 20:23:28
【人為鉄】
【ボトムアップ】と訳す。トップダウンの逆。

造られた生命、つまり脳のことで、キュトスの姉妹のカルリアやペレケテンヌルがこれに当たる。
紀械、あるいは機械などによって人為的に作り出した知性体。
トップダウンと決定的に異なるのは、膨大な処理能力を持つ演算・記憶装置に【学習】させるのではなく、
最初から人工的に脳を再現するということである。

因みに、厳密にはペレケテンヌルは自分で自分を造ったので極めて特異な天然の人為鉄と言える。

105言理の妖精語りて曰く、:2006/08/03(木) 20:27:38
ゼロの概念が生み出されたのは新史前1281年。
ラーティスカの無神論者ブルートによってである。
ブルートは世界に於ける超自然を否定し、宗教裁判にかけられて処刑された。

106言理の妖精語りて曰く、:2006/08/03(木) 21:38:24
二十世紀に入るまで、世界では宇宙創生は原初、火の玉が冷却と膨張を繰り返してできたという所謂【ビアレス・ファノム】(ビックバン)説が唱えられてきた。
その証拠として、宇宙の他方位から同じだけのマイクロ波が発せられており、それの思考実験により算出される熱量が理論値と同じである事が上げられる。
しかし宇宙進出の後、惑星の周囲には不確定性の【魔路】、すなわち第四の層【ケイオス層】があることが明らかになった。
四次元空間に周期的に投射される遷移魔子、つまり高濃度の魔量子が紀元槍から流れ出ているのである。
マイクロ波、【K波】と呼ばれるそれは、ケイオス層から発せられていたものであり、これによりビアレス・ファノム説は一気に信憑性を失い、再びパンゲオン説が隆盛してきたのである。

107言理の妖精語りて曰く、:2006/08/03(木) 21:46:17
20世紀に入ってからも、世界的に波動一元説が有力であり、
光などは波動であるとされていた。
これは、この世界にエーテルや魔力などの媒体物体が多数存在し、粒子論は魔術論を語る際において不便となる事が多かったからである。
しかし、21世紀、ようやく行列力学が出現し、波動-粒子説が定説となった。

108言理の妖精語りて曰く、:2006/08/03(木) 21:53:05
【魔導関数】
x^2y^2z^2とする。

ω=ck に整入すると ω^2=c^2=(kx^2+ky^2+kz^2)

更に、これを微分したものを【霊質作用関数】という。

109言理の妖精語りて曰く、:2006/08/04(金) 17:34:58
エントロピー減少の法則

ある閉じた系の中のA地点でマイナスの言語を発し続けた場合、熱量はA地点に向かって収束する。

110言理の妖精語りて曰く、:2006/08/05(土) 03:03:45
オルガンローデの初期バージョンは演劇に登場するブリキのドラゴン(竜)を想起させる姿をしている。

111言理の妖精語りて曰く、:2006/08/05(土) 21:55:51
ブリキとは煉瓦の事であり、従ってブリキのドラゴンとは煉瓦造りのドラゴンのことである。

112言理の妖精語りて曰く、:2006/08/05(土) 22:20:02
煉瓦は赤い。そして赤という色には魔力がある。
女性が口に紅を塗るのも、元はといえば
力ある色を塗ることで口から悪霊が入らないようにするためなのである。

113言理の妖精語りて曰く、:2006/08/05(土) 22:39:20
そして、口から悪意という名の言葉を制限するためでもある。
では、それでも尚女性の口から罵声が絶えた例が無かったのは何故か。
それは要するに、女性の罵倒は制限しないと致死量に達するという事である。

114言理の妖精語りて曰く、:2006/08/15(火) 15:57:55
【オルガンローデ】
 福井由美子『幻想戦記』の滅びの呪文。宇宙より呼び寄せた極小ブラックホールの全質量を解放することで、使用者の力と意志次第では、星をも一瞬で消し飛ばす。
 魔王ハルバンデフによって発動されるが、魔術師の少年マロゾロンドの命をかけたゲルシェネスナに相殺される。それでも大陸の半分が消え去った。
 イルディアンサでは第3作目から採用され、最強の全体攻撃魔法となっている。

115言理の妖精語りて曰く、:2006/08/16(水) 12:43:03
【女の子だけが使える魔法】
紀神セラティスの恩寵

116言理の妖精語りて曰く、:2006/08/21(月) 20:51:02
フレナッフェーレ、フェレナベレ、フレンフル・・・人の手では製造不可能とされていたノルヌバト・フェーリム(人造天使)
の成功例。作者はグレンテルヒともカーティスとも噂されるが不明。
名前の由来は天使長フレナフェレの各地でのなまりからきている。
作られた時点でフレナフェレと全く同じ容姿と身体構造をしている。

117リーデ:2006/08/21(月) 23:21:54
古代魔術。
古代の精霊や神の力を借り受けて行使する魔術体系。
『古代にその神が行った行為』を正確に調べ、それをなぞらえた儀式と文言を唱える事でその『神の奇跡』を再現する。
ただし、儀式の正確さによってその効果の程は変動する。資料や文献による正確な知識が要求される魔術である。
ハザーリャの凍結魔術や、球神ドルネスタンルフの重圧魔術などがある。

118魔術体系の変遷:2006/08/22(火) 18:27:41
魔術紀古代:力ある言葉(音)から始まり、力ある文字、そして言語に至った。

古代魔術が誕生(神の模倣)魔術の体系化。
この頃から、魔術を体系化する秩序派と、主流から外れた混沌派が分かれる。

魔術紀古代→中世:言語系・儀式系・意識系の三系統に分かれる。
言語系は文字系・論述系に分かれ、文字系は記述系と曲線系に分かれた。

三大体系に血統系が加わり、四大体系となる。
錬金術の誕生により、儀式系が形質媒介系(単に形質系とも)に発展する。
同時に、儀式系から分離した幾つもの隠秘魔学が独自の発展を遂げる。

魔術紀中世:概念魔術の誕生。儀式系や古代魔術の流れを汲む『意味』を重視する魔術体系。
ほぼ同時期、マグドール理論が発表され、『理』の概念が誕生する。

魔術紀中・近代:『魔』の発見。意識系・言語系が統合され、概念魔術が両者と同一であることが発見される。
『理』が見直される。

『魔』や『理』、概念魔術や言語・意識系が統合され、『魔術』と呼ばれる。

魔術紀近代
・魔術
・形質媒介系(錬金術など)
・血統系
の三大系統に分かれる。尚、この分類は秩序派のものであり、混沌派は分類不能である。

119言理の妖精語りて曰く、:2006/08/23(水) 19:19:38
エターナルフォースブリザード

一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる
相手は死ぬ

120言理の妖精語りて曰く、:2006/08/23(水) 22:03:41
重圧魔法『ドルネスタンルフの吐息』
ドルネスタンルフのアヴロノ殺しを再現する古代魔法。
導式書として有効な書物は『ターリー断章』『メネストの異本』『ケイオス書籍』『バル=ウガンド経典』『オルザウン・ノート』などである。
神式は三。儀式媒介は真球。二分十八秒の追想詠唱と地竜の型を以って発動する。
ドルネスタンルフの力を借りた古代魔法の中でもトップクラスの威力と規模を誇る自動追尾術式。ニースフリルやマリグナン、代償の魔女が得意とする。

121言理の妖精語りて曰く、:2006/08/29(火) 00:42:03
【クーフィウルア】
肉体変化用と精神変化用の二種類がある。南東からの脅威の眷属による
オルガンローデ開発とそれに伴う【竜】研究の副産物で、その機能は
「肉体変化用は装着者を「竜騎士」とし、そこから「竜」に変身させ
精神変化用は装着者を「竜」とし、そこから「竜騎士」へと変身させる。」
と例えられる。前者は竜騎士が竜に戻るときに起こるように装着者の
肉体を肥大化させ前とは比べ物にならない怪力と脚力を得させるものであり、
後者は竜が竜騎士に変じるときに起こるように装着者の精神を変化させ
他者との協調性やチームワークを強めるものである。

とくに精神変化用は【眷属】社会でも発生する、反社会的な者の「内面にある問題点」
を「修正」し、彼らを「社会の理想的成員」に変え得るものとして注目を浴び、
さまざまな発展型が考案された。

122ヌアランダーラの内部にて叫びて曰く、:2006/08/29(火) 22:12:22
岐阜本光健
「地底より来たれ逆神の巨人…パンテオォォンストライク!」
「激震せよ青き蒼穹…サンダァァァァサンクチュアリィッ!」
「原子の魔鏡よ彼の者の死を写せ…アトゥムプリズムゥゥッ!」

ペリア
「('A`)」

123言理の妖精語りて曰く、:2006/09/04(月) 02:17:42
言語戦争は脈々と続いている。昔も、今も、そして未来も。

124言理の妖精語りて曰く、:2006/09/07(木) 15:45:54
【MP】
 メモリポイント。
 混沌派の魔術行使にあたって、バタフライに至る可能性のほころびを見つけだし、
またその道筋を辿るのに必要なメモリの量を大雑把に表したもの。
 起きる可能性の高いことほど、低いMPで実現できる。
 消費したMPは、睡眠をとることで回復できる。

125言理の妖精語りて曰く、:2006/09/15(金) 22:09:53
世界各地に作られた魔物(ガーランゼ)除けの藁人形グランツェ。
魔導国家ヘクセンでつくられたグランツェの中には、魔術が施されているものがある。
しかしあまり実用的なものではないようだ

126言理の妖精語りて曰く、:2006/09/16(土) 19:54:30
【魔法使用時私有地および私有物利用に関する法】
精霊魔法詠唱の際、他人の所有する物や土地に宿る精霊を使用した時にかかる使用料についての法律。
土地や物に宿る精霊を個人の財産と認めたことは画期的であったが、精霊魔法文化の衰退も招いた。

127言理の妖精語りて曰く、:2006/09/16(土) 22:11:25
【エリクシル問題】
エリクシルなどのMP(マジックポイント)全回復のアイテムを使用した時、
最大MPが100の者はMPが100回復し消費MP1の魔法が100回使えるのに対し、
最大MPが10の者はMPが10回復し消費MP1の魔法が10回しか使えない。
よってエネルギー保存の法則と矛盾してしまうという有名な未解決問題。

128ヴォルフォーレ語りて曰く、:2006/09/16(土) 22:33:12
そりゃ君、エリクシルが励起活性させるのは使用者の精神であって、なにもMPなるエネルギーが存在して、そこに追加分のエネルギーを補充するわけじゃないからさ。
エリクシルの作用はあくまで一定、万民に等しく作用する精神効用剤だよ。心的作用しか及ぼさないからまあ、麻薬みたいなものだね。
MPってのは便宜上の呼称で、魔法を捻り出すのはあくまで本人の気合のみ。
魔法なんてバタフライエフェクトの捻転現象でしかないんだから、精神力削る覚悟があれば誰だってできるんだから。エネルギーなんて自然が勝手に作り出してくれるよ。

129言理の妖精語りて曰く、:2006/10/09(月) 19:02:47
赤のメセルスには納豆神の身体能力の一つが再現・活用されている。
事情によりフラッカルヤンダーン(納豆神が使う飛び道具)を生成する能力を
再現することはできなかったが、フラッカルヤンダーンを発射する噴射能力は再現できた。
赤のメセルスルイトで変身されるメセルスロッタの場合、その跳躍のさいに
この噴出能力が役に立つ。納豆神が飛び道具を射出するのと同じ力で
メセルスロッタの体は目指す方向に飛ばされる。

130言理の妖精語りて曰く、:2006/10/09(月) 21:06:47
【MP議論】
古来より伝わる【MP】という謎の言葉について、
科学者たちは長年の議論を重ねてきた。

【MP】が猫世界の言語の略記であるということについてはほぼ判明しているのだが、
そこからどう解釈するかというのは論者によって実に千差万別である。

131言理の妖精語りて曰く、:2006/10/09(月) 21:13:46
『MP』
ンプ、と読む。人間の脳内に寄生して未知のエネルギーを生成する飛来神群。

132言理の妖精語りて曰く、:2006/10/13(金) 16:15:50
【ヌーナ】

世界の始まりとなった何か。
ビッグバン・ポイント。
【最果ての二人】における少女の宝石が、まさに【ヌーナ】であるとする説もある。

133言理の妖精語りて曰く、:2006/10/15(日) 12:30:02
『紀神』とは、言語魔術師アレが生み出し、使役した使い魔たちである。

134ペロヨン語りて曰く、:2006/10/18(水) 10:39:28
第四世代のフェーリムには異形化とか変容と呼ばれる能力が与えられている。
これは簡単に言えば肉体を変化させる変身能力といったところだ。
その先駆けとなったのは第三世代の、麗躍九士と呼ばれるフェーリムたちだった。
彼らにも異形化の能力はつけられていたが、肝心の元に戻る部分が欠けていた。
この失敗からの教訓とさらなる研究により元に戻る能力は確実なものとなった。
これがフェーリムの最後の『世代』となる第四世代の幕開けである。

でもって、麗躍九士はというと、異形化したままにされていた。
『旧式』にかける費用や手間など勿体無い、とでも言うように。
また、『製作者』たるハッサルガーニャの寵も新型のフェーリムたちに移ってしまっていた。

135言理の妖精語りて曰く、:2006/10/19(木) 03:10:00
つまりねえ。物語は祈りなのよ。呪文と言ってもいい。現実を理想に変容させる為の魔法式なの。

136言理の妖精語りて曰く、:2006/10/24(火) 02:03:32
【魔術師師団】
バキスタの戦いで軍事力に壊滅的なダメージを受けたリクシャマー帝国が、再編に際して新たに軍の中核として組織した部隊。
魔術師師団という名前を聞くと、肉体的にひ弱な魔術師による部隊のように聞こえるが、実際には実戦訓練と簡単な魔術を会得した屈強な歩兵による部隊であり、強力な魔術を使った魔術戦闘の他に肉弾戦も得意とする。
なぜこのような部隊の編成が可能になったかと言えば、マグドール派のデフォンの弟子ゴズリングによる【ビーンズ式】詠唱法が他の術派でも使われるようになったからである。
こと、ウォン派の魔術は初歩の魔術だけならば習得は非常に容易であり、戦闘に必要な「〜を投擲する」、「〜の攻撃を防ぐ、無効化する」、「〜の壁を作る」、「〜を武器に属性として与える」といった実際の戦闘に必要な中級〜上級のテクニックを要する魔術は、その部分だけをビーンズ(豆や宝石)に事前に用意しておけば良く、兵士達は自分でその魔術を覚える必要はない。初歩的な呪文を唱えながらビーンズに封じられた呪文を開放すれば良いのである。また、ビーンズとビーンズの組み合わせも可能であり、例えば火を起こす呪文を唱えながら、「威力を数倍にする」と「投擲する」の呪文を開放すれば強力な火炎魔法を相手に向かって投擲することが可能である。
この単体でも強力な戦力になる魔法戦士を、リクシャマー帝国は軍団として編成して「魔術師師団」と呼称したのであるが、これは相手に肉弾戦に持ち込めば勝てる、という誤った幻想を抱かせるためでもあった。(この誤った幻想に騙され、「クゥーゲル平原の戦い」や「ウェルスの城塞守備戦」において北方帝国の騎士を中核とした軍隊は手痛い被害を受けている)
組織的に魔術を戦闘手段として使う「魔術師師団」と「魔術師師団」を主力とした新戦術は強力な戦力として諸国へと広まっていくが、この兵団を戦争に使うには一つだけネックがあった。魔術を封じたビーンズの生産と、魔術を使う兵士の育成には多額の費用と魔術による工業力を必要とし、またこのような軍団を戦争に使えるようにするためには常備軍という概念が必要になり、今までの戦争のように戦争に必要な兵力や武器だけ諸侯や有力領主、騎士階級から集める従来の戦争における兵力編成の方法では対応できないということである。
このことは国家の中央集権化と、国政の軍事力拡充重視から経済力成長重視へのシフト、そして騎士階級とは別に軍人階級という新たな階級の発生といった時代の変化を生み出した。

137言理の妖精語りて曰く、:2006/10/25(水) 07:41:27
アレは言語魔術師、紀神、宿屋の親父、【猫】など、
ありとあらゆる姿をとって神話の中に登場する。
アレ=世界そのもの という見方も存在するが、現在の学者たちの間では
アレ=ヌーナ とする説のほうが支持されているという。
一般庶民の間には全く広まっていない。

138言理の妖精語りて曰く、:2006/10/26(木) 20:24:17
裏切り者ダルスカームは、一族を衰弱させて皆殺しにするにあたり、レストロオセの騎士ゴルプスッドを召喚した。
彼一人の力では多くの人間をまとめてじわじわ殺すことなどできないからである。しかしながら
ゴルプスッドもまた、本来ならばダルスカームの力量では喚びだすことなど不可能な存在であるが、
それでもゴルプスッドはダルスカームの稚拙な召喚術に応じざるをえなかった。なぜなら、
ダルスカームに『弱み』を握られていたからである。(正確には彼に付け焼刃の召喚魔法を教え込んだ魔人メクセトに、であるが。)

139言理の妖精語りて曰く、:2006/10/29(日) 12:42:32
フレウテリスの騎士トロメリアが持つ『失われた魔法』の中で最も有名なのが
『性別を変える魔法』である。この術はさらに『男から女に変える魔法』と
『女から男に変える魔法』の二つに分けられる。彼が知っていたのは
このうち『女から男に変える魔法』のほうであった。
ある時、ある魔法使いがトロメリアを召喚し、『女から男に変える魔法』を
伝授してくれと頼んだ。トロメリアはいつものように『同等の価値がある知識』
を代価として求め、魔法使いは『男から女に変える魔法』を示した。
こうして取引が成立し、魔法使いは『女から男に変える魔法』を手に入れた。
『男から女に変える魔法』を得たトロメリアは早速それを自分に試して女になった。
その時から彼はたびたび自分の性別を変えるようになった。
トロメリアが『彼』とも『彼女』とも表記されるのはこのことによる。

140言理の妖精語りて曰く、:2006/11/07(火) 16:28:54
【魔男】
魔女のいわば男性版。魔女が単に女性の魔法使いのことではないのと同様、
魔男もまた、ただの男性の魔法使いではない。

141言理の妖精語りて曰く、:2006/11/07(火) 19:50:13
【間男】
夫を持つ妻と不貞を働く男のこと。

142言理の妖精語りて曰く、:2006/11/07(火) 20:10:24
その存在はまさに生ける妖術。ロマンスの一分野を築いてしまうのも無理はない。

143オウゾウル語りて曰く、:2006/11/08(水) 00:29:49
セラティス正教、それは隠された宗旨、表には現されない教義、
正しく力を信奉する者は、自分で意識するにせよしないにせよ
すべて等しくセラティスの正教徒である。

144言理の妖精集いて曰く、:2006/11/08(水) 01:07:20
セラティス正教は、その宗教というよりも思想的側面が重要視された。

後にその宗教的側面を廃し、思想的側面のみを追求する一派が現れる。
この一派の始祖の一人こそが、キュトスの姉妹のディオルその人であると伝えられている。

145言理の妖精語りて曰く、:2006/11/08(水) 01:09:39
【ディオル派】
キュトスの姉妹、ディオルが見出したセラティス正教の一派。
その思想的側面を追求し、精神性・身体性を共に鍛え、研鑚することによって「悟り」を超越した「紀」に至ろうとした。

146言理の妖精集いて曰く、:2006/11/08(水) 01:15:39
ディオル派はまたディオル道、セラティス道とも呼ばれる。
しかし「ディオル教」「セラティス教」と呼ばれることはない。
これはもはや宗教ではなく、武の中に生き方を見出す「道」というわけである。

ここでセラティスはもはや信仰の対象ではなく、
彼らの目指すべき偉大なる先人として尊敬されている。

147言理の妖精語りて曰く、:2006/11/08(水) 15:39:42
オトナは近年ではほとんどみられない性別だ。
関係者はみな訛りが強く、正確な発音はこれに限らないと思う。
私はこのようにしか聞き取れなかった。

148言理の妖精語りて曰く、:2006/11/09(木) 13:42:56
牛頭妖物の群(ミノタウロス・クラウド)はれっきとした『作り物』である。

149内なるデーディア:2006/11/18(土) 21:02:01
心理学の用語。
表層の人格に対し絶えず内側から強迫を与える、仮想上の別人格。
性や破壊の純粋な衝動を表現しようとする。

150言理の妖精語りて曰く、:2006/11/24(金) 04:46:49
【寝言士(しんごんし)】

【寝言(しんごん)】を解き放つ能力を持つ者。

ある種の人間は、睡眠中に精神のとある霊的作用が解放される。
この霊的作用は、睡眠中に無意識に唱えられた呪文によって完全に励起され、発動する。

この呪文を【寝言】と呼ぶ。

151言理の妖精語りて曰く、:2006/11/24(金) 04:47:32
【寝言士】がどのような【寝言】を唱えるかは、完全に無意識に任せられている。
そのため、意図的に特定の【寝言】を唱えることは不可能である。

【寝言】が実際にどのような作用を引き起こすかは、
それぞれの【寝言】の文句によって決まっていることが確認されている。

152言理の妖精語りて曰く、:2006/12/05(火) 14:46:43
「ほうちき〜〜!」は放逐の呪文である。

153言理の妖精語りて曰く、:2006/12/29(金) 01:01:00
グロンド博士の死後、ノロ細胞の研究は博士の息子ノウと娘エモルに受け継がれた。

154言理の妖精語りて曰く、:2007/01/04(木) 09:05:16
バラック・グロンドは夢に現れた「胸に口のある男」から『ノロ』(ノロ細胞はこう名付けられた肉塊から採取されたものである)
の在処へのヒントを示されたという。自伝によれば「鋼鉄の四肢を持つ死神のような男」であったともいう。

155言理の妖精語りて曰く、:2007/01/04(木) 18:26:09
彼(?)は緑色の髪の毛をしていたことからハロハデル(緑色の頭)の名で呼ばれていた存在と同一視される。
ハロハデルは魔術の集成者ディルノラフの前に現れ、知恵の在処と知識の収集の仕方を教えた存在として
ディルノラフの名を冠した魔導書『ディルノラフの鍵』でも語られている。

156言理の妖精語りて曰く、:2007/01/05(金) 16:13:38
魔導書『ディルノラフの鍵』によれば金のウインナーの製法を知ったものは狂死するという。
金のウインナーを作り上げることができるのは、強固な精神を持つ人外の民をおいて他にない。
そのため人間には無益かつ有害であるとしてこの魔導書は金のウィンナーの製法を記していない。
金の「ウインナー」が象徴するもの、それは金色の輝きとは裏腹な作られる過程のグロテスクさであるのかもしれない。

157言理の妖精語りて曰く、:2007/01/14(日) 10:35:31
文字が力を持つかどうかは、文字を使う者にかかっている。
強大な者、多くの者達が使い込むことによって魔力ある文字になった例がある。
最初は魔術的な意味合いが無くても、使い込むことで魔力を得、
魔力を得たことでさらに魔術に使われやすくなる。

158言理の妖精語りて曰く、:2007/01/14(日) 11:07:18
古代種族は文字を信仰の域にまで崇拝し、長い歴史と時間の中で練磨してきた。
伝承等で伝わる記号(一種の表意文字)は、今尚、その効果を発揮する。
才能の優劣に関係なく、凡愚だろうと賢者だろうと一つの文字を書く/刻むだけで様々な者/物に影響を与える。

武器・防具・馬車・船舶・衣服・建造物・日常品・芸術品・呪符・身体。濃密な時を過ごした文字は現在でも願掛けの意味を込めてあらゆる所に刻み込まれている。

159言理の妖精語りて曰く、:2007/01/14(日) 11:13:10
無論、知識を持った玄人はこれを更に強化し、組み合わせ、一種の言語体系を作り上げた。
単純ながら複雑。人の命を奪うこともあれば救うこともある。
数少ない使い手は今でも重宝される。

160言理の妖精語りて曰く、:2007/01/28(日) 00:45:00
Vソケット。
銃の銃口部につける部品。効果は発射時の跳ね上がりを防いで命中精度や集弾性能を上げること。
備考としてバックファイアがV字になる。もっとも近年の製品はそうではないようだ。
ちなみにというか当然だが、それなりに銃身が長いものでないと装着できなので購入する際は気をつけること。

161言理の妖精語りて曰く、:2007/01/31(水) 12:33:27
竜は知っている。
この世のあらゆるエフェクトが、エンジンによって生成されていることを。

たとえば、一般物理エフェクトは物理エンジンによって生成される。
各種の霊理エフェクトもまた、それぞれの霊理エンジンによって生成される。

【紀】なるエフェクトすらもまた、紀エンジンによって生成されるのだ。
紀エンジンとは、それ以外のエンジンに干渉することのできる上位エンジンなのだ。

エンジンを管理する者たち。
それを彼らは【エンジニア】と呼ぶ。
その一人が、アレだ。

162言理の妖精語りて曰く、:2007/01/31(水) 21:42:45
この世界はゲームだ。

163言理の妖精語りて曰く、:2007/01/31(水) 23:38:24
ええと、つまり神すら超える存在がいるということ?

164言理の妖精語りて曰く、:2007/02/01(木) 01:23:27
【システマー】でも可。
【システム・エンジニア】でも間違いじゃないけど何か嫌だ。

165言理の妖精語りて曰く、:2007/02/14(水) 10:37:12
【知覚】の術って慣れない内はキモイ悪いんだよね。
「見える」んじゃないのよ。
眼球が手のように広がってその空間全体を掴む感じ。
見ながら触ってるというか・・・。
この感覚、わかってもらえる?

166言理の妖精語りて曰く、:2007/02/17(土) 01:42:41
よくわからんが・・・お前さんの眉の下にうまっとるのが目玉じゃあないことはわかるな。
そりゃあなんだ、水晶かい?

167言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 19:03:29
【アルセス症候群】

近年、何が起こっても「アルセスのせいだ」で済ましてしまう者が増えてきた。
アルセスのせいにしてしまえば誰もが納得してしまうような風土は、実際に存在する。
そういった社会の雰囲気が、この症候群の蔓延を加速させることになったとも言える。

168言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 19:05:30
アルセスのせい。

169言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 19:06:15
>>167
これは人々を堕落させようとするアルセスが煽ったのだ。
見えるぞ、天頂の底にて彼の神が我々を嘲笑っているすがたが!!

170女子高生:2007/02/27(火) 19:07:58
アルセスのせい。

171言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 21:25:29
しかし実際のところ、罪や穢れ、不幸な事などを神の所為にするのはさして変な事でもない。
そうした事を神に押し付けて払ったり、禊を行ったりするのは現実でもあるだろうし、そうしたものを一身に引き受けて人々を楽にしてやるという役目は神が背負うものとしては一般的じゃなかろうか。

罪を人同士が押し付けあうよりも、神にだけそれを押し付けておけば安泰となる。醜い争いも減る。
そうした意図で祀られる神というのは、決して珍しくない筈。
ならば、今のこのアルセスに何もかもを押し付ける状況は別におかしくもなんともないのでは。

172言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 22:39:55
なんてオヤシロさまなアルセス

173言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 23:32:34
みんなはいはいアルセスアルセスいうけど、そんなアルセスに造られた俺達って一体。

174言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 23:40:48
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1151843571/20

セレブレッタがかなりいい事言ってた件。

175言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 23:54:37
でもセレブレッタはメメン太殺したね(・´ω`・)

176言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 23:59:07
メメンタはセレブレッタにしてはならない事をしでかしました。
それはアルセスへの想いを汚した事です。

177言理の妖精語りて曰く、:2007/02/28(水) 00:22:52
それもまた哀ゆえに!

178言理の妖精語りて曰く、:2007/03/03(土) 19:06:49
神への憎悪を以って魔術儀式の完成とする。
故にこその「魔」。

179言理の妖精語りて曰く、:2007/03/04(日) 17:36:19
硬さを失わせる呪い。

【軟化】の呪いである。

180言理の妖精語りて曰く、:2007/03/04(日) 17:48:12
ひとの態度を軟化させるのもこれに含まれる。
対象を『硬いもの』に見立てれば、物質的な硬さでなくても
やわらかい方向に変化させることができるという。

181言理の妖精語りて曰く、:2007/03/04(日) 17:58:32
魅了や懐柔の魔術を行う際、事前に軟化の術をかける場合がある。

182言理の妖精語りて曰く、:2007/03/04(日) 22:07:02
つまり、態度を軟化させてしまうのさ。
応用すれば敵の槍をふにゃふにゃの使い物にならなくしてしまうんだ。
これ、次のテストに出すから。

183言理の妖精語りて曰く、:2007/03/04(日) 23:33:40
槍って聞くと何かの隠語に聞こえてしまう俺は首吊ってきます

184言理の妖精語りて曰く、:2007/03/04(日) 23:34:52
いや、槍はちんこの暗喩だよ。合ってるよ。首吊らなくていいよ。

185落とし穴:2007/03/05(月) 22:29:15
絶対に目の前の穴に相手が落ちる呪い。
ダメージ判定±0。1ターン行動不能。

186言理の妖精語りて曰く、:2007/03/06(火) 21:38:04
墓標船のような、知識がどこまでも入っているようなモノ。
このようなモノに触れ続けるのは危険である。時間をどこまでも潰せて
しまい、またその中身に入れ込んで現実に戻ってきたくなくなる。
一度中毒になるとなかなか抜け出せない。幸いにも墓標船の情報は
そのままではじかに触れることはできないし、
現在の技術では取り出せる情報量にも限りがある。

187言理の妖精語りて曰く、:2007/03/12(月) 22:01:14
【紀伝子組み換え】

実在の人物と架空の人物を掛け合せる行為、またその技術。

188言理の妖精語りて曰く、:2007/03/13(火) 16:34:49
紀暦1640年、ゆらぎテクノロジーにより、家畜や野菜として出荷される動植物の類に紀伝子組み換えが行なわれた。

189言理の妖精語りて曰く、:2007/03/21(水) 00:49:30
豆腐はその硬さにより、生き物を殴殺できる鈍器になる。
豆腐はその柔らかさにより、深海の水圧にすら耐えることができる。
そしてこの二つは本来、相反せずに共存する力だ。

190言理の妖精語りて曰く、:2007/03/21(水) 00:57:50
豆腐を用いる魔術を豆腐魔術と呼ぶ。上にあげた豆腐の特性を持つ魔術も含むことも多い。
仮に、世界が納豆・豆腐・味噌の三元素で構成されるとしよう。
この場合、この世界において、硬さや柔らかさとして現れる、いわば「豆腐分」を操ることになるのだ。

191言理の妖精語りて曰く、:2007/03/21(水) 11:45:48
豆腐魔術師は炭素原子の結合を組み替え、自らの肉体を鋼鉄の盾に変え、敵の防具を鉛筆の芯の様に脆くする。

192言理の妖精語りて曰く、:2007/03/21(水) 11:49:30
豆腐魔術を使えば、鉛筆の芯を硬い豆腐に、鋼鉄の盾を軟らかい豆腐になぞらえて、実際にそのとおり運用することができる。
敵が豆腐魔術を使えるかどうか、は闘争前の情報戦においても重視される。

193言理の妖精語りて曰く、:2007/03/31(土) 11:48:32
『天使が持ち出した黄道十二宮の魔法の奥義』
かつて暮らしていた天海とそこからの堕天、THIRD EXCALIBURの歴史、魔道兵器『王笏』、暗黒魔法、個人的日記などが記された六六六頁からなる草稿。
これが持ち出されてから各地で異能力者「邪気眼使い」達の数が急増した。

194言理の妖精語りて曰く、:2007/03/31(土) 15:45:03
狂った科学者 ヘテラン・ガフ 曰く

世界は重なる紙のような構造ではなく、
むしろ無限の空間に浮かぶ泡のような構造なのだという。

アルセスの創造したこの世界も、いわばその泡の一つであると考えれば、
それらが浮かぶ無限の空間、つまり現世界のより上位の世界があると考えられる。

アルセスとキュトスの創世神話の記述にもあるとおり、
この世界が創生される以前にも世界があり、それはつまり
より上位の無限の空間である。

各々の泡(ここでは次元の泡と称する)は、独自に根付き、また浮遊している。
根無し草か浮島のように無限の空間を回遊し続ける次元の泡がつまり流転世界である。

195言理の妖精語りて曰く、:2007/03/31(土) 16:13:11
狂学者ヘテラン・ガフ。クセノスとは旧知の仲。

196言理の妖精語りて曰く、:2007/03/31(土) 16:43:22
アルセスが世界を作った、なんて古い説をまだ支持している者がいたとはね・・・。
何か新しい物証が見つかったのかもしれないな。
・・・コンタクトを取ってみようか。

197言理の妖精語りて曰く、:2007/03/31(土) 16:49:31
アルセス、じゃなくて【紀元槍】の世界ね。
紀元槍と紀元錘こそが至高であって、紀神共は踊らされているにすぎん!

198言理の妖精語りて曰く、:2007/03/31(土) 17:00:10
確かにそうなんだけど、
そうなると紀元槍がそもそもどっから来たのかってのが気になるところ。

199言理の妖精語りて曰く、:2007/03/31(土) 17:03:25
そもそも《前》の世界ってどんなところだったの?

200言理の妖精語りて曰く、:2007/03/31(土) 17:04:19
あんまり変わんなかったよ。

201言理の妖精語りて曰く、:2007/03/31(土) 17:04:25
>>199
んなこといったら延々と無限後退のメタな展開になっちゃうから

202言理の妖精語りて曰く、:2007/04/04(水) 22:21:50
《前》の世界、と断りが入るということは、少なくとも《今》の世界とは違う、ということだろう。
それでいて、世界は確実にあった、と。
《前》が《今》より過去のこと、とは限らないが、時間的な表現をされるところから何か推理できそうだ。


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